楽天(★2対4☆)日本ハム =リーグ戦16回戦(2025.07.20)・楽天モバイルパーク宮城=
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日本ハム
1003000004602
楽天
0100001002801
勝利投手:加藤 貴之(7勝3敗0S)
(セーブ:柳川 大晟(1勝1敗6S))
敗戦投手:内 星龍(3勝4敗1S)

本塁打
【日本ハム】五十幡 亮汰(1号・1回表ソロ),清宮 幸太郎(8号・4回表3ラン)
【楽天】フランコ(3号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、五十幡が先頭打者本塁打を放ち、幸先良く先制する。その後同点とされるも、4回表に清宮幸の3ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・加藤貴が7回2失点の好投で今季7勝目。敗れた楽天は、打線が相手を上回る8安打を放つも、2得点とつながりを欠いた。

◆今季の日本ハムはデーゲームに強い。ナイターでも貯金7を記録しているが、デーゲームは23勝11敗1分け、勝率6割7分6厘で貯金が12ある。デーゲームでは本塁打がよく出る。35試合で39本塁打を記録し、レイエスが12本、万波中正が8本、野村佑希が6本と、この3人だけで26本。パ・リーグのデーゲーム本塁打ランキングを見ても、レイエス、万波、野村の日本ハム勢が上位を独占。今日も得意の1発攻勢を見せるか。

◆ペナルティのワッキー(53)が、がん克服への思いを込めて始球式に登場した。「楽天メディカル 頭頸部がん克服デー」と銘打たれた一戦。持ちネタの「男性ホルモン受信中」を披露した直後にワインドアップから堀内謙伍捕手(28)に向かって投球した。しかし、まさかの暴投となった。「投球はマジで2点ぐらいです。本当に超恥ずかしかったです」。藤井聖投手(28)とともに3分ぐらい練習したという成果を披露することはできなかった。「神聖なマウンドの上でイチかバチか僕の持ちギャグの『男性ホルモン受信中』をやってみたんですよ。でも、ちょっとすべった感じになっちゃって。それで動揺したのかなって思いながら。ピッチングで取り返してやろうという変な気合が入っちゃったかなと思うんですけど。『芝刈り機』だけにしておけば良かったかな。いい経験をさせていただきました」ワッキーは20年6月に中咽頭がんと診断され、一時休養。21年2月に活動を再開し、約5年がたったが、再発はしていない。「(始球式に)今回選ばれたのもがん克服というか、僕は中咽頭がんで闘病していたという過去があるので、がんで困っている方や闘病中の方、お医者さんや看護師さんを思い浮かべながら、僕は闘ったぞ、これからもそういう活動をしていくぞっていう気持ちはありました」と話した。

◆楽天マイケル・フランコ内野手(32)が、"スプラッシュ弾"を決めた。「4番DH」でスタメン出場。1点を追う2回先頭、カウント2-2から日本ハム加藤貴の136キロ直球を捉え、左中間に同点の3号ソロを運んだ。「暑い中で内も頑張っているから、早いタイミングで追いつくことができてよかったよ。この後も最後まで頑張ります」と笑顔で話した。楽天モバイルパークの左中間エリアには、期間限定でスプラッシュシートが設置されている。フランコの1発が飛び出すと、同エリアで大量の水が噴射された。大リーグのジャイアンツの本拠地オラクルパークでは、右翼後方にあるマッコビー湾に入った場外弾を「スプラッシュ・ヒット」と呼ぶが、仙台でも"スプラッシュ弾"が飛び出した。

◆楽天が日本ハムに5連敗を喫した。初回、先発の内星龍投手(23)が1番五十幡に先頭打者本塁打を被弾。さらに同点の4回には清宮幸に勝ち越し3ランを浴びた。前日19日は日本ハムに3本塁打を許し敗戦。この日も1発で試合を決められた。楽天は1点を追う2回に4番マイケル・フランコ内野手(32)が、一時同点となる3号ソロを放ち、7回には宗山塁内野手(22)が2試合連続マルチ安打となる適時打で点差を縮めたが、最後まで勝ち越すことはできなかった。6回途中5安打4失点だった内は「1週間準備をしてきて、このような結果になってしまい実力不足です。チームに申し訳ないです」と悔しそうに話した。日本ハム戦の通算成績は3勝12敗1分けとなった。

◆日本ハムが2連勝し、前半戦での2位ソフトバンクとのゲーム差2以上が確定。残り1試合で並ばれることがなくなり、09年以来16年ぶりの単独首位ターンが決まった。1回に五十幡亮汰愛野手(26)が初球先頭打者本塁打を放ち先制。2回に同点に追い付かれるも、4回1死一、三塁で、清宮幸太郎内野手(26)が、右翼スタンドへ勝ち越しの8号3ランを放った。投げては先発加藤貴之投手(32)が、7回8安打2失点で7勝目を挙げた。21日の楽天戦で3連勝すれば、新庄監督が掲げる前半戦での貯金21という目標にも到達する。ヒーローインタビューに登場した清宮は「本当に前のバッターの皆さんが打ちやすい環境をつくってくれたので、外野にまず最低限飛ばして、1点はしっかり取ろうという楽な気持ちで打席に入りました。狙ってなかったんですけど、まだまだ足りないと思うので、もっと打てるように頑張りたいです」と話した。新庄剛志監督(53)は「今日は、明日話したいことがあるから、選手に聞いてください」とだけ残して球場を後にした。

◆日本ハムが2連勝し、前半戦での2位ソフトバンクとのゲーム差2以上が確定。残り1試合で並ばれることがなくなり、09年以来16年ぶりの単独首位ターンが決まった。1回に五十幡亮汰愛野手(26)が初球先頭打者本塁打を放ち先制。2回に同点に追い付かれるも、4回1死一、三塁で、清宮幸太郎内野手(26)が、右翼スタンドへ勝ち越しの8号3ランを放った。投げては先発加藤貴之投手(32)が、7回8安打2失点で7勝目を挙げた。21日の楽天戦で3連勝すれば、新庄監督が掲げる前半戦での貯金21という目標にも到達する。ヒーローインタビューに登場した清宮は「本当に前のバッターの皆さんが打ちやすい環境をつくってくれたので、外野にまず最低限飛ばして、1点はしっかり取ろうという楽な気持ちで打席に入りました。狙ってなかったんですけど、まだまだ足りないと思うので、もっと打てるように頑張りたいです」と話した。

◆楽天マイケル・フランコ内野手(32)に約2カ月ぶりのアーチが飛び出した。「4番DH」で先発し、1本塁打を含む2安打1打点と活躍。「しっかり与えられたところで全力を尽くしてチームに貢献する、これは以前と変わらず今も取り組んでいるので。それがいい結果につながって、日々結果に表れているのはうれしく思う」と力を込めた。0-1の2回先頭、日本ハム加藤貴の5球目、136キロ直球を左中間に運んだ。一時同点となる3号ソロに「良かったですね。いい球っていうか、打つべき球が来て、いいスイングでいい当たりで、いいホームランになった」。5月29日西武戦(ベルーナドーム)以来の本塁打となった。今季で3年目の助っ人は不振で6月12日に出場選手登録を抹消され、今月15日から再昇格した。1カ月の2軍調整期間はボールをしっかり芯で捉えること、ハードコンタクトをすることを徹底。その成果もあって、1軍復帰後は15打数7安打の打率4割6分7厘と好調を維持する。この日は7回の第3打席で右中間に二塁打をマーク。2試合連続の2安打とした。チームは3連敗と苦しんでいるが、前を向く。「勝つ方法は必ずあると思う。1勝が本当に流れを変えるスポーツだと思うので、上り下り、いろいろあると思いますけども、まずは1勝を全員で勝ち取っていきたい」と引き締めた。

◆日本ハムが2連勝し、前半戦での2位ソフトバンクとのゲーム差2以上が確定。残り1試合で並ばれることがなくなり、09年以来16年ぶりの単独首位ターンが決まった。日本ハムが貯金を今季最多の20に増やし、前半戦の首位が確定した。日本ハムの貯金20以上は16年以来11度目。試合数は違うものの、16年も今年と同じ7月20日に貯金20へ到達した。今年のようにリーグで最初に貯金20到達は09年以来5度目になる。また、日本ハムの首位ターンは62、96、98、07、09、11年に次いで7度目。11年はソフトバンクと同率首位で、単独では09年以来だ。前半戦首位だった過去6度のうち62、07、09年と3度優勝しているが、今年はどうなるか。

◆日本ハム加藤貴之投手(33)が8安打を許しながら7回2失点と粘り、伊藤に次ぐチーム2位の7勝目を挙げた。4、6回以外は走者を背負ったが要所を締め、勝利への流れをつくった。「ランナーを出す場面が多かったのですが、田宮の配球と野手が守ってくれたおかげ」。前半戦での7勝には「野手が点を取ってくれての勝ちなのでうれしいですね。中継ぎのおかげでもあります」とひたすら感謝した。

◆楽天は2日連続で日本ハムの1発攻勢に沈んだ。初回、内星龍投手(23)が1番五十幡に初球先頭打者アーチを被弾し、早々と先制点を献上。三木肇監督(48)は「逆球やな。狙ったところいってないから」と苦言を呈した。さらに同点の4回には清宮幸に勝ち越し3ランを食らった。前日19日は万波、レイエスに3本塁打を許して敗れており、この2日間で被本塁打は5。三木監督は「ホームランやね。気をつけましょう」と振り返った。この日の黒星で日本ハム戦は5連敗。通算成績も3勝12敗1分けで、楽天にとって"天敵"となっている。直接対決は残り9試合。仮に全勝したとしても勝率は5割止まりとなる。「そこはもう、昨日のあれ(自力優勝消滅)と一緒で1個ずつ試合のことをやるしかないんで」と話した。>

◆史上最速? の先頭打者弾だ。日本ハム五十幡亮汰外野手(26)が1回、自身初の初球先頭打者本塁打を放った。楽天内の148キロ直球を捉え、右翼席に放り込んだ。「初球から思い切っていきました。塁に出ることだけを考えていましたが、結果的にホームランになった」。球界屈伸の韋駄天(いだてん)は、跳ねるようにダイヤモンドを1周し、ベンチで仲間から手荒い祝福を受けた。1年目の21年5月23日西武戦でのプロ1号以来、4年ぶり通算2本目。「1年目以来だったので忘れてました。めちゃくちゃ、うれしかった」と、実に1519日ぶりの1発を喜んだ。 9日ロッテ戦では、サイクル安打に王手をかけるも、最後に本塁打が出なかった。「ボス(新庄監督)からは『しっかり振れればホームランも入るから』っていう風に言っていただいてる。当てにいかずに、しっかりスイングすることを心がけているのがいい結果につながった」と感謝した。17日西武戦では2点リードの5回1死満塁の守備で、中前打を捕球後、三塁への送球がカメラマン席に入る痛恨のミスを犯した。「野球でのミスは野球でしか取り返せない。メンタルにきてた分も少しあったので、野球で取り返さないとなって思ってました」。快打で、心のモヤモヤを振り払った。【永野高輔】

◆16年ぶり単独首位ターンだ! 日本ハムが2連勝し、2位ソフトバンクとのシーズン前半戦でのゲーム差2以上が確定。前半戦残り1試合で並ばれることがなくなり、優勝した09年以来となる単独首位での折り返しが決まった。同点の4回1死一、三塁で清宮幸太郎内野手(26)が勝ち越しの右越え8号3ランを放ち、勝利を呼び込んだ。貯金を両リーグ一番乗りで20とし、新庄剛志監督(53)が掲げる前半戦貯金21の目標にも、残り1戦であと1勝と可能性を残した。打った瞬間、確信した。1-1の4回1死一、三塁、清宮幸は、1ストライクから楽天先発内の低めストレートをジャストミートした。鋭いライナーで右翼スタンドへ突き刺さる、勝ち越しの8号3ラン。「つないでくれたみんなのおかげ」。確信歩きから、ベンチでは水谷のパフォーマンス、ヘルメットを上に掲げる"パイナポー"ポーズも拝借し、目いっぱい、喜びを表現した。本塁打は13日オリックス戦以来4試合ぶり。前回は、12日に観戦に訪れていた"北の国から女優"宮沢りえから届いたSNSエールに応えるクールな1発。今度は最高32度と酷暑の仙台で、チームを救うホットな"単独首位ターン弾"だ。月別最多となる7月3発目に「暑さ? いや、どうなんすかね。野球の季節だなって感じはすごいします」。涼しくても暑くても、盛り上がる場面でかっ飛ばすのが幸太郎だ。ついでに"パ制覇"も成し遂げた。今季楽天モバイルパークでは初本塁打。「苦手ではないですね。去年も打ってる(3発)ので」。パ・リーグ本拠地では今季、ホームのエスコンフィールドが2本、ベルーナドーム、ZOZOマリン、みずほペイペイドーム、京セラドーム大阪が1本ずつと、球場問わず満遍なく放ってきた。1シーズンで6球場すべてで本塁打を放ったのは、8年目で初だ。今季は月間打率が3月から右肩上がり。連続無安打は最大3試合が1度あっただけで、大きな不調がないことが"どこでもキヨ"を生み、1試合残しての首位ターンを、かなえてくれた。両リーグ一番乗りで貯金20とし、21日の前半戦最終戦に勝てば、新庄監督が掲げていた"貯金21ターン"も有言実行できる。指揮官は、この日は「明日話したいことがあるから、選手に聞いてください」と、ひと言残してグラウンドを後にした。23、24日はコーチを務めるオールスターが控える。球宴男としてのイメージもふくらませながら、前半最終戦、そして優勝をかけ、大事な後半戦での爆走劇を、思い描く。【永野高輔】

◆日本ハムが逃げ切って勝ち越しを今季最多の20とした。1―1の四回に清宮幸の3ランで勝ち越し、3投手の継投でリードを守った。加藤貴が7回を2失点で7勝目、九回を締めた柳川が6セーブ目。楽天は3連敗。内が2発で沈んだ。

◆?日本ハムが楽天に勝利し、前半戦首位ターンが決定した。日本ハム(前身を含む)が前半戦を首位で折り返したのは、1962年(同年の最終順位は優勝)、96年(同2位)、98年(同2位)、2007年(同優勝)、09年(同優勝)、11年(ソフトバンクと同率首位ターン、同2位)に次いで14年ぶり7度目(前後期制の73-82年は除く)。単独で折り返したのは09年以来16年ぶり6度目で、過去5度のうち3度優勝している。?五十幡が初回初球先頭打者本塁打。日本ハムでは4月25日の浅間大基(対ロッテ)、5月11日の吉田賢吾(対楽天)に次いで今季3人目。2リーグ制(50年)以降、1シーズンに同一球団の3選手が初回初球先頭打者本塁打をマークしたのは最多。

◆楽天・内が先発し、六回途中5安打4失点で4敗目。一回先頭の五十幡への初球を右翼席に運ばれ、四回には清宮幸に3ランを被弾。2本塁打で4失点し「チームに申し訳ない」と反省した。日本ハムには今季3勝12敗1分けとなり、9試合を残してシーズンでは勝ち越しがなくなった。チームは3連敗で三木監督は「最後まで一試合ずつ必死に戦う」と語った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
53332 0.616
(↑0.004)
-
(-)
55330
(+4)
231
(+2)
85
(+2)
42
(-)
0.246
(-)
2.280
(-)
2
(-)
ソフトバンク
50344 0.595
(↑0.005)
2
(-)
55321
(+7)
242
(+3)
54
(+3)
67
(+1)
0.246
(↑0.001)
2.460
(↓0.01)
3
(-)
ORIX
46373 0.554
(↓0.007)
5.5
(↓1)
57311
(+2)
312
(+8)
57
(-)
37
(+2)
0.261
(↓0.001)
3.380
(↓0.06)
4
(-)
西武
42441 0.488
(↓0.006)
11
(↓1)
56223
(+3)
243
(+7)
35
(-)
56
(-)
0.229
(↑0.001)
2.610
(↓0.05)
5
(-)
楽天
39452 0.464
(↓0.006)
13
(↓1)
57245
(+2)
290
(+4)
33
(+1)
81
(-)
0.244
(-)
3.160
(↓0.01)
6
(-)
ロッテ
33502 0.398
(↑0.008)
18.5
(-)
58250
(+8)
325
(+2)
43
(-)
36
(+3)
0.231
(↑0.002)
3.610
(↑0.02)