1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 0 | 0 |
中日 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 7 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:大野 雄大(5勝3敗0S) 敗戦投手:玉村 昇悟(4勝7敗0S) |

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◆中日が3連勝。中日は初回、細川と山本の適時打などで3点を先制する。続く2回裏にはブライトの適時三塁打、3回には石伊の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・大野が9回4安打1失点の完投で今季5勝目。敗れた広島は、投打ともに振るわなかった。
◆連敗を脱出したい広島は打線を組み替えた。「1番中堅」に中村奨成外野手(26)、「2番一塁」には前日11に1軍に昇格した中村健人外野手(28)を起用した。エレフリス・モンテロ内野手(26)がスタメンを外れ、「6番右翼」に末包昇大外野手(29)、「8番三塁」に上本崇司内野手(34)を据えた。先発は玉村昇悟投手(24)。今季ここまで、中日戦3試合に登板して2勝と相性がいい。
◆中日上林誠知外野手(29)が2回の守備からブライト健太外野手(26)と交代した。1回1死二塁の第1打席で玉村の143キロの球が右肘付近に直撃。しばらくうずくまり立てなかった。その後も出場し佐藤の遊ゴロの間に2点目のホームを踏んだが、その後交代となった。上林は今季81試合に出場。右翼のレギュラーとして打率2割6分6厘。いずれもチームトップの11本塁打、29打点、17盗塁をマーク。球宴にも選手間投票でソフトバンク時代の17年以来8年ぶりに選ばれている。
◆お笑いコンビのバッテリィズがセレモニアルピッチを行った。エース(30)が球速129キロの剛速球でノーバウンドピッチも捕手役の寺家(34)がミットで捕球できず。エースは「いや...130キロ目指してたんで。なんかあと1票のM-1(グランプリ)思い出しましたね...」と昨年の準優勝を引き合いに出し悔しがった。寺家も「僕は僕で悔しい思い出になりましたね」と苦い顔を見せるとエースが「落としてない! みたいな顔はしてましたけどね。帰ってきて早々『カットボールみたい』って言い訳してました」と笑わせた。投球前にはマウンド後方で漫才も披露。三重県津市出身の寺家は中日ファンで小さい頃からバンテリンドームに応援にきていたといい「小学校のころの僕に教えてあげたい。ここで漫才するよと」と感慨に浸っていた。
◆広島が今季2度目の5連敗で、4月3日以来となる今季ワーストタイの借金3となった。9回に小園海斗内野手(25)がタイムリーを放ち、完封負けは阻止したが、リーグ戦再開後は14戦連続で3得点以下。深刻な得点力不足に陥っている。投げては、先発玉村昇悟投手(24)が立ち上がりから中日打線につかまった。初回、細川の左前適時打、山本の左前適時打などで3失点。2回にはブライトの適時三塁打、3回にも石伊の左前適時打で失点。序盤3回までに5点を失った。結局、5回8安打4三振5失点で降板し、今季7敗目を喫した。>
◆中日が序盤3回までに5点を奪い広島に連勝した。3連勝で8カードぶり、リーグ戦再開後初のカード勝ち越しで借金は8となった。先発の大野雄大投手(36)が22年8月12日阪神戦(京セラドーム大阪)以来、3年ぶりの完投勝利を飾った。前回4日ヤクルト戦(バンテリンドーム)では8回まで84球で無失点も9回に左ふくらはぎがつり無念の途中降板となったが、すぐにリベンジした。通算91勝となり球団のレジェンド左腕でプロ2年目から投手コーチとして指導を受けた今中慎二氏と並んだ。初回、1死一、二塁で細川成也外野手(26)が8戦連続安打となる左前適時打で先制点を奪うと佐藤龍世内野手(28)の遊ゴロ間、山本泰寛内野手(31)の三塁強襲適時打で1点ずつ追加し初回に3点を奪った。2回には途中出場のブライト健太外野手(26)の左中間適時三塁打、3回には石伊雄太捕手(24)の左前適時打で加点した。8回には山本の左越え2点適時二塁打でダメ押しした。また、「3番・右翼」でスタメン出場した上林誠知外野手(29)は初回の打席で広島玉村の143キロシュートが右肘付近に死球を受け、途中交代となった。
◆中日上林誠知外野手(29)が2回の守備からブライト健太外野手(26)と交代した。1回1死二塁の第1打席で玉村の143キロの球が右肘付近に直撃。しばらくうずくまり立てなかった。その後も出場し佐藤の遊ゴロの間に2点目のホームを踏んだが、交代となった。試合後、井上一樹監督(53)は「今からまたどうだという話はしますけど、本人は『ちょっと痛いです』ぐらいのレベルだったので。あれがもん絶して何も言葉が出ないということになってしまうと、『これは困ったもんだな』ってなりますけど。明日の試合はどうかなというところはありますが、たぶんそこまで、おおごとではないと思っています」と、説明した。「病院には多分行ってはいないと思う。(右肘の)レガースと、その外れてる部分に当たったのかなっていう感じかな」と防具がない部分にも当たっているようで「本人はちょっと球を投げる方だから、『多分、球が投げれないかもしれません』と言ったところで、もう代わろうと」と、守りに影響があったため交代したという。上林は今季81試合に出場。右翼のレギュラーとして打率2割6分6厘。いずれもチームトップの11本塁打、29打点、17盗塁をマーク。球宴にも選手間投票でソフトバンク時代の17年以来8年ぶりに選ばれている。
◆広島が今季2度目の5連敗で、4月3日以来となる今季ワーストタイの借金3となった。9回に小園海斗内野手(25)の適時打で完封負けは阻止したが、得点は1点だけ。リーグ戦再開後は14戦連続で3得点以下。深刻な得点力不足に陥っている。投げては先発玉村昇悟投手(24)が立ち上がりからつかまり、3回までに5点を失った。結局、5回8安打4三振5失点で今季7敗目を喫した。
◆中日が広島に連勝し、3連勝で8カードぶり、リーグ戦再開後初のカード勝ち越しで借金は8となった。先発の大野雄大(36)が9回1失点で22年8月12日阪神戦(京セラドーム大阪)での完封以来3年ぶりの完投勝利で今季5勝目を挙げた。チームでも今季82試合目にして初めての完投勝利投手となった。試合後、井上一樹監督(53)は頼れるベテラン左腕を絶賛した。-3年ぶりの完投勝利「その話題にちょっとなっていて。おい大介(山井投手コーチ)、『うちって(今季)完投したやつ誰がいる? 』って話になったんですけど、完投の負けが2つ(高橋宏、松葉が各1)あったみたいですね。完投勝利は初めてみたいだったので。すごく躍動感があるというか。若い頃に比べたら球速がそこまで出ることがないんですけど、その中でもすごく安定感があるというかね。今日は安心して見ていられたと思います」-9回に打たれるまでほとんど良い当たりなかった「そうですね。彼の特長である、例えば回転数の多いスピン量がちょっと今増してきているという状況を聞いていましたので。今日もゲームはつくってくれるであろうというふうには踏んではいましたけど、今日もナイスピッチングをみせてくれましたね」-監督から見て大野の調子が上がってきてる要因は「暑くなってくることがあいつにとってなんだろう。『そういう季節が好きなのかな』っていうふうに、俺は勝手にそういうふうに思ってますけど。でも、何回も投げてるうちに『なんかこれだな』ってつかんでるものは、きっとベテランの域に達してはいても、『ちょっと、こういう感じになれればいいんじゃないの。こういう形だったらいくね』っていうのをつかんでんじゃないのっていうふうには、これは僕の推測ですけど、そういうふうに見えます」-次こそは完封を「やっぱりこう、最後に1点取られるという。『おい、事件起きねえだろうな』っていう話はしてましたけど。先頭に四球を出すあたりがあいつらしいですけど。まあまあ。そこは度外視したとしても、やっぱり助けられた。大野に助けられた試合でした」
◆中日が広島に連勝し、3連勝で8カードぶり、リーグ戦再開後初のカード勝ち越しで借金は8となった。
◆中日上林誠知外野手(29)が2回の守備からブライト健太外野手(26)と交代した。1回1死二塁の第1打席で玉村の143キロの球が右肘付近に直撃。しばらくうずくまり立てなかった。その後も出場し佐藤の遊ゴロの間に2点目のホームを踏んだが、交代となった。試合後、右肘に電気治療器具をつけて姿を見せた上林は「腫れてはいますが、多分打撲なんで。骨は大丈夫だと思います」と話した。右肘とレガースに「半分、半分」直撃したといい、ベンチに戻り投げてみたが「投げられないというか曲げたら痛いし、伸ばしても痛いんで。打つ時も多分痛そう」と途中交代した。試合中は病院には行かずアイシングなどの治療に専念。「まだ明日になってみないと分からない」と話しながらも「甲子園からいけたらいい」と15日からの阪神3連戦で復帰したい考えだ。上林は今季81試合に出場。右翼のレギュラーとして打率2割6分6厘。いずれもチームトップの11本塁打、29打点、17盗塁をマーク。球宴にも選手間投票でソフトバンク時代の17年以来8年ぶりに選ばれている。
◆中日大野雄大投手(36)が1失点完投でチームを3連勝に導いた。8回まで3安打無失点。二塁も踏ませず89球で前回4日ヤクルト戦に続く2週連続の「マダックス(100球以内)」での完封チャレンジだった。9回に先頭を歩かせ小園に適時二塁打を許し完封ならずも、前回4日ヤクルト戦は左足をつり、あと2死で途中降板したが、今回は完投した。3年ぶりの完投勝利に「完封は特別だけど、最後まで投げきることができたんで十分」。大野といえば直球とツーシームというイメージから脱却。「真っすぐを速く見せる方法を学んできた」。全盛時より球速が出なくなっても緩い100キロ台のスラーブなどを駆使し緩急を使う。直球で押す日もあるが、この日は「立ち上がり球が走っていなかった」という中でコンビを組むルーキー石伊が多くの球種を使い的を絞らせなかった。過去2年で2勝と苦しんだ左腕が今季5勝目。チームが苦戦する交流戦後に3連勝とした。井上監督も「助けられた」と感謝だ。完投勝利はチーム82試合目で初。「もうできひんかなって正直思っていた。気持ちが一番やな」と長年エースを務めてきた自信も戻ってきた。通算91勝で今中慎二と並んだ。入団2年目からコーチとして指導も受け、プライベートでも親しい存在。「完投で並べたのはすごくうれしい。今中さんは完投しまくっていたので。次回、超せるように」と笑った。チームは8カードぶり勝ち越しで借金8。プロ15年目。まだまだ大野は白星を重ねる。【石橋隆雄】▽中日石伊(3回に適時打。守っては大野の完投勝利を好リードで2人でお立ち台)「ヒーローになれてすごくうれしい。(打撃で)最近結果が出てきてちょっと欲がでてきた」
◆広島は先発した玉村昇悟投手(24)は5回を5失点で今季7敗目。試合を作ることができなかった。玉村は立ち上がりの一回にいきなり3失点。二回、三回にも1点ずつ奪われ、連敗中のチームにとっては重たい失点となった。打線は中日先発の大野に四回まで無安打に封じられたが、五回2死から菊池が一塁への内野安打。ようやくこの試合でチーム初安打を放つが、敗戦で借金は今季ワーストタイの「3」となった。
◆中日が3連勝を挙げた。先発の大野雄大投手は完封こそ逃したものの4安打1失点の好投を見せ3年ぶりの完投で5勝目(3敗)を挙げた。一回に細川成也外野手の先制打など4安打で3点を先制。5―0の八回は山本泰寛内野手の2点二塁打でダメを押した。
◆先発した広島・玉村昇悟投手(24)は今季7敗目。試合を作ることができなかった。
◆中日打線が10安打で7得点と気を吐き、ベテラン大野を援護した。井上監督は、一回に先頭の岡林から攻撃がつながったことをポイントに挙げ「点を取れたことによって、大野がリズムに乗れた。いい試合だった」とご満悦だった。3連勝で、負け越しを8に戻した。監督は「勝率を5割に少しでも早く近づけることを目標にやりたい」と巻き返しを期した。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
50 | 32 | 2 | 0.610 (↑0.005) | - (-) |
59 | 291 (+5) | 183 (+2) | 47 (-) | 72 (+1) |
0.250 (↑0.001) | 1.970 (-) |
2 (-) |
巨人 |
41 | 40 | 3 | 0.506 (↑0.006) | 8.5 (-) |
59 | 232 (+3) | 237 (-) | 50 (-) | 36 (+2) |
0.243 (↑0.001) | 2.540 (↑0.03) |
3 (-) |
DeNA |
37 | 40 | 4 | 0.481 (↓0.006) | 10.5 (↓1) |
62 | 248 (-) | 233 (+3) | 43 (-) | 40 (-) |
0.227 (↓0.001) | 2.690 (-) |
3 (-) |
広島 |
37 | 40 | 4 | 0.481 (↓0.006) | 10.5 (↓1) |
62 | 244 (+1) | 249 (+7) | 37 (-) | 36 (-) |
0.241 (↓0.001) | 2.810 (↓0.06) |
5 (-) |
中日 |
36 | 44 | 2 | 0.450 (↑0.007) | 13 (-) |
61 | 206 (+7) | 252 (+1) | 41 (-) | 53 (+1) |
0.223 (↑0.001) | 2.930 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
24 | 49 | 5 | 0.329 (↓0.004) | 21.5 (↓1) |
65 | 209 (+2) | 313 (+5) | 36 (-) | 37 (+2) |
0.223 (-) | 3.560 (↓0.02) |
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