1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 1 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4X | 4 | 7 | 1 | 1 |
勝利投手:片山 楽生(1勝0敗0S) 敗戦投手:加藤 貴之(7勝4敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスが劇的なサヨナラ勝利。オリックスは2点を追う9回裏、杉本の適時打が飛び出し、1点差に迫る。なおも1死二三塁の好機で、頓宮が3ランを放ち、試合を決めた。投げては、2番手・片山がプロ初勝利。敗れた日本ハムは、先発・加藤貴が最終回に痛恨の一発を浴びた。
◆北海道から大阪への空路移動でトラブルに見舞われた日本ハムが、試合前練習を4人で開始した。先発予定の加藤貴之投手(33)、2日先発予定のドリュー・バーヘイゲン投手(34)、3日先発予定の伊藤大海投手(27)は大阪へ前日入り。また、22年までオリックスに在籍した伏見寅威捕手(35)はチームの移動便予定よりも早く移動していたため、かつての本拠地で体を動かしながら、チームメートの到着を待った。チーム本隊は新千歳空港から伊丹空港へ向かう移動予定便が使用する飛行機の手配がつかないため、4時間20分の遅延となり、直行便をキャンセル。急きょ羽田空港経由の乗り継ぎ便に振り替えて大阪へ移動した。新庄剛志監督(53)はドタバタ移動の道中、自身のインスタグラムで超異例のスタメン発表を行った。ホワイトボードにスタメン予定選手を打順で並べた写真と一緒に「飛行機がかなり遅れて 北海道 羽田 伊丹 でなんとか全員乗ることができ 今 大慌てで京セラに向かってます ついてから練習する時間がないので スタメンの選手は空港で体動かしといてちょうだい」と投稿した。
◆日本ハムが北海道から大阪への空路移動でトラブルに見舞われ、試合開始予定時間の1時間前となる午後5時に京セラドーム大阪へ到着した。試合開始は午後6時から、同6時15分に変更となった。新千歳空港からの移動予定便が使用する飛行機の手配がつかないため、4時間20分の遅延(午前9時51分にANAから発表)となり、直行便をキャンセル。急きょ羽田空港経由の乗り継ぎ便に振り替えて大阪へ移動していた。7月31日にソフトバンクとエスコンフィールドでナイターを戦った日本ハムは、午後6時開始予定のオリックス戦へ向けて新千歳空港から当日移動を予定してた。本来は午前11時10分発のANA774便に搭乗し、午後1時に伊丹空港へ到着し、そこからバス移動で京セラドーム大阪には同2時ごろには到着する予定だった。ただ、搭乗予定便が機材繰りの関係で大幅に遅延した。試合開始40分前の同5時20分に伊丹到着予定となったことで直行を断念。チームは羽田経由での乗り継ぎ便に急きょ振り替えたが、羽田行き便も午前11時半発予定が36分遅れて出発し、午後1時39分に羽田に到着。伊丹行きは同2時発予定で乗り継ぎがギリギリになる可能性もあったが、こちらも使用機到着遅れのため出発が39分遅れ。チームは無事に乗り継ぎに成功した。その直後に、もともとチーム便とは別の移動便で先に球場入りしていた新庄剛志監督(53)が自身のインスタグラムで超異例のスタメン発表を行った。ホワイトボードにスタメン予定選手を打順で並べた写真と一緒に「飛行機がかなり遅れて 北海道 羽田 伊丹 でなんとか全員乗ることができ 今 大慌てで京セラに向かってます ついてから練習する時間がないので スタメンの選手は空港で体動かしといてちょうだい」と投稿した。チームは同3時39分に伊丹へ到着。そのままバスに乗り換えたが、渋滞にも巻き込まれ、京セラドーム大阪へ到着したのは試合開始予定時間の1時間前となる同5時だった。とんだドタバタ移動となり、新庄監督が予告していた通りに全体としての試合前練習はキャンセル。試合開始時刻も15分遅れの同6時15分に変更。各自が体を動かして試合に備えた。先発予定の加藤貴之投手(33)は、今カードに先発予定のドリュー・バーヘイゲン投手(34)、伊藤大海投手(27)とともに大阪へ前日入りしており、移動トラブルには巻き込まれなかった。また、22年までオリックスに在籍した伏見寅威捕手(35)はチームの移動便予定よりも早く移動していたため、かつての本拠地で体を動かしながら、チームメートの到着を待っていた。
◆日本ハムが北海道から大阪への空路移動でトラブルに見舞われ、試合開始予定時間の1時間前となる午後5時に京セラドーム大阪へ到着した。試合開始は午後6時から、同6時15分に変更となった。新千歳空港からの移動予定便が使用する飛行機の手配がつかないため、4時間20分の遅延(午前9時51分にANAから発表)となり、直行便をキャンセル。急きょ羽田空港経由の乗り継ぎ便に振り替えて大阪へ移動していた。【★日本ハム飛行機移動トラブル・ドキュメント】午前9時51分 ANAからチーム搭乗予定便(同11時10分新千歳空港発、伊丹空港行き)の出発が4時間20分の遅れとなることがアナウンスされる。その後、チームは羽田空港経由で伊丹空港へ移動することを決める。同11時36分 チームが羽田空港へ向けて出発。同55分 新庄監督は元から搭乗予定だったチームとは別便で伊丹空港へ出発。午後1時39分 チームが羽田空港へ到着。伊丹空港行きの出発口へ移動。同44分 新庄監督が伊丹空港へ到着。そのまま、ハイヤーで京セラドーム大阪へ移動。同2時39分 チームが伊丹空港へ向けて出発。同46分 先に移動を終え、球場入りしていた新庄監督が自身のインスタグラムで状況説明とスタメンを投稿。同3時39分 伊丹空港へ到着。同41分 オリックスが京セラドーム大阪で試合前練習を終了。グラウンドには前日入りした先発予定の加藤貴やバーヘイゲン、伊藤、チームとは別便で移動した伏見がアップ開始。同4時 チームが伊丹空港からバスで京セラドーム大阪へ移動開始。同37分 試合前の打撃練習用のケージが撤去される。伏見はティー打撃を開始。同5時 チームが京セラドーム大阪に到着。同5分 水野が一番乗りでグラウンド入り。同10分 新庄監督がグラウンドに登場。オリックスは試合開始時間を午後6時から同6時15分に遅らせることを発表。
◆日本ハムの北海道から大阪への飛行機遅延により、試合開始が18時15分となった。オリックスの打撃練習が3時41分に終了。日本ハムはチーム移動便より先に到着していた、加藤貴之投手(33)、ドリュー・バーヘイゲン投手(34)、伊藤大海投手(27)、伏見寅威捕手(35)が4人で試合前練習を行った。5時5分頃にナインがグラウンドに姿を見せた。
◆飛行機遅延の影響で試合開始1時間15分前にチームとともに球場入りした日本ハム石井一成内野手(31)が2回に先制2号ソロを放った。オリックス・エスピノーザから右翼席へ運んだ。「打ったのはストレート。いつもと違う試合への準備でしたが、何とかチームに流れを引き寄せたかった。まずは先制、ここからです」と話した。チームはこの日、北海道から大阪への空路移動でトラブルに見舞われ、試合開始予定時間の1時間前となる午後5時に京セラドーム大阪へ到着した。試合開始は午後6時から、同6時15分に変更となった。新千歳空港からの移動予定便が使用する飛行機の手配がつかないため、4時間20分の遅延(午前9時51分にANAから発表)となり、直行便をキャンセル。急きょ羽田空港経由の乗り継ぎ便に振り替えて大阪へ移動していた。野手陣は各自ティー打撃やノックを受けて準備を進め、試合に臨んでいた。
◆ボートレーサーの石本裕武(ひろむ・24)が、始球式を務めた。この日は「ボートレース住之江G1高松宮記念特別競走ナイター」として開催。自身の登録番号「5267」のユニホーム姿で登場した。小、中学生で野球経験があり、低めにノーバウンド投球を決めた。「ギリギリですね。あとボール1球分低かったらショーバンになっていましたね」と笑みを浮かべた。22年11月のデビュー以来、快進撃を続け、現役関大生の"二刀流レーサー"としても話題。高松宮記念でのG1デビューへ。「この経験を生かして本番にも強い選手になっていけたら。地元でG1のレースに出場できるので、お客さんに衝撃を与えられるように頑張ります」と意気込んだ。
◆日本ハムが超ドタバタ移動でオリックス戦(京セラドーム大阪)に臨んだ。新千歳空港から伊丹空港へ向かう便が機材トラブルで大幅遅延。急きょ羽田空港経由での大阪入りに切り替え、球場到着は当初予定から約3時間遅れの午後5時だった。その道中で、チームと別便で移動していた新庄剛志監督(53)は自身のインスタグラムでスタメンを発表。選手たちに気持ちの準備だけはさせ、15分遅れとなった試合に臨ませた。これも9年ぶりのリーグ制覇へ向けた試練なのか-。日本ハムが飛行機移動でトラブルに見舞われた。エスコンフィールドでソフトバンクとの首位攻防3連戦を終えた一夜明け。新千歳空港で、思わぬ事態が待っていた。午前11時10分に出発予定だった伊丹空港への移動便が、機材トラブルで使用機が到着しないため、まさかの4時間20分の遅延。急きょ羽田空港経由に切り替えることとなった。乗り継ぎ便も出発遅れなどがあり、伊丹到着は午後4時。そこからバスで京セラドーム大阪を目指したが、渋滞にも巻き込まれた。早ければ約30分の道のりを約1時間かけて移動。本来なら午後2時前後に球場入りするはずが、約3時間遅れの午後5時に到着する長旅となった。試合前練習はキャンセル。試合開始も15分遅れ。野手陣はティー打撃やノックを受けるなど最低限の準備だけ行った。普段からチームとは別便で移動する新庄監督は、午前11時55分発の直行便で移動。先に球場入りし、自身のインスタグラムで状況説明とスタメンを投稿した。「飛行機がかなり遅れて 北海道 羽田 伊丹 でなんとか全員乗ることができ 今 大慌てで京セラに向かってます ついてから練習する時間がないので スタメンの選手は空港で体動かしといてちょうだい」空港で体を動かすことは無理でも、スタメン選手たちは気持ちの準備ができた。超異例の投稿ににじむ優しさ、心配りに応えるように試合は2回に石井の2号ソロで先制。「いつもと違う試合への準備でしたが、何とかチームに流れを引き寄せたかった」と選手たちも力強くプレーした。昨季の2位から頂点を目指す今季のスローガンは「大航海は続く」。こんな荒波も乗り越えた先に、歓喜のゴールは待っている。【★日本ハム飛行機移動トラブル・ドキュメント】午前9時51分 ANAからチーム搭乗予定便(同11時10分新千歳空港発、伊丹空港行き)の出発が4時間20分の遅れとなることがアナウンスされる。その後、チームは羽田空港経由で伊丹空港へ移動することを決める。同11時36分 チームが羽田空港へ向けて出発。同55分 新庄監督は元から搭乗予定だったチームとは別便で伊丹空港へ出発。午後1時39分 チームが羽田空港へ到着。伊丹空港行きの出発口へ移動。同44分 新庄監督が伊丹空港へ到着。そのまま、ハイヤーで京セラドーム大阪へ移動。同2時39分 チームが伊丹空港へ向けて出発。同46分 先に移動を終え、球場入りしていた新庄監督が自身のインスタグラムで状況説明とスタメンを投稿。同3時39分 伊丹空港へ到着。同41分 オリックスが京セラドーム大阪で試合前練習を終了。グラウンドには前日入りした先発予定の加藤貴やバーヘイゲン、伊藤、チームとは別便で移動した伏見がアップ開始。同4時 チームが伊丹空港からバスで京セラドーム大阪へ移動開始。同37分 試合前の打撃練習用のケージが撤去される。伏見はティー打撃を開始。同5時 チームが京セラドーム大阪に到着。同5分 水野が一番乗りでグラウンド入り。同10分 新庄監督がグラウンドに登場。オリックスは試合開始時間を午後6時から同6時15分に遅らせることを発表。
◆3位オリックスはサヨナラ勝ちで3連勝を決めた。2点を追う9回に日本ハムの先発加藤貴から3連打で1点差に迫った。頓宮裕真捕手(28)のサヨナラアーチで試合を決めた。この日は日本ハムの移動便の遅延により、試合が15分遅れてスタート。2回、先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が日本ハム石井に右翼へソロ。3回には自らの悪送球から1死二、三塁とし、遊ゴロ間に2点目を失った。それでも追加点は許さず、7回3安打2失点の力投。「投げる感覚もよかったですし、試合を作ることができましたので、全体的にはよかったと思います。ただ、やはり自分のミスからの失点、そこを反省しなければいけないと思います」と話した。打線は日本ハム先発の加藤貴の前に8回まで3安打。前日まで2試合連続2ケタ安打だった打線が抑え込まれていた。
◆日本ハムが超ドタバタ移動の末にサヨナラ負けを喫した。飛行機遅延の影響で試合開始1時間15分前に球場入りしたが、試合は2回に石井一成内野手(31)の2号ソロで先制。3回は水谷瞬外野手(24)遊ゴロの間に2点目を奪った。投げては、この日に備えて前日入りしていた先発の加藤貴之投手(33)が8回まで無失点と快投。ただ、今季初&自身5年連続となる完封勝利を目指した9回に先頭打者からの3連打で1点を失うと、1死二、三塁から頓宮にサヨナラ3ランを浴びた。新庄剛志監督(53)は加藤貴について「9回、あそこで踏ん張ってほしかったね。ウチの左のエースだったんで。9回、どういうピッチングしてくれるかっていうのを楽しみにしてた。これで本人も、またいろいろ考えて、次はなんとか打ち取るっていう気持ちにはなったと思います。(9回は継投の選択肢は)もうない。ここで踏ん張ってもらわないと、やっぱり。FAで残ってくれて。そういうね、もう信頼できるピッチャーなんで」と話した。チームはこの日、北海道から大阪への空路移動で搭乗予定便が機材トラブルの影響で使用機の手配がつかず、4時間20分の遅延となり、直行便をキャンセル。急きょ羽田空港経由の乗り継ぎ便に振り替えて大阪へ移動していた。チームは試合開始予定時間の1時間前となる午後5時に京セラドーム大阪へ到着。試合開始は午後6時から、同6時15分に変更となり、野手陣は各自ティー打撃やノックを受けて準備を進め、試合に臨んでいたが、勝利目前で手痛い黒星を喫した。新庄監督は「今日いろいろトラブルありましたからね。なんとかね、こういう日でも勝てるチームではありたかったですけど」と振り返った。
◆日本ハムが超ドタバタ移動の末にサヨナラ負けを喫した。2回に石井一成内野手(31)の2号ソロで先制。3回は水谷瞬外野手(24)遊ゴロの間に2点目を奪った。投げては、この日に備えて前日入りしていた先発の加藤貴之投手(33)が8回まで無失点と快投も9回に1点を返された後に頓宮にサヨナラ3ランを浴びた。チームはこの日、北海道から大阪への空路移動で搭乗予定便が機材トラブルの影響で使用機の手配がつかず、4時間20分の遅延となり、直行便をキャンセル。急きょ羽田空港経由の乗り継ぎ便に振り替えて大阪へ移動。試合開始予定時間の1時間前となる午後5時に京セラドーム大阪へ到着。試合開始は午後6時から、同6時15分に変更となり、野手陣は各自ティー打撃やノックを受けて準備を進めて試合に臨んでいた。
◆日本ハムが超ドタバタな移動でオリックス戦(京セラドーム大阪)に臨んだ。新千歳空港から伊丹空港へ向かう便が機材トラブルで大幅遅延。急きょ羽田空港経由での大阪入りに切り替え、球場到着は当初予定から約3時間遅れの午後5時だった。その道中、チームと別便で移動していた新庄剛志監督(53)は自身のインスタグラムでスタメン発表。選手たちに気持ちの準備だけはさせ、15分遅れとなった試合に臨み、9回1死までリードしたが、サヨナラ負けを喫した。最後までジェットコースターな1日になった。2点リードの9回に先発加藤貴が3連打を浴び1点差に詰め寄られた。新庄監督は「(加藤貴は)うちの左のエース。ここで踏ん張ってもらわないと。FAで残ってくれて信頼できるピッチャーなんで」。8回まで3安打無失点とほぼ完璧な投球をしていたベテラン左腕だが、1死二、三塁で頓宮に、まさかのサヨナラ3ランを浴び、2連敗となった。スクランブルな状況を打破しようと、必死で準備した。エスコンフィールドでのソフトバンクとの首位攻防3連戦を終え一夜明け。新千歳空港午前11時10分発予定だった伊丹空港への移動便は、名古屋から来るはずの機体が機材不備で飛べず、急きょ羽田から代替機を運ぶために、異例の4時間20分遅延となっていた。チームは急きょ羽田空港経由に切り替えたが、乗り継ぎ便も遅れ、伊丹到着は午後4時。京セラドーム大阪へのバス移動も、渋滞に巻き込まれ、早ければ約30分の道のりが約1時間かかった。午後2時前後の到着予定が、約3時間遅れの午後5時に球場到着。試合前練習はキャンセルし試合開始も15分遅れ。野手陣はティー打撃やノックを受けるなど、最低限の準備だけで試合に臨んでいた。新庄監督は考えた。チームとは別便で午前11時55分発の直行便で先に球場入りしており、自身のインスタグラムに、この日のスタメンを投稿。「飛行機がかなり遅れて 北海道 羽田 伊丹 でなんとか全員乗ることができ 今 大慌てで京セラに向かってます ついてから練習する時間がないので スタメンの選手は空港で体動かしといてちょうだい」と添えた。試合後「(スタメンを知らせた方が)気持ちの入り方も違う。フリーバッティングをしてないので脇腹が怖い。何かあったときのために控えの選手には『早めに準備しといて』と言いました」と説明した。優しい指揮官の心配りに応えるように2点を先制も、最後はサヨナラ負け。「いろいろトラブルありましたからね。何とか、こういう日でも勝てるチームではありたかったですけど」。もう、あとひと踏ん張り。どんな困難をも乗り越える底力を身につけた先に、9年ぶりの歓喜が待っている。【永野高輔】▽日本ハム加藤貴(今季初完封目前で崩れ、チーム20完投目も4敗目)「(7月2日の)ソフトバンク戦でもこういう形(完封目前でサヨナラ負け)だったんで、しっかりと反省して次頑張ります」
◆日本ハム石井一成内野手(31)の"駆けつけ1発"も勝利に結び付かなかった。2回に先制の2号ソロ。飛行機遅延の影響で球場入りが遅れ、試合前はティー打撃と守備練習のみも新庄監督が移動中にインスタグラムでスタメンを発表したことで「体は動かせなかったんで、気持ちだけ準備してました」。ただ、チームは手痛いサヨナラ負け。「こういう試合もある。切り替えてやっていきたい」と話した。
◆オリックスドラフト6位の片山楽生(らいく)投手(22=NTT東日本)がプロ初勝利を挙げた。8回から2番手で登板。9回は2死一、二塁のピンチも松本剛を三ゴロに抑えた。中継ぎで9戦連続無失点を続けてきた中で、初勝利をつかんだ。小学生時代は日本ハムのファンクラブに入っていたという北海道出身の右腕。記念球は両親に渡すつもり。「頓宮さんが打ってくれてごっつあん勝利でした」と笑い、「コツコツ積み重ねて軸となる投手に」と力を込めた。片山楽生(かたやま・らいく)2002年(平14)10月7日、北海道・音更町生まれ。音更柳町小2年から柳町イーグルスで野球を始める。音更共栄中では3年夏の全日本少年軟式大会4強。白樺学園では1年秋からベンチ入り。2年秋からエースで4番として全道大会優勝、明治神宮大会4強。20年春のセンバツは新型コロナ流行により、中止。同年夏に甲子園交流試合に出場。NTT東日本を経て、24年ドラフト6位でオリックス入団。25年4月16日西武戦(京セラドーム大阪)でプロ初登板。177センチ、81キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸800万円。
◆オリックスは主将の劇的1発で3連勝を飾った。頓宮裕真捕手(28)がプロ初のサヨナラアーチ。打った瞬間確信の当たりに「お、いった。ばか気持ちいい」。歓喜のウオーターシャワーを全身に浴びた。2点を追う9回、先頭の宗からディアス、杉本の3連打で1点差に迫った。なお1死二、三塁。「(チーム内で)もう行くぞという声が...。どんどんみんなつないでくれたので、決められて良かった」。日本ハム加藤貴の内角低めの初球をすくい上げ、左翼席へ運んだ。ベンチ前で、喜びのあまり転倒。「恥ずかしかった」と白い歯を光らせた。この日は日本ハムの移動飛行機のトラブルにより、開始が15分遅れた。打線が8回までわずか3安打に抑え込まれた中、最終回に一気にたたみかけた。岸田監督は「キャプテンの責任を重く感じながらやってくれました」とたたえた。これでチームは6連敗の後、3連勝と勢いを取り戻しつつある。球宴では敵将、新庄監督から助言も受け、2戦連発と絶好調に思えたが、7月後半は不振でベンチスタートの試合もあった。「もう1回しっかり練習をして。結果が出ないと練習しても何も言えないので」と内転筋を鍛え上げた。西川、森ら主軸の負傷離脱が相次ぐ中、自らの仕事は「結果を出し続けるしかない」。2位日本ハムとのゲーム差は5・5。猛牛打線を再び盛り上げる。【村松万里子】
◆日本ハムは北海道から大阪入りする飛行機が大幅に遅延し、ドタバタ移動を余儀なくされた。選手とは別便で移動した新庄剛志監督(53)はナインに向け、自身のインスタグラムでスタメンを発表。午後6時開始のオリックス16回戦(京セラ)に向けて空港でのウオーミングアップを指示した。「飛行機がかなり遅れて北海道、羽田、伊丹でなんとか全員乗ることができ今、大慌てで京セラに向かってます。ついてから練習する時間ないのでスタメンの選手は空港で体動かしといてちょうだい」前日7月31日は本拠地エスコンフィールド北海道でソフトバンクと首位攻防戦。この日は午後1時に直行便で大阪入りする予定だったが、飛行機の手配がつかず4時間20分の大幅遅延となり、急きょ羽田経由の便に変更した。先発投手の加藤貴ら前乗り組は通常通り午後3時前に球場入りして調整したが、他の選手は予定より3時間遅れの同5時前に球場に到着。既にフリー打撃のケージは撤去されており、野手は慌ただしく体を動かし、ティー打撃やノックなどで30分ほど調整した。試合は16分遅れて開始。オリックスの到着が遅れた2014年9月27日の日本ハム―オリックス(札幌ドーム)以来の、飛行機遅延のための開始時間変更となった。二回に石井の2号ソロで先制。三回には内野ゴロの間に2点目。ドタバタ移動をものともせず試合の主導権を握った。
◆オリックスは頓宮の劇的な逆転サヨナラ3ランで3連勝を飾った。三回に敵失と広岡の安打で2死一、二塁の好機を作るも宗が二ゴロに倒れて無得点。ゼロ行進は八回まで続いたが、0-2の九回に意地を見せた。宗、ディアスの連打で無死一、二塁。4番・杉本が三遊間を破る適時打で1点を返すと、西野が犠打でなおも1死二、三塁と好機が続いた。ここで頓宮が左翼に運んで勝利に導いた。先発のエスピノーザは二回に石井に先制ソロを浴び、三回にも2点目を献上したが、7回2失点で自己最多となる10個の三振を奪った。八回から2番手で登板し、2回無得点に抑えたD6位・片山がプロ初勝利を挙げた。2位・日本ハムに勝利し、5・5ゲーム差に縮めた。
◆日本ハムの加藤貴は八回まで無四球で単打3本に抑えていたが2―0の九回、今季初完封目前で崩れた。先頭からの3連打で1点を許し、1死後に頓宮に逆転サヨナラ3ランを浴び「全部、打たれたのは甘い」と自らを責めた。2連敗で、首位ソフトバンクとは1ゲーム差となった。航空機遅延のアクシデントで、チームは試合直前に球場に到着。準備が難しい中で33歳のベテラン左腕はテンポ良くアウトを重ねていたが、九回は珍しく球が真ん中近辺に集まった。先月2日のソフトバンク戦も1―0の九回に2点を失い、逆転サヨナラで敗れている。「前回もこういう形になっているので、しっかりと反省して、次、頑張ります」と小さな声で話した。(共同)
◆喜びのあまり、意識的に鍛えたはずの足がもつれた。オリックス・頓宮裕真捕手(28)がプロ初の逆転サヨナラ3ラン。3連勝に導き、待ち受けるナインのもとへ歓喜のホームインだ。「先頭の宗が(塁に)出て、どんどんみんながつないでくれたので、決められてよかった」八回まで散発3安打に封じられていた先発の加藤貴を、最後の最後で攻略した。九回先頭の宗から3連打で1点を返し、西野が三塁線への絶妙な犠打でつないでなおも1死二、三塁。ここで主将がひと振りで決めた。内角の直球を完璧に捉えてスタンドインを確信。夢中で走り出したが、一塁に向かう途中で「興奮しすぎて」転倒する一幕もあった。自身初のサヨナラ弾に「いつか打ちたいと思っていたのでよかった」と声を弾ませれば、岸田監督も「キャプテンの責任を重く感じながら打ってくれた」とたたえた。7月は打率・213と低迷し、もがいていた。先発から外れる日もあり「結果が出ないと何もいえない。しんどかった」と苦悩を吐露。それでも下は向かず「フォームを意識してもアレなので」と内転筋を鍛え直した。打撃コーチに助言をもらいながら試合前の打撃練習を行うのが最近の日常風景。嶋村打撃コーチは「(打つときに)首が寝てしまったりしていたので、技術的なこと(の助言)はした。打球も上がってきているのでいい状態かな」とうなずいた。「結果を出し続けるしかない。明日、勝って(カードを)勝ち越したい」チームは今季8度目のサヨナラ勝利で、2位・日本ハムとは5・5ゲーム差。会心の一撃で復調の兆しを見せた頓宮が、西川や森ら主力をけがで欠く打線を支えていく。(織原祥平)
◆オリックスのドラフト6位・片山楽生(らいく)投手(22)=NTT東日本=がうれしいプロ初勝利だ。八回から2番手で登板し2回を無得点に抑えると、九回に頓宮の逆転サヨナラ弾でプロ初勝利が舞い込み「ごっつあん勝利でした」と笑った。心身ともに負担の大きい救援の役割を全うするため、ストレッチや超音波器具による治療は欠かさず出番に備えてきた。登板10戦目でつかんだ記念球は両親に渡す予定。北海道・音更町出身の右腕は「軸となる投手を目指したい」と力を込めた。
◆オリックスは序盤の好機を生かしきれず完敗した。一回に広岡の左中間二塁打から無死一、二塁の好機を作るも、ディアス、杉本、頓宮が3者連続空振り三振。二回も1死満塁と先発のバーヘイゲンを攻め立てたが、広岡が遊ゴロ併殺で無得点に終わった。三回に杉本のソロで1点を返したが、四回以降はわずか1安打に封じられた。コンディション不良の影響で中12日で先発した曽谷は一回にレイエスの適時打と郡司の犠飛で2失点。四回にも野村に適時打を浴びて5回3失点で5敗目を喫した。救援陣も4失点と踏ん張れなかった。2位の日本ハムとは再び6・5差に開いた。
◆オリックス・杉本裕太郎外野手(34)が三回に左翼へ10号ソロを放ち、5年連続となる2桁本塁打をクリアした。試合後に取材に応じた杉本は「(数字は)あまり気にしていない」と語り、「もっと得点圏とか序盤のチャンスで打っていかないと(いけない)」と 1死一、二塁で空振り三振に終わった一回の第1打席を悔やんだ。2安打2打点と勝負強さを発揮した日本ハムのレイエスを引き合いに出しながら「良いバッターがああいうこと(チャンスで打つこと)ができるので。頑張ります」と力を込めた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
56 | 35 | 4 | 0.615 (↑0.004) | - (-) |
48 | 356 (+3) | 259 (+1) | 60 (+1) | 74 (-) |
0.246 (↓0.001) | 2.430 (↑0.01) |
2 (-) |
日本ハム |
56 | 37 | 2 | 0.602 (↓0.007) | 1 (↓1) |
48 | 354 (+2) | 254 (+4) | 88 (+1) | 49 (-) |
0.245 (↓0.001) | 2.340 (↓0.02) |
3 (-) |
ORIX |
49 | 41 | 3 | 0.544 (↑0.005) | 6.5 (-) |
50 | 333 (+4) | 339 (+2) | 61 (+1) | 42 (-) |
0.258 (-) | 3.380 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
44 | 47 | 2 | 0.484 (↓0.005) | 12 (↓1) |
50 | 269 (+1) | 309 (+3) | 40 (-) | 89 (+1) |
0.245 (-) | 3.120 (-) |
5 (-) |
西武 |
44 | 49 | 1 | 0.473 (↑0.006) | 13 (-) |
49 | 247 (+11) | 270 (+2) | 41 (+2) | 60 (+2) |
0.230 (↑0.001) | 2.690 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
35 | 55 | 2 | 0.389 (↓0.004) | 20.5 (↓1) |
51 | 270 (+2) | 361 (+11) | 45 (-) | 39 (-) |
0.231 (-) | 3.690 (↓0.09) |
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