1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 |
勝利投手:東 克樹(10勝4敗0S) (セーブ:伊勢 大夢(0勝1敗5S)) 敗戦投手:金丸 夢斗(0勝4敗0S) |

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◆DeNAが投手戦を制した。DeNAは0-0で迎えた6回表、フォードの適時打で試合の均衡を破る。投げては、先発・東が8回無失点8奪三振の快投。最後は2番手・伊勢が締め、東は今季10勝目を挙げた。敗れた中日は先発・金丸が力投を見せるも、打線が好機を生かせなかった。
◆DeNA東克樹はここまで9勝4敗で、今日の中日戦で勝てば2桁勝利に到達する。東は18年に11勝、23年に16勝、24年に13勝を挙げており、DeNAの投手が3年連続2桁勝利を記録すれば96~98年野村以来、球団27年ぶりだ。また、東は中日戦と相性が良く、このカードでは23年4月30日から9連勝中。DeNAの投手が同一カードで2桁連勝をマークすると、97~00年に阪神戦で10連勝を記録した三浦以来となる。
◆試合開始早々から「ほっこり」なワンシーンがあった。1回先頭、この日32歳の誕生日を迎えたDeNA桑原将志外野手(32)が打席へ。左翼スタンドからはさっそく誕生日を祝うバースデーソングが流れた。これに気付いたドラ1ルーキーの中日金丸夢斗投手(22)は、まだ1球も投げていないにもかかわらず、靴ひもを結びなおすふり。バースデーソングが終わるまで待つ"粋な気遣い"を見せた。スタンドに詰めかけた両軍のファンも、そのやりとりに温かい拍手を送って、ほっこりムードが漂った。打席の桑原はマウンド上の金丸に向けて感謝の合図を送った。桑原は2球目を打って左飛だった。
◆DeNAマイク・フォード内野手(33)が復帰後初打点で貴重な先制点をもたらした。両軍無得点の6回2死一、二塁、中日のルーキー左腕・金丸夢斗投手(22)に追い込まれながらも、スライダーに食らいついた。一、二塁間を破る先制適時打。クールにガッツポーズを決めて喜んだ。19日の同戦から復帰後1軍初合流すると、即スタメン出場。前日20日の同戦で初安打を放つと、この日は1打席目、2打席目に続いて3安打を放ち、昨年もなかった来日初猛打賞と躍動した。さらに2日で4安打を記録し、昨年のリーグ戦で記録した4安打に早くも並んだ。
◆中日ドラフト1位金丸夢斗投手(22)は、8度目の先発もプロ初勝利はお預けとなった。8回112球、8安打1失点の力投も、打線がDeNA先発東に抑えられて援護できず。8回の打順で代打ブライトが送られた。再三のピンチにも踏ん張ってきたが、6回に失点した。2死一、二塁でフォードに127キロスライダーを右前に運ばれ、先制打を許した。直球3球で0ボール2ストライクと追い込んでいたが、変化球にうまく対応された。フォードはこれがこの日猛打賞となる安打だった。8回2死一塁での4度目の対決では同じく3球直球で0ボール2ストライクから149キロ直球で空振り三振を奪い、やり返した。
◆中日が今季16度目の完封負けでDeNAに連敗した。先発ドラフト1位金丸夢斗投手(22)は6回にフォードに適時打を許したが、8回8安打1失点と力投。だが投げ合った相手が悪かった。DeNA先発の東に今季10勝目をプレゼント。今季3戦3敗、23年4月30日から10連敗と苦手中の苦手左腕にまたもひねられた。前半戦は88試合40勝46敗2引き分けの借金6で終えた。
◆DeNA東克樹投手(29)が8回無失点の好投で4年ぶりに前半戦最終戦を白星で終えた。東はリーグ最速での10勝目到達。96~98年野村弘樹以来、球団27年ぶりの3年連続2ケタ勝利となった。また対中日戦もこれで10連勝とし、同一カードでの2ケタ連勝は97~00年に阪神戦で10連勝を記録した三浦大輔(現監督)以来となった。ドラ1左腕同士の投げ合いで、エースの意地を見せた。中日のルーキー左腕・金丸夢斗投手(22)と5回まで互いに無失点投球を披露した。東は3回まで毎回走者を与えるも、粘り強い投球でらしさを発揮。緩急を自在に操ってアウトを重ねた。エースの投球にナインが応えた。6回先頭の蝦名が左中間への二塁打で出塁。その後、1死三塁から遊ゴロで本塁に突入するもタッチアウトとなった。それでも宮崎が四球でつないで2死一、二塁とすると、古巣復帰後3戦目のフォードが右前への先制適時打と援護を受けた。終盤にはピンチが待っていた。7回には先頭細川に二塁打を浴びるも、続くボスラー、山本を三振に仕留め、最後は佐藤を二ゴロで切り抜けた。8回にも1死から代打ブライト、岡林の連打で一、二塁とされるも、田中、上林を抑えて無失点。力強いガッツポーズを見せた。終わってみれば三塁を踏ませない安定感抜群の投球で、107球を投げて8回5安打無失点8奪三振。自身4連勝でリーグ最速でトップを独走する10勝目に到達した。チームは前半戦を連勝締め。41勝42敗5分けで借金1でオールスター休みに突入する。■前半戦終了時の成績20年 30勝27敗3分、勝率5割2分6厘 2位21年 31勝44敗1分、勝率4割1分3厘 6位22年 42勝45敗2分、勝率4割8分3厘 4位23年 43勝38敗2分、勝率5割3分1厘 3位24年 45勝42敗1分、勝率5割1分7厘 3位※前半戦終了時の成績はオールスター前まで。※2020年のみ60試合時点の成績を使用。
◆DeNA東克樹投手(29)が8回無失点の好投で4年ぶりに前半戦最終戦を白星で終えた。東はリーグ最速での10勝目到達。96~98年野村弘樹以来、球団27年ぶりの3年連続2桁勝利となった。また対中日戦もこれで10連勝とし、同一カードでの2桁連勝は97~00年に阪神戦で10連勝を記録した三浦大輔(現監督)以来となった。
◆中日が今季16度目の完封負けでDeNAに連敗した。1点を追う9回、先頭の細川成也外野手(26)が四球で出塁すると代走で尾田剛樹外野手(25)が登場。しかし続くボスラーの時、投手伊勢のけん制に逆をつかれタッチアウト。井上一樹監督(53)もリクエストを要求したが、判定は変わらなかった。試合後、井上監督は「そこはあまり言及しない方がいいかな...。ベンチにいるメンバーはもちろん。昨日があったからと言って...。だったらベンチに入れるなという話でしょう」と、試合で使うためにベンチ入りさせていると話した。尾田は前日20日、8回から左翼の守備固めで途中出場。2点リードの9回、1死二、三塁から代打京田のライナーの打球に前進してきたが、グラブをかすめ後逸。同点の2点適時三塁打としていた。尾田は「今日は、すみません」とだけ話し球場を後にした。
◆中日が今季16度目の完封負けでDeNAに連敗した。DeNA先発の東に今季10勝目をプレゼント。今季3戦3敗、23年4月30日から10連敗と苦手中の苦手左腕にまたもひねられた。先発ドラフト1位金丸夢斗投手(22)は8回1失点もまたもプロ初勝利ならず4敗目。
◆中日ドラフト1位金丸夢斗投手(22)は8度目の先発で自己最長8回を投げ、112球で1失点も味方の援護なく4敗目。プロ初勝利はまたもやお預けとなった。今季10勝目を挙げたDeNA東と投げ合った。5月5日のデビュー戦以来の本拠地。「声援がすごくて力になりました」と、再三のピンチも踏ん張ってきた。 だが、6回に失点した。2死一、二塁でフォードに127キロスライダーを右前に運ばれ先制適時打を許した。フォードにはこの日3安打目だった。「同じ打者に打たれたところが反省点。投げた球が甘かった」と悔やんだ。8回2死一塁でフォードと4度目の対決。井上一樹監督(53)が交代するかを確認にマウンドまで来たが続投を志願。4球すべて直球勝負し、最後は149キロ高め直球で空振り三振を奪い、やり返した。今季ここまで8試合に先発し0勝4敗も防御率は2・41。この日も含め7試合はクオリティースタート(6回以上、自責3以内)と安定度は抜群だ。「ある程度試合はつくれているが、1点の重み、勝つ難しさをとても感じた。後半戦は1点の重みをもっと大事にして投げていきたい」。悔しい経験を後半戦の糧とする。
◆DeNA東克樹投手(29)が8回無失点の好投で4年ぶりに前半戦最終戦を白星で終えた。東はリーグ最速での10勝目到達。96~98年野村弘樹以来、球団27年ぶりの3年連続2ケタ勝利となった。また対中日戦もこれで10連勝とし、同一カードでの2ケタ連勝は97~00年に阪神戦で10連勝を記録した三浦大輔(現監督)以来となった。東がセ・リーグ10勝一番乗りで3年連続2桁勝利をマークした。DeNA投手のセ・リーグ10勝一番乗りは62、64年秋山、70年平松、78年斉藤明、85年遠藤、93年野村、14年井納に次いで7人、8度目になる。これで東は中日戦に23年4月30日から10連勝。DeNA投手の同一カード10連勝以上は61~62年秋山の中日戦12連勝、84~86年遠藤のヤクルト戦11連勝、97~00年三浦の阪神戦10連勝に次いで4人目。
◆DeNA東克樹投手(29)がエース道をひた走る。今季初の中5日で疲れも見え始めた8回2死一、二塁。最大のピンチで中日上林にこの日最速148キロツーシーム。二ゴロに仕留めてガッツポーズを見せ、「試合を決定づける大きな場面だった。気合を入れて投げました」と三塁を踏ませずに8回5安打無失点。前半戦最終戦でリーグ最速で10勝目に到達した。今季は開幕前から「3年やって本当のエース」と口にしてきた。自主トレ中から出力を上げるべく投球フォーム改造も、持ち味の制球が乱れるとすぐにやめた。序盤は中7日以上と登板回数も多くなかったが、終わってみれば10勝。球団では27年ぶりの3年連続2桁勝利となった。どんな「1勝」にも誰かの思いを背負う。自身4連勝が始まった1日中日戦は大原チーフ投手コーチの誕生日翌日。試合前ミーティングでウイニングボールをねだられると、7回2失点で7勝目を挙げ、サインを書いてプレゼントした。8日の記念球は前日に生まれたばかりの飯塚ゲームアナリストの第2子へ、15日は誕生日の宮城へ。同僚たちにボールと笑顔を届けてきた。この日の記念球は東の元へ。「いつものように飾ります」。いつも、と言えることが何よりのエースたる証しだ。【小早川宗一郎】東がセ・リーグ10勝一番乗りで3年連続2桁勝利をマークした。DeNA投手のセ・リーグ10勝一番乗りは62、64年秋山、70年平松、78年斉藤明、85年遠藤、93年野村、14年井納に次いで7人、8度目になる。これで東は中日戦に23年4月30日から10連勝。DeNA投手の同一カード10連勝以上は61~62年秋山の中日戦12連勝、84~86年遠藤のヤクルト戦11連勝、97~00年三浦の阪神戦10連勝に次いで4人目。
◆DeNAに再加入したマイク・フォード内野手(33)が「6番・一塁」で出場し、六回2死一、二塁で先制の右前適時打を放ち、猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。外角に逃げる金丸のスライダーを捉えて一、二塁間を破り、チーム復帰後初打点を挙げた。昨季のポストシーズンで1本塁打を含む15打数5安打と勝負強さを発揮し、日本一に貢献した左の長距離砲。11日に再来日してから2軍で3試合に出場し、戦列に加わった19日から3試合連続で先発出場。低調な打線の起爆剤として期待されており「ホームランではなくヒットでもいいと思って打席に立った。チームの勝利に向けて貢献できてとてもよかった」と適時打を振り返った。
◆DeNAは東が8回5安打無失点でリーグ最多の10勝目を挙げ、白星を3季連続で2桁に乗せた。九回は伊勢が締め、六回にフォードの適時打で挙げた1点を守り切った。中日の金丸は8回8安打1失点の粘投も実らず4敗目。
◆DeNAは東が8回5安打無失点でリーグ最多の10勝目を挙げ、白星を3季連続で2桁に乗せた。九回は伊勢が締め、六回にフォードの適時打で挙げた1点を守り切った。中日の金丸は8回8安打1失点の粘投も実らず4敗目。
◆DeNAは東が8回5安打無失点でリーグ最多の10勝目を挙げ、白星を3季連続で2桁に乗せた。九回は伊勢が締め、六回にフォードの適時打で挙げた1点を守り切った。中日の金丸は8回8安打1失点の粘投も実らず4敗目。?DeNA・東がリーグ最速となる今季10勝目(4敗)。DeNAでリーグ10勝一番乗りは2014年の井納翔一以来、11年ぶり。2桁勝利は23年から3年連続(16→13→10)で通算4度目。DeNA(前身を含む)の投手が3年連続2桁勝利を挙げたのは、1996-98年の野村弘樹(10→10→13)以来27年ぶりで、左投手では野村と並ぶ最多記録。?DeNAの投手が前半戦で10勝以上したのは、99年の斎藤隆(前半戦11勝、シーズン14勝)以来26年ぶり。左投手では93年の野村(10勝、17勝)以来32年ぶり2人目。?対中日は23年4月30日から10連勝。DeNAの投手が同一カード10連勝以上したのは、61-62年の秋山登の対中日12連勝、84-86年の遠藤一彦の対ヤクルト11連勝、97-00年の三浦大輔の対阪神10連勝に次いで25年ぶり4人目。対中日10連勝は秋山以来63年ぶり2人目。
◆DeNA・東克樹投手(29)が先発し、8回5安打無失点と好投。リーグ最速で10勝目を挙げ、球団では1996-98年の野村弘樹以来、27年ぶりの3年連続2桁勝利を達成した。1-0の七回は先頭の細川に左中間フェンス直撃の二塁打を許したが、冷静な投球で後続を断った。ボスラーをチェンジアップ、山本をスライダーで連続三振に斬ると、佐藤は146キロの速球で二ゴロに仕留めた。相手先発はドラフト1位の金丸。同じ左腕との投げ合いを制し、28回連続無失点と安定感抜群の投球で貫禄を示した。中5日での登板を志願したエースは「率直にうれしい。勝ちは僕だけの力じゃない。野手の皆さんに感謝したい」と謙虚に語った。
◆DeNAに再加入したフォードが、六回2死一、二塁で決勝の右前適時打を放ち、猛打賞(1試合3安打以上)を記録した。外角に逃げる金丸のスライダーを柔らかいスイングで捉え、チーム復帰後3試合目で初打点を挙げた。昨季のポストシーズンで1本塁打を含む15打数5安打と勝負強さを発揮し、日本一に貢献した左の長距離砲。「バッティングの感覚はとてもいい。スムーズにチームに入ることができている」と手応えを口にした。球団は藤浪とビシエドも補強し、後半戦で巻き返しを図る。
◆3年連続最下位からの巻き返しを期す中日は、前半戦を負け越し六つで終えた。就任1年目の井上監督は「楽な展開ではなかったが、苦しい中でも全員で勝ちにいく意識は浸透している。後半戦も(上位に)食らい付く姿勢は変わらない」とモットーの「ポジティブ」な言葉を並べた。球宴前最後の試合は零敗。東の投球術に翻弄され、これで一昨年4月から10連敗と苦手意識をまたも払拭できなかった。監督は「攻め方が分かれば教えてほしい」とさばさばと話した。
◆プロ野球は、オールスター戦を前に前半戦最後の6試合が行われ、DeNAは東克樹投手(29)が8回5安打無失点と好投し、リーグ最速で10勝目を挙げた。球団では1996-98年の野村弘樹以来、27年ぶりの3年連続2桁勝利。前半戦の10勝は球団の左投手で93年の野村以来、32年ぶり2人目となった。チームは1-0で勝ち、首位の阪神と9・5ゲーム差の2位で後半戦を迎える。名乗り出たからには、是が非でも点は与えない。今季初となる中5日での先発を志願した東が、前半戦の締めくくりにふさわしい好投を見せた。リーグ最速の10勝目で3年連続2桁勝利を飾り、堂々たるマウンドさばきに貫禄を漂わせた。「何としてもゼロで抑える気持ちで投げた。素直にうれしい。勝ちは僕だけの力じゃない。野手の皆さんに感謝したい」相手先発はドラフト1位の金丸。鳴り物入りでプロの扉を開いた同じ左腕と投手戦を演じ、三塁を踏ませなかった。1-0の八回は1死から連打を浴びて一、二塁のピンチを招き、「試合を決定づける場面」とギアチェンジ。2番の田中はチェンジアップを3球続けてから外寄りの速球で一直に。続く上林はこの日の最速となる148キロで押して二ゴロに仕留め、力強く左拳を握った。球団の歴史に名を刻んだ。3年連続2桁勝利は野村弘樹以来27年ぶり、左投手の前半戦10勝も同じく野村以来32年ぶりだ。三浦監督は28回連続無失点と抜群の安定感に「立ち上がりから東らしくボールを散らし、うまく攻めていた」と称賛。中5日での起用に「東しかいなかった」と言い切った。登板間隔を詰めたのはエースの矜持(きょうじ)だった。後半戦の勝負どころでは中5日での先発が見込まれる。「そこに向けて一度、中5日をやっておきたいと」。救援陣は抑えの入江、セットアッパーのウィックが立て続けに故障で離脱し、台所事情が苦しい。球宴を挟んで自身の登板間隔が空く可能性も考慮し、自ら首脳陣に切り出した。6月初めから約1カ月半はナイターの登板が続いたが、この日の試合開始は午後2時。午前7時に目覚めて部屋のカーテンを開け、朝日を浴びて体を起こした。読書家の顔も持つ左腕は日頃から「休養学」の本を読み、睡眠や生活リズムに関する知識を蓄えている。遠征先の広島で投げた前回登板から同じような朝型の生活を意識してきた成果もあり「今日は起きたときに状態がいいと思った」と実感を込めた。チームは首位に立つ阪神と9・5ゲーム差の2位で前半戦を終えた。後半戦は26日からの阪神2連戦(甲子園)で幕を開ける。三浦監督が「2位じゃ駄目。全員が束になって戦っていかないといけない。いいスタートが切れるように」と先を見据えれば、東も「このまま勢いに乗って頑張りたい」と呼応した。エースの力投が、逆襲の起点となる。(鈴木智紘)
◆3年連続2桁勝利は球団では私(1996~98年)以来と知って、随分と時間がかかったなという思いがある。同じ左腕の東が達成してくれて、より感慨深い。技術的にみて、今季の東は過去2年と変わったところはない。だが、キャンプ中に投げる腕の位置を上にしてみたり、開幕後は真っすぐのスピードを追い求めたりと向上心を持ち続けている。うまくいかないと、苦しいシーズンになることが多いのだが、元の投球に戻せるところが経験と技術力の高さ。東には、すべての球種を低めにコントロールできるというベースがあることが大きい。2桁勝利は月に2勝しないと届かないイメージがある。3勝できる月があれば15勝に届くが、なかなか計算通りにはいかないもの。何より、暑い時期になってからも安定した投球を続けているのはたいしたものだ。今季の先発陣では勝ち星こそ伸びないものの、ケイ(5勝)とジャクソン(8勝)も安定している。彼ら以上に、日本選手の東がエースとして存在感を示してくれていることがうれしい。私も自己最多の17勝を挙げて最多勝を獲得した1993年に、前半戦だけで10勝(2敗)をマークした。残り試合は93年(56試合)とほぼ同じ55試合。東には私の17勝を追い越してほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
53 | 35 | 2 | 0.602 (↓0.007) | - (-) |
53 | 306 (+5) | 200 (+6) | 55 (+3) | 73 (-) |
0.247 (↑0.001) | 1.990 (↓0.04) |
2 (-) |
DeNA |
41 | 42 | 5 | 0.494 (↑0.006) | 9.5 (↑1) |
55 | 265 (+1) | 251 (-) | 45 (-) | 41 (-) |
0.227 (-) | 2.700 (↑0.03) |
3 (-) |
巨人 |
42 | 44 | 3 | 0.488 (↑0.006) | 10 (↑1) |
54 | 244 (+6) | 255 (+5) | 52 (+1) | 38 (-) |
0.240 (-) | 2.580 (↓0.02) |
4 (-) |
中日 |
40 | 46 | 2 | 0.465 (↓0.006) | 12 (-) |
55 | 228 (-) | 264 (+1) | 41 (-) | 58 (+1) |
0.226 (↓0.001) | 2.830 (↑0.02) |
5 (-) |
広島 |
38 | 45 | 5 | 0.458 (↓0.005) | 12.5 (-) |
55 | 265 (+6) | 275 (+7) | 42 (+1) | 47 (+2) |
0.242 (↑0.001) | 2.870 (↓0.05) |
6 (-) |
ヤクルト |
28 | 50 | 5 | 0.359 (↑0.008) | 20 (↑1) |
60 | 231 (+7) | 331 (+6) | 39 (+2) | 39 (-) |
0.227 (-) | 3.560 (↓0.03) |
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