1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全パ | 3 | 3 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | 15 | 0 | 2 |
全セ | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 1 | 0 | 7 | 16 | 2 | 3 |
勝利投手:今井 達也(1勝0敗0S) (セーブ:達 孝太(0勝0敗1S)) 敗戦投手:村上 頌樹(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆全パが2連勝。全パは初回、山本の適時打などで3点を先制する。その後は、2回表に宗山、清宮幸、山川の3者連続適時打で3点を加え、4回には清宮幸のソロが飛び出すなど、順調に得点を重ねた。敗れた全セは、打線が16安打で7得点を挙げるも、あと一歩及ばなかった。
◆野球が大好きだった、スポーツが大好きだったあの人の姿を思い出す。「マイナビオールスターゲーム2025」の試合前練習中の取材エリアはテレビ各局のクルーとアナウンサー、記者でごった返す。球界のスター選手たちが集う。担当球団、元担当球団と担当問わず、あいさつを交わす特別な機会でもある。昨年、10月5日に病気のため他界したテレビ朝日の三上大樹さん。38歳の若さだった。実直で堅実を絵に描いたような人柄だった。オールスター中継といえば、三上さんを真っ先に思い出す。「やっぱり、皆さんすごいですね。公私混同はだめなんですけど、プロ野球選手ってかっこいいですよね。いや~、すごいな~」。取材エリアの最前列で身を乗り出し、目を輝かせていた。中継局のアナウンサーとして毎年のようにオールスターをお茶の間に届けてきた。「僕はまだまだなので...。でもこうやって間近で超一流の選手たちの息づかいを感じられるだけでもうれしいんです」。近年、多く担当したホームランダービー実況は声を張り上げ、臨場感たっぷりに盛り上げた。試合の実況よりもベンチリポート担当の方が多かった。オールスター中継の全ポジションをこなし"球宴アナ"の代名詞のような存在だった。24年はパリ五輪のため不在で最後になってしまった23年は第1戦の試合実況、第2戦はホームランダービー実況、パ・リーグベンチリポート、ヒーローインタビューーと大車輪の活躍だった。でも「もう少しうまく質問ができればもっと盛り上げられたんですが...。すみません」とバックヤードでは反省ばかりを口にしていたのが印象深い。24日、第2戦は横須賀市出身で横須賀高で高校球児として白球を追いかけた三上さんが少年時代から足しげく通った横浜スタジアムが舞台になる。雨が降れば「選手がぬれているのに自分が屋根のある場所にいるわけにはいかない」と傘も持たずに右翼席に向かった逸話は周知の事実。16年のオールスターは第1戦のみ担当し第2戦の舞台となった"あこがれのハマスタ"から声を届けられなかった。空を見上げれば幾多の星が横浜の夜空を彩る。三上さんもマイクを手に汗だくでオールスターを見守っているに違いない。【為田聡史】
◆両リーグの本塁打王は私服姿も"キング"の装いだった。阪神佐藤輝明内野手(26)と日本ハム・フランミル・レイエス外野手(30)が24日、横浜市内で「マイナビオールスターゲーム 2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド」に登場した。球宴出場選手がプライベートコーデで出演するトークイベントで、ともに際だって、観客の目をくぎ付けにした。佐藤は純白のスーツで華やかに決めた。インナーもホワイトで統一し、胸ポケットのアクセントに黒いサングラスを合わせた。オーダーメードの1着で「友人がやっているブランドで、今日のためにつくりました」と説明。球宴に向けての試合前練習後は「(スーツができたのは)1カ月ぐらい前じゃないですか? いつも作ってもらってるんで。何かそういうのも、1つあったら面白いんじゃないかな。(友人と)いろいろ一緒に選びながら。生地とか面白いっす」と話した。レイエスはきらびやかに決めた。キラキラと輝くジャケットをジーンズに組み合わせた。まさに"ワールドクラス"のド派手な私服。ここまで20本塁打をマークする助っ人は「オールスターなので、星のように輝く、この衣装にしました」とスターのいでたちで会場を魅了した。
◆試合前の全パのベンチにあやしげな2人組がいた。肩に何やら金色に輝くチェーンのネックレスをかけている。西武ファンにはおなじみのビッグチェーンネックレス(通称「クソデカネックレス」、以下クソデカ)だ。球団の広報担当者2人がここぞとばかりに持参し、12球団の選手たちへのPRに励もうと試みた。販売するたびに完売するクソデカは、じわじわと他球団にも浸透中だ。23日の第1戦が行われた京セラドーム大阪の場外では阪神ファン3人が西武のクソデカ装着にて闊歩(かっぽ)。その姿に西武広報も「ええっ!? しかもべるーにゃのやつ!?」と目を丸くするほどだった。2人のクソデカ普及担当は当初、なかなかぐいぐい行けず。練習序盤でクソデカを装着したのは楽天宗山やロッテ梶原広報室長にとどまったが、その後はロッテ藤原をはじめ、次々と通称"クソデ界隈"が増えた。さらなる普及案として、この日の登板を控えた西武隅田知一郎投手(25)は「本物の金(きん)で作ればいいんじゃないっすか?」と極論を披露。スタメン出場を控えた西川愛也外野手(26)は「推しのチャームのなら欲しいっすね。アニメのBLEACHのとか。1000円出します」と夢を膨らませた。その後も普及担当の奮闘は続く。日刊スポーツからは「DB.スターマンの頭にクソデカ乗せたらいかがでしょう?」と提案するにとどまった。
◆全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が「マイナビオールスターゲーム 2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド」で披露した自身のファッションのポイントについて語った。黒シャツ、黒パンツに合わせた黒い靴は、約10センチほどの厚底だった。「真っ黒だったんで、ちょっと調子乗った靴、履いてましたけど。プラダの銀のアクセントが、あの服に合ってるかなと思って。マジでかっこよかったんで、アレを履きました」今回のイベントに合わせて購入。今後は「全然、普段履こうと思ってます」と話した。レイエスや万波らもかっこよく決めていただけに、清宮幸は「ウチが一番よかったんじゃないですか。やっぱ、新庄イズムがたたき込まれてると思います」と振り返っていた。
◆全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が、この日の「ガラポン打線」決定までの大まかな流れを明かした。全パは第1戦と同様に日本ハム新庄剛志監督(53)が持ち込んだ「ガラポン抽選器」でスタメンの打順を決定した。清宮幸の打順は「えっと...2番。2番でした。今日はキャッチャーから順番に引いていったんで、キャッチャー、ファースト、セカンド、サードで4番目で2番を引きました。いいんじゃないですか。やっぱいっぱい(打席が)回ってくるのは」と明かした。22年春季キャンプやオープン戦で経験済みのガラポン打線。下位打線は避けたかったかと問われると「いや、そんなことはない(笑い)。でも、よかったっす。みんな楽しめたので」と笑顔。4番を引き当てたのは「(山本)大斗でした。引いてたっす。DHなんで、かっこよくないですか。4番DH」。第1戦と同様に、4番は最後の2人まで残っていたという。4番がなくなり、最後にガラポンを回したのは「マンチュウ(万波)です。9番。9と4が残ってたっす。まあまあでも、いいんじゃないですか。それもオールスター。なかなか(9番万波は)ないし」と話した。全体的なラインアップの印象は「なんか1番も宗山だし、なんかいい感じです」と納得していた。
◆全セのDeNA牧秀悟内野手(27)が、4度目のホームランダービーで初優勝を飾った。決勝では全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が6本放った後に、7本を決めた。「もう今年は狙っていたので、取れてよかった。1回戦からレイエス選手と当たるとなって、終わったなと思ったんですけど、なんとか、この本拠地で制することができてよかったなと思います。(本拠地で)緊張せずにすごく楽しんでやることができました。皆さんのおかげです」初戦は牧が4-2で全パの日本ハム・フランミル・レイエス外野手(30)に勝利。全セの中日上林誠知外野手(29)は打撃投手を務めた中日岡林勇希外野手(23)のストライクがなかなか入らず2本。全パの日本ハム万波中正外野手(25)が3本を放ち、準決勝進出を決めた。準決勝は牧-万波。本拠地開催の牧は応援歌が流れる中、5連続を含む7本を放ち、大声援に包まれた。一方、横浜高校出身の万波は6本。熱戦を繰り広げ、抱き合った。決勝は前日23日の準決勝で阪神佐藤輝明内野手(26)に勝利した清宮と牧。清宮は日本ハム新庄剛志監督(53)も見つめる中、6本を決めた。地元の大声援を受けた牧はこの日3戦目。それでも3連続を含む7本。最後は確信の1発で両手を突き上げた。
◆テレビ解説の古田敦也氏(56)が球宴のホームランダービーの裏側を明かした。現役時代に投球の安定度から何度も打撃投手を経験した。実は「少しギャラが出ます」。まだ経験に基づき、打撃投手の心理状態も解説。「焦りますよ。打ってくれなかったら」と話した。
◆競泳男子の12年ロンドン五輪200メートル背泳ぎ銀メダリストで、昨年4月に現役引退した元競泳日本代表の入江陵介氏(35)が、セレモニアルピッチに登場した。一時はマイクの不調で、球場へのあいさつができず困惑。戸惑う表情を見せながらも「横浜スタジアムのみなさん、改めまして入江陵介です。7月27日からシンガポールで世界水泳が行われます。テレビ朝日でご覧いただければと思います」と呼びかけた。セレモニアルピッチでは捕手を務めた全セの阪神坂本誠志郎捕手(31)に向かって投球。ワンバウンド投球に悔しそうな表情を浮かべながらも、スタンドからは温かい拍手が送られた。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)がド派手は演出直後に"気配り"を披露した。ホームラン競争の決勝戦に進出を決めているスラッガーは、右翼ポール付近から日産のスポーツカー、フェアレディーZの助手席に乗って登場。中継カメラにポーズを決めると、二塁定位置付近に転がっていたボールを拾い、打撃投手のカゴに戻した。さりげない行動に人柄がにじみ出た。DeNA牧との決勝戦は先行で6本のアーチを描くも1本差で敗れ、惜しくも準優勝。牧とハグを交わした。
◆ホームランダービーに史上最多の3選手が出場した日本ハム勢が、DeNA牧秀悟内野手(27)の壁を打ち破れなかった。この日、牧と最初に対戦したのは日本ハムのフランミル・レイエス外野手(30)だったが、2-4で敗戦。続く準決勝では初戦で中日上林誠知外野手(29)に勝利した日本ハム万波中正外野手(25)が牧と対戦も6-7と1本差で惜しくも敗戦。最後の砦(とりで)となったのは日本ハム清宮幸太郎内野手(26)。前日23日のオールスター第1戦で準決勝まで勝ち上がった勢いそのままに、この日の決勝戦では先行で6本塁打を放ったが、牧が7本塁打で優勝を譲った。横浜スタジアムを本拠地とする牧に、日本ハム自慢の大砲トリオが"3連敗"となってしまったが、全員が牧と健闘をたたえ合い、拍手を送っていた。
◆「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦のスタメンが、発表された。「ガラポン」で打順が決まった先攻の全パは、楽天宗山が「1番遊撃」でスタメン出場。ソフトバンク山川が「3番一塁」、ロッテ山本が「4番DH」、西武西川が「5番中堅」に入った。ソフトバンク小久保監督から打順決めを任された日本ハム新庄監督が、2試合連続で「ガラポン」を採用。異様な盛り上がりで打順が決まった。全セは、阪神森下が「3番右翼」、阪神佐藤輝が「4番三塁」、DeNA牧が「5番DH」の3選手が、クリーンアップで起用された。
◆試合前に行われた「マイナビオールスターゲーム2025 やっちゃえ日産 ホームランダービー」で優勝した全セのDeNA牧秀悟内野手(27)には賞品として「フェアレディZ」、「日産アリア」のうち1台が贈られる。表彰式で、日産自動車株式会社日本マーケティング本部チーフマーケティングマネージャーの寺西章氏よりパネルが贈呈された。決勝戦では前日に勝ち上がった日本ハム清宮幸が、一塁外野ゲートからフェアレディZに乗って入場。二塁付近で車を降りた清宮幸と待ち受ける牧。2人の間に流れる時間と緊張感が、決勝戦のムードをさらに高めた。本塁を挟んで握手を交わしてお互いの健闘を誓い合った2人。牧が7本をスタンドに運んで賞金と賞品を獲得した。
◆[速報] ホームランダービー第4試合/牧秀悟が4本のホームランを放ちレイエスに勝利?ハマの4番が実力を見せる!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆[速報] ホームランダービー決勝??/牧秀悟が7本のホームランを放ち清宮幸太郎に勝利?本拠地でハマの4番が優勝??\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆[速報] ホームランダービー第6試合/牧秀悟が怒涛の5連発で計7本のアーチを描く?万波中正に見事勝利!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆さいたま地検は24日、オンラインカジノで賭博をしたとして、賭博容疑で書類送検されたプロ野球西武の外崎修汰内野手(32)ら4選手と、男性職員1人をいずれも不起訴とした。「警察と共に捜査した結果、起訴しないとの判断に至った」とし、詳しい理由は明らかにしていない。他3選手は柘植世那捕手(28)、長谷川信哉外野手(23)、児玉亮涼内野手(27)。プロ野球界のオンラインカジノ問題では、開幕までに8球団で計16人の関与が判明し、所属球団から制裁金が科された。
◆異例の8分遅れのプレーボールとなった。午後6時半の予定だったがコールがかかったのは同6時38分。始球式は佐々木主浩氏と谷繁元信氏(ともに日刊スポーツ評論家)が務め、打席には日本ハム新庄剛志監督が入った。谷繁氏に促されて慌てて三塁側ベンチから新庄監督が登場し、右打席に入った。98年に横浜(現DeNA)がリーグ優勝を決めたときに、最後の打者が阪神新庄だった。直後にプレーボールかと思われたが、まかさの三塁ベースコーチが不在。三塁側ベンチから慌ててオリックス太田椋内野手(24)が入り、ようやく球審からプレーボールがコールされた。
◆全セの阪神森下翔太外野手(24)が、ホームランダービーで、美技を披露した。1回戦で中日上林誠知外野手(29)を下した、日本ハム万波中正外野手(25)の準決勝での打球。外野への飛球となり、森下は左手を背中側に持っていったまま追いかけ、背面キャッチを見せた。自身も出場。前日23日に1回戦で敗れた。SNSでファンは「えぐくね?」、「森下今しれっと背面キャッチしたくね?」などと投稿した。
◆全パのソフトバンク山川穂高内野手(33)が豪快なスイングで超スローボールに対抗した。「3番一塁」でスタメン出場し、1回無死一、二塁で打席へ。全セの阪神村上が64キロの遅球を投じると、一瞬固まりながらバットを一振り。空振りに終わり、2球目も64キロを受けてバットに当てたが遊飛に倒れた。全打席ホームランが理想のアーチスト山川は満面の笑みでベンチに帰った。
◆あの98年の歓喜が再び...。日刊スポーツ評論家の佐々木主浩氏(57)と谷繁元信氏(54)が球宴では26年ぶりにバッテリーを組んだ。さらに打者を務めたのは全パの日本ハム新庄剛志監督(53)。98年に当時横浜ベイスターズが優勝を決めた瞬間、胴上げ投手となった佐々木氏、捕手だった谷繁氏、最後の打者となった当時阪神の新庄監督という27年前の歓喜の瞬間の再現となった。佐々木氏と谷繁氏は、かつての縦ストライプのユニホームを着用して笑顔で登場。打者を務めた全パの日本ハム新庄監督に対して、"大魔神"佐々木氏がズバッと投げ込んだ。ワンバウンド投球を捕手の谷繁氏もさすがのハンドリングで捕球し、スタンドからは温かい拍手が送られた。佐々木氏は「3年ぶりくらいに投げたのですが、届かなかったですね。今度はもう少し練習して投げたいと思います。また呼んでください。ありがとうございました。ファンの皆さま、またよろしくお願いいたします」とコメント。谷繁氏も「まさかのワンバウンド。それを止めた自分を褒めてあげたいです。新庄監督が打席に立ってくれたのはサプライズで、佐々木さんがお願いして。1998年の優勝したシーンを、皆さまに思い出してもらえたかなと。しかも空振り!本当に幸せでした」と歓喜の瞬間を回想した。SNSでは佐々木-谷繁バッテリーの再タッグに「この始球式はエモい」「豪華すぎる始球式」「横浜優勝時以来!」などと興奮するポストが見られた。
◆阪神ラファエル・ドリス投手(37)が24日、入団会見を行った。22日に選手契約の締結が発表されていた。16年から4年間在籍しており、6年ぶりの球団復帰となった右腕。藤川球児監督(45)の現役時代は2人で守護神争いした過去もあり、ともに勝利の方程式を担った。19年の春季キャンプでは、報道陣のドリスへの「2人で守護神を争うことになるが」という質問を、藤川監督が訳してドリスに伝え「(藤川も)いいボールを投げるし、尊敬している。一緒に向上していきたい」と完璧に"通訳"を務めたこともある。藤川監督はブルペンの束ね役として、ドリスを初めとした助っ人とも密にコミュニケーションを取っていた。ドリスは阪神1年目の16年のシーズン中に、こう話している。「藤川さんにはよくお食事に連れていっていただいたりしています。とてもお世話になっています。日本の野球についてだったり、リリーバーとしての心構えだったり、いろいろな要素を教えてもらっています。ボールをリリースする際の力の入れ方について話してくれたこともありますし、それが今は生きていると思います。最近調子が上がっているのはその教えのおかげかも知れません。本当にありがたいです」今度はチーム最年長となるドリスがブルペンの兄貴分として、藤川イズムを伝える存在になるかもしれない。
◆西武今井達也投手(27)が、右上腕の神経障害で球宴を辞退したDeNA入江大生投手(26)の登場曲「世界中の誰よりきっと」でマウンドに上がった。入江と今井は、作新学院の同学年で、3年夏には甲子園で優勝した。今井は高卒と同時に、ドラフト1位で西武に入団。入江は明大を経て、ドラフト1位でDeNAに入団した。入江はオールスターに初選出されたが、右上腕の神経障害で辞退。友の思いを背負って、今井がマウンドに上がった。
◆全セ先発の阪神村上頌樹投手(27)がまたまた球宴で集中打を浴びた。2回までに7安打6失点。4失点を喫した23年以来の球宴となった中、苦笑いを浮かべていた。3番山川に6点目となる左前適時打を浴びた直後には、阪神勢の近本光司外野手(30)や大山悠輔内野手(30)がベンチを飛び出してマウンドへ。ナインから異例?の声かけに、村上は再び苦笑いだった。
◆全セ先発の阪神村上頌樹投手(27)が、超遅球を連発させた。2回2死走者なしから、日本ハム万波中正外野手(25)への初球。山なりのボールの球速は、球場のビジョンの表示で56キロとなった。自己最遅とみられる。2球目は59キロで、左二塁打とされた。初回にも複数回披露した。無死一、二塁から、全パのソフトバンク山川穂高内野手(33)の打席。初球の球速は64キロ。山川は空振りした。2球目も同じく64キロ。遊飛に打ちとった。球宴だけでなく、シーズン中にも効果的に使用。6月6日のオリックス戦(甲子園)では、球場の球速表示で58キロを記録していた。
◆全パの楽天宗山塁内野手(22)が、オールスター初安打&初打点を記録し、「持ってる男」をグラウンドで証明した。ソフトバンク小久保監督から打順決めを任された日本ハム新庄監督が、2試合連続で「ガラポン」での打順決めを採用し、ドラフト1位ルーキーの宗山が1番打者を引いた。1回の第1打席は全セの阪神村上から中前打を放ち、オールスター初安打をマーク。2回の2打席目は村上から中前適時打を放ち、オールスター初打点をマークした。「1~3番が出たらいいなと思ってて出たんで、良かったです」と笑顔。昨年のドラフトでは、西武、日本ハム、ソフトバンク、広島、楽天の5球団が競合し、楽天に入団。この日のオールスターでは「ガラポン」で1番を引き、マルチ安打を飾り、夢の舞台での引きの強さを発揮した。
◆全パの西武隅田知一郎投手(25)が仁王立ちリリーフした。6-0で迎えた2回裏、全パ先発の西武今井達也投手(27)が1死一、二塁から空振り三振を奪うと、指揮官を務めるソフトバンク小久保監督がマウンドへ。交代が告げられると、2番手隅田がリリーフカーに腕を組んで仁王立ちで登場した。マウンドに到着してからも、見せつけんばかりに仁王立ち。投球練習を始めると、今度は交代となったはずの今井が、マウンド後方で腕を組んで仁王立ち。強い目力でじっと、今井の投球を見続けた。中継内の実況でも「これはおかしいですね」と言いながら、シーズンでは見られない光景に大盛り上がり。しばらくすると、今井も満足したのか、静かにベンチへと歩き出し、全パの仲間たちから優しく迎えられていた。
◆[速報] 始球式にレジェンドとマスコットが大集合/佐々木主浩 x 谷繁元信 x 新庄剛志球史に名を残すOBたちが夢の共演?\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆全パ先発の西武今井達也投手(27)がテレビ中継用のマイクから解説の松坂大輔氏(44)に球種を尋ねた。テレビ朝日系列のテレビ中継で小型マイクとイヤホンをつけて先発。2-0の初回、2死三塁で全セの阪神佐藤輝明内野手(26)との対決。1-2と追い込むと、松坂氏に「真っすぐとスライダーどっちが良いですか?」と質問。「真っすぐで」という回答を受け、156キロの直球を投げ込み、ファウル。これには松坂氏も「ナイスボール」とたたえた。最後は140キロ低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。
◆[速報] 山川穂高超スローボールに空振り/村上頌樹の投じた64km/hのスローボールに山川も意表を突かれ空振り!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆ロッテの4番山本大斗外野手(22)がパ・リーグの4番として先制打を放った。全パは前日と同様に「ガラポン」で打順を決め、山本は見事「4番」を引き当てた。試合前のイベントで「ロッテの誰かが目立ってMVPをとりたい」と意気込んでいた山本に1打席目から絶好のチャンスが巡ってきた。初回1死一、二塁で阪神村上頌樹投手(27)の直球を捉え、左中間への先制2点適時二塁打にした。「オールスター初ヒットが先制タイムリー。もう最高です。宗と清宮さんが作ってくれたチャンスでなんとか結果を出せて良かった」と振り返った。さらに「4番の緊張はなかったです。どちらかというとうれしくて楽しくて早く1打席目が来いとワクワクしていました!」と語った。送球の間に自身も三塁へ到達。塁上ではベンチの選手達と親指、人さし指、中指の3本指をたててひねる恒例のヒットパフォーマンス「ダイナマイトポーズ」を披露した。球宴前には「オールスターでも変わらずやるつもりです」と話していたが、そのパフォーマンスは着実にチーム内に浸透している。
◆全パの西武隅田知一郎投手(25)が、宣言通り? のサイドスローから1球目を投じた。6点リードの2回2死二、三塁から登板。全セの巨人泉口の初球にサイドスローから106キロのカーブを投げ、空振りを奪った。「マイナビオールスターゲーム2025」を中継したテレビ朝日で解説を務めた松坂大輔氏を「いきなり、やりましたね」と驚かせるオールスター仕様の変則投法だった。この日の登板前には、ソフトバンク・モイネロが左ではなく、右で投げた話題を振られ「無理っす。右は10球投げたら、肩が飛びます」と冗談を交えながら「初球、アンダースローにしようかな」と予告? したが、サイドスローで1球目を投じた。マウンドには、リリーフカーに座らず、腕を胸の前で組み、仁王立ちで登場。降板する先発の西武今井達也投手(27)も応じ、謎の「仁王立ち」コンビが、ハマスタで誕生した。
◆[速報] 山本大斗が先制打!!/無死一二塁の場面パ・リーグ打線の4番を務める22歳が先制の2点タイムリー!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆全パのソフトバンク山川穂高内野手(33)が有言実行の盗塁を試み、"大人の対応"を見せた。2回に左翼越えの適時打で出塁。この一打で全セの阪神村上は4連打で3失点していた。初回から合わせると計6失点。ベンチから大山や近本らが出てきて円陣を組み、村上には笑顔が戻っていた。ここで4番山本が打席に立ち、初球で山川が二盗を試みた。しかしタイミングは悠々アウトで山川は苦笑い。"炎上"していた村上を気遣う?盗塁死だった。
◆全パのロッテ寺地隆成捕手(19)が初めての球宴で堂々としたプレーを見せた。出場選手最年少となる寺地は「7番捕手」で先発出場。試合前から「マリーンズ代表として存在感を示すことができれば」と意気込みを語っていた通りの一打を放った。6-1の3回2死三塁のチャンス。寺地の力強く振り抜いた打球は左中間を破る適時二塁打となり、初の球宴で初安打初適時打をマークした。これで、前日出場の藤原恭大外野手(25)、この日4番で出場の山本大斗外野手(22)に続いてロッテ勢野手陣3人は全員が安打を放った。
◆[速報] 清宮幸太郎 ホームラン!!/日ハムが誇る天性のアーチストが横浜の夜空に美しいアーチを描く??\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆球宴で"サイレント進塁"と言えるようなシーンがあった。2回1死一、二塁。全セの広島坂倉将吾捕手(27)の打席だった。全パの西武今井達也投手(27)が、内角へ直球を投じた。ロッテ寺地隆成捕手(19)が捕球できず、ボールは真後ろに逸れた。ファウルかとも思われたが、バットにボールは当たっておらず、判定はボール。二塁走者の牧と今井は、ともに小型マイクとイヤホンをつけており、テレビ朝日系列のテレビ中継に声が流れ、会話も行われていた。牧は発言せずに三塁へ進塁。今井は進塁後に「ファウル?ボール!?」と驚いていた。
◆全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が球宴3年ぶり2号弾を放った。7点リードの4回2死、カウント1ボールから巨人グリフィンの内角高めストレートを、きれいに右翼スタンドに放り込んだ。打球速度168キロ。鋭く鮮やかなアーチに、コーチを務め前日は約160万円の"電光掲示サングラス"で盛り上げた新庄剛志監督(53)も、両手を挙げて喜んだ。清宮幸は初回に左翼への安打、2回に中堅へ二塁打を放っており、19年阪神近本以来6年ぶりのサイクル安打達成まで、三塁打のみとなった。3安打2打点、快記録にも王手をかけ「ビックリですね。(サイクル達成まで)あとはスリーベースですよ。どんな当たりでも三塁までいきます!」と意気込んだ。SNSでは「寺地が目立たなくなる」「完璧なコースのホームラン」「MVPあるある」などとコメントが寄せられた。
◆[速報] 昨日のスクイズ秘話!?/新庄監督からまさかのスクイズサインを受けた若月健矢が裏話を語る??\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆8年ぶり球宴出場の全セ中日上林誠知外野手(29)が初回に球宴初ヒットを放った。「1番・中堅」でスタメン出場し、初回全パ先発西武今井の外角直球を逆らわず左方向へ。三塁手日本ハム清宮幸太郎内野手(26)がジャンプしたがグラブを弾いた。ソフトバンク時代の17年に出場した時は2打数無安打。「まだ、オールスターでヒット打ったことないので、打ちたい」と熱望していた。さらに2番吉川の初球には二盗も決め、今季現在セ・リーグ2位19盗塁の足も見せた。
◆[速報] 山川穂高が盗塁!?/打って走った山川穂高!!結果は惜しくもアウトに??スペシャルステージでの発言を有言実行!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆全セの阪神佐藤輝明内野手(26)が"ファッションダービー"でもセ界を独走した。試合前、横浜市内で「マイナビオールスターゲーム2025 スペシャルステージ」が開催。球宴出場選手が私服で登場するトークショーで、佐藤輝は純白のスーツで華やかに決めた。インナーもホワイトで統一し、胸ポケットには黒いサングラスを入れ、アクセントを効かせた。ファンの視線をくぎ付けにした。友人と一緒にしたためたオーダーメードの1着。約1カ月前に仕上がった。佐藤輝は「友人がやっているブランドで、今日のためにつくりました」と説明。季節感も意識し「夏なので。やっぱり白って、ちょっと涼しげな感じじゃないですか」。涼感をまとう洗練されたコーデに貫禄が際立った。年に1度の球界の祭りに「何かそういうのも1つあったら、面白いんじゃないか。そんなに(値段は)高くないですが、いろいろ選びながら。生地とか面白いですよ」とこだわった。前半戦までに25本塁打、64打点でセ・リーグ2冠を走る。特に本塁打は2位の阪神森下に9本差と独走する。「いい感じです。突っ走りたい」。キラキラと光るジャケットで決めたパ・リーグ本塁打トップの日本ハム・レイエスとともに、ファッションでも"キング"として並び立った。試合では定位置の4番に座った。5回1死。ロッテ中森の146キロ直球を完璧に捉えた。打球を見つめ、右手に握ったバットを高々と掲げた。右翼席へ超特大のアーチをかけた。ユニホーム姿でも変わらず輝いた。【上田悠太】
◆全パの日本ハム万波中正外野手(25)が全セの阪神村上頌樹投手(27)が投じた超遅球を打って二塁打とした。ガラポン打線によって9番右翼でスタメン出場し、2回2死無走者の場面で村上と対戦。初球は56キロの超遅球で見逃しストライク。2球目は3キロ増しの59キロだったが、しっかりタイミングを合わせてフルスイングで捉えると、左中間への二塁打となった。村上は初回にソフトバンク山川にも2球連続で64キロの超遅球を投じて遊飛に抑えていた。それよりもさらに遅いボールを万波が打ち返したところから、全パは1番の楽天宗山が中前適時打、2番の日本ハム清宮幸が中堅フェンス直撃の適時二塁打、3番のソフトバンク山川も左翼フェンス直撃の適時打で3点を追加した。
◆全セの巨人泉口友汰内野手(26)がオールスター初打席で快音を響かせた。「9番遊撃」でスタメン出場。2回2死二、三塁、全パの西武隅田から右前適時打を放った。今季はここまでチームトップの2割7分9厘をマークし、監督推薦で初出場。「精いっぱいプレーをしてファンの皆さまに楽しんでもらえるようなプレーをしたいと思います」と意気込んでいた通り、ファンを沸かせた。
◆[速報] 今井達也vs牧秀悟 同学年対決??/笑顔を見せながらも真剣勝負??軍配は牧に上がる!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆全パの西武今井達也投手(27)の粋な演出にSNS上も感動の渦に包まれた。先発マウンドに上がった今井は、登場曲をいつものHOUND DOGの「ROCKS」ではなくDeNA入江大生投手(26)が使用しているWANDSの「世界中の誰よりきっと」を流した。今井と入江は作新学院(栃木)の同学年で3年夏には甲子園で優勝も果たした仲でもある。入江もオールスターに選出されていたが、右上腕の神経障害で辞退。今井は入江への思いを登場曲に込めた。今井の行動にX(旧ツイッター)では「粋だねえ」「今井、入江の登場曲使ってくれたのさすがに泣きそうになる。ハマスタで流れたのマジでエモすぎる」「顔だけじゃなくやることもイケメンやなあ」「今井が入江の曲使ってて泣いてます」といった声が上がった。
◆全パのロッテ寺地隆成捕手(19)の攻守にわたる奮闘ぶりに、SNSがわいている。出場選手最年少となる寺地は「7番捕手」で先発出場。スタメンマスクをかぶり全パ投手を好リードすると、3回2死三塁では中堅へ、球宴初安打となる適時二塁打も放った。SNSでは「19才ってマジかよ」「本当に19歳なの?29才ではない、、?」「落ち着いてらっしゃる」「すごすぎる」「打てるしリード良さそう 実は30才くらいとかではないか」などとコメントが寄せられた。
◆[速報] 今井達也→隅田知一郎の西武リレー??/先発今井に代わってマウンドへ上がったのは隅田!!ライオンズの先輩から後輩へ継投??\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆[速報] "高卒2年目19歳"寺地がタイムリーヒット!!/セ・リーグ防御率1位 山﨑伊織から寺地隆成が追加点を加える??\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆全パのソフトバンク周東佑京内野手(29)と全セの巨人甲斐拓也捕手(32)がテレビのゲスト解説で共演した。ともにソフトバンクの育成出身で、昨季は4年ぶりのリーグ優勝に貢献した2人が仲良し談義。2人の名前が紹介されると、お互いが顔を見合わせて照れ笑いを浮かべた。前日23日は周東が2安打1打点2盗塁の活躍。「甲斐キャノン」をくぐって二盗、三盗を決めていた。「甲斐さんに『ぎゃふん』と言わせることができたんじゃないかなと思います」と周東が話すと、甲斐も「あの足はズルい」と悔しそうに話した。X(旧ツイッター)上では「周東と甲斐が昔付き合ってたカップルみたいな雰囲気醸し出してると思うの私だけ?(笑い)さっきも目合ってニヤついてすぐ逸らしてたし(笑い)」や「周東と甲斐目があって照れてんの草かわいい」などと声があがった。
◆[速報] 佐藤輝明 ホームラン!!/佐藤がライトスタンドへで豪快アーチ??確信歩きで悠々とホームイン!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆球団から唯一の出場となった全セのヤクルト大西広樹投手(27)が5回からマウンドに上がった。リリーフカーでは、つば九郎のぬいぐるみを手に登場した。降車するときには隣の座席に丁寧に置いてからマウンドに向かった。1回を投げ2安打1失点でバトンをつないだ。登板中は中継用のマイクとイヤホンを装着。放送席で解説する古田敦也氏から「松坂スライダーを投げてくれ」と再三のリクエストに応え、最後は日本ハム万波を空振り三振に仕留めた。この1球には放送席で同じく解説していた松坂大輔氏も「完璧です」と大絶賛だった。
◆[速報] センター西川が好プレー!!/森下翔太がいい当たりの打球を放つも西川愛也が追いつきファインプレー!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆YouTubeチャンネル「サワヤンゲームズ」を配信するサワヤン兄弟が、「マイナビオールスターゲーム2025」のテレビ朝日の中継に映った。試合中、スタンドのファンが映される中、サワヤン兄弟がテレビカメラの映像に一瞬、映った。サワヤン兄弟は、DeNA佐野、牧、桑原らが実演する本塁打パフォーマンス「デスターシャ」の言葉を生んだことで有名で、DeNAのイベントなどにも参加する。X(旧ツイッター)でも、「サワヤンおったwwww」、「サワヤンいるやんw」、「サワヤン現地で草」、「サワヤン映ってて草」などと話題に挙がった。
◆[速報] ホームランダービー第5試合/万波中正が3本のホームランを放ち上林誠知に見事勝利?スペシャルステージでの宣言通りの活躍!!\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆球団から唯一の出場となった全セのヤクルト大西広樹投手(27)が5回から中継用のマイクをつけてマウンドに上がった。左耳にはイヤホンを装着。先頭のソフトバンク柳町には左中間へ二塁打された。放送席で解説する古田敦也氏から「スライダーを投げてくれ」とリクエストされ、寺地を左飛に打ち取った。1死とし西武滝沢には「松坂スライダーを投げてくれ」と要望に応じるも右前適時打を許した。横浜高出身の万波にもしつこく「松坂スライダー」を多投し、最後は空振り三振を奪った。放送席の松坂大輔氏からは「完璧だった。投げたいところに投げられたと思う」とお墨付きをもらった。
◆全セのベンチに、活動休止中のヤクルト球団マスコット「つば九郎」のぬいぐるみが置かれた。チーム唯一の出場だったヤクルト大西が5回から登板。リリーフカーでは「つば九郎」のぬいぐるみを抱いて登場した。その後、リリーフカーから阪神坂本がベンチに、そのぬいぐるみを迎え入れた。そのまま全セのベンチに置かれた。つば九郎は2月に担当者の死去に伴い、活動休止中。SNSでは「他のチームの選手たちにも大切にされているの泣ける」「オールスターでのつば九郎の扱いに胸が熱くなります」「坂本さんありがとう。ベンチのつば九郎さん映った時うれしかった」などのコメントが相次いだ。
◆侍ジャパンの井端弘和監督(50)が阪神佐藤輝明内野手(26)の特大アーチを絶賛した。侍指揮官は、この日はテレビ中継のゲスト解説。5回裏1死無走者の場面で佐藤輝がロッテ中森の146キロ直球を、右翼ウイング席まで運んだ特大の1発を目に焼き付けた。「すばらしいですね。ボール球を振らなくなって、ミート力がついたことも花開いているのではないか」と感服。佐藤輝はリーグ戦前半で、キャリアハイの25本塁打を放ち、打点も64打点でリーグ2冠を堅守する。「入団してからずっと(本塁打は)20本台ですし、40、50(本)を打つのは佐藤選手かなとみていた。前回WBCを優勝したときも、決勝と準決勝あたりから、本塁打で試合が決まったんで、非常に佐藤選手には期待があります」。画面越しに、虎の主砲を称賛していた。
◆全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が阪神ファンの洗礼を浴びた。5回の守備は中継用のマイクをつけて臨み、放送席とやりとりをする予定だったが、阪神森下の打席で呼びかけられると「森下の声援がすごすぎて...」と、うまく聞き取れない事態が発生。「すごい声です。歓声が...」と圧倒された。さらに阪神佐藤輝が打席に入ると、阪神ファンのボルテージも最高潮に。放送席から「清宮選手、歓声はいかがですか?」と問われても返答なし。かすかには聞こえているようで、何度か右手で耳のイヤホンを押さえて聞こうとしていた清宮だが、再度の呼びかけにも無反応のままで、佐藤輝が特大アーチを右翼席へ放つと放送席も「ちょっと難しいですかね」とあきらめムード。そのままやりとりできずに5回の守備は終わった。
◆全パのロッテ中森俊介投手(23)は2球目で被弾した。5回にチームメートの寺地隆成捕手(19)とのバッテリーでマウンドに上がると、先頭の巨人吉川尚輝内野手(30)にカウント0-1から中越えソロ本塁打を浴びた。続く阪神森下翔太外野手(24)からは空振り三振を奪ったが、その直後には阪神阪神佐藤輝明内野手(26)にも直球を右翼スタンドへ運ばれた。中森は13日に腰痛で出場選手登録抹消されていたが、初めての球宴には「今まで投げたことがないようなボールも投げてみたい」などと意気込みを語っていた。
◆全セの巨人吉川尚輝内野手(30)がオールスター自身初アーチを描いた。「2番二塁」でスタメン出場。5回の第3打席に全パのロッテ中森の138キロ直球バックスクリーン右に運んだ。完璧な一打に、笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周。「うれしいです。奇跡が起こりました。次も頑張ります」と喜んだ。2回には泉口が先制打。巨人を支える二遊間が夢舞台でも躍動している。
◆全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が3年ぶり2度目の球宴出場で、またもMVPを獲得した。清宮幸は初回に左翼への安打、2回に中堅へ二塁打を放ち、7点リードの4回2死、カウント1ボールから巨人グリフィンの内角高めストレートを、きれいに右翼スタンドに放り込んだ。ホームランダービーでも決勝進出しており、4回の本塁打の際は「そのイメージで打席に入っていました」と話していた。19年阪神近本以来6年ぶりのサイクル安打は逃したが、3安打2打点。初出場でサヨナラ本塁打を放った22年の第1戦に続き、今回もMVP。23日の第1戦で「電光掲示サングラス」で話題をさらった新庄剛志監督(53)にも負けない、お祭り男っぷりを披露した。
◆全パのオリックス頓宮裕真捕手(28)が2試合連発を決めた。9-7の9回、1死。DeNA伊勢大夢投手(27)の5球目、低めの直球をフルスイングで左中間スタンドへ運んだ。前日23日の第1戦では本拠地京セラドーム大阪で3回に3ラン。オリックス初のMVPを受賞した男が、横浜でもお決まりの「ほいさー」を決めた。
◆全パの西武隅田知一郎投手(25)は、チームメートの甲斐野央投手(28)が中継したテレビ朝日から託された「甲斐野カメラ」にギャグを披露し、テレビ観戦したファンを笑わせた。7回裏が終了し、攻守交代時に中継したテレビ朝日の企画で、甲斐野が持ったテレビカメラに向かって、お笑い芸人のヤジマリー。のネタを披露した。X(旧ツイッター)では「隅田くん、ヤジマリーのワンチュでウォンチュなウォンチュッチュやってたwwwwwww」、「隅田のヤジマリーはウケるw」、「隅田ヤジマリーわろた」、「隅田ヤジマリーやってて爆笑」など、笑いに包まれた。
◆日本ハム万波中正外野手(25)が先輩清宮幸太郎内野手(26)の活躍に嫉妬した。6回の守備でマイクをつけて右翼の守備についた。放送席から「清宮選手の活躍はどうですか」と振られ「いやあ、僕ががやりたかった活躍をしてます。でも、万波もまだあるのでね」と返した。万波は、選出決定時に「2日連続MVP取ります」と宣言。「9番右翼」でスタメン出場したこの日は、6回までの時点で、2回2死で左翼へ二塁打を放つも、清宮幸は、1本塁打含む3安打2打点と大活躍し、MVPに最も近い位置にいる。
◆全セの阪神佐藤輝明内野手(26)が、特大弾を放った。5回1死。146キロ直球を振り抜いた。打席に立ったまま、打球の行方をながめた確信弾。右翼ウイング席まで飛ばした。試合前、「マイナビオールスターゲーム 2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド」に参加した際、ABEMAの中継に出演。公約を問われ、「横浜なのでもう1回、場外ホームランを打ちたいと思います」と話していた。19年に新設された同席がなければ、場外弾となっていたであろう1発。ほとんど有言実行したような当たりとなった。
◆初球宴のソフトバンク柳町達外野手(28)が初安打をマークした。6番左翼で出場し、5回先頭でヤクルト大西から左中間へ二塁打。今回の球宴で日本ハムのレイエスから「やっぱりあなたはレフト方向へのヒットだよ」とアドバイスを受けて持ち味を再確認。「それでツーベースを左中間に打てたので、(レイエスは)身を乗り出してガッツポーズをしてくれた」と感謝した。シーズンでは首位打者争いを繰り広げるなど数字に追われる日々。「野球の楽しさを再確認できた2日間でした」とさわやかだった。
◆全パが第2戦に勝利し連勝となった。初回1死一、二塁でロッテ山本大斗外野手(22)が左中間への先制2点適時二塁打を放ち先制。2回には楽天宗山塁内野手(22)、日本ハム清宮幸太郎内野手(26)、ソフトバンク山川穂高内野手(33)の3者連続適時打で突き放した。清宮幸は4回にソロ本塁打放つなど安打、二塁打も記録し、サイクル安打達成まであと1歩だった。9回にはオリックス頓宮裕真捕手(28)が2夜連続アーチを放った。全セは2回に巨人泉口友汰内野手(26)の適時打で1点をかえし、5回には巨人吉川尚輝内野手(30)と阪神佐藤輝明内野手(26)が本塁打。8回にも阪神近本光司外野手(30)のソロ本塁打で最大7点差を2点差まで詰め寄ったが9回にダメ押しされ、追いつけなかった。全パは先発した9人が全員安打を放って初回から5イニング連続得点。球宴で先発全員安打は85年第2戦の全セ、11年第1戦の全セに次いで3度目となり、全パは初めて。5イニング連続得点は76年第2戦の全パが5~9回にマークして以来、49年ぶり2度目のタイ記録。初回からの連続得点としては58年第1戦の全セ、80年第1戦の全セ、19年第2戦の全セの4イニングを上回り新記録となった。全パが球宴第2戦に10-7で勝利し、通算成績を93勝81敗11分けとした。
◆全パのオリックス九里亜蓮投手(33)が全20球ナックル勝負で沸かせた。「昨日だったら、(宮城)大弥がスローボール投げていたので、じゃあここはスローボールじゃないな、何が面白いかなと思って。ナックルが面白いかと。遅くて動くボールで対抗してみた感じです」広島時代の23年以来2度目の出場。4回に3番手でマウンドに上がると、DeNA佐野に4球連続でナックル。最後は投ゴロに打ち取った。続く広島ファビアンにも全7球でナックルを投じて一邪飛に仕留めた。昨季まで同僚の坂倉にも5球投げて四球。巨人泉口には2球目を中前にはじき返された。2死一、二塁となり、中日上林は一ゴロに打ち取った。チームの投手練習などでは時折、先発陣の中で楽しげにナックルを投じる場面もあったが、シーズンでは初めて。「精度で言えばすごく低いと思う。いつか持ち球にできたらいいんじゃないかな」。捕手のロッテ寺地には「『結構動いてた?』と聞いたら『めっちゃ動いてます』と言っていたので、『じゃあちょっと試合の時、寺地くんに投げるね』と言ったら『やめてください』と」。魔球でセ打線を翻弄(ほんろう)し、充実の笑みを浮かべた。
◆全セのDeNA佐野恵太外野手(30)が、マイクをつけた中で打席に立ち、まさかの併殺打に顔を赤らめた。3点を追いかける9回無死一塁で打席が回ると「初球の真っすぐをライト前くらいに狙っていきたいですね」とイメージしながら打席に立ったが、初球を二ゴロ併殺打に倒れた。打った瞬間、佐野は「やばい、やばい」と言葉を発しながら一塁に走り、アウト直後は「やばいです、やばいです。帰ります、すぐ」と苦笑し、うつむきながら引き揚げた。実況の大西アナウンサーから「牧選手がすごい見ています」と言われ、佐野はダッシュでベンチに引き揚げ、全セのチームメートに「すみません!」と繰り返し、笑わせた。
◆全パのコーチを務めた日本ハム新庄監督が19年ぶりの球宴を大満喫した。「楽しい、楽しい」。第1戦は三塁コーチに立って約160万円の特注「電光掲示サングラス」でスクイズのサインを出すなど盛り上げた。ただ、この日はベンチから試合を見守り続け、準備していたサプライズは"自主規制"していた。希代のエンターテイナー指揮官の流儀に従った。「最初に(全パが)点取りすぎたでしょ。同点だったら僕もね、用意してたんですけど。あの点差になったらもう出る必要がない。そんなもんすよ」。選手たちが盛り上げた試合展開を見て、惜しげもなく自ら身を引く形を取った。この日も自ら発案のガラポン打線が躍動した。「ガラポンいいな(笑い)。普通にいい打順だもん。素晴らしい選手しかいないから、そりゃいい打順にはなりますけど」。そのおかげでサプライズを披露できなくなったというオチも付いたが、楽しかった祭典も終了。26日からはリーグ制覇を目指すリーグ戦が再開する。「ちょっと楽しみですね。ほんとに爆発してくれそう、みんなが」。今度はドラマチックなフィナーレでみんなを驚かせる。【木下大輔】
◆全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が3年ぶり2度目の球宴出場で、またもMVPを獲得した。本塁打を含む3安打2打点の活躍。第1打席から左前打、中越え二塁打、右越え本塁打、右飛、一飛。もし三塁打が出れば、サイクル安打の大暴れだった。-3年ぶり出場でMVPありがとうございます。2回出て、2回取れるなんて、めったにないと思うので、ラッキーだなと思います。-前回はサヨナラ弾で、またも(試合前の)ホームランダービー(決勝)で牧さんに負けちゃったので。何とか試合で取り返したいと思っていた。本当にガラガラポンで(打順)2番を引いたおかげかな-4回2死の本塁打の打席を振り返ってなかなかグリフィン投手との対戦は少なかったのですけど、初球にカットボールを見極められたのが大きかったと思います。-本塁打は狙っていたかもうブリブリ狙っていました。-あと三塁打でサイクル安打だった。4打席目、5打席目を振り返ってもったいないなという感じでしたけど、打ちたかったです。-3安打の活躍MVPを取れたので最高のオールスターでした。-ファンへ本当にこれから面白くなってくる季節ですので、今日みたいな本塁打をたくさん、みなさんの前で見せられるように、これからもやっていきたいと思います。清宮幸が本塁打を含む3安打でMVP。清宮幸のMVPは初出場でサヨナラ弾を放った22年第1戦以来2度目。MVPを複数回受賞は柳田(ソフトバンク=14年第2戦、22年第2戦、23年第1戦)以来で、球団では張本(60年第3戦、62年第2戦、74年第3戦)に次いで2人目。清宮幸は今年が2度目の球宴だが、初出場から2回続けてMVPは86、87年清原(西武)以来38年ぶり。清原は新人の86年第2戦に同点弾、87年第3戦では桑田(巨人)から先制2ランで連続受賞。清原は歴代最多の7度MVPを獲得したが、清宮幸はどこまで迫れるか。
◆全パを連勝に導いたソフトバンク小久保裕紀監督(53)が勝利監督インタビューで「本当に若い選手がはつらつとやってくれた」と話した。
◆オールスター初出場の全セ巨人吉川尚輝内野手(30)が猛打賞の活躍で敢闘賞を獲得した。「2番二塁」でスタメン出場。5回の第3打席に全パのロッテ中森からバックスクリーン右へ本塁打を放ち「うれしいです。奇跡が起こりました。次も頑張ります」と喜んだ。この1発で波に乗ると、続く7回は中二塁打、8回にも中前打をマーク。年に1度の夢舞台で強烈な存在感を発揮した。
◆[速報] 頓宮裕真 2試合連続ホームラン!!/頓宮の放った打球はレフトスタンドへ豪快な一発を叩き込む??\??マイナビオールスターゲーム2025 第2戦??セ・リーグ × パ・リーグ???解説:杉谷拳士??アベマで球宴を無料生中継
◆オールスターに初出場した全パの楽天宗山塁内野手(22)が、「持ってる男」ぶりを発揮した。試合前の「ガラポン」による打順決めで1番打者を引き当てると、勢いに乗った。1回の第1打席で阪神村上の直球を中前に運んで球宴初安打。2回2死二塁では村上のカーブを中前適時打とし、球宴初打点をマークした。2安打1打点で勝利に貢献し、敢闘選手賞もゲットした。ドラ1ルーキーは「楽しかったです。いつもと違う空気感の中で試合できて、ヒットが出て良かった」。一流選手との共演に「もう勝手に点が入っていくような感じで、本当に頼もしい人たちばかり」と刺激を受けた2日間だった。球宴に選出された際に「ホームランを打てれば」と話していたが、今回は達成できなかった。「いつかホームランも打ちたいですし、自分もシーズン頑張って、ホームランダービーにいつか呼ばれるようになりたい」とパワーアップを宣言した。
◆8年ぶり出場の全セ中日上林誠知外野手(29)が球宴初ヒットを放った。「1番中堅」で出場。初回に全パ先発の西武今井の外角直球に逆らわず左方向へ運んだ。ソフトバンク時代の17年に初出場した際は2打数無安打。「オールスターでヒット打ったことないので、打ちたい」と熱望していた。2番吉川の初球には球宴初盗塁の二盗も決めた。ホームランダービーは2本塁打で日本ハム万波に敗れて初戦で姿を消したが夢舞台を満喫した。
◆全セの阪神及川雅貴投手(24)が初出場の球宴で故郷に錦を飾った。6回から5番手で横浜高時代にも親しんだ横浜スタジアムのマウンドへ。サイクル安打王手の日本ハム清宮ら全パ主軸を3者凡退で打ち取った。「野球をしたのが横浜という地。プロで数少ない年1回の試合(球宴)で投げられたのはうれしい。後半戦も頑張ります」と笑顔。球場に駆けつけた両親、友人らに胸を張った。
◆全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が、「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦(横浜)で球宴2度目のMVPに輝いた。1回無死一塁、左前打を放つと、2回2死一塁に適時二塁打。仕上げは4回2死、右翼席上段に豪快ソロを運んだ。3安打2打点1本塁打と、残るは三塁打のみの"サイクル安打王手"の活躍ぶりで、サヨナラ弾を放った22年以来3年ぶりに球宴MVPを受賞した。複数回の受賞は球団では張本勲(60年と62年と74年)以来2人目となった。横浜の夜空に、清宮幸が花火をかち上げた。4回2死、全セの巨人グリフィンの直球を右翼席上段に軽々と運んだ。「(本塁打は)ぶりぶり狙ってました。完璧でした。ホームランダービーのイメージで打席に入っていました」と、狙い澄ました一打をかっ飛ばした。3打席を終えてあとは三塁打を残す"サイクル王手"。「どんな当たりでも三塁に行きたい」と19年阪神近本以来となる6年ぶりの大記録へ意欲満々だったが、以降2打席連続でフライアウト。「持ってないなと。打ちたかったです」と悔しさをにじませた。それでも球宴ではサヨナラ弾を放った22年以来、3年ぶりの2号アーチを決めるなど3安打2打点と躍動。2度目の出場で2度目の球宴MVPを獲得した。球宴MVPの複数受賞は張本勲以来、球団では2人目。"令和のお祭り男"となり「2回出て2回MVPはめったにない。今年はさすがに無理かと思ってましたけど、取っちゃいました」とおどけて見せた。ホームランダービーでは前夜に決勝進出を決めて満を持して横浜に乗り込むも、DeNA牧に敗れた。ただ、アーチ量産したスイングに新庄監督からは「ホームラン競争の時から打撃にメリハリができている。この4年間で一番いいんじゃないかな」と珍しくべた褒めされた。これには「すげえうれしいです。ホームランの前の打席から『良い打ち方してるね』と言われていたので」とニンマリ。打順もガラポンの結果、慣れ親しんだ2番を引き当て「ガラガラポンで2番を引いたおかげ」と、オールスターならではの激レアイベントも力に変えた。26日からは、首位を走る日本ハムでのリーグ戦が再開する。「これからも面白くなってくる季節。今日のようなホームランを見せられるようにやっていきたい」。祭りのあとの真剣勝負でも、野球界を盛り上げていく。【小早川宗一郎】清宮幸が本塁打を含む3安打でMVP。清宮幸のMVPは初出場でサヨナラ弾を放った22年第1戦以来2度目。MVPを複数回受賞は柳田(ソフトバンク=14年第2戦、22年第2戦、23年第1戦)以来で、球団では張本(60年第3戦、62年第2戦、74年第3戦)に次いで2人目。清宮幸は今年が2度目の球宴だが、初出場から2回続けてMVPは86、87年清原(西武)以来38年ぶり。清原は新人の86年第2戦に同点弾、87年第3戦では桑田(巨人)から先制2ランで連続受賞。清原は歴代最多の7度MVPを獲得したが、清宮幸はどこまで迫れるか。
◆DeNAアンドレ・ジャクソン投手(29)が、全セの7番手で8回から登板し、1イニングを無安打無失点に抑えた。選手、ファンから大きな注目を集めたのは、2死から楽天村林を投ゴロに抑えた場面だった。捕球した直後、グラブにボールを収めたまま、一塁に猛ダッシュ。村林より早くベースを踏んだ。X(旧ツイッター)では「オールスターでバウアーしてて草」、「ジャクソンがバウアーのブチギレの時のやつ再現してて草」、「バウアーのマネ?」などと話題に挙がった。注目度の高さを示すように、「ジャクソン」、「バウアー」もトレンド入りした。ファンが思い出したバウアーのプレーとは、23年7月1日の中日戦(横浜)。6回2死一、二塁から挟殺プレーでアウトが取れず、バウアーがグラウンド上でほえた。なおも6回2死満塁、バウアーが中日高橋周の投ゴロを捕球すると、一塁のソトを両手で制し、自ら猛ダッシュで一塁を踏んだ。▽DeNAジャクソン(7番手で登板し、1回を無安打無失点)「オールスターの雰囲気を楽しめました。山本由伸選手(ドジャース)や颯のピッチングフォームをまねしてみました」
◆全パのロッテ寺地隆成捕手(19)が初の球宴で持ち味を発揮した。「7番捕手」で先発出場。3回2死三塁で巨人山崎の141キロ直球に力負けせず、左中間を破る適時二塁打を放った。出場選手最年少となる19歳。「マリーンズ代表として存在感を示すことができれば」と意気込んでいた舞台で力を示した。
◆全セ先発の阪神村上頌樹投手(27)は、2年前のリベンジを果たせなかった。前回の23年は第1戦に先発し、2回4失点。今回は、1回は全パのロッテ山本に左中間への先制2点適時二塁打を浴びるなど3失点(自責2)。2回も4連打を許し、3点を失った。「普通に打たれたので。申し訳ないという感じです」。2回2死からの万波への初球は超遅球。球速は、球場表示された中では自身最遅とみられる56キロとなった。
◆日刊スポーツ評論家の佐々木主浩氏(57)と谷繁元信氏(54)が始球式で歓喜の瞬間を再現した。サプライズで打者を務めた全パの日本ハム新庄剛志監督に、佐々木氏がワンバウンド投球。新庄監督は空振りし、谷繁氏も見事に捕球した。98年に当時横浜ベイスターズがリーグ優勝を決めた瞬間のバッテリーと、当時阪神で最後の打者となった新庄監督の対戦を再現した。谷繁氏は「皆さまに思い出してもらえたかなと。幸せでした」と笑顔。新庄監督は「谷繁さんに急に頼まれたんですよ。打ちたかったんだけど、谷繁さんが防具、面を被ってないから、もし当たったりしたら悪いなと思ってやめた」と話した。
◆打って、走って、笑って、引き締めた。ソフトバンク山川穂高内野手(33)が「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦(横浜)を盛り上げた。5-0の2回、阪神村上から左翼越えの適時打を放つとあえて一塁でストップ。出場会見で約束していた二盗を試み、公称100キロ超えの巨体を揺らしたが、悠々アウトでスタンドのブーイングに包まれた。夢舞台をたっぷり満喫し、26日からはいよいよ後半戦がスタート。「大勝負」と気合を入れた大砲が、2差で追う首位日本ハム追撃を引っ張る。約束通りに巨漢の山川がスタートを切った。「シーズン中にはとても走るわけがないので。オールスターならではのところです」。二塁ベースを目指して100キロ以上の巨体を揺らしたが、捕手坂倉の送球で悠々アウト。「通算1個なんでねー、盗塁が。ハハハ」。有言実行の激走だった。「みなさんに盗塁するって言ってたのもあるんですけどね」。山川は球宴出場会見で盗塁企図を宣言していた。5点リードの2回2死二塁の第2打席で、阪神村上から左翼越え適時打を放ったが、あえて一塁でストップ。「ヒットがいいなと思っていたので」。次打者の4番山本には「もし単独で一塁にいたら走るから、ちょっと待ってね」と事前に伝えていたという。アウトになると、オールスターにもかかわらず横浜スタジアムにブーイングが起こった。「ハハハ。すごかったですね。あれは。面白い面白い」。大笑いしながら、満喫した年に一度のお祭りを振り返った。前日23日の第1戦は出場せず、この日も2打席で交代した。「もっと若い選手たちがこれからのプロ野球界を背負っていくと思う。若い子が楽しんでもらえたら」という気遣いからだった。「僕はもう、ちょっとふざけてすぐに代わろうと思っていた」。若きアーチスト清宮幸の本塁打や、牧のホームランダービー優勝にうれしそうにうなずいた。オールスターが終われば26日の本拠地オリックス戦から後半戦がスタートする。チームは首位日本ハムと2ゲーム差の2位につけるが、今季最長6連勝中と波に乗って前半戦を終えた。「もう完全にスイッチを入れる。日本ハムに2ゲーム差ですよね。ここからがもう大勝負。絶対に打ちたい」と目の色を変えた。打率は2割1厘にとどまるが、14本塁打、39打点はチームトップの数字だ。「なかなか状態が上がってこない前半戦でしたけど、ここは最後に。いいところに持っていきたい」。25日は福岡に戻り、個別調整を行う予定。「大勝負。しっかりやっていきたい」。オールスターの余韻が残る横浜の夜、山川の顔が引き締まった。【只松憲】
◆全パのコーチとして出場した日本ハム新庄剛志監督(53)が2夜連続となるサプライズパフォーマンスを自主規制した。京セラドーム大阪で開催された第1戦では3、4回に三塁コーチに立って、約160万円の特注「電光掲示サングラス」でスクイズのサインを出すなど盛り上げていた。しかし、第2戦はベンチから試合を見守り続けた新庄監督。理由があった。「最初に点取りすぎたでしょ。同点だったら僕もね、用意してたんですけど」。この日は2回までに全パが6得点。大差が付いていたことで、三塁コーチとして立つことをやめたという。何かしらのサプライズは用意していたもようだが、試合展開を見て断念。「あの点差になったらもう出る必要がない。そんなもんすよ」と不発に終わっても淡々と振り返っていた。
◆全パの西武隅田知一郎投手(25)がサイドスローから初球を投じた。6点リードの2回2死二、三塁から登板。巨人泉口への1球目に横手投げから106キロのカーブを投げ、空振りを奪った。解説を務めた松坂大輔氏を「いきなり、やりましたね」と驚かせる球宴仕様の変則投法だった。マウンドにはリリーフカーに仁王立ちで登場。先発した同僚の西武今井にも仁王立ちで迎えられ「楽しかったです」と笑顔で話した。
◆主演、今井達也-。黒メッシュのロン毛エース、西武の今井達也投手(27)は、リリーフカーに乗って球宴の先発マウンドへ向かう。BGMは「世界中の誰よりきっと」。作新学院(栃木)で夏の甲子園を制した仲間、DeNA入江が登場曲に使っている。友は右上腕の神経障がいで出場辞退になった。「本来だったら出場できたんですけど、代わりになんかね。横浜スタジアムってこともあったので、セ・リーグファンの方もなんかこう、楽しんでいただければと思って」入江への事前連絡、一切なし。「ま、(テレビで)見てれば(気付く)、って感じです」と割とざっくりだ。マウンドでもいつも以上に力感の薄いフォーム。150キロ台をびゅんびゅん投げる。テレビ朝日の仕込みで胸元にピンマイクがある。全セの阪神佐藤輝を追い込んだ。「松坂さん、まっすぐとスライダー、どっちがいいですか?」。放送席の西武OB松坂大輔氏(44)にいきなり質問。公共の電波上でやりたい放題の末、156キロをぶち込んだ。「パテレが見た~い!!」クールな剛腕は今春、CMでほえ、世にキャラ変を伝え始めた。静かそうでも実は、プロ野球選手の使命を強く胸に刻んでいる。「自分より、見に来ていただけるファンの方が楽しくないといけないと思うので、そこを第一に考えて、僕にできることを考えてやったつもりです」エンタメは台本通りじゃ終わらない。継投する同僚の隅田が、リリーフカーに仁王立ちで乗っていた。目が合った。同じように腕を組み、そこからの25秒間、マウンドで待った。「アドリブ? そうです」。隅田の投球練習をマウンド周りで眺める。投手コーチごっこも「アドリブ? あ、そうです」。自軍の豊田投手コーチのマネではないようだが、実に堂に入っていた。交流戦、同じ横浜でDeNAバウアーの「ソードセレブレーション」を再現し、球宴へのハードルを自分で上げていた。名優今井達也は、過去をはるかに超えていった。舞台を降り、スイッチを切り替える。7月末、再び獅子のエースとして4位から逆襲するマウンドに戻る。【金子真仁】
◆獅子の両輪はさすがの、あうんの呼吸だった。2回2死、予定通りに全パの2番手として西武隅田知一郎投手(25)はブルペンでリリーフカーに乗り込んだ。乗り込んだけれど座らない。腕を組んで仁王立ち。マウンドへ向かう。少ししたら、マウンド上の今井達也投手(27)と目が合った。「僕が仁王立ちしてる時点で笑ってたんで。あ、もうやってくれるなって」。後ろ体重で立っていた今井が、同じように仁王立ちした。自主トレも同じ場所で行い、キャッチボールもいつも一緒だ。「いつもやってる、なんか、まぁ、プライベートな感じを」とのテーマで、あえて予告せずにどーんと仁王立ち。「今井さんなら絶対に乗ってきてくれる」そんな信頼関係があるから、仁王立ちでリリーフカーに揺られながらも別に緊張はしなかった。投球練習を始めたら、今井は投手コーチごっこを始めた。アドリブ返し。にやにや。それもまた、あうんの呼吸だ。初球には「アンダースローで投げよっかなー」と試合前にぼそっと予告していた。でも実際はサイドスロー止まり。「ほんとはアンダースロー(のつもり)だったんですよ。でも沈み込んだら、きっとそのまま倒れてましたね」年に一度のお祭りとはいえ、一朝一夕では難しいサブマリン。西武の先輩、与座海人投手(29)の尊さを感じながら、ハマの夜風に吹かれた。【金子真仁】
◆全パのオリックス頓宮裕真捕手(28)が2試合連発を決めた。9-7の9回、1死。DeNA伊勢大夢投手(27)の5球目、低めの直球をフルスイングで左中間スタンドへ運んだ。「振ったら当たったみたいな。感覚は良かった」前日23日の第1戦では本拠地京セラドーム大阪で3回に3ラン。オリックス初のMVPを受賞した男が、横浜でもお決まりの「ほいさー」で盛り上げた。3位からの巻き返しを狙う後半戦へ。「あとはシーズンで打ちたいです」。祭典で一気に波に乗った。
◆「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦を中継したテレビ朝日が採用した「選手マイク」が、大きな注目を集めた。全パの西武今井達也投手(27)はマイクをつけた中で登板。全セのDeNA牧秀悟内野手(27)もマイクをつけた中で打席に立ち、対戦中に"会話"した。全セのヤクルト大西広樹投手(27)も投球中にマイクをつけ、解説の松坂大輔氏、古田敦也氏と会話。全セのDeNA佐野恵太外野手(30)はマイクをつけた中で打席に立ち、まさかの併殺打に顔を赤らめた。日本ハム清宮、万波、巨人吉川、泉口らもつけた中で守りにつき、試合中に"会話"した。新たな試みにX(旧ツイッター)でも大きな注目を集め、「選手マイク」がトレンド入り。ファンからは「選手マイクいいねぇ」、「会話がおもろい」、「面白いな」、「神企画すぎる」、「選手マイク最高」と賛同する声が多く挙がった一方で、「真剣勝負をファンは見たいんだよ」という声も見られた。渡辺謙「少し遊び過ぎが目に余る」プロ野球オールスター巡る私見にX反応多数「お祭りなので...」
◆全パのソフトバンク小久保裕紀監督(53)が球宴で活躍した他球団選手を警戒した。初指揮のオールスターは2連勝で終了。オリックス頓宮が2戦連発、日本ハム清宮幸がMVP獲得弾を放つ活躍を見せ、小久保監督は「あさってからはあの選手たちが相手になる。しっかり後半戦モードにしていきたい」と話した。パ・リーグ2位のソフトバンクは本拠地オリックス2連戦からスタート。次カードで首位日本ハムとの直接対決が待っている。オールスターで活躍した選手が所属するだけに細心の注意を払っていく姿勢だ。他球団の選手がケガなく終えたことについては「それが一番です」とホっとした表情を見せた。
◆全セの広島矢野雅哉内野手(26)が東都大学リーグ時代にしのぎを削った同学年のDeNA牧を"快投"でアシストした。ホームランダービーで打撃投手役を務め、初戦から決勝まで3連投。「牧が普通にうまかっただけなので」と謙遜したが、優勝をアシスト。最後は固く抱擁を交わした。試合では8回に代打で出場。空振り三振を喫したが「久々にバットが振り抜けた感じもありましたし。今日は(阪神)近本さんにアドバイス聞いて、それを試した結果、良かった」と収穫の時間となった。
◆両リーグ最多得票で選出された全セの阪神森下翔太外野手(24)が、地元横浜での夢舞台で躍動した。試合前に「(両親に)せっかく来てもらっているので、打って、オールスター自体も楽しんでもらいたい」と話していた通り、2安打2打点の活躍。「ハマスタでも打ちたいなと思っていた。ファン投票、1位にしてもらったので、少しは恩返しできたかな」。ファンへの恩返しと親孝行を両立した。6点を追う7回無死二、三塁、相手は今季33試合、防御率1・11の西武平良。158キロ直球を捉えた。中堅フェンス直撃の2点適時二塁打。「後半にセリーグも盛り返して、その中で打ったのは自分的にも良かった」。2戦目で初打点。球団ではサイクル安打を達成した19年第2戦の近本以来の、球宴複数打点を記録。前半戦は両リーグトップ15度決勝打の勝負強さを発揮し、8回にも二塁打を放った。プロ3年目で初出場となった球宴を振り返り「すごく楽しみました」。この日は、ホームランダービー中の守備で背面キャッチを披露するなど満喫した。本塁打は来年以降に持ち越しとなったが「次は打ちたい」と意気込む。「ファン投票で出るのも意味がある。シーズンをしっかり戦えているからこそ、ついてきてくれるもの。結果を残していきたい」。1年後も楽しむためにも、虎の3番打者は結果を残し続ける。【塚本光】
◆阪神近本光司外野手(30)が6年ぶりに球宴アーチをかけた。6回守備から途中出場すると7回の第1打席で中前打を放つと、8回2死無走者の第2打席で日本ハム達の初球ストレートを振り切って、右翼ポールに直撃させた。「(本塁打の)感触は良かった。距離は十分と思っていた。切れずに良かった。十分に楽しめたんで、いいオールスターだった」新人の19年に球宴に初出場し、第2戦の甲子園で史上2人目のサイクル安打の偉業を達成。初回先頭でオリックス山岡から先頭打者で本拠地にかけた1発以来のアーチで、21年球宴以来2度目の敢闘賞もゲットした。第2戦はベンチスタートだったが、全セ先発の阪神村上が2回6失点で大炎上。ベンチから飛び出し大山とともにマウンドでエース右腕を激励するシーンもあった。7年目の今季は通算1000安打をクリア。前半戦はリーグ1位の109安打で折り返した。虎の安打製造機は、6度目の球宴でもしっかりと存在感を刻み、後半戦に向かう。
◆ヤクルトから唯一出場の大西広樹投手(27)が「松坂スライダー」を多投し、1回2安打1失点だった。5回からマイク装着で登板。テレビ解説の松坂大輔氏にキャンプで習ったスライダーを決め球に勝負した。1死二塁は西武滝沢に右前適時打を浴びるも、1死一塁は日本ハム万波を空振り三振でリベンジ。「松坂さんに見てもらおうかなと。うれしかった」。リリーフカーでは担当者が死去し、活動休止中のつば九郎のぬいぐるみを抱いて、2年連続の球宴マウンドに立った。
◆全パの日本ハム新庄剛志監督(53)が、来年の球宴を楽しみにした。26年は東京ドームと富山での開催予定。「富山って珍しくないですか。珍しくないですか、富山って」。震災復興の意図もあると聞き「あーはいはいはい」とくみ取っていた。
◆球宴戦士たちのリフレッシュは...? 横浜スタジアムで開催された「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦。もしオールスターに参加せず、シーズン途中のつかの間の休日だったら何をしてたのか、あるいは何がしたいのかを聞きました。▽DeNA佐野 オースティンの代替になるかもと言われていたので、何も予定を入れずにいました。オースティンのけがの状態は僕が一番、詳しいと思いますよ。オースティンが出場できれば良かったと思いますが、こうして球界の素晴らしい選手たちと時間を過ごせて、結果的には良かったです!▽DeNAジャクソン どこか水辺を探して家族と旅行できたら。地方に足を運んでみようと。▽巨人泉口 妻と箱根旅行ですね。予約していたんですけど、直前でキャンセルしました。温泉に入ったりしてゆっくりしたかったというのもありますが、初めてオールスターに選んでいただいたのもすごくいい思い出になりました。▽巨人大勢 温泉に行きたかったです。サウナに入ってゆっくりして...。でも横浜スタジアムにサウナありますね! いつもはビジター側なので使えないですけど、今回はホーム側だから使えるのかな。それならちょうど良かったです!▽中日岡林 ゆっくり旅行に行っていたんじゃないですかね。2日でどうなるか分からなかったんですけど、どこかしら。のんびりと旅行できたらと思っていましたね。▽広島坂倉 旅行に行こうと思ってました。場所は決めてないですけど、なかなかそういうタイミングもないので。▽ヤクルト大西 旅行ですね。実はもう行こうと決めていたんです。三重です。娘がいるので、アンパンマンミュージアムに行こうと思って。でも代わりに、奥さんと娘がオールスターを見に来ています。▽日本ハム北山 休みだったら家族で旅行じゃないですか。なんか温泉とか、行くなり。なんか日頃は時間の流れが早くてせわしないんで、たまにはゆっくり過ごしたいなと思ってました。▽ソフトバンク野村 プール付きホテルを予約していましたが、僕だけキャンセルしました。奥さんと子どもは行きました。奥さんはオールスター出場ということで喜んでくれましたが。娘は泣いてました。▽ソフトバンク杉山 飼っているワンちゃんと温泉に行こうと思っていました。名前は「ビビ」です。オスで2歳、チワワです。九州では熊本、大分、長崎にワンちゃんと泊まれるホテルがあるんですよ。▽ソフトバンク柳町 祖父と祖母に息子の顔を見せるため、実家に帰ろうと思っていました。息子をまだ見せていないんですよ。今回は延期になりましたけど、お楽しみは取っておいた方がいいので(笑い)。オフに見せに行きます。▽オリックス頓宮 旅行に行ってますね。今回無理やったので、前の週くらいに休みがあったので、そこで先に行きました。奈良の部屋にお風呂が付いている旅館です。リフレッシュできました。▽ロッテ中森 全く決めてなかったです。でも僕はあまり外に出るのが好きじゃないので部屋でゆっくりしていたと思います。いつもYouTubeを見たりしますけど基本は寝てます。▽ロッテ藤原 もともとこの期間、4日中3日が練習の予定で、オフは1日だけでした。だから寝てたと思います。出かけるとかは別に。友達いないっす(笑い)。
◆8回から登板した初出場の日本ハム達孝太投手(21)が、2回4安打2三振1失点で締め、"プロ初セーブ"を記録した。初舞台も「緊張感全くなくて、脱力してできたんで、ありだなっていうのは思いました。後半戦、そんな入り方してみようかな」と収穫を口にした。その半面、優勝を争うオリックス若月が捕手を務め「手の内を明かさないように投げてました。いつもとちょっと違うフォーク投げてました」と、情報管理も徹底していた。
◆全パの日本ハム新庄剛志監督(53)が始球式で、横浜のレジェンドバッテリーと"コラボ"した。98年に横浜が優勝した際と同じ、投手が佐々木主浩氏(57)、捕手が谷繁元信氏(54)というコンビが登場。打席には、当時最後の打者となった新庄監督が立った。佐々木氏の投球はワンバウンドも、新庄監督は空振り。「あの再現をしてくれってお願いされたんで『もちろんです』って。で、打ちたかったんだけど、フェン直ぐらい。だけど、谷繁さんが防具、面(マスク)かぶってないから、ファウルチップでもして(打球が)当たったりしたら悪いなと思ってやめました」"新庄節"は止まらない。「あれ、(佐々木氏の宝刀)フォークだったの? 普通にまっすぐが落ちたのかなと(笑い)。フォークだったんすね。いや、佐々木さんからはね、タイガースの時、ピッチャーにトライした時に教えてもらったんですよ。フォークの握り方とか。1回飲みにも行ったことあるし。はい、そういう仲です」と懐かしそうだった。
◆全パの日本ハム新庄剛志監督(53)がMVP獲得の清宮幸太郎内野手(26)を、珍しく激賞した。清宮幸は初回に左翼への安打、2回に中堅へ二塁打を放ち、6点リードの4回2死、カウント1ボールから巨人グリフィンの内角高めストレートを、きれいに右翼スタンドに放り込んだ。ホームランダービーでも決勝進出していた。19年阪神近本以来6年ぶりのサイクル安打は逃したが、3安打2打点。初出場でサヨナラ本塁打を放った22年の第1戦に続き、今回もMVPだ。自身にも負けないお祭り男っぷりに新庄監督は「もう囲み(取材)いらないかなと思って。そしたらサードの子がね、MVPとったから、まだ受けようかなと(笑い)。いや、ホームラン競争の時から、シーズン中の打球となんか違う感じするんすよね。早めにタイミングとって、ぱこんってボールを乗せる。このバッティングにメリハリができてて、めちゃくちゃいいなと思って。やっぱりああいう練習からいいなと思った時は試合でもいい結果につながってるんで、まあめちゃくちゃ、あまり褒めたくないけど(笑い)、MVPおめでとうございます」。スムーズなスイングにも着目。「力感ないね。あとグラウンドに立ってる姿がオールスター選手の仲間入りしたっていうような姿にも見えますね。(サイクルを逃したが)その上いった方が俺は好きなんすよ。三塁打狙うより。三塁打狙うってどこ打ちます? もう高ーいフライを打つしかないですよ。もうもう十分ですよ。ホームランが出ただけで、しかも左ピッチャーからね」とたたえた。
◆3年連続出場の全パ日本ハム田中正義投手(31)が6回に登板し、1回無安打無失点1三振と完璧な投球を披露した。前日23日に西武隅田知一郎投手(25)に教わった"新フォーク"で、広島坂倉から球宴初の三振を奪った。「指を曲げたまま、伸びきらないようにリリースする。いい感覚で投げられたので感謝してます。今年1番のフォークが投げられた。後半戦はそれをきっかけに、わしわし投げたい」と手応えを口にした。
◆キング輝が野球ファンに夢を届けた。「マイナビオールスターゲーム2025」の第2戦が横浜スタジアムで開催され、全セの阪神佐藤輝明内野手(26)が5回に超特大の右越えアーチを放った。試合前には球宴出場選手が私服で登場するトークショーに純白スーツ姿で登場。本塁打、打点でセ界トップを走るスラッガーが夢舞台で主役の1人になった。さあ、26日DeNA戦(甲子園)から後半戦がスタート。2年ぶりV奪還へ。輝、頼んだぞ!佐藤輝の確信弾に、球場がドッと沸いた。虎党の期待に何度も応えてきた今季。両リーグ断トツの本塁打キングに、プロ野球ファンが求めていたものはひとつだ。ハマの夜空に打ち上がった推定135メートル弾は、右翼上段のウイング席にまで達した。「最高です! かなり飛んだと思う。あの打席というか、ずっと狙っていました。1本打ててよかった」2戦連続で「4番三塁」出場。中前打を1本放って迎えた5回1死。フルカウントからロッテ中森の内角146キロ直球をフルスイングした。打席内で着弾を見送る確信の1発。球宴では新人年の21年以来、自身4年ぶりのアーチをかけた。試合前には球宴出場選手が私服で登場するトークショー「スペシャルステージ」に参加した。純白のスーツにインナーもホワイトで統一し、胸ポケットには黒いサングラス。友人と一緒にしたためたオーダーメードで、約1カ月前に仕上がった1着だった。「今日のためにつくりました。夏なので、やっぱり白って少し涼しげな感じじゃないですか」。清涼感をまとうコーデで、観客の視線もジャックした。25本塁打&64打点で両リーグ単独トップを走る今季。キラキラ光るジャケットで決めたパ・リーグ本塁打トップの日本ハム・レイエスとともに、キングとしての貫禄を見せた。ショーの直後にはABEMAの中継に出演。ある公約を宣言していた。「横浜なので。もう1回場外ホームラン打ちたいと思います」。ハマスタの佐藤輝といえば、1年目の4月に放った右中間への場外アーチ。惜しくも場外とはならなかったが、19年に新設された右翼ウイング席がなければ公約達成を感じさせる1発だった。ファン投票で72万票超を集め、2年ぶり4度目の球宴。2軍降格も経験した昨季はキャリア唯一の未選出だった。球宴当日は家で過ごし、テレビの前で観戦。画面越しに祭典をながめていた1年前とは、格段に進化した姿を見せている。後半戦に向け、さらなる量産を予感させる1発だ。 「本当にいろんな話ができたし、楽しく過ごせた。またしっかり準備して頑張りたいと思います」全プロ野球ファンに、虎の大砲が実力を示した。【波部俊之介】
◆プロ野球マイナビオールスターゲーム第2戦が24日、テレビ朝日系で生中継(午後6時34分)され、平均世帯視聴率が7・6%だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は4・5%だった。全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が、球宴2度目のMVPに輝いた。1回無死一塁、左前打を放つと、2回2死一塁に適時二塁打。仕上げは4回2死、右翼席上段に豪快ソロを運んだ。3安打2打点1本塁打と、残るは三塁打のみの"サイクル安打王手"の活躍ぶりで、サヨナラ弾を放った22年以来3年ぶりに球宴MVPを受賞した。複数回の受賞は球団では張本勲(60年と62年と74年)以来2人目となった。
◆プロ10年目で初の球宴出場を果たした全セの阪神坂本誠志郎捕手(31)が、日刊スポーツに独占手記を寄せた。「10年目の夢舞台」と題した2回連載の後編では、シーズン後半戦に向けた戦い方や考えを語った。ここまで64試合に先発出場する中、ここからはいよいよ終盤を見据えた戦いにも突入。リーグ優勝を果たした23年の経験も踏まえながら、鉄壁投手陣をけん引していく。【聞き手=波部俊之介、柏原誠】初の球宴でしたが、楽しかったですね。何も考えずにただ野球をしたのが、いつぶりかというくらい。また、いろいろ考えてやらないといけないから大変ですけど、切り替えてまた頑張りたいと思います。ここからはいよいよ、後半戦です。今季は64試合に先発出場させていただいていますが、苦労はありません。いいことも悪いことも全て勉強。そもそも野球は失敗のスポーツ。打たれることも抑えることもある。けれど自分がなぜそうしたか、そういう風にしようと思ったかの方が大事。その数を積み重ねていけているので、いいことも悪いことも全部自分に返ってくると思えば苦労はないです。それをどういう風に使うか。自分の野球人生にどう影響してくるかが楽しみでもあり、今はいっぱいためている段階だと思っています。前半戦を終えたチーム防御率は1・99でした。けれど突き詰めれば、チームとしては27個目のアウトの時に1点勝っていたら、というところ。言い方は悪いけど、あまり僕自身はこだわりがないです。投手陣が1点台でいこうと思ってくれるのはいいと思う。ただ僕は捕手というポジション柄、やっぱりチームが勝つことが大事なので。1点台にこだわりすぎて1点取られるところが2点、3点になって結局チームに勝ちがつかない、勝つチャンスを残せないということは避けないといけない。基本的に試合に入る時は「勝つ」ことにフォーカスします。それが点をやらないことにつながって、防御率に表れているかもしれないですね。複数人とバッテリーを組むポジションですが、投手によって「切り替える」感覚はありません。投手によって球種も特徴も、打者も球場も違う。いろんなことを総合的に見て判断しなければいけないので、逆に先入観を持ちすぎると可能性が広がりません。ただ、逆に先入観を持つことで違いを発見できることもあったりするんですけどね。捕手というポジションは、いいことばかり考えていてもダメ。6-0で負けようが1-0で勝とうが次の試合はまた0-0から始まる。そこで1度、頭の整理だけして臨むというのは毎日決めています。捕手として普段から情報はたくさん頂きますけど、僕はメモしないと覚えられないようなことは別に重要じゃないと思います。人間って必要だと思わないと頭に取り込まない。だから必要だと思うことだけを取り込むようにしていますね。考えて見て、頭の中で覚えられているものの方が大事だと思っています。逆に言うとデータをもらったからといって全部は頭に入ってないと思います。投手と相手打者を考えた時に「どういう情報が必要で、この人にはこういう情報が欲しい」と思ったことしか頭に入れません。情報を取り込む時点で、ある程度選別して取り込んでいます。ある程度やれば、打者の特徴とかも頭に入ってくる。その中で違いが起きたり、一緒だったり。それこそ先入観を持っておけば違いが出た時に分かる。そういうことに気づくためのヒントを集めている感じです。そうじゃないものは別に必要ないと思っています。ここから後半戦が始まりますが、リーグ優勝した23年も8月中旬からのシーズン終盤戦を経験させてもらいました。あの時は前半戦で出ている試合数が少なかった。多分僕のサンプルも少なかったので、後半戦がやりやすいというのはあったかもしれない。けれど、今年は前半戦のサンプルもたくさんある中で戦っていかないといけません。となると、また1つ今までとは違って個人的な言い方をすれば「楽しみ」が出てくるかもしれないし。逆に言うと、それを乗り越えられないと優勝というところには行けないと思うので。23年に追いかけていた優勝の形と、今年追いかけている優勝の形は僕の中では少し違う。個人的には、そこにまたチャレンジしていくという気持ちですかね。 きょう一緒にベンチにいた仲間たちを相手にしなければいけないのは大変。その中で勝っていかないといけないので。準備だけしっかりして、後半戦に臨みたいと思います。(阪神タイガース捕手)
◆プロ野球のマイナビオールスターゲーム2025は24日、横浜スタジアムで第2戦が行われ、全セは村上(阪神)が先発する。全パの先発は今井(西武)。23日の第1戦は京セラドーム大阪で開催され、全パが5―1で勝利し通算成績を92勝81敗11分とした。頓宮(オリックス)が最優秀選手(MVP)に輝いた。全パはソフトバンクの小久保監督、全セは巨人の阿部監督が率いる。セ、パ両リーグは26日に再開する。
◆巨人は24日、休養日を挟んで川崎市のジャイアンツ球場で1軍全体練習を再開。投手は2年目左腕の森田駿哉(28)、育成の菊地大稀(26)、松井颯(24)、富田龍(25)の4人、野手はフリアン・ティマ内野手(20)が参加した。チームは現在68人を支配下選手登録しており、70人まで枠が残り2つの状況。7月末の期限が迫る中、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチは大砲候補のティマについて「練習参加という形」と話すにとどめた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)第2戦を前に、横浜市の横浜BUNTAIで「マイナビオールスターゲーム 2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド」が初開催。12球団の出場選手が私服姿でファンの前に登場し、トークショーを行った。第1戦で、ソフトバンクで同僚だった周東に盗塁を許した甲斐拓也捕手(32)は「やっぱり速いなと。今まではずっと一緒にやっていて、捕手目線で見ることはなかったので」と明かした。盗塁を許した際の心境を問われ「どうですかね...。走ったあとの(周東)佑京の顔を見たら、なんかうれしくもありました」と球宴ならではの思いを語った。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)全セ・伊勢大夢投手(27)=DeNA=が2度目の出場を前に意気込みを語った。補充選手として迎える球宴。「補充の補充なんで、僕は。謙虚にやります」と控えめに喜びながらも、「でもさっきもイベントがあったけど、横浜のファンの方も結構多かった。きょうも来てくれると思うし、タオルはいつもより多いんじゃないかな」とひそかな期待を語った。今季は31試合で1敗、防御率1・53。DeNAの救援陣で抜群の安定感を誇る。9年ぶりの横浜スタジアム開催となる試合前には、同学年の石井(阪神)、大西(ヤクルト)と交流した。「石井見てたら、ボールすごいっすね。キャッチボールとか、『凄っ』てずっと言ってました」とオールスターならではの楽しみも満喫している様子。第1戦の登板はなく第2戦では登板が予定されている。「もうデッドボールだけはマジで避けるように。前回、僕当てっちゃってるんで、それだけはないように安全に。普通に抑えに行きます」と意気込んだ。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)全セ・佐野恵太外野手(30)=DeNA=が4度目の出場を前に取材に応じた。9年ぶりの地元横浜スタジアムでの開催に「普段ホームグラウンドとして試合をやっているので、すごく楽しみにしていた」と笑顔を見せた。京セラドームで行われた第1戦では、三塁コーチャーとして見せ場を作った。0-4の五回。岡林(中日)が西口(楽天)の低め直球を捉えて右中間を破る三塁打を放った。相手の送球がそれるのを見るや、佐野は腕をぐるぐると回して、岡林は俊足を飛ばして一気に本塁に生還。「(DeNAで三塁コーチャーを務める)河田コーチから『いいじゃないか』って連絡をもらった」と笑顔で明かした。もちろん、バットでもやる気は十分だ。「ヒットをたくさん打ちたい。その中でホームランが出れば一番うれしい」と力を込めた。
◆西武は24日、午前10時からウオーミングアップ、フリー打撃、ロングティーなど約3時間の全体練習を行った。シートノックでは外崎修汰内野手(32)が右翼の守備に就き、無難な動きを披露した。外野守備は2022年の2試合を最後に出場なし。3年ぶりの外野に「実戦の生きた打球は全く違う」と気を引き締めた。新外国人のデービス(前エンゼルス傘下)が三塁を守るための措置。「試合に出て、チームのためになるなら」と外崎は覚悟を固めている。(ベルーナ)
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)両軍のスタメンが発表された。9年ぶりの横浜スタジアム開催で、全セは牧秀悟内野手(27)が「5番・DH」、佐野恵太外野手(30)=ともにDeNA=が「6番・一塁」に入った。先発は全セが今季8勝3敗の村上頌樹投手(27)=阪神、全パは今井達也投手(27)=西武=が先発に臨む。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)試合前にホームランダービー(2分間球数無制限)が行われ、決勝で全セ・牧秀悟内野手(27)=DeNA=が2度の3連発を含む7本を放ち、全パ・清宮幸太郎内野(26)=日本ハム=の6本を上回り優勝を決めた。9年ぶりの横浜スタジアム開催。1回戦でレイエス、2回戦で万波を破ると、日本ハム勢の最後の砦とばかり清宮が立ちはだかった。左翼フェンスをギリギリ越える〝サヨナラホームラン〟を放つと、優勝を確信した瞬間にバットを手放し、両手を突き上げて喜びを爆発させた。「狙っていたので、取れて良かった。(清宮が6本塁打で)終わったな、と思っていたが、気持ちで制することができた。(試合では)MVPを取れるように頑張ります」と笑顔を見せた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)全セの先発・村上頌樹投手(27)=阪神=が全パの強力打線に捕まった。一回先頭の宗山(楽天)に中前打を許すと、続く清宮幸(日本ハム)につながれて、無死一、二塁のピンチ。3番の山川(ソフトバンク)は球場表記64キロの超スローボールで遊飛に仕留めたが、山本(ロッテ)に左中間へ2点二塁打を浴びた。西川(西武)には中犠飛を許して3失点だった。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)試合前にホームランダービー(2分間球数無制限)が行われ、決勝で全パ・清宮幸太郎内野手(26)=日本ハム=は6本塁打を放ったが、7本塁打を放った全セ・牧秀悟内野手(27)=DeNA=に敗れて優勝を逃した。試合前に横浜市の横浜BUNTAIで行われた「マイナビオールスターゲーム 2025 スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド」のトークショーでは「(優勝賞品の車を)弟に頼まれているので。(プレゼント)したいっすね」と語っていた清宮だったが、ホームランダービーの冠協賛社を務める日産自動車の「フェアレディZ」「日産アリア」(いずれか1台)を手にすることはできなかった。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)球宴第2戦で全パの4番に座ったのは、山本大斗外野手(22)=ロッテ=だった。〝31番目の男〟を決めるプラスワン投票で日本ハム・伊藤をわずか6票上回って初選出された未完の大砲だ。「4番DH、メチャ格好いい。最高っス。もちろん、ホームラン狙い。ヒットはいらない。本塁打か三振か」。4年目の昨季にイースタン・リーグで本塁打、打点の2冠を獲得した若武者は声を弾ませた。第1戦に続き、日本ハム・新庄監督の発案で、この日も福引やビンゴゲームで使う通称「ガラポン」の回転式抽選器で打順が決定された。捕手、一塁手、二塁手、三塁手...の順番で「ガラポン」を回し、DHの山本は9番目。その直前に右翼の日本ハム・万波が回すと赤玉が出てきた。「赤玉は〝当たり〟で9番なんですよ」。まさに、残り物に福。山本はガラポンを回すことなく、4番に決まったのだった。球宴仕様で髪の毛を染めた。「本当はもっと青とか、メチャクチャな色にしたかったんですけど、次(26日から)北海道遠征で(行きつけの理髪店で)黒く染め直しができないので、本当は嫌なんですけど、頑張って茶色にしました」と明かした。全パ4番での注目の第1打席は一回1死一、二塁。村上の直球を捉え、左中間を深々と破る先制の2点二塁打。いきなり、4番の仕事を果たした。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)先発の全パ・今井達也投手(27)=西武=の粋な計らいに沸いた。先発ながらリリーフカーで登場すると、登場曲にはWANDSの『世界中の誰よりきっと』をチョイスした。同曲は、今季DeNAの抑えを務めながら、右上腕の神経障害でオールスターを辞退した入江の登場曲で知られる。今井と入江は作新学院高時代の同級生で、横浜スタジアムは感動に包まれた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)「マイナビオールスターゲーム2025 やっちゃえ日産 ホームランダービー」の決勝が行われ、牧秀悟内野手(27)=DeNA=が、清宮幸太郎内野手(26)=日本ハム=の6本を上回る7本塁打を放ち優勝。「今年は(優勝を)狙っていた。(DeNAの)本拠地で制することができて良かった。(横浜の)皆さんのおかげです」と喜んだ。日産自動車が昨年に続きホームランダービーの冠協賛社を務め、前日の第1戦(京セラドーム)の覇者、清宮幸がホームランダービーのロゴにも使われている「フェアレディZ」に乗ってグラウンドに登場。表彰式では牧が、同社日本マーケティング本部の寺西章チーフマーケティングマネージャーから賞品の「フェアレディZ」「日産アリア」(いずれか1台)を贈られた。今年4月に俳優の鈴木亮平氏を新アンバサダーに迎えた日産自動車は、自動運転化と電動化の2軸のもと、同社の伝統と最新技術を融合した「運転がワクワクし、心にグッッッとくる」車を届けていく方針を策定。2010年に発売された世界初の量産型電気自動車「リーフ」のフルモデルチェンジを発表しており、今後の電動化を担う期待が高まっている。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)ファン投票で先発部門1位に輝き、全セの先発を任された村上頌樹投手(27)=阪神=は2回を投げて7安打6失点だった。一回に3本の安打を浴びて3点を失うと、二回には2死から4連打を浴びてさらに3失点。シーズンを通しても自己ワーストとなる6失点を喫した。オールスターならではの場面も生まれた。全パの山川穂高内野手(33)=ソフトバンク=に6点目の適時打を許したところで、ベンチから大山悠輔内野手(30)、近本光司外野手(30)がマウンドへ。村上、三塁・佐藤輝明内野手(26)=ともに阪神=と、阪神の4選手がマウンド上に集い、村上も笑顔を見せた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)一番の武器で存在感を示す。ヤクルトからただ一人参加する全セ・大西広樹投手(27)が、2年連続のオールスター登板に向けての決意を示した。「去年、シュートを投げられなかったので、今年はデッドボールを当てない程度にばんばん投げていきたいと思う」出場辞退した石山の補充選手として選出された右腕。初出場した昨年はシュート以外で真っ向勝負を臨み、1回を投げ6安打4失点と夏の祭典の〝洗礼〟を浴びた。「他の球だけでは抑えられないと痛感した。それは今年に生きている」。今季はフォークなど持ち球の種類を絞って質を磨き、25試合で防御率0・37。昨夏に初めて経験した夢舞台が安定した成績を続ける原動力となっている。この日は試合前に行われた「マイナビオールスターゲーム2025スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド」に紺色のセットアップで参加。1人で紫のカーペット上を歩く右腕を気遣い、球団OBでMCを務めた真中満氏がサプライズで参加し、2人で記念撮影。「真中さんが来てくれました」とうれしそうだった。「今年は(一人での参加なので)おとなしくしています」と控えめな姿勢を見せていた右腕は、マウンドでは燕の代表として堂々と腕を振る。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)2年目でオールスター初出場の全セ・泉口友汰内野手(26)=巨人=が「9番・遊撃」で初の先発出場。0―6の二回2死二、三塁で迎えた初打席で、隅田(西武)のチェンジアップを捉え、右前適時打で初打点をマークした。前日の第1戦は六回の守備から遊撃で出場したが、打席が回ってきた九回に代打を送られたため、これがオールスター初打席だった。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)ヤクルトからただ一人、出場している全セ・大西広樹投手(27)は1―8の五回に4番手で登板した。リリーフカーに乗って登場する際には、担当スタッフの急逝により活動休止中の球団公式マスコット、つば九郎の人形を握りしめていた。ヤクルトからは石山泰稚投手(36)が選出されていたが、左内腹斜筋の肉離れで出場を辞退。大西は補充選手として2年連続出場した。1回を2安打1失点の内容だった。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)全セの4番を担った佐藤輝明内野手(26)=阪神=が超特大弾で12球団の度肝を抜いた。2-9の五回1死で打席に立つと、360度から地鳴りのような応援が鳴り響いた。大声援に背中を押された佐藤輝はフルカウントから全パ・中森俊介投手(23)=ロッテ=の真ん中146キロ直球を一閃。打った瞬間本塁打を確信し、見送った打球は右翼スタンド上部に設置されたウイング席に着弾。規格外の一発に、横浜スタジアムはこの日一番の大歓声に包まれた。佐藤輝は初出場となった2021年の第2戦(楽天生命)以来、オールスター2本目の本塁打。今季12球団トップの25本塁打を記録する主砲が、球宴でも本領を発揮した。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)9年目でオールスター初出場の全セ・吉川尚輝内野手(30)=巨人=が「2番・二塁」で初出場。五回の第3打席、右中間へソロを放ち、球宴初安打を鮮やかに本塁打で飾った。ロッテ・中森に対し1ストライクからの2球目、高めの球を振り抜き右中間最深部へと運んだ。右手を突き上げダイヤモンドを一周し「うれしいです。奇跡が起こりました」と喜びを爆発させた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)全パ・九里亜蓮投手(33)=オリックス=が全球ナックル勝負で12球団のファンを沸かせた。「球が速いピッチャーはたくさんいますし、そこに対抗しても僕は何もないので。何が面白いかなと思って、ナックルが面白いかなって。速い球に、ちょっと遅くて動くボールで対抗していったって感じです」全パの3番手として8-1の四回に登板。ボールの回転を抑えて、不規則に変化するナックルを連投した。先頭の佐野恵太外野手(30)=DeNA=を投ゴロに抑えると、続くファビアン(27)=広島=を一邪飛。2死から坂倉将吾捕手(27)=広島=に四球、泉口友汰内野手(26)=巨人=に中前打を許してピンチを背負ったが、上林誠知外野手(29)=中日=を一ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。「(捕手の寺地に)結構動いてた?って聞いたら、『めっちゃ動いてます』って言ってたんで。じゃあ試合のときに寺地君に投げるねって言ったら、『やめてください』って言われました(笑)」投じた全20球がナックル。シーズン中には投じたことがないという魔球でセ・リーグ打線を抑え込み、九里の笑顔がはじけた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)全セの5番手として3-9の六回に登板した及川雅貴投手(24)=阪神=がパ・リーグを代表する強打者を三者凡退に抑えた。先頭で対峙したのは、ここまで本塁打を含む3安打と結果を残していた全パ・清宮幸太郎内野手(26)=日本ハム。サイクル安打がかかっていたが、及川は「知らなかったです」と直球勝負。力強いボールを投げ込み、ホームラン競争で決勝に進出した強打者を右飛に打ち取った。ここまでリーグ3位の打率・305を記録する太田椋内野手(24)=オリックス=は直球2球で同じく右飛。さらにリーグトップの20本塁打を放っている代打フランミル・レイエス外野手(30)=日本ハム=に対しては直球4球で追い込み、最後は内角低めへのツーシームで空振り三振に斬った。「全部真っすぐでいこうかなと思ったんですけど、ちょっと三振欲しいなと思いました。(レイエスに)申し訳ないです」初出場のオールスターで堂々とした投球を披露。横浜高時代にも登板した思い入れのある横浜スタジアムで左腕が躍動した。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ-全パ、横浜)全セ・佐藤輝明内野手(26)=阪神=が五回に放ったホームランボールは、地元・神奈川県在住の青木小波さん(22)がゲットした。初めての球宴で取れたチケットはかなり高い位置にある右翼ウイング席だったが、そこまで飛んできた特大弾に興奮しきり。「跳ね返ったのがちょうど横に来たので、『やったー!』と思って取りました。まさか来るとは思わなくて、びっくり! 最高です!!」と満面の笑みで、思い出のボールをにぎりしめた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)12球団のスター選手が夢あふれる試合を作り上げた。両チームあわせて31安打、5本塁打が飛び出す乱打戦。一時8点差をつけられた全セは一発攻勢で追い上げるも、あと一歩及ばず。「マイナビオールスターゲーム2025」は全パの2連勝で終わった。全パは、全セの先発・村上(阪神)を打ち込み2回までに6得点を挙げた。「2番・三塁」で先発した清宮幸太郎内野手(26)=日本ハム=が本塁打を含む3安打2打点。九回に代打で登場した頓宮裕真捕手(28)=オリックス=は2試合連続となる本塁打を放った。投手では3番手で登板した九里亜蓮投手(33)=オリックス=が全球ナックル勝負で1回無失点だった。全セは1-9の五回に吉川尚輝内野手(30)=巨人、佐藤輝明内野手(26)=阪神=のソロで2点を奪うと、七回にも森下(阪神)、佐野(DeNA)の適時打で3得点。八回には近本光司外野手(30)=阪神=のソロで一時2点差に詰め寄った。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7ー10全パ、全パ2勝、横浜)9選手が選出された阪神は村上頌樹投手(27)が先発。一回に3点を奪われ、失点を重ねた二回にはスタメンから外れた近本光司外野手(30)、大山悠輔内野手(30)がマウンドに駆け寄るシーンもあった。村上は2回7安打6失点(自責5)。「4番・三塁」佐藤輝明内野手(26)は五回1死、中森俊介投手(23)=ロッテ=から21年第2戦(7月17日=楽天生命)以来、2本目の本塁打を右翼ウイング席に運んだ。「3番・右翼」森下翔太外野手(24)は七回無死二、三塁で2点二塁打。八回には近本がソロ本塁打を放った。六回に登板した及川雅貴投手(24)は三者凡退に抑えた。また試合前に開催された「マイナビオールスターゲーム2025スペシャルステージ supported by 勘定奉行クラウド」では全選手が私服姿で登場し、佐藤輝は白いスーツ姿だった(球宴勝敗=全パ93勝81敗11分、観衆=3万3558人)。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)?全パ・清宮幸太郎(日本ハム)がMVPを受賞。日本ハムの選手では2023年第2戦の万波中正以来2年ぶり13度目。清宮自身は22年第1戦以来3年ぶり2度目。日本ハム(前身を含む)の選手が複数回受賞したのは張本勲(3度=1960年第3戦、62年第2戦、74年第3戦)に次いで51年ぶり2人目。?22歳11カ月の全パ・山本(ロッテ)が初めて4番で先発出場し、初打席に2点二塁打。育成ドラフト出身選手が4番で先発出場するのは史上初。22歳11カ月以下の選手が初めて4番で先発した試合で安打を放ったのは、90年第1戦の全パ・清原和博(西武、22歳11カ月、1本塁打を含む2安打2打点)、94年第1戦の全セ・松井秀喜(巨人、20歳1カ月、1安打)に次いで31年ぶり3人目で、全パでは清原と並ぶ最年少記録。?全パが五回まで毎回得点。5イニング連続得点は76年第2戦の五-九回以来49年ぶり2度目となる球宴最多タイ記録。?19歳11カ月の全パ・寺地(ロッテ)が適時二塁打。球宴で10代の選手が安打をマークしたのは、22年第2戦の全パ・松川虎生(ロッテ、18歳9カ月)以来3年ぶり。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)12球団のスター選手が夢あふれる試合を作り上げた。両チームあわせて31安打、5本塁打が飛び出す乱打戦。一時8点差をつけられた全セは一発攻勢で追い上げるも、あと一歩及ばず。「マイナビオールスターゲーム2025」は全パの2連勝で終わった。全パは、全セの先発・村上(阪神)を打ち込み2回までに6得点を挙げた。「2番・三塁」で先発した清宮幸太郎内野手(26)=日本ハム=が本塁打を含む3安打2打点。九回に代打で登場した頓宮裕真捕手(28)=オリックス=は2試合連続となる本塁打を放った。投手では3番手で登板した九里亜蓮投手(33)=オリックス=が全球ナックル勝負で1回無失点だった。全セは1-9の五回に吉川尚輝内野手(30)=巨人、佐藤輝明内野手(26)=阪神=のソロで2点を奪うと、七回にも森下(阪神)、佐野(DeNA)の適時打で3得点。八回には近本光司外野手(30)=阪神=のソロで一時2点差に詰め寄った。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7ー10全パ、全パ2勝、横浜)9選手が選出された阪神は村上頌樹投手(27)が先発。一回に3点を奪われ、失点を重ねた二回にはスタメンから外れた近本光司外野手(30)、大山悠輔内野手(30)がマウンドに駆け寄るシーンもあった。2回7安打6失点(自責5)の村上は「2人が来たんでビックリしましたけど。はい、助けてくださいと頼みました。(掛けられた言葉は)大丈夫かと。助けてくださいと。参りましたという感じでした」と話した。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)9年目でオールスター初出場の全セ・吉川尚輝内野手(30)=巨人=は、五回の第3打席に右中間へソロ。球宴初安打を本塁打で飾り「うれしい。奇跡が起こりました」と喜びを爆発させた。3安打をマークし、敢闘選手賞を獲得。賞金100万円の使い道は「貯金します」としつつ、初の夢舞台を「率直に楽しかった。他の選手といろんな会話もできたので、すごくいい時間でした」と振り返った。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)全パで新人の宗山塁内野手(22)=楽天=が1番に入り2安打1打点。敢闘選手賞を獲得した。「いつもと違う空気感の中で試合ができて幸せで楽しかった」。試合前には西武投手陣から対戦アクションゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」に誘われ、「甲斐野さんには1勝4敗だったので、どこかでやり返したい」と笑顔でリベンジ宣言。「毎年、ここに居られるように、そしていつかはホームランダービーにも呼ばれたい」と意欲的に語った。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)3年ぶり2度目の出場となった全パ・清宮幸太郎内野手(26)=日本ハム=が、特大弾を含む3安打2打点で新庄監督に並ぶ2度目の球宴MVPを獲得した。「今回は無理だと思っていたけど、取っちゃいました(笑)。2回出て2回取れるなんてラッキー。ホームランはブリブリ狙ってました。完璧」〝ガラポン〟で打順2番を引き、単打、二塁打で迎えた四回。巨人・グリフィンの2球目の直球を右翼席上段に運んだ。打球速度168キロ、角度41度、飛距離122メートル。優勝賞品の日産車を弟・福太郎(早大4年)にプレゼントする予定だったホームランダービー決勝で涙をのんだだけに、「何とか試合で取り返したいと思っていた」と振り返った。前回出場した2022年第1戦(福岡)でもサヨナラ本塁打を放ち、MVPを獲得。賞金300万円で裏方さん全員にリュックを贈った清宮は「今回の使い道? 私利私欲(笑)」としながらも「また、いい使い方ができれば」と語った。試合前には〝日本版レッドカーペット〟ともいえるイベントで、全身黒ずくめにプラダの厚底靴で決めた清宮。「ウチが一番よかった。やっぱ、新庄イズムをたたきこまれているので」と自画自賛した中、プレーでもその指揮官に負けず劣らずの〝お祭り男〟ぶり。26日からの後半戦に向け「僕が打たないと優勝もないと思うので、チームを引っ張っていきたい」と力を込めた。(東山貴実)清宮幸について日本ハム・新庄監督 「あまり褒めたくないけど、この4年間で一番(状態が)いいんじゃない? 本当にオールスター選手の仲間入りしたって姿に見える」
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7ー10全パ、全パ2勝、横浜)生まれ故郷に凱旋(がいせん)し、快音を披露した。全セ・森下翔太外野手(24)=阪神=は2本の二塁打をマーク。2戦連続フルイニング出場で初めての祭典を終えた。「ハマスタでも打ちたいなと思っていた。ファン投票1位で選んでもらったので、恩返しできたかなと思う。(ホームランは)打てなかったので、次は打ちたいです」この日も「3番・右翼」で先発すると、七回に平良(西武)から中堅フェンス直撃の2点二塁打で球宴初打点。八回にも達(日本ハム)から二塁打を放ち、トップ得票にふさわしいパワーを見せつけた。前日と合わせ3本の二塁打は2試合シリーズ最多タイ記録だ。プロ3年目で初選出となった球宴が、横浜で開催されたのも縁だった。両親も観戦に訪れ「せっかく来てもらっているので、打って、楽しんでもらいたい」と有言実行の活躍。また一つ親孝行を果たした。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)慣れ親しんだマウンドに、スターの一人として初めて立った。全セ・及川(阪神)が球宴初登板で1回パーフェク投。全パ打線を封じ、お祭りで輝きを放った。「登板前とかはシーズンと違った、変な緊張感はありましたけど、マウンドに上がったら全くそんな感じではなく、普段通り投げられたかなとは思います」ハマスタは横浜高時代から経験している舞台。出番は3―9の六回だった。まず迎えたのは四回までの3打席連続安打でサイクル安打に王手をかけていた清宮幸(日本ハム)。結果的にMVPを受賞するほどノリノリで、記録達成を願うファンの期待も相手に注がれていたが、「どれだけ真っすぐが通じるか。そういう気持ちで行っていた」と真っ向勝負で挑み、右飛に仕留めてみせた。続く太田(オリックス)も右飛に仕留めると、代打レイエス(日本ハム)は「ちょっと三振がほしいな、と」とツーシームで空振り三振。五回まで13安打で毎回得点を重ねていた全パの猛威をいとも簡単にはね返す、10球での見事な3人斬りだった。「(千葉から)野球をしにきたのが横浜という地。プロに入って、数少ない年一回の試合に参加して投げられたということはうれしい。後半戦も頑張ります」今季は両リーグトップタイの41試合に登板し、虎のブルペン陣の中でフル回転。そのご褒美ともいえる舞台で、確かな手応えを得た。思い出の地に刻んだ記憶。大きな経験値も糧に、鉄腕はさらに輝く。(須藤佳裕)
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)大西が1―8の五回に4番手で登板し、1回2安打1失点。2月に担当スタッフの急逝により活動休止中の球団公式マスコット、つば九郎の人形とともにリリーフカーで登場。テレビ中継の企画でイヤホンをつけながら登板し「やっぱり(つば九郎の担当者も)出たかったと思うので一緒に。(球団OBでテレビ解説の)古田さんとずっと話していたので楽しかった」と笑顔を浮かべた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)先発した村上(阪神)は2回7安打6失点(自責5)。「(球宴を)楽しめなかった。申し訳なかった」。2年前の前回出場の2回4失点に続く炎上に苦笑いだった。一回に連打を浴びた後、山川は64キロのスローボールで遊飛に。だが、ここから3失点。二回も2死から4連打を浴びて3失点。なおも2死一、二塁で、ベンチからチームメートの近本が水を、大山がタオルを持ってマウンドに駆け寄る場面も。右腕は「(2人から)大丈夫かと。助けてくださいと頼みました」と正直に打ち明けた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)4年連続でオールスター戦に出場したDeNA・牧秀悟内野手(27)がサンケイスポーツに手記を寄せ、9年ぶりに球宴の舞台となった横浜スタジアムやホームタウンの魅力を語った。中大の先輩、後輩にあたる巨人・阿部慎之助監督(46)、阪神・森下翔太外野手(24)との裏話も披露。首位の阪神と9.5ゲーム差の2位から巻き返しを期す後半戦への決意も語った。去年に続いて今年もファン投票でオールスターに選んでいただき、すごくうれしいです。他にもセカンドにいい選手がいる中、1位で選出されて誇らしいです。4年連続の出場となりますが、2打席連続本塁打を放った去年の記憶が一番鮮明に残っています。初めて選ばれたときからホームランしか狙っていなくて、去年ようやく打てました。今年は横浜スタジアムでの開催。さまざまなイベントを含め、ベイスターズが注目を集めるのは喜ばしいです。やっぱり本拠地だとファンの盛り上がり方が変わりますし、自分たちのテンションも上がります。ハマスタの好きなところは演出や応援です。一味違いますね。横浜は都心ですが、ちょっと中心を外れると自然豊かなところがあって、ゆっくりできる場所もあります。自分が長野の田舎育ちということもあり、好んでそういう場所に行きます。それが横浜の好きなところですね。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7ー10全パ、全パ2勝、横浜)立ち止まって白球が右翼ポールに直撃するのを確認すると、バットを投げ捨て、うれしそうに飛び跳ねて一塁へと走り出した。最後の最後に大きな存在感を放ったのは、虎の球宴男。全セ・近本光司外野手(30)=阪神=は、オールスター通算2本目のアーチで敢闘選手賞を獲得した。「何年かぶりやったっけ(2019年第2戦でMVP)。選んでいただいてうれしいです。打った感触はよかったので、距離は十分だと思った。あとは切れるかどうかだったので、切れずによかった」守備から出場すると、七回に中前打を放って生還。そして八回2死で、達(日本ハム)の初球を振り抜いた。新人でサイクル安打を達成した2019年以来2本目のアーチ。シーズンでは見せない無邪気な笑顔で、ダイヤモンドを1周した。入団から6回連続で選出され、通算26打数14安打で打率は・538。誰もが認める「お祭り男」は今年も健在だ。「十分楽しめたので、いいオールスターだった。(後半戦も)みんながけがなく、自分たちのプレーができるように頑張ります」。リフレッシュして勝負の後半戦に向かう。(中屋友那)
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)大山(阪神)は五回に代打で出場し、その後は「DH」で出場。九回の3打席目に左前打を放ち、2試合連続安打をマークした。「すごくいい時間でしたし、楽しかった。ここで気持ちをリセットしてシーズンに向けて、またやっていかなければいけない」と後半戦へ気持ちを切り替えた。
◆マイナビオールスターゲーム第2戦(24日、全セ7-10全パ、全パ2勝、横浜)全セ・牧秀悟内野手(27)=DeNA=が、2016年以来9年ぶりに本拠地横浜スタジアムで開催されたオールスターを盛り上げた。試合前に行われた本塁打競争を4度目の出場で初制覇し、試合では二回の第1打席で三塁内野安打を放った。試合は全パが10―7で全セに打ち勝ち、2連勝で通算成績を93勝81敗11分けとした。セ、パ両リーグは26日に再開する。心の底から楽しんだ。12球団のユニホームが彩った横浜スタジアム。本拠地での祭典を終え、牧が声を弾ませた。「本当に応援の熱量がすごかった。出ていても、出ていなくてもすごく楽しめるオールスターになったと思う」4年連続4度目の参戦で、この日は「5番・DH」で出場。テレビ中継の企画でNPB史上初となるマイクをつけてのプレーにも挑戦。同学年の全パの先発・今井(西武)も装着して、打席に入ると「初球は何?」などと軽快にトークをしながら今井との駆け引きを楽しんだ。カウント1―1で迎えた3球目のストレートを空振り。今井から「もういっちょ、いくよ」と直球勝負を予告される中、4球目はまさかのスライダー。思い切って引っ張り、三塁強襲の内野安打としたが、「もういっちょ、いくよって言っていたのに投げてきた」と笑い、オールスターならではの時間を満喫した。
◆「マイナビオールスターゲーム2025」は24日、横浜スタジアムで第2戦が行われ、全パが10―7で全セに打ち勝ち、2連勝で通算成績を93勝81敗11分けとした。全セの「4番・三塁」で出場した阪神・佐藤輝明内野手(26)が、五回に右翼へ特大ソロを放つなど2安打1打点と活躍。試合前に開催されたスペシャルステージでは白のスーツ姿で登場し、夢の祭典を盛り上げた。セ、パ両リーグは26日に再開する。横浜の夜空に美しい放物線が描かれた。虎の4番、いやセ界の4番が白球をかっ飛ばす。花火が彩った一発の着弾点は右翼ウィング席。推定135メートルの超特大弾で球宴を盛り上げた全セ・佐藤輝(阪神)がゆっくりとダイヤモンドを周った。「いや、もう最高です! かなり飛んだと思います。(感触は)よかったと思いますよ」「4番・三塁」で2試合連続のスタメン出場。2-9とビハインドで迎えた五回1死だった。躍動するパ・リーグの強打者たちに負けていられない。フルカウントから中森(ロッテ)の146キロ直球を振り抜いた。打った瞬間、スタンドインを確信して歩き出す。球宴ではルーキーイヤーの2021年の第2戦(楽天生命パーク)以来、通算2本目のアーチ。ド派手な一発にハマスタが揺れた。佐藤輝×ハマスタといえば...。その21年のレギュラーシーズンで放った場外弾だ。「あのときは無我夢中だったので、どうやって打ったか覚えてないんですよね」。思い切り振ったらいいところに当たったと振り返る衝撃の本塁打。今回もそれに匹敵する飛距離。「あの打席というか、ずっときょうは(ホームランを)狙っていました」と狙いすまして打てるのはプロ5年目の確かな成長だ。7―9と追い上げた八回には、2死二、三塁で空振り三振を喫したが、ヘルメットが脱げるほどのフルスイングを披露。空振りでも球場を沸かせた。

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