ロッテ(★3対8☆)オリックス =リーグ戦13回戦(2025.07.18)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
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ロッテ
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勝利投手:才木 海翔(2勝0敗0S)
敗戦投手:鈴木 昭汰(1勝3敗5S)
  DAZN
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◆オリックスが延長戦を制した。オリックスは1-2で迎えた5回表、西野の適時打などで2点を挙げ逆転する。その後同点を許すも、延長10回に打者10人の猛攻で一挙5点を奪い、試合を決めた。投げては、4番手・才木が今季2勝目。敗れたロッテは、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆ロッテ高部瑛斗外野手(27)が出場選手登録され、角中勝也外野手(38)が出場選手登録を抹消された。高部は7日に再調整後、ファームで打率2割5分、1本塁打の成績を残してすぐさま再昇格を果たした。練習前には「ファームでやることもやってきたので、悪くないと思います」と手応えを口にした。主に代打での起用が続いていた角中は再調整となった。

◆前日17日ソフトバンク戦(北九州)で幻の"プロ初本塁打"を放ち、15日に再昇格したロッテ上田希由翔内野手(23)は「7番一塁」で2戦連続のスタメン。この日1軍に合流した高部瑛斗外野手(27)は「6番中堅」で昇格即スタメン。西川史礁外野手(22)は2戦連続の「1番左翼」でスタメン出場。本拠地で1番に座るのは初となる。

◆ロッテは延長戦にもつれた一戦を落として今季最多となる借金「19」に到達。パ・リーグ最速で50敗となった。同点の10回、5番手に登場した鈴木昭汰投手(26)が誤算だった。先頭太田に初球を左前に運ばれていきなり出塁を許すと、次打者杉本に四球。続く、犠打を試みた西野の三塁方向へ転がった打球を鈴木は捕らずオールセーフとなり、無死満塁のピンチを招いた。6番頓宮の右犠飛で勝ち越し点を献上。続く中川、若月に連続適時打を浴びて3-7。さらに大里に1死三塁から中犠飛を許してこの回一挙5失点で降板した。裏の攻撃でも追いつけず、交流戦開けから続くカード初戦全敗記録は「7」に伸びた。

◆オリックスが延長10回に10人攻撃で5点を挙げ、ロッテとの敵地4連戦初戦を制した。5番手鈴木を攻め、ヒット2本と四球で無死満塁。まずは6番頓宮が勝ち越しの右犠飛を上げた。続く中川も2点二塁打、若月も適時三塁打、大里も犠飛と、下位打線の4者連続打点で一気に突き放した。頓宮は「絶対に決めてやろうという気持ちで打席に立ちました」としてやったり。大量5得点に「明日もあるので勢いに乗っていける」と会心の笑顔だ。今季のロッテ戦は早くも10勝(3敗)でお得意様モード。試合のなかった2位ソフトバンクに1・5差、首位日本ハムに3・5に迫った。少しの気がかりは宮城か。登板予定だった17日の楽天戦が雨で中止。カードが替わった今季初のZOZOマリンで腕を振った。「自分のやるべきことを意識しながら」と意気込んでいたが6回3失点。7戦連続白星なしで前半戦を終えた。

◆ロッテは延長戦にもつれた一戦を落とし、今季最多となる借金「19」に到達し、パ・リーグ最速の50敗となった。9回に先頭上田希由翔内野手(23)が四球で出塁し、サヨナラの走者を出すも、宮崎竜成内野手(24)の犠打失敗で無死一塁から走者を進められず。さらに代走小川龍成内野手(27)が二盗失敗、代打藤岡裕大内野手(31)は見逃し三振に倒れて絶好機をミスでつぶしていた。延長10回に5番手で登場した鈴木昭汰投手(26)が一挙5失点と大崩れした。裏の攻撃で追いつけず、交流戦明けから続くカード初戦全敗記録は「7」に伸びた。先発の田中晴也投手(21)は6回3失点。昇格即スタメンだった高部瑛斗外野手(27)は、一時逆転打含む2安打2打点でアピールした。この日補充選手としてオールスター初出場を決めた藤原恭大外野手(25)は、2死から出塁して2得点をもたらすなど、猛打賞の活躍でチャンスメークした。

◆ロッテは前日17日のソフトバンク戦(北九州)から打線を大幅に入れ替え。新打順のカギとなるのは1番・西川史礁外野手(22)=青学大、2番・山本大斗外野手(22)の同学年コンビだ。18日のオリックス戦(ZOZOマリン)では1番西川、2番山本、3番藤原、4番寺地、5番安田の上位打線を組んだ。ロッテでは毎日時代の1955、56年の榎本以来、69年ぶり2人目となる10代での先発4番となった寺地に注目が集まるが、サブローヘッドコーチ(49)は「寺地の成長を促すためと、1番西川、2番山本の打線を見たかった」と、目玉は西川、山本のコンビだと話す。実は、かねて理想として構想を描いていた打順だ。「西川と山本には『2人で1点を取ってこい』と言ってある」とサブローヘッドは話す。西川の出塁率・282は高いとはいえないが、ルーキーは「2番にホームランを打てる大斗を置くっていうのは、メジャーでもそういう打順が多い。自分が大斗の前に出て、大斗の長打でかえるみたいな、そういうのは理想として掲げてやっています」と出塁を重視して臨む。「きょうもこの形で行きますよ」とサブローヘッド。新打順はそのまま、近未来のチームの姿。若き上位打線で得点力アップにつなげる。(片岡将)

◆野手最年長のオリックス・西野真弘内野手(34)が勝負強さを見せた。「みんなでつないできたチャンスの場面でしたし、ラオウ(杉本選手)があれだけ粘ってつないでくれていたので、なんとか必死に食らいついて打ちました!」1-2と逆転された直後の五回に2四球と安打などで2死満塁で打席に立った。ロッテ先発・田中晴の3球目のフォークが暴投となり、同点。なおも二、三塁でフォークを捉えて右前への勝ち越しタイムリーで、6戦白星なしの先発・宮城を援護した。

◆オリックスは延長で頓宮裕真捕手(28)が決勝の犠飛を放ち、2連勝とした。三回に宗が先制打。逆転されて迎えた五回には暴投と西野の適時打で再度勝ち越しに成功したが、先発の宮城が援護を守り切れなかった。六回に安田に同点打を許し、6回7安打3失点で降板。クオリティスタート(6回以上を投げて自責3以内)をクリアしたものの、これで7試合連続白星なしとなった。降板後には「同点に追いつかれてしまったこと、(四回、六回の)連打から失点を許してしまったところというのを反省しないといけない。チームが逆転してくれていただけに、なんとかリードを守りきれるようなピッチングがしたかった」とコメントした。九回では決着がつかず、迎えた延長十回に先頭の太田の安打から無死満塁と好機を広げ、頓宮の犠飛で勝ち越した。直後に中川がダメ押しとなる中越えの2点打を放ち、若月の適時打と大里の犠飛などでトドメを刺した。

◆ロッテは延長十回、5番手の鈴木昭汰投手が4本の長短打を浴びるなどして5点を勝ち越され、3連敗。リーグ最速で50敗に到達し、借金は今季最多の19に膨らんだ。打線は1軍に昇格即スタメンの高部が2安打2打点と結果を残したが、相手の救援陣からは得点できなかった。吉井監督は5失点の鈴木に「ここ何回か続いているので、ちょっと調整してもらおうと思います」と2軍再調整を命じた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
51332 0.607
(-)
-
(-)
57321
(-)
227
(-)
80
(-)
42
(-)
0.244
(-)
2.280
(-)
2
(-)
ソフトバンク
48344 0.585
(-)
2
(-)
57310
(-)
239
(-)
51
(-)
64
(-)
0.245
(-)
2.480
(-)
3
(-)
ORIX
46353 0.568
(↑0.005)
3.5
(↑0.5)
59309
(+8)
296
(+3)
57
(-)
35
(-)
0.263
(↑0.001
3.260
(-)
4
(-)
西武
42421 0.500
(-)
9
(-)
58220
(-)
232
(-)
35
(-)
56
(-)
0.230
(-)
2.550
(-)
5
(-)
楽天
39432 0.476
(-)
11
(-)
59241
(-)
281
(-)
32
(-)
80
(-)
0.243
(-)
3.130
(-)
6
(-)
ロッテ
31502 0.383
(↓0.005)
18.5
(↓0.5)
60234
(+3)
323
(+8)
43
(-)
33
(+1)
0.228
(-)
3.680
(↓0.05)