1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 1 | X | 7 | 14 | 1 | 0 |
勝利投手:マラー(3勝5敗0S) 敗戦投手:石田 裕太郎(2勝2敗0S) |

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◆中日が7連勝。中日は2点を追う5回裏、ボスラーの適時打で同点とする。続く6回に細川の2点適時打で勝ち越すと、7回には田中の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・マラーが6回2失点の好投で今季3勝目。敗れたDeNAは、投手陣が振るわなかった。
◆中日細川成也外野手(26)が6回に勝ち越し2点適時打を放った。2-2の同点で迎えた6回1死満塁。DeNA3番手石田裕の外角低め直球に泳がされながらも左手1本で左翼前へ運び、2者が生還した。「自分の1本でマラーに勝ち(投手)の権利をつけることができてよかった」とコメント。6回2失点と好投し、6回裏の打順で交代したマラーを援護できたことを喜んだ。細川は5回にも右前安打を放ちマルチ安打。12試合連続安打。7月は14試合中2日DeNA戦を除く13試合で安打を放ち、打点は12打点。4番としてチームに貢献している。
◆中日が逆転勝ちで今季最長、5年ぶりの7連勝を飾った。2点を追う5回1死満塁からジェイソン・ボスラー外野手(31)の中前2点適時打で同点に追いつくと、6回1死満塁から細川成也外野手(26)が左前適時打で2点を勝ち越した。7回には田中幹也内野手(24)の左線適時二塁打で2点を追加した。先発のカイル・マラー投手(27)は6回2失点で3勝目。「今日は立ち上がりから調子よく投げられることができた」。うれしい本拠地初勝利となった。7連勝は20年10月11日巨人戦から17日広島戦で記録して以来5年ぶり。借金は4まで減った。20日DeNA戦で8連勝となれば19年以来6年ぶりとなる。
◆DeNAは先制点を奪うも、逆転を許して借金は「3」に膨らんだ。勝率5割での前半戦折り返しはなくなった。同点の6回、3番手石田裕太郎投手(23)が1死から単長打の連打で二、三塁とすると、敬遠策で上林を歩かせた。1死満塁で、細川に5球目ストライクゾーンから内角に入ってくるチェンジアップを見送られると、6球目低め直球を左前に抜かれた。一気に2人の走者が生還し、逆転を許した。7回には4番手ルーキー若松尚輝投手(25)が2死一、二塁から田中に左翼線への適時二塁打を浴びて4点差。さらに8回には5番手松本凌人投手(23)も1失点で5点差にリードを広げられた。先発アンドレ・ジャクソン投手(29)は4回まで0を並べるも、先制点をもらった直後の5回に崩れて同点に追いつかれたところで降板。4回1/3を6安打、4四球、2失点だった。打線は5回に林琢真内野手(24)の右越え適時二塁打で先制。続くジャクソンの遊ゴロ間に1点を追加した。だが以降は好機で1本が出ず、つながりを欠いて得点を奪えなかった。再獲得した助っ人マイク・フォード内野手(33)は「3番一塁」で日本復帰後初スタメンも4打数無安打に倒れた。
◆中日が逆転勝ちで今季最長、5年ぶりの7連勝を飾った。2点を追う5回1死満塁からジェイソン・ボスラー外野手(31)の中前2点適時打で同点に追いつくと、6回1死満塁から細川成也外野手(26)が左前適時打で2点を勝ち越した。先発のカイル・マラー投手(27)は6回2失点で3勝目。
◆中日がDeNAに逆転勝ちし、5年ぶりの7連勝をマークした。立役者は細川成也外野手(26)、ジェイソン・ボスラー外野手(31)の4番、5番コンビだ。2点を追う5回1死満塁でボスラーが中前へ同点2点適時打。6回1死満塁で細川が左前へ決勝の2点適時打を放った。細川の7月の月間打率は3割5分3厘、3本塁打、12点。ボスラーも7月は打率3割5分1厘、3本塁打、13打点。今月のチーム55得点の45%、25点を2人がたたき出している。細川は「いい打者が後ろにいるので自分も考えて打席に立てる。いい流れ」と話す。ボスラーはようやく日本の野球に慣れてきた。松中打撃統括コーチによる後方に立ち、前に歩きながら置きティーを打つ練習で、一連の流れの中で球をとらえるスムーズなフォームになった。前半戦で不振だった元メジャーは日本式の練習で数字を残せるようになった。井上監督は「うまいこと機能している」と話し「2点先制されてもいけるという雰囲気がある」と、勢いを感じている。7連勝中、すべて試合前に声だしをしているラッキーボーイの児玉通訳に、ボスラーはお立ち台でもらったドアラ人形をプレゼント。借金4。この勢いで6年ぶりの8連勝を狙う。【石橋隆雄】>
◆中日カイル・マラー投手(27)が6回2失点の好投で今季3勝目、待望の本拠地初勝利を挙げた。150キロ台の直球とチェンジアップで緩急をつけ、今季2戦2敗だったDeNA打線を抑えた。スタンドで米国カリフォルニア州から来た両親、妹らが観戦。お立ち台で「両親の前で最高の投球ができてうれしい」と喜んだ。井上監督も「昨日『準備は万全』と強調していたので自信を持ってマウンドに上がれるんだろうなと。すごくいい投球をしてくれた」と褒めた。
◆中日が逆転勝ちで今季最長、5年ぶりの7連勝を飾った。その中で3度チャンスで凡退した板山祐太郎内野手(31)について井上一樹監督(53)は「チームが勝った、最後にヒットが出た」からこそ救われたと話した。「今日なんかデジャブのように同じ場面があったよね。今日はもう名前を出さないわけにいかないけど、板山のところでね、ツーベース打った、ヤスに送らせた。で、絶好機、セカンドゴロ、セカンドゴロ。満塁っていうところでね」。「7番・三塁」でスタメン起用され2回と4回に二塁打、犠打で1死三塁とまったく同じ場面で打席に立ちいずれも二ゴロに倒れた。5回の第3打席も2死満塁で空振り三振。「あいつの中でも、ほんとに、もう『すごく絶望』みたいな感じだったと思うんですけど、でも、『チームが勝ったこと、そして最後にヒット(7回に中前安打)がね、彼の中で出たこと』これはやっぱり。そのスターティングメンバーを選ぶ上で、最終的にハンコ押してるのは僕ですから。で、そこでやっぱり『次はいけるでしょう』、『次いけるでしょう』というような気持ちをね、やはり持ってあげたいし、それに応えるべく、そこで打てなかったら『次にどうしよう』ということを多分考えてくれるという、ある意味そういったことが『チームの絆』なのかなっていうような部分と僕は思ってます」と、試合後、あえて名前を出し、現在のチームの雰囲気がいいことを明かした。
◆中日が逆転勝ちで今季最長、5年ぶりの7連勝を飾った。ナイターで広島が敗れたため、4位に浮上した。4位は5月4日以来、76日ぶり。2点を追う5回1死満塁からジェイソン・ボスラー外野手(31)の中前2点適時打で同点に追いつくと、6回1死満塁から細川成也外野手(26)が左前適時打で2点を勝ち越した。先発のカイル・マラー投手(27)は6回2失点で3勝目。うれしい本拠地初勝利となった。7連勝は20年10月11日巨人戦から17日広島戦で記録して以来5年ぶり。借金は4まで減った。20日DeNA戦で8連勝となれば19年以来6年ぶりとなる。
◆DeNAが牧秀悟の緩慢な守備で流れを失った。2-2の6回1死から岡林の二塁正面への平凡なゴロを内野安打にしてしまった。ここから満塁を招くと、石田裕が細川に左前2点打。三浦監督は「なぜあの打球でセーフになったのか。ああいうところをきっちりアウトにしていかないと」と苦言を呈した。牧は報道陣の問いかけに応じず、足早にバスに乗り込んだ。チームは前半戦の負け越しが決まった。
◆中日岡林勇希外野手(23)が、19日のDeNA戦でマルチ安打をマークし、打率を2割9分7厘に上げ、リーグトップに再浮上した。試合前時点でトップだった阪神中野拓夢内野手(29)は、5打数無安打で打率を2割9分2厘に下げ、2位に下がった。パ・リーグでは、楽天村林一輝内野手(27)が、リーグトップをキープ。故障で離脱中のオリックス西川龍馬外野手(30)が2位につける。「投高打低」と言われる中、セ・リーグの3割超えは0人で、パ・リーグは楽天村林、オリックス西川、オリックス太田の3選手が3割を超える。
◆中日が、DeNAに逆転勝ちし、破竹の7連勝で4位に浮上し、2位巨人に1ゲーム差に迫った。9日の巨人戦のサヨナラ勝ちで勢いに乗ると、次カードの広島に同一カード3連勝をマーク。首位阪神にも2連勝し、3位DeNAとの初戦にも勝利した。首位阪神と2位巨人のゲーム差が最大10ゲーム差に開いた中、5位広島から2位巨人まで1・5差の大混戦。中日は3位だった20年シーズン以来のAクラス入りが視野に入る。シーズン前半戦は残り2試合だが、この2日間で順位が変動する可能性があり、2~5位争いに注目が集まる。
◆中日が逆転勝ちで2020年10月以来となる7連勝。0―2の五回にボスラーの中前打で追い付き、六回は細川の左前打で2点を勝ち越し。七、八回にも加点した。マラーが6回2失点で3勝目。DeNAは攻守で精彩を欠いた。
◆DeNAに復帰したマイク・フォード内野手(33)が出場選手登録され、「3番・一塁」で先発。4打数無安打だった。第2打席は浮いたチェンジアップを捉えたが、好守に阻まれて二ゴロだった。米大リーグ通算37本塁打の左打者は11日に来日し、15日から2軍で3試合に出て戦列に加わった。昨季はポストシーズンで15打数5安打と勝負強さを発揮。三浦監督は「(2打席目は)しっかり捉えていた。まだ1試合目。1本出れば気持ちは違うと思う」と今後に期待を寄せた。
◆中日の新外国人左腕マラーは制球が安定していた。来日した両親や妹が見守る前で3勝目を手にし「本拠地初勝利の瞬間を家族と味わえた。ベストの結果」と手放しで喜んだ。三回まで1人の走者も許さない。五回に失策が絡んで2失点したが、六回のピンチを切り抜けて勝ち越しを呼び込んだ。両親が4月に観戦した際もいい投球ができたそうで「ずっと(日本に)いてもらわないといけないかも」と笑顔で冗談を飛ばした。
◆中日が2020年10月以来となる7連勝で4位に浮上した。0―2の五回にボスラー外野手の中前打で追い付き、六回は細川成也外野手の左前打で2点を勝ち越しに成功。七、八回にも加点した。先発のマラー投手が6回2失点で3勝目(5敗)を挙げた。
◆DeNAは守りで隙を見せ、流れを手渡して敗れた。三浦大輔監督(51)が「なぜあの打球でセーフになったのか。牧が一番分かっていると思う」と指摘したのは、同点の六回1死で岡林が放った当たりだ。二塁手の牧は正面に飛んできたゴロをさばくと、緩慢にステップを踏んで一塁へ送球。岡林の足が勝り、内野安打を許した。この回から3番手で登板した石田裕は、続く田中の二塁打で1死二、三塁のピンチを招き、3番の上林を3ボールから申告敬遠。続く細川に決勝の2点打を浴び、チームは負け越しでのシーズンの折り返しが決まった。田中内野守備兼野手コーチが「相手を知っている以上、何とかアウトにしないといけないプレーだった」と言えば、三浦監督も「取れるアウト。チーム全体でああいうところを解決できるようにしないといけない」とミスに手厳しかった。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
52 | 34 | 2 | 0.605 (↑0.005) | - (-) |
55 | 299 (+4) | 193 (-) | 51 (+2) | 73 (+1) |
0.247 (-) | 1.960 (↑0.03) |
2 (-) |
巨人 |
41 | 43 | 3 | 0.488 (↓0.006) | 10 (↓1) |
56 | 237 (-) | 248 (+4) | 51 (-) | 38 (+1) |
0.241 (↓0.001) | 2.560 (↓0.01) |
3 (-) |
DeNA |
39 | 42 | 5 | 0.481 (↓0.007) | 10.5 (↓1) |
57 | 259 (+2) | 248 (+7) | 45 (-) | 41 (-) |
0.226 (-) | 2.730 (↓0.05) |
4 (1↑) |
中日 |
40 | 44 | 2 | 0.476 (↑0.006) | 11 (-) |
57 | 225 (+7) | 258 (+2) | 41 (-) | 55 (-) |
0.226 (↑0.003) | 2.830 (↑0.03) |
5 (1↓) |
広島 |
38 | 43 | 5 | 0.469 (↓0.006) | 11.5 (↓1) |
57 | 252 (+1) | 260 (+3) | 39 (-) | 45 (+1) |
0.240 (↓0.001) | 2.760 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
26 | 50 | 5 | 0.342 (↑0.009) | 21 (-) |
62 | 216 (+3) | 318 (+1) | 36 (-) | 39 (+2) |
0.225 (↑0.001) | 3.500 (↑0.03) |
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