1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 12 | 1 | 0 |
巨人 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:ジャクソン(9勝4敗0S) 敗戦投手:山﨑 伊織(8勝3敗0S) |

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◆DeNAは2点を追う5回表、佐野と宮崎の適時打で同点とする。さらに山本と桑原の適時二塁打が飛び出すなど、この回に打者11人の猛攻で一挙6点を奪った。投げては、先発・ジャクソンが7回2失点の力投で今季9勝目。敗れた巨人は、先発・山崎が精彩を欠いた。
◆試合前に激震が走ったDeNAが、牧秀悟内野手(27)の登録抹消を受け、4番には、マイク・フォード内野手(33)が起用された。二塁には、林琢真内野手(24)が起用され、山本祐大捕手(26)がジャクソンとバッテリーを組む。
◆歌舞伎俳優の尾上松也(40)がファーストピッチセレモニーでノーバウンドのストライク投球をみせた。大の巨人ファンで「MATSU」とニックネーム入りの「背番号8」のユニホームを羽織って登場。ワインドアップ投法から、ベンチで見ていた選手顔負けの速球を披露し、場内は大きくどよめいた。球団を通じて「昨年は思い切り投げられず、ストライクも入らず悔しかったので、リベンジできたと思います」と笑顔で振り返った。
◆DeNA桑原将志外野手(32)が、巨人14回戦(東京ドーム)で通算1000安打を達成した。1回、先頭で打席に立ち、2ストライクから巨人山崎の149キロの速球を右前にはじき返した。桑原は11年ドラフト4位で入団。プロ1年目の10月1日の中日戦で山井大介から初安打をマークした。17、23年は外野でゴールデングラブ賞を獲得した。通算1000安打=桑原(DeNA) 1日の巨人14回戦(東京ドーム)の1回、山崎から右安打を放って達成。プロ野球325人目。初安打は12年10月1日の中日24回戦(横浜)で山井から。
◆DeNAが、ノーアウト満塁の絶好機で無得点に終わった。2回、先頭の宮崎が四球を選び、山本が左前打、蝦名が死球で満塁の好機をつくったが、林が一ゴロ併殺に倒れ、2死二、三塁からジャクソンが捕ゴロに凡退した。林の一ゴロは一塁手の増田陸が好守し、素早く本塁に送球。相手の好守にも阻まれた。
◆DeNAが、痛恨の落球で先制点を奪われた。0-0の2回無死二塁、巨人増田陸の右中間への打球を中堅の桑原、右翼の蝦名が交錯しかけ、桑原のグラブに当たり、ボールが外野を転々とした。投手のジャクソンはベースカバーに入りながら頭を抱えた。二塁走者のキャベッジは一気に本塁に生還し、打者走者の増田陸も三塁に進んだ。2死一、三塁までこぎつけたが、投手山崎への4球目が暴投となり、2点目を失った。2回表の攻撃では、ノーアウト満塁の絶好機で無得点に終わったが、チャンスの後に最悪の形で失点した。
◆これは「巨人アレルギー」なのか、「天敵山崎」の高い壁なのか...。DeNAが、4回の好機でも無得点に終わった。2点を追いかける4回1死一、三塁、林は三遊間へのゴロを放ったが、遊撃泉口に好捕され、三塁走者の山本が本塁でタッチアウト。さらに、2死一、二塁からジャクソンが空振り三振に倒れた。2回には先頭の宮崎が四球を選び、山本が左前打、蝦名が死球で満塁の好機をつくったが、林が一ゴロ併殺に倒れ、2死二、三塁からジャクソンが捕ゴロに凡退した。1回も2死三塁の好機をつくり、4回まで毎回走者を出し、そのうち3イニングで三塁まで走者を進めたが、無得点に終わった。0-0の2回無死二塁では巨人増田陸の右中間への打球を中堅の桑原、右翼の蝦名が交錯しかけ、桑原のグラブに当たり、ボールが外野を転々。二塁走者のキャベッジは一気に本塁に生還し、打者走者の増田陸も三塁に進み、投手のジャクソンが頭を抱えた。
◆8月のオープニングレースが開催された。スタートでタマゴが出遅れる。コハダ、エビ、マグロ、アナゴは好スタート。中盤に差しかかると、コハダとエビが半貫抜け出す。終盤は一騎打ちの展開。コハダがスピードに乗る。エビは上体を振って食い下がる。ゴールまで10メートルを切ると、コハダが逃げ切り態勢。最後は1貫差をつけて先着した。2着エビ、米粒差で3着アナゴ、4着マグロ、5着タマゴで入線。通算成績はアナゴが16勝、エビ10勝(白エビ1勝を含む)、マグロ8勝、タマゴ6勝、コハダ6勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆DeNAが1日、計6選手の大量入れ替えを敢行した。牧秀悟内野手(27)が、コンディション不良で出場選手登録を抹消された。今季は93試合に出場し、打率2割7分7厘、16本塁打、49打点。7月31日のヤクルト戦(横浜)では16号先制3ランを放つなど、新人から5年連続の「100安打&2ケタ本塁打」を達成したばかりだった。緊急事態だったことは、代わりに昇格が決まった梶原昂希外野手(25)が巨人戦の東京ドームでの試合前練習に間に合わなかったことが物語った。7月31日のヤクルト戦に先発した平良拳太郎投手(30)は登板機会がなく、松本凌人投手(23)は再調整で抹消された。右上腕の神経障がいでファーム調整中だった入江大生投手(26)、三嶋一輝投手(35)が1軍に昇格した。
◆巨人山崎伊織投手(26)が打者一巡の猛攻を食らい、DeNA戦自己ワーストの4回2/3を6失点で降板した。今季は同カード3連勝、23年10月4日からは7連勝していた"お得意様"からまさかのノックアウトとなった。毎イニングで走者を出しながらも要所を締める投球。2回には無死満塁を無失点で切り抜け、直後に味方の先制点を呼び込んだ。だが5回。3連打で1点を返されると、なおも1死一、三塁から5番宮崎の中前適時打で同点。続く山本に2球目カットボールを左中間への適時二塁打とされ逆転を許した。次打者蝦名の鋭い当たりは、すばやい反応をみせて投直に仕留めたが、申告敬遠を挟んでなおも2死満塁から先発ジャクソンに押し出し四球。さらに打者一巡して迎えた桑原には、大きく首を振って選んだ147キロ直球を鋭い当たりで左中間へ運ばれた。適時二塁打となり、この回一挙6失点で悔しい途中降板となった。
◆DeNAが、天敵の巨人山崎伊織投手(26)を集中打で5回途中10安打6失点でKOした。2点を追いかける5回、先頭の桑原が内野安打で出塁し、京田が中前打でチャンスを拡大。佐野が中前適時打を放ち、1死から宮崎の中前適時打で同点に追いついた。なおも1死一、二塁から山本の適時二塁打で勝ち越し、押し出し四球と桑原の2点適時二塁打でこの回一挙6点を奪った。佐野は「前の2人がつないでくれたので、コンパクトにスイングする意識で、何とか得点に絡めたい気持ちで打ちました」とコメント。宮崎は「当たりは良くなかったのですが、しっかり振り切れたのでいいところに飛んでくれたと思います」とコメントした。勝ち越し打の山本は「前の打者からつないでつないで回ってきたチャンスだったので、何とかしたかったのでうれしいです」とコメントした。コンディション不良で抹消された牧を欠く中、今季は試合前時点で4戦3敗、防御率0・31と抑え込まれた天敵を見事に攻略した。
◆DeNAが、天敵の巨人山崎伊織投手(26)を5回途中10安打6失点で攻略し、連勝を飾った。2点を追いかける5回、先頭の桑原が内野安打で出塁し、京田が中前打でチャンスを拡大。佐野が中前適時打を放ち、1死から宮崎の中前適時打で同点に追いついた。なおも1死一、二塁から山本の適時二塁打で勝ち越し、押し出し四球と桑原の2点適時二塁打でこの回一挙6点を奪った。4回まで毎回走者を出しながら、無得点だったが、つなぎの意識が大量点を生んだ。一気に6安打を集中させたが、基本に忠実な中堅方向への安打だった。佐野は「前の2人がつないでくれたので、コンパクトにスイングする意識で、何とか得点に絡めたい気持ちで打ちました」とコメント。勝ち越し打の山本は「前の打者からつないでつないで回ってきたチャンスだったので、何とかしたかったのでうれしいです」とコメントした。コンディション不良で抹消された4番の牧秀悟内野手(27)を欠く中、今季は試合前時点で4戦3敗、防御率0・31と抑え込まれた天敵を見事に攻略。山崎からは23年9月26日以来の白星で、2位巨人とのゲーム差を0・5ゲーム差に縮めた。
◆巨人は逆転負けで2連敗を喫し、3位DeNAに0・5ゲーム差に迫られた。先発山崎伊織投手(26)が今季3連勝中と得意のDeNA戦で、5回途中6失点でKOされた。毎イニングで走者を出しながらも要所を締めていたが、2点リードの5回に打者一巡の猛攻でつかまった。先頭桑原、京田、佐野の3連打で1点を返されると、なおも1死一、三塁で宮崎に同点打。続く山本に左中間への適時二塁打を打たれて勝ち越しを許した。申告敬遠を挟んでなおも2死満塁から先発ジャクソンに押し出し四球。打者一巡して迎えた桑原には、大きく首を振って選んだ147キロ直球を左中間への適時二塁打とされ、4回2/3を6失点で無念の降板となった。打線は好機であと1本が出ず。得点は、2回に相手ミスを絡めた2得点のみにとどまった。
◆巨人が3位DeNAに逆転負けし、2連敗で借金が2にかさんだ。今季8勝で勝ち頭の先発山崎が炎上した。2点リードの5回につかまった。先頭の桑原から3連打を許すと、この回だけで6安打を集められた。2死満塁から投手ジャクソンへの押し出し四球も含め、一挙6失点。山崎は「バックのいい守備にも助けてもらっていたのですが、最後粘り切れませんでした」と振り返った。山崎にとっては"お得意様"のはずだった。DeNA戦はここまで4試合に先発して3勝0敗。防御率0・31と絶対的な好相性を誇っていただけに痛い1敗となった。阿部監督は「相手も研究してくるし、そこをね、はね返せなかった。バッテリーでもうちょっと防げた失点もあったんじゃないかなってのは反省してほしいなと思いますね」と改善を促した。DeNAに0・5ゲーム差に迫られた。
◆DeNA牧秀悟内野手(27)が1日、上半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消された。今季は93試合に出場し、打率2割7分7厘、16本塁打、49打点。7月31日のヤクルト戦(横浜)では16号3ランを放つなど、新人から5年連続の「100安打&2桁本塁打」を達成したばかりだった。三浦監督は「今日、トレーナーと本人と話をして決断した。牧がいないのは痛いですけど、しっかり治してくれと話をした」と説明した。
◆チーム全員が「キャプテン精神」で窮地を乗り越える。DeNAが、上半身のコンディション不良で抹消された4番で主将の牧秀悟内野手(27)を欠く中、天敵の巨人山崎を攻略。2点ビハインドの5回に6安打を集中し、一挙6得点でKOした。試合前時点で今季4戦3敗、防御率0・31と抑え込まれていた山崎から23年9月26日以来の白星で、2位巨人とのゲーム差を0・5に縮めた。天敵の巨人山崎に襲いかかったのは、2点を追いかける5回だった。先頭の桑原は「自分のミスで失点してしまったので、何とかしたいという気持ちだけ」と思いを込め、執念のヘッドスライディングで内野安打で出塁。京田が中前打でチャンスを拡大し、佐野の中前適時打、1死から宮崎の中前適時打で試合を振り出しに戻した。前夜、21安打で14得点を奪ったDeNA打線は勢いに乗ると破壊力は球界屈指。なおも1死一、二塁から山本の適時二塁打で勝ち越し、押し出し四球と桑原の2点適時二塁打でこの回一挙6点を奪った。決勝打の山本は「前の打者からつないでつないで回ってきたチャンスだったので、何とかしたかったのでうれしいです」と話した。ミスをチーム一丸でカバーした。0-0の2回無死二塁、右中間への打球を中堅の桑原、右翼の蝦名が交錯しかけ、ボールが外野を転々とする間に先制点を献上。2死からジャクソンの暴投で2点目を失った。桑原は「僕のミスをみんながカバーしてつないでくれたので、僕もつなぐことができてよかった」と安堵(あんど)した。試合前にチーム内に走った衝撃も全員で補った。主将で4番の牧が上半身のコンディション不良で抹消。大黒柱を欠く中、5回には原点に返った中堅中心の打撃で山崎に6安打を浴びせ、一気にKOした。桑原は「チーム全員で束になって、攻略できたと思います」と笑顔。三浦監督は「やられっぱなしだったけど、全員でつないで得点できた」と評価。初回に1000安打を放った桑原のメモリアルを白星で飾った。
◆巨人山崎伊織投手(26)が5回途中6失点でまさかの"お得意様"から3敗目を喫したが、すぐさまリベンジを誓った。対DeNAは試合前時点で今季4戦で3勝。通算では23年10月4日から7連勝と得意としている相手だった。だがこの日は毎イニングで走者を出すテンポの悪い投球。2回には無死満塁を抑えた直後に味方が先制点を挙げ、一時勝ちムードはこちらに傾いた。「いい守備に助けられながらだった」と味方に感謝したが、粘りきれなかった。2点リードの5回に打者一巡の猛攻を食らってノックアウト。「毎回先頭を出していて、なんかうまくいかなかったって感じます」と言葉を絞り出した。5回は1番桑原の内野安打を皮切りに、押し出し四球なども絡んで一挙6失点。この回浴びた6安打は、中堅から左方向へはじき返された。相手チームの攻略を感じたか問われると「このボールを振ってきて、このボール待ってるなとか感じることはありました。その中で自分が抑える。もっと引き出しをつくらないといけない」と唇をかんだ。次週の金曜日は、再びDeNAと敵地で当たる。「もう1回今日の試合を振り返って整理して、また来週頑張りたいと思います」と力を込めた。
◆巨人は逆転負けで2連敗を喫し、3位DeNAに0・5ゲーム差に迫られた。先発山崎伊織投手(26)が今季3連勝中と得意のDeNA戦で、5回途中6失点でKOされた。2点リードの5回に打者一巡の猛攻でつかまった。先頭桑原、京田、佐野の3連打で1点を返されると、なおも1死一、三塁で宮崎に同点打。続く山本に左中間への適時二塁打を打たれて勝ち越しを許した。申告敬遠を挟んでなおも2死満塁から先発ジャクソンに押し出し四球。打者一巡して迎えた桑原には、大きく首を振って選んだ147キロ直球を左中間への適時二塁打とされ、4回2/3を6失点で降板。今季3敗目を喫した。
◆支配下に返り咲いた巨人菊地大稀投手(26)が、668日ぶりに1軍登板を果たし、3回を1失点で上々のリスタートを切った。4点ビハインドの7回から3番手で登板。最速148キロ直球とフォーク、カーブ、スライダーを武器に、蝦名、林、ジャクソンを3者連続三振に仕留めた。8回先頭の桑原には、全く反応させずに直球で見逃し三振。「僕はゾーンで勝負していくスタイル。今日はできたんじゃないかなと思います」と4者連続三振含む6奪三振に手応えをつかんだ。7、8回は堂々の完全投球。最終回は味方失策も相まって1点を失ったが、最後の打者ビシエドをオール直球3球三振に仕留めてゲームセットとした。右腕は「内容的には自分のボールを投げられたのですが、やっぱり(味方失策を)なんとかカバーしたかった」と9回の1失点(自責0)を悔やんだ。それでも「次そういうことがあっても0で帰ってこられるようにしたい」とたのもしく語り、ブルペンに厚みを増す存在として再び頭角を示すと誓った。
◆チーム全員が「キャプテン精神」で窮地を乗り越える。DeNAが、上半身のコンディション不良で抹消された4番で主将の牧秀悟内野手(27)を欠く中、天敵の巨人山崎を攻略。2点ビハインドの5回に6安打を集中し、一挙6得点でKOした。試合前時点で今季4戦3敗、防御率0・31と抑え込まれていた山崎から23年9月26日以来の白星で、2位巨人とのゲーム差を0・5に縮めた。天敵の巨人山崎に襲いかかったのは、2点を追う5回だった。先頭の桑原が執念のヘッドスライディングで内野安打。京田が中前打で好機を拡大し、佐野と宮崎の中前適時打で追いついた。前夜、21安打14得点の打線は勢いに乗ると球界屈指。なおも1死一、二塁で山本の適時二塁打で勝ち越し、押し出し四球と桑原の2点適時二塁打で一挙6点を奪った。桑原 ほんとみんながつなぐっていう気持ちで。あの回、みんなで束になって攻略できたんで良かったと思います。ミスをチーム一丸でカバーした。0-0の2回無死二塁、右中間への打球を中堅の桑原、右翼の蝦名が交錯しかけ、ボールが外野を転々とする間に先制点を献上。2死からジャクソンの暴投で2点目を失った。桑原は「僕のミスをみんながカバーしてつないでくれたので、僕もつなぐことができてよかったです」と安堵(あんど)した。試合前にチーム内に走った衝撃も全員で補い合った。大黒柱の牧が上半身のコンディション不良で抹消。試合前のベンチ裏では「1人1人責任を持って、しっかり頑張ろうという話はした」と桑原が明かしたように意識を統一させた。5回の猛攻は、原点に返ったセンター中心の打撃で6安打の集中打を浴びせ、一気に勝負をつけた。初回に通算1000安打を放った桑原のメモリアルを白星で飾った。三浦監督は「やられっぱなしだったけど、全員でつないで得点できた」と評価。「キャプテンがいない状態で、全員がキャプテンだと思って戦っていこうという気持ちで今日の試合に臨んでくれた」と目を細めた。昨年、3位からの下克上でCS突破を決めた東京ドームから逆襲をかける。【久保賢吾】
◆元DeNAで今季途中に巨人へ加入した乙坂智外野手(31)が、日本球界復帰後初の古巣との試合に臨む。試合前には元チームメートたちのもとへ行き、次々に握手を交わすなど4年ぶりの再会のときを過ごした。乙坂は2021年にDeNAを戦力外となり、翌年からメキシコや米独立リーグなどでプレー。今年5月にマリナーズとマイナー契約を結び、6月28日(日本時間29日)に自由契約となったのち帰国した。7月11日に巨人の入団テストとして2軍練習に参加して合格。2、3軍戦に出場し、7月29日に初昇格をしていた。
◆巨人は前半戦6勝0敗、防御率0・75と圧巻の投球を続けたフォスター・グリフィン投手(30)が2日のDeNA戦に先発する。来日3年目で初の球宴出場も果たした左腕。後半戦初登板へ向け「準備はできているし、楽しみ。(8月は)チームとして(首位の)阪神に追いつくために大事な月になる。自分もそういう気持ち」と逆転Vへ腕を振る。
◆中日でともに主力選手として活躍した巨人のライデル・マルティネス投手(28)と、DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が東京ドームで再会。試合前にはガッチリと熱い抱擁を交わした。マルティネスは中日で2018年に支配下登録され、昨季まで2度の最多セーブに輝くなど守護神として活躍。今季から巨人に移籍した。ビシエドは16年に中日に入団。18年には首位打者と最多安打のタイトルを獲得するなど通算1012安打をマークした。昨季限りで中日を退団し、今季は5月からメキシカンリーグでプレー。7月に再来日し、DeNAに入団した。
◆2日の巨人戦に先発するDeNAのアンソニー・ケイ投手(30)がキャッチボールなどで調整した。今季ここまで5勝6敗。6月5日に挙げた5勝目を最後に白星から遠のく。試合をつくりながら勝ち星に恵まれない展開が続いている。「勝ち負けは自分でコントロールできる部分ではない。アウトを取ること、失点を一つでも少なくすることが自分の仕事。そこに集中していくことを考えている」と冷静に語った。
◆パパになって、東京ドームに帰ってきた。7月29日に支配下登録された巨人・菊地大稀投手(26)がこの日、1軍に合流。自身2年ぶりの昇格を果たした。新潟・佐渡島出身の右腕。佐渡高から桐蔭横浜大を経て2022年に育成ドラフト6位で入団し、1年目から支配下契約をつかんだ。翌23年には50試合には登板するなど飛躍したが、昨季は1軍登板がなく、再び育成契約となった。迎えた今季。イースタン・リーグで先発するなど結果を残し続け、7月末の登録期限ぎりぎりで支配下に復帰した。2年前とは、大きな〝変化〟があった。菊地は今年2月に長女が誕生したことを明かした。6月には寝返りを始めたという、まな娘の成長を楽しみに「より一層、もっと頑張らないといけないので。気を引き締めて、ここから頑張りたい」と誓った。シーズンの戦いも厳しくなる夏場に、1軍にやってきた右腕。「1軍で活躍するのが僕の目標だったので、ずっと自分の1軍の試合も見ていた。チームの信頼を得て、大事なところでも任せてもらえるようなピッチングをしていきたい」。2度の育成契約を経験した苦労人のプロ野球人生、新章が幕を開けた。(浜浦日向)
◆巨人は二回に相手のミスに乗じて、1安打で2点を先取した。二回の守備で、無死満塁のピンチを無失点で切り抜けた直後だった。先頭のキャベッジがフェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く増田陸の飛球を中堅手が落球する失策の間に、二走のキャベッジが一気に本塁を駆け抜けた。続く中山が一ゴロ、リチャードが三振に倒れたが、甲斐が申告敬遠で2死一、三塁。9番・投手の山崎が2球で追い込まれてから粘り、4球目の変化球が暴投となり三走が生還。貴重な追加点を挙げた。
◆プロ14年目のDeNA・桑原将志外野手(32)が、一回に山崎から右前打を放ち、通算1000安打を記録した。プロ野球325人目。初安打は2012年10月1日の中日戦(横浜)で山井から打った。打線が得点力不足に苦しむ中でリードオフマンを任されており「みんな『つなぎたい』という気持ちは変わらない。それが形になるように」と意気込んでいた。
◆巨人・山崎伊織投手(26)が先発し、今季最短の4回2/3、10安打で今季ワースト6失点で降板した。毎回安打を浴びながらも四回までは無失点。2-0で迎えた五回。3連打で1点を返され、なおも1死一、三塁から宮崎に同点打、続く山本に勝ち越し適時打を浴びた。その後2死二、三塁から8番・林を申告敬遠で歩かせて満塁策を取ったが、投手のジャクソン相手に押し出しの四球を許した。打者一巡し、桑原に2点二塁打を浴びたところで交代が告げられた。山崎は前半戦で8勝2敗、防御率1・07と圧巻の成績を残していた。なかでもDeNA相手に好相性を誇り、今季4戦で3勝0敗、防御率0・31、わずか1失点だった。
◆頼れる右腕が戦列に戻ってきた。DeNAの抑えを担う入江大生投手(26)は右上腕の神経障害から1軍に復帰し「与えられたイニングをしっかり投げきるだけ」と表情を引き締めた。7月12日に離脱するまでで29試合に登板し、2勝1敗15セーブ、防御率1・65。右肩の手術を受けた影響で登板機会がなかった昨季から復活を遂げ、試合を締める役割を託されてきたが、心身にかかる負担は想像以上だった。今回の故障を招いた一因は「筋肉の過緊張」。緊迫した場面で気づかぬうちに体がこわばり、筋肉と神経が癒着を起こしていたという。離脱期間にケアや準備の仕方を見直し、体幹を意識した深い呼吸を心掛けるようになった。7月26日の2軍戦で実戦復帰。150キロを超える球威で打者をねじ伏せる本来の姿を取り戻し「学べることが多かった期間だった。いろんな人の力を借りて早めに復帰できた」とうなずいた。チームの大黒柱を担う同期入団の牧が、出場選手登録を外れた。牧と同学年でもある入江は「苦しい試合が続いているのを見ていて、何もできないことが一番苦しかった」と離脱期間を振り返りつつ「僕ができることは微々たるものだけど、少しでも(チームを)勢いづけられるようなピッチングをしたい」と謙虚に誓った。試合は0-2の五回に逆転に成功した。佐野、宮崎、山本の3本の適時打で勝ち越す。さらにジャクソンが押し出し四球を選び、桑原にも2点二塁打が出て一挙6得点。ここで山崎をマウンドから引きずり下ろした。
◆セ・リーグ2位の巨人は逆転負けで2連敗。借金2となった。二回に相手のミスに乗じて1安打で2点を先取したが、先発の山崎伊織投手(26)が今季最多6失点、五回途中で降板し3敗目(8勝)。2023年から無傷7連勝で、今季も4戦3勝、防御率0・31と〝お得意様〟だったDeNA打線に捕まった。阿部慎之助監督(46)は「何とか粘っていたんだけど、相手も研究してくるし、そこをはね返せなかった。捕まり出したら、いつも捕まっちゃう。何かバッテリーでもうちょっと防げた失点もあったんじゃないかなっていうのは、反省してほしいなと思います」と言及した。
◆DeNAが逆転勝ち。0―2の五回に佐野、桑原の適時打など6長短打で6点を奪った。ジャクソンが7回2失点で9勝目。巨人は山崎が今季ワーストの6失点と崩れ、打線も四回無死満塁で無得点に終わるなどつながりを欠いた。
◆DeNAは2点を追う五回に、山本、桑原らの適時打など6長短打で6点を奪い逆転。2連勝を飾った。投げては先発のジャクソンが7回2失点の力投で9勝目。桑原は一回の安打で通算1000安打を達成した。
◆7月29日に支配下登録に復帰した巨人・菊地大稀投手(26)が2年ぶりに1軍に昇格。まだ背番号3桁のユニホームで七回に3番手で登板した。先頭から4者連続を含む6奪三振、3回2安打1失点(自責点0)と力投した。「このマウンドに戻れてうれしい。(ストライク)ゾーンでどんどん勝負していく投球スタイルが僕の持ち味だと思う。そこができた」とうなずいた。
◆セ・リーグ2位の巨人は逆転負けで2連敗。借金2で首位阪神と12ゲーム差に開いた。五点を追う九回2死一塁。最後は甲斐拓也捕手(32)が低めの変化球に止めたバットに、ワンバウンドした投球が当たり、打ち上がった打球を捕手が捕球する〝珍打〟で試合終了となった。
◆〝不敗神話〟がついに崩れた。巨人の先発、山崎伊織投手(26)が今季最多6失点、五回途中で降板して3敗目(8勝)。2023年から無傷の7連勝でカード別最多の通算13勝(3敗)、今季も4戦3勝で防御率0・31と抜群の好相性を誇っていたDeNA打線に捕まった。一回から毎回走者を背負いながら四回まで無失点で粘ったが、2―0の五回に落とし穴が待っていた。6安打の集中打を浴び、投手のジャクソンに押し出し四球を与えるなど乱れ、一挙6失点。「何とか最少失点で終われるようにしないといけない。しっかりやり返せるように頑張りたい」と中6日で8日に再び対戦が見込まれる相手に雪辱を誓った。阿部監督は「相手も研究してくるし、そこをはね返せなかった。何かバッテリーでもうちょっと防げた失点もあったんじゃないかなっていうのは反省してほしい」と言及した。セ・リーグ2位のチームは、2試合連続の逆転負けで2連敗。首位阪神とのゲーム差は12に拡大した。(浜浦日向)
◆DeNA・桑原将志外野手(32)が一回に山崎から右前打を放ち、通算1000安打を記録した。プロ野球325人目。初安打は2012年10月1日の中日戦(横浜)で山井から打った。14年目の32歳は「入ったときには想像もつかなかった。一本一本積み重ねてこられた」と感慨を込めた。一挙6点を奪った五回の第3打席では内野安打を放ち、打者一巡で回ってきた4打席目に左中間への2点二塁打で猛打賞をマーク。「牧(登録抹消)が抜けるのは本当に痛い。みんなでカバーするしかない。これを機にもっと強くなれるように」と一致団結を誓った。
◆主将離脱の窮地で団結!! DeNAは1日、巨人14回戦(東京ドーム)に7-2で逆転勝ちした。大黒柱の牧秀悟内野手(27)が上半身のコンディション不良で出場選手登録を外れた中、打線が苦しめられてきた相手先発の山崎伊織投手(26)を攻略。2点を追う五回に打者11人の猛攻で一挙6点を奪い、牧と同学年の山本祐大捕手(26)が決勝の適時二塁打を左中間に運んだ。そう簡単には止められない。4番の牧を欠いたDeNA打線が、天敵に襲い掛かった。2点を追う五回に打者11人の猛攻で6安打を集めて一挙6得点。外角低めのカットボールを捉えて決勝の適時二塁打を左中間に運んだ山本は、三塁ベンチに向かって笑みをたたえ、誇らしげに右の人さし指を掲げた。「前の打者からつないで、つないで回ってきたチャンス。何とかしたかったのでうれしい」21安打14得点で大勝した前夜の勢いは衰えなかった。山崎とは今季4度対戦して0勝3敗。計28回?で1得点に封じられてきた。通算でも3勝13敗と苦戦し、2023年から7連敗中と抑えられていたが、この日は五回に畳みかけてKO。それぞれが狙い球を絞り、束になって攻略し、三浦監督は「全員がキャプテンという気持ちで今日の試合に臨んでくれた」と結束力に目を細めた。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
58 | 36 | 2 | 0.617 (↑0.004) | M36 (-) |
47 | 327 (+3) | 209 (+2) | 56 (-) | 76 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 1.940 (↑0.01) |
2 (-) |
巨人 |
45 | 47 | 3 | 0.489 (↓0.006) | 12 (↓1) |
48 | 270 (+2) | 283 (+7) | 57 (-) | 39 (-) |
0.242 (-) | 2.690 (↓0.04) |
3 (-) |
DeNA |
43 | 46 | 5 | 0.483 (↑0.006) | 12.5 (-) |
49 | 289 (+7) | 270 (+2) | 49 (-) | 42 (+1) |
0.231 (↑0.001) | 2.670 (↑0.03) |
4 (-) |
中日 |
42 | 50 | 2 | 0.457 (↓0.005) | 15 (↓1) |
49 | 247 (+1) | 285 (+3) | 47 (-) | 59 (-) |
0.226 (-) | 2.870 (-) |
5 (-) |
広島 |
40 | 49 | 5 | 0.449 (↑0.006) | 15.5 (-) |
49 | 280 (+3) | 296 (+1) | 43 (-) | 47 (-) |
0.240 (-) | 2.870 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
32 | 52 | 5 | 0.381 (↓0.005) | 21 (↓1) |
54 | 246 (+2) | 353 (+3) | 44 (-) | 42 (-) |
0.229 (-) | 3.540 (↑0.02) |
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