1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | X | 2 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:荘司 宏太(1勝0敗0S) (セーブ:大西 広樹(1勝0敗3S)) 敗戦投手:藤嶋 健人(1勝3敗1S) |

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◆ヤクルトが逆転勝ちで連勝を5に伸ばした。ヤクルトは1点を追う6回裏、内山の適時打で同点とする。続く7回には、2死一三塁から赤羽が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・荘司がプロ初勝利。敗れた中日は、打線が2回以降追加点を奪えなかった。
◆中日がヤクルトに逆転負けし3連敗となった。1回に細川成也外野手(26)の左前適時打で1点を先制。先発高橋宏斗投手(22)が5回まで1安打無失点と好投も6回に内山に同点適時打を許した。6回99球で4安打1失点も3四球に1死球。「リズムの悪いピッチングでしたが、バックに何度も助けてもらいながら6回まで投げることができました。最後は僕が踏ん張らなければいけませんでした」と反省のコメントだった。7回に登板した2番手藤嶋健人投手(27)が2死一、三塁から赤羽に左前へ勝ち越し適時打を許した。打線は2回以降得点が奪えず7回は無死一塁から山本泰寛内野手(31)が強攻したがバットを折られ投手への小飛球となり飛び出していた一塁走者ジェイソン・ボスラー外野手(31)も戻れず併殺となるなどつながらなかった。>
◆ヤクルトは逆転勝ちで今季初の5連勝を飾り、後半戦初戦を白星でスタートさせた。7回に1回を無失点で抑えたドラフト3位ルーキー荘司宏太投手(25)は登板23試合目でプロ初勝利を挙げた。チームは安打性の当たりを何度も放つも、相手好守に阻まれて5回1死まで無安打に抑え込まれていた。なおも5回1死走者なしから沢井廉外野手(25)が逆方向へ左フェンス直撃の二塁打を放ち、ノーヒットノーランを回避。6回に同点に追いつき、7回には2死一、三塁からここまで3打数無安打だった赤羽由紘内野手(25)が甘く入ったカーブをしぶとく三遊間に転がし、勝ち越しに成功した。先発吉村貢司郎投手(27)は初回に3連打でいきなり1点の先制点を許すも、立ち直って6回1失点でゲームメーク。同点の7回に登板した2番手荘司は、1回を1安打1四球無失点で粘投。直後の逆転劇につなげた。荘司は「中村が初勝利したんで本当に負けじと。自分もどこかで初勝利を挙げたいなって思っていた」と同期入団で3日広島戦(マツダスタジアム)でプロ初勝利を挙げたドラフト1位中村優斗投手(22)に続く白星を喜んだ。高津臣吾監督(56)は今季初の5連勝に「ね(笑い)守備がすごく良かったしそういう流れはあった」と堅守から逆転勝ちを呼び込んだと振り返った。待望のプロ初白星を挙げた荘司についても「今は本当に大事なところで投げている。1回離脱したけど救援の中心選手としてよく頑張っていると思いますよ」と笑顔でたたえた。
◆中日がヤクルトに逆転負けし3連敗となった。井上一樹監督(54)は1回に細川成也外野手(26)の適時打で1点先制し、なおも1死一、二塁でジェイソン・ボスラー外野手(31)が中堅方向に強いライナーを放ったが、「ボスラーシフト」で中堅寄りにいた遊撃手伊藤がキャッチし、飛び出した二塁走者上林誠知外野手(29)が戻れず併殺となったプレーを敗因に挙げた。
◆中日先発高橋宏斗投手(22)は6回1失点もチームは逆転負けし、井上一樹監督(54)に約束していた1日遅れの誕生日祝い白星を贈れなかった。初回に味方が1点を先制。高橋宏は5回までヤクルト打線を無安打に抑える好投だった。「(田中)幹也さん、ヤス(山本)さんのファインプレーがあって6回まで投げられた」と、バックの守りにも助けられた。6回2死二塁から内山に中前へ同点適時打を許した。「高めの真っすぐを投げきりたかったが外角高めで腕が届くとこに投げてしまった。無理にストライクを取りにいく場面ではなかったので」と失投を悔やんだ。「チームを助ける投球ができなかったのが今日の敗因。6回で流れを悪くした」。チームの借金は7。今季3勝8敗でエースの借金は5。混戦の中、Aクラスに入るためには、後半戦でエースの復活が不可欠だ。中日藤嶋(7回赤羽に決勝適時打を許し今季3敗目)「(赤羽に)カーブがボール球になるのを嫌がって甘いところにいって打たれた。切り替えて次は抑えられるように」
◆ヤクルトのドラフト3位ルーキー荘司宏太投手(25)がプロ初勝利を挙げた。同点の7回に2番手で登場。先頭ボスラーに安打を許すも、次打者山本の痛烈な当たりを好フィールディングで投直併殺。なおも2死一塁で石伊を見逃し三振に仕留めて切り抜けた。ベンチに戻ると「もしかしたら勝てるんじゃ」と初めての予感があった。直後の攻撃では同学年の赤羽が勝ち越し打を放ち「現実になって良かった」と思わず笑みを浮かべた。1年目ながら厳しい場面を任されている左腕は、23試合に登板し、すでに12ホールドをマーク。それでも同期のドラフト1位中村優が先にプロ初勝利を挙げており「ポジションは違いますが、どこかでずっと勝利を挙げたかった」と静かに闘志を燃やしていた。初のお立ち台では、守護神石山のように長く活躍する選手になりたいと宣言。スタンドで見守る両親の前でスタートの「1勝」を刻んだ。
◆今季の開幕投手を務めたヤクルト・奥川恭伸投手が27日の中日戦に先発する。26日は神宮外苑でキャッチボールやダッシュで調整し、「一つ勝った次の試合がすごく大切になると思う。前回のようなピッチングを続けられれば」と意気込みを語った。前半戦の最終登板となった19日の広島戦で7回3安打無失点と好投し、今季9度目の先発で初勝利を挙げていた。ここまで1勝4敗、防御率4・62。後半戦で巻き返しを期す。
◆収穫たっぷりの2日間だった。2年連続で球宴に出場したヤクルト・大西広樹投手(27)は開口一番、「めっちゃ楽しかった!」と〝祭典〟を振り返った。オールスター戦では横浜スタジアムで開催された第2戦で登板。テレビ中継の企画で、マイクとイヤホンをつけてマウンドに上がった。テレビ解説で球団OBの古田敦也氏(59)や松坂大輔氏(44)と会話をしながら投球。春季キャンプで松坂氏から習ったという「松坂スライダー」も〝本家〟の前で投じた。投げるたびに感想をもらい、「こんな経験はなかなかない。めっちゃプラスになった」と笑顔。「言われていることの感覚が一緒だった。抜けたな、ほどけたなって思ったら、やっぱり、ちょっとゆるい、かかっていないと言われるからすごいなと」と目を輝かせた。試合以外でも多くの学びがあった。「(巨人の)大勢とか、(山崎)伊織とか、みんなの準備を見られたことがよかった」と明かした。自身は登板前のストレッチでは、臀部などの大きな筋肉を中心に伸ばしているというが、「結構、みんな、太ももの前を伸ばしていた。やっぱそこは大事なんだって。やってみようと思った」と取り入れるつもりだ。6年目の今季は5月7日に1軍に昇格し、7月25日時点で25試合に登板。1勝2セーブ6ホールド、防御率0・37とブルペンを支えている。球宴での経験を後半戦でのさらなる飛躍につなげる。(武田千怜)
◆ヤクルトが今季最長の連勝を5に伸ばした。0―1の六回に内山の適時打で同点。七回に赤羽の適時打で勝ち越した。4投手の継投で二回以降は無失点。2番手で好投したドラフト3位新人、荘司がプロ初勝利を挙げた。中日は3連敗。
◆ヤクルトが今季最長の連勝を5に伸ばした。0―1の六回に内山の適時打で同点。七回に赤羽の適時打で勝ち越した。4投手の継投で二回以降は無失点。2番手で好投したドラフト3位新人、荘司がプロ初勝利を挙げた。中日は3連敗。
◆ヤクルトが今季最長の連勝を5に伸ばした。0―1の六回に内山の適時打で同点。七回に赤羽の適時打で勝ち越した。4投手の継投で二回以降は無失点。2番手で好投したドラフト3位新人、荘司がプロ初勝利を挙げた。以下、荘司のヒーローインタビュー。--今の気持ちは「すごくうれしいです」--七回に素晴らしいフィールディング「本当うまくキャッチできて、送球もしっかりできたので、そこをしっかりゲッツー取れたのが一番良かったかなと思います」--勝利のウイニングボールは「もらいました。まずはここまで育ててくれた両親にプレゼントしたいなと思っています」--両親の存在は「本当にずっと野球を見に来てくれているので、本当に一番応援してくれている頼もしい両親だなと思っています」--今日も見に来てくれているか「今日も多分見に来ていると思います」--一言メッセージを「お父さん母さんありがとう!」--お立ち台も初めて「本当マウンドぐらい高いなって思ってます」--どんな投手になりたいか「中継ぎの先輩たちが優秀な人が多いので。特に石山さんとかは本当に長年ずっと中継ぎでやられている方なので。石山さんみたいなピッチャーになりたいなと思っています」--ファンにメッセージを「後半戦は今日から始まりましたけど、明日も勝ちます。応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
◆ヤクルトが今季最長の連勝を5に伸ばした。0―1の六回に内山の適時打で同点。七回に赤羽の適時打で勝ち越した。4投手の継投で二回以降は無失点。2番手で好投したドラフト3位新人、荘司がプロ初勝利を挙げた。以下、赤羽のヒーローインタビュー。--ナイスバッティング「ありがとうございます!」--七回2死一、三塁、どんな思いで打席に入ったか「その前の打席で打てなかったので、次チャンスが回ってきたら絶対打ってやろうという気持ちで待ってました」--左翼へ打ち返す当たり「逆転のタイムリーだったんで、すごいうれしかったです」--前半戦最終戦のサヨナラ本塁打続き、後半戦も決めた「前半戦、いい形で終わることができましたし。今日後半戦いいスタート切れたんで、また引き続き明日も勝てるように頑張ります」--スタンドにはつば九郎「つば九郎があそこで見守ってくれて居るんで、あの少しでも勝利を届けられるように、頑張りたいと思います」--今日でチームは5連勝 ファンへメッセージ「後半戦もたくさんのファンの皆さんが来てくださり、本当にありがとうございます。明日も勝てるように頑張りたいと思います。応援引き続きお願いします。ありがとうございました!」
◆ヤクルトが今季最長の連勝を5に伸ばした。4投手の継投で二回以降は無失点。七回に2番手で登板し、1回無失点のドラフト3位・荘司宏太投手(25)がプロ初勝利を挙げた。★生まれ 2000(平成12)年5月22日、25歳。東京・八王子市出身。★球歴 小2で野球を始めた。ひよどり山中時代は硬式の昭島リトルシニアに所属。山梨・駿台甲府高では1年夏からベンチ入りし、甲子園出場なし。国士舘大では東都2部で通算1勝1敗、防御率3・65。社会人はセガサミーでプレーした。★愛称 セガサミー時代の愛称は、西田監督が命名した「だるま」。由来は「ただでは転ばない男」だから。1月の入寮の際には古巣の投手陣からもらった「だるま」を持ち込んだ。★スイーツ男子 甘い食べ物が大好きで、特にチーズケーキが好物。アイスクリーム専門店「サーティーワン」では、決まって「ストロベリーチーズケーキ」と「キャラメルリボン」のダブルを注文する。★野望 東京・八王子市出身で、タレントのヒロミら八王子出身の有名人で結成する「八王子会に有名になってから呼ばれたい」との夢を持つ。★兄弟 4人兄弟の末っ子。「両親と兄3人に愛されて育ちました」と笑う。★サイズなど 172センチ、90キロ。左投げ左打ち。独身。年俸1200万円。背番号30。
◆試合終了後、神宮球場のバックスクリーンに巨大な〝つば九郎〟が登場した。全長4メートルの「つば九郎バルーン」。後半戦から始まったチームが勝利した際に行われる演出で、初戦でさっそくお披露目となった。決勝打を放ってヒーローインタビューに登壇した赤羽は「つば九郎が見守ってくれている。少しでも勝利を届けられるように頑張りたい」と誓った。
◆ヤクルトは「2番・三塁」で先発出場した赤羽が1-1の七回2死一、三塁から勝ち越しの左前適時打をマークした。前半戦の最後の一戦で逆転サヨナラ3ランを放った25歳が後半戦初戦でもヒーローとなり「カーブを狙っていた。その通りに来てくれて良かった。すごくうれしい」と笑った。7月は打率・386と好調で「自分のスイングをできているのが調子のいい要因」と分析した。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
54 | 35 | 2 | 0.607 (↑0.005) | - (-) |
52 | 308 (+2) | 200 (-) | 56 (+1) | 73 (-) |
0.246 (↓0.001) | 1.960 (↑0.03) |
2 (1↑) |
巨人 |
43 | 44 | 3 | 0.494 (↑0.006) | 10 (-) |
53 | 249 (+5) | 256 (+1) | 53 (+1) | 39 (+1) |
0.241 (↑0.001) | 2.570 (↑0.01) |
3 (1↓) |
DeNA |
41 | 43 | 5 | 0.488 (↓0.006) | 10.5 (↓1) |
54 | 265 (-) | 253 (+2) | 45 (-) | 41 (-) |
0.226 (↓0.001) | 2.690 (↑0.01) |
4 (-) |
中日 |
40 | 47 | 2 | 0.460 (↓0.005) | 13 (↓1) |
54 | 229 (+1) | 266 (+2) | 41 (-) | 58 (-) |
0.226 (-) | 2.820 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
38 | 46 | 5 | 0.452 (↓0.006) | 13.5 (↓1) |
54 | 266 (+1) | 280 (+5) | 43 (+1) | 47 (-) |
0.241 (↓0.001) | 2.890 (↓0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
29 | 50 | 5 | 0.367 (↑0.008) | 20 (-) |
59 | 233 (+2) | 332 (+1) | 39 (-) | 39 (-) |
0.228 (↑0.001) | 3.530 (↑0.03) |
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