オリックス(☆6対2★)西武 =リーグ戦16回戦(2025.07.31)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:寺西 成騎(2勝1敗0S)
敗戦投手:今井 達也(6勝4敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは1点を追う4回裏、福田の適時二塁打で同点とする。続く5回に杉本の適時打で勝ち越しに成功すると、6回には代打・頓宮と廣岡の適時打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・寺西が6回2失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、先発・今井が振るわなかった。

◆大阪市の横山英幸市長(44)が特別始球式に登場した。ノーバウンド投球とはならなかったが、場内を盛り上げた。「届いていないので30点ぐらい。私が始球式失敗したら、チームが活躍するジンクスがあるので間違いなくますます活躍してくれると願っています」と笑みを浮かべた。チームは首位日本ハムと7・5ゲーム差の3位。「まだまだ優勝を狙える位置。万博もあるので大阪、関西ゆかりのチームが活躍いただくと非常に盛り上がる。活躍してリーグ優勝と盛り上げていただけたら」と話した。

◆3位オリックスは2連勝で6カードぶり勝ち越しを決めた。初回、1番の広岡大志内野手(28)が西武今井の高めの直球を中前へ。無死一、三塁から太田椋内野手(24)の左犠飛で先制した。先発のドラフト2位寺西成騎投手(22=日体大)は3回まで1安打の快投。だが、4回。1死二塁から渡部聖とネビンに連続適時打を浴びて1-2と逆転された。その裏、1死一、二塁で7番福田周平外野手(32)が右翼線へ同点の二塁打。5回には杉本裕太郎外野手(34)の中前適時打で3-2と勝ち越した。さらに6回には敵失も絡み、無死一、三塁。代打頓宮裕真捕手(28)の遊撃への当たりに、三塁代走のドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)が好走塁で4点目。なお無死満塁で広岡がこの日3安打目となる中前適時打を放ち、5-2。今井を攻略した。先発の寺西は6回2失点の力投でプロ2勝目。7回山岡泰輔投手(29)、8回才木海翔投手(25)と無失点リレーをつないだ。打線が2試合連続2ケタ安打と復調し、2連勝。1日からは本拠地で日本ハム3連戦を迎える。

◆先発の西武今井達也投手(27)は6回途中で今季最多に並ぶ8安打を浴び、ワーストの6失点を喫した。安定感のある投球を続けてきたエースは、苦しい内容にも「いつもと変わらない感覚だった。次回に向けて今日の投球をしっかり振り返って、調整していく」と淡々と語った。自身の失策を含め、拙守も絡んだ。3盗塁を許すなど機動力でも崩され、西口監督は「改善していかないといけない。エラーも含め、らしさがなかった」と表情をしかめた。

◆オリックスは難敵の西武今井達也投手(27)を攻略し、6カードぶりの勝ち越しで7月を締めくくった。オリックス4番杉本裕太郎外野手(34)が攻守でガッツを見せた。4回は右翼守備でダイビングキャッチ。相手の猛攻を2点で止めた。2-2の5回2死二塁では、西武今井の高め直球を中前にはじき返し、勝ち越し打。「コンパクトに打ちにいきました。良い投手で難しいんですけど、1本出てよかった」と笑みを浮かべた。7月は打率1割台と苦しみ、29日に神社に参拝。その日に9号2ランを放ち、この日も攻守で躍動。「汗びしょびしょになりながら行って。前回も(打撃が)おかしくなったときに行って、そこから良くなった。おかしくなったらまた行こうかな」とにっこり。御利益の1打でけん引した。打線は機動力に相手のミスも絡み、今井から今季最多6得点。広岡も4安打2盗塁と1番打者として役割を果たした。2戦連続2ケタ安打と打線の勢いが復活。岸田監督は「2つ取れたのは大きい」とたたえた。1日からは本拠地で2位日本ハムと3連戦。猛牛軍団はまだまだ諦めない。▽オリックス寺西(6回6安打2失点でプロ2勝目)「6回までいけたのは1歩成長。ストライク先行でいけたのは良かった」

◆3位オリックスは6カードぶりの勝ち越しで7月を締めくくった。難敵の西武今井を前に、計3盗塁の機動力を絡めて、今季最多6得点。岸田護監督(44)は「そんな簡単に今井投手は点取れないので、何かしていかないとというところで。(今カード)2つ取れたのは大きい」とたたえた。初回、1番の広岡大志内野手(28)が中前打で出塁し、3番太田椋内野手(24)の左犠飛で先制した。4回には2-2とされ、なお1死一、二塁のピンチ。右翼の杉本裕太郎外野手(34)が痛烈な当たりをダイビングキャッチ。先発のドラフト2位寺西成騎投手(22=日体大)を助け、指揮官も「ラオウのファインプレーが大きかった」と語った。5回には杉本の中前適時打で勝ち越し。6回は無死一塁から代走の麦谷祐介外野手(22=富士大)が二盗。相手のミスも絡み、一挙3得点を挙げた。1番の広岡は4安打2盗塁で大きく貢献。指揮官も「しっかり準備していたからこそ」と称賛した。先発の寺西は自己最長の6回を投げて2失点。入寮時に目標に掲げたプロ2勝目を挙げた。岸田監督も「1個1個しっかり勝負していく。落ち着いていますよね。どんどん良くなっている証じゃないですかね」と評価した。打線が2試合連続2ケタ安打と再び勢いづき、2連勝。1日からは本拠地で日本ハム3連戦を迎える。「そんな簡単じゃないと思いますけど、やることをやってしっかり準備してまた臨んでいきたい」。貯金7で勝負の8月に突入する。

◆大阪市長の横山英幸氏(44)が昨年に続き、今年も始球式を務めた。ノーバウンド投球は失敗に終わったが、「僕が始球式で失敗したらチームが活躍するというジンクスがある。間違いなくオリックス・バファローズがますます活躍してくれると願ってます」とユーモアを交えてチームを激励した。公務の後に夜の公園で始球式に向けた投球の練習を行っていたことを明かし、「(投球の自己採点は)30点。いい加減、ちょっと100点目指して頑張りたい」と笑った。開催中の大阪・関西万博は10月13日に閉幕を迎える。「大阪、関西ゆかりのチームに活躍していただくと(万博も)非常に盛り上がる。ぜひスポーツでもオリックス・バファローズにこれからどんどん活躍して、リーグ優勝して、万博を盛り上げていきたい」と力を込めた。

◆オリックスは2試合連続6得点と打線が奮起して2連勝を飾った。逆転された直後の四回に福田が同点打を放つと、五回には杉本が勝ち越し打。六回には敵失と野選などが絡んで好機が広がり、代打・頓宮、広岡の適時打などで3得点した。先発のD2位・寺西は四回に一時逆転を許したが、打線の援護をもらい、自己最長の6回を投げて2失点でプロ2勝目を挙げた。 チームはこれで6カードぶりの勝ち越しとなった。

◆西武の今井は六回途中で今季最多に並ぶ8安打を浴び、ワーストの6失点を喫した。安定感のある投球を続けてきたエースは、苦しい内容にも「いつもと変わらない感覚だった。次回に向けて今日の投球をしっかり振り返って、調整していく」と淡々と語った。自身の失策を含め、拙守も絡んだ。3盗塁を許すなど機動力でも崩され、西口監督は「改善していかないといけない。エラーも含め、らしさがなかった」と顔をしかめた。(共同)

◆先発した西武・今井達也投手(27)は5回0/3を8安打6失点(自責4)で4敗目。一回に太田の犠飛で先制を許すと、その後も失点を重ねた。6月17日のDeNA戦を最後に4試合連続で白星を手にできず「次回に向けて今日の投球をしっかり振り返って調整していきます」と前を向いた。

◆コンディション不良で登板を回避していたオリックス・曽谷龍平投手(24)が、8月2日の日本ハム戦(京セラ)で先発することが31日、分かった。7月20日のロッテ戦(ZOZOマリン)で3回3失点で4敗目を喫し、先発予定だった27日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)はコンディション不良で登板を回避していた。出場登録抹消はされず、状態を見ながら調整を続けており、この日は本拠地のブルペンで投球練習を行った。チームトップの8勝をマークしている左腕が13日ぶりにマウンドに上がる。

◆最速155キロ右腕のD2位・寺西が自己最長の6回を2失点で2勝目を挙げた。「自信を持って投げられた。最高の結果になって良かった」。四回に一時逆転を許すも五、六回は無失点で踏ん張った。六回に代走で出場し、二盗を決めて4点目のホームを踏んだ同期入団のD1位・麦谷からは「お前に勝利を届けるためや」と言われたことを明かし「カッコつけていた」と笑った。

◆一球入魂で必死にプレーする姿に、野球の神様もほほえんでくれた。オリックス・杉本がリーグを代表する今井から決勝打を放ち、チームを連勝に導いた。「(今井投手は)すごく良いピッチャー。(打つのが)ホンマに難しいけど、何とか1本出てよかった」2―2の五回だ。広岡の安打から2死二塁とし、先発・今井の初球の真っすぐを捉えて二遊間を破った。勢いに乗るきっかけは右翼の守備にあった。四回に逆転され、なおも1死一、二塁でデービスの右翼前方の飛球を滑り込みながら好捕。先発したドラフト2位・寺西を救うビッグプレーで試合の流れを変えた。7月26日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)では逆転につながる失策を犯していただけに、汚名返上に燃えていた。「結構、ミスしているので。守備はもっと練習して、投手に迷惑をかけないように」と謙虚に振り返った。迫力を失いかけていたラオウにらしさが戻ってきた。6月は打率・329と好調だったが、7月は同・175と不振に苦しんだ。思うように快音が出ず、29日の試合前に神社を参拝して復調を祈願した。「汗びしょびしょになりながら(参拝した)。また(打撃が)おかしくなったら行こうかな」と笑った。2戦連続で4番に座った杉本に嶋村打撃コーチは「大きく技術的に悪くなったわけではない。メンタルとか、そういう要素もあったのかもしれない」と分析。神様が与えてくれた打席での自信と余裕が、結果につながった。「大事なところで一本打つのが僕の仕事。今日みたいなタイムリーをもっと増やせるように」2連勝で6カードぶりの勝ち越しに成功し、首位ソフトバンクとは6・5差。8月はラオウがチームを勢いづける。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
55354 0.611
(↑0.004)
-
(↓1)
49353
(+5)
258
(+4)
59
(+1)
74
(-)
0.247
(-)
2.440
(↓0.01)
2
(1↓)
日本ハム
56362 0.609
(↓0.006)
0
(-)
49352
(+4)
250
(+5)
87
(+1)
49
(+1)
0.246
(-)
2.320
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
48413 0.539
(↑0.005)
6.5
(↑1)
51329
(+6)
337
(+2)
60
(-)
42
(+3)
0.258
(↑0.001
3.400
(↑0.02)
4
(-)
楽天
44462 0.489
(↑0.006)
11
(↑1)
51268
(+6)
306
(+5)
40
(+4)
88
(+2)
0.245
(-)
3.120
(↓0.02)
5
(-)
西武
43491 0.467
(↓0.006)
13
(-)
50236
(+2)
268
(+6)
39
(-)
58
(-)
0.229
(-)
2.690
(↓0.02)
6
(-)
ロッテ
35542 0.393
(↓0.005)
19.5
(-)
52268
(+5)
350
(+6)
45
(-)
39
(-)
0.231
(-)
3.600
(↓0.03)