1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 3 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | 12 | 0 | 2 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 4 | 8 | 1 | 1 |
勝利投手:ケイ(6勝6敗0S) (セーブ:入江 大生(2勝1敗16S)) 敗戦投手:グリフィン(6勝1敗0S) 本塁打 |

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◆DeNAは初回に宮崎、山本、ビシエドの適時打で3点を先制する。その後4回表には桑原の適時打、5回には宮崎の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ケイが6回3失点の好投で今季6勝目。敗れた巨人は、先発・グリフィンが試合をつくれなかった。
◆左肘靱帯(じんたい)損傷で離脱中の巨人岡本和真内野手(29)が、試合前練習中に姿を見せ、フリー打撃などを行った。外野でアップをこなし、二塁と三塁の守備位置でノックを受けた。その後ティー打撃を行い、フリー打撃では39スイングで柵越え11本と快音を響かせた。阿部慎之助監督(46)は「練習できたという感じでよかったんじゃないですか」と話した。8月中の1軍復帰へ、順調な回復ぶりをみせた。
◆DeNAダヤン・ビシエド内野手(36)が、「6番一塁」で加入後初めてスタメンに名を連ねた。ビシエドは加入後、4打席で無安打、2軍でも7打数無安打だが、日本での実績に期待がかかる。上半身のコンディション不良で牧が1日に抹消され、この日は4番に宮崎敏郎内野手(36)が起用された。山本祐大捕手(26)が「5番捕手」で起用され、二塁には2試合連続で林琢真内野手(24)が入った。
◆巨人フォスター・グリフィン投手(30)が球団外国人記録の更新に挑む。今季はここまで12試合に登板して6勝0敗、防御率0・75。開幕7連勝となれば球団外国人新記録となる中での登板となるが「準備はできたし、楽しみにしている」と心待ちにした。今季はDeNA相手に3戦3勝で防御率0・00と、無双を誇っている。まさに"お得意様"との対戦となるが「結果が今まで良かったとはいえ、いい打線なのは間違いない。対戦成績が良かったとしても、注意して投げたい」と気を引き締めた。チームは後半戦2連勝スタートを飾ったが、前カードの中日3連戦は負け越した。前日も逆転負けを喫し、現状45勝47敗3分けで借金2。なかなか波に乗れない中で、今季絶好調の助っ人がチームを勢いづかせる。
◆巨人フォスター・グリフィン投手(30)が"お得意様"のDeNA相手に今季初失点を喫した。初回に2死三塁のピンチを招くと、DeNA4番宮崎に遊撃への適時内野安打を許して先制点を献上した。なおも2死一塁から5番山本、6番ビシエドに連続適時打を浴びて、いきなり3点を失った。グリフィンは試合前時点で今季DeNA相手に3戦3勝で防御率0・00と、無双を誇っていた。登板前日には「結果が今まで良かったとはいえ、いい打線なのは間違いないので。対戦成績が良かったとしても、注意して投げたい」と気を引き締めていたが、立ち上がりから苦戦を強いられた。>
◆DeNA蝦名達夫外野手(27)が、1回の守備から途中交代した。1回2死二塁で巨人グリフィンのカットボールが左膝付近に直撃。一塁に向かったが、直後の守備から神里に代わった。蝦名は1日の巨人戦でも巨人山崎の投球が左脇腹付近に直撃。苦悶(くもん)の表情を浮かべたが、フル出場した。
◆DeNAダヤン・ビシエド内野手(36)が、移籍後初安打初打点となる適時二塁打を放ち、チームメートも笑顔で盛り上がった。2点リードの1回2死三塁、巨人グリフィンの初球の145キロの速球を右中間にはじき返した。二塁ベース上でベンチに向かって、ポーズを決めるとベンチ前で戸柱、桑原、柴田が笑顔全開でビシエドを祝福した。ビシエドは4試合で代打に立ち、4打数無安打。移籍後初スタメンで指揮官の起用に結果で応えた。「初球から積極的にいこうと思ってました。うまくタイミングを合わせることができました。ベイスターズに来て初めてのヒットなので、すごくうれしいです」とビッグスマイルで話した。1回に一塁の守備位置についた時には、スタンドからの「ビシエド」コールに、帽子を取って、丁寧に頭を下げた。
◆DeNAが、初回に巨人先発のグリフィンの不安定な立ち上がりを攻め立て、3点の猛攻で主導権を握った。1回、先頭の桑原が左前打で出塁。2死三塁とし、宮崎が適時内野安打を放った。山本が適時三塁打をマークし、ダヤン・ビシエド内野手(36)が、移籍後初安打初打点となる適時二塁打を放った。宮崎は「何としてもグリフィンから先制点が欲しかったので、ランナーをかえすことだけを考えて打ちました。チームに勢いをつけられたと思います!」とコメント。山本は「ザキさん(宮崎)が一生懸命走ってくれた結果です!さらにケイを援護できるようにこの後も頑張ります!」とコメントした。試合前の時点で今季3戦3敗、防御率0・00と苦しめられる巨人グリフィンから幸先よく、3点を先取した。
◆「すしレース」はタマゴが逆転で制した。巨人、DeNAそれぞれのキッズファンクラブからエントリーされた子どもたち5人がレースに参加。息をのむようなレースが展開された。コハダが完璧なスタートダッシュを決めた。タマゴが1貫差で食らいつき、他3貫は大きく出遅れた。中盤まではコハダとタマゴの一騎打ち。終盤にかけてタマゴがコハダの背中を捉えると、一気にトップスピードで追い抜かし、終わってみれば1着でゴール。2着は3貫差でタマゴ、3着エビ、4着マグロ、5着アナゴの順で入線した。通算成績はアナゴが16勝、エビ10勝(白エビ1勝を含む)、マグロ8勝、タマゴ7勝、コハダ6勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆巨人フォスター・グリフィン投手(30)が今季最短KOを喫した。11度目の先発で4回74球、6安打4失点で降板となった。球団記録の更新に挑んだ一戦だった。今季は救援含めると12試合に登板して6勝0敗、防御率0・75。開幕7連勝なら球団外国人新記録となり、今季3戦3勝で防御率0・00と無双状態だったDeNA戦だったが、初回から暗転した。2死三塁から4番宮崎が放った強い当たりは遊撃のグラブを弾いて先制の適時内野安打に。2死一塁からは5番山本、6番ビシエドに連続適時打を浴びて3点を失った。ここまで1試合の最多失点は2。いきなりの今季ワースト発進となった。杉内投手チーフコーチは「先発で回っていればこういう日もある。初回に3点をとられたことはもう変えられないので、気持ちを切らさず、味方の援護を信じてここから0を並べてほしい」と願ったが、踏ん張れなかった。4回に死球も絡んで2死一、二塁とすると、1番桑原に右翼線に運ばれる適時二塁打で追加点を献上。続く2番京田を三振として4回を投げきり、5回からは2番手に船迫大雅投手(28)が送られた。前日1日には「結果が今まで良かったとはいえ、いい打線なのは間違いないので。対戦成績が良かったとしても、注意して投げたい」と気を引き締めていた。
◆DeNAが、今季3戦3敗だった巨人グリフィンを攻略し、今季初の巨人戦でのカード勝ち越しを決めた。1回、先頭の桑原将志外野手(32)が左前打で出塁。2死三塁とし、宮崎敏郎内野手(36)が先制の適時内野安打を放った。山本が適時三塁打をマークし、ビシエドが移籍後初安打初打点となる適時二塁打を放った。宮崎は「何としてもグリフィンから先制点が欲しかったので、ランナーをかえすことだけを考えて打った」とコメント。山本は「ザキさん(宮崎)が一生懸命走ってくれた結果です」と感謝した。4回には桑原の適時二塁打で1点を追加し、5回にも宮崎の2号2ランでリードを広げた。桑原は「次の1点が大事になってくると思ったので、何とか得点につながり良かったです」とコメントした。先発のケイは、テンポ良くストライクゾーン内で勝負し、6回3失点の好投で自身2カ月ぶりとなる6勝目を挙げた。上半身のコンディション不良で抹消された4番の牧秀悟内野手(27)を欠く中、前夜は試合前時点で4戦3敗、防御率0・31と抑え込まれた天敵山崎を5回途中6失点で見事に攻略。この日は3戦3敗、19イニング無得点だったグリフィンを4回4失点でKOし、2位に浮上した。
◆巨人が終盤の追い上げも及ばずDeNAに連敗し、3位転落となった。先発フォスター・グリフィン投手(30)は、初回からつまずいた。2死三塁のピンチを招くと、DeNA4番宮崎の打球が遊撃手・泉口のグラブをはじく適時内野安打となり、先制を許した。なおも2死一塁から5番山本、6番ビシエドに連続適時打で追加点を献上。野手の記録に残らないミスも重なる不運もあったが、いきなり3点を失った。4回には2死一、二塁から桑原に右翼線への適時二塁打を浴びた。今季最短の4回6安打4失点で降板。今季は試合前時点で対DeNA戦は3戦3勝で防御率0・00と無双を誇っていただけに、まさかのノックアウトとなった。打線は、5点ビハインドの6回に2死二塁からトレイ・キャベッジ外野手(28)が左中間に2ランを放つと、続く7回には2死一、二塁から佐々木俊輔外野手(25)が右前適時打。さらに1点を返したが、反撃も及ばなかった。チームは後半戦2連勝スタートを飾ったが、前カードの中日3連戦で負け越し。2カード連続での負け越しとなった。
◆DeNAアンソニー・ケイ投手(30)が6回3失点で自身2カ月ぶりとなる6勝目を挙げた。初回に3点の援護を受け、テンポ良く、ストライクゾーン内で勝負。2回に遊ゴロの間に1点を返され、6回にはキャベッジに2ランを浴びたが、流れは渡さなかった。「全体的に調子は悪くなかったが、四球からキャベッジへのホームランだけが悔いが残ります。振り返って、次回登板につなげていきたいです」と話した。
◆巨人が終盤の追い上げも及ばずDeNAに連敗し、3位転落となった。阿部慎之助監督(46)はDeNAキラーながら4回4失点でKOされた先発フォスター・グリフィン投手(30)について「あんまりコンディションがよくなさそうだったので、代えたんだけど。横浜も好調なので、それは知ってたんだけどね、なかなか止められませんでした」と肩を落とした。左腕は初回からつまずいた。2死三塁のピンチを招くと、DeNA4番宮崎の打球が遊撃手・泉口のグラブをはじく適時内野安打となり、先制を許した。なおも2死一塁から5番山本、6番ビシエドに連続適時打で追加点を献上。野手の記録に残らないミスが重なる不運もあったが、いきなり3点を失った。4回には2死一、二塁から桑原に右翼線への適時二塁打を浴びた。今季最短の4回6安打4失点で降板。今季は試合前時点で対DeNA戦は3戦3勝で防御率0・00と無双を誇っていただけに、まさかのノックアウトとなった。打線は、5点ビハインドの6回に2死二塁からトレイ・キャベッジ外野手(28)が左中間に2ランを放つと、続く7回には2死一、二塁から佐々木俊輔外野手(25)が右前適時打。さらに1点を返したが、反撃も及ばなかった。チームは後半戦2連勝スタートを飾ったが、前カードの中日3連戦で負け越し。2カード連続での負け越しとなった。
◆杉内俊哉投手チーフコーチ(44)が試合後に取材に応じ、この日登録を抹消された西舘勇陽投手(23)について「上半身のコンディションがあんまり良くないってことだったので。大事を取ってという感じですね」と説明した。西舘は交流戦の6月11日ソフトバンク戦(みずほペイペイ)で先発初勝利を挙げ、以降は先発ローテーションに入ってきた。今季12登板(7先発)で2勝3敗、防御率4・28。7月29日の中日戦(バンテリン)では先発で5回6失点で敗戦投手となっていた。その後も1軍に帯同していたが、登板4日後に登録抹消となった。同投手コーチは「無理して投げず。無理して投げてひどくなるよりは早期発見ということで」と状況を示した。
◆DeNAダヤン・ビシエド内野手(36)が、移籍後初安打初打点となる適時二塁打を放ち、チームのムードを盛り上げた。2点リードの1回2死三塁、巨人グリフィンの初球の145キロの速球を左中間にはじき返した。昨年まで中日でプレーし、7月に加入。「日本に帰ってきて、チームの勝利に貢献できてうれしい」と笑顔で話した。三浦監督は「必死さが伝わるし、ベンチもすごい盛り上がっていて、一体感が増した」と評した。
◆DeNA入江大生投手(26)が1軍復帰後初登板で16セーブ目を挙げた。3点リードの9回に登板し、6球で3者凡退に抑えた。右上腕の神経障がいで7月12日に抹消され、1日の巨人戦から再昇格。「休養をいただいたので、非常にいいコンディションで投げられた。セーブシチュエーションでいかせていただけているので、期待に応えたいです」と話した。三浦監督は「しっかり押し込めていたし、入江のボールだった」と評価した。
◆DeNAが、今季3戦3敗だった巨人グリフィンを4回4得点でKOし、今季初の巨人戦のカード勝ち越しを決めた。牧が上半身のコンディション不良で不在の中、4番に起用された宮崎敏郎内野手(36)が1回に先制打。5回には4番では18年6月18日の西武戦以来、7年ぶりの1発となる2号2ランで勝負をつけた。チーム最年長の「ハマのプーさん」が決勝打を含む3安打3打点で打線をけん引し、チームは3連勝で2位に浮上した。仲間に発した言葉をバットで体現した。1回2死三塁、宮崎は2球で追い込まれたが、粘った末に8球目の内角速球を打ち返し、先制打を放った。山本の適時三塁打、ビシエドの適時二塁打で3点を先取。4回には桑原の適時二塁打で追加点を挙げ、今季3戦3敗だった巨人グリフィンを4回4失点でKOし、4戦目で初黒星をつけた。「何としてもグリフィンから先制点がほしかったので、ランナーをかえすことだけを考えて。チームに勢いをつけられた」ダメ押しも宮崎のバットだった。3点リードの5回無死一塁、船迫の外角速球を払うように強振。一瞬、ファウルかと思われた打球は吸い込まれるかのようにフェアゾーンに戻り、ポールに直撃した。三浦監督を「芸術品じゃないですか。素晴らしかった」と称賛させる最高級の技術が詰まった1発。7年ぶりの「4番弾」で試合を決めた。牧の抹消が試合前に決まった前夜の巨人戦、野手ミーティングでチームメートに言葉を掛けたのがチーム最年長の宮崎だった。本人は「言ってないです」と笑いながら否定したが、三浦監督の耳には「宮崎が『全員でキャプテン』っていうのは、伝えたというのは聞いた」としっかりとナインに届き、自らも3安打3打点で勝利に導いた。宮崎は「牧がいないのは大きいですけど、自分たちがしっかりと責任と自覚を持って、やっていかないと」と決意を込めた。前夜は今季4戦3敗だった山崎、この日はグリフィンと2試合連続で「天敵」を攻略。チームは今季初の巨人戦のカード勝ち越しを決め、2位に浮上した。三浦監督は「ここまでちょっとやられっぱなしだったんでね。昨日、今日といいきっかけにしないといけないです」と力を込めた。【久保賢吾】DeNA桑原(2号ソロを含む2試合連続の3安打2打点)「(8回のソロは)思い通りのスイングができました。流れ的にも必要な1点だったのでうれしいです」
◆巨人がDeNAに手痛い連敗を喫し、3位に転落した。DeNAキラーのフォスター・グリフィン投手(30)は立ち上がりからつまずいた。初回2死三塁のピンチを招くと、宮崎の打球は遊撃手・泉口のグラブをはじく適時内野安打となり、先制点を献上。なお2死一塁から山本、ビシエドの連続適時打で追加点を許した。記録に残らない守りのミスも重なったが「しっかり打たれたような当たりではなかったけど、野球はそういうことも起こり得る」と淡々と振り返った。想定外のノックアウトだった。試合前時点で今季のDeNA戦は3戦3勝で防御率0・00。だが、この日は序盤から相手打線につかまり4回6安打4失点でマウンドを降りた。阿部監督は早期での降板に「あんまりコンディションが良くなさそうだったので代えた」と説明した。チームは3連敗で2カード連続での負け越しが決まった。連敗中は、いずれも先発投手が5回持たずに降板。4位中日も迫ってきているが、指揮官は「とにかくもう点を取るしかないんでね。いい形もできたし、とにかく切り替えて明日頑張ります」。なんとか踏みとどまるしかない。【水谷京裕】
◆左肘靱帯(じんたい)損傷から復活を目指す巨人・岡本和真内野手(29)が、東京ドームで試合前練習に参加。ノックを受けた後、阿部監督ら首脳陣の前でフリー打撃を行い、左翼席上段への一発など39スイングで11本の柵越えを放った。ケージ裏で見守った亀井打撃コーチは「映像では見ているけど、実際に見てみるとやっぱり違うなと。早く戻ってきてほしいなという思いはあります」と万全な回復を願いながら、復帰を心待ちにした。岡本は5月6日の阪神戦の一塁守備で負傷。入念なリハビリに励み、7月26日に屋外でのフリー打撃を再開した。かねて掲げている8月中の1軍復帰へ着実に強度を高めている。
◆DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が「6番・一塁」で加入後初先発。一回に2点を先行してなお2死三塁で迎えた第1打席で、初球の浮いた直球を捉えて左中間を破る適時二塁打を放った。昨季まで9年間在籍した中日で主砲を担い、今季はメキシコのリーグでプレー。7月20日に来日し、加入後5打席目での初安打が適時打となった。2018年に首位打者と最多安打に輝いた強打者は「初球から積極的に行こうと思っていた。うまくタイミングを合わせることができた。ベイスターズに来て初めてのヒットなのですごくうれしい」と声を弾ませた。
◆巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)が左中間へ11号2ランを放った。1試合2発を放った7月29日の中日戦(バンテリンD)以来の一発となった。1-6の六回2死二塁。DeNA・ケイが投じた高めの154キロ直球を捉え、打った瞬間に柵越えを確信。ゆっくりと走り出した。助っ人の一発で3点差まで迫り、反撃の狼煙を上げた。
◆巨人は3連敗で借金3となり、DeNAと入れ替わり3位に転落した。対DeNAは今季3戦3勝、無失点だった先発のグリフィンが一回から3点を先制されるなど、4回4失点で今季初黒星を喫した。前日の山崎に続いて、DeNAに好相性だった先発投手が立て続けに打ち込まれる結果に、阿部慎之助監督(46)は「(グリフィンは)あまりコンディションが良くなさそうだったので(4回で)代えた。(相手)打撃陣、好調なので。それは知っていたけど、なかなかまとめられませんでしたね」と唇をかんだ。
◆DeNAが3連勝で2位浮上した。一回に宮崎敏郎内野手の適時打や山本祐大捕手の適時三塁打など3連打で3点を先制。五回に宮崎の2号2ランを放つと、八回の桑原将志が2号ソロを放ち突き放した。先発のケイ投手は、6回3失点で6勝目(6敗)を挙げた。
◆?DeNA・宮崎が4月16日の巨人戦(東京ドーム)以来、今季5試合目の4番で先発出場。一回の先制の適時打が勝利打点となるなど、1本塁打を含む3安打3打点と活躍。勝利打点は7月13日の巨人戦(横浜)以来、今季4度目。本塁打は5月20日の中日戦(横浜)以来、今季2本目。先発4番打者で勝利打点、本塁打を記録したのは、ともに2018年6月18日の西武戦(1試合2本、横浜)以来7年ぶりで、勝利打点は通算2度目、本塁打は同4本目。?チームは7月31日のヤクルト戦から3試合連続で7得点以上を奪って3連勝。3試合連続で7得点以上したのは、23年9月1-3日の巨人戦(9→13→7)以来2年ぶりで、全て7得点以上した3連勝は14年7月26日のヤクルト戦-同29日の巨人戦(7→10→9)以来11年ぶり。
◆巨人・西舘勇陽投手が出場選手登録を抹消された。先発ローテーションの一角で、29日の中日戦(バンテリンD)では5回7安打6失点で敗戦投手となっていた。抹消の理由について、杉内投手チーフコーチが「上半身のコンディションがあまり良くないってことだった。大事をとってという感じ」と説明。「無理して投げてひどくなるよりは、早期発見ということで」と話した。
◆DeNAのビシエドが移籍後の初安打初打点を記録した。「6番・一塁」で出て二塁打を2本マーク。一回2死三塁で速球を左中間に打ち返した適時二塁打に「うまくタイミングを合わせることができた。初めての安打なのでうれしい」と満面の笑みを浮かべた。首位打者に輝いた経験を持つ36歳の実力者は早くも新天地に溶け込んでいる。三浦監督は「ベンチもすごく盛り上がっていた。一体感が増した」と目尻を下げた。
◆DeNAの抑え、入江が右上腕の神経障害から復帰し、16セーブ目を挙げた。九回に登板し、わずか6球で三者凡退として「いい状態に戻っている。首脳陣の期待に応えたいと思っている」と話した。7月11日以来の1軍マウンドで復活を印象付けた。「休養をいただいたので、いいコンディションで投げられた」と安堵した。
◆DeNAが3連勝で2位浮上した。一回に宮崎敏郎内野手の適時打や山本祐大捕手の適時三塁打など3連打で3点を先制。五回に宮崎の2号2ランを放つと、八回の桑原将志が2号ソロを放ち突き放した。先発のケイ投手は、6回3失点で6勝目(6敗)を挙げた。
◆DeNA・入江大生投手(26)が3点リードの九回を締め、16セーブ目を挙げた。わずか6球で打者3人を料理。右上腕の神経障害から力強く復帰し「いいコンディションで投げられた。ほっとした部分はめちゃくちゃある」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。前日1日に戦列に戻った右腕は、最速157キロを計測した直球主体に打者を押し込んだ。今回の故障を招いた一因は「筋肉の過緊張」。緊迫した場面で気づかぬうちに体がこわばり、筋肉と神経が癒着を起こしていたという。呼吸法を見直してきた入江は「首脳陣の期待に応えたい」と意欲十分。三浦監督は「入江のボールだった。これからまた頑張ってもらう」と信頼を寄せた。
◆DeNA・蝦名達夫外野手(27)が2日、巨人15回戦(東京ドーム)に「7番・右翼」で先発出場し、一回の第1打席で左膝付近に死球を受けて直後の守備で退いた。三浦大輔監督(51)は状態について「トレーナーに見てもらっている」と話すにとどめた。
◆DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が「6番・一塁」で加入後初先発し、2安打1打点と存在感を放った。ヒーローインタビューで「日本に帰ってきてヒットを打てて、チームに貢献できてすごくうれしい」と笑みを浮かべた。一回に2点を先行してなお2死三塁で迎えた第1打席で、初球の浮いた直球を捉えて左中間を破る適時二塁打を放った。加入後5打席目での初安打が適時打となり「すごくほっとした」と胸をなでおろした。七回の第4打席では右中間を破る二塁打を放った。昨季まで9年間プレーした中日で主砲を担った強打者は「チームの雰囲気が素晴らしい。その一員になれているのがうれしい」と輪に溶け込んだ様子。三浦監督は「ベンチも喜んでいた。一体感を生み出してくれている」と評価した。
◆2試合連続で〝DeNAキラー〟が打ち込まれた。巨人の先発、フォスター・グリフィン投手(30)が4回6安打4失点で今季初黒星(6勝)。左脚のコンディション不良もあり、リーグ戦の登板は3週間ぶり。「(間隔が)空いたのでリズムに乗れないところがあった」と振り返った。今季はDeNA相手に3戦3勝、19イニング無失点と好相性だったが、一回に3連続適時打を浴びて3失点。前夜、今季4戦3勝ながら黒星を喫した山崎に続き、相手打線に屈した。四回での交代について、阿部監督は「コンディションが良くなさそうだったので」と説明した。チームは3連敗で借金は今季最多タイの3。DeNAと入れ替わり3位に転落した。指揮官は「とにかく点を取るしかない。切り替えて明日頑張ります」と前を向いた。(原田優介)
◆わずか6球で打者3人を料理した。DeNA・入江大生投手(26)が3点リードの九回を締め、16セーブ目を挙げた。右上腕の神経障害から力強く復帰し「いいコンディションで投げられた。ほっとした部分はめちゃくちゃある」と安堵の表情を浮かべた。前日1日に戦列に戻り、最速157キロを計測した直球主体に打者を押し込んだ。今回の故障を招いた一因は「筋肉の過緊張」。緊迫した場面で気づかぬうちに体がこわばり、筋肉と神経が癒着を起こしていたという。呼吸法を見直してきた入江は「首脳陣の期待に応えたい」と意欲十分。三浦監督は「入江のボールだった。これからまた頑張ってもらう」と信頼を寄せた。
◆新戦力のビシエドが「6番・一塁」で加入後初先発。一回に2点を先行してなお2死三塁で、初球の浮いた直球を捉えて左中間を破る適時二塁打を放った。加入後5打席目での初安打が適時打となり「ベイスターズに来て初めてのヒットなのですごくうれしい」と声を弾ませた。七回には右中間を破る二塁打。昨季まで9年間プレーした中日で主砲を担った強打者は「チーム全体の雰囲気がいい」と輪に溶け込んだ様子だった。
◆DeNAは2日、巨人15回戦(東京ドーム)に7-4で勝ち、3連勝。巨人と入れ替わり2位に浮上した。上半身のコンディション不良で離脱した牧秀悟内野手(27)に代わり、4番に入った宮崎敏郎内野手(36)が2号2ランを含む3安打3打点。頼れるベテランは前日1日の野手ミーティングでナインを鼓舞しており、プレーでも引っ張った。牧が離脱しても、宮崎がいる。代わって4番に座ったチーム最年長の36歳が、先制打を含む3安打の固め打ちだ。3試合連続2桁安打で3連勝を飾ったチームを活気づけ、静かな口調で喜びを語った。「勢い付けられたのならよかった。牧の後はなかなか...。4番目(の打者)というイメージですね」まずは一回2死三塁。2球で追い込まれながらファウルで粘り、内角を突かれた8球目の直球を捉えた当たりは遊撃手のグラブを弾く適時打となった。後続の山本とビシエドも適時打を放ち、3点を先行する攻撃の火付け役となった。相手先発のグリフィンには今季3戦3敗を喫しており、計19回を無得点に抑えられてきた。打線は苦手の山崎を打ち崩した前夜のように集中打で畳みかけ、四回に4点目を奪って攻略した。宮崎が真骨頂を見せたのは、4-1の五回無死一塁。甘く入った直球を振り抜き、高い弾道を描いた打球はファウルゾーンから内側に向かって左翼ポールに直撃した。5月20日以来、約2カ月半ぶりの一発となる2号2ラン。三浦監督が「芸術品。(バットが)内から出せているからこそ」とうなる一打だった。主将の牧が戦列を離れた前日1日。試合前の野手ミーティングで一人一人の心に訴えかけたのが宮崎だった。「全員がキャプテンのつもりでやっていこう」-。明るい選手ばかりのチームにあって、孤高の職人かたぎ。口数が多いタイプではないからこそ、一言には重みがあり、ナインは自覚を持った。本人が「言っていないです」と笑顔ではぐらかした一方で、三浦監督は「宮崎が発言してくれてチームが一つになれた。本当に頼りになる」と最敬礼した。チームは2位に浮上。宮崎は「自覚と責任を持ってやっていかないと」と口元を引き締めた。反攻の8月は始まったばかりだ。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
59 | 36 | 2 | 0.621 (↑0.004) | M35 (↑1) |
46 | 332 (+5) | 210 (+1) | 60 (+4) | 76 (-) |
0.245 (-) | 1.930 (↑0.01) |
2 (1↑) |
DeNA |
44 | 46 | 5 | 0.489 (↑0.006) | 12.5 (-) |
48 | 296 (+7) | 274 (+4) | 51 (+2) | 43 (+1) |
0.232 (↑0.001) | 2.680 (↓0.01) |
3 (1↓) |
巨人 |
45 | 48 | 3 | 0.484 (↓0.005) | 13 (↓1) |
47 | 274 (+4) | 290 (+7) | 58 (+1) | 39 (-) |
0.242 (-) | 2.730 (↓0.04) |
4 (-) |
中日 |
43 | 50 | 2 | 0.462 (↑0.005) | 15 (-) |
48 | 253 (+6) | 285 (-) | 48 (+1) | 60 (+1) |
0.227 (↑0.001) | 2.840 (↑0.03) |
5 (-) |
広島 |
40 | 50 | 5 | 0.444 (↓0.005) | 16.5 (↓1) |
48 | 280 (-) | 302 (+6) | 43 (-) | 47 (-) |
0.239 (↓0.001) | 2.900 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
32 | 53 | 5 | 0.376 (↓0.005) | 22 (↓1) |
53 | 247 (+1) | 358 (+5) | 45 (+1) | 43 (+1) |
0.227 (↓0.002) | 3.560 (↓0.02) |
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