1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 1 |
日本ハム | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 6 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:山﨑 福也(5勝4敗0S) 敗戦投手:武内 夏暉(4勝4敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムが3連勝。日本ハムは3回裏、水谷と郡司の適時打などで一挙5点を先制する。続く4回には、2死二塁から水谷が再び適時打を放ち、試合を優位に進めた。投げては、先発・山崎福也が7回5安打1失点の力投で今季5勝目。敗れた西武は、投打ともに振るわなかった。
◆今季の開幕投手を務めた日本ハム金村尚真投手(24)が中継ぎとして約1カ月ぶりに再昇格した。不調で7月4日に抹消されて以降、2軍では2試合に登板。7月17日ヤクルト戦(鎌ケ谷)では3番手で7回から登板し、1回3安打2失点。同30日楽天戦(鎌ケ谷)では先発し、5回1安打無失点だった。金村は「メカニクス的なもので、フォームで少し迷いがある中で試合に投げていたなと感じていた。やっぱ迷いのない中で試合に行かないといけないなと思った。でも、すぐ変わるものでもないし、いろんな人の意見を聞きながら。ファームだったらネコさん(金子コーチ)が、すごくいい指導してくれた。そこでいいものを自分の中で見つけて、その中で試合に入っていけたらなと思います」と2軍調整を振り返った。今季は開幕戦でプロ初完投初完封勝利を挙げるなど、11試合で4勝4敗、防御率3・04。4勝はすべて完投(3完封)も、6月以降は勝ち星なし。2軍調整を経て戻ってきた開幕右腕は、昨年5月以来のブルペン待機で出番を待つ。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が「新庄"高校野球"スペシャル」を繰り出し、先制点をもぎ取った。この日は札幌白石の吹奏楽部が高校野球のようにブラスバンド応援を行う中で、3回先頭の8番五十幡が右前打で出塁。続く9番奈良間の初球にバスターエンドランを敢行。結果はファウルで仕切りなおしとなったが、2球目も果敢にバスターエンドランを仕掛けて成功した。無死一、三塁から1番水谷の左前適時打で先制。2番石井も右前打を放って無死満塁とし、3番清宮幸は空振り三振も1死満塁から4番郡司が2点中前適時打を放った。さらに1死二、三塁の場面で5番万波に「2ランスクイズ」のサインを出し、これが見事に成功。この日から始まる夏の甲子園を前に、新庄監督が小技を仕掛けまくって一挙5得点のビッグイニングとした。
◆西武ルーキーの佐藤太陽内野手(23)がうれしいプロ初安打を放った。7番二塁でスタメン出場し、3回無死の第1打席。日本ハム山崎に粘り、9球目をうまく引っ張り、右翼フェンス直撃の二塁打にした。初回に二塁守備でエラーしたこともあってか、派手なガッツポーズはなかった。佐藤太は浜松商(静岡)、神奈川大を経て、昨秋育成ドラフト2位で入団。当初から買われていた高い守備力に加え、2軍でも3割前後の打率をキープし、7月25日に支配下登録されていた。これまで四死球での出塁はあったものの、プロ18打席目にしてうれしい「H」ランプとなった。試合後には「打てない間はめちゃくちゃしんどくて、いろんな雑音とかもあったので、何とか1本出て良かったです」とホッとひと息。日本ハム山崎からの2安打に「まだまだですけど、打った事実はあるので次につなげたい。やっとスタートに立った感じです」と話していた。
◆日本ハムの攻撃が高校生たちのエネルギーあふれる吹奏楽の応援に後押しされた。この日は「超応援祭り」と銘打ち、私設応援団の闘将会とともに札幌白石高の吹奏楽部がコラボ。各選手の応援歌を大迫力のブラスバンド演奏で行った。札幌白石高の吹奏楽部は、試合前には高校野球で人気の応援歌、通称「アゲアゲホイホイ」も場内ファンと一緒に練習。君が代も演奏した。試合は3回に2球連続バスターエンドランや、万波が2ランスクイズを決めるなど一挙5点を先制。その中で2点適時打を放った4番郡司裕也捕手(27)は「札幌白石高校吹奏楽部の力が届きました」とコメントした。
◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」が「超夏ハッピ」姿でパフォーマンスを行った。この日からイベント「ファイターズ超夏祭り」がスタート。ファイターズガールも今イベント用のグッズとして発売された「超夏ハッピ」を身に着け、イニング間にグラウンドへ登場した。X(旧ツイッター)では「ファイターズガール、かわよ」「夏祭り仕様のファイターズガールえぇやん」「夏仕様ファイターズガールくそかわ」など絶賛の声が相次いだ。
◆日本ハム万波中正外野手(25)が2ランスクイズを決めた。3点を先行した3回1死二、三塁。カウント1ボールからの2球目に出たサインが2ランスクイズだった。「サインが出たときは半信半疑でしたが、信じてストレートを投げてこいと思っていました」。西武武内が投じた、高めの146キロ直球をしっかりと三塁デービスの前へ転がした。三塁走者の石井が生還すると、二塁走者の郡司もデービスが一塁へ送球する間に生還した。2ランは何度も打ってきた万波も「ナイススクイズです」と自画自賛の2ランスクイズだった。
◆西武の武内夏暉投手(24)が打球直撃による途中降板のアクシデントに見舞われた。4回1死、日本ハム五十幡の強い打球がワンバウンドし、武内の左足首上部に直撃。ボールは大きく三塁線方向にはね、内野安打となった。武内は苦しい表情でうずくまる姿勢に。その後、トレーナーらとともにベンチ裏へ下がったが、2番手中村祐太投手(29)に交代となった。武内はこの日が今季11試合目の先発マウンド。前回登板までで4勝3敗、防御率3・41。この日は3回、ミスを機に2ランスクイズなどで一気に5点を失っていた。
◆5位西武がミスから首位日本ハムにのみ込まれた。3回無死、ルーキー佐藤太陽内野手(23)がプロ初安打となる二塁打を放つも、続く炭谷銀仁朗捕手(38)が2球連続でバントをファウルにし、最後も三塁ゴロで佐藤太を進塁させられず、先制機を逃した。その裏、先発の武内夏暉投手(24)が日本ハム8番の五十幡からエンドランも絡められての3連打で先制点を許した。なおも1死二、三塁、4番郡司のセンター前安打で中堅の西川愛也外野手(26)が本塁へワンバウンド送球も、クロスプレーで炭谷が捕球後にはじかれ(記録は西川の送球エラー)、これで0-3に。ボールがこぼれる間に再び1死二、三塁とされると、日本ハム万波には2ランスクイズを決められた。大事な3連戦の3回裏にして、勢いの差をまざまざと見せつけられた。
◆日本ハムが西武に快勝した。この日は札幌白石の吹奏楽部が高校野球のようにブラスバンド応援。そんな雰囲気に背中を押されたように新庄剛志監督(53)が3回の攻撃で次々と繰り出した作戦「新庄"高校野球"スペシャル」がハマった。3回無死一塁で9番奈良間の初球にバスターエンドランを敢行。結果はファウルで仕切り直しとなったが、2球目も連続でバスターエンドランを仕掛けて成功。無死一、三塁から1番水谷の左前適時打で先制した。さらに1死満塁から4番郡司が2点中前適時打。そして、1死二、三塁の場面で長距離砲の5番万波に2ランスクイズのサイン。万波も見事に成功させた。この日から開幕する夏の甲子園を前に、新庄監督が高校野球のような作戦を仕掛けまくって一挙5得点で試合を決めた。投げては先発山崎が7回1失点の快投で5勝目。チームは今季12度目の3連勝で貯金を今季最多タイの「22」に戻した。
◆5位西武が2位日本ハムの勢いにのみ込まれた。借金は今季最多の7となった。3回、先発の武内夏暉投手(24)が下位打線からの3連打で先制を許した。その後4番郡司には2点適時打を許し、さらに1死二、三塁から5番万波に2ランスクイズを決められた。記録の付かないミスも生まれ、チームの勢いの差をまざまざと見せつけられた。4回にはさらに1失点。武内が左足首にワンバウンドの強いゴロが直撃し、途中降板となった。打線は3回、佐藤太のプロ初安打となる二塁打で無死二塁としたものの、ベテランの炭谷銀仁朗捕手(38)がバントを2球連続ファウルにし、結局進塁させられず。流れをつかめなかった。試合中盤には応援席から「意地を見せろライオンズ!」のコールも飛ぶ中、7回に村田怜音内野手(23)が2号ソロを放ったものの、追いつくには時遅しだった。【西武】悪夢3回、無死2塁から先制機逃すと3連打で先制点許す 更に守備にミスなど失点重ねる
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が3回に繰り出した「新庄"高校野球"スペシャル」を振り返った。3回先頭の8番五十幡が右前打で出塁。続く9番奈良間の初球にバスターエンドランを敢行。結果はファウルで仕切りなおしとなったが、2球目も果敢にバスターエンドランを仕掛けて成功した。無死一、三塁から1番水谷の左前適時打で先制。2番石井も右前打を放って無死満塁とし、3番清宮幸は空振り三振も1死満塁から4番郡司が2点中前適時打を放った。さらに1死二、三塁の場面で5番万波に「2ランスクイズ」のサインを出し、これが見事に成功。一挙5得点のビッグイニングとした。試合後に新庄監督は一連の攻撃について「今日、当たったね。僕のサイン通り、一発で決めてくれたら、もう勝たせる。奈良間くんもしっかりバスターエンドラン決めてくれて。五十幡くんサードへの走塁も良かった。あとは石井くんも2ボールから(バントから打てに)切り替えて、あそこで振ってくれる石井くんに感謝ですね。しっかり郡司くんが"4番の顔"をしてセンター前に打った後の万波くんの状態を考えての、一番いい作戦だったんじゃないですか」と笑顔を見せた。続けて、万波の2ランスクイズが失敗していたらという想定で「あれがサードフライ、ダブルプレーだったらアンチがお祭り騒ぎ(笑い)。ごっついコメント来ていたでしょうけど、成功したんで何も来ないっていう。大好物のアンチくんが(笑い)」と会心の攻撃を振り返った。
◆5点をリードされた4回途中、西武は先発武内が負傷し、中村祐太投手(29)がブルペンでスクランブルで準備を始めた。肩を急いで作って、そのままマウンドへ。でも。「いつでもそういうピンチに緊急登板できるよう準備して。そこでやることが、僕の今の仕事だと思っているので」詰まった安打で1点を失ったが、5回と6回はしっかり「0」を並べた。広島から現役ドラフトで西武に加入し、今年で2年目になる。去年も今年も、いわゆる"勝ちパターン"では投げていない。今季でいえば2点差のビハインドが4試合、4点差以上のビハインドが3試合、そして9点リードでの登板が1試合。長いシーズン、誰かがそういう役回りをしないと投手陣は回らない。中村祐はそこで投げている。心はぶらさずに。「ビハインドで行こうが勝ちで行こうが、やることは変わらないので。ゼロで帰ってくるのが投手の仕事なので。試合を壊さないように、なるべく最少失点で逆転の目をつなぐっていうのがビハインドで投げる投手の役割だと思います。そこは今日はできたかな」今季8試合目の内容は。「もっと明日につながるような、内角の攻めとか、もうちょい投げ切れたら良かったなっていう反省はあるんですけど。でもなんとかゼロで抑えられたのは良かったなと思います」と総括。西口文也監督(52)も「しっかり祐太が仕事してくれた。チームとしても助かった」とたたえた。これで防御率は0・77。WHIP(1イニングあたりに許す走者数)は1・03になった。0勝0敗0ホールド0セーブだけれど、指標は高水準だ。「すごく状態もいいですし、ここはボール球をしっかり投げなきゃいけないとか、状況判断とか周りも見えているので。いっぱいいっぱいになっていないところが今、いい結果につながっているのかなと思います」8月の終わりには30歳になる。さらなる好結果で、また違ったシチュエーションでの登板を-。頼れる中堅世代はでも、青春時代も忘れない。「監督さんに連絡して。『頑張ってください』と。監督さんも『お前も頑張れよ』って声かけてくれたので。常に見てくれているので、なんとか結果で恩返ししたいです」米沢貴光監督(49)率いる関東第一(東東京)も準Vの昨夏を超えるべく、2年連続で甲子園へ乗り込んだ。母校の活躍を気にしながら、今の居場所で輝く。【金子真仁】
◆西武武内夏暉投手(24)が5日の日本ハム15回戦(エスコンフィールド)で負傷降板した。4回、日本ハム五十幡の強いゴロが左足首上部を直撃。ベンチに下がってそのまま交代し、札幌市内の病院へ向かった。西口文也監督(52)は「診断結果はまだ分からない。痛いとは言っていた」と状況を明かした。今季この日で11試合目の登板。敗戦投手となり4勝4敗になった。
◆西武が3回の一挙5失点で勢いを失った。日本ハム万波の2ランスクイズに西口監督は「スクイズ自体もそうだけど、その後も声の連携とかしなきゃいけないところで、三塁と一塁が外国人で難しいところでもあるけど、そこは周りの人間がカバーしないと...見事にやられました」と脱帽。勢いの差は見せつけられたが、村田の2号ソロや、緊急登板の中村祐の粘投など好材料もあった。
◆日本ハム山崎福也投手(32)が約1年ぶりにエスコンフィールドで白星を挙げた。西武打線を相手に7回1失点の快投で5勝目。今季はビジターでの先発も多く、本拠地では昨年8月14日ロッテ戦以来の勝ち星で「なんか長かったって感じです」とホッとした表情を見せた。この日は郡司と今季2度目のバッテリーを組んだ。「インコースもうまいこと使ってくれて本当によかった」とリードにも感謝していた。
◆日本ハムが夏の甲子園開幕日に「新庄"高校野球"スペシャル」で3連勝だ。西武戦の3回1死二、三塁、新庄剛志監督(53)がリーグ2位の17本塁打をマークする万波中正外野手(25)に出したサインは、まさかの「2ランスクイズ」。これが見事に成功して一挙5得点のビッグイニングとし、試合を決めた。高校球児のお株を奪う戦術がハマり、今季最多タイの貯金22。首位ソフトバンクをぴったりと追走する。午後2時1分開始のデーゲームだったエスコンフィールドは、一足早く甲子園が開幕したような雰囲気だった。札幌白石高(北海道)の吹奏楽部が応援団とコラボ演奏。3回の攻撃では、報徳学園(兵庫)が発祥とされる高校野球でおなじみの応援歌が流れていた。♪エッサエッサ、アゲアゲホイホイ、もーっともっともっと「良かった。今日の応援は楽しませてもらいました」と言う新庄監督の采配も高校野球ばりに熱かった。3回無死一塁では2球連続でバスターエンドランを仕掛けて成功。そこから水谷と郡司の適時打が生まれて3点を先取。そして1死二、三塁となり、満を持して「新庄"高校野球"スペシャル」が繰り出された。打席の万波は「サインが出たときは半信半疑でした」と振り返った。1ボールからの2球目。出たサインは2ランスクイズ。驚きもあったが「でも、ありえるよな」。新庄監督が就任して4年間。たくさんの奇襲を、いろんな場面、選手で仕掛け、チームに植え付けてきたマインドが生きた。万波はきっちり三塁前へ転がし、任務を遂行した。2ランスクイズどころか、スクイズ自体が「人生初っす」。ただ、今夏に春夏連覇を目指す横浜(神奈川)OBだ。「僕らの高校、小技の練習をめちゃめちゃする学校だった」。染み込んだ技術を、プロ野球の舞台で初披露。相手の一、三塁手が外国人選手で、2ランスクイズのような作戦に慣れていないことも考慮して勝負をかけた指揮官も「さすが横浜高校」とうなった。夏の甲子園が「今日始まるって知らなかった」という新庄監督だが、勝負どころで高校球児のように自身の采配を完璧に遂行する選手たちに目を細めた。「一番いい作戦で1点ずつ取っていく。ああいう場面でしっかり決めてくれて『この4年間、やってきてよかったな』って思いますね」。着実に築き上げたチーム力で、首位ソフトバンクをピタッとマークする1勝をつかんだ。【木下大輔】▽日本ハム水谷(3回に決勝打となる先制左前適時打。4回も右前適時打)「本日(ナゴパイナップルパークのアンバサダーとして)パイナップルの差し入れをチームにしたんですけど、(4回の)2本目はそのおかげで打てたと思います」▽日本ハム郡司(4番捕手で2安打2打点)「札幌白石高校吹奏楽部の力が届きました」
◆日本ハムが西武に快勝した。この日は札幌白石の吹奏楽部が高校野球のようにブラスバンド応援。そんな雰囲気に背中を押されたように新庄剛志監督(53)が3回の攻撃でバスターエンドランや2ランスクイズを敢行し、次々と成功させた。チームは今季12度目の3連勝。貯金を今季最多タイの「22」に戻した。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が7日西武戦(エスコンフィールド)のバッテリーを"フライング発表"した。この日の試合後に「明後日は梅林くんを呼ぶ。(7日のバッテリーは)梅林くんと達くんで」と明かした。7月14日西武戦(東京ドーム)で達孝太投手(21)が6勝目を挙げた試合後にも「次、梅林くんでも呼んでみようかな」とファームでバッテリーを組んでいた達の女房役として候補に挙げていたが、有言実行の形となりそうだ。新庄監督の"予告バッテリー"通りに7日に1軍合流となれば、梅林は今季初昇格。ここまでイースタン・リーグでは37試合出場で打率3割2分2厘、2本塁打、14打点をマークしており、新庄監督も「バッティングの調子も良いしね、梅林くん。ちょっと見てみたいなというところ。楽しみにしています」と期待した。
◆This is SHINJO's Baseball!万波中正 ツーランスクイズ成功!誰も予想できなかったこの展開にエスコンフィールドは大盛り上がり!?プロ野球 (2025/8/5)??日本ハム×西武??live on DAZN#オレを見ろ#lovefighters
◆日本ハムが5月13~15日のオリックス3連戦に続いて今カードも平日デーゲーム3連戦を開催。その初戦は3万2059人の観衆が集まった。球団としては5月と同様に「ナイターや週末などでのご来場が難しい方々を含め、より多くの方々に多様な観戦環境を提供するため」という平日デーゲーム開催の狙いがある。さらに今回は「夏休みで道内遠方や全国からいらっしゃる皆さまがスケジュールを立てやすいように」ということに加えて「近隣のお子さまもデーゲームの方が来場しやすいことも踏まえての対応となります」。この日は夏休み中の子どもたちもたくさん来場。普段の平日ナイターとほぼ変わらない集客となった。
◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」が「超夏ハッピ」姿でパフォーマンスを行った。この日からイベント「ファイターズ超夏祭り」がスタート。ファイターズガールも今イベント用のグッズとして発売された「超夏ハッピ」を身に着け、イニング間にグラウンドへ登場。いつもの衣装とは違う、夏らしさ満点のコスチュームでファンを魅了した。
◆日本ハム金村尚真投手(24)がセットアッパーとして再出発した。不調での2軍降格から約1カ月ぶりに再昇格した西武戦(エスコンフィールド)の8回に今季初めて中継ぎ登板。1イニングを3者凡退に仕留めて、チームの今季12度目の3連勝に貢献した。新庄剛志監督(53)は当面、今季の開幕右腕を勝ちパターンの一角として起用する方針。金村も与えられたポジションで全力を尽くし、チームの覇権奪回に貢献することを誓った。5点リードの8回。「ピッチャー山崎福也に代わりまして...金村」というコールにエスコンフィールドが、どよめいた。約1カ月ぶりの1軍マウンドが、昨年5月以来のリリーフ登板。久しぶりの感覚に金村も「やっぱり緊張します」という中で、きっちりと3者凡退。ファンからは大きな拍手が送られた。金村 やるべきことは変わんないですし、先発と同じように行っていいって言われている。そのような形で行けたので良かった。真っすぐの出力が戻っていたので、おのずと変化球も良くなるなって感じていた。投球フォームなどで悩み、精彩を欠いていた「先発・金村」は、再調整中に金子2軍投手コーチから復調へのヒントをもらっていた。金村 右足の使い方。「ここをこうしたら、こうなるよな」っていう感覚的なものをネコさん(金子コーチ)から。あとはやっぱ変化球。ちょっとスプリットの落ちが良くないなって感じていたので、そこは数値を見ながらやりました。この日は直球も最速150キロをマーク。スプリットで空振り三振も奪った。手応えの残る、セットアッパーとしての再出発だ。新庄監督からは試合前に「切り替えて、やって」と声をかけられた。当面はリリーフ起用される。しかも、勝ちパターンの一角として指揮官は計算している。新庄監督 やっぱ先発で調子悪くても、中継ぎでは勝ちゲームで投げさせる選手なんで。普通なら、まずは負けてるときでってなってしまうけど、そういう起用法、あんま好きじゃない。実力は知ってるから「勝ち(パターン)でいくよ」って。(金村の適性は)先発でしょ。だって4完投してますよ。ただ、今の状況を考えたら一番信頼を置けるポジションで。昨季の開幕当初もセットアッパーで無双の活躍を見せていたからこその"抜てき"だ。金村も「与えられたポジションで活躍するのが選手としての役目だと思っている。まずは、このポジションでしっかり頑張りたい」。上々のリスタート。今季の開幕投手は迷わず右腕を振る。【木下大輔】
◆日本ハムが3連勝。三回に下位打線の連打から好機をつくり、水谷、郡司の適時打と万波の2ランスクイズで一挙5点。四回にも水谷の適時打で加点した。山崎は7回1失点で5勝目。西武は武内が四回途中6失点と精彩を欠いた。
◆日本ハムの5番・万波が三回1死二、三塁の場面で2ランスクイズを決めた。日本ハムの2ランスクイズは五十幡亮汰が5月13日のオリックス戦(エスコン)の七回1死満塁で成功(記録はバント安打)させて以来、今季2度目。新庄監督が就任した2022年以降では、22年6月11日の石川亮(対中日)、昨年7月31日の浅間大基(対オリックス)の成功を合わせて4度目。万波のように先発3-5番打者のクリーンアップが成功させた例では、1984年8月18の南海・立石充男(5番、対近鉄)がいる。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
58 | 36 | 4 | 0.617 (↓0.007) | - (-) |
45 | 372 (+3) | 268 (+6) | 66 (+2) | 76 (+1) |
0.249 (-) | 2.420 (↓0.02) |
2 (-) |
日本ハム |
59 | 37 | 2 | 0.615 (↑0.004) | 0 (↓1) |
45 | 376 (+6) | 256 (+1) | 91 (-) | 50 (+1) |
0.248 (-) | 2.280 (↑0.02) |
3 (-) |
ORIX |
49 | 44 | 3 | 0.527 (↓0.006) | 8.5 (-) |
47 | 334 (-) | 356 (+1) | 62 (-) | 43 (-) |
0.256 (-) | 3.430 (↑0.04) |
4 (-) |
楽天 |
45 | 49 | 2 | 0.479 (↑0.006) | 13 (↑1) |
47 | 273 (+1) | 322 (-) | 40 (-) | 90 (+1) |
0.243 (-) | 3.150 (↑0.04) |
5 (-) |
西武 |
44 | 51 | 2 | 0.463 (↓0.005) | 14.5 (-) |
46 | 254 (+1) | 283 (+6) | 44 (+1) | 63 (-) |
0.229 (-) | 2.710 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
37 | 55 | 3 | 0.402 (↑0.006) | 20 (↑1) |
48 | 283 (+6) | 370 (+3) | 47 (+1) | 41 (+1) |
0.233 (↑0.001) | 3.620 (↑0.01) |
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