ヤクルト(☆7対6★)広島 =リーグ戦13回戦(2025.07.21)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:矢崎 拓也(1勝0敗0S)
敗戦投手:ハーン(1勝2敗8S)

本塁打
【広島】林 晃汰(2号・5回表3ラン)
【ヤクルト】山田 哲人(5号・6回裏2ラン),赤羽 由紘(2号・9回裏3ラン)

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◆ヤクルトが劇的なサヨナラ勝利。ヤクルトは5点ビハインドの6回裏、山田の2ランで3点差に迫る。その後4-6となって迎えた9回には、赤羽の3ランが飛び出し、サヨナラ勝ちを収めた。投げては、5番手・矢崎が移籍後初勝利。敗れた広島は、4番手・ハーンが痛恨の一発を浴びた。

◆広島サンドロ・ファビアン外野手(27)が33打席ぶりの安打で先制点をたたき出した。1回2死二塁で右腕ランバートから三遊間を抜く左前適時打。7月10日阪神戦(マツダスタジアム)の4打席目に右前打を放って以来、9試合ぶりの安打となった。

◆人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公「まる子」が始球式を行った。背番号05で「MARUKO」と背ネームの入ったユニホームで登場。マウンド手前からのバウンド投球だったが、投球後は歓声に手を振って大喜びだった。捕手役の古賀から記念球を受け取り、大事そうに両手で握った。試合前はヤクルトのスタメンをアナウンスした。愛らしい声を球場に響かせ、前半戦最後の一戦を盛り上げた。19日からの広島3連戦は「フジアニナイター」として開催。「ちびまる子ちゃん」はフジテレビ系で放送35周年を迎えている。

◆ヤクルトのピーター・ランバート投手(28)が判定に"ブチ切れ"て、注意を受ける場面があった。5回2死二塁、フルカウントからの二俣への154キロの直球は外角低めに投げきった。しかし、際どいコースで岩下球審の右手は上がらず、ボールの判定。ランバートは不服の表情で何度も声を荒らげた。それを見た球審から注意を受けた。一塁側ベンチから出てきた石井投手コーチに、ランバートはなだめられた。なおも5回2死一、二塁、林に左翼への3ランを献上した。ランバートは5回7安打5失点で3勝目はならなかった。

◆広島は球宴前最終ゲームで悪夢の逆転サヨナラ負けを食らい、3連敗で借金が7に膨らんだ。打線は2戦連続2ケタ安打となる13安打と奮起した。1回2死二塁では4番サンドロ・ファビアン外野手(27)が先制の左前適時打。自身33打席ぶりの安打で先制点をたたき出した。ファビアンは3回にもバットを折りながら中前適時打を放った。1点リードの5回には林晃汰内野手(24)が左翼席に2戦連続アーチとなる2号3ラン。6回にも小園海斗内野手(25)がタイムリーを決めた。先発の床田寛樹投手(30)は6回3失点と粘投。だが2点リードの9回裏、テイラー・ハーン投手(30)が2死一、三塁のピンチを招き、赤羽に逆転サヨナラ3ランを浴びた。いったんは2点適時三塁打と判定されたが、審判によるリプレー検証の結果、左翼ポール直撃の本塁打に判定が変更された。

◆広島は球宴前最終ゲームで悪夢の逆転サヨナラ負けを食らい、3連敗で借金が7に膨らんだ。打線は2戦連続2ケタ安打となる13安打と奮起した。1回2死二塁では4番サンドロ・ファビアン外野手(27)が先制の左前適時打。自身33打席ぶりの安打で先制点をたたき出すなど適時打2本を放った。1点リードの5回には林晃汰内野手(24)が左翼席に2戦連続アーチとなる2号3ラン。先発の床田寛樹投手(30)も6回3失点と粘投した。だが2点リードの9回裏、テイラー・ハーン投手(30)が2死一、三塁から赤羽に逆転サヨナラ3ランを浴びた。

◆確信しつつも祈るように判定を待った。ヤクルト赤羽由紘内野手(24)が"サヨナラリプレー弾"を決めた。2点を追う9回2死一、三塁。広島ハーンの初球の内角低めスライダーをすくい上げた。打球は左翼ポール際に舞い上がった。ただ打球はスタンドへは届かず、フェアゾーンに転がった。赤羽は三塁ベースに到達し、2人が生還。同点三塁打かと思われたが、審判団が「自らの判断で検証を行います」とアナウンスした。リプレー検証の末、打球は左翼ポールをわずかにかすめていた。判定を待つ静寂が解かれ、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。三塁ベース上では寺内ベースコーチから「多分ホームランだよ」と伝えられ、本塁打の自信はあった。1軍公式戦では自身初のサヨナラ弾はリプレー検証の珍事となった。お立ち台で「素直にうれしい気持ちでいっぱい」と声を張り上げた。10年にリプレー検証導入後、ビデオ判定で結果が覆ってサヨナラ本塁打となったのは初だった。▽ヤクルト山田(球団記録に並ぶ通算304号)「もっと早く打ちたかったのが本音ですけど、池山さんに並べたのは素直にうれしい。自分の力だけではない。周りに感謝の気持ちを持ってプレーをしていきたい」

◆広島林晃汰内野手(24)が1軍再昇格初戦から2戦連続アーチを決めた。1点リードの5回2死一、二塁、外角高め直球を振り抜き、左翼席に2号3ランを運んだ。前夜もバックスクリーンに今季1号を放っており、「(前日の1発で)気持ちの面でも余裕が出たというのはある。結果が出て良かったかなと思います」。後半戦に向けて「1打席1打席、意味のある打席をもっと増やしていきたい」と力を込めた。

◆広島が悪夢の逆転サヨナラ負けを食らい、3連敗で借金が7に膨らんだ。4番ファビアンの適時打2本、林の2戦連続アーチとなる2号3ランなど打線が奮起。だが2点リードの9回2死一、三塁、左腕ハーンがヤクルト赤羽に逆転サヨナラ3ランを浴びた。新井貴浩監督(48)は「昨日に続いて今日も、若い選手がいいものを見せてくれた。(ハーンが)ああいう形で打たれたというのは仕方がない。これは自分が受け止めるしかない」と冷静に振り返った。

◆ヤクルト赤羽由紘内野手(25)が、ビデオ判定で結果が覆って初のサヨナラ本塁打を放った。2点を追いかける9回2死一、三塁、広島ハーンの初球を強振。左翼ポール際への打球はグラウンドに跳ね返り、2者が生還したが、赤羽は三塁でストップした。高津監督がリクエストし、リプレー検証の末に、打球が左翼ポールをかすっていたと判定された。値千金の逆転サヨナラ3ランで試合が決まり、劇的な幕切れに高津監督、ナイン、スタンドも大興奮。神宮は歓喜に包まれた。2010年にリプレー検証が導入されてから、ビデオ判定で結果が覆ってサヨナラ本塁打となったのは初めてだった。サヨナラ勝利が決定した瞬間、X(旧ツイッター)では、「泣いた」、「これだからヤクルトファンはやめられない」、「ヤクルト最高だよ」、「ヤバすぎ」など、ファンが歓喜した。

◆確信しつつも祈るように判定を待った。ヤクルト赤羽由紘内野手(25)がプロ野球史上初の"サヨナラリプレー弾"を決めた。2点を追う9回2死一、三塁。広島ハーンの初球の内角低めスライダーをすくい上げた。打球は左翼ポール際に高々と舞い上がった。ただ打球はスタンドに届かず、フェアゾーンに落ちて転がった。赤羽は三塁に到達し、2人が生還。同点三塁打かと思われたが、審判団が「自らの判断で検証を行います」とアナウンスした。約3分の検証の末、打球は左翼ポールをわずかにかすめていた。2号3ランとなった。判定を待つ静寂が解かれ、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。三塁ベース上では寺内ベースコーチから「多分ホームランだよ」と伝えられ、本塁打の自信はあった。1軍公式戦で自身初のサヨナラ弾だけでなく。7回には2点差に迫る左前適時打も放ち、チームを今季初4連勝に導いた。お立ち台で「素直にうれしい気持ちでいっぱい。すごい気持ちが良かった」と声を張り上げた。10年にリプレー検証導入後、ビデオ判定で結果が覆ってサヨナラ本塁打となったのは初だった。オフに内川聖一氏との自主トレでは「人生を変える1年にしろよ」と発破をかけられた。今季はここまでキャリアハイの63試合に出場。ユーティリティープレーヤーの枠を超え、レギュラーをつかみつつある。前半戦ラストゲームを土壇場で2点差をひっくり返す劇的勝利。高津監督は「まさかとは思った。失礼かもしれないけど。いろんな駆け引きをしながら打席の内容が、(サヨナラ弾直前の増田)のヒットも非常に良かったし、最後の赤羽は狙ったか狙ってないかは何とも言えないけれども、よく仕留めたんじゃないですかね」とたたえた。

◆ヤクルト山田哲人内野手(32)が球団記録に並ぶ通算304号本塁打を放った。5点を追う6回1死三塁、広島床田から5号2ランを決めた。6月14日ロッテ戦以来の1発で、池山2軍監督の記録に並んだ。試合後は「もっと早く打ちたかったのが本音ですけど、池山さんに並べたのは素直にうれしい。自分の力だけではない。周りに感謝の気持ちを持ってプレーをしていきたい」とかみしめた。プロ1号は高卒2年目の12年8月10日巨人戦(東京ドーム)で内海哲也から。ヤクルト一筋15年目でたどり着いた記録だった。高津監督は「キャプテンとしてもチームの中心選手。いろんなプレッシャーを感じながらプレーをさせていますけど、よく歯を食いしばって頑張っていると思います。弱音を吐かずに頑張っている」とたたえた。

◆充実した日々が続いている。ヤクルト・古賀優大捕手(26)が、前半戦最後となるこの日「7番・捕手」で先発出場。チームの捕手では、中村悠に並ぶ39試合目のスタメンマスクとなった。「プレーできていることがすごくありがたい。1プレー1プレーに対して一喜一憂できることがすごい幸せだなと改めて感じます。毎日毎日必死にやっているうえで結果が出ていることがいいのかなと」プロ9年目は、悔しさを晴らすシーズンとなっている。昨年3月。左半月板損傷の手術を受けた影響で1軍出場はなし。先輩の中村悠や松本直らが捕手として存在感を発揮する中、ひたすらリハビリに励み、1軍の舞台に戻ってきた。「去年はテレビを見ながらすごい悔しい思いをした。やっぱり結果を出さないと、去年の分を取り返さないとと思っていますし、そういった中で負けたくないという思いで毎日やれている」家族の存在も大きい。4歳になった長男は、試合に出ている自身の姿を毎日テレビ越しで見てくれている。翌日、幼稚園がある日は夜更かしできないが、起床するとiPadで活躍をチェック。ときには「パパ良かったね!!」と起こされることもあるが、そんな愛息の笑顔が力になっている。「すごく励みになますし、また頑張ろうと思える。一つの頑張る要因」チームと家族を支える立場として、後半戦も1試合でも多くマスクをかぶる覚悟だ。(赤尾裕希)

◆ついに並んだ! ヤクルト・山田哲人内野手(33)が、六回1死三塁の第3打席でバックスクリーン左に飛び込む5号2ラン。池山隆寛(現2軍監督)の球団記録に並ぶ通算304本塁打をマークした。広島先発・床田の落ち球を捉え、「追い込まれていましたが、しっかりコンタクトできて打つことができました」とうなずいた。

◆ヤクルト・山田が今季5号を放って通算304本塁打とし、池山隆寛の持つ球団(前身を含む)の通算本塁打記録に並んだ。現役選手で球団通算本塁打記録を保持するのは、西武・中村剛也(481本、昭和58年生まれ)に次いで2人目。平成生まれでは、山田(平成4年生まれ)が初の球団本塁打記録保持者となった。

◆ヤクルトが今季初の4連勝。4―6の九回2死一、三塁で赤羽が逆転サヨナラ3点本塁打を放った。矢崎が1回を無得点に抑え、広島から移籍後初勝利。広島は3連敗で今季の負け越しが7に膨らんだ。九回に登板したハーンが誤算。

◆ヤクルト・赤羽由紘内野手(25)が2号サヨナラ3ランを放ちチームを4連勝にに導いた。赤羽は2点を追う九回、2死一、三塁の場面で打席に立つと初球を左翼ポール際に運んだ。打球が跳ね返りグランドに転がったため、一度は適時三塁打と判定。しかし、ヤクルト側がリクエストを要求するとリプレー検証の結果、本塁打判定に覆った。以下、赤羽のヒーローインタビュー。--ファンの大歓声を浴び「素直に嬉しい気持ちでいっぱいです」--ナインからウオーターシャワーで祝福され「(公式戦の)サヨナラホームランっていうのは、人生で初めてだったんで、すごい気持ちが良かったです」--フレッシュオールスターのサヨナラホームランとは違う「今日の方が非常に気持ちがいいです」--ホームランボールは「持ち帰ります」--4連勝で前半戦を締めくくった「今、チームの雰囲気もすごいいいですし、今日も先制されましたけど、ひっくり返す力がチームとしてあると思うんで、今日は勝ててよかったと思います」--最後にファンに向けて「まずは前半戦、チームとしてはなかなか苦しい状況でしたけど、たくさんの声援を送っていただき本当にありがとうございます。今日で前半戦は終わりましたけど、この勢いのまま後半戦頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

◆広島にとって最悪の結末が待っていた。6―4の九回に登板したハーンが2死一、三塁から赤羽に許した当たりは左翼ポール際へ。審判団によるリプレー検証で本塁打と判定され、逆転サヨナラ負けとなった。最下位ヤクルトに3連戦3連敗を喫し、負け越しは今季ワースト7。新井監督は「ああいう形で打たれたのはしょうがない。まずはしっかり休んで、しっかり練習して後半につなげたい」と、球宴期間で流れが変わることを期待した。

◆ヤクルトが今季初の4連勝。1-6で迎えた六回、山田哲人内野手が5号2ランを放ち、池山隆寛(現2軍監督)の球団記録に並ぶ通算304本塁打をマークした。4―6の九回2死一、三塁で赤羽由紘内野手が逆転サヨナラ3ラン。九回を無得点に抑えた矢崎拓也投手が、広島から移籍後初勝利を挙げた。

◆昨年12月の現役ドラフトで広島から加入したヤクルト・矢崎拓也投手が、古巣相手に移籍後初勝利を挙げた。2点を追う九回に5番手で登板し、先頭・二俣に中越え二塁打とされたが後続を抑えて無失点。その裏の赤羽のサヨナラ弾につなげた。連続無失点試合も「13」にのばし「たなぼたです。球数もかさんだけど、(失点が)ゼロでよかった。その日の中でベストを尽くしている」と汗をぬぐった。

◆劇的アーチだ!! ヤクルト・赤羽由紘内野手(25)が2点を追う九回2死一、三塁、左翼ポールを直撃する逆転の2号サヨナラ3ラン。当初三塁打だった判定はリプレー検証でプロ初のサヨナラ本塁打に覆り、ナインからウオーターシャワーを浴びた。「素直にうれしい気持ちでいっぱいです。次のバッターの(内山)壮真につなぐぞと直接、話をしていたので、つなぐ気持ちが一番にありました」左腕ハーンが投じた1球目のスライダーを一閃。走りながらポール直撃は確認できず「フェンスに当たったのかなと。でも、前の(走者の)丸山選手がちょっとゆっくりだったので、もしかしたら入ったのかなと思って慌てて走り出した」とおどけた。育成選手だった2022年のフレッシュオールスター戦では史上初のサヨナラ弾をマーク。直後の支配下登録につながった一発だったが「きょうのほうが気持ちがいい」と笑みがはじけた。(赤尾裕希)

◆ついに、たどり着いた!! ヤクルト・山田哲人内野手(33)が21日、広島13回戦(神宮)の六回にバックスクリーン左に5号2ランをマーク。池山隆寛(現ヤクルト2軍監督)が持つ球団記録に並ぶ通算304本塁打のメモリアルアーチとなった。背番号1が反撃ののろしを上げたチームは7-6で劇的な逆転サヨナラ勝ち。今季初の4連勝とした。プロ野球はオールスター戦前に前半戦最後の6試合が行われ、後半戦は26日にスタートする。鮮やかな放物線を描いた。スワローズファンを沸かせた。六回1死三塁。山田がバックスクリーン左へ、6月14日以来の一発となる5号2ラン。池山隆寛の球団記録に並ぶ通算304本目のメモリアルアーチを放ち、大歓声に背中を押されてダイヤモンドを一周した。「追い込まれていたので、何とかバットに当てようと丁寧に入っていきました。池山さんとはすごく縁も感じていて、そういう方に並べたのは素直にうれしい」劇的勝利につながる一撃だった。床田がカウント1―2から投じた落ち球を捉え、今季259打席目、通算6839打席目で放った節目の一発。打線は七回にも1点を返すと、九回は赤羽の逆転サヨナラ弾が飛び出し「すごくいいゲームができた」と山田。球宴前最後の試合で今季初の4連勝に貢献した。

◆師弟の物語―。ヤクルト・山田哲人内野手(33)が21日、広島13回戦(神宮)の六回に5号2ランを放って通算304本塁打とし、池山隆寛2軍監督(59)が持つ球団記録に並んだ。この日までに新旧背番号1の『ミスタースワローズ対談』が実現。2人の出会い、足を上げる打法の誕生秘話などを語り尽くした。(取材構成・赤尾裕希)――山田が池山2軍監督が持つ球団記録の通算304本塁打に到達池山2軍監督(以下、池山)「遅い、遅い。いつまでかかっとんのや(笑)」山田「歴代ナンバーワンの記録ですから、なかなか超えられないですよ(笑)。1年目から池山さんにバッティングを見てもらって、足を上げるきっかけをくれたのも池山さん。その方の記録に並ぶのはうれしさとか、不思議な気持ちとか、いろいろな感情があります」池山「本当に一言、うれしいという言葉に尽きる。まして、(背番号)1番を背負ってくれている選手が記録を作ってくれたので」――山田の入団1年目の2011年から15年まで1、2軍で打撃コーチなどを務めていたのが池山2軍監督だった池山「1年目からスイングの強さは光っていたね。足も速かった。ただ、試合になると思ったようにスイングを仕掛けられないのを静観していた。あるときに『(打席で)どう?』と聞いたら、『全く手が出ません』と返ってきた。少しタイミングの取り方を変えて、ボールの見方、待ち方を変えてあげようと思って『足を上げている間にボールを見て、自分の反応で打ってごらん』と話したら手が出始めた。あとは、本人の努力次第でここまで来たね」山田「1、2年目は僕の感じることを優先してくれていたと思います。たしか3年目に入るタイミングで、僕自身も『何かを変えないといけない』と思っていて、池山さんに相談させていただいたら『足を上げてみたらどうだ』と言われて。まさに分岐点でした。池山さんと出会っていなかったら、こんなにホームランは打てていないと思うし、縁って本当にすごいなと感じます」池山「いかにうまくタイミングを取って、振っていくかというのがバッターの永遠のテーマ。当時はすり足みたいな感じだった。プロに入って思ったよりも相手投手の球が速かったり、変化球がすごかったりして、全く対応できていなかったところに、うまくマッチしたんだと思う。そこから築き上げて、自分のものにしたのは哲人なので素晴らしい」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
53352 0.602
(↓0.007)
-
(-)
53306
(+5)
200
(+6)
55
(+3)
73
(-)
0.247
(↑0.001)
1.990
(↓0.04)
2
(-)
DeNA
41425 0.494
(↑0.006)
9.5
(↑1)
55265
(+1)
251
(-)
45
(-)
41
(-)
0.227
(-)
2.700
(↑0.03)
3
(-)
巨人
42443 0.488
(↑0.006)
10
(↑1)
54244
(+6)
255
(+5)
52
(+1)
38
(-)
0.240
(-)
2.580
(↓0.02)
4
(-)
中日
40462 0.465
(↓0.006)
12
(-)
55228
(-)
264
(+1)
41
(-)
58
(+1)
0.226
(↓0.001)
2.830
(↑0.02)
5
(-)
広島
38455 0.458
(↓0.005)
12.5
(-)
55265
(+6)
275
(+7)
42
(+1)
47
(+2)
0.242
(↑0.001
2.870
(↓0.05)
6
(-)
ヤクルト
28505 0.359
(↑0.008)
20
(↑1)
60231
(+7)
331
(+6)
39
(+2)
39
(-)
0.227
(-)
3.560
(↓0.03)