DeNA(☆9対5★)広島 =リーグ戦17回戦(2025.08.07)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
広島
00410000051102
DeNA
33010002X91301
勝利投手:坂本 裕哉(2勝1敗0S)
敗戦投手:森 翔平(5勝4敗0S)

本塁打
【広島】ファビアン(12号・3回表2ラン),末包 昇大(10号・3回表2ラン)
【DeNA】佐野 恵太(11号・2回裏3ラン)

  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 広島戦チケット予約
◆DeNAは初回、佐野の適時打などで3点を先制する。続く2回裏には佐野の3ラン、8回には宮崎の適時打が飛び出すなど、リードを広げた。投げては、2番手・坂本が3回2安打1失点で今季2勝目。敗れた広島は先発・森が乱調で、打線も終盤の好機を生かせなかった。

◆DeNA松尾汐恩捕手(21)が今季初めて出場選手登録を抹消される。1カ月ぶりに1軍に合流した筒香嘉智外野手(33)が代わりに1軍昇格となる。新人王の権利も有する3年目の松尾は、今季ここまで1軍59試合に出場。開幕当初はプロ初アーチを放つなど、3割超の打率を維持していた。しかし6月は2割9厘、7月は1割と月間打率が低迷して苦しんでいた。ここまでは打率2割3分7厘、3本塁打でOPS・629となっていた。松尾の抹消に伴い、捕手登録は山本祐大捕手(26)と戸柱恭孝捕手(35)のみ。チームは今季初の捕手2人体制を導入することになった。

◆DeNA颯投手(26)が今季初めて出場選手登録を抹消された。今季ここまで開幕から1軍に同行し続け、チーム5位の25試合に登板して防御率2・08、2ホールドの好成績をマーク。貴重なアンダースロー右腕としてブルペンを支えてきた。前日6日の同戦にも登板し、1回無失点で3試合連続無失点登板を続けていた。颯はこの日も横浜スタジアムで行われた1軍練習に参加していた。代わりにこの日先発する吉野光樹投手(27)が出場選手登録された。今季2度目の1軍マウンドとなる。

◆DeNA松尾汐恩捕手(21)が今季初めて出場選手登録を抹消された。横浜スタジアムの1軍練習を終えた21歳は「全然前向きですね。終わったわけではないですし、見返してやるくらいの気持ちでやらないといけない。悔しい思いはありますけど、自分が結果出せへんくて落とされているので納得しています」と明るい声色で前を向いた。新人王の権利も有する3年目の松尾は、今季ここまで1軍59試合に出場。開幕当初はプロ初アーチを放つなど、3割超の打率を維持していた。しかし6月は2割9厘、7月は1割と月間打率が低迷して苦しんでいた。ここまでは打率2割3分7厘、3本塁打でOPS・629となっていた。三浦大輔監督(51)は「1軍で良いものを出せてることもありますけど、ファームで試合数を増やして準備してもらいます」と出場機会が限られる1軍ではなく、2軍で出場機会を増やして状態を上げてくることを求めていた。1カ月ぶりに1軍に合流した筒香嘉智外野手(33)が代わりに1軍昇格。松尾の抹消に伴い、捕手登録は山本祐大捕手(26)と戸柱恭孝捕手(35)のみ。チームは今季初の捕手2人体制を導入することになったが、指揮官は「いるメンバーで戦っていきます」とした。

◆主将の牧秀悟内野手(27)の手術が発表されたDeNA打線がつながった。3試合連続2桁安打の猛攻で打ち勝った。直近7試合で50得点(平均7・1点)と好調を維持しながら、2カード連続で勝ち越しを決めた。1回から幸先よくリードを奪った。先頭の梶原昂希外野手(25)、続く蝦名達夫外野手(27)が連打で一、三塁とすると、佐野恵太外野手(30)が左前への先制適時打。好調の上位打線トリオがつながった。続く宮崎敏郎内野手(36)が右犠飛、京田陽太内野手(31)の押し出し四球でこの回打者9人の猛攻で3点を先取した。2回にも上位打線トリオが躍動。梶原、蝦名の連打から続く佐野が右中間席へ豪快な11号3ラン。「この打席もみんながつないでくれましたし、さらに援護したかったので良い結果になって良かったデスターシャ!」と6点リードを得た。しかし今季2試合目の先発マウンドに上がった吉野光樹投手(27)が粘りきれない。4回に広島ファビアンと末包にそれぞれ2ランを浴びて2点差に迫られ、3回5安打4失点6奪三振で今季初白星はならず。「せっかく野手の方が点を取ってくれたのに、試合を作れず本当に悔しさしかありません」と感情をあらわにした。しかし後を受けた坂本裕哉投手(28)が粘りの投球でつないだ。4回に1点を失うも、回を2度またいで3回2安打1失点4奪三振と好投してバトンをつないだ。7回からは宮城滝太投手(25)、伊勢大夢投手(27)、入江大生投手(26)がリレーしてリードを守り切った。

◆広島は打線の追い上げも実らず、2カードぶりの負け越しとなった。借金が再び2桁10に逆戻りとなった。2回までに6失点した先発森の乱調が痛かった。1回に先頭から3連打で先制点を許すなど打者9人の攻撃で3失点。2回も再び1番から連打を浴び、佐野には右中間へ3ランを浴びた。3回は3者凡退に切るも、プロ入り最短3回6失点で4敗目となった。大量ビハインドから打線は3回に2本の本塁打で4点を返した。4回には2死二塁から投手森の代打で出場した前川がプロ初安打となる右越え二塁打で1点差とした。2点を追う終盤も7回は2死二、三塁、8回は2死一、二塁と得点機をつくったが、あと1本が出ずに追い付くことはできなかった。2点ビハインドで迎えた8回裏、5番手の塹江が2四死球などでピンチを招いて2失点して勝負は決した。

◆主将の牧秀悟内野手(27)の手術が発表されたDeNA打線がつながった。3試合連続2ケタ安打の猛攻で打ち勝った。直近7試合で50得点(平均7・1点)と好調を維持しながら、2カード連続で勝ち越しを決めた。1回から幸先よくリードを奪った。先頭の梶原昂希外野手(25)、続く蝦名達夫外野手(27)が連打で一、三塁とすると、佐野恵太外野手(30)が左前への先制適時打。好調の上位打線トリオがつながった。続く宮崎敏郎内野手(36)が右犠飛、京田陽太内野手(31)の押し出し四球でこの回打者9人の猛攻で3点を先取した。2回にも上位打線トリオが躍動。梶原、蝦名の連打から続く佐野が右中間席へ豪快な11号3ラン。「この打席もみんながつないでくれましたし、さらに援護したかったので良い結果になって良かったデスターシャ!」と6点リードを得た。しかし今季2試合目の先発マウンドに上がった吉野光樹投手(27)が粘りきれない。4回に広島ファビアンと末包にそれぞれ2ランを浴びて2点差に迫られ、3回5安打4失点6奪三振で今季初白星はならず。「せっかく野手の方が点を取ってくれたのに、試合を作れず本当に悔しさしかありません」と感情をあらわにした。しかし後を受けた坂本裕哉投手(28)が粘りの投球でつないだ。4回に1点を失うも、回を2度またいで3回2安打1失点4奪三振と好投してバトンをつないだ。7回からは宮城滝太投手(25)、伊勢大夢投手(27)、入江大生投手(26)がリレーして白星を守り切った。

◆広島森翔平投手(27)が2回まで6失点の乱調で、プロ最短3回で降板となった。1回に先頭から3連打で先制を許すなど、立ち上がりに打者9人の攻撃を受け3失点。2回も再び1番から連打を浴び、佐野に右中間へ3ランを打たれた。「全体的に合わされやすい球だった。本当に野手が打ってくれたのに申し訳ない」。打線が一時は1点差に迫る反撃を見せただけに、序盤の大量失点が大きく響いた。2カードぶり負け越しで、1日で5位転落となった。

◆主将・牧秀悟内野手(27)が不在のDeNA打線を前主将・佐野恵太外野手(30)がカバーした。1回無死一、三塁、左前への先制適時打を放つと、2回無死一、二塁では右中間席へ11号3ラン。「追い込まれてましたけどしっかり自分のスイングができたと思います」と納得の一打を決めた。試合前には牧の手術が発表された。お立ち台から「牧、待ってるぞー!」と呼びかけた佐野は「絶対的な存在でもありますし、牧のチームでもある。本人ももどかしい時間を過ごしていると思いますけど、戻ってくるまでチーム一丸で戦っていきたい」と誓った。言葉通り打線は3試合連続2桁安打で、直近7試合で50得点(平均7・1点)と好調を維持。佐野は「間違いなく要因の1つであると思います」と主将離脱での結束を強調した。全員がキャプテンのつもりで戦っていく。

◆広島は序盤の大量失点が響き、2カードぶりの負け越しとなった。先発森は立ち上がりから乱調で、2回までに6失点。プロ入り最短3回6失点で4敗目となった。3回に2本の本塁打で4点を返すと、4回には2死二塁から投手森の代打前川がプロ初安打となる右越え二塁打で1点差とした。2点ビハインドで迎えた8回、5番手の塹江が四死球から2失点して勝負は決した。借金が再び2桁10となり、順位も1日で5位に転落した。

◆DeNA三浦大輔監督(51)が手術することが決まった牧秀悟内野手(27)に言及した。牧はこの日、都内の病院で左手の「左MP関節尺側側副靱帯(じんたい)修復術」の手術を行った。MP関節とは親指の付け根にある関節を支える靱帯のことで、長期離脱が見込まれる。指揮官は「今できることはリハビリなので、しっかりとそこに向き合ってやってくれると思いますし、いない間にこっちもしっかりと戦っていかないといけない。牧は牧でまず治すこと。もうそれしかないと思います」と話した。一般的には長期離脱が見込まれるが「一般人じゃないですから。牧ですから」と切り返しつつ「焦る気持ちもあると思いますけれども、やっぱりしっかり治して、やることやって戻ってきてくれるのを待つしかないですから」と早期の復帰を願った。

◆チャンスを逃すわけにはいかない。1軍での先発は約3カ月ぶり。DeNA・吉野光樹投手(27)は「結果を出せるように準備していた」と今季2度目の登板を迎えた。2軍で見つめ直してきた直球で押した。一回には小園、二回には末包を150キロに迫る直球でいずれも空振り三振に。出足こそ上々だったが、制球が甘くなった2巡目に痛打を浴びた。三回はファビアンと末包にそれぞれ2ランを許し、6点の援護をもらいながら3回5安打4失点と役目を果たせなかった。本人が「急遽だった」と明かしたように、もともと登板が決まっていたわけではなかった。先発候補とみられた大貫は上半身の違和感の回復が遅れており、9連戦の3戦目に代役として白羽の矢が立った。故障で戦線離脱している牧と同じ1998年生まれの27歳。今回の先発が決まったことを受け、「頑張って」と激励の連絡をもらったという。4番としてチームを引っ張ってきた同級生の奮闘ぶりに感化され、「僕も頑張れたら」と決意を口にしていた。広島には昨年9月の対戦で二回を持たず5失点で敗れていた。「(先発の)層が厚い中でやっと来た。やり返せる場面」と意気込んでいたが、雪辱はならなかった。(鈴木智紘)

◆DeNAは二回までに佐野の適時打と3ランなどで6点を先行した。7―5の八回に宮崎の適時打などで2点を追加。佐野は4打点。2番手の坂本が3回を1失点でつなぎ、2勝目を手にした。広島の森は3回を6失点と乱れた。

◆DeNAは二回までに佐野恵太外野手の適時打と3ランなどで6点を先行した。7―5の八回に宮崎敏郎内野手の適時打などで2点を追加。佐野は3安打4打点の活躍だった。2番手の坂本裕哉投手が3回を1失点でつなぎ、2勝目を手にした。

◆広島の森は3回8安打6失点と今季最悪の内容で4敗目を喫した。球が高めに浮き、一回は先頭からの3連打などで3失点。二回も1番梶原から連打でピンチを招いて佐野に3ランを浴び「全体的に合わされやすい球だった」と悔やんだ。一時は1点差に追い上げたが、序盤の大量失点が重く響いた。9連戦の最中で先発の役割を果たせず、救援陣に負担をかける形となり「次はしっかり長いイニングを投げられるようにしたい」と反省した。新井監督(プロ初安打初打点の前川に)「自分もうれしい。育成から頑張った成果だと思う」末包(2試合連発で2年ぶりの10号到達)「10本打つためにやっているわけではない。もっと打てるようにしたい」

◆DeNAの佐野が一発を含む3安打4打点の活躍を見せた。一回は左前に先制適時打、二回は浮いたスライダーを仕留めて右中間席に11号3ランを運び「いい結果になって良かった。しっかりと自分のスイングができた」と破顔した。四回は右翼フェンス直撃の安打で好機を広げ、追加点につなげた。主力の牧が手術のために抜けた打線を引っ張り「戻ってくるまで一丸となって戦っていきたい」と力強く語った。三浦監督「立ち上がりからいい攻めができた。(佐野は)マークされながらよく打った」吉野(3回4失点)「点を取ってくれたのに、試合をつくれず本当に悔しさしかない」坂本(2番手で3回1失点。2勝目)「連打を浴びた1イニング目から修正して投げることができた」

◆前任の主将でもある佐野が、ヒーローインタビューで自ら牧の名前を出した。左手の手術を受けたチームリーダーに思いをはせると、呼応するように大観衆が沸いた。「キャプテンの牧が不在なので、責任を持って牧の分まで頑張りたい」その言葉通りの活躍だった。一回に先制の左前適時打で打線の火付け役となると、3-0の二回には11号3ランを右中間席中段へ。1番の梶原、続く蝦名が連打で好機を演出した後の打席で浮いたスライダーを仕留め、推定129メートルの豪快な一発をたたき込んだ。梶原、蝦名とそろって3安打の固め打ちを見せ、13安打で9点を奪った猛攻を導いた。8月は打率・393と当たっており、酷暑の影響を感じさせない。状態の良さを踏まえ、これまでより20グラム重くした890グラムのバットを5月末から継続して使用。鋭いスイングは健在で、広角に長打を放っている。幼少期から夏場も活発だった岡山県出身の30歳は「田舎の子だから夏は強い。暑い方が打てる」と冗談めかして笑った。2023年まで4年間務めた主将の座を昨季から牧に託した。4番も担った後輩が離脱した1日には「戻ってくるまでしっかり戦うから」と直接声をかけたという。「絶対的な存在。牧のチームでもある。一丸となって戦っていきたいと全員が思っているんじゃないか」とナインの思いを代弁した。三浦監督は「牧がいないのは痛いけど、今いるメンバーが自分のやるべきことに取り組んでくれている」と目を細めた。結束したチームは苦しんできた得点力不足から抜け出し、9連戦の最初のカードで勝ち越し。佐野はお立ち台の最後に「牧、待ってるぞ」と呼びかけた。一日も早くそのときが来ることを願い、バットでチームを引っ張る。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
61382 0.616
(↓0.006)
M31
(↑1)
42345
(+3)
230
(+8)
64
(+2)
81
(-)
0.244
(-)
2.010
(↓0.01)
2
(-)
巨人
48493 0.495
(↓0.005)
12
(-)
43287
(+2)
298
(+3)
62
(-)
40
(-)
0.240
(↓0.001)
2.690
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
46485 0.489
(↑0.005)
12.5
(↑1)
44318
(+9)
295
(+5)
59
(+1)
46
(-)
0.236
(↑0.002
2.770
(↓0.02)
4
(1↑)
中日
44532 0.454
(↑0.006)
16
(↑1)
44266
(+8)
299
(+3)
51
(+1)
61
(-)
0.226
(↑0.001)
2.860
(-)
5
(1↓)
広島
42525 0.447
(↓0.005)
16.5
(-)
44299
(+5)
322
(+9)
50
(+2)
47
(-)
0.240
(-)
2.990
(↓0.06)
6
(-)
ヤクルト
34555 0.382
(↑0.007)
22
(↑1)
49260
(+3)
368
(+2)
48
(+1)
44
(+1)
0.227
(-)
3.520
(↑0.02)