巨人(☆5対0★)DeNA =リーグ戦9回戦(2025.06.28)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
00020300X5910
勝利投手:グリフィン(5勝0敗0S)
敗戦投手:バウアー(4勝7敗0S)
  DAZN
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◆巨人は0-0で迎えた4回裏、丸の適時二塁打で2点を先制する。そのまま迎えた6回には、1死満塁からオコエが走者一掃の適時三塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・グリフィンが7回無失点7奪三振の力投で今季5勝目。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。

◆DeNAバウアーは巨人戦の前回登板(5月3日・横浜)で来日初の完封勝利。それまで2戦2敗だった巨人を相手に初勝利を完封で飾った。巨人戦で2試合続けて完封勝ちすれば、22年伊藤将(阪神)が5月22日、7月14日にマークして以来で、DeNAの投手では大洋時代の70年に5月31日、7月12日、24日と3試合連続だった平松以来55年ぶりになる。交流戦では3連敗を喫するなど1勝3敗だったバウアーだが、セ・リーグとの対戦に戻ってどうなるか。

◆巨人がリーグ戦再開後、2連勝をかけてDeNAとの第2戦に臨む。前日27日の同戦は投打がかみ合い、快勝した。先発の山崎伊織投手(26)が7回途中4安打無失点。打線は6回に泉口友汰内野手(26)の左犠飛で先制すると、8回には4番吉川尚輝内野手(30)の中前適時打などで3点を加えた。試合を決定づける4番の一打に阿部慎之助監督(46)も「すごく大きな追加点になりましたし、素晴らしいバッティングをしてくれた」と称賛した。流れを引き寄せるビッグプレーもあった。8回の守備では甲斐拓也捕手(32)が1死一塁からDeNA代走・三森の二盗を阻止。指揮官も「あれが大きいプレーだったね。あれで勝ったようなもの」と振り返った。チームは2位に浮上し、首位阪神とのゲーム差も3・5に縮めた。阿部監督は「まだまだね、ゲーム差もそんなあるわけでもないし、とにかくしがみついていく」と、この先もチーム一丸で戦い抜く覚悟を示した。

◆巨人のスタメンが発表され、4-0でリーグ戦再開初戦を制した前日と同じ打者を1番から6番まで並べた。先頭打者から6選手が2試合連続で同じオーダーは、5月24、25日の東京ドームでのヤクルト戦以来25試合ぶりとなる。5試合連続安打中の1番丸佳浩内野手(36)から得点を狙う。先発はグリフィン投手(29)が務める。

◆DeNA伊藤光捕手(36)が、巨人戦に「6番捕手」で今季初めてスタメンで起用された。トレバー・バウアー投手(34)とバッテリーを組む。今季、バウアーは4月27日の広島戦から11試合連続で松尾汐恩捕手(20)とバッテリーを組んだが、今季初めて伊藤とバッテリーを組む。2年前の23年は19試合中、18試合が伊藤とバッテリーを組み、1試合が山本だった。バウアーは6月12日のオリックス戦から、自身3連敗中。前回登板の22日のロッテ戦は2回途中7失点でKOされた。23年に相棒だった伊藤とのバッテリーで、今季5勝目を目指す。

◆DeNAが、ちぐはぐな攻めで先制のチャンスを逃した。0-0の3回、先頭の森敬斗内野手(23)が左前打で出塁。9番バウアーは送りバントのサインだったが、初球を捕邪飛とし、犠打を失敗した。次打者の桑原の初球に一塁走者の森敬がスタートを切ったが、間一髪のタイミングで二盗に失敗。桑原は2球で追い込まれ、3球三振に倒れた。4回は3番佐野、4番牧の連打で1死一、二塁の好機をつくったが、5番宮崎が三ゴロ併殺に倒れ、無得点に終わった。DeNAは、前夜の第1戦で天敵の山崎に抑え込まれ、完封リレーを許した。対山崎は今季3戦3敗を喫した。スコア速報

◆エビが圧巻の走りを見せ、リーグ戦再開後2連勝を飾った。マグロとエビが好スタートを切った。他の3貫は半貫差で横一線。中盤に差しかかろうというところで、エビが後続を突き放しにかかる。最後までペースを落とすことなく1着でゴール。2着のマグロに4貫差をつける圧勝劇だった。3着はコハダ、4着はアナゴ、5着はタマゴの順で入線した。通算成績はアナゴが14勝、エビ9勝(白エビ1勝を含む)、マグロ6勝、タマゴ4勝、コハダ3勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)は制球が乱れ、2回までに4四球で球数は51球を要した。1回は先頭の丸に四球を与え、1死後に泉口に四球。後続の吉川、増田陸を抑えたが、初回から24球投じた。2回は1死後に、岸田に初安打となる二塁打を浴び、門脇を三振に抑えたが、投手のグリフィンにストレートの四球、1番丸にも四球を与え、2死満塁のピンチを背負ったが、オコエを右飛に抑えた。3回は3者凡退に抑えたが、4回に岸田の右前打と四球などで2死二、三塁とされ、丸に先制の2点適時二塁打を浴びた。今季、バウアーは4月27日の広島戦から11試合連続で松尾汐恩捕手(20)とバッテリーを組んだが、今季初めて伊藤とバッテリー。2年前の23年は19試合中、18試合で伊藤とバッテリーを組み、1試合が山本だった。バウアーは6月12日のオリックス戦から、自身3連敗中。前回登板の22日のロッテ戦は2回途中7失点でKOされた。23年に相棒だった伊藤とのバッテリーで、今季5勝目を目指す。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)の続投が完全に裏目に出て、巨人に痛すぎる追加点を許し、6回途中7安打5失点でKOされた。2点ビハインドの6回、先頭の岸田に中前打、次打者の門脇に二塁打で無死二、三塁とされ、1死後に丸を申告敬遠とし、オコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。6回の攻撃はバウアーからで、5回終了時点で球数は93球。ビハインドの状況を考えれば、代打でも不思議ではなかったが、三浦監督は続投を決断した。6回の攻撃は無得点に終わって、直後の投球で追加点を奪われた。この日のバウアーは序盤から制球が乱れ、2回までに4四球で球数は51球を要した。3回は3者凡退に抑えたが、4回に岸田の右前打と四球などで2死二、三塁とされ、丸に先制の2点適時二塁打を浴びた。4月27日の広島戦から11試合連続でバッテリーを組んだ松尾汐恩捕手(20)に代わって、この日は今季初めて伊藤とバッテリーを組んだが、6回途中5失点でKOされた。

◆2番中堅で起用された巨人オコエ瑠偉外野手(27)が自身初の2試合連続三塁打で貴重な追加点を挙げた。2-0の6回、1番丸が申告敬遠で歩いて1死満塁。DeNA先発バウアーの初球ナックルカーブを痛烈に左中間に打ち返して走者一掃の3点適時三塁打を放った。前日は楽天時代の18年5月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来7年ぶりの三塁打で先制点の足掛かりを作ったが、この日も再び三塁まで快足を跳ばした。「前の打席の反省をしながらも、目の前で丸さんが歩かされて燃えました。追加点が取れてよかったです」。前日までの5試合で打率4割超えと好調の勢いままに、リーグ戦143試合の折り返し初戦で躍動した。

◆DeNA颯投手(26)が、死球を当てた巨人増田陸内野手(25)にマウンドから降りて、直接謝罪に向かった。5点ビハインドの7回無死、2ボールからコントロールが乱れ、増田陸の体に直撃。増田陸は一瞬、打席内で倒れ込んだが、すぐに立ち上がった。颯は帽子を下げながら近くまで歩み寄り、増田陸に謝罪した。死球直後は、一瞬、グラウンドに不穏な空気が漂ったが、颯の直接謝罪とともに、捕手の伊藤光、一塁手の佐野も増田陸に声をかけ、すぐに試合が再開された。

◆巨人が2試合連続の快勝で、貯金生活に突入した。丸佳浩外野手(36)とオコエ瑠偉外野手(27)の1、2番コンビが躍動。チームを勝利に導いた。両チーム無得点の4回。2死二、三塁から丸が右中間への2点適時二塁打を放ち、先制に成功した。6回には1死満塁からオコエが中堅への走者一掃の適時三塁打で加点。今季初打点となる一打で試合を決定づけた。阿部慎之助監督は「丸とオコエでここ数試合ですかね、メークチャンスしたり、返してくれたりしてくれてるんで。すごくね、動かせなくなってきましたね」と称賛した。投げては先発フォスター・グリフィン投手(29)が7回無失点と試合をつくった。4回には1死から連打を浴びるも、宮崎を三ゴロ併殺に仕留めてピンチを脱した。今季5勝目をマークし、球団の助っ人左腕としては初となる開幕5連勝を達成した。指揮官は「もう本当ね、素晴らしいピッチングだったなと思います」と振り返った。

◆DeNAは、トレバー・バウアー投手(34)が、6回途中7安打5失点でKOされ、3連敗を喫した。バウアーは自身4連敗で7敗目(4勝)だった。0-0の4回に岸田の右前打と四球などで2死二、三塁とされ、丸に先制の2点適時二塁打を浴びた。2点ビハインドの6回、先頭の岸田に中前打、次打者の門脇に二塁打で無死二、三塁とされ、1死後に丸を申告敬遠とし、オコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。この日のバウアーは序盤から制球が乱れ、2回までに4四球。計6四球を与えた。打線は0-0の3回に先頭の森敬斗内野手(23)が左前打で出塁。9番バウアーは送りバントのサインだったが、初球を捕邪飛とし、犠打を失敗した。次打者の桑原の初球に一塁走者の森敬がスタートを切ったが、間一髪のタイミングで二盗に失敗。桑原は2球で追い込まれ、3球三振に倒れた。4回は3番佐野、4番牧の連打で1死一、二塁の好機をつくったが、5番宮崎が三ゴロ併殺に倒れ、無得点に終わった。ちぐはぐな攻めで攻略できず、グリフィンの前に7回を無得点。2試合連続の0封負けでリーグ戦再開初戦のカード負け越しが決定し、借金1で4位に転落した。三浦大輔監督(51)は「いい球も前回に比べればあったんですけど、ちょっと急にストライクが入らなくなった部分もあって、我慢の投球になったかなというところですね」と指摘。「何とかホームを踏ませないように、粘り強くっていうのは感じましたけど、守ってる時間がちょっと長かった」と話した。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、6回途中7安打5失点でKOされ、今季7敗目(4勝)を喫した。4回に岸田の右前打と四球などで2死二、三塁とされ、丸の2点適時二塁打で先制点を献上。2点ビハインドの6回にも、1死満塁からオコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。バウアーは6月12日のオリックス戦から、自身4連敗。前回登板の22日のロッテ戦は2回途中7失点でKOされ、2戦連続の炎上で悩める胸中を吐露した。「正直どういうふうに言ったらいいのかわからないですけど、自分に対する怒りと落ち込みっていうのはあって。いろいろ試してはいるものの、それがうまくいっていないっていう状況もある。リーグで奪三振率が高いものの、どうしてもヒットが生まれていて、コーナーを丁寧に攻めているつもりですけども、なかなか振ってもらえなかったりとか、結果に結びつかないっていうところがある。奪三振率が高いにもかかわらず、ヒットが多いという相関性っていうところが全く理解できないような感じです」と下を向いた。さらには「もちろん、こういった落胆というか落ち込みっていうのは、過去にも何度も経験したことはありますし、以前にも同じようなことがありましたけども、その時は徐々にいろいろ取り組んでいく中で、徐々に先が見えてきていたんですけど、今はそういうことが全くなくて、ちょっと先が見えないような状況にいるので、今こういった経験っていうのは、過去にはこういったことはなかったのかなと思います」と珍しく弱気な言葉も漏れた。DeNA三浦監督(バウアーについて)「いい球も前回に比べればあったんですけど、急にストライクが入らなくなった部分もあって、我慢の投球になったのかなと」DeNA大原チーフ投手コーチ(バウアーについて)「事実は事実としてこの結果にはなったんで、(次回は)どうするかというところは監督と話し合って決めたいと思います」

◆DeNA三浦大輔監督(51)が、6回途中7安打5失点でKOされ、今季7敗目(4勝)を喫したトレバー・バウアー投手(34)の次回登板について明言を避けた。この日は、4回2死二、三塁から丸の2点適時二塁打で先制点を献上。2点ビハインドの6回にも、1死満塁からオコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。バウアーは12日のオリックス戦から、自身4連敗。前回登板の22日のロッテ戦は2回途中7失点でKOされ、2戦連続での炎上だった。三浦監督は「今、試合が終わったところでね。また今日のどうだったのかっていうのをしっかり振り返って、今後考えていきたいと思います」と話した。大原チーフ投手コーチは「次回は未定です。監督と話して、決めたいなと思います。解決を急いだらいい答えが出ないかもしれないので、まずはしっかり考えて、結果を出したいなと思います」と話すにとどめた。

◆巨人岸田行倫捕手(28)が攻守で強烈な存在感を示した。捕手として先発グリフィンを巧みにリードし「試合前の準備から2人で話し合って、すり合わせながら(試合に)出て、悔いが残らないようにやっている」。打撃でも4打数4安打で今季2試合目の4安打をマーク。「積極的に振りに行ってしっかり仕留められているのがいい結果につながっているのかな」と充実感をにじませた。

◆巨人先発フォスター・グリフィン投手(29)が抜群の安定感で5勝目を挙げた。先発し7回6安打無失点。無四球と制球力も光り「球数が少ないイニングもいくつかあったので、その調子でなるべく長いイニング投げようと思っていた」と振り返った。球団の助っ人左腕では初となる開幕から5連勝をマーク。「準備をしっかりした上で、自分のメカニックのことも調整して試合の日を迎えることに尽きる」と話した。

◆DeNAは、トレバー・バウアー投手(34)が、6回途中7安打5失点6四球でKOされ、3連敗を喫した。4回に丸の2点適時二塁打で先制され、6回1死満塁からオコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。バウアーは12日のオリックス戦から4連敗で、今季7敗目(4勝)を喫した。打線はちぐはぐな攻めでグリフィンの前に7回を無得点。巨人と同じ9安打を放ちながら、2試合連続の0封負けでリーグ戦再開初戦のカード負け越しが決定し、借金1で4位に転落した。

◆超攻撃的な1、2番コンビが誕生した。1番に入った巨人丸佳浩外野手(36)は4回2死二、三塁から先制の2点適時二塁打を放つなど全5打席出塁し、2番オコエ瑠偉外野手(27)も6回1死満塁から走者一掃の適時三塁打をマーク。2人で全5打点をたたき出し、チームはリーグ戦再開後2連勝。今季ここまでの73試合で試した1、2番の組み合わせは24通り。試行錯誤の末にたどり着いた新コンビが、巨人浮上の鍵を握る。長いシーズンを折り返し、初戦となった今季73試合目。「動かせなくなってきたな」。試合を見つめた阿部監督は、2人の打者の働きぶりに目を細めた。24通り目となった1、2番。丸、オコエに「メークチャンスをしたり、かえしてくれたり」と手応えがあった。リードオフマンが先制点を呼び込んだ。4回2死二、三塁。「それまではくさいところに来てた。そこは我慢しながら」。丸はフルカウントから、DeNAバウアーの155キロ直球をはじき返した。右中間への2点適時二塁打に、ガッツポーズもはじけた。開幕前に右太もも負傷で戦列を離れた。約2カ月間のリハビリ期間。野球がもっとうまくなりたい、36歳でも向上できると打ち込んだ。1つが関節。種田トレーナーは「広げた可動域の中で動作を発揮する。可動性と安定性は相反しますが、どっちも頑張りました」と説く。この日は4四球含め、3年ぶりに全打席出塁と1番の役割を全うした。2番オコエは、その背中をずっと見てきた。5月2日に右肘の手術を受け、リハビリ期間が重なった。「丸さんに追いつけ追い越せでやってこう」と汗を流した。実戦復帰、1軍復帰はともに丸が約1週間先で、くしくも打順でも丸に続く2番に座った。6回1死満塁。「目の前で丸さんが(申告敬遠で)歩かされて燃えました」。バウアーの初球ナックルカーブを痛烈に左中間に打ち返した。走者一掃の3点適時打。7年ぶりだった前日に続く2試合連続の三塁打となり、今季初打点もともした。ケガを乗り越えた新コンビで全5打点をたたき出し、貯金生活突入に導いた。シーズンの残りは約半分。1、2番の25通り目が必要なくなれば、ゴールの優勝も見えてくる。【阿部健吾】

◆DeNAのベンチ内が、トレバー・バウアー投手(34)の激しい口調に一瞬、凍り付いた。2点ビハインドの6回1死満塁、バウアーが巨人オコエにダメ押しの3点適時三塁打を浴び、6回途中5失点でKOされた。マウンドを降り、ベンチに戻った後、大原チーフ投手コーチに激しい口調で何かを訴えると、ベンチの選手、コーチらも視線を向け、不穏な空気が漂った。話の内容について、バウアーは「個人的な内容の話です」と口を閉ざし、大原コーチは「言える内容でもないですけど、あれがあったから別にどうのこうのっていうものではなくて、彼と話して解決する問題なんで、そんなにあれが悪いわけでもないのかなと思います」と説明した。6回は無死から連打で無死二、三塁とピンチを招き、1死後に丸を申告敬遠し、満塁策を選択。ホームゲッツーを狙って、前進守備を敷いたが、オコエの打球は二遊間を抜け、走者一掃の適時三塁打で重すぎる3点を失った。試合後、バウアーは「打った瞬間はダブルプレーになる当たりかなと。ちょっと、それがスリーベースになってしまった」と唇をかんだ。

◆本日の主役オコエ瑠偉前進守備の間を破った走者一掃タイムリー3ベース?プロ野球(2025/6/28)??巨人×DeNA??Live on DAZN #オレをみろ#ジャイアンツ pic.twitter.com/KN4aIwAILY

◆サイ・ヤング賞右腕が、苦悩を吐露した。DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、5回1/3 7安打5失点6四球でKOされ、今季7敗目。4回に丸の2点適時二塁打で先制され、6回1死満塁からオコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。12日のオリックス戦から4連敗。試合後は悩める胸中を明かし「いろいろ試してはいるが、それがうまくいっていない。奪三振率が高いにもかかわらず、ヒットが多いという相関性が全く理解できないような感じ」と首をひねった。「投げる科学者」と称され、2年前の在籍時にはバリバリのメジャーリーガーの投球を披露した姿が影を潜める。「こういった落胆、落ち込みは、過去にも何度も経験したことはありますけど、その時はいろいろ取り組んでいく中で徐々に先が見えてきた。今はそういうことが全くなくて、ちょっと先が見えないような状況。こういった経験は過去にはなかった」と珍しく弱気な言葉が漏れ、深刻度を物語った。チームは3連敗で借金1となり、4位に転落した。

◆DeNAが、巨人と同じ9安打を放ちながら、ちぐはぐな攻めで2試合連続で完封リレーを許し、3連敗を喫した。0-0の3回、先頭の森敬斗内野手(23)が左前打で出塁。9番バウアーは送りバントのサインだったが、初球を捕邪飛とし、犠打を失敗した。次打者の桑原の初球に一塁走者の森敬がスタートを切ったが、間一髪のタイミングで二盗に失敗。桑原は2球で追い込まれ、3球三振に倒れた。4回は3番佐野、4番牧の連打で1死一、二塁の好機をつくったが、5番宮崎が三ゴロ併殺に倒れ、無得点に終わった。8、9回は無死から走者を出したが、5点を追いかける展開で打つ以外に作戦が取れず、ともに1死一、二塁から後続を断たれ、無得点に終わった。三浦監督は「もう1歩なんですけどね。細かいミスも中にもありますけど、得点圏、今日も何回かあった中で、そこでもう少し選手の力をどうしたら出しきれるのかっていうところはね、我々がしっかりとやっていかないといけないなと思ってますけどね。選手たちは打席、グラウンドもそうですけど、一生懸命、毎試合戦ってくれてますし、選手たちが力をもっともっと出し切らせてあげるようにしていかないといけないと思います」と話した。チームは、交流戦最終戦だった22日のロッテ戦(横浜)の6回から22イニング連続で無得点。29日の巨人戦(東京ドーム)は、今季5勝5敗、防御率2・15の巨人赤星優志投手(25)と対戦する。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)の次回登板について、今日29日にも三浦大輔監督(51)と投手コーチが協議する。バウアーは28日の巨人戦に先発。6回途中7安打5失点でKOされ、自身4連敗で今季7敗目(4勝)を喫した。試合後、三浦監督は「今、試合が終わったところなんでね。今日、どうだったのかっていうのをしっかり振り返って、今後考えていきたいと思います」と説明。大原チーフ投手コーチは「次回は未定です。監督と話して、決めたいなと思います」と話した。少し心配な火種もある。バウアーが6回途中5失点でKOされ、マウンドを降りてベンチに戻った後、大原チーフ投手コーチに激しい口調で何かを訴えると、ベンチの選手、コーチらも視線を向け、一瞬だけベンチ内にも異様な空気が漂った。話の内容について、バウアーは「個人的な内容の話です」と口を閉ざし、大原コーチは「言える内容でもないですけど、あれがあったから別にどうのこうのっていうものではなくて、彼と話して解決する問題なんで、そんなにあれが悪いわけでもないのかなと思います」と説明した。23年の在籍時にも、味方の凡ミスでピンチが拡大し、グラウンドで放送禁止用語を叫ぶ姿が見られた。野手に対してではなく、自分へのカツも込めた叫びだったが、誤解を招く可能性もあり、三浦監督、投手コーチらが会話を重ねながら、日本の文化を伝え、バウアーも理解を深めた。闘志を前面に押し出す投球スタイルで、登板中や登板直後は熱くなる傾向があり、一夜明け、冷静さを取り戻した中で話し合いなどが行われるとみられる。

◆DeNAのベンチ内が、トレバー・バウアー投手(34)の激しい口調が響き、一瞬凍り付いた。2点ビハインドの6回1死満塁、バウアーが巨人オコエにダメ押しの3点適時三塁打を浴び、6回途中5失点でKO。マウンドを降り、ベンチに戻った後、大原コーチに激しい口調で何かを訴えると、ベンチの選手、コーチらも視線を向け、異様な空気が漂った。バウアーが、周囲を凍り付かせたシーンで思い出されるのは、来日1年目の23年7月1日の中日戦(横浜)。挟殺プレーでアウトが取れず、グラウンド上でほえた。内野陣、ベンチのチームメートらを戸惑わせたが、試合後は「自分自身をコントロールできたとは思ってません」と冷静さを取り戻し、三浦監督、投手コーチからも声を掛けられた。当時の紙面の記事から振り返る。ほえて、ほえて、ほえまくった。DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、グラウンド上で感情をむき出しにした。2点ビハインドの6回2死満塁、中日高橋周のゴロを捕球。一塁のソトを両手で制し、自ら猛ダッシュで一塁を踏み、6回2失点で降板した。「歓声がよく聞こえた。感謝したいですし、素晴らしいエネルギーを送ってくれた」とファンに頭を下げた。執念で抑え込んだが、心の制御に苦心した。その直前、2死一、二塁から岡林の二塁内野安打で、一塁走者の龍空が二塁も回って三塁に走ったが、二塁走者の石橋が三塁ストップ。牧が龍空を三塁に追い込んだ後、石橋が飛び出し、捕手の伊藤にボールを送ったが、連係がうまくいかず。オールセーフとなると、バウアーはホーム付近で数回、マウンドに歩きながら何度も叫んだ。「かなり腹が立った。誰に対してではなく、強いて言うなら自分自身。本来なら7、8、9回と投げたかった中でああいう状況になったことに腹が立った。あの回は自分としてもいい投球ではなかったし、自分のエラー(記録は安打)もあって、優勝するチームの野球ではなかった」スタンドが沸く一方で、"激怒"に周囲は一瞬ヒヤリとしたが、試合後は「自分自身をコントロールできたとは思ってません」と冷静さを取り戻した。三浦監督は「試合中だったので熱くなるのもね」と話した。9回以降、再三好機をつくりながら得点を奪えず。今季2度目の引き分けで連敗ストップは逃したが、ハマスタのデーゲームでは12勝2分けで無敗記録は継続した。

◆DeNA先発のトレバー・バウアー投手(34)が六回途中5失点で降板した。2回までに4四球。103球で来日最多6四球と制球に苦しんだ。四回に2死二、三塁から丸に2点適時打を許して先制されると、六回には1死満塁からオコエに走者一掃の3点適時三塁打を浴びた。前回22日のロッテ戦では1回7失点で降板。直近4戦連続で白星から遠ざかり、厳しい表情を浮かべた。

◆巨人・オコエ瑠偉外野手(27)が「2番・中堅」で出場。六回1死満塁の第4打席に走者一掃の2試合連続三塁打を放ち、今季初打点をマーク。DeNA先発のバウアーをノックアウトした。二回2死満塁では右飛に倒れたが、六回に前を打つ丸が申告敬遠されて再び巡ってきた満塁機で、バウアーの変化球をフルスイング。鋭いゴロが前進守備の遊撃手の横を抜けて、中堅手の奥まで転がり、3人の走者が生還した。三塁ベース上でガッツポーズを見せたオコエは「前の打席の反省をしながらも、目の前で丸さんが歩かされて燃えました。追加点が取れてよかった」とコメントした。

◆?巨人・グリフィンが開幕から負けなしの今季5勝目。2リーグ制(1950年)以降、巨人の外国人投手が開幕5連勝以上したのは、2006年のパウエル、09年のゴンザレス、16年のマシソン(いずれも6連勝)に次いで9年ぶり4人目で、左投手では初めて。先発ではパウエル、ゴンザレスに次いで3人目。?オコエが2試合連続三塁打。巨人の選手が2試合続けて三塁打をマークしたのは、18年の重信慎之介(8月12日の広島戦-同14日のヤクルト戦、9月15日のDeNA戦-同16日の中日戦=2度)以来7年ぶり。

◆巨人が無失点リレーで快勝。四回に丸の2点二塁打で均衡を破り、六回はオコエの3点三塁打で差を広げた。グリフィンが7回を単打6本に抑えて無傷の5連勝。DeNAは2戦連続の無得点で3連敗。バウアーは5失点と崩れた。

◆六回の降板後、ベンチで怒りの表情を見せるDeNA先発のバウアー(撮影・荒木孝雄)

◆巨人は2試合連続の零封勝ちで連勝。貯金1とした。先発のグリフィンが7回無失点で無傷の5連勝。阿部監督は「素晴らしいピッチング。完璧だった」と絶賛した。 巨人は快勝も勝率.5070。広島が勝利し同.5074となったため、3位に転落する珍現象が起こった。

◆巨人の来日3年目左腕、フォスター・グリフィン投手(29)が先発し7回6安打無失点、7奪三振。無四球で三塁すら踏ませない快投を見せ、開幕から無傷の5連勝を飾った。球団の外国人投手の先発では2009年のゴンザレス以来の快挙に「相手打線の映像を見て研究して準備し、試合が始まればそのときにできることをやってきた結果」と胸を張った。バッテリーを組み続ける相棒、岸田の存在が光る。左腕は「(英語と)くだけた日本語との両方」とイニング間に通訳を介さずコミュニケーションを取り「お互いに準備してきたものを持ち寄ることで、一人よりさらに良いゲームプランができる」と明かした。開幕直前に体調不良などにより出遅れたが、5月以降は先発ローテーションを守り、規定投球回に未到達ながら防御率0・92と抜群の安定感を誇る。阿部監督は「完璧。本当に素晴らしい投球だった。出遅れたところもあったけど、本調子になってくれている」と賛辞を惜しまなかった。

◆未経験の壁にぶち当たっている。DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が六回途中5失点で7敗目。「自分に対する怒りと落ち込みがある。いろいろと試しているが、うまくいっていない状況」とうなだれた。前回22日のロッテ戦では1回7失点でKO。中5日でのマウンドで雪辱を期したが、自己最多の6四球と乱れた。直球は最速155キロを計測。「状態は良かった」と振り返るが、四回に丸の2点二塁打で先制されると、六回1死満塁からオコエに走者一掃の三塁打。呆然(ぼうぜん)とした表情でベンチに下がった。規定投球回到達者でワーストの防御率は4・13まで低下した。「こういった落胆は過去に何度も経験したことがある。その時は徐々にいろいろ取り組んでいく中で先が見えてきたが、今は全くない。ちょっと先が見えない」。大原チーフ投手コーチは今後について「正直、未定。全て一回ちゃんと整理して監督と決めたい」と話した。チームは交流戦最終戦から3連敗となり、5月10日以来の借金1。三浦監督は「(バウアーを)一人にさせないように。しっかりとケアしながら、全員で戦っていきたい」と見据えた。(阿部慎)

◆「2番・中堅」で出場したオコエは、2―0の六回1死満塁で走者一掃の2試合連続三塁打。今季初打点をマークし、バウアーをノックアウトした。二回2死満塁では右飛に倒れ、六回は直前で丸が申告敬遠。「前の打席の反省をしながらも、目の前で丸さんが歩かされて燃えた。内野が前進しているのも見えたので、ゴロを打てば抜ける感じはあった」と鋭いゴロで前進守備の遊撃手の横を抜き、外野を破って左中間深くへ。開幕後にともにリハビリ期間を過ごした丸の姿に「追いつこうという感じでやっていた」と刺激にした。

◆巨人は28日、DeNA9回戦(東京ドーム)に5-0で快勝し、2連勝を飾った。四回に丸佳浩外野手(36)が先制の2点二塁打を放ち、六回はオコエ瑠偉外野手(27)が3点三塁打。新1、2番コンビが全5打点をたたき出し、米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞した難敵、トレバー・バウアー投手(34)を攻略した。36歳のベテランが気持ちを前面に出した。均衡を破る2点打を放った丸は、二塁へ滑り込んで大きくガッツポーズ。右手をさらに高く掲げ、ベンチに向かって白い歯をこぼした。「いいストレートを内外角に決められていた。追い込まれたけど、あそこは前に飛ばしたいなと。結果的にああいう形になってよかった」0-0で迎えた四回2死二、三塁だった。マウンド上は米大リーグ、レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたバウアー。フルカウントから外角の155キロの直球を捉え、右中間へ弾き返した。好投手を打ち崩す一打に「モーションを細かく変えてくる投手なので、タイミングで惑わされない意識をしていた」と胸を張った。バウアーとの対戦は今季3度目。前回5月3日には敵地で6安打完封を許していただけに、チームとして雪辱した。丸は開幕直前、3月のオープン戦で走塁中に「右大腿二頭筋筋損傷」を負い、5月下旬に復帰した。バウアーが前回DeNAに在籍した2023年の対戦成績は3打数1安打。今季初対戦で決勝打を放った。新たな1、2番コンビが躍動している。リーグ戦再開となった27日のDeNA戦(東京ドーム)で1番丸、2番オコエの並びが誕生。この日は丸の先制打に続き、オコエが六回1死満塁から左中間へ走者一掃の三塁打を放った。全5打点を2人で記録し「(オコエは)調子に乗ったら打ってくれるからね」と〝丸節〟でたたえた。阿部監督は「(丸、オコエが)チャンスメークしたり、(走者を)かえしてくれている。動かせなくなってきましたね」と信頼を口にした。チームは2連勝を飾るも勝率の差で広島と入れ替わり、3位に後退する珍現象に見舞われた。首位阪神とは3・5ゲーム差。5月23-25日のヤクルト戦以来、約1カ月ぶりとなる同一カード3連戦3連勝へ、躍動する1、2番が打線を引っ張る。(原田優介)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
39312 0.557
(↑0.006)
-
(-)
71241
(+2)
165
(-)
40
(+1)
62
(+1)
0.243
(-)
2.050
(↑0.03)
2
(1↑)
広島
34332 0.507
(↑0.007)
3.5
(-)
74228
(+2)
213
(+1)
32
(-)
33
(-)
0.246
(↓0.001)
2.790
(↑0.03)
3
(1↓)
巨人
36352 0.507
(↑0.007)
3.5
(-)
70213
(+5)
220
(-)
44
(-)
32
(+1)
0.240
(-)
2.690
(↑0.04)
4
(1↓)
DeNA
33343 0.493
(↓0.007)
4.5
(↓1)
73222
(-)
198
(+5)
38
(-)
37
(-)
0.229
(-)
2.630
(↓0.04)
5
(-)
中日
32372 0.464
(↓0.007)
6.5
(↓1)
72169
(+1)
214
(+2)
31
(-)
48
(+1)
0.222
(↑0.001)
2.840
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
20443 0.313
(↓0.004)
16
(↓1)
76177
(-)
277
(+2)
31
(-)
28
(+1)
0.223
(-)
3.680
(↑0.02)