1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 8 | 2 | 0 |
日本ハム | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | X | 5 | 9 | 1 | 0 |
勝利投手:上原 健太(1勝0敗0S) (セーブ:柳川 大晟(1勝1敗8S)) 敗戦投手:藤井 皓哉(2勝2敗1S) |

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◆日本ハムは2-2で迎えた5回裏、2死二塁から水谷が適時打を放ち、勝ち越しに成功する。その後逆転を許すも、8回に清宮幸の2点適時三塁打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、2番手・上原が今季初勝利。敗れたソフトバンクは、3番手・藤井が誤算だった。
◆ソフトバンク木村大成投手(21)がプロ入り後初の1軍昇格を果たした。エスコンフィールドがある北海道北広島市出身の高卒4年目左腕。北海高校時代から友人と何度も建設中の外観を見に行き、エスコンフィールドでの登板を目標の1つに掲げていた。地元で1軍デビューを飾れるか。木村大は今季ウエスタン・リーグで24試合に登板し、1勝1敗、防御率1・67。直近は5試合連続無失点中で、7月は防御率0点だった。昨季はファームの非公式戦で5勝1敗、防御率2・32の成績だった。木村大成(きむら・たいせい)2003年(平15)6月12日、北広島市生まれ。小学1年から野球を始め、北海では1年春の地区予選からベンチ入り。3年春にセンバツ、夏の甲子園に出場した。21年ドラフト3位でソフトバンク入団。左投げ左打ち。180センチ、82キロ。今季推定年俸は570万円。
◆日本ハム水野達稀内野手(25)が"バースデースクイズ"を成功させた。1点リードの2回1死一、三塁の第1打席。この日25歳の誕生日を迎えた水野に、スタンドからバースデーソングが送られ、ナイターで今季初めて屋根が空いたエスコンフィールドは大きな拍手に包まれた。その拍手が鳴りやむのとほぼ同時の初球。水野はバットを寝かせ、投前へセーフティースクイズを敢行した。意表を突かれたソフトバンク大津亮介投手(26)は処理が遅れて足がもつれ、どこにも投げられずにオールセーフ(記録は投安)。「バースデースクイズ。一発で決められてよかったです」。ベンチの新庄剛志監督(53)も拍手で水野をたたえた。
◆ダンス&ボーカルグループ「lol」の元メンバーで歌手の佐藤友祐(29)がファーストピッチセレモニーに登場した。北海道札幌市出身。「推し球団でピッチングができることは光栄」とマウンドに上がった。「野球少年だった」という佐藤は、打席の山県秀内野手(23)へ向かって、見事ノーバウンド投球。この日は屋根が空いたルーフオープンデーとあって「風が気持ちよかった」と感想を口にしていた。>
◆ソフトバンクの連勝が「9」で止まり、1日で首位から陥落した。日本ハムとの首位攻防第2戦に敗れ、再び1ゲーム差の2位に後退。カード勝ち越しがかかる31日に勝利すれば再び首位浮上となる。2-3の8回、先頭の牧原大成内野手(32)が中前打で出塁。周東佑京内野手(29)がセンターへの同点適時二塁打で続き、2死三塁では4番の近藤健介外野手(31)が一時勝ち越しの左前適時打を放った。先制を許し、同点に追いつき、再び勝ち越され、逆転。シーソーゲームを逃げ切りたかったが、3番手の藤井皓哉投手(29)が誤算だった。2死から郡司に中前打、石井を四球で歩かせる。2死一、二塁となり清宮幸に逆転の右中間適時打を浴びた。再び試合をひっくり返されて力尽きた。日本ハム戦の連勝も「5」でストップ。1勝1敗で直接対決は第3戦を迎える。>
◆日本ハムが一夜で首位の座を奪い返した。2位に転落して迎えたソフトバンクとの直接対決第2ラウンドは、2回にこの日が25歳の誕生日の水野達稀内野手(25)の"バースデースクイズ"などで2点を先制。一度追いつかれたが、同点の5回に水谷瞬外野手(24)が中前適時打を放った。さらに8回に逆転を許したが、1点を追うその裏、2死一、二塁で清宮幸太郎内野手(26)が右中間を破る逆転の2点適時三塁打で勝負にけりをつけた。チームはソフトバンク戦の連敗を5で止め、再び首位に浮上した。
◆ソフトバンクと日本ハムの首位攻防3連戦の第2ラウンドは日本ハムが1点差で勝利した。これで今季のこのカードは15試合中8試合が1点差ゲーム。対戦成績はソフトバンクが8勝7敗で1勝勝ち越している。この日は取って取られてのシーソーゲーム。最後は清宮幸の決勝打で日本ハムに軍配が上がったが、31日のカード3戦目も要注目だ。
◆日本ハムが一夜で首位の座を奪い返した。8回に逆転を許したが、1点を追うその裏、2死一、二塁で清宮幸太郎内野手(26)が右中間を破る逆転の2点適時三塁打で、けりをつけた。チームはソフトバンク戦の連敗を5で止め、再び首位に浮上した。新庄監督は決勝打の清宮幸について「ファーストの子ね、上体がちょっと浮いたような感じでずっと迎えてたんで、期待はしてなかったんですけど。オールスターのホームラン競争のように打ってくれたらいいんですけどね。まあ許しましょう」と、いつもの愛あるいじりを加えつつも、うれしそうに振り返った。さらに、その前の8回2死一塁で、代走で出た矢沢宏太投手(24)が二盗を決め「よく走ってくれた」と絶賛。その後9球粘って四球を選んだ石井一成内野手(31)については「フォアボールも大きかったですね。あそこで石井君がフォアボール選んでくれての(代走)中島君で、清宮君が長打を打って2点取りにいこうやって」と、プラン通りの逆転勝ちだった。
◆日本ハムが一夜で首位の座を奪い返した。新庄剛志監督(53)は、今季初めてナイターゲームで屋根を開放したことを、勝因の1つに挙げた。1点リードの6回1死、ソフトバンク近藤の打球は右翼フェンスぎりぎりまで飛んだが、風に押し戻され右飛に。指揮官は「あの近藤君の当たり(右飛)は屋根が閉まってたら完璧に行ってました(笑い)。あの後、閉めようかなって(笑い)。近藤君も、もう完璧だと思った当たりがね。甲子園(の浜風)思い出しました」と振り返った。
◆先発したソフトバンク大津亮介投手(26)は6回3失点、自責点1の粘投だった。4回以外は毎回ランナーを背負う苦しい投球だったがクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以内)を達成。改良したフォークの精度も上がってきた。右腕は「ランナーを出してから粘ることができなかったことが悔しい」と反省し、次回登板へ備える。
◆日本ハム新庄監督が8回2死一塁から二盗を決めた代走矢沢を「よく走ってくれた」と絶賛した。その後9球粘って四球を選んだ石井についても「フォアボールも大きかったですね。あそこで石井君がフォアボール選んでくれての(代走)中島君で、清宮(幸)君が長打を打って2点取りにいこうやって」と想定通りの逆転勝ちだった。指揮官は「ファンの方たちはめちゃくちゃ面白かったと思います」とうれしそうだった。
◆ソフトバンクの4番近藤健介外野手(31)が7試合連続安打となる一時勝ち越し打を放った。3-3の8回2死三塁で左前適時打。打点は4試合ぶりとなり「追い込まれてから、うまく対応することができました。チャンスで回してもらい、勝ち越し打となる4番の仕事ができて良かったです」と振り返った。規定打席には到達していないが打率3割以上をキープしている。
◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が2安打2打点と気を吐いた。3回の中堅守備では失点につながる後逸エラーもバットで汚名返上。8回は転がるボールに足が乗っかってつまずく場面が見られたが「全然足は大丈夫です」と無事を強調した。清宮幸に決勝打を許して今季2敗目を喫した藤井には「藤井にはいつも助けてもらっている。しょうがない」とかばった。
◆緊迫した首位攻防第2ラウンドに、日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が決着をつけた。終盤までもつれるシーソーゲームの展開の中、1点を追う8回2死一、二塁。藤井の152キロ直球を右中間へはじき返し、ダイビングキャッチを試みる右翼・佐藤直のグラブの先を抜ける決勝の2点適時三塁打。味方ベンチを振り返ると、歓喜の仲間と、総立ちのスタンドが目に飛び込んだ。「最高の景色でした」。一夜で首位の座を奪い返した。29日のカード初戦は、9回に最後の打者となって首位から陥落した。1発が出れば同点という好機だった。「けっこう悔しくて...」。眠れない夜を過ごす...ことはなく「爆睡してました」と笑うが、「絶対取り返してやるぞって思ってました」と気持ちは燃えていた。胸に「HOKKAIDO」と刻まれた限定ユニホーム。カムチャツカ半島沖の地震で発生した津波は北海道にも押し寄せ、避難を余儀なくされた人たちがいる。「ファイターズのことを好きで見てくれてる方たちもいるかもしれない。そういう人たちにも届いたのなら、本当に最高の試合だったんじゃないかなと思います」。神妙に、言葉をつないだ。MVPを獲得した球宴を挟み8試合連続安打。「なんかクライマックス(シリーズ)を思い出すような、そんな盛り上がり方で」。舞台が大きくなればなるほど、ワクワクも大きくなる。「愉しむしかなくないですか? って感じです。相手も強いですけど、僕たちもいいピッチャー、バッターたくさんいるんで。負けるわけにはいかないっす」。昨年大暴れした"清宮の夏"が、やってきた。【本間翼】
◆日本ハムが粘りの"逆転返し"でソフトバンクに競り勝ち、ゲーム差ゼロでの2位転落から、一夜で首位に返り咲いた。1点リードの8回表に逆転されるも、1点を追う8回裏2死一、二塁で清宮幸太郎内野手(26)が右中間へ勝ち越し2点三塁打を放ち、再逆転。新庄剛志監督(53)が鍛えてきた粘りの野球で連敗を2で止め、ソフトバンク戦の連敗も、5でストップした。追い付かれて勝ち越し、逆転されて逆転し返して、競り勝った。8回表に逆転されて、その裏、すぐにひっくり返す、息詰まる熱戦。勝利の瞬間ガッツポーズの新庄監督は「今日はうれしいね。ファンのみなみさんにこう、いいゲームを見せれたってところが1番うれしいですね。見てるファンの方たちはもうめちゃくちゃ面白かったと思います」と喜んだ。指揮官は、清宮幸の決勝打点をお膳立てした2人のプレーを、絶賛した。8回2死一塁で、まず代走で出場の矢沢が、二盗を成功させた。アウトなら、1点ビハインドで、残すは9回の攻撃だけと追い詰められる状況でのトライに「よく走ってくれた」。その後、石井が9球粘って四球を選び、2死一、二塁とチャンスを広げた。「フォアボールってほんと大きい。あそこで石井君がフォアボール選んでくれての(代走)中島君で、清宮君が長打を打って2点取りにいこうやって」。全員が全力で次につなごうという姿勢が、勝利への扉をこじ開けた。劇的な1勝ではあるが、優勝を目指す大航海の中ではまだ、その途上に過ぎない。「まだあと何10試合もありますから。この3連戦が1番大事とか言いますけど、いやいや、大事なのはもっともっと後ろにありますよ。めちゃくちゃ後ろにありますよ」。緊張の糸は、目的を成し遂げる瞬間まで、決して緩めない。勝ってかぶとの緒を締めることも忘れない。8回の先発北山の替え時について「(先頭の)牧原君が当たってたんで上原君を(回の)頭からで(も良かったか)。ピッチングコーチが(北山に)聞いたら、それは『行きます』って言いますよね。これからは選手に聞かずに、切るところはしっかり切っていきたいと思います」。万全の完投王国を築く中、指揮官の厳しい判断も織りまぜながら、接戦をものにしていく。【永野高輔】
◆25歳の誕生日を迎えた日本ハム水野達稀内野手(25)が、2回1死一、三塁の好機に、セーフティースクイズを成功させた(記録は投安)。第1打席の初球に決め、スタンドからのバースデーソングは「最初聞こえたんですけど、やっぱスクイズ(のサインが)出てるので。打席で堪能することはできなかったです」と笑った。チームは終盤に逆転勝利。「本当に勝てたのが一番ですね」と、うれしい記念日になった。
◆日本ハム郡司裕也捕手(27)が食レポからのチャンスメーカーという"二刀流"をこなした。この日は練習前に、8月5日からエスコンフィールドにオープンするワイン、ウイスキーが楽しめる二刀流店舗「フィフティ フィフティクラブ」の試食会で食レポに挑戦。「ワイン醸造に挑戦する店のように僕も挑戦者のような気持ちで」と試合では昨季王者に立ち向かい、8回2死から中前打で出塁し、逆転の口火を切った。
◆ソフトバンクが1日で首位陥落した。1点リードの8回2死一、二塁から3番手藤井皓哉投手(29)が日本ハム清宮に逆転の2点適時三塁打を許し、痛恨の逆転負け。チームの連勝も9でストップし、日本ハム戦の連勝も5で止まった。首位攻防3連戦は1勝1敗の五分。小久保裕紀監督(53)は「すごい試合やったね。明日、切り替えて行きましょう」と前を向いた。第3ラウンドを制し、首位で福岡に戻る。野球は2死からと言われる。ソフトバンクが逆転に成功した直後の8回裏。3番手藤井がポンポンと2つのアウトを取ってから暗転した。郡司に中前打、石井に四球を出して一、二塁。6番清宮に右中間を割られ2失点。逆転負けを喫した。敵地エスコンフィールドに乗り込んで初戦に快勝。今季初めて首位に立った小久保ホークスだが、1日で再び2位に後退してしまった。「すごい試合やったね。まあ、(8回2死一、二塁から)打った清宮がすごいでしょ」。試合後、三塁ベンチ裏から出てきた小久保監督は悔しさを胸にしまって、快打を放った清宮の一打を褒めた。今季の日本ハム戦は15試合中8試合が1点差ゲーム。連勝を飾ることはできなかったが「首位攻防」にふさわしいゲームではあった。2回に2点を先制されながら、直後の3回表に1番周東の左前タイムリーなどですかさず引き戻した。5回には再び勝ち越しを許したものの、終盤8回に先頭牧原大の中前打を起点に周東の適時二塁打、近藤の左前タイムリーで4-3とリード。今季12度目の逆転敗戦となったが、緊迫のゲーム展開だった。首位奪回から1日で後退してしまったが、簡単に撃破できる新庄ハムでないことは小久保監督も織り込み済み。球宴2試合で新庄監督とは熱く語り合った。「(新庄監督は)何十通りのオーダーもすべてに根拠がある、と話していたし、ものすごく野球について考えている」と同学年の敵将を評していた。低空飛行を続けた開幕直後から小久保監督の視線の先には新庄ハムの存在は大きく、最大のライバルとして捉えていた。チームの連勝は9で止まり、日本ハム戦も5連勝でストップしたが、故障禍に悩みながらも驚異的な復元力を見せたチームに手応えを感じているのも確かだ。「(日本ハム先発の)北山相手にすぐ追いついたし、いいゲーム。明日、切り替えて行きましょう」。第3ラウンドをしっかり制し、首位で福岡に戻るつもりだ。【佐竹英治】
◆ソフトバンクのモイネロが30日、出場選手登録を外れた。先発した29日の日本ハム戦では6回1失点の好投でチームトップの9勝目をマーク。倉野投手チーフコーチは「前から決まっていたこと。(詳細は)戦略上言えない」と説明した。先発転向2年目の今季は17試合に登板し、9勝2敗、防御率1・28と安定した投球を続けている。
◆日本ハムの4年目、水野達稀内野手が30日に25歳の誕生日を迎えた。香川・丸亀城西高、JR四国を経て2022年にドラフト3位で入団し、今季は試合前の時点で57試合に出場し、打率・261、3本塁打、26打点をマーク。左ハムストリングス筋損傷で6月から約1カ月間、戦線離脱していた俊足巧打の遊撃手は「けがは本当にしょうもない。この前も1カ月無駄にしたので、まず一番はけがをしないように」と気持ちを新たにした。コシのあるうどんとスパイシーな骨付鳥がご当地グルメとして知られる香川・丸亀市で産声を上げた。「何でも達成できて、まれな人材になるように」という意味を込めて達稀と名付けられたという。小学3年生で本格的に野球を始めたが、意外にも当時、熱中していたのはサッカー。「小学生の頃は学校終わりに友達の家でサッカー。中学も毎日、練習終わりにしていました」と活発な学生時代を回顧した。ゲーム差なしの僅差で迎えた首位ソフトバンクとの首位攻防戦第2ラウンドは「8番・遊撃」として先発出場。試合前に「誕生日で安打を打った記憶がない」と苦笑いを浮かべていたが、第1打席で大仕事をやってのけた。1―0の二回1死一、三塁、バースデーソングが流れた直後に〝バースデースクイズ〟(記録は投前への犠打安打)を華麗に決めた。(加藤次郎)
◆「2番・左翼」で先発出場した日本ハム・水谷瞬外野手(24)が2―2の五回2死二塁で勝ち越し中前適時打を放った。カウント2―2からソフトバンク先発右腕、大津の134キロのフォークボールを捉えた。鋭い打球は二遊間を突破。開閉式屋根が開いた状態の「ルーフオープンゲーム」で値千金の一打をマークし「今日は気持ちいい風が吹いているので、その心地良さに便乗して打ちました。現場からは以上です」と振り返った。
◆ひと振りで試合をひっくり返した。日本ハム・清宮幸太郎内野手(26)が、3―4の八回2死一、二塁で逆転の2点三塁打をマーク。首位攻防戦にふさわしい熱戦で値千金の一打を放ち、チームをわずか1日で首位返り咲きに導いた。「昨日、最後の打者としてチャンスを生かせなくて悔しかった。それがあったので今日は『絶対、取り返してやるぞ』と思っていました」カウント2―1から右腕、藤井の152キロの直球を振り抜いた。打球は鋭いライナーで右中間を突破。三塁ベース上で右拳を突き上げ「ベンチもスタンドの皆さんも立ち上がってくれていたので、本当に最高の景色でした」と声を弾ませた。希望の星になる。この日午前8時半ごろに発生したロシア・カムチャツカ半島沖の地震に伴う津波の影響で、北海道内では約47万人に避難指示が出た(午後6時時点)。困難な状況が続く中、清宮は「そういう人たちに(力が)届いたのなら最高の試合」とうなずいた。チームはソフトバンク戦の連敗を5でストップ。日頃から清宮に対してあえて厳しく接する新庄監督は「一塁手の子には期待しなかった。球宴の本塁打競争のように打ってくれたらいいんですけど。まぁ許しましょう」と愛のある〝新庄節〟でたたえた。殊勲の左打者はお立ち台で「ホークスを倒さない限り優勝は絶対にない。明日も絶対勝ちます」と力強く言い切った。(加藤次郎)
◆25歳の誕生日を迎えた日本ハム・水野達稀内野手が1―0の1死一、三塁で〝バースデースクイズ〟を決めた。スタンドからバースデーソングで祝福される中、右腕、大津の初球、146キロの直球を投前に転がし、自らも生きて内野安打に。「準備はしていた。一発で決められてよかったです」と汗を拭った。チームは逆転勝ちで再び首位に浮上。俊足巧打の遊撃手は「最後にキヨ(清宮)さんが打ってくれて、本当に勝てたことが一番です」と喜んだ。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
日本ハム |
56 | 35 | 2 | 0.615 (↑0.004) | - (-) |
50 | 348 (+5) | 245 (+4) | 86 (-) | 48 (+1) |
0.246 (↑0.001) | 2.290 (↓0.01) |
2 (1↓) |
ソフトバンク |
54 | 35 | 4 | 0.607 (↓0.007) | 1 (↓1) |
50 | 348 (+4) | 254 (+5) | 58 (-) | 74 (+1) |
0.247 (-) | 2.430 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
47 | 41 | 3 | 0.534 (↑0.005) | 7.5 (-) |
52 | 323 (+6) | 335 (+4) | 60 (-) | 39 (+1) |
0.257 (↑0.001) | 3.420 (↓0.01) |
4 (1↑) |
楽天 |
43 | 46 | 2 | 0.483 (↑0.006) | 12 (-) |
52 | 262 (+8) | 301 (+5) | 36 (+1) | 86 (+1) |
0.245 (↑0.001) | 3.100 (↓0.02) |
5 (1↓) |
西武 |
43 | 48 | 1 | 0.473 (↓0.005) | 13 (↓1) |
51 | 234 (+4) | 262 (+6) | 39 (+1) | 58 (-) |
0.229 (↑0.001) | 2.670 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
35 | 53 | 2 | 0.398 (↓0.004) | 19.5 (↓1) |
53 | 263 (+5) | 344 (+8) | 45 (+1) | 39 (+1) |
0.231 (-) | 3.570 (↓0.02) |
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