1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | X | 4 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:山岡 泰輔(3勝1敗0S) 敗戦投手:松本 晴(3勝3敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは0-0で迎えた6回裏、紅林のグランドスラムで先制に成功する。投げては、先発・東が5回2安打無失点。その後は4投手の継投で完封リレーを展開し、2番手・山岡が今季3勝目を挙げた。敗れたソフトバンクは、打線が3安打無得点と振るわなかった。
◆ソフトバンク広瀬隆太内野手(24)が1軍に昇格した。ウエスタン・リーグでは打率2割5分、0本塁打、11打点も7月は月間打率3割6分4厘と好調だった。広瀬隆は5月15日に登録抹消となって以来、今季2度目の昇格となる。前日9日、左肘付近に死球を受けて途中交代した牧原大成内野手(32)は「打撲」と診断を受けた。登録抹消はされず、京セラドーム大阪では別メニューで練習した。
◆ソフトバンクのスタメンが発表された。ドラフト2位ルーキー庄子雄大内野手(22)が、「9番二塁」でプロ初めてスタメン出場。山川穂高内野手(32)は12試合ぶりにベンチスタートとなった。近藤健介外野手(31)は3試合連続「4番DH」で先発出場する。
◆3位オリックスは連敗を2で止められるか。スタメンが発表された。中川圭太内野手(29)が4月10日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)以来、今季6度目の1番に入った。前日9日に初回先頭で安打を放った福田周平外野手(32)は「9番左翼」で出場する。先発は東晃平投手(25)。今季5試合に登板して1勝2敗、防御率3・86。ソフトバンク戦は過去4戦で白星はない。福永奨捕手(25)とバッテリーを組む。
◆ソフトバンク中村晃外野手(35)が通算1500安打まで残り8安打とした。この日は「3番一塁」で3試合ぶりのスタメン。1回2死の第1打席で左前打を放ち、1492安打目を記録した。先制の好機をつくったが、4番近藤はセカンドライナーに倒れて無得点に終わった。
◆俳優の葵わかな(27)が始球式に登場した。この日はJR西日本がスポンサーとなり、「ICOCA×Wesmo! スペシャルナイター」として開催。WESTERのCMに出演している葵が笑顔で大役を務めた。同社キャラクターが描かれたTシャツに、お団子髪で登場。白球は大きな弧を描き、ツーバウンドでキャッチャーミットに収まった。球団を通じ、「私にとって2回目の始球式でした。前回は、ボールが右側にそれて届き切らなかったのですが、今回も届かず悔しかったです。マウンドから見るホームベースは、思っていたよりも2、3倍くらい距離があって遠い印象でしたが、距離も前回よりは伸びて、頑張れたかなと思います」とコメントした。
◆ソフトバンクのドラフト2位、庄子雄大内野手(22=神奈川大)がプロ初安打を放った。「9番二塁」でプロ初スタメンを飾り、3回先頭の第1打席に中前打を放った。通算5打席目。記念球はソフトバンクベンチに返却された。その後1死となり、2番ダウンズの打席でプロ初盗塁も決めた。庄子雄大(しょうじ・ゆうだい)2002年(平14)10月2日生まれ、神奈川県出身。横浜では2年春に三塁手で甲子園出場も初戦で明豊に敗れ、自身も無安打。3年時はコロナ禍で全国大会が開催されなかった。神奈川大では1年秋から遊撃を守り、通算54盗塁、116安打。憧れの選手はソフトバンク近藤健介。性格は「負けず嫌い」。好きな言葉は「目標がその日その日を支配する」。178センチ、78キロ。右投げ左打ち。
◆ソフトバンクが、4回裏までに1試合2度のリクエストの権利を使い切った。1度目は3回1死二塁で迎えた攻撃時だった。3番ジーター・ダウンズ内野手(26)が放った左翼ポール際のファウル判定に、小久保裕紀監督(53)はリクエストを求めたが、検証結果は変わらなかった。2度目は4回裏の守備だ。2死一塁からオリックス頓宮が二塁打を放ち、二塁のタッチプレー判定はセーフだった。きわどいタイミングで、小久保監督は再びリクエストを要求したが、結果は覆らずにセーフ判定だった。
◆オリックスは6回、紅林弘太郎内野手(23)が放った満塁アーチで、球団通算9000本塁打を達成した。巨人、西武、ソフトバンク、中日に次いで史上5球団目となった。0-0の6回、中前打と四球、犠打で1死二、三塁。5番頓宮裕真捕手(28)が申告故意四球で満塁となると、紅林に火が付いた。ソフトバンク松本晴の2球目、低めのスライダーを完璧に捉え、左翼席上段へ5号満塁弾を決めた。「頓宮さんが敬遠されましたし、自分が決めてやろうという気持ちで打席に入りました。打った瞬間、いったと思いました。最高の結果になってくれてよかったです!」と喜びをかみしめた。球団通算9000号=オリックス 10日のソフトバンク12回戦(京セラドーム大阪)の6回、紅林が打って達成。巨人、西武、ソフトバンク、中日に次いで史上5球団目。球団第1号は阪急時代の36年5月22日の大東京戦(宝塚)で山下実が記録。
◆満塁策に燃えた??低めのスライダーをここで捉えた紅林弘太郎が上段への満塁ホームラン?プロ野球(2025/7/10)??オリックス×ソフトバンク??Live on DAZN#オレをみろ#Bs2025 pic.twitter.com/w2f8UTjssI
◆ソフトバンクのダーウィンゾン・ヘルナンデス投手(28)とオリックス宗佑磨内野手(29)がにらみ合うシーンがあり、場内が一時騒然とした。状況はオリックス4点リードの7回1死。ヘルナンデスが内角に投げ込んだボールが宗の右肘付近に直撃。宗はヘルナンデスをじっと見つめ、両者が詰め寄ろうとするしぐさを見せたところで中村晃外野手(35)が止めに入るシーンもあった。ヘルナンデスも宗に向かって言葉を発していた。責任審判は「両チームに警告を与え、試合を再開します」とアナウンスした。
◆ソフトバンクの連勝が「4」でストップした。試合のなかった首位日本ハムとは1・5ゲーム差が開き、3位オリックスとは1差になった。試合が動いたのは0-0の6回だった。1死満塁で先発の松本晴投手(24)が紅林に満塁本塁打を献上。1死二、三塁で6番頓宮を申告敬遠した直後に先制アーチを浴びた。松本晴は5回1/3を9安打4失点で今季3敗目を喫した。打線は3回1死二塁でジーター・ダウンズ内野手(26)が左翼ポール際に特大飛球。ファウル判定で小久保裕紀監督(53)はリクエストを求めたが、検証結果は変わらなかった。その後もオリックス投手陣を打ち崩せずに連勝が止まった。
◆オリックスは連敗を2で止めた。先発の東晃平投手(25)は5回2安打無失点の粘投。0-0の3回、1死二塁からソフトバンクのダウンズに内角球を左翼ポール際へ運ばれた。ソフトバンクからのリプレー検証も、判定は覆らずファウル。その後も2死満塁とピンチが続くも、最後は柳町を遊直に仕留めた。打線は0-0の6回、中前打と四球、犠打で1死二、三塁。5番頓宮裕真捕手(28)が申告故意四球で満塁となると、紅林弘太郎内野手(23)に火が付いた。ソフトバンク松本晴の2球目、低めの変化球を完璧に捉え、左翼へ自身初の満塁アーチを決めた。これが球団通算9000本塁打。巨人、西武、ソフトバンク、中日に次いで史上5球団目となった。11日からは敵地で首位日本ハムと3連戦を迎える。球団通算9000号=オリックス 10日のソフトバンク12回戦(京セラドーム大阪)の6回、紅林が打って達成。巨人、西武、ソフトバンク、中日に次いで史上5球団目。球団第1号は阪急時代の36年5月22日の大東京戦(宝塚)で山下実が記録。
◆ソフトバンクのドラフト2位庄子雄大内野手(22)がプロ初スタメンで初安打初盗塁を記録した。「9番二塁」で出場し、3回先頭の第1打席に中前打。カウント2-2からオリックス東の投じた7球目の低めツーシームをうまく拾った。通算5打席目で快音を響かせ「とにかく三振だけはしないように。バットに当てれば何かが起こるなと思ったので、とにかく食らいついていこうという意識で打席に入りました」と振り返った。その後1死となり、2番ダウンズの打席でプロ初盗塁。神奈川大で通算54盗塁を決めた俊足を発揮した。「あまりスタートは良くなかったけど、結果的にセーフでチャンスも拡大できた。良かったかなと思います」。7回の二塁守備では太田のゴロを取り損ねて初失策。小久保監督は「初エラーもあったね。プロ野球選手になった」と振り返った。
◆オリックス・東晃平投手(25)は肝を冷やした。三回1死二塁でダウンズに内角への7球目を強振され、高い弾道の打球は左翼ポール際へ。白球はポール上にある5階席に弾んだが、判定はファウル。ソフトバンクベンチがリプレー検証を要求したが、覆らなかった。仕切り直した東はその後2死満塁とピンチを広げたが、柳町を遊直に打ち取って無得点でしのいだ。
◆ソフトバンクのドラフト2位新人、庄子が「9番・二塁」でプロ初先発し、第1打席の三回にプロ初安打に初盗塁もマーク。「いつもと違う緊張感があったが、ヒットが出てほっとした」と初々しい笑顔を見せた。神奈川・横浜高を経て神奈川大から入団。俊足と守備力が武器の内野手で、5月に代走でプロデビューした。ファームで場数を踏み、先発抜てきで東から中前に運んで二盗も決めた。しかし七回には初失策も記録し「自分は守れてやっと試合に出られる。次に生かしたい」と反省も忘れなかった。
◆オリックス・紅林弘太郎内野手(23)がプロ初となるグランドスラムを放った。「(直前の)頓宮さんが敬遠されましたし、自分が決めてやろうという気持ちで打席に入りました。打った瞬間、いったと思いました。最高の結果になってくれてよかったです!」六回に安打と四球などでつなぎ、頓宮は申告敬遠で1死満塁。ここで13打席連続無安打だった紅林が先発・松本晴の膝元のスライダーを完璧に捉えて左翼5階席に運んだ。試合前時点で得点圏打率・169(59打数10安打)と勝負どころでなかなか一本が出ていなかった23歳が汚名返上の一発。今季5号で試合の均衡を破り、喜びを爆発させた。
◆球場が騒然とした。七回1死で宗佑磨内野手(29)が右肘付近に死球を受けた。一塁に歩きながらも、投手・ヘルナンデスとにらみ合う形となり審判やコーチ陣がなだめて乱闘騒ぎにはならなかった。ヘルナンデスも宗に向かって強い口調で言葉を発しており、一時険悪なムードになった。その後、マウンド付近に審判団が終結し、マイクで場内に警告試合にするとアナウンスした。
◆オリックスは不振に苦しんでいた紅林の決勝弾で連敗を2で止め、同一カード3連敗を阻止した。六回に1死満塁で紅林が左翼5階席へ均衡を破るプロ初のグランドスラム。直前の打席まで13打席快音なしと不振にあえいでいた23歳が挽回した。これが球団通算9000号。メモリアルな一発で、今季のオリ姫デーのラストゲームを白星で締めくくった。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
47 | 31 | 2 | 0.603 (-) | - (-) |
63 | 295 (-) | 212 (-) | 75 (-) | 40 (-) |
0.242 (-) | 2.300 (-) |
2 (-) |
ソフトバンク |
45 | 32 | 3 | 0.584 (↓0.008) | 1.5 (↓0.5) |
63 | 287 (-) | 222 (+4) | 48 (-) | 58 (+1) |
0.243 (↓0.002) | 2.470 (↓0.02) |
3 (-) |
ORIX |
43 | 32 | 3 | 0.573 (↑0.005) | 2.5 (↑0.5) |
65 | 285 (+4) | 275 (-) | 54 (+1) | 34 (-) |
0.261 (↑0.001) | 3.280 (↑0.04) |
4 (-) |
西武 |
40 | 39 | 0 | 0.506 (↑0.006) | 7.5 (↑0.5) |
64 | 206 (+5) | 209 (+1) | 33 (+1) | 50 (-) |
0.234 (↑0.002) | 2.490 (↑0.02) |
5 (-) |
楽天 |
36 | 41 | 2 | 0.468 (↓0.006) | 10.5 (↓0.5) |
64 | 221 (+1) | 269 (+5) | 30 (-) | 74 (-) |
0.240 (↓0.001) | 3.200 (↓0.03) |
6 (-) |
ロッテ |
30 | 46 | 0 | 0.395 (-) | 16 (-) |
67 | 219 (-) | 289 (-) | 43 (-) | 30 (-) |
0.227 (-) | 3.610 (-) |
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