ヤクルト(☆8対7★)広島 =リーグ戦12回戦(2025.07.20)・明治神宮野球場=
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広島
31001100171012
ヤクルト
33001001X81311
勝利投手:アビラ(3勝6敗0S)
(セーブ:星 知弥(1勝2敗2S))
敗戦投手:玉村 昇悟(4勝8敗0S)

本塁打
【広島】林 晃汰(1号・6回表ソロ),二俣 翔一(2号・9回表ソロ)
【ヤクルト】オスナ(5号・1回裏3ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトは3点を先制された直後の1回裏、オスナが3ランを放ち、すぐさま同点とする。再びリードを許して迎えた2回には、オスナの適時打などで3点を挙げ、試合をひっくり返した。敗れた広島は、最終回に二俣のソロで1点を返し、さらに一打同点の好機をつくるも、反撃は及ばなかった。

◆声優佐藤元(28)が始球式を行った。マウンド上で「お願いします」と爽やかにあいさつし、ゆったりとモーションに入った。ボールは山なりで18・44メートル先の捕手中村悠の頭を越えた。"オーバー投球"となった。広島3連戦は「フジアニナイター」として開催。佐藤はフジテレビ系で放送中のアニメ「よふかしのうた Season2」で、主人公の「夜守コウ」の声優を務めている。

◆ヤクルトのドラフト1位中村優斗投手(22=愛知工大)がプロ4打席目で初安打をマークした。2回1死二塁、広島玉村の真ん中高め直球にうまくバットを上からかぶせた。三遊間を鋭く破る左前打とした。マウンドでは初回に3失点し、打線の援護で追いついた2回も1点を奪われた。2回までに4失点を喫し、一塁ベース上では表情を引き締めたまま。1点を追う展開で、9人目の打者としてチャンスを拡大した。その後にオスナの中前適時打で生還し、プロ初得点も記録した。

◆ヤクルトのドラフト1位中村優斗投手(22)が危険球退場となった。2点リードの5回1死一、二塁、広島ファビアンへの7球目。148キロ直球が抜け、赤ヘル助っ人のヘルメットに直撃した。頭部死球となり、すぐに中村優は頭を下げた。4回1/3を7安打5失点(自責4)。打線の援護もあって、勝ち投手の権利まで残り2人だったが、退場を宣告された。中村優は「ファビアン選手にも申し訳ないです。チームにも申し訳ないです」とコメントした。2回までに4失点も、3回と4回は3者凡退に抑えた。だが、2勝目の権利が懸かる5回に自らに二塁悪送球なども絡み、ピンチを招いた。バットでは2回1死二塁で左前打を放ち、プロ初安打をマークした。

◆5位広島が最下位ヤクルトに連敗し、借金が6に膨らんだ。先発の玉村昇悟投手(24)が大誤算だった。打線は初回3点を先制したが、直後の1回裏、オスナの3ランで試合を振り出しに戻された。1点リードで迎えた2回は犠飛で再び同点とされ、オスナの適時打で勝ち越された。1回2/3を7安打6失点。前回12日中日戦の5回5失点に続く背信投球となった。打線は2点を追う5回1死、1軍再昇格初戦となった林晃汰内野手(24)がバックスクリーンに今季1号ソロ。再び2点を追う9回にも二俣翔一内野手(22)の今季2号ソロが飛び出したが、1点差で乱打戦に敗れた。

◆ヤクルト内山壮真捕手(23)がプロ初の4安打で打線を活気づけた。1回に左前打を放つと、2回は右前打、5回は左中間への二塁打、8回は右前打と大暴れ。全4安打が得点につながり、ルーズベルトゲーム(スコア8-7)に勝利。4月5日以来の3連勝となった。「いろんな方に毎日の練習だったり、支えていただいているおかげ。チーム一丸で、この勝利をつかめたのは大きい」と振り返った。

◆ヤクルト岩田幸宏外野手(27)が12球の執念で打線に火をつけた。初回、いきなり3点を先制された直後。嫌な空気が流れる中、1番打者として打席に入った。3球目でカウント1-2と追い込まれても、簡単には終わらない。ファウルを7球打ち、しぶとく食らいついた。そして12球目。広島玉村のカーブを捉え、左翼線に落とす安打とした。岩田の粘りが沈みかけたベンチに勢いを呼び戻し、初回の3得点で同点となった。岩田は「3点を取られても、まだ初回。塁に出て、やるべきことやれば、後ろに流れは来る。粘れて、最後にヒットで出られたのはよかった」と胸を張った。2回の死球、6回の四球を含め3出塁し、2度のホームを踏んだ。「塁に出るのが仕事」と役割を全うし、乱打戦の勝利に貢献した。高津監督は「岩田の初回の出塁は大きかった。もちろんホセ(オスナ)の1発も大きかったけどね」とリードオフマンの粘った末の出塁をたたえた。

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(32)が5号3ランを含む3安打5打点と大暴れした。3点を追う1回1死一、三塁では同点3ランをバックスクリーンに運んだ。2回2死満塁では中前適時打を放ち、8回2死一、三塁では左翼への適時二塁打で続いた。オスナは「うまくいかない時はワイン1杯でも飲んで忘れようとする時もあるけど、今日は必要ないかな」と胸を張った。高津監督も「ホセ(オスナ)の1発が『このゲーム、いける』という雰囲気にしてくれました」と最敬礼だった。

◆ヤクルト・ランバートが21日の広島戦(神宮)に先発する。前回11日の阪神戦(甲子園)では5回3失点だったが、打線の援護を受けて2勝目を挙げた。前半戦最後の試合で3勝目を目指す助っ人右腕は試合前、神宮外苑で「後半戦に向けていい流れをチームに持ってきたい。(広島は)良い打者がそろっている打線なので、自分の持っているゲームプランを遂行したい」と闘志を燃やした。

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(32)が同点の5号3ランを放った。3点を追う一回1死一、三塁。広島先発左腕・玉村が投じたチェンジアップを完璧に捉え、バックスクリーンまでかっ飛ばした。6月27日の阪神戦(神宮)以来となる一発。先発したドラフト1位・中村優(愛知工大)が初回に3失点を献上した中、4番が、ひと振りで試合を振り出しに戻した。

◆ヤクルトのドラフト1位・中村優斗投手(22)=愛知工大=が先発し、6-4の五回1死一、二塁で、4番のファビアンへの頭部死球で危険球退場処分となった。148キロの直球が抜け、頭部に直撃した。本拠地初勝利を懸けて上がったプロ3度目の先発マウンド。勝利投手の権利を得るまで、残り2死とした中で、まさかの降板となり、表情をゆがめてベンチに下がった。「ファビアン選手に申し訳ないです。チームにも申し訳ないです」とコメントした。

◆ヤクルト・内山壮真捕手(23)が2試合ぶりの猛打賞を記録した。一回に左前打を放ち、二回にも右前打をマーク。さらに6-5の五回の先頭打者として回ってきた第3打席では左中間を破る二塁打を放った。17日の巨人戦(神宮)以来となる固め打ち。7試合連続で「3番・左翼」で先発する右打者が、この日もバットで快音を響かせた。

◆ヤクルトが3連勝を飾った。序盤から点の取り合いになった一戦。0-3の一回にホセ・オスナ内野手が同点の5号3ラン。3-4の二回には犠飛とオスナの2点打で逆転した。オスナは3安打5打点。「3番・左翼」でスタメンの内山壮真捕手は、4安打で好機を演出する活躍だった。

◆ヤクルトが「ルーズベルトゲーム(8-7で決着する試合)」を制して連勝を「3」に伸ばした。3点を追いかける一回裏、4番のホセ・オスナ内野手(32)の5号3ランで同点。二回に再び1点を追う展開となったが、オスナの適時打などで勝ち越した。3番を任された内山壮真捕手(23)は5打数4安打の固め打ちで、チャンスメーク。チームの勝利に貢献した。

◆ヤクルトが「ルーズベルトゲーム(8-7で決着する試合)」を制して連勝を「3」に伸ばした。3点を追いかける一回裏、4番のホセ・オスナ内野手(32)の5号3ランで同点。二回に再び1点を追う展開となったが、オスナの適時打などで勝ち越した。

◆ヤクルトが打ち合いを制し、4月5日の中日戦(神宮)以来、約3カ月ぶりの3連勝を飾った。高津臣吾監督(56)は「気持ちいい終わり方をしたいという気持ちが強い。(前半戦最終戦の)明日も勝って、気持ちよくオールスターブレークに入りたい」と勝って兜の緒を締めた。先発したドラフト1位・中村優(愛知工大)が一回から3失点する中、その裏にオスナが同点5号3ランをマーク。3番の内山が自身初の4安打、4番・オスナが5打点を記録するなど中軸が機能し、両軍合わせて23安打が飛び出した乱打戦に競り勝った。指揮官は「ホセの一発が『このゲームいける』という雰囲気にしてくれた。打線の真ん中の方がしっかりと機能したゲームだった」と納得顔だった。オールスター前の前半戦は残り1試合。今季初の4連勝を飾って後半戦に弾みをつける。

◆ヤクルト・オスナが3安打5打点で打線をけん引した。3点を追う一回1死一、三塁で玉村の変化球を捉え、バックスクリーンに飛び込む同点の5号3ランを放ち「点差を縮めたいという気持ちで打席に入って、最高の結果になった」と胸を張った。二回にも中前適時打、八回にも左越えに適時二塁打をマーク。4番に座る助っ人は「久々にこんなに活躍したので、今日はぐっすり眠れる」と上機嫌で球場を後にした。

◆ヤクルトD1位・中村優(愛知工大)がプロ初の危険球退場で本拠地初勝利はお預けとなった。6-4の五回1死一、二塁でファビアンへ投じた速球が頭部に直撃。4回?7安打5失点ながら勝利投手の権利まで残りアウト2つだったが無念の降板となり、「ファビアン選手に申し訳ない」と謝罪した。ルーキーに高津監督は「五回は投げきってほしかったのが本音。次回に期待します」と話した。

◆背番号33の頼もしさが日に日に増している。7試合連続で3番に入ったヤクルト・内山壮真捕手(23)がプロ5年目で初の1試合4安打。それぞれ得点を挙げたイニングにマークしており、中軸の役割を全うした。お立ち台では爽やかな笑顔で歓声に応えた。「(4安打は)今までできていなかったので、自分の成長を感じる。新たにいい結果を残せてよかった」3点を先制された直後の一回に左前打を放つと、二回は右前へ。6-5の五回は先頭で左中間への二塁打をマークしてチャンスを広げた。最後は八回に右前打。右へ左へ固め打ちし、打率は・278に上がった。五回に同学年の中村優が頭部死球により、危険球退場処分を受けて降板しており、仲間のピンチを救う大活躍となった。7月初めの広島遠征中。中村優、伊藤とともに2002年度生まれの同学年会を開催した。3人で焼き肉を食べながら会話。投手目線、野手目線の考え方を伝え合い、食事の席でも互いを高め合った。高卒2年目の22年から本格的に1軍で戦う内山はこれまで先輩と接する機会が多く、同学年の存在は「うれしいです」と笑顔。そろって1軍で活躍し続けるという目標もできた。チームは4月5日以来の3連勝とし「すごく雰囲気がいい」と23歳。若きスラッガーが打線を活性化させる。(武田千怜)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
53342 0.609
(↑0.004)
-
(-)
54301
(+2)
194
(+1)
52
(+1)
73
(-)
0.246
(↓0.001)
1.950
(↑0.01)
2
(1↑)
DeNA
40425 0.488
(↑0.007)
10.5
(-)
56264
(+5)
251
(+3)
45
(-)
41
(-)
0.227
(↑0.001)
2.730
(-)
3
(1↓)
巨人
41443 0.482
(↓0.006)
11
(↓1)
55238
(+1)
250
(+2)
51
(-)
38
(-)
0.240
(↓0.001)
2.560
(-)
4
(-)
中日
40452 0.471
(↓0.005)
12
(↓1)
56228
(+3)
263
(+5)
41
(-)
57
(+2)
0.227
(↑0.001)
2.850
(↓0.02)
5
(-)
広島
38445 0.463
(↓0.006)
12.5
(↓1)
56259
(+7)
268
(+8)
41
(+2)
45
(-)
0.241
(↑0.001
2.820
(↓0.06)
6
(-)
ヤクルト
27505 0.351
(↑0.009)
21
(-)
61224
(+8)
325
(+7)
37
(+1)
39
(-)
0.227
(↑0.002
3.530
(↓0.03)