西武(☆5対1★)楽天 =リーグ戦12回戦(2025.07.10)・ベルーナドーム=
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楽天
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西武
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勝利投手:髙橋 光成(3勝4敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(4勝4敗0S)

本塁打
【西武】渡部 聖弥(6号・6回裏2ラン)

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◆西武は1点を追う6回裏、渡部聖の2ランで逆転に成功する。その後は、7回に長谷川の適時二塁打で2点を奪うと、8回には代打・仲三河の適時打でリードを広げた。投げては、先発・高橋光成が7回3安打1失点の力投で今季3勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆4位の西武が、10日の楽天戦で今季2度目の"開幕戦"を迎える。9日の楽天戦は、予告先発のハワードが上半身のコンディションで先発を回避し、でブルペンデーだった楽天に完封リレーを許し、4連敗を喫した。5回まで毎回走者を出しながら、あと1本が出ず。2、3回は2イニング連続で満塁の好機を逃した。楽天を上回る6安打を放ちながら、拙攻で無得点に終わった。リーグ戦再開後は10試合連続3得点以下で、2勝8敗と失速し、勝率は5割に戻った。会見場の雰囲気も重苦しかったが、取材後の取材が終わった後、西口監督は力強く誓った。「明日が開幕戦。頑張っていこう」チームは、10日の楽天戦で79試合目を迎える。首位日本ハムとは8ゲーム差、2位ソフトバンクとは7ゲーム差、3位オリックスとは5ゲーム差に開いたが、勝率5割から再スタートを切る。

◆楽天がノーヒットノーランを阻止した。西武高橋の前に6回2死まで無安打。35歳鈴木大地内野手が代打で重い空気を振り払った。2番小深田に代わって登場。カウント1-1からの3球目、真ん中低めフォークを右中間にはじき返した。打球が転々としている間に激走。一気に二塁を蹴って、ヘッドスライディングで三塁を陥れた。三木監督の采配が的中し、この日初めて得点圏の場面をつくった。ベテランが演出した先制機を24歳の若手がものにした。黒川が2死三塁から外角低め148キロ直球を逆らわずに左前適時打とし、連打でスコアボードに「1」を刻んだ。背番号24は「(鈴木)大地さんのヘッドスライディングを見て、何が何でもホームにかえさないといけないなと思いました」と熱い表情で話した。試合前半は打線が沈黙も、3巡目の攻撃で得点につなげた。

◆"獅子の若大将"こと西武のルーキー渡部聖弥外野手(22)が6号逆転2ランで流れを変えた。ここ10試合で3安打のみ。この日はプロ入り後初めてクリーンアップ以外での「6番左翼」でスタメン出場になった。そんな中で0-1の6回2死一塁、楽天岸の139キロ直球を見事に左翼席へ放り込んだ。この3連戦から待望の自身の応援歌が登場。新たなメロディーに乗せられ、見事な一打を放った。なお、ベンチ前では恒例のビッグチェーンネックレス(俗称・クソデカネックレス)の授与式があったものの、児玉が渡部聖に付ける瞬間にレオのチャームが外れ、ただの金色ネックレスと化した。

◆西武が逆転勝利し、連敗を4で止めた。貯金生活に戻した。1点を追う6回2死一塁のチャンス、この日はプロ入り後初めてクリーンアップ以外でスタメン出場した6番の渡部聖弥外野手(22)が楽天岸の低め直球を捉え、左翼席への6号逆転2ランとした。7回には連打などで2死二、三塁を作り、長谷川信哉外野手(23)が9試合ぶりの打点となる2点適時二塁打を放ち、突き放した。投げては先発の高橋光成投手(28)が、5回まで楽天打線を無安打に封じ込めるピッチング。6回2死から連打で先制を許したものの、その裏に味方が逆転。7回2死二塁のピンチでは、この日最速154キロで楽天堀内のバットを粉砕し、一ゴロに打ち取った。

◆楽天が逆転負けを喫し、連勝が2でストップした。勝てば4位西武に1ゲーム差と接近する重要な一戦だったが、3ゲーム差に開いた。打線が沈黙した。6回2死まで西武高橋の前に無安打。6回2死走者なしから代打の鈴木大地内野手(35)が三塁打を放つと、続く黒川史陽内野手(24)が左前に先制適時打をマークし、スコアボードに「1」を刻んだ。しかし、その裏に暗転する。好投していた先発の岸孝之投手(40)が2死一塁から渡部聖に逆転2ランを浴びた。7回1死から連打を許したところで降板。2番手の加治屋蓮投手(33)にスイッチしたが、なおも2死二、三塁から長谷川に2点適時二塁打を打たれて突き放された。岸は7回途中9安打4失点だった。

◆西武の仲三河優太外野手(22)がうれしいプロ初打席初安打を放った。支配下登録に復帰したこの日、さっそく8回1死三塁の場面で代打で登場。新しい背番号55のユニホームでカウント1-0からの楽天藤平のフォークを強く振り抜き、一塁線を抜く適時打。プロ初打点も付き、ガッツポーズを見せた。大阪桐蔭から20年ドラフト7位で入団するも、1軍出場がないまま、23年オフに育成契約に切り替わっており、この日がプロ初出場。西口監督も「まだまだ若いから、出てきてくれれば楽しみです」と期待する和製大砲候補が、見事なスタートを切った。

◆西武高橋光成投手(28)は「今年一番良かったんじゃないですか」と7回1失点の投球に胸を張った。7回2死二塁のピンチもこの日最速154キロでバットを粉砕。「見逃しも取れたし、空振りも取れるし、ゴロ打たせられたり、一番いい形が出たので。これがスタンダードに出るようにしたいです」。首都圏がゲリラ雷雨に見舞われた夜、"雷神"光成が本拠地でファンを興奮させる投球で3勝目を挙げた。

◆楽天は六回2死まで高橋から安打を放てなかった。重い雰囲気を振り払ったのが代打で起用された鈴木大。35歳のベテランは甘く入った144キロを逃さず右中間にはじき返すと、二塁を回って加速して頭から滑り込んで三塁打とした。続く黒川がこの働きを無駄にせず、左前に流し打って得点につなげた。鈴木大は試合前まで高橋に対して通算で打率3割2分8厘の好相性を誇っており、ベンチの采配が的中した。6月7日を最後に快音を響かせることができていなかったが、ようやく7月初安打をマークし「良かったです。結果は出したいと常に思っていた」と息をついた。

◆西武が連敗を4で止めた。高橋は威力のある直球を軸に7回1失点で約2カ月ぶりの白星となる3勝目を挙げた。0―1の六回に渡部聖の2ランで逆転し、七回は長谷川の二塁打で2点を加えた。楽天は打線が岸を援護できなかった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
47312 0.603
(-)
-
(-)
63295
(-)
212
(-)
75
(-)
40
(-)
0.242
(-)
2.300
(-)
2
(-)
ソフトバンク
45323 0.584
(↓0.008)
1.5
(↓0.5)
63287
(-)
222
(+4)
48
(-)
58
(+1)
0.243
(↓0.002)
2.470
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
43323 0.573
(↑0.005)
2.5
(↑0.5)
65285
(+4)
275
(-)
54
(+1)
34
(-)
0.261
(↑0.001)
3.280
(↑0.04)
4
(-)
西武
40390 0.506
(↑0.006)
7.5
(↑0.5)
64206
(+5)
209
(+1)
33
(+1)
50
(-)
0.234
(↑0.002
2.490
(↑0.02)
5
(-)
楽天
36412 0.468
(↓0.006)
10.5
(↓0.5)
64221
(+1)
269
(+5)
30
(-)
74
(-)
0.240
(↓0.001)
3.200
(↓0.03)
6
(-)
ロッテ
30460 0.395
(-)
16
(-)
67219
(-)
289
(-)
43
(-)
30
(-)
0.227
(-)
3.610
(-)