西武(★2対7☆)楽天 =リーグ戦10回戦(2025.07.08)・ベルーナドーム=
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楽天
01130000271103
西武
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勝利投手:ヤフーレ(1勝3敗0S)
敗戦投手:渡邉 勇太朗(5勝5敗0S)

本塁打
【楽天】ボイト(2号・3回表ソロ),辰己 涼介(3号・4回表ソロ),黒川 史陽(1号・4回表2ラン)
【西武】ネビン(8号・4回裏ソロ)

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◆楽天は2回表、中島の適時打で1点を先制する。続く3回にボイトのソロで追加点を挙げると、4回には辰己のソロと黒川の2ランが飛び出し、試合を優位に進めた。投げては、先発・ヤフーレが7回3安打1失点の力投で移籍後初勝利。敗れた西武は、投打ともに振るわなかった。

◆西武渡辺勇太朗投手(24)が、右足の内転筋の張りで2回4安打1失点で緊急降板した。1回は2死満塁のピンチを背負ったが、ゴンザレスを右飛でピンチを脱出。2回に中島に先制の適時内野安打を浴びた。イニング間のキャッチボールをベンチ前で行ったが、56球で緊急降板した。2番手には、プロ4年目の黒田将矢投手(21)が上がった。

◆西武の先発陣にアクシデントが続出し、今後の戦いが心配される。楽天戦に先発した渡辺勇太朗投手(24)が、右足の内転筋の張りで2回4安打1失点で緊急降板した。今井達也投手(27)は体調不良で楽天戦の試合前練習を欠席。7日に都内の病院で検査を受け、風邪と診断された。また、隅田知一郎投手(25)はこの日の朝に体調不良を訴え、病院で受診した。渡辺について、西口監督は「ちょっと張りが出たみたいなので、大事を取って早めに交代というところですね」と説明。次回登板については「ちょっと様子を見ながら」と話した。隅田、今井について、同監督は「(球場に)来てみてじゃないですかね」と説明した。

◆4連敗中の楽天が、1発攻勢で加点した。1点リードの3回先頭、新助っ人ルーク・ボイト内野手(34)が左中間席上段に豪快に2号ソロをたたき込んだ。さらに4回には1死走者なしから9番辰己涼介外野手(28)が右翼へ3号ソロ、2死二塁では3番黒川史陽内野手(24)が1号2ランを決めた。試合前時点でチーム本塁打数は12球団最少の27本。今季最多の1試合3本塁打で西武を突き放した。

◆楽天の新助っ人ルーク・ボイト内野手(34)が、4番初アーチを豪快に決めた。西武戦に「4番DH」でスタメン出場。1-0の3回先頭、2番手黒田の2球目、高め148キロ直球を完璧に捉え、確信の2号ソロを左中間席に突き刺した。「ヤフーレの初勝利のために、援護点を取ることができて良かったよ」と笑顔で振り返った。6月に加入したメジャー通算95本塁打の強打者は、試合前時点で打率3割3分3厘、1本塁打、3打点をマークしている。初出場初本塁打を決めた2日ロッテ戦(楽天モバイルパーク)は6番での1発。3試合連続で座る4番では初アーチとなった。

◆プロ4年目の西武黒田将矢投手(21)が、先発の渡辺勇太朗投手(24)の緊急降板後に登板し、3回4安打4失点でマウンドを降りた。3回に新外国人のボイトに2号ソロを浴び、4回1死からは辰己に3号ソロを浴びた。さらには、4回2死一塁から一塁走者の楽天小深田がスタート。1度はアウトの判定だったが、三木監督がリクエスト。リプレー検証の末にセーフに覆ると、4球後に黒川に今季1号2ランを浴びた。

◆今季未勝利だった楽天ミゲル・ヤフーレ投手(27)が、蒸し暑い過酷なベルーナドームで快投した。初回は3者凡退。2回は2死から安打と四球で一、二塁としたが、最後は古賀悠を150キロツーシームで空振り三振に仕留めた。4回にネビンにソロ本塁打を浴びたが、6回は7球で3者凡退に封じるなど打たせて取る投球で西武打線を抑えた。7回107球、3安打1失点でまとめ、今季初勝利の権利を持って降板した。今季加入した右腕は試合前時点で7試合に登板し0勝3敗、防御率3・47と苦しんでいた。

◆4位の西武が、5位の楽天に敗れ、3連敗を喫した。貯金が1となり、リーグ戦再開後は2勝7敗と苦しむ。先発した渡辺勇太朗投手(24)が、右内転筋の張りで2回1失点で緊急降板。2番手の黒田将矢投手(21)は3発を浴び、3回4失点で降板した。打線は、楽天先発のヤフーレの前に7回まで1得点に抑え込まれ、移籍後初勝利を許した。西口監督は「ネビンと愛也(西川)しか打ってないからね。ちょっとね...。はい...、はい...って感じですね。みんなが一斉に調子を落としてるんでね、何人かもう少しばらつきが出てくれればいいですけどね」と話した。今井達也投手(27)が風邪で楽天戦の試合前練習を欠席。隅田知一郎投手(25)もこの日の朝に体調不良を訴えた。渡辺について、西口監督は「ちょっと張りが出たみたいなので、大事を取って交代というところです。(次回は)様子を見ながら」と説明したが、先発陣にアクシデントが続出し、今後の戦いへの影響も心配される。

◆楽天が今季1試合最多3本塁打の1発攻勢で連敗を4で止めた。2回に中島大輔外野手(24)の適時打で幸先良く先制する。1点リードの3回には3試合連続で4番に座るルーク・ボイト内野手(34)が左中間席上段に突き刺す2号ソロを運んだ。4回は1死走者なしから9番辰己涼介外野手(28)が3号ソロ、2死二塁では3番黒川史陽内野手(24)が1号2ランでリードを広げた。チーム本塁打数は試合前時点で12球団最少の27本だったが、この日は柵越えを連発した。昨年9月7日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来となる1試合3本塁打で試合を決めた。ミゲル・ヤフーレ投手(27)は持ち味の打たせて取る投球で7回107球、3安打1失点の力投。今季初勝利を手にした。

◆西武渡辺勇太朗投手(24)が、右内転筋の張りで2回4安打1失点で緊急降板した。1回は2死満塁のピンチを背負ったが、ゴンザレスを右飛でピンチを脱出。2回に中島に先制の適時内野安打を浴びた。イニング間のキャッチボールをベンチ前で行ったが、56球で緊急降板した。2番手には、プロ4年目の黒田将矢投手(21)が上がった。渡辺について、西口監督は「ちょっと張りが出たみたいなので、大事を取って交代というところです」と説明。次回登板については「そこはちょっと様子を見ながら」と話した。

◆7月絶好調の楽天辰己涼介外野手(28)が、助っ人に負けじと豪快弾をかっ飛ばした。3回に本塁打を放ったルーク・ボイト内野手(34)に続いた。2点リードの4回1死走者なし、辰己は西武黒田の高め148キロ直球を完璧に捉え、右翼席に3号ソロを決めた。「後半戦、バコバコ出ると思っていて、今順調に来ているので、ここからまた頑張りたいです」。5月16日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)以来のアーチをマークした。2回に左越え二塁打、9回には中前打を放ち、4打数3安打の固め打ち。「脳と体がリンクし始めたのが大きいです」。7月の月間打率は3割8分1厘と上昇してきた。

◆黒川史陽内野手(24)が、"威圧感"で今季初本塁打を決めた。「3番一塁」でスタメン出場。3点リードの4回2死二塁、カウント2-2から西武黒田の149キロ高め直球を強振した。打球は高々と上がり、右翼ポール際に吸い込まれた。リードを広げる1号2ランに「ノリさん(則本)に『3番なんだからどっしり構えろ』と言われていたので。打ててほっとしています」と笑顔を見せた。6月12日の今季初昇格以降、17試合に出場し、打率3割1分4厘と好調をキープする。この日も本塁打含む2安打をマークした。背番号24は「ノリさんに毎日、『構えにもっと威圧感出せ』と言われているので、打てました」。今季最多1試合3発での快勝に貢献した。

◆今季加入した楽天ミゲル・ヤフーレ投手(27)が、8試合目で移籍後初勝利を挙げた。西武戦に先発し、7回3安打1失点。「本当にまず勝ちを取れたことにワクワクしてるし、うれしいっていう気持ち。日本語で『久しぶり』っていう感覚です。本当、野手の皆さんが今日は点を取ってくれて、とても助かったので、感謝してます」と笑顔で振り返った。持ち味の打たせて取る投球で西武打線を封じた。4回、先頭ネビンにソロ本塁打を許したものの、それ以降は追加点を与えず。6回はわずか7球で3者凡退。7回1死からセデーニョに四球で出塁されたものの、後続を断った。ヤクルト時代の昨年7月15日の中日戦(神宮)以来の白星をつかんだ。「守備もよく守ってくれましたし、点も取ってくれましたし、そのためにいつも頑張ってやっているので、ほんとに今日はいい勝ちだと思ってます」と充実感をにじませた。

◆西武は楽天に敗れ、3連敗を喫した。先発の渡辺勇太朗投手(24)が、右内転筋の張りで2回1失点で降板。2番手の黒田が3発を浴び、3回で4点を失った。打線は楽天ヤフーレの前に7回まで1得点に抑え込まれ、移籍後初勝利を許した。西口監督は渡辺について「ちょっと張りが出たみたいなので、大事を取って早めに交代というところですね」と説明。次回登板については「様子を見ながら」と話した。

◆楽天が今季最多3発の1発攻勢で、連敗を4でストップした。1点リードの3回、先頭の4番ボイトが西武黒田の2球目、148キロ高め直球をかち上げた。左中間席上段に運ぶ2号ソロ。「非常にいい感触で打てた。ただ、タイミングの方がまだまだかな」と反省も忘れなかった。ボイトの打撃に触発されるように柵越えが2本続いた。4回は1死走者なしから9番辰己が右越えに3号ソロを放ち「脳と体がリンクし始めたのが大きい」と納得顔。なおも2死二塁では3番黒川が1号2ランを右翼ポール際に放り込んだ。「ノリさん(則本)から『構えにもっと威圧感出せ』と言われているので、打てました」と守護神に感謝した。前日7日には不調の浅村が西武時代の14年6月以来の登録抹消となる、チームにとって大きな出来事もあった。そんな中、昨年9月7日のロッテ戦以来の1試合3発。浅村と同学年にあたるボイトは「チームにとっても苦渋の決断だと思う。ただ、僕はチームを助ける、打点を稼ぐためにここにいるので、自分のやれること、できることに集中したい」。3本を加えても、チーム本塁打数は12球団最少の30本。この一戦をきっかけに量産態勢に入りたい。【山田愛斗】

◆4位の西武が、5位の楽天に敗れ、3連敗を喫した。貯金が1となり、リーグ戦再開後は2勝7敗と苦しむ。深刻な得点力不足に悩まされる。リーグ戦再開後、最初のカードだった日本ハム戦の得点は2、3、1。次カードのオリックス戦は0、2。3カード目のソフトバンク戦は1、3、1と3点以下が続く。この日は、ネビンが2安打2打点、西川が2安打の計4安打で2得点。1番に起用した長谷川は、6月29日の日本ハム戦から7試合、27打席連続無安打とスランプに苦しむ。西口監督は「ネビンと愛也(西川)しか打ってないからね。ちょっとね...。はい...、はい...って感じですね。みんなが一斉に調子を落としてるんでね、何人かもう少しばらつきが出てくれればいいですけどね」と話した。若手が多く、経験不足なことを認めながら「どうやって対処していけばいいとか、そういうところは、いろいろとシーズンの中で学んでいかなきゃいけないこと。1年しっかり出るということはやはり難しいと思うし、どこかで壁というのはみんな当たると思うので、そこをどう乗り越えていくか」と奮起を期待した。

◆楽天・三木肇監督(48)が、浅村栄斗内野手(34)を7日に出場選手登録から外したことについて説明した。同選手は今季は5月24日に通算2000安打を達成したが、ここまで72試合の出場で打率・240、5本塁打、24打点。リーグ戦再開後の6月27日のオリックス戦からは20打席連続無安打と不振に陥っていた。浅村にとって2軍降格は西武時代の2014年6月以来11年ぶりで、楽天移籍後は初めて。それだけに、三木監督は「正直、難しい判断。このことが彼とチームにとっていいのかは正直分からない。でも、決めた以上は彼も(現実を)しっかり受け止めて、進めてもらうしかない」と苦しい心情を吐露した。指揮官は「この世界で浅村と言うと、2000本打って、300発ホームランを打って、レジェンド。まだ衰えるとか、落ちてきているとは思わないし、思いたくもない。年齢や(チーム内の)立ち位置でコンタクト、アジャストしていかなければならないことは年々変わってくるので、そういうことを見つめ直したり、発見するために期間」と続けた。その上で、「来年、再来年、もっと長く5年、10年と彼がバットを持って打席に立っている姿は目に浮かぶ」とした。(東山貴実)

◆西武本拠地、ベルーナドームの暑熱対策として大規模ミストの稼働が始まった。霧の下に集まったファンは気持ちよさそうにし、噴射される様子を撮影する人もいた。今季終了までの1軍公式戦で実施される予定。周辺では最大5度程度の気温低下が見込まれる。広報は「暑さを課題として捉え、真摯に受け止めている」と説明した。また、追加対策として8月9日の楽天戦からドーム入り口付近の屋根から水が下に向けて出る設備も導入される。

◆西武は本拠地ベルーナドームの冷涼化対応として、観客席後方に導入した大規模ミストの稼働を始めた。内野後方に位置するメインコンコースの計10カ所に設置され、屋根や支柱の足元からミストが噴射される。インプレー中を除いて開場から試合終了まで不定期に作動し、1回につき約15秒間。周辺では最大5度程度の気温低下が見込まれ、日中の気温が30度を超えたこの日、開場すると涼しさを求める観客が同エリアに足を運んだ。霧の下に集まったファンは気持ちよさそうにし、噴射される様子を撮影する人もいた。今季終了までの1軍公式戦で実施される予定。1979年に屋外スタジアムとして開場。99年に屋根が設けられたが、屋根とスタンドの間に壁がなく、入り込んだ外気が熱を持ったままこもることに加え、近年の気候変動により暑さ対策が急務だった。球団は追加の冷涼化対応として、来月9日から同球場の屋根上から水が流れ落ちる「BIG WATERFALL」(ビッグウオーターフォール)と呼ばれる〝滝の演出〟を可能にする設備を導入すると発表した。赤坂広報部長は「暑さは課題として捉えており、真摯に受け止めています。短期にできること、中長期でできることを検討し実行してまいります」と今後について説明した。(石井孝尚)

◆先発した西武・渡辺勇太朗投手(24)が右の内転筋の張りのため二回終了後、56球で緊急降板した。立ち上がりから走者を背負う苦しい投球となり、二回に先制内野安打を許した。2回4安打1失点での降板となった。 渡辺はこの日まで12試合で5勝4敗、防御率2・09。8試合連続6試合連続のクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)をマークしていた。

◆楽天が連敗を4で止めた。四回までにボイト、辰己、黒川の3本塁打などで5点を挙げて主導権を握り、九回にも2点を加えてリードを広げた。ヤフーレは7回を1失点の好投で移籍後初勝利を挙げた。西武は3連敗を喫した。

◆楽天・ヤフーレ投手が7回1失点の快投でチームの連敗を4で止めると同時に、7月8日に〝七転び八起き〟の移籍後初勝利を挙げた。ヤクルトから移籍した今季はここまで7試合で白星がなかったが8試合目の登板でウイニングボールを手にし、「うれしいし、日本語で『久しぶり』って感覚」。ベルーナドームは試合終了後でも気温28度、湿度82%だったが、試合中にアンダーシャツを1枚も着替えることなく、「汗をかいても気にしないので」と笑った。■三回に2号ソロを放ち、2日のデビューから初めてチームを勝利に導いた楽天・ボイト 「僕がここに来たのはチームを助けるため。今後は四球が自分のステータスになってくる」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
46312 0.597
(↑0.005)
-
(-)
64282
(+5)
211
(+4)
73
(-)
39
(-)
0.240
(↑0.001)
2.320
(↓0.01)
2
(1↑)
ソフトバンク
44313 0.587
(↑0.006)
1
(-)
65286
(+9)
218
(+1)
48
(+1)
57
(+3)
0.246
(-)
2.480
(↑0.02)
3
(1↓)
ORIX
42313 0.575
(↓0.008)
2
(↓1)
67281
(+1)
274
(+9)
53
(+1)
34
(-)
0.261
(-)
3.350
(↓0.08)
4
(-)
西武
39380 0.506
(↓0.007)
7
(↓1)
66201
(+2)
206
(+7)
32
(+1)
50
(+1)
0.233
(↓0.001)
2.520
(↓0.06)
5
(-)
楽天
35402 0.467
(↑0.008)
10
(-)
66218
(+7)
264
(+2)
30
(+3)
72
(+1)
0.243
(↑0.001
3.210
(↑0.01)
6
(-)
ロッテ
30450 0.400
(↓0.005)
15
(↓1)
68218
(+4)
276
(+5)
42
(+1)
30
(-)
0.227
(-)
3.480
(↓0.01)