巨人(★2対3☆)広島 =リーグ戦14回戦(2025.07.06)・東京ドーム=
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広島
0000010023601
巨人
0000100102910
勝利投手:森浦 大輔(2勝2敗0S)
(セーブ:ハーン(1勝1敗7S))
敗戦投手:大勢(5勝3敗1S)

本塁打
【広島】中村 奨成(4号・6回表ソロ)

  DAZN
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◆広島が接戦を制した。広島は1点を先制された直後の6回表、中村奨のソロで同点とする。その後勝ち越しを許すも、9回には菊池の2点適時打が飛び出し、土壇場で試合をひっくり返した。投げては、先発・佐藤柳が5回1失点の好投。敗れた巨人は、3番手・大勢が誤算だった。

◆【展望/5日の試合から】巨人が執念で引き分けに持ち込んだ。5日広島戦(東京ドーム)は、守護神ライデル・マルティネス投手(28)大勢投手(26)を欠く中で、先発フォスター・グリフィン投手(29)が2回に打球が左すねに直撃するアクシデントがありながら7回5安打無失点。その後も6人のリリーフ陣が延長12回まで無失点つなぎ、東京ドームでは5戦連続無失点。阿部慎之助監督(46)は「頑張ってくれました。ピッチャー陣、もちろん守りもそうですし、みんなが頑張っているから0に抑えられている」と評価した。一方で、投手陣への負担が大きくなっているのは確か。打線は広島先発玉村の前に積極的にスイングを仕掛けるも無得点に終わり「凡打したら淡泊って言われるし、ヒット打ったら積極性があっていいって言われるので。しょうがないですよね。打てると思って本人たちは打ってると思うので」と指揮官。その後も広島のリリーフ陣を打ち崩せず。延長10回には2死から3連打で満塁の好機をつくるも、丸が遊ゴロに倒れた。

◆巨人吉川尚輝内野手(30)が「4番二塁」で4試合ぶりにスタメンに名を連ねた。コンディション不良で3日の阪神戦(甲子園)から2試合連続で欠場。5日の広島戦(東京ドーム)では、延長10回2死一、二塁から代打で3試合ぶりに出場すると、広島中崎から右前打を放っていた。先発マウンドには赤星優志投手(26)が上がる。今季はここまで14試合に登板し6勝5敗、防御率1・98。登板前日は東京ドームで最終調整し「(広島打線は)ランナーを出すと動いてきたりもありますし、粘り強いバッターが多いので、それに負けないように」と意気込んでいた。女房役は小林誠司捕手(36)が務める。

◆巨人小林誠司捕手(36)が、先発バッテリーの捕手で発表された瞬間、スタンドが沸いた。小林は、6月20日の西武戦(東京ドーム)から赤星とバッテリーを組み、この日で3試合連続でコンビを組む。6月20日の同戦は自ら決勝打を放ち、守備では赤星を好リードし、5勝目へと導き、29日のDeNA戦でも白星に導いた。また、コンディション不良で3日の阪神戦から3試合スタメンを外れた吉川尚輝内野手(30)が「4番二塁」で、4試合ぶりにスタメンに名を連ねた。

◆巨人小林誠司捕手(36)が、「味があるリード」で巨人先発の赤星優志投手(26)を好リードした。6月20日の西武戦(東京ドーム)から赤星と3試合連続でバッテリーを組み、この日も立ち上がりを無安打で乗らせた。6月29日の巨人-DeNA戦を中継した「BS日テレ」で解説を務めた元ヤクルトの五十嵐亮太氏から「いやぁー、味がある。味がありますね」とリードを称賛されたが、この日もベテランらしいリードで赤星を導いた。

◆「すしレース」はマグロが会心のレース運びを見せた。エビがロケットスタート。次いでアナゴが半貫差でくらいついた。エビが逃げ切るかと思われた矢先、背後からマグロが猛追。中盤でアナゴとエビを一気に追い抜くと、その後もスピードを落とすことなくぶっちぎりの1着でゴールテープを切った。2着以下は大混戦。8貫差で2着コハダ、3着アナゴ、4着エビ、5着タマゴの順で入線した。通算成績はアナゴが14勝、エビ10勝(白エビ1勝を含む)、マグロ7勝、タマゴ5勝、コハダ4勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆巨人-広島14回戦は、4回終了時点で両チーム無得点で、第1戦の広島の9回から無得点が続く。第1戦は8回にキャベッジが決勝のソロを放ち、1-0で巨人が勝利。第2戦は延長12回の末に0-0で引き分けた。巨人はこの時点で、今カードは25イニング連続無失点を継続。広島は24イニングを1失点に抑える。両チームともに投球陣の好投、堅守が光る一方、深刻な貧打に苦しむ。

◆広島が巨人先発赤星の前に5回まで1安打無得点に抑えられ、連続イニング無得点を40イニングとした。リーグ記録で、セ・リーグでもある11年広島の50イニング連続無得点まで、あと10イニングに迫っている。1番に中村奨を置き、2番には矢野を起用。5番には6月12日ロッテ戦以来の先発となる野間を置いた。だが、5回まで小園の三塁内野安打1本と失策による2人の走者を出しただけで、5回まで二塁すら踏めていない。連続イニング無得点のワースト記録は53年大映の59イニング。

◆巨人赤星優志投手(26)が、広島中村奨成外野手(26)に同点の4号ソロを浴び、東京ドームで54イニングぶりに失点した。1点リードの6回1死、カウント1-1から中村に146キロの速球を広島ファンで赤く染まった左翼席に運ばれた。チームは、6月22日の西武戦の9回に1点を奪われて以来、東京ドームでは無失点で、連続イニング無失点は「53」でストップした。東京ドームでは6月27日のDeNA戦から4-0→5-0→1-0→1-0→0-0と5試合連続で無失点。同一球場で5試合連続無失点は、11年5月28日~6月8日日本ハムが札幌ドームで記録して以来2度目で、セ・リーグでは初めてだったが、6試合連続無失点は逃した。

◆広島が41イニングぶりの得点を奪い、同点に追い付いた。1点を先制された直後の6回。1死から中村奨成外野手(26)が巨人赤星の低め146キロをたたいてライナーで左翼席に運んだ。4号同点ソロに「なかなか打てずに相手のペースでやられていたので、甘い球を1球で仕留めることができて良かったです。先制された後だったので、すぐに取り返せたことも良かった」と振り返った。2日ヤクルト戦の3回に記録した自身の2ラン以来の得点で同点に追いつき、先発佐藤柳のプロ初黒星を消した。

◆巨人小林誠司捕手(36)が、今季2安打目で口火を切り、先制のホームを踏んだ。0-0で迎えた5回無死、先頭で打席に立ち、左前打で出塁。ベンチのオコエ、岸田、佐々木らが立ち上がって、「頭ポンポン」ポーズで盛り上がった。赤星の犠打で二塁に進み、2死からオコエの中前適時打でホームに頭から滑り込み、グラウンドをたたきながら喜んだ。守備では、「味があるリード」で3試合連続でバッテリーを組む先発の赤星優志投手(26)を好リードした。X(旧ツイッター)では、「小林誠司」がトレンド入り。「ホームインした後の小林誠司かわいい」、「よく走った」、「小林ヒット」など、ファンから喜びの声が上がった。(スコア)

◆巨人が痛恨の逆転負けを喫した。9回から登板した大勢投手(26)が1死満塁から広島菊池に中前に2点適時打を浴びて逃げ切りに失敗した。先発赤星優志投手(26)は、力投するも一発に泣いた。1点リードの6回1死。カウント1-1から中村奨に146キロ直球を左翼席に運ばれた。8回途中2安打1失点と試合をつくったが、7勝目はならず「試合は作れたかなと思いますが、前回同様イニングの途中でマウンドを降りてしまったことと、先制してもらった直後のイニングで追いつかれた事はしっかり反省して、次の投球にいかしたいと思います」とコメントした。打線は5回2死二塁からオコエ瑠偉外野手(27)の中前適時打で先制に成功した。その後、同点に追いつかれたものの8回2死満塁から増田陸内野手(25)が執念のヘッドスライディングで一時勝ち越しとなる三塁内野安打。だが、9回は無得点に終わった。

◆広島が土壇場9回に逆転し、巨人に競り勝った。3試合連続無得点だった打線は、6回に中村奨が4号ソロを放ち連続無得点を40をストップ。1点を追う9回は巨人大勢から1死満塁をつくると、菊池涼介が中前適時打を放ち、逆転に成功した。先発した新人佐藤柳は5回に先制点を許したものの、5回1失点と好投した。6回以降は中継ぎ陣が踏ん張り、同点の8回は4番手森浦が2死満塁から打ち取った当たりの適時内野安打で勝ち越しを許したものの、最少失点でしのいだ。直後に逆転したことで、森浦に今季2勝目が付き、9回を締めたハーンは7セーブとなった。通算1000試合出場=野間(広島) 6日の巨人14回戦(東京ドーム)に先発出場して達成。プロ野球539人目。初出場は15年3月27日のヤクルト1回戦(マツダスタジアム)。

◆巨人が痛恨の逆転負けを喫した。9回から登板した大勢投手(26)が1死満塁から広島菊池に中前に2点適時打を浴びて逃げ切りに失敗した。阿部慎之助監督(46)は「まあもうね、しょうがないね」と言った。ベンチにはマルティネスも控えていたが「もう今日も大事とって、マルティネスは」と語った。先発赤星優志投手(26)は、力投するも一発に泣いた。1点リードの6回1死。カウント1-1から中村奨に146キロ直球を左翼席に運ばれた。8回途中2安打1失点と試合をつくったが、7勝目はならず「試合は作れたかなと思いますが、前回同様イニングの途中でマウンドを降りてしまったことと、先制してもらった直後のイニングで追いつかれた事はしっかり反省して、次の投球にいかしたいと思います」とコメントした。打線は5回2死二塁からオコエ瑠偉外野手(27)の中前適時打で先制に成功した。その後、同点に追いつかれたものの8回2死満塁から増田陸内野手(25)が執念のヘッドスライディングで一時勝ち越しとなる三塁内野安打を放ったが、届かなかった。阿部監督は「野球って、ピッチャーが抑えたらバッター打てないとかね、なんかいろんなことがあるんだけど。いい形もできて、みんな必死に食らいついて、タイムリーとか出たりしだしてるんでね。来週にまたつながるんじゃないかなと思います」と言った。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます始まりの鐘がなる土壇場でベテランが大仕事菊池涼介が逆転タイムリー?プロ野球(2025/7/5)??巨人×広島??Live on DAZN#オレをみろ#carp pic.twitter.com/UgcYNZ16ja

◆巨人が逃げ切りに失敗し、再び借金が1となり、広島との3連戦は1勝1敗1分けのタイで終えた。1点を勝ち越した直後の9回、守護神マルティネスではなく、大勢投手(26)が登板。1死満塁から菊池に逆転の2点適時打を浴びた。1点を先制した直後の6回に赤星優志投手(26)が、広島中村奨成外野手(26)に同点の4号ソロを浴び、東京ドームで54イニングぶりに失点した。本拠地の東京ドームでは、6月27日のDeNA戦から4-0→5-0→1-0→1-0→0-0と5試合連続で無失点。リーグ戦再開後はホームでは4勝1分けの無敗だったが、6戦目で初黒星を喫した。杉内チーフ投手コーチは「(投手陣は)めちゃくちゃ頑張ってますよ。頑張ってますけど、今日みたいな試合を取らなきゃいけないし、今日みたいな試合で勝ちを拾っていくことが大事」と話した。打線は好機をつくりながら、あと1本が出ず。今カードで1点、0点、2点と援護が少なかった。リーグ戦再開後は、DeNAに3連勝の後、阪神に3連敗。広島とは1勝1敗1分けで、9試合を終え、4勝4敗1分け。休養日を挟み、8日からは中日との2連戦を迎える。

◆巨人吉川尚輝内野手(30)が、4試合ぶりに「4番二塁」でスタメン出場し、2試合連続で安打を放った。0-0の2回、先頭で打席に立ち、左前打をマークし、二盗も決めた。3日の阪神戦からコンディション不良で2試合連続で欠場し、5日の広島戦は代打で安打。「チームで頑張っていくしかないんで、勝てるように頑張ります」と話した。

◆巨人赤星優志投手(26)が、3試合連続で小林とバッテリーを組み、8回途中1失点と好投した。5回まで1安打無失点に抑えたが、先制した直後の6回に中村奨に同点ソロを浴びた。「試合はつくれたんですけど、点数をもらった後に点を取られて、イニング途中で降りしてしまったので、そこを反省して次につなげていきたいです」と切り替えた。

◆巨人が逃げ切りに失敗し、再び借金が1となり、広島との3連戦は1勝1敗1分けのタイで終えた。1点を勝ち越した直後の9回大勢投手(26)が登板。先頭のファビアンに右前打、1死から安打と死球で1死満塁のピンチを招くと、菊池に中前への逆転となる2点適時打を浴びた。大勢は「ちょっともったいない投球が多かった。先頭追い込んでからの詰めが甘かったな」と振り返った。4日の同戦では、今季初セーブをマーク。再度セーブシチュエーションでの登板の機会が巡ってきたが「自分自身にとってはチャンスだったんですけど、こういう結果になってしまったことは悔しい。今ライデル(マルティネス)が投げてない状況の中で、自分がこういう結果で終わってしまったことは、本当にいろんな人に申し訳ないなというか、ライデルがいたらってなっちゃうので。そういう面でも自分にとっては今後へのチャンスでもあったので、それをつかみきれなかった」と肩を落とした。

◆巨人杉内俊哉チーフ投手コーチ(44)が、1点リードの9回に守護神マルティネスを投入せず、大勢を起用した理由を説明した。マルティネスは、3日の阪神戦(甲子園)の9回に大山の痛烈なゴロが左膝付近に直撃。続投したが、無死満塁から豊田にサヨナラの犠飛を浴び、開幕からの連続試合無失点も「31」で止まった。4日の広島戦はベンチ入りしたが、登板はなく、1点リードの9回は大勢がセーブ。5日の同戦はグラウンドでキャッチボールなどを行ったが、ベンチ入りメンバーから外れた。この日はベンチ入りしたが、9回には大勢を起用し、痛恨の逆転負けを喫した。マルティネスについて、杉内コーチは「今週まではと思って。何とか本人は投げたい、投げたいと言ってるけど、説得してって感じですね。ケガをされると困るので」と話した。8日の中日戦については「本人は投げる気満々ですね」と話したが、状態を見極めた上で決める。

◆巨人・オコエ瑠偉外野手(27)が0-0の五回2死二塁から、中前適時打を放った。チームは前夜、延長十二回の末に0-0の引き分けに終わった。3日の阪神戦(甲子園)の一回に増田陸が2点二塁打を放って以来、33イニングぶりの適時打となった。

◆巨人は九回に逆転を許し、今カードを1勝1敗1分けで終えた。阿部慎之助監督(46)は「野球ってピッチャーが抑えたらバッターが打てないとかいろんなことがあるんだけど、いい形もできて、そうやってみんな必死に食らいついて(増田陸の適時内野安打など)タイムリーが出だしているので、来週にまたつながるんじゃないかと思います」と前を向いた。同点の八回に増田陸の適時内野安打で勝ち越したものの、九回に登板した大勢が乱調で菊池に逆転の中前2点打を浴びた。好調だった右腕は12試合ぶりの失点。3日の阪神戦で左ひざに打球を受けた影響で5日はベンチメンバーから外れるなど登板がなかった守護神のマルティネスをベンチ入りさせたが、指揮官は大勢に託した理由を「マルティネスはきょうも大事を取ってね。(大勢で打たれたら)もうね、しようがないよね」と語った。

◆広島が逆転勝ち。1―2の九回にファビアン、野間の安打と死球で1死満塁と攻め、菊池が中前へ2点適時打を放って試合をひっくり返した。巨人は八回に増田陸の適時内野安打で勝ち越したが、直後に大勢がつかまった。

◆巨人・大勢投手(26)が1点リードの九回に逆転を許し、今季3敗目(5勝)を喫した。試合後は「九回への特別な思いは持っていましたし、そういう中でまたこういう機会が巡ってきたのは自分自身にとってはチャンスだったんですけど、こういう結果になってしまったことは悔しい」と忸怩たる思いを口にした。3日の阪神戦で左ひざに打球を受けた守護神のマルティネスが、2日ぶりにベンチ入りしたが、首脳陣は大事を取って九回の起用を回避。11試合連続無失点と好調で、4日には今季初セーブを挙げていた大勢がマウンドに立った。しかし、先頭・ファビアンの右前打を皮切りに死球も絡んで満塁のピンチを招くと、ベテラン菊池に逆転の2点中前打を許した。大勢は「本当にいろんな人に申し訳ない。ライデルがいたらってなっちゃう。自分にとっては(九回の登板機会を得る)今後へのチャンスでもあったので、それを掴み切れなかった自分の甘さもあるなと痛感しました」と、昨季までの〝定位置〟で今季は新加入のマルティネスに譲ったクローザーの役割への思いも明かし、改めて悔しさをにじませた。「もう帰ってこない結果なので。シーズン続くので、僕が今1番しないといけないことは、次の登板に向けての修正。こうなってしまった以上取り返しに行くしかないので、次はしっかりとチームの力になれるようにやりたい」とリベンジを誓った。

◆巨人は2位浮上へ、あとアウト2つのところで逆転された。九回に登板した大勢投手(26)がまさかの乱調。阿部慎之助監督(46)は「もうね、しようがないよね」と絞り出した。今カードは1勝1敗1分けで終えた。3日の阪神戦で左ひざに打球を受けた守護神のマルティネスが、2日ぶりにベンチ入り。それでも指揮官は「きょうも大事を取って」と、1点リードの九回は11試合連続無失点と好調だった大勢に託した。4日に今季初セーブを挙げていた右腕だったが、この日は2安打と死球で満塁のピンチを招くと、菊池に逆転の2点中前打を許し、今季3敗目(5勝)。「申し訳ない。ライデル(マルティネス)がいたら、となっちゃう。自分にとっては(九回の登板機会を得る)今後へのチャンスでもあった。つかみ切れなかった自分の甘さもある」と悔やみきれない表情だった。9試合連続3失点以下の投手陣は責められない。打線は五回2死二塁でオコエが中前に運んだ先制打が、チーム33イニングぶりの適時打。7試合連続で2得点以下と貧打は解消されない。阿部監督は「野球って投手が抑えたら打者が打てないとかいろんなことがあるんだけど、いい形もできて、みんな必死に食らいついて適時打が出だしている」と前を向いた。(谷川直之)

◆巨人・増田陸内野手(25)が気迫でスタンドを沸かせた。同点の八回2死満塁で三塁へボテボテのゴロを打ち返し、一塁にヘッドスライディング。間一髪セーフで一時勝ち越しの適時内野安打となった。コンディション不良だった吉川に代わって前日まで3日間、4番を務めていたガッツマンは「前の3打席が全然駄目で、ここで打たないといけないと思った」と振り返った。

◆広島の佐藤柳は再三走者を出しながらも、5回を1失点でしのいだ。リードを許す展開でデビューから2戦連続の白星は逃したが、六回に中村奨のソロ本塁打で追い付いたことで負けは付かなかった。直球は140キロ前後でも切れが良く、相手打者が差し込まれることが多かった。だがチェンジアップが大きく外れる場面が目立ち、「次に向けてしっかり修正しないといけない」と反省した。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
46312 0.597
(↑0.005)
-
(-)
64268
(+5)
170
(+1)
45
(+3)
67
(+1)
0.246
(↑0.001)
1.930
(↑0.01)
2
(-)
広島
37354 0.514
(↑0.007)
6.5
(-)
67237
(+3)
225
(+2)
37
(+1)
33
(-)
0.243
(↓0.001)
2.670
(↑0.01)
3
(-)
巨人
38393 0.494
(↓0.006)
8
(↓1)
63220
(+2)
229
(+3)
46
(-)
34
(+1)
0.241
(-)
2.570
(↓0.01)
4
(-)
DeNA
36383 0.486
(↓0.007)
8.5
(↓1)
66239
(+1)
224
(+5)
42
(+1)
39
(-)
0.227
(-)
2.730
(↓0.03)
5
(-)
中日
33432 0.434
(↓0.006)
12.5
(↓1)
65190
(+4)
243
(+5)
36
(-)
50
(-)
0.222
(-)
2.960
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
23474 0.329
(↑0.01)
19.5
(-)
69197
(+5)
297
(+4)
34
(-)
32
(-)
0.224
(↑0.001)
3.550
(↓0.01)