1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 | 12 | 1 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 2 | 0 | 0 | X | 6 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:宮城 大弥(4勝3敗0S) 敗戦投手:髙橋 光成(4勝5敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは4回裏、中川の適時二塁打で先制する。続く5回に宗と太田の連続適時打で3点を加えると、6回には大里の2点適時三塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・宮城が6回2失点9奪三振の好投で今季4勝目。敗れた西武は、9回に西川の2ランで2点差に迫るも及ばなかった。
◆オリックスは連敗を6で止めた。先発の宮城大弥投手(23)が5月21日ロッテ戦(京セラドーム大阪)以来、自身8試合ぶりの4勝目。エースの粘投に打線も奮起した。宮城は6回6安打2失点。4回には左前打と四球で無死一、二塁のピンチも、外崎の投前犠打を三塁へ送球。華麗なフィールディングで投ゴロ併殺に仕留め、この回に得点を与えなかった。6戦連続3得点以下だった打線もつながった。4回に中川圭太内野手(29)の左中間への適時二塁打で先制した。5回にも宗佑磨内野手(29)と太田椋内野手(24)の連続適時打で4-0と援護した。2点差に迫られた6回には1死一、二塁から大里昂生内野手(26)が中越えの2点適時三塁打を放ち、6-2とした。「Bs夏の陣」の2日目。「常熱レッド」をアクセントにした戦闘服を身にまとった猛牛戦士たちの逆襲が始まった。
◆前夜に連敗を5で止めたばかりの西武が、この日はオリックスに力で押し切られた。もし楽天がこの日のナイターでロッテに勝てば、楽天と入れ替わって5位に転落することになる。この日は先発の高橋光成投手(28)が2回、3回とともに先頭打者を出しながら併殺で切っていたものの、4回に3安打集中で先制されると、5回には4安打でさらに3失点、6回にも2安打2失点。6回を投げ11安打6失点と期待を裏切った。打線は4回、安打と四球で無死一、二塁の先制チャンスを作ったものの、外崎修汰内野手(31)が送りバント失敗で併殺に。オリックス宮城を助けてしまった。6回には長谷川信哉外野手(23)がフェンス直撃の二塁打で出塁。新外国人J・D・デービス内野手(32)の来日初打点となる適時二塁打などで2点を返したものの、打線が7回まで11個の三振を喫するなど要所で封じられた。
◆西武は楽天と入れ替わって5位に転落した。先発高橋光成投手(28)がオリックス打線に2巡目以降に打ち込まれ、6回11安打6失点。4回の先制失点は2死を奪ってからのもので、そこから崩れた。今季5敗目を喫した右腕は「試合の入りも試合展開も、全てにおいて難しい試合でした」と反省。「ただ悪いことだけではなくて良いこともあったので、改善点だけを見つめて次回に向けて取り組んでいきます」と話した。
◆西武は敗れたものの、打線は2試合連続2桁安打と少しずつ振れてきた。7月に入団した新外国人J・D・デービス内野手(32)は6回2死一塁で右中間へ適時二塁打。来日初打点を挙げ「甘く入ってきた球を強くはじき返すことができました」と振り返った。タイミングを崩されるケースも多かったが、この日は左足をあまり上げないフォームでシンプルに打ち、好結果につなげた。
◆オリックス宮城大弥投手(23)は、70日ぶりの白星にも笑顔はなかった。「うれしいですけど、もっと良い投球をしたかった」。後半戦初先発は6回6安打2失点にまとめ、5月21日ロッテ戦(京セラドーム大阪)以来、自身8試合ぶりの4勝目。2カ月ぶりの勝ち星にも満足しなかった。4回、左前打と四球で無死一、二塁のピンチ。外崎の投前犠打を三塁へ送球する華麗なフィールディングで一気に2死を奪い、得点を与えなかった。だが、6回は2死から2者連続適時打を浴びて2失点。一時2点差に迫られ、「1点でしのぎたかった。投げ急ぎかなと。課題としてまた取り組めたら」と唇をかんだ。チームは前日まで6連敗。連敗ストップの思いも「多少はありました」。今季は16試合で14度のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)と結果を残すも、勝ち星に恵まれず。声をかけてきた岸田監督も「宮城に勝ちがついてよかった」とたたえた。エースの粘投に打線も12安打6得点と奮起。毎年恒例のイベント「Bs夏の陣」の2日目は投打がかみ合い、後半戦初勝利を挙げた。エースは「優勝したい気持ちが強いからこそ空回りしないように」と引き締めた。首位と7・5ゲーム差。「常熱レッド」の戦闘服に身を包み、猛牛戦士たちが巻き返す。【村松万里子】
◆オリックスは投打がかみ合い、連敗を6で止めた。先発の宮城大弥投手(23)が6回6安打2失点で、5月21日ロッテ戦(京セラドーム大阪)以来、自身8試合ぶりの4勝目を挙げた。打線は4回、中川圭太内野手(29)の左中間への適時二塁打で先制。5回は宗佑磨内野手(29)、太田椋内野手(24)の連続適時打、6回は大里昂生内野手(26)の2点適時三塁打とつながった。後半戦4試合目で初勝利。岸田護監督(44)は「宮城に勝ちがついてよかった」とたたえた。
◆オリックス・宮城大弥投手(23)が6回6安打2失点で勝利投手の権利を保持して降板した。四回に安打と四球で無死一、二塁とされながらも外崎の犠打を自ら処理して投ゴロ併殺に料理。デービスも空振り三振でしのいだ。五回までに打線に4点の援護をもらったが、六回に外崎とデービスに適時打を浴びて2失点。一時2点差に縮められ、左腕はベンチに帽子をたたきつける場面もあり、悔しさをにじませた。宮城は5月21日のロッテ戦(京セラ)で勝利したのを最後に7試合連続で白星なしの3連敗中。チームも試合前時点で6連敗と苦しむ中で打線が奮起。宮城も6回2失点でまとめた。
◆オリックスは6得点で競り勝ち、連敗を6で止めた。四回の中川の先制打を皮切りに、五回は宗、太田が2者連続の適時打、六回は大里が2点打を放つなど打線が活発だった。先発の宮城は六回に外崎、デービスに連続で適時打を浴びて6回2失点で降板。七回以降は岩崎、ペルドモ、山崎とつないでリードを守り切った。宮城は5月21日のロッテ戦(京セラ)以来、8試合&2カ月ぶりの白星となる4勝目を挙げた。
◆西武の高橋は6回で11安打6失点の乱調で、黒星先行となる5敗目を喫した。チームも5位に後退し「試合の入りも試合展開も、全てにおいて難しい試合だった」と悔しさをにじませた。直球が150キロ前後をマークするなど球威はあったが、制球が甘い。四~六回とイニング複数安打を許して失点を重ね、西口監督は「本人もストライクをそろえ過ぎたと言っていた。試合の中で考えて投げられるようにというところ」と嘆いた。(共同)
◆喜びと後悔が入り交じった複雑な感情が、試合後の表情に見え隠れした。オリックス・宮城が苦しみながらも70日ぶりに白星をつかんだ。「素直にうれしいけど、もっといい投球をしたかったというのが率直な気持ち」4―0の六回に正念場を迎えた。先頭の長谷川に左翼線二塁打。渡部聖、ネビンは打ち取って2死までこぎつけたが、今季の対戦打率が・571(7打数3安打)と苦手とする外崎に適時打を浴び、デービスにも適時二塁打を食らって、ベンチで悔しさをにじませた。それでも6回6安打2失点にまとめて5月21日のロッテ戦(京セラ)以来、8戦ぶりの勝利を挙げた。白星がつかなかった2カ月は苦しんだ。クオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以内)を続けながらも結果が振るわない状況の中、岸田監督の言葉に背中を押された。「エースとして頑張れ!」。今季の開幕投手に指名し、主戦投手として期待してくれる指揮官の思いに応えたかった。「まだまだ物足りないと思わせている部分もある。踏ん張って頑張りたい」〝守り神〟がようやく左腕にほほ笑んだ。2年前からグラブにシーサーのイラストの刺繍(ししゅう)を施しており「一度、入れてみたらかわいかったので」。自宅にも小さなシーサーの置物が鎮座しており、故郷・沖縄の魔よけが今回の〝厄〟を払ってくれた。「野手と中継ぎの皆さんが頑張ってくれたので勝ちがついた。次はしっかり自分で最後まで投げて(チームを)勝たせたい」首位日本ハムとは7・5差と背中は遠いが、逆転Vはあきらめない。エースの背中がチームとファンを勇気づけ、勢いづかせる。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
日本ハム |
56 | 35 | 2 | 0.615 (↑0.004) | - (-) |
50 | 348 (+5) | 245 (+4) | 86 (-) | 48 (+1) |
0.246 (↑0.001) | 2.290 (↓0.01) |
2 (1↓) |
ソフトバンク |
54 | 35 | 4 | 0.607 (↓0.007) | 1 (↓1) |
50 | 348 (+4) | 254 (+5) | 58 (-) | 74 (+1) |
0.247 (-) | 2.430 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
47 | 41 | 3 | 0.534 (↑0.005) | 7.5 (-) |
52 | 323 (+6) | 335 (+4) | 60 (-) | 39 (+1) |
0.257 (↑0.001) | 3.420 (↓0.01) |
4 (1↑) |
楽天 |
43 | 46 | 2 | 0.483 (↑0.006) | 12 (-) |
52 | 262 (+8) | 301 (+5) | 36 (+1) | 86 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 3.100 (↓0.02) |
5 (1↓) |
西武 |
43 | 48 | 1 | 0.473 (↓0.005) | 13 (↓1) |
51 | 234 (+4) | 262 (+6) | 39 (+1) | 58 (-) |
0.229 (↑0.001) | 2.670 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
35 | 53 | 2 | 0.398 (↓0.004) | 19.5 (↓1) |
53 | 263 (+5) | 344 (+8) | 45 (+1) | 39 (+1) |
0.231 (-) | 3.570 (↓0.02) |
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