1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 1 | 0 |
DeNA | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 6 | 1 | 1 |
勝利投手:ジャクソン(8勝4敗0S) (セーブ:ウィック(3勝1敗3S)) 敗戦投手:赤星 優志(6勝6敗0S) 本塁打 |

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◆DeNAは3点を先制された直後の2回裏、度会の併殺打の間に1点を返す。続く3回には、佐野の2ランと宮崎の適時打で3点を奪い、逆転に成功した。投げては、先発・ジャクソンが6回3失点の好投で今季8勝目。敗れた巨人は、先発・赤星が試合をつくれなかった。
◆巨人に"新風"が吹き込んだ。前日12日のDeNA戦(横浜)は初回に3点を奪って快勝。阿部慎之助監督(46)は試合後「久しぶりに(打線が)つながったのでね。その後はからっきしでしたけど」と振り返った。5月1日広島戦(東京ドーム)以来のスタメン出場となった佐々木俊輔外野手(25)は、先制適時打を含む猛打賞を記録した。7月4日に1軍昇格以降、11打数7安打で打率6割超えの活躍を見せている。先発のフォスター・グリフィン投手(29)は7回途中無失点の好投で、開幕6連勝をマークした。球団の外国人では06年パウエル、09年ゴンザレス、16年マシソンに並ぶタイ記録。指揮官は「完璧だったんじゃないですかね。よく頑張ってくれました」と評価した。球団は得点力不足解消に向けて補強に動いた。チェコ出身のマレク・フルプ外野手(26)を支配下登録。早速1軍に合流し「7番右翼」でスタメン出場。4打数無安打に倒れたが「初めて試合に出場して、楽しむことができた。何よりチームが勝ったことが良かった」と充実感をにじませた。また、11日に入団テストを受けていた元DeNA乙坂智外野手(31)とも支配下選手契約を締結。球団を通じ「任されたところで、自分の持っている力を全て出し切ります」とコメントした。同一カード3連勝に向けて、この日は赤星優志投手(26)を先発に立てる。首位阪神とは8・5ゲーム差。新戦力を招き入れ、阪神の背中を追いかける。
◆DeNAが、13日の巨人戦で「魔の週末」の連敗ストップを目指す。リーグ戦再開後、週末の金曜、土曜、日曜の試合は8連敗中。6月27日からの巨人戦、7月4日からの阪神戦ともに同一カード3連敗を喫し、今カードの巨人戦も連敗した。先発のマウンドには、今季7勝4敗、防御率1・83と抜群の安定感を誇るアンドレ・ジャクソン投手(29)が上がる。対巨人戦は今季3試合に登板し、0勝2敗ながら、防御率は1・42。6月29日の対戦でも7回1失点と好投した。前半戦は最後の本拠地横浜スタジアムでの一戦で、巨人戦の連敗を6で止めるとともに、「横浜反撃」への1勝を目指す。
◆日差しがまだまだ強烈な夕方の横浜スタジアムに、巨人リチャード内野手(26)のうめき声が響いた。「うわー!」と顔を真っ赤にして、全身が汗でグッショリとぬれている。阿部慎之助監督(47)がお手本をみせ、見守る中でのティーバッティングだった。股を割るように腰を落として、ひたすらにバット振り続けた。最後はグラウンドに大の字に倒れるほどの猛特訓だった。5月12日に大江、秋広との2対1トレードでソフトバンクから加入した。翌13日の広島戦(マツダ)で即先発出場し、左中間席へ1号を放つなどインパクトを残したロマン砲。6月13日から2軍調整後、今月8日に1軍に昇格してきた。阿部監督は「長打がある。代打でいてくれたら相手も不気味でしょ」と語っていた。昇格後はいずれも3試合代打で起用され、8日中日戦(山形)は一邪飛、9日中日戦(福島)は左2、12日DeNA戦(横浜)では空振り三振となっている。21試合出場で2本塁打、4打点、1割1分1厘となっている。この日のスタメンからは外れた。代打起用で結果を残せるか。
◆DeNAが、巨人先発の赤星優志投手(26)の前に初回の攻撃を6球で3者凡退に抑え込まれた。1番関根は、1ボールからファーストストライクの変化球を打ちにいき、一ゴロに凡退。2番桑原は初球を遊ゴロ、3番佐野はカウント1-1からの3球目のフォークを二ゴロに倒れた。巨人赤星とは試合前時点で今季は2試合で対戦し、0勝1敗、計13回2/3で無得点。初回から積極打法で攻略を狙った。2回に巨人に3点を先制され、直後の攻撃では先頭の牧が死球で歩き、坂本の失策、戸柱の中前打で無死満塁の好機をつかみ、度会の二ゴロ併殺打の間に1点を返した。巨人戦は試合前時点で6連敗中で、この間はわずか2得点。打線の奮起が求められる。
◆DeNAは13日、29日~31日のヤクルト戦(横浜)を対象に開催する「キッズSTAR☆NIGHT 2025 Supported by J:COM」の特別企画として実施した「第5回横浜DeNAベイスターズオリジナルチームウエアデザイン募集」の受賞作品が決定したことを発表した。選手・チームスタッフによる投票の結果、MVPには小学6年生の女の子が描いた「勇者の遺伝子」が選ばれた。ベイスターズ勝利時の試合後演出を描いており、暗転したグラウンドで選手たちにスポットライトが当たっている様子や星空などが印象的なデザインとなっている。MVPに選ばれた作品は実際のチームウエアとなり、イベント期間中に選手や監督・コーチが着用し、練習に臨む。また、イベント初日の29日のヤクルト戦の試合前には受賞者の表彰式が実施される。
◆DeNA牧秀悟内野手(27)が、2回に巨人赤星優志投手(26)から左肘付近に死球を受けた。3点ビハインドの2回無死、カウント2-2から巨人赤星のシュートが左肘付近に直撃。ベンチで治療を受け、グラウンドに戻った。ベンチ裏での治療時間が少し長く、スタンドのファンも心配したが、牧がグラウンドに現れ、拍手が起こった。
◆巨人赤星優志投手(26)が、今季最短となる3回5安打4失点(自責3)でノックアウトされた。初回は3者凡退の好スタートをきった。だが、2回に無死満塁から度会の二ゴロ併殺打の間に失点。続く3回には、2死一塁から佐野に左翼席への2ランを浴びると、なお2死二塁としてから宮崎の右前適時打で逆転を許した。赤星は、今季4月25日の阪神戦(甲子園)で4回4失点(自責3)。この登板が今季最短イニングでの降板となっていたが、ワーストを更新した。
◆DeNAが、巨人先発の赤星優志投手(26)の前に初回の攻撃を6球で3者凡退に抑え込まれた。1番関根は、1ボールからファーストストライクの変化球を打ちにいき、一ゴロに凡退。2番桑原は初球を遊ゴロ、3番佐野はカウント1-1からの3球目のフォークを二ゴロに倒れた。巨人赤星とは試合前時点で今季は2試合で対戦し、0勝1敗、計13回2/3で無得点。初回から積極打法で攻略を狙った。2回に巨人に3点を先制され、直後の攻撃では先頭の牧が死球で歩き、坂本の失策、戸柱の中前打で無死満塁の好機をつかみ、度会の二ゴロ併殺打の間に1点を返した。2点を追いかける3回、2死から桑原が左前打で出塁し、佐野が同点の7号2ラン。牧が二塁打で出塁し、宮崎の適時打で勝ち越した。
◆巨人が逆転負けを喫し、今季5度目の同一カード3連勝を逃した。先発の赤星優志投手(26)は今季最短となる3回5安打4失点(自責3)でノックアウトされた。初回は3者凡退。だが、2回に無死満塁から度会の二ゴロ併殺打の間に失点すると、3回には2死一塁から佐野に左翼席への同点2ランを浴びた。続く牧の右中間フェンス直撃の二塁打で2死二塁となってから、宮崎の右前適時打で逆転を許し「先制してもらったのにリードを守れず降板して申し訳ないです」とコメントした。打線は2回に無死一、二塁から中山礼都内野手(23)の左前適時打で先制した。なお2死二、三塁から1番丸佳浩外野手(36)、2番佐々木俊輔外野手(25)の連続適時打で加点。この回3得点を挙げたが、3回以降は得点を奪うことができなかった。
◆DeNAが、今季苦しめられた巨人先発の赤星優志投手(26)を3回4失点でKOし、巨人戦の連敗を6で止めた。3点を先制された直後の2回に度会の併殺打の間に1点を反撃。3回は2死から桑原が左前打で出塁し、佐野が同点の7号2ランを放ち、さらに宮崎の適時打で勝ち越した。佐野は「クワ(桑原)さんがつないでくれたので、僕も後ろにつなぐ意識で打席に入りました」とコメント。宮崎は「桑原、佐野、牧の勢いそのままに次につなぐ意識を持って、スイングしました」とコメントした。巨人赤星とは試合前時点で今季は2試合で対戦し、0勝1敗、計13回2/3で無得点。初回から積極打法で攻略した。先発のアンドレ・ジャクソン投手(29)は2回に3点を奪われたが、3回以降は立ち直り、6回3失点でリーグトップタイの8勝目を挙げた。ジャクソンは「今日はここ最近では、非常に状態は良かったです。ただ序盤は際どい所を打者に見逃されて、少し苦しみました。途中、頭の中を整理して、気持ちを切り替えて投球することで、持ち直すことができました」と話した。リーグ戦再開後、週末の金曜、土曜、日曜の試合は8連敗中だったが、「魔の週末」の連敗もストップした。2位巨人との差を1ゲーム差に縮め、単独3位に立った。シーズン前半戦は最後の本拠地横浜スタジアムでの一戦で、巨人戦の連敗を6で止めるとともに、「横浜反撃」への1勝を挙げた。
◆勢いに乗る新鋭が2日連続で序盤に快音を響かせた。巨人佐々木俊輔外野手(25)がプロ2年目で初の2試合連続適時打を放った。前日12日に続き2番中堅でスタメン出場。阿部監督の「代打でもいい働きをしてくれてる」との抜てきに応え、初回の先制適時二塁打に猛打賞と大暴れしたのが前夜だった。この日は2回2死一、三塁でDeNAジャクソンのカットボールを中前へ。リードを3点に広げる適時打に「いい流れに乗っていけました」。一塁上では、「おさるのジョージ」に似ていることからついた愛称「ジョージ」にちなんだおさるポーズで喜んだ。今季は2度の2軍落ちを味わった。7月4日に1軍昇格後は、前日までで11打数7安打で打率6割超えと好調。その姿に、佐々木を「子どもみたいなものですね、大げさかもですけど」と目を細めるのは実松1軍バッテリーコーチ。スカウト時代にその才能に目を付け、23年秋にドラフト3位指名した縁がある。「素直な子。どんどん吸収してくれる」と評す。今季も2軍生活で課題を突き詰め、打開策を探ってきた。試合前、同コーチは「しっかりと何をすべきか話し合って、上がってきて1つのチャンスをつかんでくれたからね。継続してもらいたい」と願っていた。ヒーローとなった前日の試合後、佐々木本人も「またダメになったら代わりはいくらでもいることはしっかり自覚してる。毎日毎日必死にやっていきたい」と語気を強めた。恩人の期待に応える2日連続の一打。勢いを増していく。【阿部健吾】
◆巨人が逆転負けを喫し、今季5度目の同一カード3連勝を逃した。先発の赤星優志投手(26)は今季最短となる3回5安打4失点(自責3)でノックアウト。打線は2回に無死一、二塁から中山礼都内野手(23)の左前適時打で先制し、なお2死二、三塁から1番丸佳浩外野手(36)、2番佐々木俊輔外野手(25)の連続適時打で加点。この回3得点を挙げたが、3回以降は得点を奪うことができなかった。試合後、阿部慎之助監督(46)は「(先制してからの)1点が、ちょっと遠かったですよね」と追加点が奪えなかったことをポイントの1つに挙げた。3回で赤星を降板させた理由については「交代した理由は本人に伝えてあるので、本人に聞いてください」と話した。この日に出場選手登録を抹消したグリフィンについては「ちょっと足かな。状態があんまり良くなかったんで、1回抹消してになりました」と説明した。
◆DeNAアンドレ・ジャクソン投手(29)が、6回3失点の粘投でリーグトップタイの8勝目を挙げた。2回に3点を奪われたが、3回以降は要所を締める投球を見せた。「途中、頭の中を整理して、気持ちを切り替えて投球することで持ち直すことができた」と話した。入江が故障で離脱し、不在の抑えはウィックが務め、1回を無失点で締めた。
◆DeNAが、今季苦しめられた巨人先発の赤星優志投手(26)を3回4失点でKOし、巨人戦の連敗を6で止めた。3点を先制された直後の2回に度会の併殺打の間に1点を反撃。3回は2死から桑原が左前打で出塁し、佐野が同点の7号2ランを放ち、さらに宮崎の適時打で勝ち越した。佐野は「クワ(桑原)さんがつないでくれたので、僕も後ろにつなぐ意識で打席に入りました」とコメント。宮崎は「桑原、佐野、牧の勢いそのままに次につなぐ意識を持って、スイングしました」とコメントした。巨人赤星とは試合前時点で今季は2試合、0勝1敗、計13回2/3で無得点。初回から積極打法で攻略した。三浦大輔監督(51)は「3点取られた、すぐに1点を返せた。その次もつながって、ひっくり返せたのは良かったですし、少しずつですけどね、兆しは見えたのかなと思います」と評価した。先発のアンドレ・ジャクソン投手(29)は2回に3点を奪われたが、3回以降は立ち直り、6回3失点でリーグトップタイの8勝目を挙げた。ジャクソンは「今日はここ最近では、非常に状態は良かったです。ただ序盤は際どい所を打者に見逃されて、少し苦しみました。途中、頭の中を整理して、気持ちを切り替えて投球することで、持ち直すことができました」と話した。リーグ戦再開後、金曜、土曜、日曜の試合は8連敗中だったが、「魔の週末」の連敗もストップした。2位巨人との差を1ゲームに縮め、単独3位に立った。三浦監督は「1つ勝ったからと言って、どうこう変わるわけはないですけど、今日の良かった部分をつなげていけるように、またやっていきます」と力を込めた。シーズン前半戦最後の本拠地横浜スタジアムでの一戦で、巨人戦の連敗を6で止めるとともに、「横浜反撃」への1勝を挙げた。
◆両チームのベンチ入りメンバーが発表され、前日まで2連投した大勢投手(26)がメンバーから外れて3連投を回避した。一方、同じく2連投した田中瑛斗投手(26)と抑えのライデル・マルティネス投手(28)はベンチ入りした。巨人は今季、ここまで84試合を戦い、3日連続で登板した投手はいなかった。マルティネスが2連投した際は大勢が抑えを務めるなど柔軟な起用を続けてきたが、DeNA戦はいずれも接戦で〝ダブルストッパー〟を連投して2連勝。この日もセーブシチュエーションとなった場合にマルティネスが今季初の3連投を〝解禁〟するのか、他の投手が登板するのか、起用法が注目される。
◆5月にソフトバンクからトレードで巨人に移籍したリチャード内野手(26)が、試合前の打撃練習で股を割り連続してスイングする、阿部慎之助監督(46)の〝名物指導〟とされる地獄のティー打撃に臨んだ。これまでもキャンプ中や試合のない練習期間などに実施される場面は多くみられてきたが、公式戦の試合前練習では異例ともいえる。大粒の汗を流し、悲鳴を上げながら臨んだリチャードは、あまりの過酷さに最後は仰向けで地面に倒れ込んだ。リチャードは巨人加入後は18試合で打率・095、19三振と苦しみ、6月12日にはサインミスを犯し2軍降格となった。7月8日に1軍再昇格。9日に代打で二塁打を放った。
◆巨人は二回、2者連続四球で無死一、二塁とし、中山の左前適時打で1点を先取。なお無死一、二塁で8番小林は送りバントの構えを見せたが、高めのボール球にバットを引いた。しかし、一塁走者の中山は二塁付近まで到達しており、二塁走者の荒巻も二、三塁間で挟まれタッチアウト(記録は盗塁死)となった。流れを手渡しかねない痛恨のミスだったが、小林は制球に苦しむジャクソンの球を冷静に見極め四球で出塁。続く赤星が犠打を決め2死二、三塁とし、1番丸、好調の2番佐々木の連続適時打が飛び出し、この回一挙3点を先行した。
◆巨人・赤星優志投手(26)が先発し、今季最短となる3回5安打4失点で降板した。3-0の二回、味方の失策も絡んで無死満塁とし、併殺打の間に1失点。三回は2死から桑原に左前打、佐野に左越え同点2ランを被弾。続く牧に二塁打を浴び、宮崎の右前適時打で勝ち越しを許した。直後の四回1死二塁で打順が回り、代打を告げられた。
◆DeNA打線は本来の力を発揮できず、とりわけ巨人相手に苦戦している。前夜は今季15度目の零封負けを喫し、うち6度を占める巨人に6連敗。村田野手コーチは、局面を打開する手掛かりを相手の攻撃に見いだした。「ああいう打撃が意図してできる。できないウチとの差。選手も僕らも感じないといけない」と指摘したのは、巨人の4番に座った坂本の一回の打席だ。巨人は1番の丸、続く佐々木の連続長打で幸先よく先行。無死一、三塁で打席を迎えた坂本は、一塁走者の吉川が二盗を決めて好機を広げると、フルカウントからの7球目を打ち、二ゴロで2点目を刻んだ。中間守備を敷いた相手の二遊間を見て、手堅い軽打。続く泉口の適時打につなげ、一挙3点を奪う攻撃を演出した。三浦監督が「今のチーム状況で初回の3点はかなり重たかった」と口にした通り、DeNAにとって手痛い失点だった。13日の試合前時点で巨人のチーム防御率はリーグ2位の2・54。この日の先発を務めた赤星、DeNAが苦手とする山崎は防御率1点台と安定しており、打ち崩すのは容易ではない現実がある。この日は2点を追う三回に2番の桑原からの4連打で一挙3点を奪ったが、強打が難しければ、状況に応じた打撃が打開策になり得る。村田コーチは「チーム全体としていかに点を取るか。そのプラン立てをしっかりしないといけない」と口元を引き締めた。(鈴木智紘)
◆巨人は3―4の四回1死二塁で前日12日に支配下登録され、1軍に初昇格したNPB初のチェコ共和国出身選手、マレク・フルプ外野手(26)が代打で出場。フルカウントから高めの変化球を見送ったが、判定はストライクで見逃し三振に倒れた。この判定に、ベンチで見ていたリチャード内野手(26)が大きなリアクションで天をあおぎ、後方に〝ずっこけ〟る姿がテレビ中継の映像で抜かれ、SNS上でも話題となった。
◆DeNA・佐野恵太外野手が反撃ののろしを上げる7号2ランを放った。2点を追う三回2死から桑原が左前打で出塁した後の打席で、赤星の外寄りの直球を逆らわずに左翼席へ。続く牧が右中間フェンス直撃の二塁打を放ち、宮崎が右前適時打を放った。1カ月ぶりの本塁打で打線を活気づけた佐野は「チームに良い流れをつくれてよかった」とうなずいた。
◆巨人先発の赤星優志投手は5安打4失点で、今季最短となる3回でノックアウトされた。二回に味方が3点を先取した直後、失策も絡み1点を返されると、三回は佐野に左越えの同点2ラン、宮崎に勝ち越し打を浴びるなど、2死無走者から痛恨の4連打で逆転を許して降板し「先制してもらったのにリードを守れず降板して申し訳ない」と肩を落とした。
◆巨人は逆転負けで連勝が2で止まり、1日で勝率5割に逆戻りした。前日は一回に3得点も以降は無得点、この日も3点を先取した二回以降はゼロ行進に、阿部慎之助監督(46)は「(先取点)からの1点がな、ちょっと遠かったですよね」と唇をかんだ。前日に先発し、球団外国選手記録に並ぶ開幕6連勝を飾ったグリフィンが、この日出場選手登録を抹消された。指揮官は「ちょっと脚かな、状態があんまり良くなかったんで一回、抹消して、になりました」と説明した。前日の試合も一回に左すねに自打球を受け、七回途中で交代。この日は試合前の練習に参加し、ジョギングなどを行っていた。
◆DeNAが巨人戦の連敗を6で止めた。1―3の三回に佐野の2ラン、宮崎の適時打など4連打で逆転した。ジャクソンは5四球と荒れたが、6回3失点と粘って8勝目。巨人打線は中盤以降、走者を出しながらもつながりを欠いた。
◆DeNAが巨人戦の連敗を6で止めた。1―3の三回に佐野の2ラン、宮崎の適時打など4連打で逆転した。ジャクソンは5四球と荒れたが、6回3失点と粘って8勝目。巨人打線は中盤以降、走者を出しながらもつながりを欠いた。
◆夏場に波に乗り切れない。セ・リーグ2位の巨人は、昨季16勝8敗1分け、今季も9勝2敗1分けで6連勝中だった〝お得意様〟のDeNAに手痛い逆転負けを喫した。連勝が2で止まり、1日で勝率5割に逆戻り。首位阪神とのゲーム差は再び9・5に広がった。阿部慎之助監督(46)は「(先取点)からの1点がな、ちょっと遠かったですよね」と唇をかんだ。勝利した前日12日は、一回に3点を挙げて以降は無得点。この日も二回に3点を先取したが、三回に逆転を許すと、その後は散発3安打で同点のホームが遠かった。球宴までは阪神3連戦を含め5試合。指揮官は「(この3連戦を)2勝1敗で勝ち越したし、オールスター前の1週間、タイガース戦もあるし、また切り替えて頑張りたい」と前を向いた。(浜浦日向)
◆巨人先発の赤星優志投手(26)は5安打4失点で、今季最短となる3回でノックアウト。6敗目を喫した。二回に先頭の牧に死球を与えてから、味方の失策も絡み1点を返されると、三回は佐野に左越えの同点2ラン、宮崎に勝ち越し打を浴びるなど2死無走者から痛恨の4連打で逆転を許した。阿部監督は試合後、「交代した理由は本人に伝えてあるので、本人に聞いてください」とだけ語った。赤星は「(死球を)当ててから、その後にもっと攻めるところを大事にしてほしいと言われました」と明かした。
◆巨人のフォスター・グリフィン投手(29)が左脚のコンディション不良のため出場選手登録を抹消された。杉内投手チーフコーチは「前回登板で打球が(左すねに)当たって、昨日も同じとこに自打球か当たっていますから。ちょっと走り方も痛そうだったので、大事を取って」と説明。骨には異常はないとした。球団外国選手の記録に並ぶ開幕6連勝を飾り、防御率0・75の安定感を誇る左腕の不在は痛いが、球宴まで首位阪神3連戦を含む残り5試合の先発ローテーションについて杉内コーチは「特には、そのままいきます。多分、皆さんが思っているようなローテーションになると思いますけど」と語り、2軍からの昇格ではなく1軍にいる投手陣でやりくりする方針を示した。現在、不振で今季2度目のファーム再調整となったエースの戸郷や日米通算200勝まで残り2勝の田中将らが2軍で調整している。
◆DeNAは13日、巨人13回戦(横浜)に4-3で逆転勝ちした。2点を追う三回に佐野恵太外野手(30)が同点の左越え7号2ランを放つなど、4本の長短打を集めて試合をひっくり返した。前夜は今季15度目の零封負け。うち6度が巨人相手と苦しめられてきたが、打線がつながりを見せて巨人戦の連敗を6で止めた。つながりを欠いてきたDeNA打線が、苦しめられてきた巨人相手につながった。反撃ののろしを上げたのは佐野だ。お立ち台で喝采を浴び「試合に出させてもらっている身として責任を感じていた。何とか点を取れてよかった」と安堵の表情を浮かべた。2点を追う三回2死から畳みかけた。桑原が左前打で出塁した後の打席で、外寄りの直球を逆らわずに左翼席へ運ぶ同点の7号2ラン。続く牧は右中間フェンス直撃の二塁打を放ち、宮崎が決勝の右前適時打で4連打とした。牧と宮崎も外角球を逆方向へ運び、試合前までで今季13回?を無得点に抑えられていた相手先発の赤星に雪辱した。打線は本来の力を発揮できず、前夜は今季15度目の零封負けを喫し、うち6度を占める巨人に6連敗中だった。「振るボールと振らないボールをはっきりさせないといけない。どの方向に打ち出すのかもイメージしないと」と指摘していた村田野手コーチは、三回の攻撃に「狙って反対方向に打つのも大事。力で打つだけじゃない」と収穫を口にした。6月27-29日の巨人3連戦は、いずれも零封負け。今カードの相手先発は山崎、グリフィン、赤星と同じ巡り合わせだった。佐野は「相手のピッチャーがよくなればよくなるほど、チームとして束になって戦わなきゃいけない。個々で戦うのも大事だけど、それ以前に打線として攻略しようという意識が強かった」とうなずいた。三浦監督は「久しぶりにつながった。少しずつだけど兆しが見え始めている」と手応えを示した。2位巨人とは1ゲーム差。球宴前の最後となった横浜スタジアムでの一戦でDeNAらしく勝ち、浮上のきっかけを手にした。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
51 | 32 | 2 | 0.614 (↑0.004) | - (-) |
58 | 293 (+2) | 184 (+1) | 48 (+1) | 72 (-) |
0.250 (-) | 1.950 (↑0.02) |
2 (-) |
巨人 |
41 | 41 | 3 | 0.500 (↓0.006) | 9.5 (↓1) |
58 | 235 (+3) | 241 (+4) | 50 (-) | 36 (-) |
0.242 (↓0.001) | 2.550 (↓0.01) |
3 (-) |
DeNA |
38 | 40 | 4 | 0.487 (↑0.006) | 10.5 (-) |
61 | 252 (+4) | 236 (+3) | 44 (+1) | 41 (+1) |
0.227 (-) | 2.700 (↓0.01) |
4 (1↓) |
広島 |
37 | 41 | 4 | 0.474 (↓0.007) | 11.5 (↓1) |
61 | 246 (+2) | 252 (+3) | 37 (-) | 38 (+2) |
0.242 (↑0.001) | 2.800 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
37 | 44 | 2 | 0.457 (↑0.007) | 13 (-) |
60 | 209 (+3) | 254 (+2) | 41 (-) | 55 (+2) |
0.223 (-) | 2.910 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
24 | 50 | 5 | 0.324 (↓0.005) | 22.5 (↓1) |
64 | 210 (+1) | 315 (+2) | 36 (-) | 37 (-) |
0.222 (↓0.001) | 3.550 (↑0.01) |
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