西武(5対5)ロッテ =リーグ戦15回戦(2025.08.02)・ベルーナドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ロッテ】上田 希由翔(1号・4回表2ラン)
【西武】西川 愛也(7号・3回裏ソロ),村田 怜音(1号・10回裏ソロ)

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◆ロッテは4-4で迎えた延長10回表、代打・藤岡の適時二塁打で1点を勝ち越す。対する西武はその裏、代打・村田のプロ初本塁打となるソロが飛び出し、試合を振り出しに戻した。その後は両軍の救援陣が踏ん張り、4時間34分の熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆大卒2年目のドラフト1位上田希由翔内野手(23)が正真正銘のプロ初アーチを描いた。1点を追う4回1死一塁から、西武先発の下手投げ右腕与座の低め直球をすくい上げた。伸びた打球は右中間スタンドへの逆転2ランとなった。「高めは気をつけて、低めを打とうと思っていたのがいい形になりました。打った瞬間は入ると思わなかったですが、歓声で入ったのがわかりました」と喜びを爆発させた。上田は7月17日ソフトバンク戦(北九州)で2-2の6回無死一塁から右翼席に勝ち越し2ランを放ったが、この回途中に降雨コールドとなり、記録には残らなかった。幻のアーチから10試合目で待望のプロ初本塁打を放った。

◆西武3軍の夏合宿が北海道・美唄市で行われた。北海道フロンティアリーグ選抜との試合では、背番号123の冨士大和投手(18)が先発し、2回を無失点に抑えた。相手ベンチ近くから「育成ドラフト1位だぞ」との声が飛んだ。独立リーガーにとってはこの投手を打てれば-、という基準になる投手。そんな意気込む相手打線から、冨士は直球で空振りを量産した。大宮東(埼玉)から入団した変則左腕は、練習中の負傷で一時期マウンドから離れていたものの、今は再びキレキレの直球を取り戻している。球速こそ140キロに及ばない球が多いが、相手スイングの上を行く。「前半戦でストレートが通用するのは少し分かってきたので」とし「クイックが遅いので、この夏はクイックを早くできるようにしていきたいです」と自らテーマを課して夏合宿を過ごしている。先輩菅井やロッテ吉川など、同タイプの左腕が次々と支配下登録されていく。期待は大きい。「自分も来年は...」趣味のご当地キャラ「モケケ」集めは、ファンや友人の協力もあって、のべ300個ほどに到達したことが明らかに。モケケに負けじとじわじわ力をつけている。【金子真仁】

◆ロッテは4時間34分に及ぶシーソーゲームの末、引き分けた。1点を追う4回、大卒2年目の上田希由翔内野手(23)がプロ1号となる2ランを放ち一時逆転。だが7回に自らの失策が失点につながり、またも勝ち越しを許した。9回には安田尚憲内野手(26)が、西武の守護神平良から同点打を放って延長戦に持ち込んだ。10回には代打藤岡裕大内野手(31)の中越え適時二塁打で一時勝ち越し。しかし、直後に9回から登板していた横山陸人投手(23)が、村田にプロ初本塁打となる同点ソロを被弾。試合はまたも振り出しに戻り、以降は両チーム決定打が出ずに引き分けた。プロ初アーチを描いた上田は、7月17日ソフトバンク戦(北九州)で6回無死一塁から勝ち越し2ランを放ったが、この回途中に降雨コールドとなり、記録には残らなかった。幻のアーチから10試合目で待望のプロ初本塁打をマークした。

◆西武西川愛也外野手(26)が、6打数6安打と固め打ちした。右安打、右本塁打、左二塁打、左安打、二塁内野安打、中安打で、三塁打が出ればサイクル安打達成だった。西川が6打数6安打。1試合最多安打は1リーグ時代の49年大下(東急)の7安打で、パ・リーグ記録は55年仰木(西鉄)03年城島(ダイエー)の6安打。西武の6安打はパ記録の55年仰木以来だが、西川は6本目を延長10回に打ったため参考記録。9回までに6安打以上が大下や仰木ら10人おり、今回のように延長戦に入ってから6安打以上は06年森本(日本ハム)以来7人目。

◆西武の1番、西川愛也外野手(26)が6打数6安打と大当たりだった。三塁打が出ずサイクル安打はならずも、1試合6安打は球団では仰木彬氏以来70年ぶりの記録になった。6月下旬からやや低調気味だったが、初出場の球宴で「久しぶりにベンチで試合を見て、すごく新鮮な気持ちになれました」とリフレッシュ。球宴後はこれで7試合連続安打で、チームの得点力不足解消にも少しずつ貢献している。

◆ロッテは4時間34分に及ぶ延長戦の末、引き分けた。序盤からシーソーゲームを展開。1点を追う9回に西武の守護神平良から安田尚憲内野手(26)が同点の中前適時打を放ち、延長戦に持ち込んだ。延長10回2死三塁で代打藤岡裕大内野手(31)が6番手山田から中越え適時二塁打。「打ったのはシンカーだと思います。つないだチャンスでなんとか打つことができてよかった」と振り返った。しかし、ながら9回から回またぎしていた横山陸人投手(23)が10回、村田にプロ1号の同点ソロを被弾。その後は両チーム決定打が出ずに引き分けた。

◆「1番・中堅」で先発出場の西武・西川愛也外野手(26)1―1の三回、勝ち越しの7号ソロ。7月30日のオリックス戦(京セラ)以来、出場3試合ぶりの一発となった。「いい形で打つことができました」カウント2―1からロッテの先発右腕、木村の147キロの直球をフルスイング。右翼ポール際へ大飛球を運び「ホームランになってよかったです」と振り返った。

◆ロッテの上田希由翔(きゅうと)内野手(23)が1―2の四回1死一塁で逆転1号2ランを放った。7月17日のソフトバンク戦(北九州)で六回にアーチをかけたが、五回降雨コールドゲームで〝幻の本塁打〟に。2024年明大からドラフト1位で入団した左打者が正真正銘のプロ初本塁打をマークした。「高めは気を付けて、低めを打とうと思っていたのがいい形になりました」カウント3―1から西武先発の下手投げ右腕、与座の直球を一閃。自軍ファンが待つ右中間席へ運び「打った瞬間は入ると思わなかったですが、歓声で入ったのがわかりました。いい形で打つことができてよかったです」と振り返った。

◆終盤に点を取り合い、延長十二回で引き分けた。ロッテが3―4の九回に安田の適時打で同点とし、延長十回に代打・藤岡の適時二塁打で勝ち越したが、西武はその裏に村田のプロ1号となる代打本塁打で追い付いた。?西武・西川愛也外野手(26)が延長イニングでの1安打を含む1試合6安打。1試合最多安打は1リーグ時代の1949年の東急・大下弘の7安打、パ・リーグ記録は55年の西鉄・仰木彬と2003年のダイエー・城島健司の6安打(セも6安打で5人)で、いずれも9回までの記録。延長での1安打を含む1試合6安打は参考記録扱いではあるが、西武(前身を含む)では仰木と並ぶ球団最多記録。?1試合6安打は22年8月3日の中日・大島洋平(対ヤクルト、9回)以来3年ぶり。延長での安打を含む1試合6安打以上は、06年9月17日の日本ハム・森本稀哲(対ロッテ)以来19年ぶり7人目で西武では初。最多は53年の阪急・古川清蔵の7安打。

◆が球団最多記録に並ぶ1試合6安打と大暴れ。球団では1955年の仰木彬(西鉄、当時)以来、70年ぶりの離れ業をやってのけた。「自分が一番びっくりしています。素直にうれしいです」第1打席に幸先良く右前打を放つと、三回の第2打席は一時勝ち越しとなる右越え7号ソロ。以降も左翼線二塁打をマークするなど、全打席でHランプを灯し、6打数6安打2打点。三塁打はなくサイクル安打にこそならなかったが、「状況に応じて打撃ができた。(球の)見え方もよかった」とうなずいた。チームは今季最長4時間34分の接戦の末、5-5で今季2度目の引き分け。シーズン106安打でリーグ最多安打に躍り出た左打者は「これを継続していきたい」と視線を上げた。(加藤次郎)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
57354 0.620
(↑0.005)
-
(-)
47361
(+5)
261
(+2)
62
(+2)
75
(+1)
0.247
(↑0.001)
2.430
(-)
2
(-)
日本ハム
57372 0.606
(↑0.004)
1
(-)
47361
(+7)
255
(+1)
89
(+1)
49
(-)
0.246
(↑0.001)
2.320
(↑0.02)
3
(-)
ORIX
49423 0.538
(↓0.006)
7.5
(↓1)
49334
(+1)
346
(+7)
62
(+1)
43
(+1)
0.257
(↓0.001)
3.410
(↓0.03)
4
(-)
楽天
44482 0.478
(↓0.006)
13
(↓1)
49271
(+2)
314
(+5)
40
(-)
89
(-)
0.244
(↓0.001)
3.140
(↓0.02)
5
(-)
西武
44492 0.473
(-)
13.5
(↓0.5)
48252
(+5)
275
(+5)
43
(+2)
61
(+1)
0.231
(↑0.001
2.700
(↓0.01)
6
(-)
ロッテ
35553 0.389
(-)
21
(↓0.5)
50275
(+5)
366
(+5)
46
(+1)
39
(-)
0.231
(-)
3.650
(↑0.04)