オリックス(★2対3☆)西武 =リーグ戦14回戦(2025.07.29)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:平良 海馬(2勝1敗21S)
(セーブ:山田 陽翔(1勝1敗1S))
敗戦投手:才木 海翔(2勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(9号・2回裏2ラン)

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◆西武は2点を追う5回表、西川とネビンの適時打で同点とする。そのまま迎えた延長10回には、1死満塁から相手の暴投の間に1点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・山田がプロ初セーブを記録。敗れたオリックスは2回に杉本の2ランで先制するも、その後は得点を奪えなかった。

◆3位オリックスは連敗を5で止められるか。スタメンが発表された。1番には、20日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来4試合ぶりに広岡大志内野手(28)が入った。27日までのソフトバンク2連戦(みずほペイペイドーム)で1番だった中川圭太内野手(29)は「5番中堅」で出場する。先発は九里亜蓮投手(33)。24日の球宴(横浜)では全球ナックルで沸かせた。西武戦は4月25日(ベルーナ)以来今季2度目で、前回は6回2失点。連敗ストッパーを託された。この日は毎年恒例のイベント「Bs夏の陣」の初戦。今年は「#戦闘MODE」をコンセプトとし、ユニホームは黒を基調に「常熱レッド」をアクセントにしたデザインだ。21年以来4年ぶりにセカンドロゴ「荒ぶる猛牛」も復活。猛牛戦士の巻き返しが始まる。

◆オリックス杉本裕太郎外野手(34)の豪快弾で先制した。2回2死一塁、西武先発武内の4球目直球を完璧に捉えた。左翼上段席に運ぶ特大9号2ラン。ベンチに戻ると同学年で先発の九里亜蓮投手(33)と昇天ポーズを決めた。「感触もよかったですし、(九里)亜蓮と昇天ポーズをする約束をしていたので、打ててよかったです! 」チームは5連敗中。その間2試合、杉本はベンチスタートだった。7月に入って打率1割5分2厘、1本塁打と苦しんでいた主軸がついに目覚めた。九里が先発だった試合では6月10日DeNA戦(京セラドーム大阪)でも7号ソロで援護していた。この日は毎年恒例のイベント「Bs夏の陣」の初戦。今年は「#戦闘MODE」をコンセプトとし、ユニホームは黒を基調に「常熱レッド」をアクセントにしたデザインだ。後半戦の本拠地初戦はラオウの1発で一気に熱狂。猛牛戦士たちの3位からの逆襲が始まる。

◆西武が延長戦の末に勝利をもぎ取り、連敗を「5」で止めた。2-2の延長10回。1番の西川愛也外野手(26)のこの日3本目となる安打を機にオリックス才木から1死満塁を作り、相手の暴投で1点を勝ち越した。延長10回裏は山田陽翔投手(21)がマウンドへ。若きリリーバーは重責の場面で先頭打者に安打を許すものの後続をしのぎ、プロ初セーブをマークした。ともに5連敗中で迎えたオリックスとの一戦は2回、先発の武内夏暉投手(24)が7番杉本に失投を先制2ランにされるなど序盤から劣勢となった。転機は5回。下位打線の連打でチャンスを作り、西川愛也外野手(26)とタイラー・ネビン外野手(28)の適時打で中盤までに同点に追いついた。その後は走塁ミスや犠打ミスもあって9回までに勝ち越せなかったが、7回は甲斐野央投手(28)、8回はトレイ・ウィンゲンター投手(31)、9回は平良海馬投手(25)といわゆる「勝ちパターン」のリリーフ陣がオリックス打線を封じ込め、味方の勝ち越しを待っていた。

◆3位オリックスは逆転負けで、今季ワーストを更新する6連敗を喫した。1点を勝ち越された直後の延長10回。1死三塁の好機を迎えるも、遊ゴロで三塁走者は本塁アウトとなった。0-0の2回、杉本裕太郎外野手(34)の豪快弾で先制した。2死一塁で西武先発武内の4球目直球を左翼5階席へ。特大の9号2ランで先発の九里亜蓮投手(33)を援護した。だが、5回。九里が3連打で1点を失い、なお2死一、三塁。4番ネビンに三遊間へ適時内野安打を許し、同点とされた。九里は6回7安打2失点で降板。7回からは岩崎翔投手(35)、8回ルイス・ペルドモ投手(32)と無失点リレーをつないだ。9回には4番手のアンドレス・マチャド投手(32)が先頭に右前打を許し、盗塁で無死二塁のピンチ。続く佐藤太の投前犠打にためらわず飛び込んだ。巨漢助っ人の気迫あふれるダイビングキャッチに場内がどよめき。最後は156キロ高めの直球で空振り三振に仕留め、仁王立ちした。打線が6回以降、無安打に倒れ、今季14度目の延長に突入。5番手の才木海翔投手(25)が1死満塁から5番外崎を2球連続フォークで追い込み、4球目もフォークを投じるも、ワンバウンド。暴投で1点を勝ち越された。この日も負の流れを止められなかった。日本ハムとソフトバンクの上位2チームが首位攻防戦を繰り広げる中、本拠地6連戦の初戦を落とした。

◆オリックスが逆転負けで今季ワーストを更新する6連敗を喫した。2回に杉本の9号2ランで先制。だが、6回以降無安打で今季14度目の延長に突入すると、10回に5番手才木が1死満塁から暴投で1点を勝ち越された。10回裏に1死三塁の好機をつくるも、遊ゴロで三塁走者は本塁アウト。本拠地6連戦の初戦に敗れ、岸田監督は「初戦取りたかったですけどね。また明日から粘ってやっていきます」と切り替えた。

◆3位オリックスは逆転負けで、今季ワーストを更新する6連敗を喫した。ソフトバンクと日本ハムが首位攻防戦を繰り広げる中、本拠地6連戦の初戦で敗戦。岸田護監督(44)は「初戦取りたかったですけどね。また明日から粘ってやっていきます」と切り替えた。2-2の延長10回、5番手の才木海翔投手(25)が1死満塁からフォークがワンバウンドし、暴投で1点を勝ち越された。2球連続フォークで追い込んだ後の暴投。指揮官は「これで小さくならないように。思い切ってまた勝負してくれることを願っています」と擁護した。打線は2回、杉本裕太郎外野手(34)が西武武内から左翼5階席まで届く特大の9号2ラン。だが、以降無得点。「そんな簡単に打てるピッチャーでないのはわかっていましたけど、そこでラオウ(杉本)が1本打ってくれたのは大きかったですね」と主砲をたたえた。この日再昇格したドラフト1位麦谷祐介外野手(22=富士大)も代走で二盗を決め、持ち味を発揮。「いい仕事をしてくれましたね」と収穫を語った。

◆西武はサヨナラ負けなら6連敗&5位転落という延長10回のマウンドを、21歳の西武山田陽翔投手がゼロでしのぎ切った。プロ初セーブに勝利の瞬間はガッツポーズ。「本当にバックは鉄壁なので、もう打ち取ることだけを考えていました」と頼もしく話した。今季はプロ初登板からこれで29試合目の登板。初勝利も初ホールドも初セーブも挙げ「1位を目指して頑張りたい」と自分ではチーム目標を強調した。

◆オリックスの杉本が0―0の二回に特大の9号2ランを放った。2ボール1ストライクから、武内の真ん中に入ってきた速球を力強く振り抜き、大きな弧で左翼上段にたたき込んだ。本塁打を確信したように歩きながら打球を見つめ、「感触も良かった」という納得の一発だった。2021年にホームラン王に輝いた右打者。今季は交流戦で打率3割3分3厘をマークするなど安打を積み重ねていたが、7月は前の試合までで7安打、月間打率1割5分2厘と低迷。森や紅林らをけがで欠く打線で、主砲が昨季3打数無安打2三振を喫した武内から復調の兆しを示すアーチを描いた。

◆オリックスは今季ワーストを更新する6連敗を喫した。昨年9月10-20日に8連敗して以来の屈辱を味わった。二回に杉本の9号2ランで先制したが、三回以降は無得点が続いた。先発の九里は五回に3連打で1点を返されると、4番・ネビンに三塁強襲の適時打を許し同点に追いつかれた。九回では決着がつかず、延長へ。十回に登板した才木が1死満塁で痛恨の暴投、勝ち越し点を献上した。その後、2死満塁とピンチが続き、山崎が登板して火消しした。十回の攻撃は先頭の杉本が左前打で出塁し、その後1死三塁と好機が広がったが、若月が二ゴロで三走は本塁で憤死。広岡は空振り三振で試合終了となった。

◆西武が逆転勝ちで連敗を5で止めた。0―2の五回に西川とネビンの適時打で同点。2―2の延長十回は1死満塁から相手の暴投で勝ち越した。山田がプロ初セーブ。オリックスは二回の杉本の2ランにとどまり、今季最長の6連敗。

◆西武は延長十回に暴投で勝ち越し、その裏を5番手の山田が抑えた。3年目での初セーブで連敗脱出に貢献し「絶対に守りきろうと思って投げた」と感慨を込めた。滋賀・近江高では春、夏と甲子園大会で力投し、ドラフト5位で入団。正確な制球力が武器で、十回は先頭打者の出塁を許しても粘った。西口監督は「臆することなく、自分の投球ができていた」と目を細めた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
54344 0.614
(↑0.005)
-
(↓1)
51344
(+5)
249
(+2)
58
(+2)
73
(+2)
0.247
(-)
2.420
(↑0.01)
2
(1↓)
日本ハム
55352 0.611
(↓0.007)
0
(-)
51343
(+2)
241
(+5)
86
(-)
47
(+1)
0.245
(↓0.001)
2.280
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
46413 0.529
(↓0.006)
7.5
(-)
53317
(+2)
331
(+3)
60
(+1)
38
(+1)
0.256
(↓0.001)
3.410
(↑0.01)
4
(-)
西武
43471 0.478
(↑0.006)
12
(↑1)
52230
(+3)
256
(+2)
38
(-)
58
(+1)
0.228
(-)
2.650
(↑0.01)
5
(-)
楽天
42462 0.477
(↑0.006)
12
(↑1)
53254
(+2)
296
(+1)
35
(-)
85
(-)
0.244
(-)
3.080
(↑0.02)
6
(-)
ロッテ
35522 0.402
(↓0.005)
18.5
(-)
54258
(+1)
336
(+2)
44
(-)
38
(+1)
0.231
(↑0.001)
3.550
(↑0.01)