1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 6 | 1 | 0 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 |
勝利投手:與座 海人(3勝2敗0S) 敗戦投手:種市 篤暉(2勝6敗0S) |

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◆西武は初回、無死一三塁から仲三河の犠飛で1点を先制する。2-0となって迎えた8回表には、1死満塁から仲三河が走者一掃の適時三塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・與座が8回5安打1失点の快投で今季3勝目。敗れたロッテは、打線がつながりを欠いた。
◆ロッテ種市篤暉は通算30勝のうち、西武戦ではカード別最多の7勝。防御率もパ・リーグ相手では最も良い2・33をマーク。このカードでは初対戦で黒星を喫したが、以降の先発登板ではすべてクオリティースタート(6回以上、自責3以下)を記録し、7勝0敗と負け知らず。このカードでは現在同僚の小島が12連勝中だが、種市も連勝を伸ばせるか。
◆西武の仲三河優太外野手(22)がプロ初のスタメン「3番DH」での出場が発表された。ファームで9本塁打をマークし、10日に支配下登録への復帰が決まったばかり。すでに同日にプロ初安打初打点をマークしている。奪三振能力が高いロッテ種市にどう対応するか、注目される。
◆西武が6月17日以来となる連勝で、貯金を「2」に増やした。初回、1番の西川愛也外野手(26)が安打で出塁し、すぐに二盗に成功。2番の仲田慶介内野手(25)がバント安打でつなぎ、プロ初スタメンの3番の仲三河優太外野手(22)が先制犠飛を放った。2回にも犠飛で追加点を挙げたものの、その後、西武打線はロッテ種市に封じられた。しかし8回、2四球などで1死満塁のチャンスを作り、仲三河が走者一掃の中越え3点適時三塁打を放ち、安全圏に入った。投げては先発の与座海人投手(29)がロッテ打線をアンダースローから幻惑し、8回を5安打1失点にしのいで今季3勝目を挙げた。
◆西武の与座海人投手(29)はリベンジしたかった。5月23日、ZOZOマリンでのロッテ戦。4回途中、打者22人に対し被安打11、8失点の大炎上だった。「...聞かないでください」。蒸し返されたくなかった悲劇の夜。だから、束になった励ましがうれしかった。「頑張れ、頑張れ、ヨーザ!!」試合前、左翼席前で準備していた時に耳に届いた、西武ファンの大合唱。自然と手を挙げて応えた。「この球場、スタンドと近いんで。ファンの方々が僕の真ん前にいたので」。獅子党が誇る"青炎"に後押しされ、8回5安打1失点で3勝目を手にした。アンダースローからの、得意のスーパークイックは少なめ。初回は1球も使わず。「前回そこを狙われたのもありますし」。慎重に行った。前日11日は救援陣が7人登板。「リリーフ陣からプレッシャーが半端なかったので。1人で投げろと」。そんな"制約"の中でさわやかに投げた103球...いや、104球か。試合前、左翼席で1人の少年が視界でくっきりした。「せっかく応援に来てくれて、思い出になればなって」。ウオーミングアップの球をポーンと渡したのが1球目。心温かな与座らしい夏の夜だった。【金子真仁】西武西口監督(与座が8回まで好投し貯金2に)「できるだけ長いイニングを投げてほしかったところ、こういう形で本当に期待に応えてくれました」
◆ロッテの先発種市篤暉投手(26)は5失点して6敗目を喫した。0-2の8回、安打と2四球で1死満塁のピンチを招くと、仲三河に走者一掃の適時三塁打を浴びた。悔しそうな表情でマウンドを降り「試合を壊した僕の責任です」と下を向いた。4月23日に2勝目を挙げてから、白星から遠ざかる。投手陣の軸として期待されながらこの日も要所で踏ん張れず、チームの勝ちに結びつく投球ができなかった。
◆ロッテは13日の西武戦(ZOZOマリン)で小島和哉投手(29)が先発する。5月23日の同カード以来、白星に見放されている左腕エースは自身12連勝中の相手から復活の足掛かりをつかめるか。6月18日に急性腰痛で出場選手登録を抹消され、2週間超の調整を余儀なくされた左腕は、前回7月6日のオリックス戦(京セラ)では五回途中3失点(自責2)と粘り切れず。「立ち上がりをまずしっかり、試合にスムーズに入っていけるようにしたい。最近の登板で中盤に複数失点を取られてしまうことが多くあるので、最少失点で粘ってチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。西武戦では2022年8月6日から12連勝中で、今季最後の白星も8回3失点の好投でつかんだ5月23日の試合だった。「そんなに連勝している感じはないんですけど」と控えめながら、この試合では「すごくつかんだような感じの投球が多かった」と手応えを感じていた。吉井監督からは常々「小島はあんなものではない」と叱咤を受け続けている。本来の投球を取り戻すことこそが、チームの最下位からの反転攻勢への絶対条件だ。(片岡将)
◆西武は先発の与座海人投手ががテンポのいい投球を見せ、8回を1失点で3勝目(2敗)を挙げた。打線は二回までに仲三河優太外野手と長谷川信哉外野手の犠飛で2点を先行。八回1死満塁から仲三河が走者一掃の三塁打を放った。
◆ロッテの種市は5失点して6敗目を喫した。0―2の八回、安打と2四球で1死満塁のピンチを招くと、仲三河に走者一掃の適時三塁打を浴びた。悔しそうな表情でマウンドを降り「試合を壊した僕の責任です」と下を向いた。4月23日に2勝目を挙げてから、白星から遠ざかる。投手陣の軸として期待されながらこの日も要所で踏ん張れず、チームの勝ちに結びつく投球ができなかった。
◆10日に育成契約から支配下に復帰したばかりの西武・仲三河優太外野手が「3番・DH」でプロ初スタメン。一回無死一、三塁の場面では左犠飛で先制点をたたき出したが、その後は2打席連続三振。それでも八回無死満塁では試合を決める走者一掃の中越え三塁打を放ち「ファームのときから三振しても『切り替えて、次に』と言われていたので引きずらなかった。新鮮な気持ちで行けたのがつながった」と初々しく振り返った。
◆西武の与座が緩急自在の投球で、6月14日以来の白星となる3勝目を挙げた。5月23日に8失点と打ち込まれたロッテを相手に、8回を5安打1失点。雪辱を果たし「やり返すことを目標にしていた」と充実の笑顔を浮かべた。下手投げから高低に制球よく投げ分け、凡打の山を築いた。八回無死一、二塁でもリズムを崩さず、犠飛による1失点だけ。「アウトを一つずつの意識。最少失点でいけて良かった」と納得の表情だった。チームは前日、延長十二回で引き分けた。中継ぎ陣の負担を減らす好投となり「長いイニングを投げられて良かった」と誇らしげだった。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
48 | 32 | 2 | 0.600 (↑0.005) | - (-) |
61 | 302 (+7) | 221 (+3) | 75 (-) | 41 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 2.350 (↓0.01) |
2 (-) |
ORIX |
44 | 33 | 3 | 0.571 (↓0.008) | 2.5 (↓1) |
63 | 294 (+3) | 282 (+7) | 56 (+1) | 35 (-) |
0.262 (↑0.001) | 3.250 (↓0.01) |
3 (-) |
ソフトバンク |
45 | 34 | 3 | 0.570 (↓0.007) | 2.5 (↓1) |
61 | 287 (-) | 232 (+7) | 48 (-) | 58 (-) |
0.241 (↓0.002) | 2.510 (↓0.04) |
4 (-) |
西武 |
41 | 39 | 1 | 0.513 (↑0.007) | 7 (-) |
62 | 213 (+5) | 212 (+1) | 33 (-) | 55 (+2) |
0.233 (↓0.001) | 2.460 (↑0.02) |
5 (-) |
楽天 |
38 | 41 | 2 | 0.481 (↑0.007) | 9.5 (-) |
62 | 231 (+7) | 269 (-) | 31 (+1) | 77 (+3) |
0.241 (↑0.002) | 3.120 (↑0.04) |
6 (-) |
ロッテ |
30 | 47 | 1 | 0.390 (↓0.005) | 16.5 (↓1) |
65 | 222 (+1) | 296 (+5) | 43 (-) | 30 (-) |
0.226 (↓0.001) | 3.590 (↓0.02) |
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