1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 |
ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:石川 柊太(4勝3敗0S) (セーブ:益田 直也(1勝2敗4S)) 敗戦投手:エスピノーザ(3勝5敗0S) |

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◆ロッテが3連勝。ロッテは2回裏、西川と安田の連続適時打で2点を奪い、先制に成功する。投げては、先発・石川柊が7回1安打無失点の力投。その後は横山、益田とつないでリードを守り、石川柊は今季4勝目を挙げた。敗れたオリックスは、打線が1安打無得点と沈黙した。
◆2連敗中の3位オリックスは前半戦ラストを勝利で飾れるか。スタメンを大きく入れ替えた。主軸の杉本裕太郎外野手(34)と頓宮裕真捕手(28)がベンチスタート。杉本は直近4試合で無安打だった。太田椋内野手(24)が今季4度目の「4番二塁」で出場。前日20日にマルチ安打を放った宗佑磨内野手(29)は今季初めて3番に入った。先発は中5日のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)。7月1日西武戦(沖縄セルラー那覇)以来、自身3戦ぶりの白星を狙う。
◆オリックス山岡泰輔投手(29)が出場選手登録を抹消された。この日の試合前練習には参加していた。今季は5月5日に出場選手登録され、22試合にリリーフ登板。3勝1敗9ホールドで、防御率5・12をマークしていた。勝ちパターンの一角を担っていたが、直近の15日楽天戦(京セラドーム大阪)では6回に2番手で登板し、辰己に逆転満塁弾を浴びていた。球宴前の最終戦で登録抹消となった。
◆ロッテ石川柊太投手(33)が悔しさを糧に快投を演じた。オリックス戦に先発し、6回2死まで無安打。6奪三振の力投で前回登板の雪辱を果たした。9日の日本ハム戦は5回8失点と大炎上。初回に満塁弾を浴び、試合後は吉井監督から「最低ですね」と厳しく指弾された。それから中11日。「悪かったところは整理して、良かった部分はそのまま伸ばせるように調整してきました。技術的にも気づきがあったので、結果につなげたい」と手ごたえを口にしていた。その言葉通り、140キロ台後半の直球と120キロ台中盤のカーブのコンビネーションがさえた。風速9メートルのセンターからの海風も味方に、6個の三振のうち5個は落差の大きいカーブで奪取。オリックス打線を翻弄(ほんろう)した。吉井監督や投手コーチとの話し合いも支えになった。「悪い中でも良かった部分を見つけて、整理することが大事っていう気づきはありました」と振り返り、首脳陣のフォローに感謝した。今季、試合前時点で3勝3敗、防御率4・11。「調子は良くなってきているので、あとは結果が出れば」と、決意のマウンドで7回1安打無失点と結果を出した。
◆3位オリックスは最下位ロッテに3連敗を喫し、首位日本ハムとのゲーム差は6・5に広がった。2回、先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)が2死一、二塁からロッテ西川に左前適時打、3番安田に中前適時打と2連打を浴び、2点を献上。それでも3回は3者連続三振に仕留め、6回7安打2失点、8奪三振と立て直した。打線は大幅にてこ入れ。主軸の杉本裕太郎外野手(34)と頓宮裕真捕手(28)がベンチスタートとなり、3番宗佑磨内野手(29)、4番太田椋内野手(24)、5番中川圭太内野手(29)のクリーンアップを組んだ。だが、5回までロッテの先発石川柊を前に無安打。6回に福田周平外野手(32)が放った右前打の1本に抑えられた。3戦連続で打線が援護できず、前半戦は46勝38敗3分けの貯金8で折り返す。
◆ロッテが投打のかみ合った試合運びで、3連勝で前半戦を締めくくった。先発の石川柊太投手(33)が6回2死まで無安打、6奪三振の快投。2回には西川史礁外野手(22)、安田尚憲内野手(26)の連続タイムリーで先制し、主導権を渡さなかった。石川柊は、前回登板した9日の日本ハム戦で5回8失点と苦しみ、吉井理人監督から「最低ですね」と厳しい指摘を受けた。中11日のマウンドで、見事に雪辱を果たした。試合前には「悪かったところは整理して、良かった部分は伸ばすように調整してきた」と語っていた通り、140キロ後半の直球と120キロ台中盤のカーブを軸に、緩急を使った投球で相手打線を翻弄(ほんろう)。風速9メートルのセンターからの海風も利用し、6奪三振中5つをカーブで奪った。「悪い中でも良かった部分を見つけて整理することが大事、という気づきはありました」と語った石川。吉井監督や投手コーチとの対話を通じて再起の糸口をつかみ、この日の快投につなげた。打線も石川柊を援護した。2回2死一、二塁から西川が左前へ先制適時打。「打ったのはシュート。カウント3-1でシュートが続いていたので、ストライクを狙って打ちにいきました」と冷静に対応した。続く安田も「打ったのはカットボール。史礁が点を取ってくれて、気持ち楽に打てた」と中前適時打で続き、試合の流れを決定づけた。吉井監督は「ここまでうまくいかないことが多かったが、若い選手が成長してきている。ここからさらに突き抜けて、パ・リーグをかき回す存在になりたい」と話した。後半戦へ確かな足取りで歩み出す。
◆ロッテが投打のかみ合った試合運びで、3連勝で前半戦を締めくくった。先発の石川柊太投手(33)は6回2死まで無安打投球、7回103球無失点の力投でチームトップタイの4勝目を挙げた。「前回(日本ハム戦)は本当に情けなくて、その気持ちをぶつけるつもりで投げた」と振り返った。9日の日本ハム戦で5回8失点と苦しみ、吉井理人監督から「最低ですね」と厳しい指摘を受けた。中11日のマウンドで、見事に雪辱を果たした。試合前に「悪かったところは整理して、良かった部分は伸ばすように調整してきた」と語っていた通り、140キロ台後半の直球と120キロ台中盤のカーブで相手打線を翻弄(ほんろう)。今季初めて田村とバッテリーを組み、持ち味の緩急を引き出された。風速9メートルのセンターからの海風も武器となり、カーブがさえわたった。「風が味方してくれた。ZOZOマリン、ありがとうって感じです」と笑顔を見せた。打線も石川柊を援護した。2回には西川史礁外野手(22)、安田尚憲内野手(26)の連続タイムリーで先制し、主導権を渡さなかった。2回2死一、二塁から左前へ先制適時打を放った西川は「打ったのはシュート。カウント3-1でシュートが続いていたので、ストライクを狙って打ちにいきました」と冷静に対応した。続く安田も「打ったのはカットボール。史礁が点を取ってくれて、気持ち楽に打てた」と中前適時打で続き、試合の流れを決定づけた。吉井監督は「ここまでうまくいかないことが多かったが、若い選手が成長してきている。ここからさらに突き抜けて、パ・リーグをかき回す存在になりたい」と話した。後半戦へ確かな足取りで歩み出す。
◆オリックスは最下位ロッテに3連敗を喫し、首位日本ハムとのゲーム差は6・5に広がった。打線は杉本裕太郎外野手(34)と頓宮裕真捕手(28)がスタメンを外れるなど、大幅にてこ入れ。だが、ロッテ先発の石川柊を前に福田周平外野手(32)が放った右前打のみ。今季最少の1安打で12度目の完封負けとなった。岸田護監督(44)は「良い投球されましたね。打線はちょっと下降には向かっている。なんとかしないといけないんですけど、封じ込まれましたね」と冷静に語った。前半戦は46勝38敗3分けの貯金8で折り返し。4月には6連勝を飾るなど、12球団最強のチーム打率で一時は首位を快走した。だが、西川龍馬外野手(30)、森友哉捕手(29)ら主力が相次いで離脱。それでも23年以来の前半戦貯金ターンに指揮官は「よく野手陣が打ってくれましたしね。攻めて攻めていったからこそ、今この位置にいると思います。前向きにとらえていかないと仕方ない。後半も勢いに乗ってやっていかないといけない」。得点を重ねて3位につけるナインをたたえ、勝負の後半戦へ引き締めた。また、右肩痛で19日に登録抹消となった紅林弘太郎内野手(23)は帰阪後に検査を受ける予定。この日登録抹消になった山岡泰輔投手(29)については「ちょっと疲れも見えていますしね。1回休憩して、もう1回しっかりやってもらいます」と話した。
◆ロッテ先発の石川柊太投手(33)が好投。前回登板した9日の日本ハム戦で初回に満塁弾を浴びるなど、5回8失点KOの失態から一転、オリックス打線を5回完全に抑えている。今季初めて田村とのバッテリーで臨んだ石川柊は立ち上がりから制球抜群。一回1死から広岡を3球で空振り三振に斬ると、続く宗にはカウント1-2からインコースに146キロの直球をズバリ。バットを振らせなかった。その後も決め球のパワーカーブを効果的に駆使しながら快投。三回先頭のディアスの強烈なゴロを遊撃の小川が巧みに処理し、四回1死からは広岡の浅い飛球を右翼の山本がスライディングキャッチするなど好守も出て、五回まで一人の走者も許していない。
◆オリックスは今季最少の1安打で零敗。最下位ロッテに痛すぎる3連敗となった。不振の頓宮、杉本を先発から外し、1番に大里、4番に太田を起用するなど打線を大幅に入れ替えて臨んだが、ロッテ先発の石川柊に七回まで1安打無得点と沈黙した。中5日で先発したエスピノーザは立ち上がりに苦しみながらも6回2安打と粘ったが、援護がなく5敗目を喫した。これで日本ハムとは今季最大を更新する6・5差まで開いた。巻き返しを狙うチームにとって前半戦最後のカードだった4連戦は1勝3敗。今季12度目の零封負けで4カード連続勝ち越しなしとなった。
◆オリックス・岸田護監督(44)が3位で終えたシーズン前半戦を振り返った。
◆ロッテが4月以来の3連勝。石川柊は変化球の制球が抜群で、7回1安打無失点で4勝目を挙げた。益田が約3カ月ぶりのセーブ。二回に西川、安田の連続適時打で2点を奪った。オリックスは組み替えた打線が機能せず3連敗。
◆汚名返上の快投だ。ロッテ・石川柊太投手(33)はオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、7回1安打無失点で4勝目。前回9日日本ハム戦では初回に満塁弾を浴びるなど、5回8失点KO。吉井理人監督(60)からは「最低ですね」と痛烈な一言があったが、フォローの助言を生かして好投につなげた。今季初めて田村とのバッテリーで臨んだ石川柊は立ち上がりから制球抜群。一回1死から広岡を3球で空振り三振に切ると、続く宗にはカウント1-2からインコースに146キロの直球をズバリで見逃し三振。その後も決め球のパワーカーブを効果的に駆使しながら快投。味方の好守もあり、五回までパーフェクトピッチを展開。六回2死から福田に右前打を浴びて完全試合はなくなったが、7回1安打1四球、無失点でチームトップタイの4勝目を挙げた。前回登板後、吉井監督から「良かった部分を本当に細かく抽出してもらえたことで、また新たな気づきがあった」と石川柊。いいところなく終わったように見える投球の中でも、指揮官は良かったところは良かったと認めてくれたという。これで気持ちを切り替えられた右腕は今季初めてバッテリーを組む田村と入念に打ち合わせを重ね、打者と対峙。いかんなく実力を発揮してチームに4月以来の3連勝をもたらした。(片岡将)
◆オリックス・岸田護監督(44)は21日に登録抹消となった山岡泰輔投手(29)について疲労を考慮しての判断だったと試合後に説明した。「疲れがきているので。エンジン自体はそんなに大きくはないので下(2軍)でもう一回立ち上がってもらってということ」今季の開幕前に違法なオンラインカジノ利用が発覚し、一時活動自粛を経て3月末にチームに合流。ファームでの実戦登板を経て5月5日に初昇格。ここまで22試合で3勝1敗、9ホールド、防御率5・12。火消しや勝ちパターンなどで起用される試合もあったが、7月15日の楽天戦(京セラ)では満塁弾を浴びるなど1回4失点していた。同戦以降は登板機会がなかった。指揮官は「今年はいろいろあったシーズンなので。頑張ってくれましたけど、一回ちょっと休憩してもう一回しっかりやってもらいます」と復調に期待した。
◆汚名返上の快投だ。ロッテ・石川柊太投手(33)はオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、7回1安打無失点で4勝目。前回9日日本ハム戦では初回に満塁弾を浴びるなど、5回8失点KOで吉井理人監督(60)から「最低ですね」と痛烈な一言があったが、別人のような投球で相手打線を翻弄した。今季初めて田村とのバッテリーで臨んだ石川柊は立ち上がりから制球抜群。決め球のパワーカーブを効果的に駆使しながら五回までパーフェクトピッチを展開。六回2死から福田に右前打を浴びて完全試合はなくなったが、7回を1安打1四球、無失点でチームトップタイの4勝目を挙げた。お立ち台では「前回、凄まじいピッチングで、本当に情けなくて、その気持ちをぶつけるつもりで投げました」と石川柊。左手の使い方を変えてフォームを調整したことでカーブが打者に近いポイントで曲がるように改善されたという。チームに4月22-25日以来の3連勝をもたらした右腕は「熱い夏に、熱い男で、熱いピッチング頑張ります」と声を張り上げた。(片岡将)
◆ロッテの益田が九回を完璧に抑え、4月23日以来のセーブを挙げた。「すごい歓声を頂いているので、抑えられて良かった。1イニングって本当に長いなと思いながら投げていた」と笑顔で汗をぬぐった。中森、鈴木らが離脱するなど救援陣は苦しい台所事情が続く。通算250セーブまであと3に迫る35歳のベテランは「何とか下から支えられるように」と話した。
◆オリックスは打線を大幅に組み替えたが、今季最少の1安打で12度目の零封負け。最下位ロッテに3連敗して前半戦を終えた岸田監督の言葉には力がなかった。「打線は下降に向かっている。何とかしないといけない」今月不振の頓宮、杉本を先発から外し、リーグ3位の打率・305を誇る太田を5月17日の西武戦(ベルーナ)以来となる4番で起用。さらに20日に2安打した大里を今季初めて1番に置くなど好調の打者を上位打線に並べたが、先発・石川柊の前に五回まで無安打。六回に福田が右前打を放つのがやっとだった。けがで主力を欠く打線は迫力不足が否めない。今月上旬に西川が左足首の靱帯(じんたい)損傷、森は右太もも裏の筋損傷で離脱。19日に右肩痛で登録を抹消された紅林は重傷ではないもようだが、後半戦での巻き返しを図るチームに不安要素は多い。5度目の3連敗で首位日本ハムとは今季最大の6・5差だ。後味の悪い前半戦の最後となったが、指揮官は両リーグトップのチーム打率・259の野手陣を評価。投手陣の立て直しなど課題が残る中で貯金8でシーズンを折り返し「いつまでもチャレンジャー。攻めていくしかない」と前を向いた。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
54 | 33 | 2 | 0.621 (↑0.005) | - (-) |
54 | 332 (+2) | 231 (-) | 85 (-) | 42 (-) |
0.245 (↓0.001) | 2.250 (↑0.03) |
2 (-) |
ソフトバンク |
51 | 34 | 4 | 0.600 (↑0.005) | 2 (-) |
54 | 325 (+4) | 243 (+1) | 54 (-) | 68 (+1) |
0.246 (-) | 2.440 (↑0.02) |
3 (-) |
ORIX |
46 | 38 | 3 | 0.548 (↓0.006) | 6.5 (↓1) |
56 | 311 (-) | 314 (+2) | 57 (-) | 37 (-) |
0.259 (↓0.002) | 3.360 (↑0.02) |
4 (-) |
西武 |
42 | 45 | 1 | 0.483 (↓0.005) | 12 (↓1) |
55 | 224 (+1) | 247 (+4) | 36 (+1) | 56 (-) |
0.229 (-) | 2.630 (↓0.02) |
5 (-) |
楽天 |
39 | 46 | 2 | 0.459 (↓0.005) | 14 (↓1) |
56 | 245 (-) | 292 (+2) | 33 (-) | 81 (-) |
0.242 (↓0.002) | 3.140 (↑0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
34 | 50 | 2 | 0.405 (↑0.007) | 18.5 (-) |
57 | 252 (+2) | 325 (-) | 43 (-) | 36 (-) |
0.231 (-) | 3.570 (↑0.04) |
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