ソフトバンク(☆8対1★)楽天 =リーグ戦17回戦(2025.08.03)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:大関 友久(9勝3敗0S)
敗戦投手:藤井 聖(4勝5敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳町 達(4号・1回裏ソロ),近藤 健介(5号・5回裏2ラン)

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◆ソフトバンクが4連勝。ソフトバンクは初回、柳町のソロで先制すると、続く2回裏には周東の適時打で追加点を挙げる。2-1となって迎えた5回には、近藤が2ランを放ち、リードを広げた。投げては、先発・大関が7回1失点の好投で今季9勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆自身7連勝をかけ、ソフトバンク大関友久投手(27)が3日の楽天戦(みずほペイペイドーム)に先発する。今季は本拠地で9試合に登板し、無傷5勝で防御率1・16。チームの首位固めに向けて「フォームに加えて、どういう姿でマウンドに立つかっていうところを大事にしようかなと思います」と意気込んだ。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)は1日楽天戦の1打席から2日同戦の5打席まで9打席連続出塁中。連続打席出塁のプロ野球記録は13年4月21~26日広瀬(広島)の15だが、ソフトバンクの球団記録は01年9月17~19日松中の11。近藤が1、2打席目で出塁すれば松中の球団記録に並ぶ。

◆ソフトバンク大山凌投手(23)が出場選手登録を抹消された。今季は26試合に登板し、1勝1敗、3ホールド、1セーブ、防御率2・35。直近は7月31日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で1回無失点だった。

◆ソフトバンク井上朋也内野手(22)が1軍では初の左翼でスタメン出場する。今季ウエスタン・リーグでは左翼で20試合スタメン出場があった。右翼では1試合。一塁と三塁が主戦場も出場機会を増やすために今季から外野守備に挑戦していた。今季3戦2敗、防御率0・00に抑え込まれている楽天藤井聖投手(28)の攻略となるか。

◆2連敗中の楽天は、連敗ストップをかけて藤井聖投手(28)が先発する。打線は、4~6番に外国人選手を並べた。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)の連続出塁打席は「9」で止まった。1回の第1打席で中飛。球団記録の01年松中の11打席連続出塁には届かなかった。近藤は1日の楽天戦から2日の同戦まで全打席出塁。特に2日はリーグタイ記録で史上7人目の1試合5四球を記録していた。

◆楽天先発の藤井聖投手(28)は5回8安打4失点で降板した。本塁打2発を浴びた。まずは初回1死で柳町に先制ソロ。さらに1-2の5回1死一塁で近藤に2ランを打たれ、点差を広げられた。3者凡退は4回の1イニングのみだった。藤井は試合前時点で4勝4敗、防御率2・73。チームの連敗ストップをかけて登板したが、リードされたまま降板となった。「前回登板はフォアボールが多かったので、ゾーン内で勝負しにいきました。それが、逆に甘いゾーンにいってしまいました。もう少し、高さ、コースを投げきれないとだめですね。流れを持ってくることができず申し訳ないです」と話した。

◆楽天は投打に振るわず、ソフトバンクに同一カード3連敗を喫した。先発の藤井聖投手(28)は5回8安打4失点。前回7月27日の西武戦で6回4四球を与えた反省からゾーン内に投げ込んでいった。その結果、今季15試合目の登板にして初めて与四球0だったが、ストライクに入った球を打たれ2本塁打を浴びた。「前回登板はフォアボールが多かったので、ゾーン内で勝負しにいきました。それが、逆に甘いゾーンにいってしまいました。もう少し、高さ、コースを投げきれないとだめですね。流れを持ってくることができず申し訳ないです」と悔やんだ。打線はソフトバンク先発の大関を捉えきれなかった。3回に四球に敵失が絡み、ノーヒットで1点を返しただけ。わずか3安打のみでは勝負にならなかった。

◆ソフトバンクが白星を飾り、数々の連勝記録を伸ばした。まずはチームが4連勝。本拠地みずほペイペイドームに限ると7月5日の西武戦から9連勝となった。さらに日曜日は6月15日のDeNA戦から8連勝。真夏の人気イベント「鷹祭 SUMMER BOOST2025」は5戦5勝の勝率10割でフィニッシュした。特別ユニホームを着用した「レッドホークス」が無類の強さを見せつけた。先発の大関友久投手(27)は自身7連勝。こちらも本拠地みずほペイペイドームに限れば無傷の6連勝となった。左腕は自己最多を更新する9勝目。有原航平投手(32)、リバン・モイネロ投手(29)の先発3本柱がそろっての9勝で2ケタ勝利に王手をかけた。今カード前まで5勝9敗と黒星が先行していた楽天に同一カード3連勝。対戦成績は8勝9敗となった。

◆ソフトバンク柳町達外野手(28)が今季2度目の1試合4安打でチームを4連勝に導いた。0-0の1回1死で右中間に自己最多タイの4号ソロ。「センターフライかなと思っていたんですけど、(中堅手の)辰己さんが諦めている姿を見て、アレ? と思って。入ってくれて良かったです」と自身も驚きの決勝アーチだ。赤い特別ユニホームを着用した真夏の人気イベント「鷹祭 SUMMER BOOST2025」は5戦5勝の勝率10割でフィニッシュ。「レッドホークス」が無類の強さを見せつけて首位固めだ。「ちょっとはいい体になったかな」。ダイヤモンドを1周すると、先輩の周東が両腕を上げてマッスルポーズ。ともにウエートトレーニングに注力して真夏の戦いに備えてきた。「ウエートもともにがんばっている。そのポーズもできて良かったと思います」。このポーズは周東のアドリブだったようで「向こうがやってきたので、僕もやるしかなかったです」と照れ笑いした。チームは本拠地9連勝で日曜日は8連勝。同一カード3連勝は6度目だ。近藤、山川の前を打つ2番柳町が導いた。【只松憲】

◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)が確信の5号2ランをかっ飛ばした。2-1の5回1死一塁、藤井のスライダーを右翼席の中段付近まで運んだ。「追い込まれてしまいましたが、イメージ通りのバッティングができました」。前日2日まで9打席連続出塁中だったが、初回の打席で中飛に倒れ、球団記録の「11」には届かなかった。それでも豪快なアーチで勝利に貢献。今季2度目の猛打賞も記録した。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が出場4試合連続で安打と打点を記録した。1-0の2回2死一、二塁で中前適時打。「あまり余計なことは考えず甘いボールを打ちにいこうとシンプルな考えで打席に入りました。無の境地でその甘いボールを一振りで仕留めることができました」と喜んだ。腰の張りの影響などで7月31日、8月1日は欠場。コンディションに気を配りながらグラウンドに立つ。

◆7月25日に支配下登録されたソフトバンク宮崎颯投手(25)がプロ初登板で無失点デビューを飾った。8-1の9回に登板。ゴンザレスに中前打を浴びたが、フランコを二直、ボイトを遊ゴロ併殺に打ち取った。「どこまで通用するかワクワクしていました。楽しかったです」。初登板で強力助っ人3人を相手に堂々たる投球を披露した。

◆「レッドホークス」は強かった。首位ソフトバンクが4連勝を飾り、貯金を今季最多「23」に伸ばした。真夏の人気イベント「鷹祭 SUMMER BOOST2025」の最終戦で大関友久投手(27)が7回1失点の快投。自身7連勝で自己最多を更新する9勝目となり、同イベントは5戦5勝の勝率10割でフィニッシュした。勝率の悪かった楽天に今季6度目の同一カード3連勝。「赤鷹軍団」がしっかり首位固めだ。真っ赤に染まったみずほペイペイドームが沸きに沸いた。先発大関が立ち上がり3者凡退で直後に柳町が決勝ソロ。終わってみれば8-1の完勝だった。パ・リーグ首位を走るソフトバンクが4連勝。大関の快投が真夏の本拠地を熱く盛り上げた。「課題も出ましたが、トータルでいい投球だったなと思う」。カーブ、スライダーなど変化球のキレは健在。ストレートの球速は140キロ前半でも楽天打線を手玉に取った。「球速よりも大事なことがありそうだなという方向になってきている」。以前は150キロを指標の1つに掲げていたが、スポーツ心理学の勉強や投球フォームの修正に注力。剛速球がなくても大関はマウンドで仁王立ちした。7回1安打1失点(自責点0)。自身7連勝でキャリアハイの9勝目だ。入場者を含め、赤を基調とした特別ユニホームを着用する人気イベント「鷹祭 SUMMER BOOST2025」の5戦5勝に導いた。これで有原、モイネロ、大関が9勝で並んだ。小久保監督が先発3本柱として名前を挙げた3人が期待通りの活躍。指揮官は改めて「3人が柱」としたうえで「そこに上沢も入ってきてほしい」と今季7勝の右腕にハッパをかけた。大関の成長が先発陣に刺激を与えているのは間違いない。さらに大関自身は本拠地で無傷6連勝。「数字としてもしっかり更新できている実感があり、うれしい気持ちです」と笑みを浮かべた。チームは本拠地9連勝で日曜日は8連勝という「ハッピーサンデー」。数々の連勝記録を大関がつないだ。今カード前まで5勝9敗と大きく黒星が先行していた楽天に同一カード3連勝。対戦成績は8勝9敗で借金「1」まで減らした。4日は移動日で5日からは敵地でロッテ3連戦。強いソフトバンクは緩むことなく首位の座を固めていく。【只松憲】

◆ソフトバンクが15安打で大勝。4連勝で今季最多の貯金を23とした。一回に柳町の4号ソロで先制。2―1の五回に近藤が5号2ランを放ち、終盤も得点を重ねた。7回1安打1失点の大関が7連勝で自己最多の9勝目。楽天は3連敗。

◆ソフトバンクの大関が七回までわずか1安打で1失点にまとめ、5月17日から続く自身の連勝を7とした。勢いを止めることなく自己最多の9勝目をマークし「フォームがしっかりできていて、次の方向性も明確にある。順調に進めている」と冷静に分析した。三回は先頭打者への四球やけん制悪送球で三塁に進まれ、二ゴロの間に1点を失った。その後はすぐに立て直し、直球が140キロ台前半でも出所が見えにくいフォームで打たせて取り「課題も出たが、全体的にいい投球だった」と充実ぶりを口にした。

◆今季3戦2敗、防御率0・00と苦しめられた相手先発・藤井聖投手(28)撃破したのはよみがえった〝タカのヒットメーカー〟、柳町達外野手(28)の一撃だった。「2番・右翼」で先発した一回の打席。フルカウントからの7球目を「うまく反応できた」と振り抜き、打球は右翼ホームランテラスへと飛び込む今季4号ソロ。先輩で筋トレ仲間の周東佑京内野手(29)からベンチ前でマッスルポーズの祝福を受けて「(筋トレをすることで)疲れていてもパワーを出せるようになった」とうなずいた。左飛を挟み、その後の3打席も2本の適時打を含めて三度Hランプを灯して、1イニング2安打を記録した6月7日・ヤクルト戦(神宮)以来、今季2度目の1試合4安打だ。開幕2軍スタート。MVPに輝いた交流戦直後も29打席無安打、2日も3三振と悔しさを募らせる日も多い。だが6年目にしてプロ野球選手を実感している。監督推薦で初出場した球宴は控えめな性格で派手なパフォーマンスはせずも顔が売れたことを深く感じている。「僕のグッズは色が特徴的。最近、球場で手持ちして応援してくださる方が目に見えて増えた。本当にありがたいですよ」と最敬礼する。小久保裕紀監督(53)も好不調の波が激しい柳町に「全然心配していない。2番・柳町、3番・近藤、4番・山川がいい感じで機能している」と手応えを口にした。最終日を迎えた夏イベントの「鷹祭 SUMMER BOOST2025」は5戦全勝。チームは今季6度目の同一カード3連勝でみずほペイペイドームでは9連勝となり、貯金を最多「23」に伸ばした。リーグ2連覇のキーマンが存在感を発揮した。(山戸英州)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
58354 0.624
(↑0.004)
-
(-)
46369
(+8)
262
(+1)
64
(+2)
75
(-)
0.249
(↑0.002
2.400
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
58372 0.611
(↑0.005)
1
(-)
46370
(+9)
255
(-)
91
(+2)
49
(-)
0.248
(↑0.002)
2.300
(↑0.02)
3
(-)
ORIX
49433 0.533
(↓0.005)
8.5
(↓1)
48334
(-)
355
(+9)
62
(-)
43
(-)
0.256
(↓0.001)
3.470
(↓0.06)
4
(-)
楽天
44492 0.473
(↓0.005)
14
(↓1)
48272
(+1)
322
(+8)
40
(-)
89
(-)
0.243
(↓0.001)
3.190
(↓0.05)
5
(-)
西武
44502 0.468
(↓0.005)
14.5
(↓1)
47253
(+1)
277
(+2)
43
(-)
63
(+2)
0.229
(↓0.002)
2.690
(↑0.01)
6
(-)
ロッテ
36553 0.396
(↑0.007)
21
(-)
49277
(+2)
367
(+1)
46
(-)
40
(+1)
0.232
(↑0.001)
3.630
(↑0.02)