ソフトバンク(☆3対1★)オリックス =リーグ戦14回戦(2025.07.27)・みずほPayPayドーム福岡=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:大関 友久(8勝3敗0S)
(セーブ:杉山 一樹(2勝2敗12S))
敗戦投手:東松 快征(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】ディアス(2号・8回表ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクが破竹の8連勝。ソフトバンクは2回裏、柳町の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた4回には、相手の暴投と失策で2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・大関が8回1失点の快投で今季8勝目。敗れたオリックスは守備の乱れから失点につながり、打線も振るわなかった。

◆3位オリックスは連敗を4で止められるか。スタメンを大幅に入れ替えた。宗佑磨内野手(29)が今季初の5番に座った。「2番遊撃」には前日26日に安打を放った大里昂生内野手(26)。オリックス元謙太外野手(23)は「9番中堅」で今季2度目のスタメン出場する。先発は高卒2年目の東松快征投手(20)。プロ初先発に「死に物狂いで」と意気込んでいた左腕。福永奨捕手(25)とのバッテリーでソフトバンク打線に挑む。

◆米米CLUBのRYO-Jが、セレモニアルピッチを行った。野球経験は「草野球程度ですよ。キャッチボールはたまにやりますけど、投球はまた別ですから」と明かしたが、見事なストライク投球でドームを沸かせた。「一生に一度の思い出。もう、いつ死んでもいい」と冗談交じりに報道陣の笑いを誘った。試合後は音楽ライブも予定されており「演奏はピッチングに比べたら簡単なので」とホっとした表情を浮かべていた。

◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)が史上80人目の300二塁打を達成した。「4番DH」で出場し、2回無死の第1打席でエンタイトルツーベースを放った。初二塁打は日本ハム時代の14年4月3日のソフトバンク戦で嘉弥真から。近藤は「プロに入ってから300まで積み重ねてきたことをうれしく思います。やはり長打というものは打者として魅力でもあり、得点につながり、勝利に近づくと思っています。これからもっと数字を伸ばしていき、もっと誇れる数字を目指していきたいです」とコメントした。その後、無死一、三塁となり柳町達外野手(28)の右前適時打で先制した。

◆オリックス東松快征投手(20)は3回1/3を5安打3失点(自責2)、63球で降板した。プロ初先発初勝利はならなかった。初回、最速150キロの力強い直球と、スライダーで打ち取り、3者凡退スタート。だが、2回にソフトバンクの4番近藤、5番山川、6番柳町に3連打を浴び、1失点。さらに四球で1死満塁のピンチも、最後は1番周東を二ゴロに仕留めた。3回にはフォークも織り交ぜ、2番佐藤直、5番山川から空振り三振を奪った。4回、柳町と嶺井に2連打を浴び、犠打で1死二、三塁となり、2番手の才木海翔投手(25)と交代した。高卒2年目の左腕は「緊張感もあったんですが、割り切って楽しんで投げていこうと思ってマウンドに上がっていました。試合の入りはいい感覚で投げることができたと思いますが、1軍のバッターは少しでも甘く入ってしまうと1発で仕留められてしまいますし、打たれてしまっていたのは、しっかりと投げ切れていないボールだったと思います。こういった結果になってしまった事というのはやっぱり悔しいですし、しっかりとゲームをつくることができる投手になりたいです」とコメント。球界を代表する主軸にプロの洗礼を浴びるも、敵地で懸命に腕を振った。

◆ソフトバンクが22年以来3年ぶりの8連勝を決めた。24年にスタートした小久保政権下では最長更新。球宴後の後半戦は2連勝の好発進となった。先発の大関友久投手(27)が8回1失点で8勝目。7月は月間4試合に登板し、3勝0敗、防御率0・60。球団では66年8月の南海皆川以来となる月間防御率0・30以下(30イニング以上)とはならなかったが、投手陣の柱の一角として快投を見せた。みずほペイペイドームでのオリックス戦は、24年7月26日からシーズンをまたぎ10連勝となった(1分け挟む)。

◆オリックスは昨季からみずほペイペイドームでのソフトバンク戦10連敗(1分けを挟む)を喫した。5連敗で2カード連続の負け越し。2位ソフトバンクとの直接対決で2連敗し、ゲーム差は6・5に広がった。プロ初先発の2年目、東松快征投手(20)は3回1/3を5安打3失点(自責2)と粘った。初回、最速150キロの力強い直球と、スライダーで打ち取り、3者凡退スタート。だが、2回に4番近藤、5番山川、6番柳町に3連打を浴び、1点を失った。4回に2連打と犠打で1死二、三塁となり、降板。2番手才木海翔投手(25)が暴投で2点目を献上し、9番牧原大の一ゴロを頓宮裕真捕手(28)が弾き、3点目を失った。打線はソフトバンク先発の大関を前に7回まで2安打。8回に6番ジョーダン・ディアス内野手(24)が左翼ポール直撃の2号ソロを放ち、1点を返すも、ここまで。連敗を止められなかった。29日からは京セラドーム大阪で西武3連戦を迎える。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が腰の張りを訴えて途中交代した。8回の守備からベンチへ。試合後に小久保裕紀監督(53)は「腰に張りがあるみたいです。(次カード29日からの)日本ハム戦には問題ないと思います」と説明した。

◆ソフトバンクが3年ぶりの8連勝。今季最多貯金「19」で首位日本ハムとの直接対決に向かう。28日に札幌へ移動し、エスコンフィールドで3連戦の予定。小久保裕紀監督(53)は「直接対決が一番ゲーム差を縮めるチャンス。かといってまだ8月の終わりまで3連戦が3回ありますのでね。次の3試合が全てではないですけど、負けるとその分離される分かりやすい3連戦なので、しっかり戦っていきたいなと思います」と語った。

◆パ・リーグ2位のソフトバンクが首位日本ハムに1ゲーム差と接近した。ソフトバンクはオリックスに勝利し3年ぶりの8連勝。その後、日本ハムが延長戦の末にロッテに敗れた。28日は移動日で、29日から日本ハムとソフトバンクの直接対決がエスコンフィールドで行われる。ソフトバンクは29日に勝てば今季初の首位に浮上する。

◆オリックスは今季ワーストを更新する5連敗で、2位ソフトバンクとのゲーム差は6・5に広がった。プロ初先発の2年目、東松快征投手(20)は3回1/3を5安打3失点(自責2)で初黒星。初回は最速150キロの力強い直球と、スライダーで3者凡退に仕留めるなど、手応えをつかんだ。岸田護監督(44)は「しっかり勝負して真っすぐを投げ込めて、差し込めたところが大きい」とたたえた。4回1死二、三塁のピンチを招き、球数63球で交代となった。打線はソフトバンク先発の大関を前に7回まで2安打。この日は杉本裕太郎外野手(34)、西野真弘内野手(34)、若月健矢捕手(29)、広岡大志内野手(28)らがベンチスタートとなり、ジョーダン・ディアス内野手(24)、福田周平外野手(32)、元謙太外野手(23)らを起用した。3点を追う8回にディアスが左翼ポール直撃の2号ソロを放ち、代打広岡も中越えの安打。三塁を狙うも、相手の中継プレーに阻まれた。揮官は「メンバーもちょっと代えたんですけど。なかなか打てなかったですね」と厳しい表情だった。これで昨季からみずほペイペイドームでのソフトバンク戦は10連敗(1分けを挟む)。「1戦1戦やるしかない。なんとか連敗を止めないといけない」。29日からは京セラドーム大阪で西武3連戦を迎える。

◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が腰の張りを訴え、8回の守備からベンチに退いた。試合後、周東は通常通りに歩いて帰路へ。「大丈夫です。普通に歩いてたでしょ?」と明るい表情で語った。アイシングなどのケアをして大事を取った模様。「大丈夫な感じです。悪くなる前にっていうことだったので。心配ないです」と週明けの日本ハム戦は出場できる見通しを語った。

◆オリックス東松快征投手(20)は強力ソフトバンク打線にも臆することなく直球で押し込んだ。3回1/3を5安打3失点(自責2)でプロ初黒星。悔しさと手応えの初先発となった。「ペイペイ(みずほペイペイドーム)で(チームが)9連敗中と聞いた。せっかくなら止めてやろうと。チームの代表でマウンドに上がっているので、それぐらいの強い気持ち持たないと立つ資格はない」初回、最速150キロの力強い直球と、スライダーで3者凡退スタート。2回は4番近藤、5番山川、6番柳町に3連打を浴び、1点を失った。それでも直球で押す投球スタイルで、1死満塁のピンチをしのいだ。4回1死二、三塁で球数が63球に達し、交代となった。急きょ先発登板も、全力で腕を振った。コンディション不良の曽谷龍平投手(24)に代わり、26日にプロ初先発が告げられた。昨夜は「人生で初めて寝られなかった。目つぶって寝ようとしてるんですけど、心臓の音が聞こえるみたいな」。緊張の中でも、マウンドに上がれば度胸満点。「挑戦者みたいな感じで、自信を持って投げていきました」。真っ向勝負に挑み、「空振りも意外と取れたので自信になりました」と手応えをつかんだ。投手出身の岸田護監督(44)は「良い球だったと思います。しっかり勝負をして真っすぐを投げ込めて、差し込めたところが大きい」とたたえた。2年目左腕はまだまだ納得していない。「逆球を今後はなくしていきたい」と反省。次なる目標は明確だ。「勝ちたいですね。少しでも『今日ありがとな』と言ってもらえるようなピッチャーになりたい」。あどけなさが残る20歳。経験を糧に成長につなげる。【村松万里子】

◆オリックス・ジョーダン・ディアス内野手(24)がラーメン1年分をゲットした。3点を追う8回に大関から左翼ポール直撃の2号ソロ。ポールのネーミングライツ契約を結ぶ「株式会社マルタイ」(本社・福岡市)から「マルタイ棒ラーメン」360食が贈られた。「1発で仕留めることができてよかった。(賞品のことは)わからなかったんですけど、うれしいです」と笑顔だった。

◆プロ初先発したオリックス・東松快征投手(20)が3回1/3を投げ、5安打3失点(自責2)で降板した。一回は三者凡退。二回に4番・近藤、山川と安打でつながれて柳町に先制打を許した。その後も満塁とピンチが続いたが、最少失点で切り抜けた。しかし、四回に連打と犠打で1死二、三塁とされたところで交代が告げられた。後を継いだ2番手の才木は暴投で失点すると、牧原大に一塁手強襲の適時打で追加点を献上した。昨年に享栄高からドラフト3位で入団した左腕の東松は三回に山川から空振り三振を奪うなど持ち味も見せ、最速は150キロを計測した。

◆オリックスは2位・ソフトバンクに力の差を見せつけられて今季最長の5連敗となった。プロ初先発した2年目左腕の東松は二回に3連打で先制打を献上。四回には連打と犠打で1死二、三塁とされたところで降板し、2番手・才木が暴投と適時打を浴びて3点差とされた。東松は3回1/3を投げて3失点(自責2)でプロ初黒星を喫した。打線はソフトバンク先発の大関を攻略できず、八回にディアスの左翼ポール直撃のソロで1点を返すのが精いっぱいだった。 敵地のみずほペイペイドームではこれで10連敗と鬼門となっている。

◆ソフトバンクが1分けを挟み3季ぶりの8連勝を飾った。四回までに3点を先行。大関は制球良く打たせて取り、8回1失点で自己最多に並ぶ8勝目を挙げた。オリックスは八回にディアスが2号ソロを放ったものの、今季初の5連敗。

◆打たせて取る投球スタイルが光った。ソフトバンク・大関友久投手(27)が8回1失点で自己最多に並ぶ8勝目。2カ月間負けなしの6連勝の無双状態だ。「数字がすべてではないけど、(勝利数は)自分が前進しているというデータ。うれしく思う」八回にディアスにソロを被弾。続く代打・広岡に右中間にはじき返されたが、味方が素早い中継プレーで三塁でアウトにし「本当に助けられた」と感謝した。これで5月17日の楽天戦(みずほペイペイ)から9戦負けなしで6、7月の防御率は0・68と抜群の安定感を誇る。小久保裕紀監督(53)も「ホームランは打たれたけど、しっかり投げ切ってくれた」とたたえた。チームは小久保政権で最長となる8連勝で、敗れた首位日本ハムと1ゲーム差に縮めた。29日からの首位攻防3連戦(エスコン)で今季初の奪首を狙う。好調のチームを支える大関は育成入団からはい上がり、3年前には精巣がんを乗り越えた苦労人。前回登板からトレーニング量を軽めにして調整したことも好投につながり「夏場の疲労を感じずに投げられている」と手応えをにじませた。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
55342 0.618
(↓0.007)
-
(-)
52341
(+4)
236
(+5)
86
(-)
46
(+3)
0.246
(↑0.001)
2.250
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
53344 0.609
(↑0.004)
1
(↑1)
52339
(+3)
247
(+1)
56
(-)
71
(+1)
0.247
(-)
2.430
(↑0.02)
3
(-)
ORIX
46403 0.535
(↓0.006)
7.5
(-)
54315
(+1)
328
(+3)
59
(+1)
37
(-)
0.257
(↓0.001)
3.420
(↑0.01)
4
(-)
西武
42471 0.472
(↓0.005)
13
(-)
53227
(+1)
254
(+4)
38
(+1)
57
(-)
0.228
(-)
2.660
(↓0.02)
5
(-)
楽天
41462 0.471
(↑0.006)
13
(↑1)
54252
(+4)
295
(+1)
35
(+1)
85
(+1)
0.244
(↑0.001)
3.100
(↑0.03)
6
(-)
ロッテ
35512 0.407
(↑0.007)
18.5
(↑1)
55257
(+5)
334
(+4)
44
(+1)
37
(+1)
0.230
(-)
3.560
(↑0.03)