1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | 1 | 2 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | X | 8 | 8 | 0 | 2 |
勝利投手:大野 雄大(6勝3敗0S) (セーブ:マルテ(1勝3敗2S)) 敗戦投手:西舘 勇陽(2勝3敗0S) 本塁打 |

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◆中日は3点を追う4回裏、上林の適時打とボスラーの3ランで4点を奪い、逆転に成功する。続く5回には岡林の2ラン、6回には代打・鵜飼の適時打などで追加点を挙げた。投げては、先発・大野が6回5失点で今季6勝目。敗れた巨人は、先発・西舘が振るわなかった。
◆巨人トレイ・キャベッジ外野手(28)が、2試合続けて先制点をもたらした。1回1死一、二塁から、中日先発大野のスライダーをとらえて右翼席最前線に飛び込む9号3ラン。7月4日広島戦(東京ドーム)以来の一発となった。11日DeNA戦(横浜)でスタメン出場するも体調不良を訴えて途中交代し、その後はファームで調整してきた。球宴後の後半戦初戦となった26日広島戦(マツダ)から復帰すると、阿部監督の期待を背負って4番に座った。27日の同戦(マツダ)でも初回1死一、二塁から広島佐藤柳の真ん中低めの直球を中前にはじき返す先制適時打を放っていた。この日で3試合連続で4番を担い、2試合連続で初回から結果を残してみせた。
◆中日ジェイソン・ボスラー外野手(31)が4回に10試合ぶりとなる逆転8号3ランを放った。3点を追う4回、上林誠知外野手(29)の左前適時打で1点かえし、なおも2死一、二塁からボスラーが巨人先発西舘のカットボールをとらえ、右中間スタンド中段へ。球場のビジョン表示で推定120メートルの特大アーチで一気に逆転した。「打った瞬間スタンドに入ることがわかった。完璧だね。チームの力になれてとてもうれしいよ」とコメント。直後5回の守りではスタンドからの「ボスラー」コールに帽子を取って深々とおじぎした。本塁打は7月11日広島戦(バンテリンドーム)以来10戦ぶり。今季8本中5本を広いバンテリンドームで放った本拠地大好き男だ。井上一樹監督(54)が「日本人以上に日本人な真面目助っ人」と話すボスラーが4連敗中、初回に3点リードを奪われた暗いムードを豪快に吹き飛ばした。
◆巨人先発の西舘勇陽投手(23)が突如、崩れた。立ち上がりの1回は3者連続三振、3回まで完全投球に加え5奪三振で快調に滑り出した。味方打線からも幸先よく、3点の援護をもらった。登板前日は「バンテリンドームでホームランは出づらいかもしれないんですけど、やっぱりそこの1発、1発がある打者に対して、もっとしかけていければなと思います」と空中戦を警戒していた。中日打線が2巡目に入った4回だった。やや首をかしげるシーンがあった。先頭の岡林をフルカウントから四球で歩かせた。この試合、初めて走者を出すと、リズムが乱れた。続く田中、上林に連打され、1点を返された。なお、1死一、二塁からボスラーに甘く入ったスライダーを狙われた。痛恨の3ランを右翼席最深部まで運ばれた。1発回避のための心得はあった。「やっぱりゾーン内勝負になると思う。でも、甘くなりすぎての1発というのは前回(の登板でも)もあった。コースにきちんと投げていきながら、カウント先行で投げればなと思います」とイメージしていた。だが、5回1死三塁からは岡林にも1発を浴びて6失点。球宴ブレークを挟み、中11日でのマウンドは5回75球で降板した。プロ入り後最多の7奪三振は収穫にはなった。今季の投球回は5イニングを積み上げ48回1/3。プロ2年目の右腕は反省しながら成長していく。【為田聡史】
◆巨人トレイ・キャベッジ外野手(28)が節目の"ぞろ目弾"を放った。初回1死一、二塁で先制の右越え9号3ランを放つと、3-6の6回1死一塁から再びの右越え2ラン。これが球団通算1万1111本目となった。球宴後の後半戦初戦の26日広島戦(マツダ)から1軍復帰し、3試合連続の4番に座る助っ人。5月28日広島戦(金沢)ではNPB通算11万号も放ち、"節目男"ぶりを見せつけた。
◆巨人が乱打戦に敗れて連勝が「3」で止まった。6連戦の初戦で勢いを加速させたかったが、球宴明けの後半戦3試合目で初黒星となった。先発の西舘勇陽投手(23)がキャリア最多7三振を奪いながら、2本塁打を被弾。5回75球6安打6失点で負け投手となった。初回に4番キャベッジ外野手(28)の9号3ランで援護点をもらい、初回の3者三振も含めて3回までは完璧な内容。だが、4回先頭の中日岡林を四球で歩かせると、一気に崩れた。連打を浴びて1点を返されると、1死一、二塁からボスラ-に痛恨の逆転3ランを献上。さらに5回にも岡林に2ランを許して3-6とリードを広げられた。5回で降板し、「4回の先頭打者に四球を与えてしまった事が一番の反省点。先制してもらったのにリードを守れず申し訳ないです」とうなだれた。3試合連続で5点以上と復調傾向だった打線は、4回にキャベッジが球団通算1万1111号となる10号2ランを放つなど追いすがった。再び借金生活に入ったが、攻撃に力強さは戻ってきた。即時返済で首位阪神を追いたい。
◆中日が巨人との打ち合いを制し連敗を4で止めた。8得点は今季最多タイで6月11日楽天戦以来2度目。借金は7。阪神のマジック点灯を阻止した。初回に巨人キャベッジに先制9号3ランを許したが4回に一挙4点を奪い逆転した。上林誠知外野手(29)の左前適時打で1点かえし、なおも2死一、二塁からジェイソン・ボスラー外野手(31)が10戦ぶりとなる逆転8号3ランを右中間スタンド中段に突き刺した。5回には岡林勇希外野手(23)の3号2ランで2点を追加した。先発大野雄大投手(36)は6回にキャベッジにこの日2本目となる10号2ランを浴びて1点差に迫られるも6回5失点で今季6勝目。「キャベッジをどう抑えるか寝ずに考えます...」とコメントを残した。6回には1死一、三塁から石伊雄太捕手(24)が投手前へセーフティースクイズ(記録は投手への犠打失策)、代打鵜飼航丞外野手(26)の今季初打点となる中前適時打で2点を奪った。7連勝後4連敗と失速していただけに、大きな1勝となった。
◆巨人乙坂智外野手(31)が1軍合流即デビューを飾った。この日に1軍登録されてベンチに入ると、5-8の9回無死で代打で起用された。中日マルテの6球目の136キロスライダーを打ち上げて中飛に倒れた。乙坂は2021年限りでDeNAを退団。メキシコや米独立リーグなどでプレーしてきた。入団テストを経て12日に巨人に入団後、2、3軍戦に出場し、調整を続けてきた。27日のイースタン・リーグ西武戦では"公式戦初安打"もマーク。後半戦のキーマンとして昇格していた。
◆巨人が乱打戦に敗れて連勝が「3」で止まった。6連戦の初戦で勢いを加速させたかったが、球宴開けの後半戦3試合目で初黒星となった。先発の西舘勇陽投手(23)がキャリア最多7三振を奪いながら、2本塁打を被弾。5回75球6安打6失点で負け投手となった。初回に4番キャベッジ外野手(28)の9号3ランで援護点をもらい、初回の三者三振も含めて3回までは完璧な内容。だが、4回先頭の中日岡林を四球で歩かせると、一気に崩れた。連打を浴びて1点を返されると、1死一、二塁からボスラ-に痛恨の逆転3ランを献上。さらに5回にも岡林に2ランを許して3-6とリードを広げられた。5回で降板し、「4回の先頭打者に四球を与えてしまった事が一番の反省点。先制してもらったのにリードを守れず申し訳ないです」とうなだれた。3試合連続で5点以上と復調傾向だった打線は、4回にキャベッジが球団通算1万1111号となる10号2ランを放つなど追いすがった。阿部慎之助監督は「1巡目が良すぎちゃったな。ちょっと安心しちゃったところもあったかもしれないな」と分析。「最後もね、いい粘り見せたしね。今日はキャベッジ以外で点入んなかったからね。明日はキャベッジ以外の人たちでやってもらいたいですね」と期待した。再び借金生活に入ったが、攻撃に力強さは戻ってきた。即時返済で首位阪神を追いたい。
◆巨人が逆転負けを喫した。1回にキャベッジの9号3ランで3点を先制するも、先発西舘勇陽投手(23)が5回6安打6失点で援護を守り切れず。相手打線が2巡目に入った4回に突如として崩れた。阿部監督は「1巡目が良すぎちゃったな。ちょっと安心しちゃったところもあったかもしれない」と話した。3点の劣勢に転じた6回にはキャベッジの10号2ランで1点差に迫るも再逆転までは及ばず。指揮官は「最後もいい粘り見せたしね。今日はキャベッジ以外で点が入らなかったから、明日はキャベッジ以外の人たちでやってもらいたいですね」と期待した。連勝が3で止まり、再び借金生活に入った。30日の今カード2戦目は、今季はここまで2勝にとどまっているエース戸郷が2軍再調整を経て1軍復帰マウンドにあがる。▽巨人キャベッジ(球団通算1万1111本となる6回の10号2ラン含め2本塁打5打点)「左投手への好調の理由は自分でも分かっていない。好調な打席を続けていきたい。米国南部出身ですし、暑さには慣れている」
◆中日が巨人との打ち合いを制し連敗を4で止めた。8得点は今季最多タイで6月11日楽天戦以来2度目。借金は7。引き分けか負けで阪神にマジックが点灯する状況だったが、なんとかセ・リーグの灯を守った。井上一樹監督(54)は「優等生監督はどういうコメントがいいの? おもしろおかしく書かれてもやだしさ」としばらく考え「毎日、オレらはまだ借金のある身だってことを考えたら、借金を減らすために、(勝率)5割突き進めるために、勝つためにどうしたらいいかってことを考えてやるだけです!」と、7つある借金をまず返済することだと話した。
◆中日山本泰寛内野手(31)が巨人14回戦(バンテリンドーム)を欠場した。井上一樹監督(54)は「夏風邪。発熱したけど明日(30日)は大丈夫だと思う」と説明。球場には来ず静養に努めた。
◆セの灯は消さない。中日が今季最多タイ8点を奪って巨人に打ち勝ち、連敗を4で止めた。負けか引き分けで、首位阪神に優勝マジックが点灯した一戦で井上竜が見せた。初回に大野がキャベッジに先制3ランを食らった。井上一樹監督(54)は「心の中ではチーンとなって、これはきついなと。だけど選手はポジティブで頼もしかった」と大逆転に目を細めた。4回に上林の適時打で1点かえし、なお1死一、二塁で5番ボスラーが竜党が待つ右中間スタンド中段へ逆転8号3ラン。「打った瞬間スタンドへいくと分かった。完璧だね」。巨人の助っ人4番に負けじと、竜の5番が推定120メートルの大アーチでうっちゃった。6月まで打率2割1分7厘、4本塁打の低空飛行。だが7月は打率3割1分2厘、4本塁打、16打点の活躍で主軸に定着した。井上監督は「脇腹を痛めたり、前半戦はやきもきさせたけど、日本になじもうとする気持ちは伝わってくる。我慢して使ったのが実を結んでいる」と目を細めた。8本塁打中5本がバンテリンドーム。「奥さんと栄の街を散歩したりするのが好き」と名古屋が大好きだ。真面目な立ち振る舞いから、ファンの間では「ボスラー先生」と呼ばれる。新外国人チェイビスに親身にアドバイスを送る姿はまさに教師のよう。「野球していなくても先生にはなりたくないよ。子どもたちは扱いが大変だからね」と笑った。マジック点灯は阻止したが借金7の4位。井上監督は「まだ借金のある身。5割へどうしたらいいか考えるだけ」と引き締めた。自力Vの可能性を持つ中日が、セ界の台風の目になる。【石橋隆雄】▽中日鵜飼(6回に代打で16打席ぶりの安打となる適時打で今季初打点)「追い込まれていたので、がむしゃらにいきました。いい場面で打ててよかったです」▽中日岡林(5回に3号2ラン)「打った瞬間、いい角度でいったので入ってよかった。状態はあまりよくないけど、これをきっかけにどんどん打って塁をにぎわせたい」▽中日大野(6回5失点も6勝目。キャベッジに3ランと2ランを浴び)「キャベッジをどう抑えるか、寝ずに考えます」
◆中日が巨人との打ち合いを制し連敗を4で止めた。8得点は今季最多タイで6月11日楽天戦以来2度目。借金は7。引き分けか負けで阪神にマジックが点灯する状況だったが、なんとかセ・リーグの灯を守った。
◆巨人・戸郷翔征投手(25)が30日の中日戦(バンテリンドーム)で38日ぶりに先発する。試合前の練習で調整した。開幕投手を務めたエースは今季2勝6敗、防御率5・24と本来の姿ではなかった。シーズン中で2度の2軍再調整も経験。投球フォームやフォークボールを見つめ直して迎える復帰登板へ、「立場的にやるしかない。後半戦に入って、気持ちを新たに切り替えて頑張っていきたい」と意気込んだ。
◆巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)が先制9号3ランを放った。0-0の一回1死一、二塁。中日・大野のスライダーを捉え、右翼席へ運んだ。けがで離脱中の岡本と8本で並んでいたが、この一発でチーム単独トップに躍り出た。攻撃終了後に左翼の守備へ向かうと、左翼席のG党からは拍手とキャベッジコール。ファンとともにポーズを決めた。
◆入団テストを経て加入した巨人・乙坂智外野手(31)が、移籍後初の1軍合流を果たした。ベンチスタートとなったが、試合前練習では左翼でノックを受けるなどして汗を流した。新天地で新たな一歩を踏み出し、「チームの力になれるように頑張ります」と力を込めた。2021年限りでDeNAを退団後はメキシコ、ベネズエラ、米独立リーグなどを渡り歩き、過酷な環境も経験。選手契約の期間が2週間や1カ月の時もあったといい、「明日野球をするために今日頑張るという感じでした。代わりはいくらでもいる状況。最初はその過酷さでメンタル的に少しきつかった」。ハングリー精神が培われ、メンタル面での成長もあった。6月下旬に米マリナーズ傘下3Aを自由契約となり、帰国。巨人に加入した。実戦から離れていたが「2、3試合すればマックスの状態になる」とファームで打席を重ね、2軍では2試合で6打数1安打。28日は休日返上で、川崎市のジャイアンツ球場でバットを振った。1軍昇格をつかんだ左打者は「たくさんの方に支えていただいてここまで来られた。感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。DeNA時代には19年のクライマックスシリーズでセ・リーグ初の代打サヨナラ弾を放つなど、勝負強い打撃が魅力。31歳が新たなスタートを切った。試合は一回にキャベッジの3ランで先制。先発の西舘が三回まで完全打投球で5奪三振の好投。乙坂が出番に備えて戦況を見守る。
◆巨人のトレイ・キャベッジ外野手(28)が一回の3ランに続きこの日2発目となる10号2ランを放った。3-6の六回1死一塁、初球を完璧に捉えると、打球は高々と上がって右翼席に飛び込んだ。キャベッジは打った瞬間に柵越えを確信。ゆっくりと歩き出した。1試合2発は来日初。ここまでの全5打点をたたき出した。
◆中日の岡林が4―3の五回に3号2ランを放った。1死三塁で2球目の甘く入った変化球を捉え、右翼スタンドへアーチ。リードを広げ「うまく反応することができた。追加点を奪えて良かった」と話した。本塁打数は2023年に記録したシーズン自己最多の3本に並んだ。この試合前までに104安打をマーク。4年連続で安打数を3桁に乗せ、3季ぶりとなる最多安打のタイトルを狙える好位置で後半戦に臨んでいる。7月はやや調子を落としていたリードオフマン。勢いを取り戻せる一発となりそうだ。
◆中日が打ち勝ち連敗を4で止めた。0―3の四回に上林の適時打、ボスラーの3ランで逆転。五回に岡林の2ラン、六回は鵜飼の適時打などで2点ずつを加えた。大野は6回5失点で6勝目。巨人は投手陣が崩れ、連勝が3でストップ。
◆2位の巨人は逆転負けで連勝が3で止まり、7月12日以来の貯金とはならなかった。阿部慎之助監督(46)はいずれも来日後最多の2本塁打5打点を記録したトレイ・キャベッジ外野手(28)を褒めつつ、注文も口をついた。「あとフライを捕ってくれれば何も言うことなかったんだけどね。ああいうのはやっぱり失点に繋がっちゃう。もう一回詰めていかないと痛いミスになっちゃうよね。記録にはなってないけど、エラーだよ」逆転されて3-4で迎えた五回の守備、先頭・石伊が放った左翼フェンス際への飛球の落下点に入りながらもキャッチできず。記録は二塁打となり、その後マウンドの西舘は岡林に痛い2ランを浴びただけに、指揮官も反省を促した。ただ、助っ人4番はチームトップに立つ10本塁打に到達。「今日はキャベッジ以外で点入らなかったから、明日はキャベッジ以外の人たちでやってもらいたい」と打線に期待した。一方、三回までパーフェクトに封じながらも四回に3ランなどで4失点、五回にも2失点して5回6失点だった2年目右腕の西舘の投球には「1巡目が良すぎちゃったな。ちょっと安心しちゃったとこもあったかもしれないな」と渋い表情だった。
◆巨人・西舘勇陽投手(23)が先発して5回6失点、2本塁打を浴びて3敗目を喫した。一回は最速153キロを計測し、3者連続空振り三振で上々の立ち上がり。四回は先頭に四球を与え、ボスラーの3ランを含め4失点。「3点ある中で一番やってはいけないミスだった。内に行く時に甘くなって、ボールでもよかったところなんですけど、ちゃんと投げきれなかった」と悔やんだ。五回には岡林にも2ランを許した。杉内投手チーフコーチは試合後、右腕について「そこ(四球)は本人も反省はしているはず。難しいんですけどね」と語った。次週も投げるか、の問いに対しては「そうですね」と話した。
◆新加入の巨人・乙坂智がこの日、出場選手登録され、移籍後初出場。九回無死から代打で登場し、中飛に終わった。2021年限りでDeNAを退団後はメキシコ、ベネズエラ、米独立リーグなどを渡り歩き、入団テストを経て12日に加入した。「たくさんの方に支えていただいてここまで来られたので、感謝したい」という31歳の左打者が新天地での一歩を踏み出した。(バンテリンドーム)
◆2位の巨人は逆転負けで連勝が3で止まり、7月12日以来の貯金1とはならなかった。阿部慎之助監督(46)は、ともに来日最多の1試合2本塁打、5打点を記録した4番キャベッジを褒めつつ、注文を付け加えた。「フライを捕ってくれれば何も言うことなかったんだけどね。もう一回、詰めていかないと痛いミスになっちゃう。記録にはなっていないけどエラーだよ」指摘したのは3-4で迎えた五回の守備。左翼手・キャベッジは先頭・石伊の左翼フェンス際への飛球を、落下点に入りながら落球。記録は二塁打となり、その後、西舘が岡林に痛い2ランを浴びた。助っ人は直後の六回に、この日2本目となる10号2ランで意地を見せたが、指揮官は緩慢なプレーを許さなかった。ただ打線はオールスター戦での中断期間を挟んで4試合連続5得点以上と上り調子。「明日はキャベッジ以外の人たちでやってもらいたい」と打線に鞭を入れた。(谷川直之)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
56 | 35 | 2 | 0.615 (↑0.004) | - (-) |
50 | 316 (+1) | 201 (-) | 56 (-) | 73 (-) |
0.245 (↓0.001) | 1.930 (↑0.02) |
2 (-) |
巨人 |
44 | 45 | 3 | 0.494 (↓0.006) | 11 (↓1) |
51 | 260 (+5) | 269 (+8) | 56 (+2) | 39 (-) |
0.242 (-) | 2.660 (↓0.07) |
3 (-) |
DeNA |
41 | 45 | 5 | 0.477 (↓0.005) | 12.5 (↓1) |
52 | 267 (+1) | 265 (+5) | 45 (-) | 41 (-) |
0.226 (-) | 2.730 (↓0.03) |
4 (-) |
中日 |
41 | 48 | 2 | 0.461 (↑0.006) | 14 (-) |
52 | 239 (+8) | 274 (+5) | 45 (+2) | 58 (-) |
0.226 (↑0.001) | 2.850 (↓0.02) |
5 (-) |
広島 |
38 | 48 | 5 | 0.442 (↓0.005) | 15.5 (↓1) |
52 | 271 (-) | 287 (+1) | 43 (-) | 47 (-) |
0.240 (↓0.001) | 2.900 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
31 | 50 | 5 | 0.383 (↑0.008) | 20 (-) |
57 | 241 (+5) | 335 (+1) | 42 (+2) | 41 (+2) |
0.230 (↑0.001) | 3.480 (↑0.03) |
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