ソフトバンク(☆3対1★)楽天 =リーグ戦15回戦(2025.08.01)・みずほPayPayドーム福岡=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
0010000001500
ソフトバンク
20001000X3611
勝利投手:上沢 直之(7勝6敗0S)
(セーブ:杉山 一樹(2勝2敗14S))
敗戦投手:瀧中 瞭太(4勝7敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】近藤 健介(4号・1回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 楽天戦チケット予約
◆ソフトバンクは初回、近藤の2ランで幸先良く先制する。その後1点差に迫られて迎えた5回裏には、1死満塁から山本が押し出し四球を選び、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・上沢が7回5安打1失点の力投で今季7勝目。敗れた楽天は、打線がつながりを欠いた。

◆今季のソフトバンクは楽天戦が苦手。このカードは14試合を消化して5勝9敗で、リーグ内の対戦では唯一の負け越し。チーム打率2割1分9厘、26得点は対戦カード別でワースト。本塁打は4月17日3回戦の中村、同27日6回戦の柳町が打った2本しかなく、5月16日7回戦から8試合連続で1発が出ていない。今日の相手先発は今季ソフトバンク戦2戦2勝の滝中だが、天敵を攻略して白星を挙げられるか。

◆ソフトバンクのスタメンが発表された。緒方理貢外野手(26)が「1番中堅」で5月15日の西武戦以来となる先発出場。山川穂高内野手(33)は2試合連続で4番に座った。ドラフト2位ルーキーの庄子雄大内野手(22)は「9番遊撃」でプロ2度目のスタメンに名を連ねた。周東佑京内野手(29)はベンチから外れ、2戦連続で欠場となった。

◆プロダンスチーム「Valuence INFINITIES(バリュエンス・インフィニティーズ)」のダンサーMAKOが始球式を務めた。「練習していた」とノーバウンド投球。ただ、ストライクゾーンから外れ「悔しかったです。でも、届いたので良かったです」と振り返った。2020年の東京五輪閉会式ではステージ上でダンスを披露したが、緊張感は「断然、始球式の方ですね」と話した。この日は真夏の恒例イベント「鷹祭 SUMMER BOOST 2025」と銘打たれた一戦で、プロダンスリーグ「D・LEAGUE」とのコラボ開催となった。

◆ソフトバンクが今季最多の貯金を21とし、パ首位をがっちりキープした。先手を取った。初回1死一塁の場面。3番近藤健介外野手(31)が今季4号2ランを放った。楽天滝中の真ん中チェンジアップを右翼スタンドへ運んだ。1点リードで迎えた5回1死満塁では、5番山本恵大外野手(25)が押し出し四球を選んでさらに1点を追加した。チームは前カードで日本ハムとの首位攻防3連戦を2勝1敗で終え、一夜明けたこの日は北海道から福岡の当日移動ゲーム。選手の疲労蓄積を考慮し、試合前練習は時短で行われた。これで毎年恒例イベントで「鷹祭 SUMMER BOOST2025」は、今季3戦3勝となった。

◆ソフトバンク上沢直之投手(31)が、復帰登板でうれしい白星を手にした。投球フォームの再確認などのため、約20日間のファーム調整を続けていた。楽天打線を7回5安打1失点に抑え、7月5日以来の勝ち星で7勝目を挙げた。「今日が僕の後半戦のスタート。チームも(前カードの)日本ハム戦で勝ち越していたし、何とかこの流れを切らないようにと気合が入った」。苦手としていた立ち上がりも、初回3者凡退で切り抜けた。変化球は徹底して低目への投球を意識。5奪三振のうち4個をフォークで空振り三振に仕留めた。98球の降板も、今後はさらに長いイニングの投球が求められる。チームは北海道遠征から戻っての当日移動試合。打のヒーロー近藤からは「最後まで投げてほしかった」とお立ち台で言われて苦笑い。苦手楽天とのカード頭を取り、チームは8月白星発進。「ここから波に乗って頑張っていきたい」と上沢は力を込めた。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)が、先制&決勝アーチをかけた。初回1死一塁から右翼スタンドへ4号2ラン。今季2戦2敗と苦手にしていた楽天滝中の失投を仕留め、ひと振りで粉砕した。真夏の恒例イベント「鷹祭 SUMMER BOOST2025」はこれで3戦3勝。チームは連勝で、今シーズン最多を更新する貯金21だ。2位日本ハムに1ゲーム差をつけ、首位をキープした。振り抜いたバットを手に持ったまま、近藤はジッと打球の行方を追い続けた。数秒後、スタンドインを確信。一塁へ駆け出し、大歓声を背にダイヤモンドを回った。「(打球が)上がりすぎたと思ったんですけど...。入ってくれて、最高の結果になった」失投を逃さず、ひと振りで決めた。初回1死一塁の第1打席。カウント2-1からの4球目、滝中の真ん中チェンジアップを豪快にかち上げた。高々と舞った大飛球は、右翼スタンドに着弾。自身17戦ぶりの今季4号2ランに「早い段階で(先制点を)とは思っていました。なかなか打ちあぐねていましたし」。相手右腕には過去2戦2敗を喫し、7月12日にはプロ初完封まで献上。3度目のマッチアップで、きっちり本拠地で借りを返した。中心選手として、自覚と責任がある。日本ハムとの首位攻防3連戦を2勝1敗で終え、一夜明けたこの日は北海道から福岡の当日移動ゲーム。選手の疲労蓄積を考慮し、試合前練習は時間短縮で行われた。打撃練習を取りやめる選択肢もあったが「できる準備をして試合に臨む。長らくレギュラーに座る上で大切なことだと思いますし、打てる体の状況でした」。入念に準備し、本番で結果を残す。5回には1死一塁から右前打。さらに計2四球を選び、全4打席出塁と文句なしの働きぶりだった。チームは2連勝し、今季最多を更新する貯金「21」とした。2位日本ハムに1ゲーム差をつけ、パ首位をがっちりキープだ。それでも「まだまだ先はあるので」と慢心はない。「(シーズン)前半戦は若い選手に粘ってもらったと思うので。当然、僕ら主力メンバーが打たないと優勝は近づいてこないと思う」。月が変わって、勝負の真夏戦線に突入。リーグ連覇へ、頼れる背番号3が勝利を導く一打に徹する。【佐藤究】▽ソフトバンク小久保監督(近藤の1発に)「さすがだなというふうに見ていました。相手投手に対しての先制2ランは本当に大きかったなと思います」

◆ソフトバンクが逃げ切り、貯金を今季最多の21とした。一回に近藤の4号2ランで先制。2―1の五回は山本の押し出し四球で加点した。上沢は多彩な球種を交え、7回1失点で7勝目。楽天は打線に元気がなく、連勝が5で止まった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
56354 0.615
(↑0.004)
-
(-)
48356
(+3)
259
(+1)
60
(+1)
74
(-)
0.246
(↓0.001)
2.430
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
56372 0.602
(↓0.007)
1
(↓1)
48354
(+2)
254
(+4)
88
(+1)
49
(-)
0.245
(↓0.001)
2.340
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
49413 0.544
(↑0.005)
6.5
(-)
50333
(+4)
339
(+2)
61
(+1)
42
(-)
0.258
(-)
3.380
(↑0.02)
4
(-)
楽天
44472 0.484
(↓0.005)
12
(↓1)
50269
(+1)
309
(+3)
40
(-)
89
(+1)
0.245
(-)
3.120
(-)
5
(-)
西武
44491 0.473
(↑0.006)
13
(-)
49247
(+11)
270
(+2)
41
(+2)
60
(+2)
0.230
(↑0.001)
2.690
(-)
6
(-)
ロッテ
35552 0.389
(↓0.004)
20.5
(↓1)
51270
(+2)
361
(+11)
45
(-)
39
(-)
0.231
(-)
3.690
(↓0.09)