オリックス(★2対4☆)楽天 =リーグ戦11回戦(2025.06.29)・京セラドーム大阪=
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楽天
0400000004810
ORIX
2000000002602
勝利投手:藤井 聖(3勝4敗0S)
(セーブ:則本 昂大(3勝2敗8S))
敗戦投手:東 晃平(1勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】西川 龍馬(4号・1回裏ソロ),宗 佑磨(2号・1回裏ソロ)

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◆楽天が連敗を4で止めた。楽天は2点を追う2回表、宗山と辰己の適時打などで4点を挙げ、試合をひっくり返す。投げては、先発・藤井が7回5安打2失点の力投で今季3勝目。敗れたオリックスは、初回に2者連続本塁打が飛び出すも、2回以降に追加点を奪えなかった。

◆今季のオリックスは楽天戦10試合を消化して8勝2敗。このカードではチーム打率3割1分7厘を誇り、1回戦からの安打数は9→10→16→10→10→12→11→13→14→11本。3月29日の2回戦から9試合続けて2桁安打を記録中だ。同一カードで10試合連続2桁安打を記録すれば、05年ソフトバンクが楽天戦で11試合続けて記録して以来となるが、今日もオリックスが楽天相手に猛打を見せるか。

◆オリックス東晃平投手(25)が2回途中4失点で降板した。1回裏、1番西川龍馬外野手(30)、2番宗佑磨内野手(29)の2者連発で2点の援護をもらった直後。楽天ゴンザレスに左前打を許し、四球と投手内野安打で無死満塁。ルーキーの宗山に右翼へ2点適時二塁打を浴びた。なお無死二、三塁から小郷の左犠飛で3点目を献上。2死後、1番辰己にも中堅へ適時三塁打を浴び、4失点KOとなった。2番手で本田圭佑投手(32)が上がった。前回17日中日戦(バンテリンドーム)では6回1失点で今季初勝利を挙げていた。

◆3勝中のオリックスは初回、1番西川龍馬外野手(30)と2番宗佑磨内野手(29)の2者連続ソロで2点を先制した。西川は、京セラドーム大阪でレギュラーシーズン初登板となった楽天藤井の2球目、外角低めの直球をバックスクリーンに運んだ。続く宗も2ボールから低めの直球を右翼席に放り込んだ。西川「良い先制点になってくれてよかった」宗「良い角度で打球が上がってくれたので、なんとか(スタンドまで)行ってくれと思いながら走っていました!」1番西川、2番宗の打順で7試合連続初回得点。西川は前日までに今季楽天戦で打率3割8分5厘と打ちまくり、直近12試合連続安打となった。この日は毎年恒例の女性ファン向けイベント「オリ姫デー」の3日目。オリメン投票では西川が10位、宗が7位。この日も先制攻撃で沸かせた。

◆オリックスの連勝は3で止まった。この日も1、2番コンビで初回に2点を先制した。1回裏、1番西川龍馬外野手(30)が楽天藤井の2球目をバックスクリーンへ4号ソロ。21日ヤクルト戦(神宮)、今季2度目の先頭打者アーチを決めた。興奮冷めやらぬ中、2番宗佑磨内野手(29)が2ボールから右翼へ2号ソロ。7試合連続の初回得点で幸先良くスタートした。だが、2回。先発の東晃平投手(25)が無死満塁のピンチを招き、ルーキー宗山に右翼へ2点適時二塁打を浴びた。さらに左犠飛で3点目を献上。2死後、1番辰己にも中堅へ適時三塁打を浴び、2番村林に死球を当てたところで降板となった。1回2/3を4安打4失点。「チームがいい形で先制してくれていただけに、こういった投球になってしまい申し訳ない」と悔しさをにじませた。後を託された2番手本田圭佑投手(32)が2回1/3を1安打無失点の好リリーフ。3番手高島泰都投手(25)も3イニングを無失点に抑え、8回はルーキー片山楽生投手(22=NTT東日本)がゼロを守った。だが、打線は2回以降、得点を奪えず。ホームゲームの連勝は6で止まった。

◆楽天藤井聖投手(28)が7回5安打2失点に抑え、今季3勝目。チームの連敗を4で止めた。初回、オリックス先頭の西川、2番宗に2者連続ソロ本塁打を打たれ、2点を先制された。だが「初回にホームラン2本打たれて非常に焦ったんですけど、その後が大事だと思ったんで、しっかり切り替えて投げ抜きました」と、3番中川から打ち取っていった。すると、2回に打線が4点を挙げ、すぐに逆転。藤井は追加点を与えず、逆転勝ちを呼び込んだ。「(2回の4点は)非常にありがたかったですし、ほんとに頼もしい打撃陣だなと思って見てました。4連敗してたんで、そこ止めれたのも良かったんですけど、(27日先発の)早川も(28日先発の)ヤフーレもやられてたんで、絶対自分がやり返すっていう強い思いで今日は臨みました」と、オリックスとの同一カード3連敗阻止に成功したことを喜んだ。

◆オリックスは逆転負けで、連勝が3で止まった。この日も1、2番コンビで初回に2点を先制した。1回裏、1番西川龍馬外野手(30)が楽天藤井の2球目をバックスクリーンへ4号ソロ。21日ヤクルト戦(神宮)以来、今季2度目の先頭打者アーチを決めた。興奮冷めやらぬ中、2番宗佑磨内野手(29)も2ボールから右翼へ2号ソロ。初回先頭から2者以上の連続本塁打は、オリックスでは阪急時代の82年4月16日ロッテ戦で福本、簑田が記録して以来、43年ぶり。7試合連続の初回得点で幸先良くスタートした。だが、2回。先発の東晃平投手(25)が無死満塁からルーキー宗山に右翼へ2点適時二塁打を浴びた。さらに左犠飛で3点目を献上。2死後、1番辰己にも中堅へ適時三塁打を浴びた。1回2/3を4安打4失点で今季2敗目。後を託された本田圭佑投手(32)、高島泰都投手(25)、片山楽生投手(22=NTT東日本)、権田琉成投手(25)が無失点リレーも、打線が2回以降、得点を奪えなかった。岸田護監督(44)は先発東の2回途中での交代に「球もちょっと良くなかったですしね。流れを止めようと思ったので、代えないと仕方なかった」と説明。2回以降、楽天先発の藤井を前に無得点に倒れ「藤井くんもちゃんと立ち直ってね。いいピッチングされましたね。仕方ないです」。首位日本ハムとのゲーム差は再び2・5に広がった。7月1日からは沖縄・那覇で西武2連戦を迎える。

◆オリックスは1回、先頭の西川龍馬外野手(30)、2番宗佑磨内野手(29)の連続ソロ本塁打で先制したが、逆転負けした。オリックスは1回に1番西川、2番宗が連続本塁打。初回先頭から2者以上の連続本塁打は22年6月5日巨人の丸→ウォーカー以来でプロ野球46度目。オリックスでは阪急時代の82年4月16日ロッテ戦で福本→簑田が記録して以来となり、64年7月17日南海戦の3者連続を含め6度目。

◆楽天宗山塁内野手が流れを引き戻す一打を放った。初回に2点を先制された直後の2回無死満塁。「無死満塁だったので、気持ち的にも楽に打席に入ることができた」と、オリックス東から同点となる右翼への2点適時二塁打を放ち、この回の4得点につなげた。三木監督は「点を取られてすぐのところでいけたのがよかった」と振り返った。

◆楽天藤井聖投手(28)がチームの連敗を4で止めた。両リーグトップの打率を誇るオリックス打線を7回5安打2失点に抑え、自身今季3勝目。好投のカギは"切り替え"にあった。初回だ。先頭の西川、2番宗に連続ソロ本塁打を打たれた。いきなりの2失点。さすがに「非常に焦った」が、ズルズルいかなかった。3番は東洋大で同期だった中川。初球、2球目とボールが続いたが、3球目で外に逃げるシュートを打たせ左飛。嫌な流れを切った。「その後が大事だと思ったんで。もう打たれてしまったものはしょうがないんで、切り替えるしかない。次の同級生の中川圭太から切り替えて入りました」。5回先頭に打たれるまで、無安打を続けた。味方打線は失点直後の2回に4点を挙げ、すぐに逆転してくれた。藤井は追加点を与えず、白星を呼び込んだ。「(2回の4点は)非常にありがたかったですし、ほんとに頼もしい打撃陣だなと思って見てました。4連敗してたんで止めれたのも良かったんですけど、(27日先発の)早川も(28日先発の)ヤフーレもやられてたんで、絶対自分がやり返すっていう強い思いで臨みました」と、同一カード3連敗阻止を喜んだ。ヒーローインタビューでは、こう締めた。「前に岸さんも言ってたんですけど、『こんなもんじゃないぞ、イーグルス』ってところを、これからも見せていきたい」まだまだ、上にいく。

◆オリックスが今季チーム初となる2者連続本塁打で2点を先取した。一回だ。西川が先発・藤井の2球目の直球を捉えてバックスクリーンへ先制ソロ。「良い先制点になってくれてよかったです!」。これが今季2度目の先頭打者本塁打。今季の4本塁打はすべて1打席目で記録している。続く宗も直球を強振して右翼へ2号ソロとし、「良い角度で打球が上がってくれたので、なんとか(スタンドまで)行ってくれと思いながら走っていました!」とコメントした。2者連続本塁打という一発攻勢でチームは最高のスタートを切った。

◆オリックスは逆転負けで連勝が3で止まった。一回に西川、宗が2者連続本塁打で2点を先取したが、二回に先発の東がつかまった。無死満塁でD1位・宗山(明大)に2点打を許して同点とされると、小郷の犠飛、辰己の適時打で一挙4失点。2四死球と制球に苦しみ、二回を持たず1回2/3を4失点で早々に降板となった。打線は先発の藤井を打ち崩せず、二回以降は無得点に終わった。

◆楽天が連敗を4で止めた。0―2の二回、宗山の2点二塁打や辰己の適時三塁打など4点を奪って逆転。藤井は打たせて取って7回2失点で3勝目。オリックスは一回先頭の西川、続く宗が本塁打を放ったが、その後は沈黙した。

◆オリックスは幸先よく2点を先取したが、逆転負けを喫して連勝が3でストップ。岸田護監督(44)は敗戦を受け止めつつ、好調の1、2番コンビの活躍に目を細めた。「素晴らしい。本当によく打ってくれている」西川が今季2度目となる初回先頭打者弾を放つと、続く宗も右翼席に運んで今季チーム初の2者連続本塁打。12試合連続安打の西川は「ヒットが出ているから(状態は)良い」とうなずいた。しかし、先発の東が2回を持たず4失点と崩れて試合は暗転。打線は二回以降は持ち直した藤井から追加点を奪うことができなかった。指揮官は「仕方ない」と淡々と振り返った。首位日本ハムとは再び2・5ゲーム差となった。チームは7月1日から4位西武との2連戦(沖縄セルラー)に臨む。沖縄出身の宮城や大城にとって凱旋試合。岸田監督は「(宮城も大城も)いい仕事をしてくれることに期待している」と語った。(織原祥平)

◆波乱の幕開けから立ち直った。楽天・藤井聖(まさる)投手(28)が一回に2被弾するも7回5安打2失点で3勝目を挙げた。「オリックスになって初なんですよね? よくない名の刻み方をして非常に残念ですけど、打たれたことはしようがない」一回先頭の西川、宗に2連続本塁打を浴びた。マウンド上で「まさか」と言葉を失ったが「気持ちを整理し、100%切り替えられた」と奮起。3試合続けて初回に先制を許す重い空気を、打線が直後の4点で振り払うと「すごく楽になった」と打者に立ち向かう意識を高め、追加点を与えなかった。1日のソフトバンク戦(楽天モバイルパーク)以来、約1カ月ぶりの白星に「本当に長く感じた」。武器のスライダーが思うように操作できず、直球で押した。102球の熱投で強打のオリックス打線を制した。京セラドームはプロ初登板。3月のオープン戦で登板した際に「球場MCの方が自分の名前を覚えていなくて『ふじい・さとし』と呼ばれた。京セラドームの方に覚えてもらえるような投球をしたい」。観衆3万1005人の前で自身の名前を印象付けた。チームの連敗を4で止めた。僕の名前を覚えてください。聖(まさる)です!(広岡浩二)

◆楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(22)=明大=が0-2の二回無死満塁で右翼へ2点二塁打を放った。一、二塁間へのゴロを二塁手がグラブに当て、ボールが転がる間に2者が生還。カットボールを捉え「無死満塁だったので、気持ち的に楽に打席に入ることができた」と振り返った。20日の広島戦以来、出場5試合ぶりの打点。続く小郷は勝ち越し犠飛を放ち、三木監督は「先制された直後に、しっかりとつないで追い越せたことが大きかった」と評価した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
42282 0.600
(↑0.006)
-
(-)
71248
(+2)
192
(+1)
66
(-)
38
(-)
0.235
(↓0.001)
2.320
(↑0.01)
2
(-)
ORIX
38293 0.567
(↓0.009)
2.5
(↓1)
73257
(+2)
248
(+4)
45
(+2)
32
(-)
0.263
(↓0.001)
3.270
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
38303 0.559
(↑0.007)
3
(-)
72263
(+2)
210
(+1)
44
(+2)
47
(+2)
0.245
(↓0.001)
2.630
(↑0.02)
4
(-)
西武
38330 0.535
(↓0.008)
4.5
(↓1)
72192
(+1)
183
(+2)
29
(+1)
46
(+1)
0.237
(↓0.001)
2.400
(↑0.02)
5
(-)
楽天
33362 0.478
(↑0.007)
8.5
(-)
72194
(+4)
229
(+2)
25
(-)
68
(+1)
0.240
(-)
2.970
(↑0.02)
6
(-)
ロッテ
28410 0.406
(↓0.006)
13.5
(↓1)
74193
(+1)
248
(+2)
38
(-)
28
(-)
0.222
(-)
3.400
(↑0.02)