1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 7 | 0 | 1 |
DeNA | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 4 | X | 14 | 21 | 0 | 4 |
勝利投手:平良 拳太郎(2勝2敗0S) 敗戦投手:中村 優斗(1勝2敗0S) 本塁打 |

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◆DeNAは1回裏、牧の3ランなどで幸先良く4点を先制する。その後は7回に3者連続適時打、8回には佐野にこの日2本目となるソロが飛び出すなど、終わってみれば21安打で14得点を挙げた。投げては、先発・平良が6回無失点の好投で今季2勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに精彩を欠いた。
◆SNSで人気を博す、クリエーターでモデルのしなこ(29)が、人生初始球式で堂々たるワンバン投球を披露した。背番号475番のスターナイト特別ユニホームにド派手はフリフリの衣装で登場。ダイナミックに振りかぶると、キレイな弧を描いてワンバウンドで捕手・戸柱のミットに収まるストライク投球となった。マウンド上でガッツポーズを見せ、スタンドからの大きな拍手が沸き起こった。しなこは、DeNAのオフィシャルスポンサーである株式会社ジェイコム湘南・神奈川のプロジェクト「GIMME YOUR POWER PROJECT Presented by J:COM」のアンバサダー(応援大使)として登場した。
◆DeNA牧秀悟内野手(27)が、湿った打線を活気づける1発を放った。1回、京田と佐野の連打で1死二、三塁とチャンスで1打席目が巡ってきた。ヤクルトのドラ1右腕・中村優斗投手(22)に対して、2ボールからの128キロスライダーを捉えた。左翼席に飛び込む豪快な16号3ラン。11日巨人戦(横浜)以来13試合ぶりのアーチは、同戦以来13試合ぶりの打点となった。今季、得点力不足に陥っている打線。直近5試合で計4得点で4連敗中と沈黙していたが、4番の一振りで6試合ぶりの複数得点をゲット。連敗ストップへ幸先の良いスタートを切った。5試合ぶりの先制点をもたらした牧は「最近先制点を取られていたので、先制点を先に取る事だけを考えていました。つないでくれたチャンスで結果を出せて良かったです!」と振り返った。
◆リクエストを巡って珍事が発生した。ヤクルト高津臣吾監督(56)がリクエストを要求したが、検証できるリプレー映像がなく、判定は変わらず。リクエストの回数にも含まれなかった。場面はDeNA1回1死二、三塁。蝦名が左翼フェンス際に大飛球を放った。左翼手・内山がフェンスに激突しながら好捕。三塁走者・フォードはタッチアップで本塁に戻ってきた。その後、高津監督がタッチアップのスタートが早いのではないかとリクエストを要求した。ただ、球場のカメラには内山の捕球とフォードの離塁が一緒に映っている映像がなかった。水口責任審判は「映像が確認できなかったので、リクエストの回数には数えません」と説明した。当初の判定通り、フォードの生還が認められた。リクエストも失敗とはならなかった。
◆DeNA戸柱恭孝捕手(35)が"粋な気遣い"を見せた。1回先頭、この日が28歳の誕生日を迎えたヤクルト岩田幸宏外野手(28)が打席に立つと、左翼スタンドから「ハッピーバースデートゥーユー」と祝福する音楽が流れた。捕手の戸柱はそれにいち早く気付くと、内野陣や投手・平良と守備位置を確認するフリで曲が終わるまでの時間を稼いだ。SNSでは「バースデーソング配慮ありがとうございます!」「戸柱さんお気遣いありがとうございます」などと称賛する声が見られた。
◆ヤクルトのドラフト1位中村優斗投手(22)が、2回6安打5失点でKOされた。立ち上がりからDeNA打線につかまった。初回は1死二、三塁から牧に先制3ランを献上。2ボールから高めに甘く入った128キロスライダーを捉えられた。さらに1死二、三塁とたたみかけられ、蝦名に左犠飛を浴びた。2回は2死から佐野に左翼へのソロを浴びて5点差とされた。3回の打席で、代打を送られて交代した。2本塁打を浴び、プロ4試合目で最短KO。「早いイニングで交代してしまい、申し訳ないです」とコメントした。
◆ヤクルト中村悠平捕手(35)が左足に自打球を当て、もん絶した。5点を追う5回先頭、カウント2ー2からスイングした打球が左足のつま先付近に直撃。顔をゆがめながらもプレーを続けたが、見逃し三振に倒れた。その裏の守備には就かず、松本直と交代となった。
◆閉塞(へいそく)感を切り裂いたのは、主砲のバットからだった。DeNA牧秀悟内野手(27)が、先制の16号3ランで湿った打線を活気づけた。1回1死二、三塁、2ボールからヤクルトのドラフト1位中村優の128キロスライダーを振り抜いた。左翼席へ運ぶアーチでチームに5試合ぶりの先制点をもたらし「最近先制点を取られていたので、先制点を先に取る事だけを考えていました。つないでくれたチャンスで結果を出せて良かったです!」とかみしめた。ベンチに戻ると、おなじみのデスターシャポーズでベンチとスタンドを盛り上げた。牧にとって7月11日巨人戦(横浜)以来13試合ぶりのアーチは、同戦以来13試合ぶりの打点に。今季最も長い51打席、打点から遠ざかった。チームも足並みをそろえるように打線が湿った。直近5試合でわずか計4得点と苦しんでいたが、4番の一振りで6試合ぶりに1試合複数得点をゲットし、幸先よくスタートを切った。押せ押せムードに背中を押されるように打線が勢いづいた。2回2死には佐野が左翼席への8号ソロで、球団通算8500号のメモリアルアーチを決めた。さらに続く打席で牧が右中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメーク。今季100安打目を記録し、球団では桑田武以来2人目、NPBでは阪神佐藤輝以来16人目となる、新人から5年連続での「100安打&2ケタ本塁打」を達成した。連敗ストップへ、頼れる大黒柱が役目を果たした。【小早川宗一郎】
◆ヤクルトがDeNAに大敗し、21年9月以来の9連勝はならなかった。ドラフト1位右腕の中村優斗投手(22=愛知工大)が2回6安打5失点と試合をつくれなかった。初回は牧に3ランを浴びるなど4失点を喫すると、2回も佐野にソロを献上した。5回から3番手で登板した清水は、プロ1年目で先発した19年8月2日中日戦以来6年ぶりの3イニング登板。3回9安打5失点と打ち込まれた。今季ワースト14失点と打ち込まれた。 打線はDeNA先発平良に6回無失点に抑えられて沈黙。1番岩田が猛打賞で気をはいたが、攻めきれなかった。9回は村上が2号の特大アーチを放って、一矢報いた。黒星は7月13日阪神戦以来18日ぶりで、後半戦では初めて。まだ最下位ながら、7月は12勝6敗2分けの好成績だった。高津監督は「こんなゲームやっていてはダメだとは思いますが、今日のゲームを悲観だけするのじゃなく、ここまで勝ち続けたことはすごくよかった。今日で7月が終わって、明日からは8月で阪神戦からスタートする。なかなか今日のゲームを気持ちを切り替えて、忘れてとはいかないですけど、しっかり反省して、明日のゲーム、8月のゲーム、残り2カ月を頑張っていきたい」と話した。
◆DeNAが"ケチャドバ打線"でたまっていた鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように得点を量産した。今季最多を更新する21安打14得点と猛打がさく裂。8連勝中と勢いに乗る最下位ヤクルトから大勝し、チームの連敗を4でストップした。牧秀悟内野手(27)が、先制の16号3ランで湿った打線を活気づけた。1回1死から京田陽太内野手(31)、佐野恵太外野手(30)が連打で二、三塁のチャンス。牧が2ボールからヤクルトのドラ1右腕・中村優の128キロスライダーを振り抜いた。左翼席へ運ぶアーチでチームに5試合ぶりの先制点をもたらし「最近先制点を取られていたので、先制点を先に取る事だけを考えていました。つないでくれたチャンスで結果を出せて良かったです!」とかみしめた。ベンチに戻るとおなじみのデスターシャポーズでベンチとスタンドを盛り上げた。牧にとって11日巨人戦(横浜)以来13試合ぶりのアーチは、同戦以来13試合ぶりの打点に。今季最も長い51打席、打点から遠ざかった。チームも足並みをそろえるように打線が湿った。直近5試合でわずか計4得点と苦しんでいたが、4番の一振りで6試合ぶりに1試合複数得点をゲットし、幸先よくスタートを切った。押せ押せムードに背中を押されるように打線が勢いづいた。1回に再び二、三塁のチャンスを作ると、蝦名達夫外野手(27)が左犠飛で4点目を追加した。2回2死には佐野が左翼席への8号ソロで球団通算8500号のメモリアルアーチ。続く打席で牧が右中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメーク。今季100安打目を記録し、球団では桑田武以来2人目、NPBでは阪神佐藤輝以来16人目となる、新人から5年連続での「100安打&2ケタ本塁打」を達成した。6回にも2死三塁から好調の京田が勝負強い適時打で6点目。さらに7回には林琢真内野手(24)、代打山本祐大捕手(26)、桑原将志外野手(32)の3者連続適時打などで4点を追加し、5月20日の中日戦(横浜)以来53試合ぶり、今季3度目の2ケタ得点となった。さらに8回先頭には佐野がこの日2本塁打目となる9号ソロで今季最多を更新する11得点。2死一塁からは蝦名達夫外野手(27)が左翼席への1号2ランで、今季最多タイの1試合4本塁打と止まらない。2死二塁から代打の三森大貴内野手(26)の適時打も加わり、終わってみれば今季最多を大きく更新する21安打14得点。打線が湿ったこれまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすような爆発ぶりだった。投げては約2カ月ぶりの先発登板となった平良拳太郎投手(30)が99球を投げて6回4安打無失点7奪三振と好投で今季2勝目。8連勝中だった最下位ヤクルトの勢いを食い止め、チームの連敗も4でストップした。
◆DeNA平良拳太郎投手(30)が約2カ月ぶりの1軍登板で好投した。1回2死二塁、先制のピンチでヤクルト村上を空振り三振に仕留めるなど、99球を投げて6回4安打無失点7奪三振。今季初登板3月30日の中日戦での白星以来、4カ月ぶりに2勝目を挙げ「今日は野手の皆さんやトバさん(戸柱)にリードで引っ張ってもらってテンポよく投げることができました」と役割を果たした。
◆DeNA佐野恵太外野手(30)が球団通算8500号のメモリアルアーチを決めた。2回2死、ヤクルト中村優の直球を左翼席へ運ぶ8号ソロ。自身11試合ぶりのアーチが球団にとって節目の1発となり「追い込まれていたので、コンパクトに打つことを心がけて打ちました。最高の結果になって良かったデスターシャ!」と喜んだ。8回先頭でも右翼席への9号ソロで今季初の1試合2本塁打とした。▽DeNA蝦名(8回2死一塁、ヤクルト沼田から今季1号のダメ押し2ラン)「ここまで打ててなかったので何とか打てるように集中していました。追加点が取れて良かったです。アッタボーイ!」
◆ヤクルトドラフト1位の中村優斗投手(22)が2回6安打5失点でKOされた。初回は1死二、三塁から牧に3ランを浴びるなど4失点。2回には2死から佐野にソロを献上。ともにコース、高さとも甘く入った。3回に代打を送られ、4試合目でプロ入り後最短となる降板となった。「早いイニングで降板してしまい申し訳ないです」と肩を落とした。
◆ヤクルト村上宗隆内野手(25)が特大弾で一矢報いた。14点を追う9回1死、DeNA若松から右翼席最上段に2号ソロを放った。上半身のコンディション不良から復帰後3戦2発。「あの打席はよかったが、もうちょっと早い段階で打ってチームを勢いづけられたらよかった」と反省を忘れなかった。チームは今季ワーストの14失点で連勝は8で止まった。
◆DeNA牧秀悟内野手(27)の一振りが、眠っていた打線に火を付けた。1回の16号先制3ラン。2回には右翼へ二塁打を放ち、球団2人目、NPBでは阪神佐藤輝以来18人目の新人から5年連続での「100安打&2ケタ本塁打」を達成した。勢いづいたチームは、今季最多タイの1試合4本塁打。直近5試合でわずか計4得点だった打線がつながり、16年以来9年ぶりの21安打、今季最多14得点で快勝し、チームは連敗を4でストップした。閉塞(へいそく)感を打ち破ったのは、主将のバットだった。牧が湿った打線を爆発させた。1回1死二、三塁、ヤクルトのドラフト1位右腕・中村優を2ボールから仕留めた。128キロのスライダーを左翼席へ。5試合ぶりの先制点をもたらし「チャンスでなかなか打ててなかったので、打てて良かった。いいきっかけになれば」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。主砲としてもどかしかった。今季最も長い51打席もの期間、打点から遠ざかった。「4番に座ってる以上、ふがいない日々を過ごしてました」。足並みをそろえるように打線も湿った。試合前時点の直近5試合でわずか計4得点。チームと自身の状況を打破すべく、構えを試行錯誤した。一時は代名詞だったオープンスタンスを封印して、両足平行に構えるスクエアスタンスにし、模索してきた。オールスター明けから再び従来のオープンスタンスに戻したが、もがいた努力のかいあってか、2回2死には右中間への二塁打。調子のバロメーターでもある逆方向の長打で今季100安打目をマークした。球団2人目、NPBでは阪神佐藤輝以来18人目の新人から5年連続での「100安打&2ケタ本塁打」を達成。「昨日くらいからいい当たりが増えてきている」と良い兆候は増えつつある。4番の一振りで6試合ぶりの複数得点をゲットすると、打線は栓が抜かれたように爆発した。16年以来9年ぶりの21安打で今季最多14得点、同最多タイの1試合4本塁打と打ちまくった。連敗も4で止め、牧は力強く宣言した。「結果がついてこない、ミスが多いところは全員が責任を感じていると思う。それをなくせばベイスターズの良さが出て、これだけ打って点が取れる。そういう野球をあと2カ月あるのでやっていければ」月も変わって大逆襲の8月へ。沈んだ分だけ、高く飛び上がる。【小早川宗一郎】牧が本塁打を含む3安打。これで今季の安打数は101安打となり、新人から5年続けて100安打と2桁本塁打をクリアした。プロ1年目から5年連続で100安打以上と2桁本塁打を記録するのは今年の佐藤輝(阪神)以来18人目。DeNAでは59~67年桑田に次いで2人目となる。
◆DeNA三浦大輔監督(51)が打線の爆発ぶりにご満悦だった。今季最多を更新する21安打14得点の大勝劇に「久しぶりにたまったものが全部噴き出した感じの試合でしたね」とナインをたたえた。先制する直前の1回2死二塁、ヤクルト村上から三振を奪ってピンチを防いだ平良の投球に「初回に平良が相手の4番から三振を奪ってくれた。初回の守りと攻撃で火を付けてくれた」とポイントに挙げた。
◆ヤクルト高津臣吾監督(56)が試合後、新加入が決まった青柳晃洋投手(31)への期待を寄せた。この日に球団と正式契約したNPB通算61勝の変則右腕に対し「まだ全然、話もしてないですが、やっぱり期待するところは非常に大きいです。今日のピッチャー陣じゃないですけども、やはり弱点と言われてるところを補ってくれる、少しでも力になってくれることを期待してます」と話した。青柳は8月1日阪神戦(神宮)の試合前練習に参加する。高津監督は「明日、会って話をして、今後のスケジュールを決めていきたいなと思います」と登板スケジュールを組んでいく。
◆連勝が8でストップしたヤクルト高津臣吾監督(56)は淡々と結果を受け止めた。「今日のゲームはやっぱり反省するところたくさん。こんなゲームやってちゃダメだとは思います」とした上で続けた。7月は12勝6敗2分け。「悲観だけするのじゃなく、ここまで勝って、勝ち続けたことはすごくよかった。よくみんな頑張ってきた。今日で7月が終わって、明日からは8月。なかなか今日のゲームで気持ちを切り替えて、忘れてとはいかないかもしれないが、しっかり反省して、明日のゲーム、残りのゲームを頑張っていきたい」と反省の中で前を向いた。2回6安打5失点で降板したドラフト1位新人の中村優投手(22=愛知工大)に関しては「プロ野球なので、そんな甘い世界ではない。いろいろ、克服していかなきゃいけないことがたくさんある」と奮起を求めた。5回には中村悠平捕手(35)が自打球を当て、その裏の守備で交代していた。ベテラン捕手について、指揮官は「点差も開いていたので、自打球もあったし代えました」と大事をとっての交代と説明した。
◆DeNAが"ケチャドバ打線"でたまっていた鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように得点を量産した。今季最多を更新する21安打14得点と猛打がさく裂。8連勝中と勢いに乗る最下位ヤクルトから大勝し、チームの連敗を4でストップした。1回に牧秀悟内野手(27)が先制の16号3ランを放つと、佐野恵太外野手(30)も今季初となる1試合2本塁打と躍動。投げては約2カ月ぶりの先発登板となった平良拳太郎投手(30)が99球を投げて6回4安打無失点7奪三振と好投で今季2勝目。チームの連敗も4でストップした。「キッズSTAR☆NIGHT 2025 Supported by J:COM」として行われたこの3連戦で、3試合目にして初勝利。通常のヒーローインタビュー後には、キッズからの質問に答えるコーナーが開催され、牧、佐野、平良のヒーロー3人が回答した。
◆今季8勝のDeNAアンドレ・ジャクソン投手(29)が1日の巨人戦(東京ドーム)に先発する。オールスター後の初登板に「体の状態は非常にいい」と軽やかな口調だった。自身初の球宴は、横浜スタジアムでの第2戦で中継ぎ登板。八回のマウンドをわずか7球、無失点に抑えた。「オールスター前は、うまくいかない登板もあったので、いいメンタルリフレッシュになった。素晴らしい経験になった」と語った。
◆ヤクルト・高梨裕稔投手(34)が1日の阪神戦(神宮)に先発する。前回6月17日の楽天戦では5回3失点で同18日に出場選手登録を抹消された。ファームではフィジカル強化や投球フォームを修正し、再び1軍のマウンドに戻ってきた。約1カ月半ぶりの登板で2勝目を狙う右腕は「チームがすごくいい流れなので、その流れに乗って勢いが増す投球ができれば」と気合を入れた。
◆DeNA・牧秀悟内野手(27)が先制の16号3ランを放った。一回1死二、三塁から相手先発・中村優のスライダーを捉え、打球は左翼スタンドをギリギリ越えた。直近12試合で打点のなかった4番に待望の一発。「最近先制点を取られていたので、先制点を先に取ることだけを考えていました。つないでくれたチャンスで結果を出せてよかったです」と語った。
◆DeNA・佐野恵太外野手(30)が二回、8号ソロを放った。中村優の150キロの速球を捉えた打球が左翼スタンドに突き刺さった。一回の第1打席には1死一塁から左翼線に二塁打を放ってチャンスを拡大。続く牧の先制3ランをアシストした。佐野の一発は、記念すべき球団通算8500号に。「追い込まれていたので、コンパクトに打つことを心掛けて打ちました。追加点という最高の結果になって良かったデスターシャ!!」とコメントした。
◆立ち上がりからDeNA打線に捕まった。ヤクルトのドラフト1位・中村優斗投手(22)=愛知工大=が、プロ4度目の登板で最短となる2回6安打5失点で降板。2勝目はならなかった。「前回ふがいない結果に終わったので、まずその悔しさを晴らせるような、同じ過ちを2回繰り返さないように、しっかり投げられるようにやっていきたいです」登板前日の30日にそう意気込んでいたが、現実は厳しかった。20日の前回登板(対広島、神宮)では五回途中5失点(自責点4)で降板。雪辱を期したが、一回1死二、三塁から4番・牧に先制3ランを浴びた。その後も四球が絡んで1死二、三塁とされ、蛯名の左犠飛でさらに1失点。二回には佐野に左越えソロを浴びた。球団を通じて「早いイニングで降板してしまい、申し訳ないです」とコメントした中村優。悔しい結果となった。
◆応援してくれる全国のファンへ、雄姿を届ける。ヤクルト・村上宗隆内野手(25)が「4番・三塁」で先発した。1軍復帰後3試合連続でのスタメン出場。スタンドからは多くの拍手が送られた。「いいところで打てるのが一番ですし、打点を挙げることだったり、出塁することだったり、全てにおいて頑張りたい」1軍に合流した29日、村上はそう口にしていた。3月に上半身を痛めて開幕2軍スタート。4月17日の阪神戦(神宮)で一時復帰したが、同戦で患部の痛みを再発して約3カ月をリハビリに要した。2軍戦では8試合に出場。最後は、2011年に起きた東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手・陸前高田市を訪れ、2ランを放って多くのファンを魅了した。「僕の一本でそんな力はないと思いますけど、少しでも喜んでいただけたらうれしい。これからもテレビ越しとかで見る人たちに向けてやれればなと思う」さまざまな状況に置かれながら、テレビ越しに活躍を期待してくれている人がいる。応援してくれる人たちのために、元気や希望を与えていくのがプロ野球選手の使命。残りシーズン、少しでも多くの〝えみふる〟を届ける。一回の第1打席は空振り三振、四回の第2打席は三飛に倒れた。四回を終えて0-5とDeNAに主導権を握られている。
◆西日が差し込む久々の横浜スタジアムで腕を振った。平良拳太郎投手(30)が5月17日以来、約2カ月ぶりに先発。「自分の状態は上げられたと思う。2カ月前より、いい球が投げられている」と意気込む中、一回は4番・村上から空振り三振を奪うなど上々の立ち上がりだった。今季は6試合で1勝2敗、防御率3.72。初登板こそ幸先よく1勝を挙げたが、以降は白星から離れた。「状態がずっと良くなかった。感覚も結果も良くない」。昨季は度重なる故障で4試合の登板にとどまった12年目の右腕だが、今回は故障などではなかった。「どうやって投げていたか、わからなくなった」とこぼすほど悩んだ。一から投球フォームも見直した。「いい時に戻さなくていい、今できることをやろう」との考え方がハマったという。連日の猛暑に汗が滴る。沖縄出身だが、暑さは得意とはいえない。宮古島の名産品「雪塩」をバッグにしのばせ、「足をつらないように、常々塩をなめておきたい」と冗談交じりに語る。故郷の国頭郡今帰仁村では新テーマパーク「ジャングリア沖縄」が話題を呼んでいるが、「栄えるのかな。あまり栄えて欲しくない。渋滞しないことだけを願っています」と語った。故郷を盛り上げる活躍を届ける。打線が二回までに5得点の強力援護。六回まで先頭打者に出塁を許すこと3度も、粘りの投球で6回を4安打無失点に抑えた。2勝目の権利を持って救援陣にマウンドを託した。
◆DeNAがともに今季最多21安打、14得点の猛攻で連敗を4で止めた。一回に牧の3ランなどで4点を先制。佐野が二、八回にソロを放った。平良は6回無失点、7奪三振で2勝目。ヤクルトは連勝が8でストップ。
◆先発したドラフト1位右腕・中村優斗投手が一回、牧に3ランを浴びるなど4失点。二回も佐野にソロを献上し、2回6安打5失点と試合をつくれなかった。清水らリリーフ陣も打ち込まれ、大敗。連勝が8でストップした。
◆ともに今季最多21安打、14得点の猛攻で連敗を4で止めた。一回に牧秀悟内野手の3ランなどで4点を先制。佐野恵太外野手が二、八回にソロを放った。先発した平良拳太郎投手は6回無失点、7奪三振で2勝目を挙げた。
◆DeNA・平良拳太郎投手(30)が6回4安打無失点で今季2勝目。5月17日以来の登板で丁寧にコーナーに投げ分け、打線の大量援護にも恵まれた。一回に先頭打者の出塁を許したが、1死二塁で4番・村上を空振り三振に仕留めて流れを引き寄せた。「たくさん点を取ってもらったので、テンポよく投げてゼロで抑えたかった」と野手陣に感謝した。
◆ともに今季最多21安打、14得点の猛攻で連敗を4で止めた。一回に牧秀悟内野手の3ランなどで4点を先制。佐野恵太外野手が二、八回にソロを放った。先発した平良拳太郎投手は6回無失点、7奪三振で2勝目を挙げた。?DeNA・牧が3安打を放ち、今季101安打。プロ1年目から5年連続で100安打以上をマーク。DeNA(前身を含む)の選手が1年目から5年以上続けたのは、1958-69年の近藤和彦(12年)、59-67年の桑田武(9年)に次いで3人目。牧は2桁本塁打も5年連続。5年以上続けて100安打と2桁本塁打は、59-67年の桑田(9年)に次いで2人目。?1年目から5年連続で2桁本塁打と100安打は牧と同じ21年入団の阪神・佐藤輝に続く史上18人目。同期入団の複数選手が1年目から5年以上続けたのは、81-89年の巨人・原辰徳と西武・石毛宏典(9年)以来36年ぶり。?佐野が二回に放った本塁打が球団通算8500号本塁打(最終8502本)。通算8500号に到達したのは10球団目。球団1号は長持栄吉が50年3月14日の松竹戦(八幡桃園)で記録。
◆D1位・中村優斗投手(22)=愛知工大=が自己最短となる2回6安打5失点で2敗目。「早い回で降板してしまい、申し訳ない」と肩を落とした。一回に牧に先制3ランを被弾し、その後も四球が絡んで蝦名の左犠飛で1失点。二回には佐野にソロを浴びた。「真っすぐが通用しなくてこういう結果になった。しっかりと修正していきたい」と前を向いた。
◆リーグ最下位のヤクルトはともに今季ワーストの21安打14失点で大敗を喫し、連勝が「8」で止まった。無得点の九回に村上宗隆内野手(25)が右翼ポール際へ特大の2号ソロ。零封負けを阻止したが、主砲として責任を口にした。「あの打席は良かったですけど、もう少し早い段階で打って、チームに勢いをつけられたらと思っている」4番手・若松の甘く入ったスライダーを一閃。29日に1軍復帰して3試合で2発と好調を維持している。8月1日の阪神戦は、患部の痛みが再発した4月17日以来となる本拠地・神宮での一戦。「連敗することがよくない。連勝した後に負けた後の試合はすごく大事だと思う。期待に応えられるように頑張りたい」とスワローズファンの前での活躍を誓った。高津監督は「1本出たことは非常に大きかった」と村上の一撃をたたえ「こんなゲームをやってちゃ駄目だと思うけど、悲観するんじゃなくて、よくみんな頑張ってきた。しっかり反省して、残り2カ月のゲームを頑張っていきたい」と前を向いた。(赤尾裕希)
◆佐野が球団通算8500号となる8号ソロを放った。二回2死から中村優の直球を捉えた打球は左翼フェンスを越えた。「風にも乗って捉えることができた」と胸を張った。八回先頭では右翼席に9号ソロを放ち、自身の通算100本塁打にも王手。「(球団通算)9000本も自分が打てるように頑張りたい」と笑みを浮かべた。
◆主将の一発から打線爆発! DeNAは31日、ヤクルト15回戦(横浜)に14-1で勝利し、連敗を4で止めた。牧秀悟内野手(27)が一回に13試合ぶりの打点となる先制の16号3ランを放ち、いずれも今季最多21安打、14得点の猛攻を呼び込んだ。7月最終戦を最高の形で締めくくり、8月1日から1・5ゲーム差の2位・巨人との3連戦(東京ドーム)に臨む。主将の覚悟がにじんだ一振りが、打線爆発の着火剤となった。試合前時点で7月の打点はわずか3。4番の牧が先制3ランを含む3安打で鬱憤を晴らした。「4番に座っている以上、本当にふがいない日々を過ごしていた。これで、いいきっかけになればいいと思う」一回1死二、三塁で中村優のスライダーを捉えた。左翼フェンスをギリギリ越える当たりは、自身13試合ぶりの本塁打であり、打点だった。チームは5試合連続で1得点以下。投手陣を援護できず、4番の主将にかかる重圧は計り知れなかった。是が非でも欲しい先制点。直前の守りでは、無死一塁から赤羽の中前に抜けようかという当たりを横っ跳びで好捕し、ピンチの芽を摘んだ。「自分自身の自信にもつながるプレーだった」と牧。三浦監督は牧の攻守にわたる活躍に「火をつけてくれた」と感謝した。二回に3番佐野が球団通算8500号となるソロを放つなど2本塁打。牧は二回に右中間フェンス直撃の二塁打、七回にも右前打を放ち、三塁打が出ればサイクル安打だったが、八回の守備から交代。「気にしてなかった」と淡々と語った。
◆さすが4番。DeNAの暗雲を振り払ったのは、やはり牧だった。ずっと得点に乏しく、この日も一回に先発・平良が先頭から走者を背負う。またか...という重い立ち上がりだったが、村上を三振にとって切り抜けると、すぐさま牧が左翼へ先制3ラン。全員の肩の力が抜けていくのが、手に取るようにわかった。牧は左翼弾のあと、右翼へ二塁打と安打。3番の佐野も左翼への二塁打と本塁打のあと、右翼へも本塁打。引っ張ってヨシ、流してヨシと、持ち味を存分に発揮した。打線も2人に引っ張られ、長打あり、連打ありと、本来の姿を取り戻したよう。打つべき人が打つと、こうも変わるものなのか。たかが1勝、されど1勝といえる。いうまでもなく、大事なのは次の巨人戦。この勢いをそっくり持ち込め、とまではいわない。山崎伊織からどうにかして得点を奪い、ジャクソンをはじめとした投手陣で守り切れれば、この勝利も2倍3倍の価値を生むことになるはずだ。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
57 | 36 | 2 | 0.613 (↓0.007) | - (-) |
48 | 324 (+3) | 207 (+6) | 56 (-) | 75 (-) |
0.244 (↓0.001) | 1.950 (↓0.04) |
2 (-) |
巨人 |
45 | 46 | 3 | 0.495 (↓0.005) | 11 (-) |
49 | 268 (+6) | 276 (+7) | 57 (+1) | 39 (-) |
0.242 (-) | 2.650 (↓0.02) |
3 (-) |
DeNA |
42 | 46 | 5 | 0.477 (↑0.006) | 12.5 (↑1) |
50 | 282 (+14) | 268 (+1) | 49 (+4) | 41 (-) |
0.230 (↑0.004) | 2.700 (↑0.02) |
4 (-) |
中日 |
42 | 49 | 2 | 0.462 (↑0.006) | 14 (↑1) |
50 | 246 (+7) | 282 (+6) | 47 (+2) | 59 (+1) |
0.226 (↑0.001) | 2.870 (↓0.03) |
5 (-) |
広島 |
39 | 49 | 5 | 0.443 (↑0.006) | 15.5 (↑1) |
50 | 277 (+6) | 295 (+3) | 43 (-) | 47 (-) |
0.240 (-) | 2.890 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
32 | 51 | 5 | 0.386 (↓0.004) | 20 (-) |
55 | 244 (+1) | 350 (+14) | 44 (+1) | 42 (-) |
0.229 (-) | 3.560 (↓0.12) |
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