オリックス(☆1対0★)楽天 =リーグ戦13回戦(2025.07.16)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
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勝利投手:田嶋 大樹(5勝4敗0S)
敗戦投手:則本 昂大(3勝3敗11S)

本塁打
【オリックス】中川 圭太(7号・9回裏ソロ)

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◆オリックスがサヨナラで投手戦を制した。オリックスは両軍無得点のまま迎えた9回裏、中川のソロが飛び出し、試合を決めた。投げては、先発・田嶋大が9回無失点7奪三振の快投。今季2度目の完封で5勝目を挙げた。敗れた楽天は、打線が散発の6安打とつながりを欠いた。

◆3位オリックスは今季7度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。両軍無得点で迎えた9回裏2死に6番中川圭太内野手(29)が左翼に自身初のサヨナラ打となるソロ本塁打を放った。先発の田嶋大樹投手(28)が自己最多の134球を投じて6安打無失点で完封勝利。140キロ後半の直球に、チェンジアップなど緩急を生かして無四球、7奪三振と快投した。前夜の両軍33安打の乱打戦から一転。打線は7回まで5安打無得点。8回には1死三塁の好機をつくるも、後続が倒れていた。

◆3位オリックスは今季7度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。両軍無得点で迎えた9回裏2死に6番中川圭太内野手(29)が左翼に自身初のサヨナラ打となるソロ本塁打を放った。先発の田嶋大樹投手(28)が自己最多の134球を投じて9回まで6安打無失点。140キロ後半の直球に、チェンジアップなど緩急を生かして無四球、7奪三振と快投した。オリックスは中川の本塁打でサヨナラ勝ちし、田嶋が完封。サヨナラ勝ちで完封勝利は24年9月10日西武戦の伊藤(日本ハム)以来で、オリックスでは99年9月25日西武戦の星野以来26年ぶり。同試合は日高の左安で決まったが、今回のようにサヨナラ本塁打で完封したのは、阪急時代の77年5月1日クラウン戦で、延長10回にマルカーノのサヨナラ弾で1-0完封した山口以来、球団48年ぶり。

◆オリックス田嶋大樹投手(28)がプロ8年目で自己最多の134球を投じ、今季2度目の完封勝利で5勝目を挙げた。快投が実り、チームは今季7度目のサヨナラ勝ち。連敗を3で止めた。「(山本)由伸とか(九里)亜蓮さんがこういう試合をやっていてすごいなと。自分もできるようになって、少しうれしさと驚きはあります」力強い直球に、チェンジアップなど多彩な変化球で緩急をつけ、6安打無四球、7奪三振。二塁すら踏ませなかった。この日はワインドアップで投げ込むも、7回にはセットで投じるなどフォームチェンジ。「水を意識しています。型にはまらず、いろんな形に変えられると。野球って『こうじゃなきゃいけない』とかないと思う。自分の直感とかを信じながら、やりたいようにやっています」。変幻自在な投球が光った。岸田護監督(44)は「どうしたんかな」と笑いつつ「どんどん勝負しながらいろんな球も扱いが良かった。球威も最後まで良かった」とたたえた。前回3回0/3を5失点だった5日のロッテ戦(ほっともっと神戸)から中10日。「3回、4回で結構疲れることが多くて」と反省し、食事を変えた。「3食に間食を入れて5食にして。試合中もジュースを飲んだりして、エネルギー補給したのが良かったのかな」。この日は登板の合間にオレンジジュースやりんごジュースを飲み、スタミナを維持。完封につなげた。同学年の中川圭太内野手(29)が9回に自身初のサヨナラアーチを放ち、2人でお立ち台に上がった。7連戦の2戦目でチームの連敗がストップ。指揮官は「しんどい中で勝ち切れたのは本当に良かった」。首位日本ハムと4・5ゲーム差を維持し、食らいつく。【村松万里子】

◆楽天村林一輝内野手(27)が、16日の楽天戦でマルチ安打をマークし、オリックス太田椋内野手(24)を抜き打率リーグトップに再浮上した。2位は、打率3割1分7のオリックス太田で、3位は故障で離脱中のオリックス西川龍馬外野手(30)がつける。セ・リーグは、阪神中野拓夢内野手(29)が打率2割9分7厘でトップで、2位は中日岡林勇希外野手(23)。3位には近本光司外野手(30)がつける。「投高打低」と言われる中、セ・リーグの3割超えはゼロで、パ・リーグは楽天村林、オリックス太田、オリックス西川の3選手が3割を超える。

◆オリックス・広岡大志内野手(28)が手痛いミスを連発した。一回一死一塁で楽天・藤井の牽制に帰塁できず、一、二塁間で挟殺となり走塁死に終わった。さらに五回にも併殺崩れで一走となり、一度目の牽制では帰塁。しかし、直後に二塁方向へリードを取ろうと歩を進めた瞬間に、隙を突かれて立て続けに牽制を食らい、戻り切れずに一塁でタッチアウトとなった。ボーンヘッドで2度の牽制死となり、スタンドからはため息が漏れた。

◆打者との勝負、そして構えられたミットをめがけて腕を振ることだけに集中した。オリックス・田嶋は汚名返上を期すマウンドで楽天打線をリズムよく打ち取った。「自分のやりたいことをしっかりマウンドでできれば。いろいろな思いはあるけど、無の状態で投げられるのが一番いい」15日にそう話していた通り、走者を出しても相手に隙は与えなかった。三回に先頭の堀内に左前にはじき返されるも、辰己を空振り三振、小深田は見逃し三振に仕留めて二塁を踏ませなかった。今月5日のロッテ戦(ほっと神戸)では2被弾するなど、今季最短の3回0/35失点でKO。翌6日に登録を抹消され、中10日でこの日の登板に臨んだ。登板間隔があくことに「体は休められるけど、考える時間が長くなってしまう。ネガティブに深く入り込みやすいのはデメリット」と語っていたが、心身ともにリセットして臨み、得意のイヌワシ打線を封じた。楽天戦は通算33試合に登板し、13勝5敗、防御率2・36(試合前時点)と大きく白星が先行している。今季も4月11日に5回無失点で勝利しており、この試合も七回まで無得点に抑えて相性の良さを発揮。シーズン前半戦を締めくくる7連戦の2戦目で、ナインを奮い立たせる力投を披露した。(織原祥平)

◆オリックスは今季7度目のサヨナラ勝利。中川の決勝弾で連敗を3で止めた。両軍無得点で迎えた九回2死。中川が抑えの則本から左翼へ本塁打を放ち、試合を決めた。先発の田嶋は自己最多の134球を投げて9回6安打無四球無失点。今季2度目の完封勝利で5勝目を挙げた。

◆楽天の藤井は8回6安打無失点の好投も援護がなく、4勝目を逃した。それでも1回?でKOされた前回の日本ハム戦から中9日での登板で立て直しに成功。「自分を見つめ直す時間をいただいて、そこでしっかり取り組んだ結果を出せて良かった」と息をついた。持ち前の粘りに加え、一塁けん制から2度も走者を刺すなど視野の広さも見せた。昨季11勝の左投手は「(前半戦を)非常にいい形で締めくくれたので、後半戦はもっといい投球をしたい」と巻き返しを期した。

◆オリックスが今季7度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。0―0の九回2死から中川が左翼へソロを放って試合を決めた。田嶋が6安打、無四球で今季2度目の完封を果たして5勝目。楽天は好投の藤井を打線が援護できなかった。?オリックス・中川がスコア0-0の九回にサヨナラ本塁打。スコア0-0からのサヨナラ本塁打は6月1日の日本ハム・レイエス(九回、対ロッテ)以来で、オリックスでは昨年8月23日の杉本裕太郎(九回、対ロッテ)以来。?オリックスのサヨナラ本塁打は5月20日の若月健矢(対ロッテ)、同31日の野口智哉(対西武)に次いで今季3本目。シーズン3本のサヨナラ弾は2023年以来2年ぶり。

◆同学年の頑張りに奮い立った。思いが乗り移った白球が、左翼席に飛び込む。オリックス・中川がプロ初のサヨナラ弾で連敗を3で止めた。先発の田嶋に白星をプレゼントし、びしょぬれになりながら熱く抱擁した。「感触は良かった。初めてのことなので、何が起こったのか分からなかった」0―0で迎えた九回2死だ。抑えの則本の甘く入った直球を見逃さず、完璧に捉えた。7号ソロが決勝弾となり、チームは今季7度目のサヨナラ勝利。ウオーターシャワーを浴び「最高です」と喜びを爆発させた。もどかしい思いだった。同学年の田嶋は自己最多の134球を投げ、9回無失点と快投。一方で打線は援護することができず「何とかしようとずっと思っていた」。ポジションは違えど、左腕は「黙々と自分のやるべきことを毎日こつこつやっているので、勉強するところは多い」と尊敬の念を抱く存在。そんな大切な仲間の奮投に、最高の結果で白星をつけることができた。前日15日には八回に代打で一時同点となる2点打。この日も3安打と好調で「日々いろいろ変えながらできている。感覚良く打てているかな」と手応えをにじませた。今季、1番から9番まですべての打順をこなしながら重ねてきた38打点は、山川(ソフトバンク)に並ぶリーグ2位だ。「毎度おおきに!」お決まりとなった大阪弁のフレーズでヒーローインタビューを締めくくった。首位日本ハムも勝利して4・5ゲーム差のままだが、〝無敵〟になった中川が3位のチームを力強く押し上げていく。(織原祥平)?...オリックス・中川がスコア0-0の九回にサヨナラ本塁打。スコア0-0からのサヨナラ本塁打は6月1日の日本ハム・レイエス(九回、対ロッテ)以来で、オリックスでは昨年8月23日の杉本裕太郎(九回、対ロッテ)以来?...田嶋が完封勝利。サヨナラ本塁打によるスコア1-0で完封勝利を挙げたのは、2018年9月28日の巨人・菅野智之(サヨナラ弾=長野久義、対DeNA)以来7年ぶり。オリックス(前身を含む)では1977年5月1日の山口高志(サヨナラ弾=マルカーノ、対クラウン)以来48年ぶり

◆オリックス・田嶋が自己最多134球を投げ、無四球完封で5勝目。ワインドアップを軸にセットポジションを織り交ぜ、散発6安打で二塁を踏ませず「フォームは直感を信じて投げた」と手応えをにじませた。開幕から体重が5キロ減り、食事面を見直した。球団の管理栄養士、トレーナーらと相談し、1日3回の食事に加え、2度の間食を追加。この日の投球中にはエネルギー補給のためオレンジジュースを飲むなど夏バテ対策も奏功し「エネルギーが切れずに最後までいけた」とうなずいた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
51322 0.614
(↑0.004)
-
(-)
58318
(+10)
223
(+1)
79
(+1)
42
(-)
0.245
(↑0.002)
2.290
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
48343 0.585
(↑0.005)
2.5
(-)
58308
(+6)
237
(-)
51
(+1)
63
(+2)
0.245
(-)
2.480
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
45353 0.563
(↑0.006)
4.5
(-)
60301
(+1)
293
(-)
57
(+1)
35
(-)
0.262
(↓0.001)
3.260
(↑0.04)
4
(-)
西武
41421 0.494
(↓0.006)
10
(↓1)
59216
(+1)
229
(+10)
35
(-)
56
(-)
0.230
(-)
2.540
(↓0.06)
5
(-)
楽天
39432 0.476
(↓0.005)
11.5
(↓1)
59241
(-)
281
(+1)
32
(-)
80
(-)
0.243
(↓0.001)
3.130
(↑0.03)
6
(-)
ロッテ
31491 0.388
(↓0.004)
18.5
(↓1)
62229
(-)
313
(+6)
43
(-)
32
(-)
0.227
(↓0.001)
3.640
(↓0.01)