中日(★4対6☆)ヤクルト =リーグ戦13回戦(2025.07.05)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
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勝利投手:石山 泰稚(3勝1敗13S)
(セーブ:大西 広樹(1勝0敗1S))
敗戦投手:勝野 昌慶(3勝3敗0S)

本塁打
【ヤクルト】赤羽 由紘(1号・12回表2ラン)

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◆ヤクルトが逆転勝利。ヤクルトは1-4で迎えた8回表、並木と赤羽の適時打で3点を挙げ、試合を振り出しに戻す。その後延長12回には赤羽の2ランが飛び出し、リードを奪った。投げては、7番手・石山が今季3勝目。敗れた中日は、終盤に救援陣が踏ん張りきれなかった。

◆7ORDER(セブンオーダー)がセレモニアルピッチを行った。メンバーを代表して諸星翔希(30)が背番号1013のドラゴンズユニホームでマウンドに立ち、ワンバウンドも力強く投げた。「ここ5年で一番緊張しました。投げたいって立候補しました。背番号は僕の誕生日です。マウンドで投手の重圧を感じました。ドラゴンズはおじいちゃんの家でラジオを聞いていたので親しみがあります」と笑顔で話した。試合後にはミニライブも行われる。4日からのヤクルト3連戦は「ブルーサマーフェスティバル」として歌手などゲストを招いて開催している。

◆5位中日が痛恨の逆転負けで6位ヤクルトに敗れた。8回に3点リードを追いつかれ、12回に8番手の勝野昌慶投手(28)が赤羽に勝ち越しの1号2ランを許した。1-1同点の5回、無死一、三塁で上林誠知外野手(29)が右中間へ2点勝ち越し三塁打。7回にはジェイソン・ボスラー外野手(31)の右翼への適時二塁打でさらに1点を追加した。だが、8回に6番手で登板した橋本侑樹投手(27)がヤクルト打線につかまり並木に右翼線へ2点適時打、赤羽に左前同点適時打を許した。打線は8回1死満塁の好機で田中幹也内野手(24)が三ゴロ併殺で得点できないなど、あと1本が出なかった。借金は再び今季最多の9となった。

◆5位中日が延長12回、5時間5分の激闘でヤクルトに痛恨の逆転負けを喫した。8回に3点リードを橋本侑樹投手(27)が追いつかれ、12回に8番手の勝野昌慶投手(28)が赤羽に勝ち越しの1号2ランを許した。

◆ヤクルト・高橋奎二投手(28)が緊急降板した。1-1の五回無死一、三塁で上林に右中間を破る勝ち越しの2点三塁打を許した直後にマウンド上で異変を訴えた。トレーナーが駆け付けた後に投球練習で状態を確認するも、自らベンチ裏へと下がった。下半身を痛めたとみられ、五回途中3失点で無念の降板となった。

◆ヤクルトが逆転で延長戦を制した。赤羽由紘内野手(25)が3試合連続の3番起用に応え、3安打3打点の猛打賞。八回には同点の左前適時打を放ち、延長十二回には値千金の勝ち越し2ランを叩きこんだ。

◆ヤクルトが逆転勝ち。1―4の八回に並木の2点二塁打と赤羽の適時打で同点。延長十二回に赤羽の1号2ランで勝ち越した。7番手の石山が今季3勝目。大西が今季初セーブ。中日は八回に橋本、十二回に勝野と救援陣が打たれた。

◆声援に応えるヤクルト・赤羽由紘=バンテリンドームナゴヤ(撮影・甘利慈)

◆ヤクルト・高橋奎二投手(28)が下半身を痛め、五回に緊急降板した。上林に2点三塁打を浴びた直後にマウンドで異変を訴え、ベンチ裏へと下がった。高津監督は6日に出場選手登録を外す方針を明らかにし「(故障は)下半身。詳しいことは分からないけど、最後に打たれたところの一球で(痛みが)きたみたい」と説明した。

◆ヤクルトは5日、中日13回戦(バンテリンドーム)で延長十二回、6-4で勝利。赤羽由紘内野手(25)が十二回に勝ち越しの1号2ランを放ち、5時間5分の熱戦を制した。バンテリンドームナゴヤで行われた昨年7月31日の中日戦で左手に死球を受けて長期離脱。内外野を守れる万能選手が、名古屋での苦い思い出を一振りで払拭した。赤羽は、走りながら祈った。「外野の頭を越えてくれ」。高々と舞い上がった打球は、外野手どころか左翼フェンスを越えた。4-4の延長十二回2死二塁、決勝の1号2ラン。球団で今季最長となった5時間5分の死闘を勝利に導き、白い歯をこぼした。「いい成績を残せていなかったので、今日はいい結果になってよかった。素直にうれしい」体がうまく反応した。カウント2-1から勝野が投じたスライダーを一閃。左翼ポール際に伸びていった白球は、燕党の待つ左翼席に着弾した。チームは今季最多タイとなる17安打を記録。両チーム合わせて32安打が飛び出す乱打戦で、赤羽が価値のあるアーチを架けた。名古屋での嫌な思い出を、最高の形で塗り替えた。スタメン起用が増えていた中で迎えた昨年7月31日の中日戦(バンテリンドーム)で、左手甲に死球を受けて長期離脱を余儀なくされた。同年の出場は、この試合が最後。悔しさを胸に、昨オフは元チームメートで、NPB通算2186安打を誇る内川聖一氏の指導を仰ぎ、打撃技術、考え方を根底から鍛え直した。今季は、自己最多だった昨季の36試合を上回り、56試合に出場。「今年はけがなく思い切ってプレーしていきたい」と先を見据えた。3試合連続で3番起用した赤羽の一発に高津監督は「正直、想像していなかった」と驚きつつ、「3番に置いて非常にいいつなぎ、いいポイントになっている」と高評価した。この日は長岡が2軍戦で実戦に復帰し、主砲の村上も実戦復帰に近づいている。「主力が帰ってきても入れ替わりがないような成績を残していきたい」と赤羽。投手と捕手以外の全てのポジションをこなす25歳が、バットで存在感を示した。(樋口航)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
45312 0.592
(↑0.005)
-
(-)
65263
(+3)
169
(-)
42
(-)
66
(+1)
0.245
(-)
1.940
(↑0.03)
2
(-)
広島
36354 0.507
(-)
6.5
(↓0.5)
68234
(-)
223
(-)
36
(-)
33
(-)
0.244
(↓0.001)
2.680
(↑0.05)
3
(-)
巨人
38383 0.500
(-)
7
(↓0.5)
64218
(-)
226
(-)
46
(-)
33
(+1)
0.241
(-)
2.560
(↑0.05)
4
(-)
DeNA
36373 0.493
(↓0.007)
7.5
(↓1)
67238
(-)
219
(+3)
41
(-)
39
(-)
0.227
(↓0.001)
2.700
(-)
5
(-)
中日
33422 0.440
(↓0.006)
11.5
(↓1)
66186
(+4)
238
(+6)
36
(-)
50
(+1)
0.222
(↑0.002
2.930
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
22474 0.319
(↑0.01)
19.5
(-)
70192
(+6)
293
(+4)
34
(+1)
32
(+2)
0.223
(↑0.003
3.540
(↑0.01)