1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 1 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | X | 4 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:上沢 直之(6勝5敗0S) (セーブ:杉山 一樹(2勝2敗8S)) 敗戦投手:田村 伊知郎(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆ソフトバンクが接戦を制した。ソフトバンクは2-2で迎えた5回裏、柳町の適時二塁打で勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、6回には川瀬の内野ゴロの間に1点を加え、リードを奪った。投げては、先発・上沢が6回3失点の投球で今季6勝目。敗れた西武は、打線が2度追いつく粘りを見せるも及ばなかった。
◆ソフトバンクの上沢直之投手(31)が5日の西武戦(みずほペイペイドーム)で3試合ぶりの勝利を目指す。今季は5勝5敗、防御率3・32。直近2連敗中だが「僕がしっかり抑えてチャンスをつくることが大事」と冷静に意気込んだ。西武には4月6日に6回無失点で移籍後初勝利を挙げた。「ネビンだったり、調子がいいバッターがいる。そこの前にランナーを出さないことが大切」とイメージした。
◆西武のエマニュエル・ラミレス投手(30)が5日、出場選手登録を抹消された。再登録は15日以降。ラミレスは来日1年目の今季、ここまで22試合に登板。右わき下部に違和感が生じ、4日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)は試合前の練習に姿を見せていなかった。ラミレスに代わって、古市尊捕手(23)が今季初めて出場選手登録された。古賀悠斗捕手(25)がへんとう炎のため、4日はベンチ入りせず。この日も福岡市内でホテル療養をしており、ベンチ入り捕手の人数が足りなくなっていた。同じく体調不良でベンチ外だった元山飛優内野手(26)は、この日はソフトバンク戦(ペイペイドーム)の試合前練習に参加した。また出場選手登録の公示はないものの、佐藤隼輔投手(25)も福岡入りし、練習に姿を見せた。
◆4位西武が3位ソフトバンクに敗れ、ゲーム差を再び「4」に広げられた。中7日で先発したエース今井達也投手(27)は抜け球も目立ち、5イニング連続で先頭打者を許す苦しいピッチング。5回で95球を要し3失点。6回表に打線が同点に追いつき、敗戦投手にはならなかった。打線は6回、1点を追う状況でソフトバンク上沢から無死満塁のチャンスを作ったものの、併殺崩れの間の1点のみ。その裏に2番手の田村伊知郎投手(30)が決勝点を奪われた。
◆ソフトバンク柳町達外野手(28)が4日ぶりの首位打者に浮上した。この日3打数2安打で打率3割1分5厘。楽天村林、オリックス西川を1厘差で抜いてトップに躍り出た。試合は1点差で逃げ切り西武に勝利。3位のままで変わりないが、2位オリックスにはゲーム差0・5と肉薄した。
◆ソフトバンク上沢直之投手(31)が3試合連続で初回に失点した。先頭の滝沢に右前打を許すなど2死一、三塁のピンチを招き、5番山村に左前適時打を浴びた。上沢は21日の阪神戦、28日のロッテ戦で2試合連続初回3失点を喫しており、自身2連敗中となっていたが、味方が逆転し、6回3失点で6勝目を挙げた。
◆初回から158キロをマークしていた西武今井達也投手(27)が、ソフトバンク打線にシャープに捉えられた。3回、1イニングで4安打を集中された。いずれも積極攻撃の打球。3番中村に右前適時打を浴び、序盤で1-2と逆転を許した。球は高かった。5イニング連続で先頭打者を出塁させた。ただ「まっすぐは良かったかなと思います」と感じてはいた。6月27日の日本ハム戦(ベルーナドーム)を4回途中、熱中症で緊急降板した。「暑さというより、呼吸がちょっとしづらいっていう方が僕は気になる」と言った。一方で。「シーズン、長いですからね。前半も終わりますけど、順位もすごく接戦なんで。終盤に順位が決まりそうな時に、感覚を詰めていってほしい時もあると思うので、その時にはいつでも行けるように備えていくのも大事だと思います」熱中症で降板-。1つの事象だけが世にクローズアップされるも、獅子のエースはあくまでも優勝への道筋を描きながら大局的に捉える。そんな今井でさえ「すごく大事な3連戦にはなると思うんで」と重みを感じていた。後輩の武内がまず難敵モイネロに投げ勝ち、勢いは付いていた。正捕手の古賀悠がへんとう炎で不在。プロ149試合目の登板で初バッテリーの牧野翔矢捕手(24)と、懸命に試合を作った。「全体的にビッグイニングや完全に打ち込まれた球があったわけではないです」。しかし結果は5回3失点。普段の圧倒ぶりには及ばなかった。
◆ソフトバンク東浜巨投手(35)が3勝目を目指して6日のホーム西武戦に先発する。本みずほペイペイドームでの登板は4月末以来、約2カ月ぶりだが「ずっと投げてきているマウンドですし、しっかり確認もしている。すんなり入っていけると思います」と必勝を期した。前回登板はロッテ相手に6回無失点。中6日で再び好投する意気込みだ。
◆約1カ月半ぶりに1番で起用されたソフトバンク佐藤直樹外野手(26)が、2安打1四球で勝利に貢献した。3-3の1死二塁で左前打を放って1死一、三塁と好機を拡大し、川瀬の一ゴロ間に決勝点を呼び込んだ。「チームを勢いづけられるバッティングができた。これからも試合に出た時は少しでもチームに貢献できるようにしていきたい」。リードオフマンの周東は休養日で、代役1番が躍動した。
◆ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が鉄壁の中継ぎ陣を称賛した。7回藤井、8回松本裕、9回杉山が9アウト中8個を三振で奪う完璧ピッチ。1点リードを守り切り、指揮官は「6回の時点で勝ち越ししていれば、かなり高い確率で逃げ切ることができると考えています」とうなずいた。3人はいずれも防御率1点台の安定感。代役守護神の杉山は今季8セーブ目を挙げた。
◆ソフトバンク柳町達外野手(28)が、4日ぶりの首位打者に返り咲くマルチ安打で勝利に貢献した。同点の5回に一時勝ち越し打を放つなど、打率を3割1分5厘に上げ、楽天村林、オリックス西川を1厘差で抜いてトップに立った。チームの3位は変わらなかったが、2位オリックスを0差、首位日本ハムを1差で猛追。6日も勝てば、日本ハムとオリックスの結果次第で、昨季のパ王者が今季初の首位に浮上する。悩める男が首位打者に返り咲いた。柳町はお立ち台で「いやぁ...、ちょっと(1回)転落しちゃったので。まだまだここから上を目指して頑張っていきたいと思います」と照れくさそうに笑った。本拠地に集うホークスファンは、温かい拍手で28歳の背中を押した。まずは2回の第1打席で左前打。今井の内角スライダーを打ち返した。前日4日に30打席ぶりのお目覚め安打。2試合連続で快音が響き「ホっとしました」とリラックスできた。2-2の5回1死二塁では、左翼越えの一時勝ち越し適時二塁打。8球粘り、今度は今井の直球を逆方向へ飛ばした。チームが2戦2敗と苦手にし、柳町自身も無安打に抑えられていた右腕から2安打。「素晴らしい投手から打てたので結構自信といいますか。あれだけ速い球にも負けずにタイミング合わせられた。ちょっと復調したんじゃないかなっていう。少しの自信につながった」とうなずいた。6月19日の広島戦以来、11試合ぶりのマルチ安打。打率3割1分5厘に上げ、楽天村林、オリックス西川を1厘差で抜いて再びトップに立った。「こんな経験したことない」。プロ6年目で初めて規定打席に到達し、目まぐるしく数字と向き合う日々。電光掲示板の打率が下降するたびに、自分自身を見つめ直した。「(安打が出なかった)6試合は本当に長かった。疲れっていうのは感じました」。首位打者は争いは激しさを増しそうだが、柳町が謙虚でいるのは最終ゴールだけを見つめているからだ。「まだまだ。ただの道中でしかない。もっともっとヒットをいっぱい打って、その結果、首位打者という形になったらと思う。まだまだこれからが勝負」。口元を締めて球場を後にした。1打点を含む柳町の復調で、チームは西武との1点差ゲームを制した。3位は変わらなかったが、2位オリックスを0差、首位日本ハムを1差で追う。6日も勝てば、日本ハムとオリックスの結果次第で今季初の首位に躍り出る。1勝1敗で迎えるカード3戦目も必勝だ。【只松憲】
◆ソフトバンク柳町達外野手(28)が、5日の西武戦でマルチ安打をマークし、打率を3割1分5厘に上げ、リーグトップに再浮上した。4日終了時点でリーグトップだった楽天村林一輝内野手(27)は、5日の日本ハム戦で無安打に終わり、打率を3割1分3厘9毛でリーグ3位。故障で抹消中のオリックス西川が2位につける。セ・リーグは、広島サンドロ・ファビアン外野手(27)が、打率3割9厘でリーグトップをキープし、阪神中野拓夢内野手(29)が、打率3割6厘で2位につける。
◆西武のラミレスが5日、右脇付近の違和感で出場選手登録を外れた。今季から加入し、救援として22試合の登板で1勝0敗、防御率0・83の好成績を残していた。また捕手の古賀悠は4日に福岡市内の病院でへんとう炎と診断され、5日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)も2試合続けてベンチ入りメンバーから外れた。
◆ソフトバンクが接戦を制した。0―1の三回に中村の2点打で逆転。同点の六回に川瀬の内野ゴロの間に勝ち越した。6回3失点の上沢が6勝目。救援陣が無失点でつないだ。西武の今井は5回3失点。打線の粘りも一歩及ばなかった。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
日本ハム |
44 | 31 | 2 | 0.587 (↑0.006) | - (-) |
66 | 269 (+12) | 201 (+1) | 71 (+3) | 39 (-) |
0.238 (↑0.003) | 2.290 (↑0.02) |
2 (1↓) |
ORIX |
41 | 30 | 3 | 0.577 (↓0.009) | 1 (↓1) |
69 | 276 (+2) | 264 (+8) | 52 (+1) | 34 (-) |
0.261 (↓0.002) | 3.300 (↓0.06) |
3 (-) |
ソフトバンク |
42 | 31 | 3 | 0.575 (↑0.006) | 1 (-) |
67 | 274 (+4) | 216 (+3) | 46 (-) | 52 (+2) |
0.246 (↑0.001) | 2.520 (↓0.01) |
4 (-) |
西武 |
39 | 36 | 0 | 0.520 (↓0.007) | 5 (↓1) |
68 | 198 (+3) | 196 (+4) | 30 (+1) | 49 (+2) |
0.235 (↓0.001) | 2.450 (↓0.03) |
5 (-) |
楽天 |
34 | 39 | 2 | 0.466 (↓0.006) | 9 (↓1) |
68 | 205 (+1) | 254 (+12) | 27 (-) | 71 (-) |
0.240 (↓0.002) | 3.160 (↓0.13) |
6 (-) |
ロッテ |
30 | 43 | 0 | 0.411 (↑0.008) | 13 (-) |
70 | 213 (+8) | 267 (+2) | 40 (+2) | 29 (+1) |
0.226 (↑0.003) | 3.470 (↑0.02) |
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