阪神(☆7対1★)DeNA =リーグ戦16回戦(2025.07.27)・阪神甲子園球場=
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DeNA
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阪神
05000020X7900
勝利投手:髙橋 遥人(1勝0敗0S)
敗戦投手:石田 裕太郎(2勝3敗0S)
  DAZN
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◆阪神は2回裏、坂本と近本の適時打などで5点を挙げ、先制に成功する。7回には1死一二塁から大山が2点適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・高橋が6回途中1失点7奪三振と試合をつくり今季初勝利。敗れたDeNAは、守備の乱れが失点につながり、打線も振るわなかった。

◆阪神の新外国人グラント・ハートウィグ投手(27=メッツ3A)が甲子園を初めて訪れた。26日に来日。この日練習に参加することはなかったが、関係者と握手を交わし、右翼スタンド通路などから試合前練習などを見守った。14日に1年契約、年俸40万ドル(約5800万円)で契約を締結。150キロ超のツーシームを主体とする変則右腕で、130キロ台のスイーパーにチェンジアップ、150キロ超のカットボールも操る。メジャーデビューした23年は中継ぎで28試合に登板して5勝2敗2ホールド、防御率4・84。マイナーでは通算163回を投げ、208三振を奪っている。藤川監督にとって、ブルペンの右投手層の強化はテーマの1つ。2年ぶりのV奪還へのリリーフ陣のピースとして期待され、近日中に入団会見が行われる。

◆阪神高橋遥人投手(29)が317日ぶり勝利をかけて先発する。昨年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受け、前回15日中日戦(甲子園)で復帰登板。勝ち負けつかずだったが、6回2失点と粘投した。9月13日広島戦(甲子園)以来、今季初勝利となる白星を狙う。受ける捕手は坂本誠志郎捕手(31)。先発マスクでの高橋とのバッテリーは、21年11月6日のCSファーストステージ巨人戦(甲子園)以来、約4年ぶり。

◆阪神が2回にラッキーな追加点をゲットした。0-0の2回2死二塁から坂本誠史郎捕手(31)の左前適時打で先制。高寺望夢内野手(22)の右前打で一、二塁にすると高橋遥人投手(29)の高いバウンドの二ゴロを一塁フォードが後逸し2点目を追加した。さらに近本の適時打を挟んで、2死満塁では、森下が三塁正面へのゴロを打ったが、三塁手・宮崎がトンネル。さらに2点を追加し、2回2死から2つの敵失を挟んで一挙に5点を挙げた。26日のDeNA戦でも初回2死一塁で佐藤輝明内野手(26)の内野フライを内野陣がお見合いで捕球できず、大山の先制打につながった。

◆DeNAが、連夜の"守乱"で阪神に5点を先取された。1点ビハインドの2回2死一、二塁から、投手の高橋の二ゴロを牧が捕球し、一塁に送球したが、フォードが捕れずに二塁走者が生還した。さらに、2死満塁から宮崎敏郎内野手(36)が、森下の三ゴロをトンネルし、2者が生還した。26日の同戦は初回に内野に上がった飛球をお見合いするような形で捕球できず、チャンスを広げられ、大山に先制の適時打を浴びた。痛恨の1イニング2失策を犯し、4安打で5点を奪われた。

◆阪神高橋遥人投手(29)が6回途中1失点で降板。317日ぶりとなる勝利投手の権利を得た状態でマウンドを譲り、リリーフ陣に後を託した。初回、安打と2四球で2死満塁のピンチを招いたものの、DeNA蝦名達夫外野手(27)を二ゴロに打ち取って無失点。2回以降はテンポよく、アウトを積み重ねていった。序盤に打線の援護もあった。2回に4安打を集中。相手エラーもあり、一挙5点を奪った。5点のリードをもらった高橋は危なげない投球で試合を作った。昨年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受けた。長いリハビリを経て戻ってきた。1軍復帰戦となった前回15日中日戦(甲子園)は6回2失点で勝ち負けなし。この日が今季2試合目の登板だった。好投を演出したのはスタメンマスクの坂本誠志郎捕手(31)だ。高橋とバッテリーを組むのは、21年11月6日CSファーストステージ巨人戦(甲子園)以来、約4年ぶり。巧みにDeNA打線を抑え込んだ。高橋は6回、蝦名に中前適時打を許したものの、5回2/3、93球を投げ、6安打7三振2四球1失点の好内容。復活した左腕が、猛虎の快走をますます加速させる。

◆阪神坂本誠志郎捕手(31)が今季初の猛打賞をマークした。初回2死二塁の第1打席では二遊間を抜く中前先制適時打。3回の第2打席はセンター前にクリーンヒットを放つと、4点リードの6回先頭の第3打席では遊撃京田のグラブをはじいてセンター前に転がる3打席3安打で猛打賞をコンプリートした。先発高橋遥人投手(29)とは、21年11月6日のCSファーストステージ巨人戦(甲子園)以来、約4年ぶりのバッテリー。今季初勝利を目指す左腕をバットでも援護した。

◆阪神大山悠輔内野手(30)が7回にダメ押し2点適時二塁打を放った。4点リードで迎えた7回1死一、二塁。DeNA3番手松本凌の2球目142キロカットボールを振り抜くと、打球は前進守備の左翼手の頭上を越え、二走中野だけでなく一走佐藤輝も生還するダメ押し打になった。大山は21日巨人戦(東京ドーム)で通算1000安打を達成。その試合から3試合連続タイムリーで、森下、佐藤輝の後ろに控える5番打者として存在感を放った。

◆阪神高橋遥人投手(29)が6回途中1失点で317日ぶりの勝利を飾った。初回、安打と2四球で2死満塁のピンチを招いたものの、DeNA蝦名達夫外野手(27)を二ゴロに打ち取って無失点。2回以降はテンポよく、アウトを積み重ねていった。序盤に打線の援護もあった。2回に4安打を集中。相手エラーもあり、一挙5点を奪った。5点のリードをもらった高橋は危なげない投球で試合を作った。昨年11月に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受けた。長いリハビリを経て戻ってきた。1軍復帰戦となった前回15日中日戦(甲子園)は6回2失点で勝ち負けなし。この日が今季2試合目の登板となった。好投を演出したのは坂本誠志郎捕手(31)だ。高橋と先発マスクでバッテリーを組むのは、21年11月6日CSファーストステージ巨人戦(甲子園)以来、約4年ぶり。巧みにDeNA打線を抑え込んだ。高橋は6回、蝦名に中前適時打を許したものの、5回2/3、93球を投げ、6安打7三振2四球1失点の好内容。その後は最強リリーフ陣がリードを守り切り、本拠地甲子園のマウンドで、待望の今季初勝利をつかんだ。昨年9月13日広島戦(甲子園)以来、317日ぶりの勝ち星。復活した左腕が猛虎の快走をますます加速させる。

◆阪神がリーグ戦再開後、連勝を飾って首位独走態勢をがっちり守った。これで貯金を今季最多20とし、DeNAの自力優勝の可能性も消滅させた。先発の高橋遥人投手(29)が6回途中6安打1失点の好投で、昨年9月13日広島戦(甲子園)以来317日ぶりの白星を手にした。DeNA相手にはプロ8年目で初勝利となった。初回にいきなり2死満塁のピンチを招くも、蝦名をカットボールで二ゴロに仕留めると、2回以降は二塁進塁も許さず。6回に3本の安打を浴びて1点を失い、なおも2死一、二塁の場面で、降板となった。打線は2回にいきなり打者一巡の攻撃で、先発高橋に5点の援護をプレゼント。先頭の佐藤輝明内野手(26)が右翼線へ二塁打を放つと、2死二塁から坂本誠志郎捕手(31)が先制の左前適時打。なおも2死一、二塁から敵失で1点、近本光司外野手(30)の左前適時打でさらに1点を追加すると、今度は2死満塁から敵失が出て、また2点を追加した。序盤に大きなリードを奪い、5-1で迎えた7回1死一、二塁で、大山悠輔内野手(30)が左翼深くへダメ押しの2点適時二塁打。7点以上を取ったのは、4日DeNA戦(横浜)以来。この日も首位の強さを見せつける形となった。

◆DeNAが、連夜の"守乱"で首位の阪神に大敗し、自力優勝の可能性が消滅した。1点ビハインドの2回2死一、二塁から、投手の高橋の二ゴロを牧が捕球し、一塁に送球したが、フォードが捕れずに二塁走者が生還した。さらに、2死満塁から宮崎敏郎内野手(36)が、森下の三ゴロをトンネルし、2者が生還。痛恨の1イニング2失策を犯し、4安打で5点を奪われた。7回にも暴投などで1死一、二塁のピンチを招き、大山の2点適時二塁打でダメ押しされた。8回にも捕逸、失策などでピンチを招いた。阪神戦は貧打が顕著で、今季の10敗は全試合で2得点以下で、0封負けが3試合。これで阪神戦5連敗を喫し、対阪神戦は通算4勝10敗2分け。借金は3に増え、首位との差は今季最大の11・5ゲーム差に広がった。

◆阪神がリーグ戦再開後、連勝を飾って首位独走態勢をがっちり守った。これで貯金を今季最多20とし、DeNAの自力優勝の可能性も消滅させた。先発の高橋遥人投手(29)が6回途中6安打1失点の好投で、昨年9月13日広島戦(甲子園)以来317日ぶりの白星を手にした。DeNA相手にはプロ8年目で初勝利。藤川球児監督(45)は「1イニング目ですか。30球ほど投げて一汗かいてというところでは、その後スッと自分のペースに持ってきたので、やはり力がある投手だなと思いながらゲームの展開は見ていました」とねぎらった。また6回2死一、二塁で2番手で登板し、空振り三振で切り抜けた湯浅京己投手(26)については「あそこのポジションは非常に重要ですから。素晴らしい湯浅の仕事と。まあ、両方ともですね。いい仕事をしてくれたと思います」と絶賛した。▽阪神安藤投手チーフコーチ(高橋について)「前回より、いいボールを投げていたんじゃないですか」▽阪神及川(7回に登板して3人斬り。登板41試合で防御率0・91)「シーズン最後まで投げ切れるように頑張ります」

◆阪神桐敷拓馬投手(26)再昇格後の初登板で3者凡退に抑えた。6点リードの9回にマウンドに上がると、先頭京田、松尾を連続で空振り三振。最後は代打神里を149キロ直球で中飛に仕留めた。「3人でいけたのが、一番よかった。継続して、またしっかりチームの一員になれるように頑張りたい」。今月12日に出場選手登録を抹消され、前日26日に再登録。再調整の成果を見せた。

◆たくましく勝った! 阪神高橋遥人投手(29)が317日ぶりの復活勝利で後半戦2連勝スタートと今季最多の貯金20を導いた。左腕のプレート除去手術から再起した今季2度目の先発で6回途中1失点。たび重なる故障と手術を乗り越えた不死鳥左腕がローテに加わり、独走Vを加速させる勢いだ。DeNAの自力Vを消したチームはあす29日にも優勝マジック41が点灯。藤川阪神初、2年ぶりのV奪回へカウントダウンに入る。降板する高橋へ、甲子園全体から温かく大きな拍手が送られた。リリーフ陣のアシストを受け、6回途中1失点で317日ぶりの復活星。途中降板に少し悔しそうな表情を見せつつ、感謝の思いがあふれた。「勝てたのは本当にうれしい。いろんな人の協力があってマウンドに立てているので」再三走者を背負ったが、粘りに粘った。初回2死満塁のピンチは蝦名を二ゴロに仕留めて無失点。要所で踏ん張り、17のアウトのうち7つを三振で奪った。初失点した6回2死一、二塁で湯浅に託したが、堂々の93球で完全復活を印象づけた。昨年11月、左腕に埋め込まれていたプレートを除去。「これは投げづらいだろうな...」。約8センチの金属片は、想像以上に大きかった。これが5度目の手術。ガチガチに包帯で巻かれた左腕は見慣れた姿だったが、心の内はこれまでの手術後とは少し違っていた。「本当に最後だなと思ったから。うれしかった」順風満帆とはいかない。今回は実戦復帰まで、想定より約2カ月多くの時間を要した。もどかしさも感じる日々。それでも、前進することはやめなかった。「いつか投げられると思ってやるしかないから」。これまでも長いリハビリ期間を活用し、多角的に野球と向き合ってきた。ある時期はランニングフォームから走りを研究。今だからこそできることに取り組み、進化を目指してきた。今回も信念は変わらない。昨年12月ごろ、29歳で本格的に始めたのが「筋トレ」だ。「体が大きい人には勝てないなとあらためて感じた。小学生と高校生で、球速が違うのはパワー。もっと速い球を投げたいと思ったら根拠のある体がないと」以前はフォームへの影響などを恐れ「刺激を入れる」程度で、鍛えても下半身のみだった。根底にあったのは向上心と、たび重ねた故障と今度こそ決別するという覚悟だった。「速い球を投げたいし、ケガにも強くなりたい。出力に耐えられる体じゃなきゃいけないから」何度も立ち上がり、そのたびに強くなってきたプロ8年目。お立ち台では「今日よりしっかり投げられるように頑張ります」とすぐに次戦を見据えた。チームは貯金を今季最多の20に増やし、あす29日にも優勝マジックが点灯する。たくましさを増して帰ってきた背番号29が、独走態勢を加速させる。【波部俊之介】阪神は29日にもマジック41が点灯する。M点灯の条件は、29日に阪神が広島戦に○のケースは中日が巨人戦に●か△、阪神が△の場合は中日が●。阪神が7月中にM点灯すれば03年(7月8日にM49)08年(7月22日にM46)に次いで2リーグ制後3度目になる。

◆阪神高橋遥人投手(29)が317日ぶりの復活勝利で後半戦2連勝スタートと今季最多の貯金20を導いた。左腕のプレート除去手術から再起した今季2度目の先発で6回途中1失点。たび重なる故障と手術を乗り越えた不死鳥左腕がローテに加わり、独走Vを加速させる勢いだ。高橋の復活は2軍の仲間にも希望を与えている。高橋自身「活力になりました」と語るリハビリ組の存在。その1人がともに練習を重ねてきた下村だ。23年ドラフト1位で入団したが、右肘のトミー・ジョン手術から復帰を目指す現在。リハビリでは日々、患部の状態も目まぐるしく変わる。心身ともに難しい生活を送る中で、高橋先輩の言葉に支えられているという。「僕が『肘やばいです』とか言っても、あの人は『絶対治るから』と。フランクに『お前まだ1年だろ? 俺なんか(復帰まで)3年だぞ。くじけんなよ』みたいに言ってくれて。『よっしゃ、トレーニング行くぞ!』みたいに引っ張ってくれた」高橋はたゆまぬ努力を重ね、何度も立ち上がった。間近で見てきた下村にも自然と生まれた感情があった。「あの人たちはもっと長いリハビリを乗り越えてきた。こんなのでくじけるな、と言い聞かせています」復活勝利は、チームにとっても大きな意味がある。【阪神担当 波部俊之介】

◆後半戦開幕2連勝へ、阪神は高橋遥人投手(29)が先発する。「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」からの復帰登板となった15日の中日戦(甲子園)で6回2失点(自責1)と勝ち負けつかず。坂本誠志郎捕手(31)とのバッテリーで317日ぶりの白星を目指す。

◆先発した阪神・高橋遥人投手(29)は立ち上がりに満塁のピンチを招くも無失点で切り抜けた。一回、1死から佐野に安打を許すと、続く宮崎に四球を与えて得点圏に走者を背負った。4番・牧はスライダーで空振り三振に斬ったが、フォードに四球を選ばれて2死満塁。それでも蝦名を二ゴロに打ち取り、スコアボードにゼロを刻んだ。高橋は6回2失点(自責1)だった15日の中日戦(甲子園)で「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」からの復帰を果たした。昨年9月13日の広島戦(甲子園)以来、317日ぶりの白星に向けてゼロ発進した。

◆阪神が坂本誠志郎捕手(31)、近本光司外野手(30)の適時打などで5点を先制した。0-0で迎えた二回、先頭の佐藤輝明内野手(26)が先発・石田裕から右翼線へ二塁打を放ち好機を演出。大山、小幡が倒れるも、2死二塁で坂本が内角低めのツーシームをはじき返すと、打球は三遊間を抜けて先制の走者が生還した。坂本は「打ったのはたぶんツーシームかな。初回に(高橋)遥人も粘って投げてくれましたし、何とか先制してあげたいと思っていました。後ろに繋ぐ気持ちで打席に入りましたが、先制点に繋がってよかったです」とコメント。さらに高寺が安打で続き、9番・高橋の内野ゴロが相手失策を誘って1点追加すると、近本にも適時打。さらには森下の内野ゴロを三塁・宮崎がトンネルして2人の走者が生還。2回に一挙5点を奪った。近本は「打ったのはストレート。みんなが繋いで回してくれた打席だったので、自分もこの流れに乗って打つことができたと思います。最後まで気を緩めずに、次の打席も頑張りたいと思います」とコメント。阪神・佐藤輝明内野手(26)が約12分間、リーグ三冠の座についた。第1打席の安打で打率・290とし、一時首位打者に浮上。その時点でともにリーグトップの26本塁打、65打点と合わせて、リーグ3冠に躍り出た。近本が第2打席で安打を放ち首位打者に浮上したため陥落したが、球団としては1986年にバースが達成して以来の三冠王も現実味を帯びてきた。

◆甲子園を訪れるのは、この遠征が人生で初めて。DeNA・石田裕太郎投手は、持ち味とするストライク先行の投球で阪神打線に挑んだ。前日26日にマウンドの感触を確かめ「学生時代にみんなが憧れる場所。いい景色。僕に合いそう」と緊張とは無縁の様子だった。一回は三者凡退。「球界を代表する選手。胸を借りて投げたい」と対戦を待ち望んでいた中大の1学年先輩にあたる森下は、外角のスライダーを引っかけさせて三ゴロに仕留めた。守備の乱れが絡んだ二回は踏ん張れなかった。2死一、二塁で高く弾んだ高橋の当たりを前進してさばいた二塁手の牧は、素早く一塁へ送球。これをフォードが後逸する適時失策を犯した。さらに、2死満塁から三塁手の宮崎が正面のゴロをトンネルして2者が生還し、一挙5点を先行された。内野陣は前夜も先制点の献上につながるミスを犯していた。高々と舞い上がり、風に流された飛球をお見合いして内野安打に。三浦監督は「あれは捕ってやらないといけない。打ち取った当たり」と苦言を呈していた。2年目の石田裕は中継ぎで直近3試合に登板しており、先発を託されたのは2日以来だった。柔軟な起用法に応えている右腕を野手陣が支えたいところだったが、足を引っ張る形となった。(鈴木智紘)

◆折れたバットが阪神ベンチを襲った。5-0の四回2死、先発の高橋遥人投手(29)が投じた内角直球が、DeNA・京田のバットをへし折る。完璧に打ち取るも、飛んだところが悪く内野安打を許すと、さらには折れたバットが約30メートル離れた阪神ベンチへ。試合を優位に進める阪神ナインが思わず冷や汗をかいた。

◆先発した阪神の高橋遥人投手(29)は六回途中6安打1失点で降板した。前回登板から中11日で先発。一回は安打と2つの四球で2死満塁を背負うも、蝦名を二ゴロで3アウト。その後は二回に5点の援護をもらうと、テンポのいい投球でゼロを並べた。三回は3つのアウトすべてを三振で奪うなど、7奪三振をマーク。六回に2本の安打で2死一、三塁となって京田に右前適時打を浴びて1点を失ったところで降板となった。5回2/3で93球を投じ、わずかに1失点。後続は2番手・湯浅が三振で火消しの仕事を果たし、高橋は昨年9月13日以来317日ぶりとなる勝利投手の権利を持って、救援陣に託した。

◆阪神が大山悠輔内野手(30)の痛烈な一打で勝利を大きく手繰り寄せる2点を奪った。5-1で迎えた七回、DeNAの3番手・松本凌から先頭の中野が左前打で出塁すると、1死後に佐藤輝が四球を選んで1死一、二塁。好機で打席に立ったのは試合前時点でリーグ3位の得点圏打率・348を誇る5番・大山。1ボールからの外角低めのカットボールを捉え、左翼の頭を越える2点二塁打を放った。先発の高橋遥人投手(29)が六回途中1失点の好投。「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」からの復帰勝利に向け、打線が活気づいた。

◆阪神がDeNAに快勝して2連勝。貯金を今季最多の「20」とした。先発した高橋遥人投手(29)が六回途中6安打1失点、7奪三振で復帰後初勝利。5-1の六回2死一、二塁のピンチで救援登板した湯浅が、松尾を空振り三振に斬る好リリーフを見せた。その後は及川-ネルソン-桐敷の無失点リレーでDeNA打線を寄せ付けなかった。打線は相手のミスにも付け込んで二回に一挙5得点。5-1の七回には大山悠輔内野手(30)が2点二塁打を放ち、リーグ3位タイに浮上する今季46打点とした。好リードで勝利に導いた坂本誠志郎捕手(31)はバットでも躍動。先制の適時打を含む今季初の猛打賞を記録した。

◆阪神・高橋遥人投手(29)が今季2度目の先発で、2024年9月13日広島戦(甲子園)以来の白星を挙げた。30球を要し、2死満塁を招いた一回以降、援護を受けて、5回?を投げ、6安打7奪三振2四球1失点で、317日ぶりの勝利で、通算成績を19勝19敗とした。高橋降板後は湯浅京己(26)、及川雅貴(24)、ニック・ネルソン(29)、桐敷拓馬(26)の4投手がつないだ。攻撃では高橋の前回登板でバッテリーを組んだ梅野隆太郎捕手(34)に代わってマスクをかぶった坂本誠志郎捕手(31)が二回2死二塁から先制の左前打。その後、2つの適時失策と近本光司外野手(30)のタイムリーで一気に5点を奪った。さらに七回1死一、二塁から大山悠輔内野手(30)の左越え二塁打で2点を追加した。チームは今季最多の貯金「20」に到達した(成績=55勝35敗2分、観衆=4万2635人)。

◆オリックス、阪神で通算176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(59)は復活勝利を飾った阪神・高橋遥人投手(29)と好リードの坂本誠志郎捕手(31)に言及した。高橋は手術明け2度目の先発で、六回途中まで投げて93球1失点。十分過ぎる内容だ。強いて指摘するとすれば、一回だけで30球を要したこと。球数制限がある中ではマイナスの材料になる。が、二回からは大胆な投球を取り戻して、五回を終わった時点で75球。1イニング15球ペースに戻せた。当面は間隔を空けての先発だろうし、その先にはローテ6人衆で疲れが出た先発の代役も予想される。この起用法なら、現状の高橋に何の心配もいらない。同時に改めて感じたのは坂本の好リード。一回はカットボールもツーシームも低めを意識しすぎていた。狙いすぎた球がボールに。そこで甘くてもいい、とあえて高めに構えることで、大胆さを引き出した。全員がいつも絶好調なんてあり得ない。調子の良くない投手をどう修正させるか。コーナーのギリギリに構えることは誰でもできる。大胆に投げさせる坂本の存在が、今の阪神投手陣の支えになっている。驚異的なチーム防御率1点台は、間違いなく坂本のリードのおかげだ。

◆阪神・高橋遥人投手(29)が今季2度目の先発で、2024年9月13日広島戦(甲子園)以来の白星を挙げた。30球を要し、2死満塁を招いた一回以降、援護を受けて、5回?を投げ、6安打7奪三振2四球1失点で、317日ぶりの勝利で、通算成績を19勝19敗とした。高橋降板後は湯浅京己(26)、及川雅貴(24)、ニック・ネルソン(29)、桐敷拓馬(26)の4投手がつないだ。攻撃では高橋の前回登板でバッテリーを組んだ梅野隆太郎捕手(34)に代わってマスクをかぶった坂本誠志郎捕手(31)が二回2死二塁から先制の左前打。その後、2つの適時失策と近本光司外野手(30)のタイムリーで一気に5点を奪った。さらに七回1死一、二塁から大山悠輔内野手(30)の左越え二塁打で2点を追加した。

◆DeNAのダヤン・ビシエド内野手(36)が、29日のヤクルト戦(横浜)で1軍に合流することが決まった。三浦大輔監督(51)が試合後に「呼ぶ予定をしている」と明かした。ビシエドは中日時代の2018年に首位打者と最多安打のタイトルを獲得した右の強打者。今季はメキシコのリーグでプレーしていた。20日に来日し、26日から2軍戦2試合に出て試合勘を養っていた。得点力不足に苦しむ打線の起爆剤として期待がかかる。

◆阪神・高橋遥人投手(29)が今季2度目の先発で、2024年9月13日広島戦(甲子園)以来の白星を挙げた。30球を要し、2死満塁を招いた一回以降、援護を受けて、5回?を投げ、6安打7奪三振2四球1失点で、317日ぶりの勝利で、通算成績を19勝19敗とした。高橋降板後は湯浅京己(26)、及川雅貴(24)、ニック・ネルソン(29)、桐敷拓馬(26)の4投手がつないだ。攻撃では高橋の前回登板でバッテリーを組んだ梅野隆太郎捕手(34)に代わってマスクをかぶった坂本誠志郎捕手(31)が二回2死二塁から先制の左前打。その後、2つの適時失策と近本光司外野手(30)のタイムリーで一気に5点を奪った。さらに七回1死一、二塁から大山悠輔内野手(30)の左越え二塁打で2点を追加した。チームは今季最多の貯金「20」。

◆阪神・大山悠輔内野手(30)が5-1の七回1死一、二塁からダメ押しとなる左越えの2点二塁打を放った。「(二回に)5点取ったあと1点取られて。(三回から)ゼロが続いていたので、そういう意味ではよかった」。3試合連続打点となり佐藤輝(65打点)、森下(60打点)に次いで、リーグ3位のDeNA牧に並ぶ46打点に。チームも後半戦連勝スタートとなり「勝ったのが一番だと思う」と満足した表情だった。

◆阪神・湯浅京己投手(26)は1点を奪われた六回、なおも2死一、二塁で降板した高橋に代わってマウンドへ。松尾を150キロの直球で空振り三振に仕留めて失点を防いだ。「(高橋)遥人さんとはリハビリもずっと(一緒に)やっていた。今季初勝利がかかっているし、絶対ランナーを返さないと思いながら投げた」。相手に流れを渡さなかった右腕に、藤川球児監督(45)は「あそこのポジションは非常に重要。素晴らしい仕事をしてくれたと思います」と絶賛した。

◆阪神・近本光司外野手(30)が後半戦初ヒットを放った。2-0の二回2死一、三塁で石田裕の直球にバットを合わせて左前へ。「チェンジアップを空振りしていた。ストレートもいいボールがきていたので、何とかしようと思っていました」とうなずいた。110安打はセ・リーグトップ、打率・288は3位。不動のリードオフマンは後半戦も変わらず淡々と安打を積み重ねる。

◆5-1の七回に登板した阪神・及川雅貴投手(24)はわずか6球で打者3人を打ち取った。6年目の今季、球宴に初出場し、24日には横浜高時代に何度も試合をした横浜スタジアムのマウンドに立った。選抜で全国制覇した母校はこの日、夏の甲子園出場が決定。「すごくうれしいし、春夏連覇を目指して頑張ってほしい。僕もシーズン最後まで(1軍で)投げられるように頑張る」と決意を新たにした。

◆26日に1軍復帰した阪神・桐敷拓馬投手(26)が6点リードの九回に登板し、打者3人をピシャリ。直球は最速149キロで2奪三振と完全復調を印象付けた。「3人でいけたのが一番よかった。これを継続していけるようにやっていければ」。2軍に降格して2週間、再調整した昨季最優秀中継ぎのタイトルを取った左腕は「しっかりチームの一員になれるように頑張りたい」と、残り51試合でのフル回転を誓った。

◆首位の阪神に隙を見せれば、つけ込まれても無理はない。DeNAは守備が乱れ、大敗を喫した。三浦大輔監督(51)は「打ち取った当たり。ああいうミスをしているようでは追いつけない」と苦言を呈した。二回に2失策を犯し、一挙5点を先行された。一塁手のフォードは前進してゴロをさばいた二塁手の牧と息が合わず、送球を後逸。三塁手の宮崎は正面のゴロをトンネルし、大量失点を招いた。自力優勝の可能性が消滅。29日のヤクルト戦(横浜)から新戦力のビシエドが戦列に加わる見込み。三浦監督は「もう一度はい上がれるように」と声を振り絞った。(鈴木智紘)

◆DeNAに引導を渡す快勝劇は、正捕手のバットから始まった。阪神・坂本誠志郎捕手(31)が先制打を含む3安打と躍動。リードで、そして巧打で、復帰勝利がかかった左腕の背中を押した。「(3安打は)年に1回あるかくらいのやつなので、きょう来ていただいた人にはいいものを見せられたと思います」二回2死二塁。初対戦だった石田裕が投じた内角低めの速球をきれいにはじき返した。打球は三遊間を抜けて先制の走者が生還。これだけでは終わらず、三、六回の打席では中前打を放ち、今季初の猛打賞を記録した。扇の要としての役割も果たした。2021年以来4年ぶりに高橋とバッテリーを組み、317日ぶり勝利に貢献。お立ち台で謙遜する左腕を「すんげぇ球をずっと投げていた」とたたえた。才木を完封に導いた26日の試合では、普段の茶色のミットとは違う、黒の生地に赤いひもが映えたミットが乾いた音を響かせた。「才木から『赤が入ってていてほしい』と要望があったので」実はバッテリーを組んだ4月1日のDeNA戦(京セラ)でも同じミットを使用していた。今季はここまで、才木とのバッテリーの回数はたったの2度。その限られた機会のために専用ミットを用意していた。才木も「投げやすさ重視ですね」と色の効果を実感。投手に寄り添う気遣いが、投手陣からの信頼を集めている。「(優勝まで)一気にいこうと思っているので、ファンの皆さん、一緒にいきましょう!」坂本はお立ち台で高らかに宣言し、虎党の士気も上げた。今では首位を快走するチームにとって欠かせない存在。みんなの女房役が好守ともに猛虎を支えている。(萩原翔)

◆Vロード、見えた! 阪神はDeNAに7-1で完勝し、後半戦を連勝発進。高橋遥人投手(29)が今季2度目の先発で、2024年9月13日の広島戦(甲子園)以来となる317日ぶりの白星を挙げた。貯金は今季最多の「20」。DeNAの自力優勝の可能性も消滅させ、最短で29日にも優勝へのマジックナンバー「41」が点灯する。最強左腕も完全復活した虎に、もう死角はない!!高橋遥人が、また強くなって帰ってきた。何度倒れても、不屈の精神で必ず蘇る。手術を経て、317日ぶりの復活星。近本からウイニングボールを手渡され、大切に左のポケットにしまった。「今年初めて勝ててよかった。うれしいです。本当にいろいろな人に協力してもらって、またマウンドに立つことができた。そういった人たちに、あとはファンの人たちに、報告できればいいなと思います」一回こそ2死満塁のピンチを背負うも、その後は持ち直して五回まで無失点。六回2死から適時打を浴びて降板となったが、6安打1失点。昨年のクライマックスシリーズ・ファーストステージで黒星を喫したDeNAから7三振を奪い、不死鳥が堂々と甲子園に羽ばたいた。昨年11月、「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」を受け、左前腕に入っていたプレートを取り除いた。それから約半年間に及ぶリハビリ生活は、一進一退の繰り返しだった。プレートを入れたときよりも復帰は早いと思っていただけに、もどかしさにさいなまれ、自覚できてしまうほどにメンタルの浮き沈みを感じることもあった。ただ、無駄にできる時間は一瞬たりともなかった。これまで何度も経験したリハビリだが、今回はレベルアップを目指し、人生で初めて重りを使ったウエートトレーニングに挑んだ。「なぜいいボールが投げられるのか、その〝根拠〟があるほうがいいな、と。実際にけがが多いのも確か。ずっと『この体で150キロ投げられてすごい』といわれてきたけど、ということは、きゃしゃだったということ。投げ方がいいといわれるところに、おごっていた部分もあった」もっといい球を投げたい。それだけだった。この日も最速は149キロを計測。「ウエートの成果なのか、手首がよくなったからかはわからないけど、思うボールは投げられるようになってきた」と、効果も感じている。

◆阪神・高橋遥人投手(29)が今季2度目の先発で、2024年9月13日の広島戦(甲子園)以来となる317日ぶりの白星を挙げた。「まあまあ」「まだまだ」「もっと良くなると思う」-。復帰への階段を上っていく中で、口癖のように語っていた。思い描くイメージはもっと高い。今夜の復活勝利も、まだまだ通過点なのだろうと感じた。リハビリに励む2軍施設で、遥人さんの〝魔球〟に触れられたことがあった。ある日の残留練習で、同じ左腕の伊藤稜さんに、ツーシームを教えていた。「体突っ込んだら落ちない。ベンチプレスを挙げるところでリリースするイメージ」。熱心な指導に見入ってしまった。たまらず練習上がりに聞いてみると、「ツーシームは前やな」と実際に私の手を取って動かしながら解説してくれた。「手首が寝てしまう(手の甲側に曲がって角度がつく)とよくない。立てたまま使いたいから、前で。リリースを前にしたら、手首を寝かせようとても前腕が突っ張ってできない。勝手に手首が立つようになる」丁寧に教えていただいたが、もちろん自分でマネできるはずもない。切れのある直球と並んで高橋の武器といわれるツーシーム。この日も途中まで真っすぐと同じ軌道から消える魔球で、いくつもの三振を奪った。遥人さんがこのツーシームで強打者たちを抑え込んでいくところをずっとずっと見ていけると思うと、楽しみで仕方がない。(阪神担当・中屋友那)

◆痛烈な打球が右翼線で弾んだ。先制V打を呼び込む口火のヒット。夏バテ知らずの阪神・佐藤輝明内野手(26)はわずかな時間ではあったが3つの冠をひっさげ、さらに輝きを増した。「(初対戦の石田裕は)イメージしながら、データを見ながら。(ヒットは)よかったなと思います」二回先頭の第1打席だった。石田裕の143キロツーシームを引っ張り、右翼線に運ぶ一打で悠々と二塁へ到達。2死から坂本の左前打に快足を飛ばして先制のホームを踏んだ。先制の起点となるこの一打が飛び出したのが午後6時32分。これで打率・290に上昇し、中日・岡林を抜いてリーグトップに浮上する。リーグ単独トップの26本塁打、65打点と合わせてサトテルが三冠に躍り出た。午後6時44分。近本にヒットが生まれて、12分間の〝三冠王〟だったがわずかな時間でも主要打撃3部門トップを独占するのは明るい兆し。当の本人は「全然意識していないです」とけむに巻くが、球団では1986年のバース以来となる偉業は十分射程圏内だ。厳しさを増す夏の暑さ。この日の西宮市も最高気温35度の灼熱(しゃくねつ)の熱気がグラウンドを襲った。そんな中、日々ゲームに臨む佐藤輝の暑さ対策は...「頑張って水分補給するしかないでしょ!」。豪快に笑い飛ばしたが実は他にもある。「氷のうを用意してもらって、首にあてるようにしていますね。とにかくできることはなんでもやろうと思っています」全力プレーに支障をきたさないよう、思いついた暑さ対策をしっかりと実行していた。そのかいあって7月は月間打率・324、15打点、6本塁打と絶好調。酷暑にやられるどころか、逆に勢いを増す虎の夏男は、連勝スタートとなった後半戦の幕開けに声を弾ませた。「最高じゃないですか!」12分だけつかんだ打者最高の名誉-。幻に終わらせるわけにはいかない。正真正銘の三冠王となり、佐藤輝はセ界の頂点に立つ。(原田遼太郎)

◆クーッ、生まれる時代を間違えたわー!! 普通にやって相手がコケてくれる横綱相撲で貯金20の大独走!! 1987年から15年で最下位10回...それでも虎の勝利を祈り続けて私生活から仕事までボロボロにした(それも実はシアワセだったけど)俺の人生返してくれ~!! にしても野球ファンは欲深なのだ! 5回?を1失点で今季初勝利を挙げた高橋に全く納得してなーい!!虎党が高橋に寄せる思いは、数字的には村上や才木の方が断然上なのに、それを不思議に超える『夢』が遥人の球にはに乗っているのだ!! その目線から見たら本日の(特に一回の)マウンドは「何しとんねん!!」なのだ。一方、打線の方はもしかしたら佐藤輝の本塁打、打点、打率の三冠王あるんやないかー!? それはそれで素晴らしいけれど...それを阻止して近本か中野に首位打者を取って欲しいのだ!! かつて、王貞治の三冠王を阻止したのは同じ巨人の長嶋さん(首位打者)ってのも切磋琢磨!! チームが強くなるってことじゃねーの!!

◆パ・リーグの名ショートといえば、大橋穣さんだった。1970年代後半の阪急黄金時代の日本シリーズ。阪急のシートノックを、相手の巨人の選手が息をのんで見守ったという伝説は、名将・野村克也に教わった。「阪急の野球は知りたいことがいっぱいあってなぁ。大橋が(ヤクルトの)コーチに来たときに、少しだけ聞いた」そんな会話を思い出した。虎ソナが若き日にオリックス担当をした際は「大橋内野守備コーチ」。ミスをした選手のプレーを試合後に尋ねたら、情け容赦なく厳しい言葉を残した。守備には妥協はなかった。半端ない練習量を選手に課した。阪急・オリックスの選手時代に、コーチ・大橋を知るサンケイスポーツ専属評論家・星野伸之氏にも思い出が-。「まだ引退して間もない頃。現役より肩は強かった。2軍投手の練習が5時頃終わっても、野手はそこから延々続いて。チームメートは泣きながら練習していました」猛練習から、福良淳一(オリックスGM)ら何人もの名選手を育て上げた。訃報には、ただただ残念だ。そんな大橋さんが、27日夜のDeNAの守乱を見たら、心底、怒ったことだろうなぁ。オールスター明け、さらには夏のロードの時期にまだまだ試練がやってくる、と勝手に危機感を抱いていた。が、何となく相手が勝手にズッコケてくれている。どこまでも、風は阪神に向いているようで...。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
55352 0.611
(↑0.004)
-
(-)
51315
(+7)
201
(+1)
56
(-)
73
(-)
0.246
(-)
1.950
(↑0.01)
2
(-)
巨人
44443 0.500
(↑0.006)
10
(-)
52255
(+6)
261
(+5)
54
(+1)
39
(-)
0.242
(↑0.001)
2.590
(↓0.02)
3
(-)
DeNA
41445 0.482
(↓0.006)
11.5
(↓1)
53266
(+1)
260
(+7)
45
(-)
41
(-)
0.226
(-)
2.700
(↓0.01)
4
(-)
中日
40482 0.455
(↓0.005)
14
(↓1)
53231
(+2)
269
(+3)
43
(+2)
58
(-)
0.225
(↓0.001)
2.830
(↓0.01)
5
(-)
広島
38475 0.447
(↓0.005)
14.5
(↓1)
53271
(+5)
286
(+6)
43
(-)
47
(-)
0.241
(-)
2.910
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
30505 0.375
(↑0.008)
20
(-)
58236
(+3)
334
(+2)
40
(+1)
39
(-)
0.229
(↑0.001)
3.510
(↑0.02)