1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
日本ハム | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:バーヘイゲン(2勝2敗0S) 敗戦投手:ボス(2勝6敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムは2回裏、石井の適時二塁打などで3点を挙げ、先制に成功する。続く3回にレイエスが適時打を放つと、4回には水谷のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・柴田が3回無安打無失点。その後はバーヘイゲンが6イニングを無失点に抑え、今季2勝目をマークした。敗れたロッテは、打線が沈黙した。
◆日本ハムのドラフト1位、柴田獅子投手(19)の初登板初先発を記念して、来場者に観戦証明書が配布される。新庄剛志監督(53)が、前半戦単独首位ターンが決まった翌日の21日、後半戦開幕の26日ロッテ戦で柴田を先発でデビューさせることを明言。投打両方で調整を続ける若き才能が、北の大地で、まず投手としてベールを脱ぐ。
◆プロ初登板初先発となった日本ハムのドラフト1位、柴田獅子(れお)投手(19)が全て150キロ超えのオール直球勝負で初回を3者凡退に打ち取った。注目の第1球は151キロ直球で、1番藤原を左飛。2番寺地の初球では153キロをマークし、3球目の152キロ直球で詰まらせて遊ゴロ。3番安田も152キロ直球で押し込んで遊ゴロだった。全8球が150キロを超える見事な投球に、新庄剛志監督(53)も柴田がベンチへ引き揚げてくるとベンチ前に出て異例の出迎え。投球を見たファンはX(旧ツイッター)で「柴田獅子エグすぎる」「柴田獅子とかいう俺たちの希望」「柴田獅子君マジですごいな、ストレートに惚れ惚れするわ」と驚きの声が続出した。
◆プロ初登板初先発した日本ハムのドラフト1位、柴田獅子(れお)投手(19)が2回にプロ初三振を奪った。4番山本に対してフルカウントから152キロ直球で空振り三振。これがプロ初奪三振となった。続く5番西川との24年ドラ1対決では、カウント1-2から138キロのスライダーで2者連続の空振り三振。6番上田には140キロのフォークから入り、最後は152キロ直球で左飛に打ち取った。2回まで直球は全て151キロ以上。持ち球のスライダーとフォークも2回から解禁して無安打無失点を続ける快投に、X(旧ツイッター)では「ストレートもいいけど横ずれスライダーが圧巻」「スライダーの曲がりえぐい...」「松坂大輔みたいな高速スライダー投げてて絶頂」「柴田獅子バケモンです」など称賛の声が相次いだ。1回は全8球オール直球勝負で3者凡退。見事な立ち上がりに新庄剛志監督(53)も柴田がベンチへ引き揚げてくるとベンチ前に出て異例の出迎えを行った。
◆日本ハム水谷瞬外野手(24)が自身初の2ケタ10号を放った。4回先頭でソロ本塁打を左翼席へ運んだ。「今日は(実家のある愛知から)両親と愛犬が来ているので、いいところを見せたかった。ホームランを届けられてよかったです。現場からは以上です」とコメントした。プロデビューした昨季は公式には自己最多の9本塁打。6月2日中日戦(エスコンフィールド)の3回に、左中間への大飛球がフェンス最上部の本塁打を判定する青ラインより上に当たり跳ね返ってきたが、審判の判定は二塁打になった。グラウンドルールでは、青ラインより上に当たった場合は「跳ね返ってきても本塁打とする」と明記されており、プロ1号弾となる打球だったが、ベンチからのリクエスト要求もなく、幻になった経緯があった。その1本を加えれば昨季も"10本塁打"だったが、公式には今季が初の10号ということになる。
◆プロ初登板初先発した日本ハムのドラフト1位、柴田獅子(れお)投手(19)が3回パーフェクトデビューを飾った。1回は全8球オール直球勝負で3者凡退。2回は4番山本に対してフルカウントから152キロ直球で空振り三振。これがプロ初奪三振となった。続く5番西川との24年ドラ1対決では、カウント1-2から138キロのスライダーで2者連続の空振り三振を奪った。3回も7番高部からもスライダーで空振り三振を奪うなど3回まで完全投球を披露して、新庄剛志監督(53)も拍手でたたえた。打線も3回までに4得点とプロ初勝利の権利も見え始めていたが、打者一巡を完璧に抑えたところで球数は39球に達した。2軍でも2回37球が最長最多だった柴田は、試合前から40球めどで臨んだデビュー戦。新庄監督は予定通りに4回が始まる前に投手交代を球審に伝えた。3回無安打無失点、3奪三振。柴田は「想像通り楽しいマウンドでした。あんなに沢山の拍手をしてもらったことはなかったので、やっぱり1軍はいいなと思いました。プロを相手に通用するかは未知数だったので、初心に戻って初回は真っすぐで勝負しました。ファウルと空振りの反応がよかったので、そこは手応えを感じたところです。本音を言うと、まだまだ投げたかったですが、3イニングを投げられてよかったです」とコメントした。すばらしい投球内容に、加藤投手コーチも「何も言うことはない。ストレートは良いですし、マウンド度胸もある。簡単に変化球でストライクも取れる。高卒1年目とは思えない、すごいセンスだと思います。これからが楽しみです」とコメントした。ちなみに2軍では打者として指名打者で出場を重ねており、前半戦は2本塁打を放っている。投打で底知れぬポテンシャルを持つ高卒ドラ1ルーキーが、まずは投手として衝撃的なデビューを果たした。柴田獅子(しばた・れお)2006年(平18)4月18日、福岡県生まれ。福岡大大濠3年夏は福岡大会で投手兼一塁手でプレーし、投げて2勝、打撃は打率5割2分6厘、1本塁打、6打点。決勝で西日本短大付に2-5で敗れ甲子園出場なし。高校通算19本塁打。昨年ドラフトでは宗山(明大)を外した日本ハムとソフトバンクが外れ1位で競合し、日本ハム入団。イースタン・リーグでは投手で8試合(防御率2・31)、打撃は96打数15安打(打率1割5分6厘)、2本塁打。今季推定年俸880万円。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。名前の由来は祖父がライオンズファンだったため。
◆動画は下記Xロゴをクリックすると見られます恐るべき19歳が現る高卒ドラ1右腕・柴田獅子(れお)1軍デビュー登板は3回パーフェクト投球!<投球内容>回:3球:39安:0振:3四:0死:0失:0?プロ野球 (2025/7/26)??日本ハム×ロッテ??Live on DAZN#オレをみろ #lovefighters pic.twitter.com/0U4tL6NrEM
◆ロッテのマスコット、マーくんが思わぬものまねパフォーマンスで球場を大いに盛り上げた。3回終了後に始まった恒例の「きつねダンス」の時間、マーくんはなんとサングラスに「スクイズ」とかかれたアイテムを身につけて登場。ビジョンに映し出された瞬間、スタンドからは大きな歓声と笑いが巻き起こった。このサングラスは23日に行われたオールスター第1戦で話題となった日本ハム・新庄剛志監督(53)のアイテムを再現したもの。新庄監督が試合中に着用したのは約160万円の特注「電光掲示サングラス」で、そこには「BOSSのサインはスクイズ スクイズ スクイズ スクイズ」と流れるように表示されていた。マーくんのこのサプライズには新庄監督自身も思わず笑顔を見せた。X(旧Twitter)でも「マーくんが新庄監督のネタをパクってる」「マーくんネタの仕込みが早い」と大きな反響があった。
◆ロッテ先発のオースティン・ボス投手(33)は4回6安打5失点でマウンドを降りた。立ち上がりからリズムを作れず、2回には四球と2本の安打で無死満塁のピンチを招くと、万波中正外野手(25)に押し出し四球を与えて先制を許す。直後の石井一成内野手(31)に右越え2点適時二塁打を浴び、追加点を奪われた。3回にも連打を浴びて失点し、4回には水谷瞬外野手(24)にソロを被弾。序盤から苦しい投球となり立て直せなかった。4月25日を最後に白星から遠ざかっており、「前半戦の序盤に良いピッチングができていた時の感覚を取り戻せるように」と意気込んだマウンドだったが、結果を残せなかった。
◆ロッテは序盤の失点が響き、今季19度目の0封負けを喫した。先発のオースティン・ボス投手(33)は立ち上がりから制球に苦しみ、2回に四球と2本の安打で無死満塁のピンチを招くと、押し出し四球で先制点を献上。さらに石井一成内野手(31)に右越え2点適時二塁打を浴び、追加点を許した。3回にも連打で失点し、4回には水谷瞬外野手(24)にソロ本塁打を被弾。序盤から流れをつかめず、4回6安打5失点で降板した。打線も振るわず、日本ハム先発のルーキー柴田獅子投手(19)を前に3回まで1人の走者も出せない完全投球を許す。4回から継投に入った日本ハムに対し、5回に西川史礁外野手(22)が内野安打を放ちノーヒットノーランは免れたが、最後まで得点を挙げることはできなかった。>
◆日本ハムが後半戦初戦を飾り、4連勝、3カード連続白星発進で戦績を55勝33敗2分けとし、貯金を新庄体制最多更新となる「22」に増やした。2回無死満塁で万波中正外野手(25)が押し出しの四球を選び先制。さらに石井一成内野手(31)が右越え2点適時二塁打を放ち、リードを広げた。3回無死二塁、フランミル・レイエス外野手(30)の右前適時打で4点目をたたき出すと、4回先頭で水谷瞬外野手(24)が自身初となる2ケタ10号弾を放ち、5点目を加えた。投げてはドラフト1位、柴田獅子投手(19)が初登板初先発し、3回無安打無失点、無四球3三振の圧巻デビュー。4回から登板して好投したドリュー・バーヘイゲン投手(34)が、今季2勝目を挙げた。
◆度肝抜くパーフェクトデビューだ。日本ハムのドラフト1位、柴田獅子投手(19)がプロ初登板初先発し、3回無安打無失点、無四球3三振の完全投球を披露した。今季の高卒新人投手では12球団一番乗りデビュー。16年ぶりの首位ターンに成功した新庄剛志監督(53)から、大事な後半戦開幕戦での先発を託され、重圧のかかるマウンドで、しっかり期待に応えてみせた。高卒新人とは思えない堂々とした投球を披露した。柴田は初回は2番寺地にこの日最速の153キロをマークするなど、ストレート8球で3者凡退。2回は4番山本を152キロの高めのストレートで空振り三振。続く西川とのドラ1対決はカウント1-2と追い込み、外角低めへの鋭いスライダーで連続の空振り三振だ。2回は14球、3回も先頭の高部を縦に鋭く曲がるスライダーで三振に切って取るなど、17球で仕留めた。2軍戦含めても自己最長の3イニング、最多39球を投じ、今季ホーム最多3万5024人の大観衆に「柴田獅子」をアピール。「緊張感はなく、本当に楽しんで投げられました。普段通りというか普段以上に投げられた」。圧巻デビューに家族や親族約10人と観戦した父禎(ただし)さん(53)は「マイペースで昔から見ている方がハラハラする。緊張しているのを見たことがない。どうしてか分からない」と、相変わらずの強心臓ぶりを驚いた。首脳陣は球数40球、2イニング程度に限定していたが、3回で39球におさめた。「きっちり決められているので、そのための準備をしました。1回多く投げられて良かった」と柴田。新庄監督は「計算しながら投げていた。僕は2回じゃないです、3回は投げさせてもらいますよと。そういうピッチャーって、経験積んでいけば完投能力が出てくる。また出てきやがった」。チーム19完投と12球団トップを誇る先発王国に新たな候補が生まれ、うれしい悲鳴だ。約1年前の昨年7月24日、夏の甲子園をかけた福岡大会決勝で新庄監督の母校西日本短大付に敗れた。「4番投手」で先発出場し、投手としては3回1死二塁で無念の途中降板。それでも試合後、涙はなかった。「できることはすべてやってきた。悔いはない」。プロで心身ともに磨き上げ、最速は5キロアップの154キロに。1年後の姿に「イメージ通り。次は160キロ近く投げたい」と断言した。次回登板に向け1度登録抹消し、2軍で球数を増やし、先発で5回以上投げるための準備にシフトする。「抹消されずに、すぐまた1軍で投げたい。体力つけてペース配分も考えて5回を投げて勝ちをつけられる投手になりたい」。自らにムチを入れ、初勝利の日をたぐり寄せる。【永野高輔】柴田獅子(しばた・れお)2006年(平18)4月18日、福岡県生まれ。福岡大大濠3年夏は福岡大会で投手兼一塁手でプレーし、投げて2勝、打撃は打率5割2分6厘、1本塁打、6打点。決勝で西日本短大付に2-5で敗れ甲子園出場なし。高校通算19本塁打。昨年ドラフトでは宗山(明大)を外した日本ハムとソフトバンクが外れ1位で競合し、日本ハム入団。イースタン・リーグでは投手で8試合(防御率2・31)、打撃は96打数15安打(打率1割5分6厘)、2本塁打。今季推定年俸880万円。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。名前の由来は祖父がライオンズファンだったため。日本ハム田宮(柴田とバッテリーを組んで好リード)「僕が高卒1年目の時に組んだ(同期入団の吉田)輝星よりも球の出力はあるんじゃないですか。(相手打者は)真っすぐを狙っても差し込まれている感じはあった。打たれたら僕の責任だなって感じていた」
◆ロッテは序盤の失点が響き、今季19度目の0封負け。先発のオースティン・ボス投手(33)は立ち上がりから制球に苦しみ、2回無死満塁のピンチを招くと、押し出し四球で先制点を献上。さらに石井一成内野手(31)に右越え2点適時二塁打を浴び、追加点を許した。序盤から流れをつかめず、4回6安打5失点で降板した。吉井理人監督(60)は「逃げ腰だったのが残念。せっかく後半戦みんなで行くぞっていう試合だったんですけども、逃げてるのが分かるようなピッチングだった。次はしっかり攻めてほしい」と厳しく評価した。打線も振るわず、日本ハム先発のルーキー柴田獅子投手(19)を前に3回まで1人の走者も出せず。4回から継投に入った日本ハムに対し、5回に西川史礁外野手(22)が内野安打を放ちノーヒットノーランは免れたが、最後までホームは遠かった。吉井監督は「今日のボスのピッチングは若い子たちが見てなえてしまう。それに尽きる」と先発の責任に言及した。栗原健太打撃コーチ(43)は「初めて対戦する選手は探ってしまったのかなと思う。あと、オールスターで間が空いて試合の入り方もあると思う」と話した。
◆ロッテは序盤の失点が響き、今季19度目の0封負けを喫した。先発のオースティン・ボス投手(33)は立ち上がりから制球に苦しみ、2回に四球と2本の安打で無死満塁のピンチを招くと、押し出し四球で先制点を献上。さらに石井一成内野手(31)に右越え2点適時二塁打を浴び、追加点を許した。3回にも連打で失点し、4回には水谷瞬外野手(24)にソロ本塁打を被弾。序盤から流れをつかめず、4回6安打5失点で降板した。吉井理人監督(60)はボスの投球について「逃げ腰だったのが残念。せっかく後半戦みんなで行くぞっていう試合だったんですけども、逃げてるのが分かるようなピッチングだった。次はしっかり攻めてほしい」と厳しく評価した。打線も振るわず、日本ハム先発のルーキー柴田獅子投手(19)を前に3回まで1人の走者も出せない完全投球を許す。4回から継投に入った日本ハムに対し、5回に西川史礁外野手(22)が内野安打を放ちノーヒットノーランは免れたが、最後まで得点を挙げることはできなかった。吉井監督は「今日のボスのピッチングは若い子たちが見てなえてしまう。今日はそれに尽きる」と先発の責任に言及した。栗原健太打撃コーチ(43)は「初めて対戦する選手は探ってしまったのかなと思う。あと、オールスターで間が空いて試合の入り方もあると思う」と話した。
◆20歳の誕生日を迎えたロッテ早坂響投手(20)がバースデー登板で1回無失点の好投を見せた。6回に3番手としてマウンドに上がり、先頭の日本ハム石井一成内野手(31)に右前打を許すも、後続を遊-二-一の併殺に仕留め、最後は遊ゴロで締めた。初のエスコンフィールドでの登板となったが「アウェー感がすごかったんですけど、投げてる時はそんなに気にならなかった。バッターとちゃんと勝負できたかなと思います」と落ち着いた様子で振り返った。この日は全8球中7球がストレートと自信の球で真っ向勝負。「コーチにも『持ち味出して投げてこい』って言われていたし、真っすぐが一番の自分の持ち味なので」と力強く語った。20歳の節目に「去年よりも、また成長して毎年更新していけるようにいい年にしたい」と意気込みを見せた。
◆ロッテは序盤の失点が響き、今季19度目の0封負けを喫した。先発のオースティン・ボス投手(33)は立ち上がりから制球に苦しみ、2回に四球と2本の安打で無死満塁のピンチを招くと、押し出し四球で先制点を献上。さらに石井一成内野手(31)に右越え2点適時二塁打を浴び、追加点を許した。3回にも連打で失点し、4回には水谷瞬外野手(24)にソロ本塁打を被弾。序盤から流れをつかめず、4回6安打5失点で降板した。打線も振るわず、日本ハム先発のルーキー柴田獅子投手(19)を前に3回まで1人の走者も出せない完全投球を許す。4回から継投に入った日本ハムに対し、5回に西川史礁外野手(22)が内野安打を放ちノーヒットノーランは免れたが、最後まで得点を挙げることはできなかった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、デビュー戦で3回完全投球と好投したドラフト1位右腕、柴田獅子投手(19)の打撃デビューも、今季中に画策していることを明かした。今回は投げ抹消となるが投打の才能を秘めた逸材。「今年中に打たせたいね。でも今の状態ではまだ(1軍で)打てないです。ファームのバッティングスタイルを見てたら、差し込まれてボール球に手を出して三振のイメージしか湧いてこないですね。これ、わざと言ってるんですけどね。本人に伝わるように(笑い)『ボール球、振ってませんよ』みたいな姿勢を見てみたいですね。今後の向こう(ファーム)のね、打席で」と、明確な条件を提示した。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、次戦の打順を軽くぶっちゃけた。この日、五十幡亮汰外野手(26)を3年ぶりに3番で起用。3回先頭で右前打で出塁し二盗に成功し、4番レイエスの左前適時打で、あっさり生還した。中軸起用は「相手のボスにタイミングがあってたんで。何かしてくれるかなというのを」と説明。その上で「五十幡君3割2分で3番とか打ってたら、相手は嫌でしょうね。なんでもできる3番バッター。面白いかなって思ったんですけど、あしたは変えます(笑い)。(今日は)ボスくんだったので」と、"ボス理由"でのボス判断だった。ついでに「今日の打順も悪くはないな。明日(ロッテ先発は)田中くんですよね。まあまあ、今日の打順でいいかなとは思いますけどね。あ、五十幡君のところとキャッチャーは伏見君で」と、2人入れ替えることまで、ぶっちゃけていた。
◆日本ハム水谷瞬外野手(24)が自身初のシーズン2桁本塁打をマークした。ロッテ戦の4回、左翼席へ10号ソロを放って節目に到達。昨季は幻のプロ1号もあって9本止まりだったが、今季は15・1打席に1本というハイペースで目標を達成。チームも前半戦最終戦に続いて後半戦初戦も0封勝利で今季5度目の4連勝。貯金は今季最多の「22」となった。水谷は1球ずつ、いろんなことを考えながら打席に立っていた。4回先頭。「前の打席、チャンスで1本出せなかったし(三振)、際どいところもストライクとなっていた。(球審が)そこまで取ることも含めてアプローチしていこうという考えでした」。初球、2球目は見逃して追い込まれたが、ファウル5球など、とにかく粘った。1球ごとに狙いを変え、迎えたカウント2-2からの10球目を捉えた。左翼席への10号ソロ。昨季はデーゲームのエスコンフィールドに差し込む日光の関係で本塁打の打球が見えづらく、二塁打判定された"幻のプロ初アーチ"もあって1本届かなかった目標の大台に到達。ベンチ前では、両手でヘルメットを高く掲げる恒例のパフォーマンスで叫んだ。「パイナポー!」。本当は1週間前に決めたかった。「前半戦最後のカードの楽天戦の1試合目の1打席目。あれは絶対ホームランなんすけど、風で戻ってきた。前半戦で10本打てなかったっていうのは、ちょっと悔しかった」。19日楽天戦、中堅方向へ手応え抜群の打球を放ったが、左翼から右翼方向への強風に負けて中飛に終わっていた。だから「今日の1打席目で打てたら最高だなと思ってたんですけど、また届かず」と左中間最深部への左飛。「練習不足だな」と感じたが、毎打席を大事に立ち続けて「しっかりやることをやった結果、本塁打が出ている」。今季出場40試合目、151打席で10本塁打。15・1打席に1本というペースは、リーグトップのレイエス(17打席に1本ペース)よりも早い。左脇腹痛で出遅れたシーズンだが、確かな成長を結果につなげている。後半戦の大目標はチームの優勝。そして、個人は「今年の目標は『20-20』。盗塁はなかなか走れてないですけど(2盗塁)、ホームランはいいペース。後半戦あと10本、そこに向かってやっていきたい」。【木下大輔】○...水谷が、実家のある愛知から観戦に訪れた両親と2匹の愛犬の前で節目の2桁本塁打を打てたことを喜んだ。「なかなか見に来る機会も少ない中で打ててうれしい」。実は犬アレルギーだが、チワワのマルとチロ(ともに4歳)は「かわいい」と溺愛。両親は28日に北海道のブリーダーから新たに2匹を譲り受ける予定。「実家に帰る楽しみが増えます」と新たな"家族"も後半戦の活躍のパワーとなりそうだ。
◆第2先発として4回から登板した日本ハム・ドリュー・バーヘイゲン投手(34)が2勝目を挙げた。「アリガトウゴザイマス。ホッカイドウ、ヒサシブリ」と、2軍調整を経て約3カ月ぶりの本拠地マウンドで6回3安打無失点、7奪三振と快投。「最高ですね。この球場が大好きですし、北海道が大好きなので、ここに戻ってこれたことが、すごくうれしいです」。ヒーローインタビューで笑顔がはじけた。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、ドラフト1位の柴田獅子投手(19)からドリュー・バーヘイゲン投手(34)へのリレーを自画自賛しつつ、今後の起用方法などにも言及した。
◆日本ハム・伊藤大海投手が中7日で27日のロッテ戦に先発する。今季はハーラートップの10勝(5敗)をマーク。25日にブルペンで投球練習を行い「久しぶりに思ったように投げられ。いいブルペンでした」と充実の表情を浮かべた。北海道出身の5年目右腕は「安打を浴びても連打はないように、しっかり一人ずつ斬っていくというところをできたら」と意気込んだ。
◆新人右腕をリードで引っ張った。日本ハムのドラフト1位・柴田獅子(れお)投手(19)=福岡大大濠高=が26日のロッテ戦(エスコン)で先発としてプロ初登板に臨み、3回をパーフェクト投球。バッテリーを組んだ田宮裕涼捕手(25)は試合前、プロ野球界の先輩として自覚をにじませていた。「高卒1年目で1軍デビューはなかなかないと思う。僕(のリード)に懸かっているんじゃないですかね」前日25日に行われたエスコンでの全体練習で〝予行演習〟を行った。右翼本塁打エリアの開放型ブルペンに入り、柴田の投球を受けて調整。直球、スライダー、フォークボールなど計11球を捕球した。ブルペン投球練習後には最速154キロ右腕と入念に話し込む場面もあり「ファームで受けたときも良かった。1年目とは思えない球を投げている。(柴田の良さを)うまく引き出せるようにできたらと思います」と視線を上げた。打撃陣も柴田への援護を念頭に置いており、八木打撃コーチが「援護点を早めに取ってやりたい」と願っていた通り、二回に3点を先行。ひと足先に1軍の舞台で経験を積んだ〝先輩〟たちがルーキー右腕を強力サポートした。(加藤次郎)
◆鮮烈なデビューを飾った。投打二刀流で活躍が期待される日本ハムのドラフト1位・柴田獅子(れお)投手(19)=福岡大大濠高=が、先発としてプロ初登板。3回を投げて走者を一人も出さない完全投球を披露し、笑みを浮かべながらダッグアウトに引き揚げた。「想像通り楽しいマウンドでした。あんなに沢山の拍手をもらったことはなかったので、やっぱり1軍はいいなと思いました」完成度の高い投球を本拠地のファンに見せつけた。プロ第一球となる151キロの直球で1番藤原を左飛に打ち取るスタート。この日の最速は153キロで、一回に投じた8球は全て直球だった。二回は先頭の4番山本から152キロの直球でプロ初奪三振をマーク。続くD1位・西川(青学大)は138キロのスライダーで空振り三振に仕留めるなど、計3三振を奪い「通用するかは未知数だったので、初心に戻って一回は真っすぐで勝負しました。ファウルと空振りの反応がよかったので、そこは手応えを感じたところです」とうなずいた。40球をめどにしており、39球で2番手にマウンドを譲ったが「本音を言うとまだまだ投げたかったですが、3イニングを投げられてよかったです」と柴田。無限の可能性を秘める最速154キロ右腕が、北の大地で大きな一歩を踏み出した。(加藤次郎)
◆日本ハムが快勝で4連勝。プロ初登板のルーキー柴田が3回を完璧に抑えた。打線は二回に石井の適時二塁打などで3点を先制。三回はレイエスの適時打、四回は水谷のソロで加点した。ロッテは連勝が3で止まった。
◆ロッテは完敗だった。日本ハムのドラフト1位ルーキー柴田の直球に力負けして3回を完璧に抑えられ、四回以降もバーヘイゲンを打ちあぐねて散発3安打。二塁を踏むことすらできなかった。吉井監督は、四球から崩れた先発ボスの弱気な投球を「逃げているのがわかるピッチングだった」と厳しく指摘。前半戦を3連勝で締めくくって上昇気流に乗るかと思われたが、後半戦の初戦で首位チームに実力差を見せつけられた。(共同)
◆日本ハムが快勝で4連勝。プロ初登板のルーキー柴田が3回を完璧に抑えた。打線は二回に石井の適時二塁打などで3点を先制。三回はレイエスの適時打、四回は水谷のソロで加点した。ロッテは連勝が3で止まった。日本ハムのデータは以下のとおり。日本ハムの高卒新人・柴田が1軍デビュー戦に先発し、3回を無安打無失点に抑えた。新人投手がプロ初登板で3回以上を投げ、無安打無失点で終えたのは、1992年4月8日のロッテ・河本育之(救援、勝敗つかず、3回、対ダイエー)以来33年ぶり。日本ハムでは84年5月9日の津野浩(救援、勝利、4回?、対阪急)以来41年ぶり。■柴田 獅子(しばた・れお) 2006(平成18)年4月18日生まれ、19歳。福岡県出身。小学2年から野球を始め、庄内中時代は飯塚レパーズに所属。福岡大大濠高に進み、3年夏の福岡大会決勝では西日本短大付高に2-5で敗れ、甲子園出場なし。25年にドラフト1位で日本ハム入団。今季イースタン・リーグ8試合に登板し、防御率2・31。打者として2本塁打をマーク。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。独身。年俸880万円。背番号31。
◆鮮烈なデビューを飾った。最速154キロを誇る投打二刀流右腕、日本ハムのドラフト1位・柴田獅子(れお)投手(19)=福岡大大濠高=が先発としてプロ初登板。3回39球を投げて走者を一人も出さない完全投球を披露した。「想像通り楽しいマウンドでした。やっぱり1軍はいいなと思いました。まだまだ投げたかったが、3イニングを投げられて良かった」プロ第一球は151キロの直球で1番藤原を左飛に打ち取った。この日の最速は153キロで一回は全て直球。二回先頭の4番山本から直球でプロ初奪三振をマークするなど、計3三振を奪い「(打者の)反応がよかったので手応えを感じた」とうなずいた。187センチの長身右腕は強心臓ぶりを発揮した。この日は今季最多の観衆3万5024人が詰めかけた。ただ当の本人は「(緊張は)全く。普段通り」とケロリ。新庄野球の神髄「愉しむ」を体現し「ワクワクしながらマウンドで投げられた。違う言葉で言うと気持ちいい」と声を弾ませた。チームは4連勝で貯金は今季最多の22となった。後半戦の初戦に抜擢(ばってき)した新庄監督は「また(良い投手が)出てきやがったね。このタイミングで柴田君。僕を褒めてほしい」と自画自賛し、今後について「まずは2軍で5回を投げてもらう。徐々に球数制限をなくしていく」とした。初めてお立ち台に上がった柴田は「次、ヒーローインタビューを受けるときは5回を投げて勝利投手になれるように」と力強く語った。(加藤次郎)柴田の父・禎さん(53)は現地で息子のプロ初登板を見届け「感動しました」と感慨に浸った。家族や親戚ら約10人で地元、福岡から北海道入り。息子の成長した姿に「(緊張を)逆に楽しんでいた。親の方がハラハラした」。その上で「ここで終わらず、次にどんどん行ってほしい」とエールを送った。■柴田 獅子(しばた・れお) 2006(平成18)年4月18日生まれ、19歳。福岡県出身。小学2年から野球を始め、庄内中時代は飯塚レパーズに所属。福岡大大濠高に進み、3年夏の福岡大会決勝では西日本短大付高に2-5で敗れ、甲子園出場なし。25年にドラフト1位で日本ハム入団。今季イースタン・リーグ8試合に登板し、防御率2・31。打者として2本塁打をマーク。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。独身。年俸880万円。背番号31。
◆「1番・左翼」で先発出場した日本ハム・水谷瞬外野手が4―0の四回、10号ソロを放った。カウント2―2から相手先発右腕、ボスの148キロの直球を一閃。左翼席へ豪快に運んだ。プロ7年目で初のシーズン2桁本塁打をマークし「今日は両親と愛犬が来ているので、いいところを見せたかった。本塁打を届けられてよかったです」と喜んだ。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
55 | 33 | 2 | 0.625 (↑0.004) | - (-) |
53 | 337 (+5) | 231 (-) | 86 (+1) | 43 (+1) |
0.245 (-) | 2.230 (↑0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
52 | 34 | 4 | 0.605 (↑0.005) | 2 (-) |
53 | 336 (+11) | 246 (+3) | 56 (+2) | 70 (+2) |
0.247 (↑0.001) | 2.450 (↓0.01) |
3 (-) |
ORIX |
46 | 39 | 3 | 0.541 (↓0.007) | 7.5 (↓1) |
55 | 314 (+3) | 325 (+11) | 58 (+1) | 37 (-) |
0.258 (↓0.001) | 3.430 (↓0.07) |
4 (-) |
西武 |
42 | 46 | 1 | 0.477 (↓0.006) | 13 (↓1) |
54 | 226 (+2) | 250 (+3) | 37 (+1) | 57 (+1) |
0.228 (↓0.001) | 2.640 (↓0.01) |
5 (-) |
楽天 |
40 | 46 | 2 | 0.465 (↑0.006) | 14 (-) |
55 | 248 (+3) | 294 (+2) | 34 (+1) | 84 (+3) |
0.243 (↑0.001) | 3.130 (↑0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
34 | 51 | 2 | 0.400 (↓0.005) | 19.5 (↓1) |
56 | 252 (-) | 330 (+5) | 43 (-) | 36 (-) |
0.230 (↓0.001) | 3.590 (↓0.02) |
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