オリックス(★0対9☆)日本ハム =リーグ戦18回戦(2025.08.03)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:伊藤 大海(11勝5敗0S)
敗戦投手:椋木 蓮(0勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】野村 佑希(8号・4回表ソロ),レイエス(21号・4回表2ラン)

  DAZN
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◆日本ハムは3回表、五十幡とレイエスの適時打で3点を先制する。続く4回には、野村のソロとレイエスの2ランが飛び出すなど、6点を挙げる猛攻でリードを広げた。投げては、先発・伊藤が6回無失点の好投で今季11勝目。敗れたオリックスは、先発・椋木が試合をつくれず、打線も無得点と精彩を欠いた。

◆オリックスは、京セラドーム大阪名物グルメの新メニューをオリっこが考案する「オリっこごはん」企画で、グランプリとアイデア賞に選ばれたメニューの発表会を行った。応募数65点の中から、「いてまえドッグ」のグランプリに1点、「オリスカ」のグランプリに2点、「いてまえドッグ」のアイデア賞に1点が選ばれた。各メニューを考案した子どもたち4人に、宮城大弥投手(23)から表彰状が贈呈された。宮城は「素晴らしいアイデア。(一緒に)写真を撮るときに匂いがよかった。食べたくなるような、飲みたくなるような商品がいっぱいでお客さんも喜ぶかな」と笑みを浮かべた。グランプリを受賞した「いてまえじゃがバタ肉あつベーコンドッグ」と「オリっこオリスカ~なたでここパイン~」、「オリっこオリスカ~レモンティースカッシュ~」はこの日から17日の「Bs夏の陣」期間中に限定販売される。

◆3位オリックスは2カード連続の勝ち越しなるか。スタメンが発表された。前日まで2試合で欠場していた太田椋内野手(24)が「3番二塁」でスタメン復帰。4番頓宮裕真捕手(28)、5番西野真弘内野手(35)のクリーンアップを組む。先発は4年目の椋木蓮投手(25)。1軍登板は中継ぎだった5月4日楽天戦(楽天モバイルパーク)以来。今季ウエスタン・リーグで9試合に先発し、3勝2敗、防御率2・58。ノーノーまであと1球の快投だった、22年7月20日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)以来の先発星を狙う。

◆原宿系動画クリエーターのしなこ(29)が特別始球式に登場した。背番号「475」のユニホームに、フリフリのスカート姿で登場。大きく振りかぶり、ワンバウンド投球を披露した。惜しくもノーバンとはならず。「練習では届いていたので悔しい。(スタンドから)小さい子も応援してくれてパワーをもらって投げられた」と笑顔だった。

◆日本ハム野村佑希内野手(25)が6月14日広島戦以来、50日ぶりの1発を放った。3点リードの4回先頭で、オリックス先発椋木のスライダーを左翼スタンドに放り込み「前の打席で差し込まれていたので、タイミングを早めに取ろうと意識していました。しっかり捉えることができてよかったです」とコメントした。野村は開幕4番を務めたが、5月14日のオリックス戦(エスコンフィールド)で左前打を放った7回の打席で左脇腹に違和感を覚え、15日に登録抹消。それまで欠場1試合だけの36試合出場で打率2割9分1厘、6本塁打、17打点と、4番の役割を果たしていた。6月13日の復帰後は、4番に定着することはなかったが、前日2日のオリックス戦で復帰後初の猛打賞。新庄剛志監督(53)が「乗ってきてほしいですね」と期待していた若き大砲が、さらにギアを上げてきた。この野村の1発をきっかけに、日本ハムの"海賊打線"が爆発。この回、4本の長打(2本塁打)含む6安打に犠飛も絡め、一挙6点をたたき出し、序盤で9点のリードをつくった。

◆オリックス投手陣が日本ハム打線を前に4回までに9失点した。4月以来の1軍先発だった椋木蓮投手(25)は2回までパーフェクト。だが、3回先頭の日本ハム水谷に中越え二塁打を許すと、1死一、三塁から1番五十幡に中前へ先制打。なお2死満塁で、4番レイエスに左前に2点適時打。3点を失った。4回は先頭の野村にスライダーを左翼へソロ。1死後、3連打を浴びて降板。3回1/3を8安打7失点だった。2番手のルーキー片山楽生投手(22=NTT東日本)も流れを止められず。1死一、三塁から松本剛に右前適時打。さらに中犠飛とレイエスのバックスクリーンへの2ランで0-9とされた。一方、打線は日本ハム伊藤を前に3回まで2安打。初回に2死三塁、3回にも2死から二、三塁の好機をつくるも、無得点だった。

◆日本ハムが後半戦3カード目で初の勝ち越しを果たした。3回1死一、三塁で五十幡亮汰外野手(26)の中前適時打で先制。2死満塁からフランミル・レイエス外野手(30)の左前適時打で、さらに2点を追加した。4回に、先頭の野村佑希内野手(25)が50日ぶりとなる左越え8号ソロを放つと"海賊打線"に火が付いた。1死二塁で田宮裕涼捕手(25)が右越え適時二塁打。さらに1死一、三塁で松本剛外野手(31)の右前打で6点目。1死一、三塁から郡司裕也捕手(27)の中犠飛で7点目を奪うと、2死一塁でレイエスがバッスクリーンにリーグトップの21号2ランを放ち、点差を9点に広げた。1イニング6点以上は、今季3度目で、4回までに9点以上挙げたのは今季初。昨年7月28日西武戦(1回に1点、2回に7点)以来のゲーム序盤からの爆発っぷりとなった。投げては、先発の伊藤大海投手(27)が、毎回走者を許す中、要所を締め6回7安打無失点で、両リーグ単独トップとなる11勝目。「毎回出塁を許してしまいましたが、何とか無失点で6回まで終えられたことはよかったです。序盤から援護してくれた野手陣と、うまくリードしてくれた田宮に感謝です。本来であればもっと長いイニングを投げなければいけない立場ですが、きょうは中継ぎ陣に託したいと思います」とコメントした。

◆3位オリックスは日本ハムに2連敗を喫した。投手陣が日本ハム打線に4回までに9失点と苦しい展開となった。4月以来の1軍先発だった椋木蓮投手(25)は2回まで最速150キロの直球を軸にパーフェクト投球。だが、3回。1死一、三塁から1番五十幡に中前へ先制打。なお2死満塁で、4番レイエスに左前に2点適時打。3点を失った。4回は先頭の野村に左翼へソロ。1死後、3連打を浴びて降板した。2番手のルーキー片山楽生投手(22=NTT東日本)も、流れを止められず。1死一、三塁から松本剛に右前適時打。さらに中犠飛とレイエスのバックスクリーンへの2ランで0-9とされた。3回1/3を8安打7失点だった椋木は「試合を作ることができず、悔しいです。短いイニングでの降板となってしまい、チームに申し訳ないです」と悔やんだ。一方、打線は日本ハム伊藤から7安打を放つも、無得点。初回の2死三塁、3回の2死二、三塁の好機を生かせなかった。

◆オリックス岸田護監督(44)は試合後、右肩関節内インピンジメント症候群で離脱中の紅林弘太郎内野手(23)が、5日から始まる楽天戦(楽天モバイルパーク)で昇格予定であると明言した。「上がってきますよ。もう大丈夫みたいなので。今日試合(2軍戦)に出て、問題なければ」と話した。前日2日のウエスタン・リーグ阪神戦(SGL)では「3番遊撃」で出場し、2安打2打点だった。この日チームは今季13度目の完封負け。あと1本が遠いチームに頼もしい男が帰ってくる。

◆3位オリックスは今季13度目の完封負けで、2位日本ハムとのゲーム差が7・5に広がった。先発の椋木蓮投手(25)は3回1/3を8安打7失点。岸田護監督(44)は「入りはよかったですけどね。変化球も打たれましたしね。軌道だったり修正しないといけないかもわからない」と話した。打線は日本ハム伊藤から7安打を放つも、無得点。初回の2死三塁、3回の2死二、三塁の好機を生かせなかった。「惜しかったですけどね。10勝5敗のピッチャーなのでね。そう簡単には打てないと思ってましたけど、さすがでしたね」と脱帽した。5日からは仙台、千葉と敵地で6試合が続く。「1つでも多く勝てるように粘って粘ってやっていきたいと思います」と力を込めた。右肩痛で離脱している紅林弘太郎内野手(23)も楽天戦から復帰予定。「もう上がってきますよ。大丈夫みたいなので。今日も試合(2軍戦)に出て、問題なければ」と明言した。

◆日本ハムが後半戦3カード目で初の勝ち越しを果たした。3回1死一、三塁で五十幡亮汰外野手(26)の中前適時打で先制。2死満塁からフランミル・レイエス外野手(30)の左前適時打で、さらに2点を追加した。4回に、先頭の野村佑希内野手(25)が50日ぶりとなる左越え8号ソロを放つと"海賊打線"に火が付いた。1死二塁で田宮裕涼捕手(25)が右越え適時二塁打。さらに1死一、三塁で松本剛外野手(31)の右前打で6点目。1死一、三塁から郡司裕也捕手(27)の中犠飛で7点目を奪うと、2死一塁でレイエスがバッスクリーンにリーグトップの21号2ランを放ち、点差を9点に広げた。1イニング6点以上は、今季3度目で、4回までに9点以上挙げたのは今季初。昨年7月28日西武戦(1回に1点、2回に7点)以来のゲーム序盤からの爆発っぷりとなった。投げては、先発の伊藤大海投手(27)が、毎回走者を許す中、要所を締め6回7安打無失点で、両リーグ単独トップとなる11勝目。「毎回出塁を許してしまいましたが、何とか無失点で6回まで終えられたことはよかったです。序盤から援護してくれた野手陣と、うまくリードしてくれた田宮に感謝です。本来であればもっと長いイニングを投げなければいけない立場ですが、きょうは中継ぎ陣に託したいと思います」とコメントした。新庄監督は「これから温泉に行くので、選手に聞いてあげて」とコメントを残した。

◆日本ハム田宮裕涼捕手(25)が2安打&好リードで、勝利を呼び込んだ。4回1死二塁で右翼フェンス直撃の適時二塁打。「最近打てていなかったので、まずは1本出てよかったです」。伊藤とは今季初コンビを組み、救援陣も含めて無失点。伊藤は「勝負どころですごく強気の配球をしてくれましたし、僕もいろんな発見があった。こういうの忘れてたなというのもあったので、すごくいい登板になった」と感謝した。

◆日本ハム・フランミル・レイエス外野手(30)がリーグトップを独走する21号を放ち、打点も65に伸ばして打撃2部門で2位を引き離した。3回2死満塁で左前に2点適時打を放つと、7点リードの4回2死一塁ではバックスクリーンへの21号2ラン。大技小技織りまぜ2安打4打点と気を吐き「別に単打でもホームランでもいい。何かしらでチームに貢献できることっていうのを考えてプレーしてます」と謙虚に話した。

◆日本ハムが「大海&海賊打線」のコラボで、後半戦3カード目にして初勝ち越しを果たした。先発伊藤大海投手(27)が毎回走者を出しながら要所を締め、6回7安打無失点で両リーグトップの11勝目。打線は今季24度目の2桁安打で9得点を挙げて快勝した。4回までに9点を挙げるのは今季初で、伊藤が投げた24年7月28日西武戦以来。またも海賊と大海がかみ合っての勝利となった。日本ハム伊藤が投げると、なぜかビッグイニングが生まれる。一気に試合が動いたのは3点リードの4回だ。先頭野村が左越え8号ソロを放つと、"海賊打線"に火が付いた。1死二塁で田宮が右越え適時二塁打を決め、さらに1死一、三塁で松本剛が右前打。1死一、三塁から郡司の中犠飛で7点目を奪うと、2死一塁でレイエスがバックスクリーンに21号2ランを描き、点差を9点に広げた。伊藤は毎回走者を出しながらの11勝目。「たくさん点を取ってもらってるんで、逆にプレッシャーですけど。本当にありがたいですね」。1イニング6点以上は今季3度目で、そのうち2度は伊藤が登板した試合だ。さらに4回までに9点以上挙げたのは今季初。昨年7月28日西武戦(1回に1点、2回に7点)以来で、その試合も伊藤が援護を受けていた。大海と海賊。切っても切れないコンビが、猛牛をのみ込んだ。猛打賞1人を含む複数安打4人。6人が打点を挙げるなど暴れまくった海賊たち。切り込み隊長として2試合連続で1番を務めた五十幡は、前日のマルチ安打に続き、この日は3回1死一、三塁で先制打を放つなど後半戦初の猛打賞。「チームを勢いづける打席をどんどん増やして行きたいですし、塁にまず出ることを意識してこれからもやっていきたい」と引き締めた。序盤で一気に突き放しての大勝に、新庄監督は「これから温泉に行くので、選手に聞いてあげて」。大爆発した海賊たちを立てて"船長"は湯煙に包まれるように、静か~に球場を後にした。【永野高輔】

◆日本ハム選手会長の松本剛外野手(31)が2試合連続の複数安打で、チームを勢いづけた。4回1死一、三塁で、代わったばかりのオリックス片山から右前適時打を放った。1ボールからセーフティースクイズを試みるもファウルとなった後での一打とあり「バント練習します」と反省も忘れなかった。

◆4番復権へのろしを上げる1発だ。「6番一塁」で出場の日本ハム野村佑希内野手(25)が、4回先頭で6月14日広島戦以来50日ぶりの8号ソロを放ち、この回一挙6得点の打線にスイッチを入れた。左脇腹痛から復帰後は下位打線での出場も多いが、開幕で務めた4番復帰へのアピール弾になった。チームは後半戦初の勝ち越しで、首位ソフトバンクにゲーム差1と食らいついている。あの感触が戻ってきた。野村は3点リードの4回、オリックス椋木のスライダーをジャストミート。打球は美しいアーチを描き、左翼スタンドにある広告ボードにぶつかった。50日ぶり、後半戦1号となる1発に「前の打席で差し込まれていたので、タイミングを早めに取ろうと意識していました。しっかり捉えることができてよかったです」と喜んだ。この一打をきっかけに、スローガン「大航海」を続ける"海賊打線"が爆発。この回、6安打に犠飛も絡め、一挙6点をたたき出した。「打てたのは良かったんですけど、まだまだ打ちたいなというのもある。いいきっかけにできれば」。本塁打以外の打席は3三振と一邪飛に倒れており、さらなる爆発を思い描いた。久しぶりのアーチは、開幕時に務めた4番復権への一歩だ。5月に左脇腹痛で離脱するまでは36試合で打率2割9分1厘、6本塁打、17打点と、勝負強い4番の役割を果たしていたが、復帰後は、1日のオリックス戦まで28試合で1本塁打8打点、打率2割1分9厘と、鳴りを潜めていた。そこで声をかけたのが新庄監督だ。2日の試合前に「ヘッドがうまく使えていないのでは」と助言。直後に後半戦初の猛打賞を記録し、この日は1発と復調。野村は「客観的に見た自分の姿を言ってもらえるのは、すごくありがたい」と感謝した。球宴期間の24日の練習では、1人で居残り特打に臨み「しっかり打った上で、みんなに納得してもらって、その場(4番)で後半戦をしっかり戦えたら」と復権を誓っていた。、今は下位打線を打つことも多いが、ここから畳みかけ、海賊打線の4番を射止めにいく。【永野高輔】

◆YouTuber、歌手、ファッションモデルなど多岐にわたって活動中のしなこが始球式を務めた。原宿系らしい、赤や白の鮮やかなフリルスカートで登場。投球は捕手の数メートル手前でバウンドし、ノーバウンド投球とはならなかった。この日のために練習を重ねてきたといい、「球技が全くできなくて。(外部の)コーチの人に依頼して一から投げ方を教わった。練習をたくさんして、練習では(ノーバウンドで)届いていたので悔しい」と語った。スタンドからの温かい声援には「ファンの子が立っているところから見えたし、小さい子が『頑張れ!』って言ってくれたので勇気とパワーをもらって投げられた」と笑顔で振り返った。

◆オリックスは投手陣が崩れて大敗を喫した。先発の椋木は二回まで完全投球を続けたが、三回に4安打を許して3失点。四回には野村にソロを浴び、その後も3連打を食らって踏ん張れず。2番手のD6位・片山もレイエスに2ランを浴びるなど一挙6失点でトドメを刺された。打線も好機を作りながらも一本が出ず、無得点。2位日本ハムに手も足も出ず、今季13度目の零封負けという屈辱的な1敗だ。

◆日本ハムは打線が活気づき、四回までに9点を挙げた。主砲レイエスが4打点の活躍。三回に2点適時打、四回に21号2ランを放った。伊藤は走者を背負っても安定し、6回7安打無失点で11勝目。オリックスは椋木が打ち込まれた。

◆オリックスは今季13度目の零封負け。投手陣も9失点と崩れて完敗した。岸田護監督(44)は四回途中7失点だった先発の椋木に「ランナーを背負ってから(の投球が)ちょっと良くなかった。(球の)軌道だったりは修正しないといけない」と改善を求めた。日本ハム先発の伊藤の前に無得点に終わった打線については「打てたり打てなかったりするもの。(伊藤は)そう簡単には打てない」と淡々と語った。西川、森ら主力がけがで欠く状況。右肩痛でオールスター前に離脱した紅林については「もう上がってきますよ。もう大丈夫みたいなので。今日も試合(2軍戦)に出る(予定な)ので、問題なければ」と5日からの楽天3連戦(楽天モバイルパーク)で昇格させることを明言した。

◆日本ハムの伊藤が6回無失点で12球団トップの11勝目を挙げた。再三走者を出しながら、要所を締め「自分の求められている仕事はできていないが、何とかゼロに抑えられて良かった」と控えめに喜んだ。大量援護もあり、適度に力を抜いて、打たせて取る投球。「強弱をつけられるようにと思っていた」とピンチで一気にギアを上げる。三回2死二、三塁では頓宮を力で押し、最後は150キロ速球で詰まらせて二飛に仕留めた。

◆屈辱的な1敗を喫したオリックスは、逆転優勝に黄色信号が点滅した。投打で力の差を見せつけられた岸田護監督(44)の口ぶりは重たかった。「序盤で離されてしまったのでなかなかね」4カ月ぶりに先発した4年目右腕の椋木は三回につかまり、3失点。四回も野村にソロを被弾した後に3連打を食らうなど四回途中7失点でKOされた。打線も日本ハムの先発・伊藤の前に六回まで無得点に封じられ、今季13度目の零封負けとなった。今季はリーグトップのチーム打率・256を誇る一方で、防御率3・49はリーグ5位。開幕前から吉田、宇田川らをはじめとした故障者が続出した影響もあり、投手陣が好調の打線をカバーできていない状況だ。チームは5日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で敗れ、日本ハムが西武に勝利すれば、自力優勝が消滅する。残り7試合の直接対決を全勝しても、対象チームとなる日本ハムがその他の試合を全勝した場合、勝率で上回ることができなくなるためだ。そんな大一番に向け、指揮官は右肩痛で離脱していた紅林を5日にも昇格させること明言した。紅林は7月19日に登録抹消され、球宴の出場を辞退。最短で今月3日から再登録が可能だったが、5日から満を持して1軍に復帰する。すでに2軍戦では遊撃の守備にも就いており、患部の状態も回復。不在の間、チームは6連敗を喫したが、23歳の復活を再浮上のきっかけにしたい。「一つでも多く勝てるように粘ってやっていきたい」と岸田監督。首位ソフトバンクとは8・5ゲーム差と厳しい戦いは続くが、一戦必勝で背中を追いかけていくしか逆転Vへの道はない。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
58354 0.624
(↑0.004)
-
(-)
46369
(+8)
262
(+1)
64
(+2)
75
(-)
0.249
(↑0.002)
2.400
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
58372 0.611
(↑0.005)
1
(-)
46370
(+9)
255
(-)
91
(+2)
49
(-)
0.248
(↑0.002
2.300
(↑0.02)
3
(-)
ORIX
49433 0.533
(↓0.005)
8.5
(↓1)
48334
(-)
355
(+9)
62
(-)
43
(-)
0.256
(↓0.001)
3.470
(↓0.06)
4
(-)
楽天
44492 0.473
(↓0.005)
14
(↓1)
48272
(+1)
322
(+8)
40
(-)
89
(-)
0.243
(↓0.001)
3.190
(↓0.05)
5
(-)
西武
44502 0.468
(↓0.005)
14.5
(↓1)
47253
(+1)
277
(+2)
43
(-)
63
(+2)
0.229
(↓0.002)
2.690
(↑0.01)
6
(-)
ロッテ
36553 0.396
(↑0.007)
21
(-)
49277
(+2)
367
(+1)
46
(-)
40
(+1)
0.232
(↑0.001)
3.630
(↑0.02)