1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA
|
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 5 | 12 | 1 | 0 |
中日
|
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:宮城 滝太(2勝1敗0S) (セーブ:伊勢 大夢(0勝1敗4S)) 敗戦投手:勝野 昌慶(4勝4敗0S) |

![]() |
![]() |
![]() |
◆DeNAが延長戦を制した。DeNAは2点を追う9回表、1死二三塁から京田が適時三塁打を放ち、試合を振り出しに戻す。続く10回には、蝦名の2点適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・宮城が今季2勝目。敗れた中日は、救援陣が誤算だった。
◆DeNAに復帰したマイク・フォード内野手(33)が、中日戦に「6番一塁」で2試合連続でスタメンに名を連ねた。19日から1軍に昇格し、「3番一塁」で即スタメン出場。4打数無安打に終わり、チームも逆転負けを喫した。中日の先発は19日はマラー、この日は大野と2試合連続で左腕との対戦だが、昨季は対右投手は9打数1安打、打率1割1分1厘。対左投手は11打数3安打、打率2割7分3厘、1本塁打で左投手との対戦成績が良かった。1本塁打は巨人の井上温大投手(24)から放ったもの。チームはリーグ戦再開後、6勝10敗2分けで、首位阪神との差が10・5ゲーム差に開いたが、「横浜反撃」に向け、フォードの打棒に期待がかかる。
◆中日がDeNAに逆転負けし、連勝は7で止まった。1-1の7回1死満塁で田中幹也内野手(24)が中前へ勝ち越しの2点適時打を放った。だが、2点リードの9回、現在、守護神を任されている清水達也投手(25)が1死二、三塁から代打京田に2点適時三塁打を許し同点に。8回から守備固めで入っていた左翼尾田剛樹外野手(24)が前進したが、グラブをかすめ、後逸した。延長10回、6番手の勝野昌慶投手(28)が2死満塁で蝦名に中前2点適時打を許した。前半戦最終戦となる21日DeNA戦。先発は8度目でプロ初勝利を狙うドラフト1位金丸夢斗投手(22)。DeNAは東が先発する。
◆途中出場のDeNA蝦名達夫外野手(27)がチームを救った。同点の延長10回2死満塁、中日勝野を捉えた。3球目の高め153キロ直球を内側からたたいた。打球はライナーでセンター前に抜ける勝ち越しの2点適時打。一塁ベースで思いっきり拳を振り下ろした豪快ガッツポーズで喜びを表現した。チームは13試合ぶりの5得点で、勢いに乗る中日の連勝を7で食い止めた。借金2として、この日敗れた巨人を上回って6月26日以来24日ぶりに2位に浮上した。いきなり先制される苦しい立ち上がりとなった。先発の大貫晋一投手(31)が1回1死二塁から中日上林に右翼への先制適時打を浴びた。しかし大貫自らの一打と激走で1点を取り返した。3回1死、大野から中前打を放つと、2死一、二塁から佐野の中前適時打で二塁から激走。スライディングで間一髪のタイミングでセーフとなり同点に追い付いた。大貫は6回6安打1失点6奪三振と先発の役割を果たして降板。7回からは2番手・中川が登板した。しかし先頭から連打を浴びて無死一、二塁となり、代打石橋の犠打で1死二、三塁。申告敬遠で1死満塁としたが、田中に決勝の2点適時打を打たれて勝ち越された。しかい、9回には京田陽太内野手(31)が土壇場のチームを救った。2点を追う9回1死二、三塁に代打で登場。古巣中日を相手にかつて戦ったバンテリンドームのスタンドからも温かい拍手が送られた。中日清水の4球目、148キロ直球を逆らわずにはじき返した。打球は左翼・尾田のグラブをかすめて外野を転々。二塁走者も生還して同点に追い付き、さらに自身も三塁を回ったところでストップ。ランニングホームランとはならなかったが、記録は三塁打で勝ち越しのチャンスとした。しかし1死満塁から左腕・斎藤に左打者の林、佐野が連続三振に打ち取られ勝ち越しとはならなかった。直後の9回、5番手の宮城が無死一、二塁とサヨナラのピンチを作るも、後続を断って無失点。粘って白星をたぐり寄せた。
◆中日がDeNAに逆転負けし、連勝は7で止まった。延長10回、6番手勝野昌慶投手(28)が2死満塁で蝦名に中前2点適時打を許した。2点リードの9回、現在、守護神を任されている清水達也投手(25)が1死二、三塁から代打京田に2点適時三塁打を許し、同点に。8回から守備固めで入っていた左翼尾田剛樹外野手(24)が前進したが、グラブをかすめ後逸した。試合後、井上一樹監督(53)は「もちろんそれ(後逸してほしくないのは)はもう当然。それはもう当然。ただ、そこで結果、そらしてしまって、結局失点してしまったっていうことは、これは今後、彼が野球を何年やれるかわかんないけど。野球人生の中で、例えば代走とか守備固めになった時に、あれがトラウマとなって、前のボール(打球)が突っ込めないとか、プレーが思いっきりできないっていうことになってもらったら困るんで」と、引きずらないでほしいと話した。「ただ、反省はしてもらいつつ、『ああいうしびれた場面で、そういう打球飛んでくるでしょう』っていうことを、また、そういったところの教えというか教育というか、それがオレらの仕事なので、そこはまたしっかりしてしていきたいと思います」と反省を促し、練習させ、克服させると話した。
◆中日がDeNAに逆転負けし、連勝は7で止まった。延長10回、6番手勝野昌慶投手(28)が2死満塁で蝦名に中前2点適時打を許した。2点リードの9回、現在、代役で守護神を任されている清水達也投手(25)が1死二、三塁から代打京田に2点適時三塁打を許し、同点に。さらに連続四球で1死満塁のピンチを招き、降板した。井上一樹監督(53)は「あそこで逃げたいって形だったけど、不運な内野安打(先頭宮崎の二塁内野安打)から始まったんだけど、つながれて、はいバントでって形になるとちょっときついかなって。でも嘆いても仕方ないので、いるメンバーでやらないといけないってこと考えれば『達也(清水)、反省しろ。落ち込め!』ってことはできない状態だしね。いる人間でやっていかないといけないから、タツ(清水)がたとえば明日も『おい、いくぞ!』って形の、明日も『行きます!』ってぐらいの気持ちを持ってもらわないと困るので。打線がなかなかピッチャーを助けてあげられなかった、ピッチャーが打線を助けてあげたっていうのは持ちつ持たれつってのが野球の世界なので、そこで反省はするんだけども、そればっかりを引きずってもらっては困るってこと」と、清水にはこれからも大事な場面を任せる考えを明かした。
◆中日がDeNAに逆転負けし、連勝は7で止まった。延長10回、6番手勝野昌慶投手(28)が2死満塁で蝦名に中前2点適時打を許した。2点リードの9回、現在、守護神を任されている清水達也投手(25)が1死二、三塁から代打京田に2点適時三塁打を許し、同点に。8回から守備固めで入っていた左翼尾田剛樹外野手(24)が前進したが、グラブをかすめ、後逸した。
◆中日の5番手斎藤綱記投手(28)が同点に追いつかれた9回1死満塁の大ピンチで2者連続三振を奪う好リリーフを見せた。代役守護神の清水が2点リードの9回、代打京田に2点適時三塁打を打たれ同点に。なおも連続四球で1死満塁で降板。マウンドに上がった斎藤は「準備はしていた。絶対に1点もかえさない。林君もいい打者。佐野さんは僕の中で苦手。1球もミスが許されない中、集中して投げられた」と、全球勝負球のイメージで勝負。まず林を2ボール2ストライクから内角低めフォークで空振り三振に仕留めると佐野はフルカウントからスライダーで空振り三振。見事に左2人を抑えた。井上一樹監督(53)は「よく抑えたね、(斎藤)綱記は。渾身(こんしん)のガッツポーズ見れば分かるように、ものすごい場面での登板で、ホームゲームでドラゴンズファンもびっしりいて、しびれる場面でピッチングをしてくれた。ものすごく評価できる投球だったと思います」と絶賛した。13ホールド目をマーク。今季は一時、コンディション不良で1カ月ほぼ離脱はあったが、22試合に登板し1勝0敗13ホールド、防御率0・50と欠かせない存在としてブルペンを支えている。
◆DeNA伊勢大夢投手(27)が同じ「97年世代」の蝦名の決勝打を守り抜いた。2点リードの延長10回に登板して、今季4セーブ目。ウィック、入江が負傷離脱する中で代役守護神の役割を全うした。決勝打の蝦名と無失点投球の坂本とは同学年で、前回の名古屋遠征時に「97年会」で名古屋コーチンを食べながら仲を深めた。「お互いの頑張りがうれしい。同級生含めてみんなで頑張りたい」と話した。
◆強い気持ちで立ち向かった。途中出場のDeNA蝦名達夫外野手(27)が一振りで試合を決めた。延長10回2死満塁、中日勝野の153キロ直球を捉えた。中前への決勝2点適時打。普段は寡黙な27歳も感情を爆発させて豪快ガッツポーズ。「勝手に出てた。覚えてない」と苦笑いしながらも、自身17打席ぶり安打に「ずっと打てていなかったので、今日はヒーローになってやるぞという気持ちでした」とメンタルで勝った。かつては気持ちの面で負けていた。23年7月17日広島戦(横浜)。右翼守備でチャージをかけずに二塁走者の本塁生還を許した。これが決勝点となって敗れ、翌日に抹消。「ひと言で言うと気が抜けてました」。そこからファンの声援すら怖くなった。「フライが上がれば『大丈夫か?』って言われてるように聞こえて、守ってて地獄でした」。トラウマ(心的外傷)を乗り越えるためにも、現実と向き合った。「忘れるのは無理だから立ち向かおうと」と1プレーごとに自信を積み上げてきた。あの時の姿はもうない。走攻守をハイレベルにこなし、代打、代走、守備固めなど幅広い役割で貢献する。しかし今季はスタメン34試合にとどまっており、チームはフォード、藤浪、ビシエドと積極補強を敢行。蝦名は「僕らもスタメンを渡すわけにはいかない。今日もスタメンで使ってもらえずに悔しいですし、まだまだアピールしていかないと」と言い聞かせるように言った。チームは中日の連勝を7で止めて2位浮上。揺るがぬ覚悟で逆襲を進める。【小早川宗一郎】▽DeNA三浦監督(蝦名に)「守備と走塁は大事な場面で迷うことなく使える選手。打撃は苦しんでるところもありましたけど、今日の決勝打で上向いてくれれば」
◆DeNAが終盤に粘りを見せて連敗を2で止めた。2点を追う九回に京田陽太内野手の2点三塁打で同点に。延長十回には2死満塁から蝦名達夫外野手が決勝の2点打を放った。なお、新加入した藤浪晋太郎投手が、神奈川・横須賀の球団施設で始動した。
◆DeNA・伊勢大夢投手(27)が2点を勝ち越した直後の延長十回を締め、4セーブ目を挙げた。1死から安打を許したが、冷静に後続を断った。抑えの入江が右上腕の神経障害、セットアッパーのウィックが上半身のコンディション不良で立て続けに離脱した中、救援陣の屋台骨を支える。経験豊富な27歳は「今年は腹をくくれている。僕が盛り上げて、引っ張っていけるように」と頼もしかった。
◆DeNAが逆転勝ちし、2位に浮上した。1―3の九回に京田の2点三塁打で追い付き、延長十回に蝦名の中前打で2点を勝ち越した。宮城が2勝目。清水、勝野とリリーフ陣が痛打された中日は今季最長の連勝が7で止まった。
◆クールな男が派手に掲げた拳が、喜びの大きさを物語った。3-3の延長十回2死満塁。九回に代走で出場したDeNA・蝦名達夫外野手(27)が、浮いた直球を捉えて決勝の2点打を中前に運んだ。塁上でのガッツポーズは「勝手に出た。覚えていない」というほど興奮していた。打線は土壇場で試合を振り出しに戻した。2点を追う九回1死二、三塁。代打で出た青森山田高出身の京田が放ったライナー性の当たりは、前進した左翼手のグラブをかすめ、フェンスに達する間に2者が生還する三塁打。流れを引き寄せて延長戦に持ち込んだ。蝦名は「ヒーローになってやる」と十回の打席へ。前カードの広島3連戦は、いずれも2番で先発しながら快音を響かせられず、決勝打が17打席ぶりの安打だった。「スタメンをつかみ切れていない。アピールしないと」。青森大からドラフト6位で入団した6年目の右打者は、悔しさをバットにぶつけた。この日は強打を持ち味とする2年目の井上が右翼で先発。一塁を守ってきた佐野が同じ守備位置のフォードの加入を受けて左翼に回り、外野の定位置争いは激しさを増している。守備力と機動力がある蝦名は「スタメンを渡すわけにはいかない。何とか勝ち取らないと」と言葉に力を込めた。三浦監督は「少ないチャンスで何とかしようとしている。積み重ねてくれれば大きな存在になる」とさらなる活躍に期待を込めた。チームは2位に浮上。「明日もヒーローになれるように頑張る」。4時間14分に及んだ熱戦で勝利の立役者となった27歳は、額に浮かぶ汗を拭って球場を後にした。(鈴木智紘)
◆DeNAは九回、十回に打線がつながったけど、実際は、なかば中日の投手と守備陣が自滅したようなものだ。基本的に今は打てない。投手陣はある程度、抑えているのだから、打線の援護で盛り上げないと。中日との3位攻防戦だったとか、巨人が負けて2位に浮上したとか...。その次元で行ったり来たりしている場合ではないよね。中日も7連勝で2位以下グループに割り込んだものの、リリーフに依存していると、中には調子の悪い者がいて、誰かが打たれる。その典型的なゲームだった。抑えを任される清水も思うようにストライクが取れず、緊張が伝わってきたもの。阪神はもちろん、ここから浮上しようというチームは、こういう試合をチェックしておくといい。相手や自分を考える上で、参考にすべきことがあるのではないかな。(サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1
(-)
|
阪神
|
53 | 34 | 2 | 0.609
(↑0.004)
|
-
(-)
|
54 | 301
(+2)
|
194
(+1)
|
52
(+1)
|
73
(-)
|
0.246
(↓0.001)
|
1.950
(↑0.01)
|
2
(1↑)
|
DeNA
|
40 | 42 | 5 | 0.488
(↑0.007)
|
10.5
(-)
|
56 | 264
(+5)
|
251
(+3)
|
45
(-)
|
41
(-)
|
0.227
(↑0.001)
|
2.730
(-)
|
3
(1↓)
|
巨人
|
41 | 44 | 3 | 0.482
(↓0.006)
|
11
(↓1)
|
55 | 238
(+1)
|
250
(+2)
|
51
(-)
|
38
(-)
|
0.240
(↓0.001)
|
2.560
(-)
|
4
(-)
|
中日
|
40 | 45 | 2 | 0.471
(↓0.005)
|
12
(↓1)
|
56 | 228
(+3)
|
263
(+5)
|
41
(-)
|
57
(+2)
|
0.227
(↑0.001)
|
2.850
(↓0.02)
|
5
(-)
|
広島
|
38 | 44 | 5 | 0.463
(↓0.006)
|
12.5
(↓1)
|
56 | 259
(+7)
|
268
(+8)
|
41
(+2)
|
45
(-)
|
0.241
(↑0.001)
|
2.820
(↓0.06)
|
6
(-)
|
ヤクルト
|
27 | 50 | 5 | 0.351
(↑0.009)
|
21
(-)
|
61 | 224
(+8)
|
325
(+7)
|
37
(+1)
|
39
(-)
|
0.227
(↑0.002)
|
3.530
(↓0.03)
|
コメント