1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 2 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 |
勝利投手:達 孝太(6勝0敗0S) 敗戦投手:隅田 知一郎(7勝5敗0S) 本塁打 |

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◆投手戦を制した日本ハムが3連勝。日本ハムは0-0で迎えた5回表、水谷の2ランが飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・達が9回2安打1失点の快投。今季2度目の完投で6勝目をマークした。敗れた西武は、先発・隅田が力投を見せるも、打線が振るわなかった。
◆西武-日本ハム戦は東京ドームで開催されるが、この球場でよく打つのが日本ハムの万波中正だ。万波の東京ドームでの成績を出すと、通算15試合出場して43打数17安打の打率3割9分5厘で、特に今季は15打数7安打の打率4割6分7厘と大当たり。7安打の内訳は単打4本、二塁打2本、本塁打1本で、長打率は8割をマークする。最近は不調が続く万波だが、得意の球場で復調のきっかけをつかめるか。
◆「ライオンズ75周年シリーズ」の一環として東京ドームで開催する西武-日本ハム12回戦のセレモニアルピッチに、西武OBの中島宏之氏(42)片岡保幸氏(42)が登場した。ともに08年に西武が日本一になった時の主力メンバー。中島氏は今年3月に現役引退を発表し、プロ野球公式戦のイベントに姿を見せるのは引退後初めてとなった。中島氏は当時を「ヤス(片岡)が出て、栗山がつないで、自分とおかわり(中村剛)で何とか早い回に点を取るというのをいつも思っていました」と回想した。今季の戦いについては「今は若い選手が頑張っていますが、これから夏場と終盤にかけて、ベテランの中村と栗山と(炭谷)銀仁朗に頑張ってもらえたらなと思います」と期待した。セレモニアルピッチではそれぞれ源田と滝沢に向かって投げ、ともにストライク投球だった。
◆日本ハム水谷瞬外野手(24)が自己最多に並ぶ9本目の本塁打を放った。0-0の5回2死二塁、カウント3-1から、西武先発のカットボールを捉え、東京ドームの左翼スタンド中段まで運んだ。「5回が始まる前に、たっちゃん(達)に『お願いします』と言われていたので、ちゃんと応えました。現場からは以上です」と、恒例の現場リポート風にコメントした。隅田からは6月28日の対戦以来、今季2本目。前回は、試合前に新庄剛志監督(53)が「僕なら(隅田の)チェンジアップ待ち70%」と狙う球種を"ぶっちゃけ"ていたチェンジアップを、素直にかっ飛ばしていた。
◆西武の滝沢夏央内野手(21)がアクシデントに見舞われた。7回1死一塁で代走で出場。次打者の3球目で二盗を敢行し、ヘッドスライディングで二塁へ滑ると、そのヘルメットをかぶった頭部が二塁カバーに入った日本ハム山県の右ひざ部に強く直撃。セーフの判定も、滝沢はそのまま頭を抱え込みしばらく動けなかった。滝沢はベンチで治療へ。その間、日本ハムベンチが判定をめぐってリクエスト。一部の西武ファンからはブーイングが起こったものの、結果的に滝沢が焦らずに治療できる時間にはつながった。結果はセーフ、滝沢も無事に二塁へ戻った。
◆西武が連敗し、貯金が再び消滅した。先発の隅田知一郎投手(25)は4回まで日本ハム打線を無安打に抑えていたものの、5回に初安打を許すと、その後2死二塁で日本ハム1番の水谷に先制9号2ランを浴びた。打線は6月29日の対戦で4安打完封を喫した日本ハム達にリベンジを期したものの、3回に古賀悠が初安打を放ったのみで、6回まではわずかその1安打だった。7回にようやくタイラー・ネビン外野手(28)の9号ソロが飛び出たが、反撃は少々遅かった。西武は15日は試合がなく、16日から本拠地ベルーナドームで日本ハムと2連戦を行う。
◆パ・リーグ首位の日本ハムが2連勝し、貯金を今季最多の「18」とした。0-0の5回2死二塁、水谷瞬外野手(24)が自己最多に並ぶ9号2ランを放ち先制。投げては、達孝太投手(21)が試合前日の「完封しましょう」という宣言通りにはいかなかったが、9回1失点完投で今季6勝目を挙げた。データは以下。22年のデビューから無傷の7連勝。デビューから7連勝は86、87年松浦宏明の球団記録に並んだ。松浦は救援勝利を含んでいたが、達は通算10試合が全て先発。初登板から全試合先発での無傷連勝は6連勝の時点でプロ野球初となっており、自身の記録を更新した。完投は6月29日西武戦に次いで2度目。投球122球は前回完投時の115球を上回る自己最多だった。日本ハムがリーグ最速で50勝到達。日本ハムのパ・リーグ50勝一番乗りは、12年以来13年ぶり8度目。過去7度はすべて2位以上で、4度優勝している。
◆西武の羽田慎之介投手(21)がNPB公式戦で左腕では史上最速となる「160キロ」をマークした。8回2死二塁、日本ハム野村にフルカウントからの6球目は、わずかに低めに外れ四球となったものの、球場スピードガンに「160」が表示された。プロ4年目の羽田は今季、ここまで159キロを2度マーク。「今季中に160キロを投げたいです」と意気込んでおり、この日、ついに到達した。データは以下。1軍公式戦で日本人左腕が160キロを出したのは初めて。ファームでは19年5月5日、古谷優人(ソフトバンク)が四国IL香川との交流戦で160キロを2球計測している。1軍の外国人左腕では21年にエスコバー(DeNA)が日本ハム戦で163キロを出した。。
◆判定ボールもえげつない球威...公式戦での日本人左腕最速を更新羽田慎之介が160km/hの直球を投げ込む?プロ野球 (2025/7/14)??西武×日本ハム??Live on DAZN#オレをみろ#seibulions pic.twitter.com/TuHhCYTk6K
◆パ・リーグ首位の日本ハムが2連勝し、リーグ50勝一番乗りで、貯金を今季最多の「18」とした。0-0の5回2死二塁、水谷瞬外野手(24)が自己最多に並ぶ9号2ランを放ち先制。投げては、達孝太投手(21)が試合前日の「完封しましょう」という宣言通りにはいかなかったが、9回1失点完投で今季6勝目を挙げた。日本記録更新中のデビューからの連勝記録を7連勝に伸ばした。達が今季6勝目を挙げ、22年のデビューから無傷の7連勝。デビューから7連勝は86、87年松浦宏明の球団記録に並んだ。松浦は救援勝利を含んでいたが、達は通算10試合が全て先発。初登板から全試合先発での無傷連勝は6連勝の時点でプロ野球初となっており、自身の記録を更新した。完投は6月29日西武戦に次いで2度目。投球122球は前回完投時の115球を上回る自己最多だった。
◆西武の羽田慎之介投手(21)がNPB公式戦で左腕では史上最速となる「160キロ」をマークした。8回2死二塁、日本ハム野村にフルカウントからの6球目は、わずかに低めに外れ四球となったものの、球場スピードガンに「160」が表示された。西武の左腕羽田が8回、打者野村に対して160キロを出した。1軍公式戦で日本人左腕が160キロを出したのは初めて。ファームでは19年5月5日、古谷優人(ソフトバンク)が四国IL香川との交流戦で160キロを2球計測している。1軍の外国人左腕では21年にエスコバー(DeNA)が日本ハム戦で163キロを出した。
◆西武の羽田慎之介投手(21)が左腕としてはNPB公式戦史上最速となる160キロをマークした。
◆パ・リーグ首位の日本ハムが2連勝し、リーグ50勝一番乗りで、貯金を今季最多、新庄体制最多の「18」とした。新庄剛志監督(53)は、2度目の完投勝利を挙げた達孝太投手(21)のビッグマウスが気に入っており、初出場となる23、24日の球宴に向けてアドバイスしたという。「オールスターで抑えて『もっと野手に打ってほしかった』って言えよって。『いやいや、それはさすがに言えません』って言ってた」。この日の試合後、報道陣から、もう1度、そのやりとりを聞かれた達は「言ってやろうと思います。フフフ」と不敵に笑った。
◆パ・リーグ首位の日本ハムが2連勝し、リーグ50勝一番乗りで、貯金を今季最多、新庄体制最多の「18」とした。勘ピューターがさえる新庄剛志監督(53)が、意表を突いた。この日、水谷瞬外野手(24)を、前日の5番から1番に変えて、決勝2ラン。指揮官は「今日ね、(前日の1、2番の)五十幡君、矢沢君、変えないとこうかなって。隅田くんだったし、最後の最後で水谷くんに変えて、なんかなんか打ちそうな雰囲気が出てきたんで。で、ほっとしましたね。あのホームランで」と振り返った。判断の基準は、直感だ。「なんか隅田くんの調子もあんまりよくないかなっていうところで、チェンジアップのキレがどうかなという...イメージですよ、イメージは。そしたら、スライダーをしっかり打ってくれた。あんまり深い意味は。今日は本当に勘かな。いつもは勘じゃないんですけど」と話した。水谷は隅田からは6月28日の対戦に続き、今季2本目。前回は、試合前に新庄監督が「僕なら(隅田の)チェンジアップ待ち70%」と狙う球種を"ぶっちゃけ"ていたチェンジアップを、素直にかっ飛ばしていた。そのチェンジアップのキレが微妙だったという指揮官のイメージから、今回は水谷がスライダー打ち。「今日は勘かな」と言ってはいるものの、わずかな変化を逃さない新庄流のリサーチが、下地になっていた可能性は高い。日本ハムがリーグ最速で50勝到達。日本ハムのパ・リーグ50勝一番乗りは、12年以来13年ぶり8度目。過去7度はすべて2位以上で、4度優勝している。
◆パ・リーグ首位の日本ハムが2連勝し、リーグ50勝一番乗りで、貯金を今季最多、新庄体制最多の「18」とした。
◆沖縄の守り神「シーサー」のようにチームの勝利を守り抜いている。西武の守護神、平良海馬投手(25)は試合前の時点で32試合に登板して防御率1・15、リーグ最多の20セーブをマーク。5月20日の楽天戦(盛岡)から16試合連続で無失点とした最速160キロ右腕が、好調の要因を語った。「どうやったら良くなるか考えてきた。球速が上がってきた」沖縄・石垣市出身。気温が上がり、南国生まれの剛腕が本領を発揮している。沖縄での凱旋登板となった7月2日のオリックス戦(那覇)では自己最速に迫る球速158キロを計測。1回を1安打無失点、1奪三振に抑え「何か自然と力が入る感じがあった。良かったと思います」と充実の表情を浮かべた。この日は野球日本代表「侍ジャパン」の井端監督が視察した。2021年の東京五輪で金メダルを獲得した平良は、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について「呼んでもらえるなら出たいです。でもまずは、シーズンをちゃんと頑張りたいです」と視線を上げた。チームは4位。上位進出へ「ゼロで帰ってきて、エネルギーをみんなにあげられるように」。圧倒的な投球でチームを鼓舞する。先発の隅田が五回、日本ハム・水谷に先制2ランを被弾した。平良にとっては出番が訪れる試合展開にはならない中、緊張感を切らすことなく戦況をみつめる。
◆3月に現役引退を表明した西武OBの中島宏之さんが始球式を務めた。西武時代に付けた背番号3のユニホーム姿で登場すると大きな拍手に包まれた。東京ドームは2008年に中心選手として日本一を達成した思い出の球場。球団を通じて「ライオンズファンの皆さんの大きな声援の中で投げさせてもらえた。とてもうれしく思う」とコメントした。
◆「1番。左翼」で先発出場した日本ハム・水谷瞬外野手(24)が0―0の五回2死二塁で先制の9号2ランを放った。〝パイナップルヘア〟と呼ばれる奇抜な髪形がトレードマークの右打者は悠々とダイヤモンド一周し、ベンチ前で両手でヘルメットを持ち上げる「パイナップルポーズ」を決めた。「五回が始まる前に、たっちゃん(自軍先発の達)に『お願いします』と言われていたので、ちゃんと応えました」カウント3―1から133キロのカットボールを一閃。左翼席中段に〝パイナップルパンチ〟を突き刺した。
◆日本ハム先発の達孝太投手が打たせて取るピッチングで2安打1失点の完投で、無傷の6勝目を挙げた。五回に水谷瞬外野手のの9号2ランで奪ったリードを最後まで守り切った。チームは3連勝で50勝にリーグ一番乗りとなった。
◆日本ハム・達孝太投手(21)が2安打1失点の完投で6勝目をマークした。この日は野球日本代表「侍ジャパン」の井端監督が西武-日本ハムを視察。達は「一回は行ってみたい」と、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に意欲を見せた。代表監督の前で存在感を放ち「選ぶのは向こうなので、こちらからアクションをするわけではない」と言いつつ、国際舞台への関心を示した。
◆日本ハム・達孝太投手(21)が先発し、2安打1失点で今季2度目の完投で6勝目を飾った。2024年10月3日のロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ初勝利を挙げてからデビュー7連勝。1986、87年に松浦宏明が樹立した球団記録に並んだ。2-1で勝った首位のチームは3連勝でリーグ最速で50勝に到達し、貯金は日本一に輝いた2016年以来、9年ぶりとなる18に伸ばした。好打者ネビンを二ゴロに仕留めて27個目のアウトを奪うと、達が安堵の表情を見せた。2安打1失点でプロ2度目の完投を果たし、開幕6連勝。昨季のデビューから無傷の7連勝を飾り、通算54勝の松浦宏明が持つ球団記録に並んだ。「(連勝を)意識していたので、勝ててよかった」と素直な喜びを口にしつつ、「完封したかった。ちょっと悔しい」と言ってのける様子には貫禄さえ漂った。自己最多122球の熱投で、6月29日のプロ初完投の相手だった西武を再びねじ伏せた。194センチの長身から投げ下ろす速球とフォークボールに加え、チェンジアップが「いいアクセントになった」。七回はネビンの本塁打で1点差とされ、さらに1死二塁のピンチを招いたが、外崎を空振り三振、渡部聖を右飛に打ち取った。ただ、ネビンには前回対戦に続いて本塁打を喫し「またネビン選手に打たれちゃったので、次はもっと対策を練って投げたい」と反省も忘れなかった。新庄監督の厳しい言葉に奮い立った。今月6日の楽天戦で今季初めて田宮とバッテリーを組み、5回10安打5失点。監督から「(山崎)福也は(捕手が)誰でも完投したぞ。お前にはまだ無理」とダイレクトメッセージが来たという。この日は伏見と組んでの好投だったが「誰でも大丈夫です」と力強かった。チームはリーグ最速で50勝に達し、貯金は今季最多の18。完投は今季19度目で、シーズンでは32度ペースだ。完投数31に掲げる指揮官は「ここまで多いとは想像していなかった」と言い、達には「楽しんでいたでしょ、九回も。ちょっと感動した」と目を細めた。この試合から胸に北海道の雄大な山々を模した限定ユニホームを着用。達は「このユニホームの最初でいい流れを持ってこられた。(次は)完封したい」と宣言した。(加藤次郎)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
50 | 32 | 2 | 0.610 (↑0.005) | - (-) |
59 | 308 (+2) | 222 (+1) | 78 (+1) | 42 (+1) |
0.243 (-) | 2.310 (↑0.01) |
2 (-) |
ソフトバンク |
46 | 34 | 3 | 0.575 (-) | 3 (↓0.5) |
60 | 292 (-) | 235 (-) | 48 (-) | 60 (-) |
0.243 (-) | 2.510 (-) |
3 (-) |
ORIX |
44 | 34 | 3 | 0.564 (-) | 4 (↓0.5) |
62 | 294 (-) | 286 (-) | 56 (-) | 35 (-) |
0.261 (-) | 3.260 (-) |
4 (-) |
西武 |
41 | 41 | 1 | 0.500 (↓0.006) | 9 (↓1) |
60 | 215 (+1) | 219 (+2) | 35 (+1) | 56 (+1) |
0.230 (↓0.002) | 2.480 (-) |
5 (-) |
楽天 |
38 | 42 | 2 | 0.475 (-) | 11 (↓0.5) |
61 | 234 (-) | 274 (-) | 31 (-) | 77 (-) |
0.242 (-) | 3.140 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
31 | 47 | 1 | 0.397 (-) | 17 (↓0.5) |
64 | 227 (-) | 297 (-) | 43 (-) | 31 (-) |
0.228 (-) | 3.560 (-) |
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