1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 3 | 0 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 10 | 18 | 0 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 2 | 0 |
勝利投手:北山 亘基(6勝3敗0S) 敗戦投手:渡邉 勇太朗(5勝6敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムは初回、石井と野村の適時打で3点を先制する。その後3回表に石井と水野の適時打で2点を加えると、5回にも2本の適時打が飛び出すなど、終わってみれば18安打で10得点を挙げた。投げては、先発・北山が6回1失点の好投で今季6勝目。敗れた西武は、投手陣が崩壊した。
◆西武は日本ハム戦でチーム打率2割4厘だが、このカードでよく打つのが助っ人のタイラー・ネビン外野手。今季のネビンは日本ハム戦で44打数15安打、3本塁打、5打点の打率3割4分1厘。対戦したパ5球団の中では最高打率を誇り、6月29日の11回戦から2試合連続で1発を記録中。ネビンの成績を除けば日本ハム戦のチーム打率が1割8分8厘まで低下するだけに、助っ人の活躍が目立つ。
◆日本ハム万波中正外野手(25)が「9番右翼」でスタメン出場する。9番に入るのは今季初めて。ただ、新庄剛志監督(53)の就任1年目、22年シーズンは9番スタメンが11試合あった。万波は7月に入ってから11試合出場で打率1割4分8厘(27打数4安打)、0本塁打、0打点と不調。22年9月18日ロッテ戦(札幌ドーム)以来、1032日ぶりの9番スタメンで復調のきっかけをつかめるか。逆に7月は打率2割9分8厘、2本塁打、10打点と好調な清宮幸太郎内野手(26)は8試合ぶりにベンチスタートとなった。
◆西武の平沢大河内野手(27)が移籍後初ヒットを放った。この日に出場選手登録され、さっそく「2番二塁」で出場。3回無死の第2打席、日本ハム北山の高め直球を右翼線へ落とす二塁打とした。ただ直前のイニングに二塁守備で失策。追加失点につながっていただけに、塁上で大きく喜びを表現することはなかった。仙台育英(宮城)時代に甲子園準優勝に貢献した平沢は、9年間在籍したロッテから現役ドラフトで昨オフに西武へ移籍していた。今季は開幕1軍メンバーに入ったものの、急性腰痛のため開幕当日に登録抹消に。その後5月下旬に1軍昇格したものの、10打席無安打で再び2軍再調整となっていた。
◆日本ハム石井一成内野手(31)が史上72人目、77度目のサイクル安打達成に王手をかけた。1回に先制適時二塁打、3回に適時三塁打、4回に右前打を放った。サイクル安打達成へ、残すは本塁打のみ。6回は「ホームラン、ホームラン、一成!」コールを受けたが、右前打に終わった。ただ、4年ぶり3度目の1試合4安打となった。この日は「5番二塁」でスタメン出場。1回の先制適時二塁打は「打ったのはフォーク。ボスにクリーンアップを任されたので、何とか打点をあげたいと思っていました。初回からチャンスで回ってきてよかったです」とコメント。3回の適時三塁打は「打ったのはストレートです。(一塁走者の)モーレ(レイエス)ナイスラン!」とコメントした。サイクル安打を達成すれば、NPBでは4年ぶり。21年9月18日に達成したヤクルト塩見泰隆外野手(32)以来となる。
◆日本ハム石井一成内野手(31)が史上72人目、77度目のサイクル安打達成を逃した。1回に先制適時二塁打、3回に適時三塁打、4回に右前打を放った。サイクル安打達成へ、残すは本塁打のみ。6回は「ホームラン、ホームラン、一成!」コールを受けたが、右前打に終わった。ただ、4年ぶり3度目の1試合4安打となった。そして再び「ホームラン、ホームラン、一成!」コールを受けた8回の第5打席は空振り三振。その後は打席が回らず、NPBでは4年ぶり、21年9月18日に達成したヤクルト塩見泰隆外野手(32)以来のサイクル安打はならなかった。この日は「5番二塁」でスタメン出場。1回の先制適時二塁打は「打ったのはフォーク。ボスにクリーンアップを任されたので、何とか打点をあげたいと思っていました。初回からチャンスで回ってきてよかったです」とコメント。3回の適時三塁打は「打ったのはストレートです。(一塁走者の)モーレ(レイエス)ナイスラン!」とコメントしていた。
◆日本ハムが大勝して今季4度目の4連勝。貯金は日本一に輝いた16年以来となる「19」となった。チームスローガン「大航海は続く」にちなんだ超強力「海賊打線」が、この日も安打を量産して得点を奪いまくった。その立役者は「5番二塁」でスタメン出場した石井一成内野手(31)。1回に先制適時二塁打、3回に適時三塁打、4回に右前打でサイクル安打に王手。6回は「ホームラン、ホームラン、一成!」コールを受けながらも右前打に終わったが、4年ぶり3度目の1試合4安打をマーク。8回の第5打席は空振り三振で偉業達成とはならずも、大きな勢いを与えた「海賊打線」は今季最多タイの18安打で10得点を奪った。大量援護を受けた先発北山亘基投手(26)は、毎回被安打と苦しみながらも6回7安打1失点で自己最多タイの6勝目。「毎回出塁を許してしまいましたが、野手の好プレーに救われました。また序盤からリードをもらったので、思い切って投げることができました。次は自分がチームを救う投球ができるように、しっかり準備したいと思います」とコメント。投打ががっちりとかみあった大勝だった。
◆西武は首位日本ハムに圧倒され、4月27日以来の借金生活に入った。先発渡辺勇太朗投手が初回、試合開始後14分間で3失点。一方の打線は1回裏の1死満塁を山村の見逃し三振などで生かせず。2回以降も終始圧倒された。8回の攻撃前に左翼席から今季初めて「気合を入れろライオンズ!」のゲキも飛んだ。西口文也監督は「早く(借金)0に戻さないと本当に苦しくなるので」と引き締めていた。
◆4位西武が首位日本ハムに大敗し、41勝42敗1分けとなり借金生活に入った。勝率が5割を割るのは、11勝12敗となった4月27日以来、61試合ぶり。この日は初回、先発の渡辺勇太朗投手(24)が先頭打者に安打された後に連続三振を奪うも、4番レイエス以下に不運な当たりも含めての4連打を浴び、プレーボール後14分間までで3点を失った。得点力不足に悩む西武打線はその裏、1死満塁のチャンスを作るも、5番の山村崇嘉内野手(22)が外角直球を痛恨の見逃し三振。その後、この日昇格した6番村田怜音内野手(23)が右翼へ大きな当たりを放つも、相手の好守に阻まれて無得点に終わった。先発渡辺はその後、被安打を重ねて4回11安打5失点で降板。力強い日本ハム打線の前に5回からリリーフ陣をつぎ込まざるを得ない苦しい展開になった。8回裏の攻撃前には今季初めて、西武ファンから「気合を入れろライオンズ!」のコールも飛んだが、反撃ならなかった。
◆大勝した日本ハム新庄剛志監督(53)は試合後、日本時間の午前中に行われていたメジャーリーグのオールスターゲームについて言及した。「今日のホームラン競争、面白かったですね」と振り返ったのは、9回を同点で終えた際に採用された「スイングオフ」。いわゆる本塁打競争で勝敗を決めるルールは、22年から導入されていたが、今回初めて実施された。「何がすごいかって、新しい企画を考えて、同点になるっていうことがすごい。やっぱそのアイデアというか、企画通りに行く...やっぱ素晴らしい人たちが、そのアイデアを交換しあって、やりましたよね」と新ルールを企画し、それが実現し、さらに面白いということに、希代のエンターテイナー監督も素直に脱帽した。さらに、試合中には今回から初導入されたストライク判定のチャレンジシステムも行われ、ストライクボールの判定が覆る場面もあった。新庄監督は「際どいところ、ピッチャーも(チャレンジ)できるシステムあったでしょ。で、何ミリかとか...」と振り返った直後に「負けてられんし、日本も。ちょっと向こうが『うわ、素晴らしいな』っていうアイデアを、どんどん(出してほしい)。野球に関わってない人たちの方がアイデアが出てくると思うんで、そういうミーティングとかをどんどんやってもらったら。日本の野球をアメリカが真似するような時代が来てほしいなって。いつも僕、そういうこと考えているので」と、NPBもMLBに負けない魅力的な新ルールが出来ることを期待した。
◆日本ハム水野達稀内野手(24)が5回までに3安打1打点をマークした。初回に中前打を放って波に乗ると、3回1死三塁では「内野が前進守備だったので、低く強い打球で間を抜く意識で打ちました」と中前適時打。5回は先頭で三塁打を放って6点目のホームを踏むなど大勝に貢献。1試合3安打以上は今季4度目で、6回の打席で代打が送られてお役御免となった。
◆日本ハムが初回から19分間の猛攻を仕掛けて大勝し、貯金を今季最多「19」とした。午後6時のプレーボールから「海賊打線」が快音を連発。新庄監督が「何日か前に僕が世界で一番好きなケン・グリフィーJr.の動画を送ったんですよ。その次の日からピン・グリフィーJr.になってきた」という愛称「ピン」の石井一成が1回に先制適時二塁打を放つなどいきなり3得点。終わってみれば今季最多タイの18安打で10得点の圧勝だ。これで新庄監督が目標に掲げた球宴ブレークまでの貯金「21」まで、あと2とした。2連勝目だった13日オリックス戦後に「オールスターまでに21は行きたい」と話した指揮官。その時点では残りの前半戦を5勝1敗という高めのノルマだったが、そこから連勝を4まで伸ばし、残り4試合を3勝1敗で乗り切れば、目標達成。「ギリギリのライン、面白いじゃないですか」と笑みを浮かべた。
◆西武が大敗した。打線は1回から7回まで毎回安打を記録するも、得点は1点のみだった。日本ハム北山に対し、捉えた打球もあったが守備に阻まれた。西口文也監督(52)は「内容的には悪くはないけれども、そこがヒットにできているか、できてないかっていう、その差じゃないですかね」と振り返った。そんな中で、4番を任されるタイラー・ネビン外野手(28)は際どいコースで2四球を選んだ後、右中間二塁打と痛烈な中前打でマルチ安打。抜群の集中力を見せた。この日入団会見を行ったJ・D・デービス内野手(32=エンゼルス3A)も「ネビンからは、打者の弱点に対応するのが日本の投手はすごくうまい、と聞きました。そういうことを学びました」と感謝を口にする。デービスが3軍での初実戦で3安打すれば、ネビンも貫禄の2安打。このコンビでなんとか再浮上を推進できるか。西口監督も「本当に最後までしっかりと、本当にいい内容で戦ってくれているので、チームにとって大きな存在ですね」と頼れる助っ人をたたえていた。【金子真仁】
◆日本ハム万波中正外野手(25)が22年9月18日ロッテ戦以来1032日ぶりの「9番右翼」で出場し、7月初打点を挙げた。5回に右前適時打を放って6月28日西武戦以来、出場13試合ぶりの打点。今月は試合前まで打率1割4分8厘、0本塁打と不調。新庄監督も「今の選手の状態なら9番目かなっていうところ。わかってくれると思う」と9番での2安打1打点が復調のきっかけになることを願っていた。
◆日本ハムの「ピン・グリフィーJr.」がサイクル安打目前の大爆発でチームを4連勝に導いた。愛称「ピン」の石井一成内野手(31)が、自身4年ぶり3度目の4安打で2打点。本塁打が打てずに偉業達成は逃したが、新庄監督から動画が送られたメジャー通算630本塁打の強打者ケン・グリフィーJr.のようにピンと背筋を伸ばした打撃フォームで、チーム今季最多タイ18安打で10得点の大勝に貢献した。石井のインスタグラムに、新庄監督からDMが来たのは約1週間前だった。「ピン・グリフィーJr.でやれ」というメッセージ付きの動画。マリナーズなどで大活躍した、指揮官が「世界で一番好きな左バッターのスイング」というケン・グリフィーJr.の打撃映像。スラッガーだった伝説の左打者のように「かっこよく打席に入って、と言われました」。新庄監督の狙いは、石井の悪癖を直すことだった。「背筋を真っすぐ伸ばしてほしい。ちょっと丸まって潜るようなイメージを止めさせている」と猫背にならないための参考資料。「その次の日から『ピン・グリフィー・ジュニア』になった(笑い)」。効果てきめん。8日ロッテ戦から出場7試合で14安打だ。この日も1回2死一、三塁での先制適時二塁打から始まり、3回は適時三塁打、4回は右前打でサイクル安打に王手をかけた。ベンチでは同僚から「グリフィー、行け!」や「もう狙え、狙え」などと石井に声が飛んでいた。右翼席の日本ハムファンからも「ホームラン、ホームラン、一成!」コール。6回の第4打席は「なんか体に力が入らなかった」と言いながらも右前打。ラストチャンスの8回の第5打席は「狙いました」。結果は空振り三振で偉業を逃した。新庄監督は「他の選手たちが『ホームランか三振や』って言っていたんで、案の定、三振。そういうところですよ」と笑い飛ばしたが、背筋をピンと伸ばした"ピン・グリフィーJr."の大活躍でチームは今季最多、日本一になった16年以来の貯金19となった。【木下大輔】
◆日本ハムが大勝して今季4度目の4連勝。貯金は日本一に輝いた16年以来となる「19」となった。チームスローガン「大航海は続く」にちなんだ超強力「海賊打線」が今季最多タイの18安打を放って10得点。その立役者は「5番二塁」でスタメン出場した石井一成内野手(31)で1回に先制適時二塁打、3回に適時三塁打、4回に右前打でサイクル安打に王手をかけるなど4安打2打点。大量援護を受けた先発北山亘基投手(26)は、毎回被安打と苦しみながらも6回7安打1失点で自己最多タイの6勝目を挙げた。
◆日本ハム・山崎福也投手が中7日で17日の西武戦に先発する。今季は12試合の登板で4勝2敗、防御率1・54。6月28日の西武との前回対戦では6回3安打無失点と好投したが、「毎試合(状況は)変わってくる。ネビンはいい打者なので、その前に(走者を)ためないように」と警戒し、「長いイニングを投げたい」と意気込みを語った。
◆日本ハムのアニュラス・ザバラ投手(28)が14日から1軍に昇格した。ファームでは19試合に登板し、0勝4敗、防御率5・19、3セーブ。日本球界2年目を迎えた助っ人右腕が意気込みを示した。「いい状態だと思うので、自分の持っている力を見せたい」2022年にマーリンズでメジャーデビュー。武器は最速103マイル(約165・8キロ)の直球でニックネームは「火を投げる」をスペイン語で意味する「ランサ・ジャム」だ。2軍ではスライダーやスプリットなど変化球の制球力を磨いてきたといい「いい調整ができた」とうなずいた。かけがえのない存在が原動力となっている。6月23日に第2子となる長男が誕生した。頻繁にビデオ通話を行っており「疲れたときに電話して癒してもらっています」とニッコリ。故郷、ドミニカ共和国に残る家族に活躍を届ける。敵地ベルーナドームは外気が入り込む構造で蒸し暑くなりやすいが「去年は暑いと感じたけど、今日は感じない」と右腕。入念な準備で登板機会に備える。(加藤次郎)
◆日本ハム打線が一回、3得点を奪った。まずは2死一、三塁。「5番・二塁」で先発出場した石井一成内野手(31)が先制の右翼線適時二塁打を放った。「ボスにクリーンアップを任されたので、何とか打点をあげたいと思っていました」カウント1―1から西武の先発右腕、渡辺のスプリットを振り抜いた。チームに先制点をもたらし「初回からチャンスで回ってきてよかったです」と振り返った。なおも二、三塁で6番・野村が2点打。詰まりながら、しぶとく中前へ落とした。日本ハム打線が西武、渡辺の立ち上がりを攻めた。
◆「5番・二塁」で先発出場した石井一成内野手(31)が3―0の三回無死一塁で追加点となる右中間への適時三塁打をマーク。2打席連続でタイムリーを放った。カウント1―2から西武の先発右腕、渡辺の直球を一閃。右中間フェンス直撃の一打を放ち「モーレ(レイエスの愛称)、ナイスラン!」と生還した一走・レイエスをたたえた。
◆日本ハムが18安打10得点の猛攻で4連勝。一回に石井、野村の適時打で3点を先制し、三回に石井の適時三塁打などで2点を加え、その後も着実に得点を重ねた。北山は6回1失点で6勝目。西武は3連敗で勝率5割を切った。
◆日本ハムが18安打10得点の猛攻で4連勝。一回に石井、野村の適時打で3点を先制し、三回に石井の適時三塁打などで2点を加え、その後も着実に得点を重ねた。北山は6回1失点で6勝目。西武は3連敗で勝率5割を切った。?日本ハムの1試合18安打は7月5日の楽天戦(エスコン)と並ぶ今季最多。石井の1試合4安打は自身最多タイで、2017年9月26日と21年9月1日のともにオリックス戦に次いで4年ぶり3度目。?万波の9番打者での先発出場は今季初めてで、22年9月18日のロッテ戦以来、3年ぶり13試合目。通算成績は打率・250(44打数11安打)、2本塁打、9打点。?チームの先発打順の組み合わせはここまで85試合で84通り。新庄監督が就任した22年以降の組み合わせは143→141→140と過去3年は140通り以上。2試合続けて同じオーダーを組んだのは今季はまだなく、23年が1度、昨年が2度。
◆西武は大敗し、4月下旬以来の勝率5割以下となった。渡辺は自己ワーストの被安打11と打ち込まれ、4回を5失点でKOされた。救援陣も踏ん張れず、次々と失点を重ねた。主に打線の不振が響き、7月は3勝9敗1分けと失速している。この日は頼みの投手陣も耐えきれなかった。西口監督は「早く(負け越しを)ゼロに戻さないと。本当にしんどくなる。みんなで頑張る」と意気込んだ。
◆パ・リーグ首位の日本ハムは16日、西武13回戦(ベルーナ)に10-1で大勝した。今季4度目の4連勝で、貯金を日本一に輝いた2016年以来となる19に伸ばした。新庄剛志監督(53)が大胆な打順変更を決断し、下位を打つことが多い石井一成内野手(31)を5番、リーグ2位タイの14本塁打を誇る万波中正外野手(25)を3年ぶりに9番で先発出場させた。石井が4安打2打点、万波が2安打1打点で指揮官の起用に応えた。打線は今季最多に並ぶ18安打を記録した。新庄監督が大胆な手を打った。下位打線での出場が多かった石井を5番に据え、今季14本塁打の万波を9番で起用。石井が4安打2打点、万波が2安打1打点で〝上位下位シャッフル打線〟が功を奏し、今季最多に並ぶ18安打の猛攻で大勝。采配が的中した指揮官は「(相手)投手の映像と(バットの)軌道を見て、走者がたまったときに石井君に回ってくれたらいいな」と打順を組み替えた意図を明かした。新庄監督は2週間ほど前、背中が丸まる癖がある石井へダイレクトメッセージを送った。「世界一好きな左打者。(構えたときに)背筋を伸ばしてほしい」。米大リーグのマリナーズなどで活躍したケン・グリフィー・ジュニア氏(55)の打撃動画を添えた。名前が一成のため、愛称が「ピン」の石井はシュアな打撃が持ち味。背筋をピンと伸ばした打撃フォームで通算630本塁打を放ったレジェンドを参考にした。一回2死一、三塁で右翼線へ先制の二塁打。三回無死一塁では右中間へ適時三塁打を放ち、その後も2本の右前打で今季初の4安打を記録した。本塁打が出ずサイクル安打は逃したが、「自然とバットが出てくるようになった」とうなずいた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
51 | 32 | 2 | 0.614 (↑0.004) | - (-) |
58 | 318 (+10) | 223 (+1) | 79 (+1) | 42 (-) |
0.245 (↑0.002) | 2.290 (↑0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
48 | 34 | 3 | 0.585 (↑0.005) | 2.5 (-) |
58 | 308 (+6) | 237 (-) | 51 (+1) | 63 (+2) |
0.245 (-) | 2.480 (↑0.03) |
3 (-) |
ORIX |
45 | 35 | 3 | 0.563 (↑0.006) | 4.5 (-) |
60 | 301 (+1) | 293 (-) | 57 (+1) | 35 (-) |
0.262 (↓0.001) | 3.260 (↑0.04) |
4 (-) |
西武 |
41 | 42 | 1 | 0.494 (↓0.006) | 10 (↓1) |
59 | 216 (+1) | 229 (+10) | 35 (-) | 56 (-) |
0.230 (-) | 2.540 (↓0.06) |
5 (-) |
楽天 |
39 | 43 | 2 | 0.476 (↓0.005) | 11.5 (↓1) |
59 | 241 (-) | 281 (+1) | 32 (-) | 80 (-) |
0.243 (↓0.001) | 3.130 (↑0.03) |
6 (-) |
ロッテ |
31 | 49 | 1 | 0.388 (↓0.004) | 18.5 (↓1) |
62 | 229 (-) | 313 (+6) | 43 (-) | 32 (-) |
0.227 (↓0.001) | 3.640 (↓0.01) |
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