1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | 5 | 10 | 0 | 1 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:石川 達也(4勝3敗0S) 敗戦投手:森下 暢仁(5勝11敗0S) 本塁打 |

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◆巨人は1点を先制された直後の5回表、2死三塁から岸田が適時打を放ち、同点とする。そのまま迎えた7回には、リチャードと代打・坂本の適時二塁打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・石川が今季4勝目。敗れた広島は、打線が精彩を欠いた。
◆勝負の後半戦がスタートする。巨人阿部慎之助監督(46)は26日からのリーグ戦再開に向けて「やるしかない。それだけだな」と短い言葉に力を込めた。打線に厚みをもたらすべく、手を打った。26日からトレイ・キャベッジ外野手(28)、大城卓三捕手(32)が1軍に合流予定。体調不良で戦列を離れていたキャベッジは、この日先発予定の広島森下に対して通算3打数2安打と好相性を誇る。4日の広島戦(東京ドーム)では8回に代打で登場し、右翼席への決勝ソロを放った。2軍調整期間は川崎市・ジャイアンツ球場で調整。「長打を打つのが自分の目標でもありますし、常に全力を尽くしてチームの勝利に貢献したいと思っています」と鼻息を荒くする。大城卓にも勝負どころでの一打に期待がかかる。今季は33試合に出場して、打率1割4分1厘、3本塁打、7打点。ここまでは思い通りの結果を残せていないが「阪神に食らいついていけるように。その力になれるように頑張ります」巻き返しを誓った。首位を独走する阪神とは10ゲーム差。初戦の先発は、今季初勝利を狙う横川凱投手(24)に託した。ミラクルを起こすには、勝ち続けるしかない。
◆巨人横川凱投手(24)は"今"に全力を尽くす。後半戦初戦の先発を託され「チームにいい流れを持っていくのも初戦の役目だと思うので、そこら辺もしっかりいい流れが作れるようなピッチングをしたい」と意気込んだ。先のことは考えず、目先のことに集中する。7月3日阪神戦(甲子園)以来、今季2度目の先発マウンド。「目の前のバッター1人1人をしっかり攻める。長いイニングとか先発としての役割を果たしたいですけど、それよりも(打者)1人1人を抑えることだけ考えてやりたい」と見据えた。自分の立ち位置も冷静に分析する。「僕の立場上、休んでる場合じゃない。シーズン中ですし、オフシーズンになればいくらでも休める」とオールスターブレークも休むことなく練習。登板前日の25日も川崎市・ジャイアンツ球場で最終調整し「自分の未来のことは別にそこまで。明日に向けてしっかり調整するだけなので、明日のことだけ集中してやりたいなと思います」と話した。
◆勝負の後半戦が始まる。巨人のスタメンが発表され、トレイ・キャベッジ外野手(28)が1軍昇格即「4番左翼」で出場する。体調不良で12日に登録を抹消。2軍での調整期間は川崎市・ジャイアンツ球場などで体を動かし「長打を打つのが自分の目標でもありますし、常に全力を尽くしてチームの勝利に貢献したい」と話していた。先発マウンドには、今季初勝利を目指す横川凱投手(24)が上がる。今季はここまで15試合に登板して0勝0敗、防御率2・35。登板前日の25日には川崎市・ジャイアンツ球場で最終調整し「目の前のバッター1人1人しっかり攻めて。長いイニング(を投げる)とか先発としての役割を果たしたいですけど、それよりも1人1人抑えることだけを考えてやりたい」と意気込んでいた。
◆巨人リチャード内野手(26)がまたしても大仕事をやってのけた。同点の7回1死一塁。広島2番手中崎の真ん中145キロ直球を捉えた打球は、右翼フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打となり「追い込まれていたので食らいついて前に飛ばせば何かあると思っていました。走者を進める気持ちがいい結果につながってよかったです」とコメントした。リチャードは、オールスター前最後の試合だった21日阪神戦(東京ドーム)でも7回に値千金の同点3ランを放った。前日25日には川崎市・ジャイアンツ球場での全体練習に参加し「僕がホームランを打つとそこから展開が変わったり、流れが変わったりとか今までもあったので。そういう存在でありたいなと思う」と話していた。>
◆巨人坂本勇人内野手(36)が代打起用に応えた。1点リードの7回2死二塁。広島中崎から左中間を破る適時二塁打を放ち「一振りで仕留めることができました。代打でああいうところで結果が出たっていうのが良かったです」と振り返った。阿部監督も「やっぱり大きいですよね」と称賛した一打は、NPB通算468本目の二塁打。最多記録を持つ立浪和義氏の487本まで、あと19本に迫った。
◆広島が後半戦初戦を逆転負けし、前半戦からの連敗が4に伸びた。借金は今季最多8にまで膨らんだ。先制したのは広島だった。両軍無得点の4回。2死走者なしから4番ファビアンが、巨人横川の初球カットボールを振り抜いて左翼席に運んだ。6月29日中日戦以来の1発が先制弾となった。だが、直後の5回。4回まで無安打無失点投球の先発森下が、泉口に初被安打となる二塁打を浴びると、2死二塁から岸田に詰まりながらも左翼前に運ばれて同点に追い付かれた。森下は7回1死から泉口に中前打を浴びた直後、右手を気にしながらベンチに引き上げ、そのまま降板となった。代わった中崎がリチャードに右翼線へ勝ち越し二塁打を浴びると、さらに代打坂本にも適時二塁打を浴びた。この回3人目の投手となったハーンも流れを止められず、連打でさらに1点を失った。先制した攻撃陣は同点に追い付かれた5回以降、巨人の中継ぎ陣に無得点に抑えられた。
◆巨人が逆転勝ちで、後半戦初戦を白星で飾った。同点の7回に一挙3得点で試合を決めた。またしても"ロマン砲"が大仕事をやってのけた。7回1死一塁。広島2番手中崎の真ん中145キロ直球を捉えた打球は、右翼フェンス直撃の適時二塁打となった。勝ち越しの一打に「追い込まれていたので食らいついて前に飛ばせば何かあると思っていました。走者を進める気持ちがいい結果につながって良かったです」と喜んだ。阿部慎之助監督(46)は「今日の打席見ていたらすごく内容もよかったし、打ってくれて自信になったんじゃないですか」とスタメン起用に応えた仕事を称賛。「練習の仕方だったり、本人も変えて、それがうまくいっていると思うので、継続してやってほしいなと思います」と期待を込めた。リチャードの一打で流れに乗った打線は、なおもチャンスで代打・坂本勇人内野手(36)、佐々木俊輔外野手(25)の適時打で加点した。投手陣は早めの継投でつないだ。先発の横川凱投手(24)は4回3安打1失点。今季初勝利とはならなかったが、粘りの投球を見せた。5回からはリリーフ陣が踏ん張り、チームを勝利に導いた。試合前、指揮官はミーティングで「タイガースが独走しているけど、何とかひと泡ふかすために1戦1戦頑張っていこう」と伝えた。チームは試合前時点で今季マツダスタジアムで6戦全敗だった。7試合目にして白星を飾り、"鬼門"で待望の初勝利にもなった。巨人丸(9回にダメ押し点となる今季2号ソロ)「感触はすごい良かったです。久しぶりの当たりでしたけど、その中でも手応えありって感じです」
◆広島が逆転負けで前半戦からの連敗が4に伸びた。4回に広島が4番ファビアンの11号ソロで先制するも、直後の5回に追い付かれると打線は沈黙した。4回まで無安打無失点の先発森下は、5回に泉口に初被安打となる二塁打から失点。同点に追い付かれた。7回1死から泉口に中前打を浴びた直後に右手指にまめができたことで降板。緊急登板となった中崎がリチャードに右翼線へ勝ち越し二塁打を浴びるなど2失点。この回3人目となったハーンも流れを止められず、連打で失点した。
◆巨人横川凱投手(24)がアクシデントにも耐えながら、粘りの投球を見せた。7月3日阪神戦(甲子園)以来となる、今季2度目の先発マウンドは4回3安打1失点。4回に2死から広島ファビアンに左翼席への先制ソロを浴び「ツーアウトからの本塁打をしっかり反省して次につなげていきます」と悔やんだ。それでも、左手親指のマメがつぶれながらも4回まで投げきり、先発としての責任を果たした。試合後、患部の状態については「大丈夫です」と話した。杉内投手チーフコーチは横川について「良かったですね。あと1回、2回は投げてくれるかなと思ったんですけど。マメがつぶれたから仕方ないですね」とねぎらった。巨人大勢(8回に5番手で登板し無失点で30ホールド目)「野手の皆さんのおかげ。後半戦スタートで皆(救援陣)は気合入っていた」。
◆巨人が逆転勝ちで、後半戦初戦を白星で飾った。「夏男」を公言するリチャード内野手(26)が5月に移籍加入後初の決勝打で、今季6戦全敗だった"鬼門"マツダスタジアムで待望の初勝利。2位に浮上した。同点の7回が仕事の時間だった。前日25日「僕が本塁打を打つと展開が変わったり、流れが変わったり、今までもあった」とつぶやいていた。1-1の第3打席、広島中崎の145キロ真ん中を流し打ちすると「僕もびっくり」の、打球は右翼ポール際フェンス直撃。貴重な追加点となる適時二塁打に「必死さが試合に出た」と汗をぬぐった。2軍落ち後の6月末から死球を挟み11打席連続三振もあった。「1番きつかった」が、夏は待望の季節だった。「打ってるイメージがある。早く来い」と毎年願う。「暑いのは眠れないから嫌。寒いので布団にくるまって寝るのが好き」と生活面は冬派だが、野球は断然の夏派。球宴前最後の試合だった21日阪神戦でも値千金の同点3ランを放ったロマン砲。2戦連続の殊勲打に「まだ優勝に向けて誰も諦めてない」と熱くほえた。リーグの流れも変えていく。【阿部健吾】
◆巨人・赤星優志投手が27日の広島戦に先発する。すでに昨季までの5勝を上回るキャリアハイの6勝(7敗)をマークしているが、「前半戦最後の方、あまり良くなかった。そのリベンジをしたい」と、約1か月ぶりの勝利を誓う。試合開始の午後6時も気温30度を超える暑さの予報となっている中、「きょうからしっかり水分補給をして頑張りたい」と気を引き締めた。
◆後半戦の〝開幕投手〟を任された巨人・横川凱投手が7月3日阪神戦(甲子園)以来2度目となる先発登板で、4回3安打1失点だった。四回の投球中に左手を気にするしぐさを見せており、左手親指のマメがつぶれたとみられる。直後、五回の打席で代打を送られた。四回にファビアンへソロ本塁打を許したが、打たせて取る投球を披露した。
◆巨人・坂本勇人内野手(36)が1点リードの七回2死二塁で代打として起用され、広島・中崎から左中間を破る適時二塁打を放った。プロ19年目のベテランは4試合連続のベンチスタートとなったが、ここぞの場面で仕事を果たした。後半戦最初の打席でHランプを灯して、NPB歴代2位の通算二塁打数を「468」とし、同1位の立浪和義の「487」まで19本に迫った。
◆巨人・リチャード内野手(26)が「7番・三塁」で出場。1―1の七回1死一塁の第3打席に右越えの勝ち越し二塁打を放ち「追い込まれていたので、食らいついて前に飛ばせば何かあると思っていた。走者を進める気持ちが良い結果につながってよかった」と語った。代わったばかりの広島・中崎に対し、カウント1―2と追い込まれてからの4球目、145キロの直球を振り抜き、自慢のパワーで逆方向の右翼フェンスまで運んだ。前日25日の練習後、「夏から、夏以降終盤にかけて打っているイメージが自分の中では(ある)」と語った〝自称夏男〟が、猛暑の広島で力を発揮した。
◆巨人が逆転勝ちで2位浮上。0―1の五回に岸田の左前打で追い付き、七回にリチャードと代打坂本の適時二塁打、佐々木の内野安打で3点を奪った。広島は4連敗。森下は6回?を2失点で自己ワーストの11敗目を喫した。
◆巨人は球宴明け1戦目に逆転勝利。今季6戦全敗だった〝鬼門〟のマツダスタジアムで待望の初勝利を挙げた。阿部慎之助監督(46)は「久しぶりにいい試合だったなと思うし、いいスタートが切れたので、明日も必ず勝ちたい」と語った。決勝の二塁打を放ったリチャードについては「きょうの打席を見ていたら、すごく内容もよかったし、打ってくれて自信になったんじゃないですか。練習の仕方だったり、本人も変えて、それがうまくいっていると思うので、継続してやってほしい」と評価した。
◆長らく見られなかった、巨人の会心の勝利。球宴休みに何か善行でも積んだ? そう思ったくらいだ。うまいこと打線がつながったね。大きかったのは、リチャードの右翼二塁打。たとえ振り遅れだとしても、力があるから、フェンスまで持っていける。ドカンと先陣を切る打者がいて、あとの者を引っ張っていく。隅田川の花火大会並みに派手に打ち上げろ...とまではいわない。少々でもいい。やはり長打は効くものだし、右の強打者は必要ということだ。相変わらず4番はいないし、リチャードが連日、打つかというと微妙ながら、巨人はこの流れを続けたい。そのためには、流れを切らさない起用法も大事になる。浮上へ向けてかすかに、あくまで、かすかに、光明が見えただけに、27日の2戦目こそ、要注目だよ。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
54 | 35 | 2 | 0.607 (↑0.005) | - (-) |
52 | 308 (+2) | 200 (-) | 56 (+1) | 73 (-) |
0.246 (↓0.001) | 1.960 (↑0.03) |
2 (1↑) |
巨人 |
43 | 44 | 3 | 0.494 (↑0.006) | 10 (-) |
53 | 249 (+5) | 256 (+1) | 53 (+1) | 39 (+1) |
0.241 (↑0.001) | 2.570 (↑0.01) |
3 (1↓) |
DeNA |
41 | 43 | 5 | 0.488 (↓0.006) | 10.5 (↓1) |
54 | 265 (-) | 253 (+2) | 45 (-) | 41 (-) |
0.226 (↓0.001) | 2.690 (↑0.01) |
4 (-) |
中日 |
40 | 47 | 2 | 0.460 (↓0.005) | 13 (↓1) |
54 | 229 (+1) | 266 (+2) | 41 (-) | 58 (-) |
0.226 (-) | 2.820 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
38 | 46 | 5 | 0.452 (↓0.006) | 13.5 (↓1) |
54 | 266 (+1) | 280 (+5) | 43 (+1) | 47 (-) |
0.241 (↓0.001) | 2.890 (↓0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
29 | 50 | 5 | 0.367 (↑0.008) | 20 (-) |
59 | 233 (+2) | 332 (+1) | 39 (-) | 39 (-) |
0.228 (↑0.001) | 3.530 (↑0.03) |
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