中日(★1対2☆)広島 =リーグ戦11回戦(2025.06.29)・バンテリンドーム=
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広島
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中日
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勝利投手:佐藤 柳之介(1勝0敗0S)
(セーブ:ハーン(1勝1敗5S))
敗戦投手:松葉 貴大(7勝5敗0S)

本塁打
【広島】ファビアン(10号・4回表ソロ)

  DAZN
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◆広島は4回表、ファビアンのソロで先制に成功する。そのまま迎えた6回には、ファビアンが今度は適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・佐藤柳が6回2安打無失点の好投でうれしいプロ初勝利。敗れた中日は、先発・松葉が試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆中日松葉貴大が本拠地で先発登板。今季はここまで13試合を投げて7勝4敗を残すが、黒星は4月5日神宮球場、5月3日マツダスタジアム、同11日甲子園球場、6月15日ベルーナドームで喫したもの。本拠地のバンテリンドームでは6試合に先発して4勝0敗、防御率1・05と無敗を継続中だ。今日勝てば14年に並ぶ自身最多の8勝目となるが、得意の本拠地で白星をつかめるか。

◆中日は1番と3番を入れ替え、「1番中堅」に岡林勇希外野手(23)、「3番右翼」に上林誠知外野手(29)を据えた。先発は松葉貴大投手(34)で、14年に並ぶ自己最多のシーズン8勝目を目指す。広島も大きく打順を変更した。「1番中堅」で中村奨成外野手(26)、「2番三塁」で上本崇司内野手(34)、「4番左翼」でサンドロ・ファビアン外野手(27)を起用。エレフリス・モンテロ内野手(26)は「6番一塁」で出場する。また、ドラフト2位左腕の佐藤柳之介投手(22)がプロ初登板初先発を務める。

◆広島ドラフト2位左腕の佐藤柳之介投手(22)がプロ初登板初先発で初勝利を飾った。立ち上がりから丁寧な投球だった。2回に連打で無死一、二塁とされたものの、松葉の三塁線への犠打を自らが処理し、三塁に送球してアウトに。1死二、三塁からは1番岡林を併殺に仕留め、ピンチを切り抜けた。安打を許したのは2回だけ。持ち味を存分に発揮した。6回2安打2三振2四球無失点。うれしいプロ初勝利を飾った。新人左腕を援護したのはこの日、来日初の4番を務めたサンドロ・ファビアン外野手(27)だ。4回、中日先発松葉のカットボールをさばき、真っ赤に染まった左翼席に先制の今季10号ソロを放った。さらに、1-0の6回には2死三塁から左前タイムリー。貴重な追加点をたたき出した。セ・リーグ首位打者が本塁打、打点も稼ぐ活躍。チームを勝利に導いた。広島は連勝でカード勝ち越し。貯金を2とした。

◆中日先発の松葉貴大投手(34)が本拠地で今季初黒星を喫した。悪い内容ではなかったが、4回、4番に入ったサンドロ・ファビアン外野手(27)に左翼席に先制10号ソロを浴びた。6回にも2死三塁から、再びファビアンに左前適時打を許した。松葉は6回6安打2三振2失点で降板。14年に並ぶ自己最多のシーズン8勝目を目指しての登板だったが、打線の援護がなく、5敗目。今季初めて本拠地で黒星がついた。打線は1番と3番を入れ替え。「1番中堅」に岡林勇希外野手(23)、「3番右翼」に上林誠知外野手(29)を起用し、打開を図った。だが広島の先発のドラフト2位左腕・佐藤柳之介投手(22)を打ち崩せなかった。チームは連敗。借金は6に膨らんだ。

◆中日先発松葉貴大投手(34)が6回6安打2三振2失点で今季5敗目を喫した。14年に並ぶ自己最多のシーズン8勝目を目指しての登板だったが、今季初めて本拠地で黒星がついた。打線は広島の先発、ドラフト2位左腕・佐藤柳之介投手(22)を打ち崩せず。6回まで2安打無失点に抑えられてプロ初勝利を献上した。チームは連敗で4カード連続の負け越し。借金は6に膨らんだ。

◆首位打者の広島ファビアンがソロ&タイムリーで貢献した。4回、左翼席に10号ソロ。6回2死三塁からは左前適時打。この日は来日初の4番で出場し5戦連続マルチ安打を決め、打率は3割1分7厘に上昇した。「(本塁打は)完璧な当たりじゃなかったけど、いい反応で感触はめちゃくちゃ良かった」。何より新人の佐藤柳の初勝利につながったことがうれしい。「佐藤君、おめでとう」と仲間を祝福した。

◆カープの新星が「初ものずくめ」の活躍だ。プロ初登板、初先発の広島ドラフト2位左腕の佐藤柳之介投手(22)がプロ初勝利を飾った。広島新人投手の初登板勝利は昨年10月5日滝田以来で、先発では同9月15日の常広以来。初のヒーローインタビューに、初々しい笑顔がこぼれた。「すごくうれしいです。ストライク先行でいけた。2軍でやってきたことがしっかり出せたかなと思う」チームが全力でアシストした。マスクを被ったのはベテラン会沢。新井監督も「リードが素晴らしかった。期待通り引っ張ってくれた」と絶賛した。22歳の新人と37歳のプロ19年目捕手。15歳差バッテリーで話し合い、試合を組み立てた。打ってはファビアンが10号ソロと適時打で援護。守っては8回、中堅の大盛がダイビングキャッチの美技。チーム一丸でもり立てた。3回1死のプロ初打席で、中日松葉からプロ初安打も。先輩床田から背番号28だけではなく、バットも譲り受けていた。「床田さんにもらったバットだったので、そのおかげかな。帰ったら報告したいです」と笑顔が弾けた。ウイニングボール、初安打、さらにボスラーからのプロ初奪三振。記念球がこの日だけで3個も増えた。宮城県七ケ浜町から両親ら家族、親類が駆けつけ、三塁側スタンドで声援。大事なウイニングボールは両親に届けるつもりだ。「目標として、まず1勝というのは掲げていた。次は2勝、3勝とできるように。任せられた試合はゲームを作りたいと思います」カード勝ち越しで2位を守り、貯金は2に。新星が現れた広島がペナントレースを熱くする。【林英樹】広島会沢(佐藤柳を好リード)「2軍でやってきたことをだそうな、と言いました。直球が鍵になる投手。2軍戦での配球も見て、いろいろ考えた」

◆広島ドラフト2位左腕の佐藤柳之介投手(22)が、6回2安打2奪三振2与四球無失点の好投を見せた。プロ初登板初先発で初勝利を飾った。新人左腕を援護したのは、来日初の4番を務めたサンドロ・ファビアン外野手(27)。4回、左翼席に先制の今季10号ソロ。6回2死三塁から左前適時打を放った広島は連勝でカード勝ち越し。貯金を2とした。

◆プロ初登板で初先発した広島ドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)=富士大=は6回を2安打無失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。佐藤柳は立ち上がりから丁寧な投球を見せ、中日打線を翻弄。プロ初登板とは思えないほどの落ち着いたマウンドさばきで好投した。三回のプロ初打席では右前打を放ち、プロ初安打も記録した。今季ウエスタンでは10試合に登板し、2勝1敗、防御率2・95。春季キャンプ、オープン戦とアピールしていた開幕ローテーション入りは逃したが、交流戦明けのリーグ戦再開後3試合目に出番が巡ってきた。打線は四回に1死からファビアン(前レンジャーズ傘下)が左翼席へ先制の10号ソロを放った。六回にも2死三塁からファビアンが左前へ適時打を放ち、追加点を奪った。

◆プロ初登板で先発したドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)=富士大=は6回を2安打無失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。

◆広島の新人・佐藤柳之介がプロ初登板となった中日戦で先発勝利。広島の新人投手の初登板勝利は、昨年の常広羽也斗(9月15日のDeNA戦=先発)と滝田一希(10月5日のヤクルト戦=救援)以来15人目。左投手は2006年の斉藤悠葵(10月1日の巨人戦=先発)、昨年の滝田に次いで3人目で、先発では06年の斉藤以来19年ぶり2人目。

◆来日初の4番で出場した広島・ファビアン(前レンジャーズ傘下)は四回1死で左翼席へ先制の10号ソロ。六回2死三塁では左前へ適時打を放った。「打順はあまり気にしていない。どこでも自分のベストを出せるように」。新井監督は2番から抜てきした理由について「(これまでチャンスメークしていた)ファビアンの前にランナーを置きたいと思った」と説明した。

◆表情を変えず、左腕を振った。広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)=富士大=が6回を2安打無失点で、プロ初勝利をつかんだ。「すごくうれしいです。いつも通りの投球をしようと思って、マウンドに上がりました。ストライク先行でいけたので、2軍でやってきたことがしっかり出せたかなと思う」三回無死一、二塁では投前犠打を冷静に処理し、三塁で封殺。三回のプロ初打席では右前へ初安打を記録するおまけつきだ。球団の新人でプロ初登板先発勝利は昨年9月15日のDeNA戦(マツダ)の常広以来。左腕に限れば、2006年10月1日の巨人戦(東京ドーム)の斉藤悠葵以来の快挙で、新井監督は「期待のはるか上の投球をしてくれた。初登板とは思えないような落ち着きがあった」と目を細めた。佐藤柳は小学3年時に野球を始め、地元宮城県の東陵高から富士大へ進学。球持ちがよく、打者から見づらいフォームから切れのあるボールを投げる。大学3年冬に招集された大学日本代表候補の強化合宿では150キロ超えを連発する金丸(当時関大、現中日)らに刺激を受け、より一層練習に励んだ。この日も最速は143キロだったが、球速以上に感じる直球で2安打に封じた。プロ初勝利、初奪三振、初安打と3つの記念球を手にした新人左腕は「両親にあげたい」と笑い「今年の目標として、まず1勝というのは掲げていたので、次は2勝、3勝とできるように」と力を込めた。新戦力とともに、3・5ゲーム差の首位阪神を追いかける。(西垣戸理大)■佐藤 柳之介(さとう・りゅうのすけ) 2002(平成14)年11月1日生まれ、22歳。宮城県出身。小学3年時から塩竈ドラゴンズで野球を始め、中学は七ヶ浜リトルシニア(現仙台伊達リトルシニア)でプレー。東陵高では1年秋からベンチ入り。富士大では1年春からベンチ入りし、3年冬には大学日本代表候補の強化合宿メンバーに招集された。25年ドラフト2位で広島入団。179センチ、87キロ。左投げ左打ち。年俸1200万円。背番号28。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
40312 0.563
(↑0.006)
-
(-)
70247
(+6)
165
(-)
42
(+2)
62
(-)
0.243
(-)
2.020
(↑0.03)
2
(-)
広島
35332 0.515
(↑0.008)
3.5
(-)
73230
(+2)
214
(+1)
33
(+1)
33
(-)
0.247
(↑0.001
2.760
(↑0.03)
3
(-)
巨人
37352 0.514
(↑0.007)
3.5
(-)
69214
(+1)
220
(-)
45
(+1)
32
(-)
0.240
(-)
2.660
(↑0.03)
4
(-)
DeNA
33353 0.485
(↓0.008)
5.5
(↓1)
72222
(-)
199
(+1)
38
(-)
38
(+1)
0.228
(↓0.001)
2.610
(↑0.02)
5
(-)
中日
32382 0.457
(↓0.007)
7.5
(↓1)
71170
(+1)
216
(+2)
31
(-)
49
(+1)
0.221
(↓0.001)
2.830
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
20453 0.308
(↓0.005)
17
(↓1)
75177
(-)
283
(+6)
31
(-)
28
(-)
0.221
(↓0.002)
3.680
(-)