楽天(☆3対0★)ソフトバンク =リーグ戦12回戦(2025.07.11)・楽天モバイルパーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
0000000000510
楽天
02001000X3400
勝利投手:古謝 樹(3勝2敗0S)
(セーブ:則本 昂大(3勝2敗10S))
敗戦投手:モイネロ(7勝2敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆楽天は2回裏、入江の適時打などで2点を先制する。そのまま迎えた5回には、村林が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・古謝が5回無失点。その後は4人の継投で完封リレーを展開し、古謝は今季3勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、打線が振るわなかった。

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が、母校の和歌山・星林にエールを送った。星林は春の県大会で準優勝し、12日に和歌山東との初戦を迎える。「最後の夏なので、思い残すことなくやってほしい」と後輩たちの背中を押した。和歌山東はソフトバンク津森宥紀の母校。「津森の母校とやね。津森のところには負けないでほしい」と笑顔で語った。

◆高卒5年目の楽天入江大樹内野手(23)が、難攻不落の左腕からプロ初適時打を放った。2回、ボイト、伊藤が四球を選んで1死一、二塁とチャンスをつくった。打席には今季2試合目のスタメンとなった7番入江。2ストライクと追い込まれたが、ソフトバンクのモイネロの外角低めチェンジアップを逆らわずに右前に運んだ。8日西武戦では内野ゴロの間にプロ初打点を記録したが、この日は適時打で打点を挙げた。「すごくいい相手投手なので、前にしっかり飛ばしていくということを今日のテーマにしていました。それがいい形につながってよかったです」と落ち着いた表情で話した。なおも1死一、三塁では堀内がスクイズを成功させた。小飛球となったが、投前にポトリと落ち、スタートを切っていた伊藤が生還。5回2死二塁では村林が右前適時打を放ち、しぶとく得点を重ねた。

◆楽天古謝樹投手(23)が、ソフトバンク打線を相手に好投した。初回、先頭野村を右飛、佐藤直を三ゴロ、ダウンズをスライダーで見逃し三振。2回も3者凡退に打ち取った。5回は2死満塁のピンチを背負ったが、最後は広瀬隆を三ゴロに仕留めて得点を許さなかった。1軍では6月14日阪神戦(楽天モバイルパーク)以来、約1カ月ぶりの登板だったが、5回4安打無失点でゲームメークした。古謝は「前回の1軍登板やファームでの登板でも納得のいかない投球が多く、悩んでいました。ただ、カード頭なのでなんとかチームに流れを持ってきたいという気持ちで投げました」。続けて「ピンチでもバックに助けられましたし、先制点も取ってもらったので、投げやすい環境を作ってもらって投げることができましたね」と落ち着いた口調で話した。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が通算1000試合出場を達成した。プロ野球史上340人目。初出場は西武時代の14年6月21日のDeNA戦(横浜)。この日は「6番一塁」で2試合ぶりのスタメン出場だった。球団を通じて「もう1000試合も出場したんだと驚きが大きいです。2014年にプロ野球選手としてスタートし、苦労もありましたが多くの方に支えられてここまで来ることができました。歴代の首脳陣の方々、チームメート、球団の関係者、沢山のファンの皆さまに感謝したいです。いい時、悪い時といろいろありますが、自分のベストを尽くしてこれからも多くの試合に出られるように頑張っていきます」とコメントした。試合前時点での通算成績は打率2割5分、866安打、265本塁打、711打点。18、19、22、24年に4度の本塁打王、22、24年に2度の打点王を獲得した。特に西武時代の18年は143試合に出場し、打率2割8分1厘、47本塁打、124打点で初のパ・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。通算1000試合出場=山川(ソフトバンク) 11日の楽天12回戦(楽天モバイル)に先発出場して達成。プロ野球540人目。初出場は西武時代の14年6月21日のDeNA3回戦(横浜)。

◆ソフトバンクが5月25、27日以来、45日ぶりの2連敗を喫した。これで楽天戦は4勝8敗。先発モイネロが5回97球で3安打3失点(自責点は2)。無傷7連勝から一転、モイネロは2試合連続黒星となった。2回に1死一、二塁から入江に右前適時打を献上。さらに1死一、三塁で堀内にスクイズを許した。0-2の5回は2死二塁で村林に追加点となる右前適時打。モイネロの5回降板は今季最短タイだった。打線は3回に1死二塁で広瀬隆が中飛に倒れ、三塁進塁を狙った走者の石塚はアウト。「併殺」でチャンスがしぼんだ。5回2死満塁では、広瀬隆が三ゴロに倒れて無得点に終わった。

◆楽天が好相性のソフトバンクから勝利を挙げ、対戦成績を8勝4敗とした。序盤から試合を動かした。高卒5年目の入江大樹内野手(23)が2回1死一、二塁からプロ初適時打をマーク。なおも1死一、三塁から堀内謙伍捕手(28)がスクイズで追加点を奪った。5回は1死から辰己涼介外野手(28)が中前打と相手の失策で二塁まで進むと、2死二塁で村林一輝内野手(27)が右前適時打を放った。試合前半でソフトバンクの好左腕モイネロから3得点し、優位に試合を進めた。約1カ月ぶりの1軍登板となった古謝樹投手(23)は5回4安打無失点と好投した。6回からは継投に入り、逃げ切った。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(33)が、史上340人目の通算1000試合出場を達成した。11日の楽天12回戦(楽天モバイルパーク)に6番一塁で2試合ぶりに出場。5回の第2打席では6試合ぶりとなる安打を左前に運んだ。5回終了時には記念ボードを掲げ、スタンドに頭を下げた。「もう1000試合も出場したんだと、驚きが大きいです。2014年にプロ野球選手としてスタートし、苦労もありましたが多くの方に支えられてここまでくることができました。歴代の首脳陣の方々、チームメート、球団の関係者、たくさんのファンの皆さまに感謝したい」と広報にコメントを託した。移籍2年目の今季は打撃不振に陥り、打順も「4番」から降格するなど苦しいシーズンになっている。それでも球宴前の奪首に貢献するべく「いい時、悪い時といろいろありますが、自分のベストを尽くして、これからも多くの試合に出られるように頑張っていきます」と決意を新たにしていた。通算1000試合出場=山川(ソフトバンク) 11日の楽天12回戦(楽天モバイル)に先発出場して達成。プロ野球540人目。初出場は西武時代の14年6月21日のDeNA3回戦(横浜)。

◆仙台育英(宮城)出身で高卒5年目の楽天入江大樹内野手(23)が、プロ初適時打を放った。2回1死一、二塁。2球で追い込まれながらソフトバンク・モイネロのチェンジアップを右前に運んだ。「この前、ヒットにならずに悔しかったんで、電光掲示板にも0割0分0厘って出ちゃうんで気になったんですけど、自分のやることやろうと。タイムリーを打てたんで良かった」。8日西武戦でのプロ初打点は内野ゴロだったが、先制&決勝の適時打を決めた。ドラフト1位の宗山は同学年で定位置も同じ遊撃だ。ライバルでもあるが「一緒に頑張りたい」。今季は8日に初昇格。昨季は10月の5試合に出場したのみだったが、残りは63試合ある。「順位争いしてるんで、より緊張感もありますし、結果も出さないとってなると思うんですけど、自分らしくやれることだけをやりたい」。若手有望株が自らの手で未来を切り開いていく。

◆楽天2年目の古謝樹投手(23)が約2カ月ぶりに白星を手にした。5回4安打無失点で3勝目。四死球0は今季初めてだった。5回に2死満塁のピンチを背負ったが、ソフトバンク広瀬隆を三ゴロに仕留めた。「正直、心臓バクバクしてたんですけど、『これまでの自分とは違うぞ』っていう言葉を口ずさみながら投げてました」。1軍では約1カ月ぶりの登板だったが、カード頭で役割を果たした。

◆ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)が7連勝後2連敗を喫した。2回に先頭ボイトらへの2四球で1死一、二塁とピンチを広げ、入江に先制のタイムリーを献上。さらにスクイズで2点目を失った。5回にも1点を与え、5回97球でマウンドを降りた。「思い通りの投球ができませんでした。何とか修正しなければと思いましたが、うまくいかなかった。短いイニングで降板してしまい、チームに申し訳ないです」。8三振を奪ったものの、四球絡みの失点に唇をかんだ。

◆2年目の楽天古謝樹投手(23)が、約2カ月ぶりに3勝目をつかんだ。テンポ良くソフトバンク打線を封じ、5回64球、4安打無失点。今季初の無死四球と制球も安定した。「初回からテンポ良く投げられてたんで、自分自身も1回、1回とは思ってましたけど。今日はすごい調子良く投げられてるなっていう感覚はありました」と振り返った。立ち上がりから危なげない投球を披露した。初回、先頭野村を右飛、佐藤直を三ゴロ、ダウンズをスライダーで見逃し三振。2回も3者凡退に打ち取った。3回は先頭に初安打を許したが、味方の好守にも助けられて無失点に切り抜けた。5回は2死満塁としたが、最後は広瀬隆を三ゴロでピンチを脱した。「正直、心臓バクバクしてたんですけど、『これまでの自分とは違うぞ』っていう言葉を胸に口ずさみながら投げてました」と振り返った。1軍では6月14日阪神戦(楽天モバイルパーク)以来、約1カ月ぶりの登板だった。4月20日ロッテ戦(楽天モバイルパーク)以来、白星からも遠ざかっていたが、次回につながる好投で久しぶりの勝利を手にした。

◆ソフトバンク育成出身のルーキー右腕、川口冬弥投手(25)がプロ入り後初のイニングまたぎを無失点で切り抜けた。3点ビハインドの7回から3番手で登板し、打者6人をパーフェクト。「(チームに)いい流れを持っていきたいという思いで腕を振りました」と胸をなでおろした。6月20日に支配下契約を勝ち取り、プロ初登板から4試合連続、5イニングを無失点に抑えている。

◆楽天辰己涼介外野手(28)の強肩が発動した。2点リードの3回1死二塁。ソフトバンク広瀬隆の中飛を難なくキャッチすると、三塁へと正確にワンバウンド送球し、タッチアップした二塁走者の石塚を悠々と刺した。併殺を完成させるビッグプレーに「(相手が)トライする気持ちは良かったと思います」と涼しい表情で振り返った。5回2死一、二塁では海野の中前打を素早く捕球すると、ほぼ助走なしで本塁へノーバウンド返球。「実はその前に(打球が)イレギュラーしてまして、捕るのも必死のパッチやったんですけど」。あわや1失点という場面だったが、二塁走者の近藤は三塁でストップせざるを得なかった。強肩でピンチを救い、完封勝利につながった。スローイングにも手応えを示しており「一応、毎日投げ込んではいるんで、いつでも(投手として)登板できるように投げ込んでるので、最近は肩が冷えるのがちょっと緩和され始めたんで、しかも夏場やし、楽しいです」と声を弾ませた。かねて目標に掲げる「投手辰己」のチャンスも虎視眈々(たんたん)と狙う。「(登板機会が)絶対、いずれあるんで。毎日しっかりと調整しつつ、バッティングもずっといい状態でキープできてるんで」と力を込めた。

◆楽天・古謝樹(たつき)投手(23)が先発し、5回4安打無失点で勝利投手の権利を得て降板した。スタンドが一瞬の静寂から大歓声に変わった。2-0の五回2死満塁。一打同点、長打を食らえば逆転のピンチ。打者・広瀬に対し、135キロの低めツーシームで三ゴロに抑えた。強打者がそろうソフトバンク戦に向けて「打者一人一人に対して、しっかりと強い気持ちで真っ向勝負していくだけです」と臨んだ。ベンチから見守った石井投手コーチは「直球の走りはよくないが、低めに集めようという努力は感じる。変化球のキレはある」と評価した。2年目左腕は6月14日の阪神戦(楽天モバイルパーク)以来、約1カ月ぶりの1軍マウンド。「ファームでは悔しい思いで日々過ごした」とたまった鬱憤を晴らした。試合前時点で今季は7試合に登板し、2勝2敗、防御率4・35。4月20日のロッテ戦を最後に勝ち星がない。「とにかくチームの勝利のために貢献したい」と好投手・モイネロと投げ合った。

◆楽天が5投手の無失点リレーで快勝。二回に入江の先制打などで2点を挙げ、五回に村林の適時打で加点した。古謝が5回無失点で4月20日以来の3勝目、則本は10セーブ目。ソフトバンクは5月下旬以来の2連敗。モイネロが2敗目。

◆ソフトバンクの山川が出場1000試合の節目を迎えた。「6番・一塁」で3打数1安打。2014年の初出場から265本塁打を積み重ねてきた主砲は「もう1000試合も出場したんだと驚きが大きい。苦労もあったが、多くの方に支えられてここまで来られた」と感慨に浸った。今季は不振で4番を外れるなど試行錯誤の時間も多い。「いい時、悪い時とあるが、自分のベストを尽くして多くの試合に出られるように頑張る」と思いを新たにした。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
47322 0.595
(↓0.008)
-
(-)
62295
(-)
218
(+6)
75
(-)
40
(-)
0.242
(-)
2.340
(↓0.04)
2
(1↑)
ORIX
44323 0.579
(↑0.006)
1.5
(↑1)
64291
(+6)
275
(-)
55
(+1)
35
(+1)
0.261
(-)
3.240
(↑0.04)
3
(1↓)
ソフトバンク
45333 0.577
(↓0.007)
1.5
(-)
62287
(-)
225
(+3)
48
(-)
58
(-)
0.243
(-)
2.470
(-)
4
(-)
西武
40391 0.506
(-)
7
(↑0.5)
63208
(+2)
211
(+2)
33
(-)
53
(+3)
0.234
(-)
2.480
(↑0.01)
5
(-)
楽天
37412 0.474
(↑0.006)
9.5
(↑1)
63224
(+3)
269
(-)
30
(-)
74
(-)
0.239
(↓0.001)
3.160
(↑0.04)
6
(-)
ロッテ
30461 0.395
(-)
15.5
(↑0.5)
66221
(+2)
291
(+2)
43
(-)
30
(-)
0.227
(-)
3.570
(↑0.04)