1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 7 | 17 | 1 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 16 | 1 | 0 |
勝利投手:西垣 雅矢(4勝0敗0S) (セーブ:則本 昂大(3勝2敗11S)) 敗戦投手:ペルドモ(2勝2敗0S) 本塁打 |

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◆楽天が熱戦を制した。楽天は3点を追う6回表、辰己の満塁弾で逆転に成功する。その後6-6となって迎えた延長10回には、小深田の適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、7番手・西垣が今季4勝目。敗れたオリックスは、終盤に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。
◆オリックス山崎颯一郎投手(27)が出場選手登録された。約1カ月半ぶりの京セラドーム大阪で試合前練習に参加し、「涼しいですね」と笑みを浮かべた。今季は1軍11試合に登板して防御率6・35。5月23日に今季2度目の出場選手登録を抹消され、ファームで再調整を続けてきた。6月24日には1日限定で1軍練習に参加し、岸田護監督(44)と面談。ウエスタン・リーグでは12試合で2失点だった。「ファームでやってきたことをしっかり出せれば。ラストチャンスぐらいの気持ちでいきます。気合入っています」剛腕が救援陣に再び加わった。一方、13日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で4回2/3を4失点だったドラフト2位寺西成騎投手(22=日体大)は登録抹消となった。
◆3位オリックスは連敗を2で止められるか。スタメンが発表された。7月に入って打率1割5分の紅林弘太郎内野手(23)がスタメンを外れ、大里昂生内野手(26)が「9番遊撃」で出場。2試合連続で1番には広岡大志内野手(28)が入った。先発はアンダーソン・エスピノーザ投手(27)。今季4勝目を狙う。
◆オリックス山岡泰輔投手(29)が今季初被弾した。4-1の6回に2番手で登板。先頭の楽天ボイトに右前打を許し、2死を奪うも、小郷と堀内に2連打で満塁となった。9番辰己への2球目、内角への縦スライダーを捉えられ、右翼席へ逆転満塁アーチ。今季22試合目の登板で初被弾となった。
◆楽天辰己涼介外野手(28)が逆転のグランドスラムを放った。1-4の6回2死満塁。オリックス2番手の山岡が投じた2球目。131キロの内角寄りのスライダーを豪快に振り抜いた。右翼席に飛び込む、今季4号の満塁弾。「打ったのは縦スラです。最後まで気を抜かずに頑張っていきましょう」3回無死二塁の場面でも、オリックス先発エスピノーザから左翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放っており、6回までに2安打5打点の活躍を見せた。
◆3位オリックスは4時間超えの延長戦に敗れ、2位ソフトバンクとのゲーム差は2に広がった。1点を追う3回。無死二、三塁から太田椋内野手(24)が左前へ同点打。4番杉本裕太郎外野手(34)も左前適時打で続いた。さらに、来田涼斗外野手(22)と大里昂生内野手(26)の右前適時打で4-1。打者一巡の猛攻で逆転した。先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(27)は5回6安打1失点。毎回安打で走者を出すも、粘った。だが、6回。2番手の山岡泰輔投手(29)が2死満塁から9番辰己に右翼席へ逆転満塁アーチを浴びた。今季22試合目の登板で初被弾となった。7回には3番手の岩崎翔投手(35)が2死から2連打で失点。勝ちパターンで安定した投球を続けていた山岡、岩崎が楽天打線につかまった。それでも2点を追う8回、2死満塁から代打中川圭太内野手(29)が初球を中前へはじき返し、6-6の同点。延長10回、6番手のルイス・ペルドモ投手(32)が2死一、三塁から小深田に右前適時打を浴びた。
◆オリックス・山崎颯一郎投手(27)が出場選手登録された。今季は11試合に登板し、1勝0敗、防御率6・35。5月23日の2度目の2軍降格からは「直すべき場所を絞って、股関節の動きを意識してやっていた」と課題克服に向けて取り組んできたという。6月以降はウエスタン11試合に登板し、11回を投げて自責点は1と安定した投球を続けていた。 「ここ最近は良いフォームで投げられている。感触的にも良い」と手応えを語った。現状のブルペン陣は勝ちパターンの岩崎、ペルドモ、マチャドに加え、山岡、本田圭、才木らを中心に形成。そこに、2023年には53試合に登板してリーグ3連覇に貢献した山崎が割って入ることができるか。「ファームでやってきたことをしっかり出せるように。いい波に乗りたいですし、これがラストチャンスくらいの気持ちで(1軍に)来ている」と強い覚悟をにじませた。
◆野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(50)が15日、オリックス―楽天を視察した。練習では2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメンバーだったオリックス・宮城と談笑。今年3月の強化試合に出場した太田、昨年11月のプレミア12で代表に選出された紅林、楽天・村林らともあいさつした。試合前に取材に応じた井端監督は、国際大会での経験も豊富な宮城の来年3月開催のWBCメンバー入りについて「当然、その位置付けではいる。本人も体(の状態)は良いということなので、このまま行ってくれれば」と示唆した。右打者で二遊間を守る太田、紅林の名前を挙げつつ、ここまでリーグ2位の8勝をマークしている3年目左腕の曽谷については「オリックスでは先発をやっているけど、左の中継ぎのことを考えたら、独特のいいスライダーもある」とリリーフとしての適性も評価した。
◆楽天が延長戦を制した。6―6の十回2死一、三塁で小深田が勝ち越し適時打を放った。辰己は4号満塁本塁打を含む5打点の活躍。オリックスは八回に代打・中川の2点打で追いつく粘りを見せたが、ペルドモがつかまった。
◆オリックスは延長にまで及んだ乱打戦で競り負け、今季4度目の3連敗を喫した。登板前まで防御率1点台だったペルドモが延長十回に小深田に決勝打を浴び、2敗目。六回には2番手・山岡が満塁弾を食らい、七回の岩崎も1失点するなどほころびが見えた勝ちパターンに、岸田監督は「やられてしまったけど、今まで助けてくれたのでこういうときもある。切り替えていくしかない」と責めることはしなかった。打線は16安打9得点と奮起。両軍合わせて33安打と打ち合いとなり、指揮官は「総力戦。すごい試合だった」と疲れ気味の様子で振り返った。八回に同点打を放った代打・中川については「さすが。打点を挙げられる勝負強いところがある」とたたえた。7連戦の初戦を落とし、首位日本ハムとは今季最大4・5ゲーム差に開いた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
50 | 32 | 2 | 0.610 (-) | - (-) |
59 | 308 (-) | 222 (-) | 78 (-) | 42 (-) |
0.243 (-) | 2.310 (-) |
2 (-) |
ソフトバンク |
47 | 34 | 3 | 0.580 (↑0.005) | 2.5 (↑0.5) |
59 | 302 (+10) | 237 (+2) | 50 (+2) | 61 (+1) |
0.245 (↑0.002) | 2.510 (-) |
3 (-) |
ORIX |
44 | 35 | 3 | 0.557 (↓0.007) | 4.5 (↓0.5) |
61 | 300 (+6) | 293 (+7) | 56 (-) | 35 (-) |
0.263 (↑0.002) | 3.300 (↓0.04) |
4 (-) |
西武 |
41 | 41 | 1 | 0.500 (-) | 9 (-) |
60 | 215 (-) | 219 (-) | 35 (-) | 56 (-) |
0.230 (-) | 2.480 (-) |
5 (-) |
楽天 |
39 | 42 | 2 | 0.481 (↑0.006) | 10.5 (↑0.5) |
60 | 241 (+7) | 280 (+6) | 32 (+1) | 80 (+3) |
0.244 (↑0.002) | 3.160 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
31 | 48 | 1 | 0.392 (↓0.005) | 17.5 (↓0.5) |
63 | 229 (+2) | 307 (+10) | 43 (-) | 32 (+1) |
0.228 (-) | 3.630 (↓0.07) |
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