巨人(☆4対0★)DeNA =リーグ戦8回戦(2025.06.27)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
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勝利投手:山﨑 伊織(7勝2敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝0敗25S))
敗戦投手:ケイ(5勝5敗0S)
  DAZN
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◆巨人は6回裏、泉口の犠飛で1点を先制する。そのまま迎えた8回には、吉川の適時打と増田陸の犠飛で3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・山崎が7回途中無失点の好投で今季7勝目。敗れたDeNAは先発・ケイが好投を見せるも、打線が好機を生かせなかった。

◆巨人のドラフト3位ルーキー荒巻悠内野手(22)が、「8番三塁」でリーグ戦再開初戦のスタメンに名を連ねた。24日ロッテ戦(東京ドーム)では9回に代打で登場。左前打を放ち、アピールしていた。坂本勇人内野手(36)はベンチ入りしているものの、スタメンからは外れた。先発は山崎伊織投手(26)が務める。今季はここまで12試合に登板して6勝2敗、防御率1・34。この日の先発マウンドを託され「まだまだこれからだと思いますし、その分流れを作れるように。いい登板にしたいと思います」と意気込んでいた。

◆リーグ戦再開初戦のマウンドに立った巨人先発の山崎伊織投手(26)に、初回でヒヤッとする場面があった。DeNA2番佐野に内野安打を打たれ、2死二塁と得点圏にランナーを背負った場面。4番の牧が打ち上げた打球に「オーライ」のポーズを見せて捕球した直後、後ろからボールを追っていた三塁の荒巻悠内野手(23)と交錯した。幸い、ボールを落とすことなく、2人にもケガはなし。配信番組で解説を務めた元巨人監督の高橋由伸氏は「珍しいですけど、何でもうまくこなす投手なので」と、山崎の判断を説明した。山崎にとって今季初めてカード初戦での先発登板となった。DeNA戦は今季2勝0敗で、15イニング無失点。通算でも12勝3敗、防御率1・86を誇る得意カードで、23年10月4日からシーズンを挟んで6連勝中としている。

◆東大出身でタレント、クイズプレーヤーの伊沢拓司(31)が始球式を行った。背番号「912(クイズ)」のユニホームでの一球。振りかぶって投じた白球は大きく右にそれて転がる"大外れ"となると、思わず膝から崩れ落ちた。投球では一発回答とはいかず、「記憶がないです! 歓声が聞こえたので、きっとストライクだったと思います(笑)門脇選手がとってくれてよかったです。あの緊張感の中で1球1球プレーしている選手たちはすごいし、より尊敬の念が高まりました。一生に1度の思い出です。いい球を投げたかったですけど、やらせてもらえて感謝です」とコメントした。

◆スタンドが大歓声で沸いた。大接戦を展開した5貫の「江戸前スーシーズ」がリーグ戦再開初戦を盛り上げた。スタートはタマゴが好スタートで飛び出した。"タマゴが勝てば巨人も..."の期待がかかる中、エビとマグロが猛追。中盤に差しかかろうというところでエビがタマゴに並ぶ。1貫差でマグロが迫る。粘るタマゴをかわしてエビが先頭に躍り出る。ゴール直線まで混戦模様。エビが半貫差で1着。胸を突き出し、米粒差で差したマグロが2着、3着はタマゴ、4着はアナゴ、5着はコハダの順で入線した。通算成績はアナゴが14勝、エビ8勝(白エビ1勝を含む)、マグロ6勝、タマゴ4勝、コハダ3勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆DeNAアンソニー・ケイ投手(30)が、巨人先発の山崎と息詰まる投手戦を演じた。1回はわずか3球で2死を奪った後、泉口に安打を浴びたが、4番吉川を見逃し三振。2、3回は2死から走者を許したが、冷静に後続を断った。4、5回は2イニング連続で3者凡退。6回1死からオコエにこの試合初の長打となる三塁打を浴び、泉口の犠飛で先制点を許したが、先発として、ゲームをつくった。巨人戦は今季初先発だったが、東京ドームは思い出深き場所だった。昨年の巨人とのCSファイナルステージ初戦に先発。戸柱とのバッテリーで6回無失点と好投し、日本シリーズ進出への流れを作った。登板前日に「みんなでお祝いをしたりだとか、すごくいい思い出もありますので、そういった意味でもまたドームで投げるのが楽しみです」と語ったマウンドで6回1失点と好投した。

◆巨人のセットアッパー大勢投手(25)にアクシデントが起きた。1点リードの8回に登板。1番度会を一ゴロに仕留めた後、2番佐野の初球を投げた際に、右太もも裏付近を抑えるしぐさを見せた。杉内投手チーフコーチ、トレーナーがベンチから出て本人と状態を確認後に投球続行も、球速が明らかに落ちて四球。左太もも裏付近に違和感を訴え、再び杉内投手チーフコーチがベンチから出て、交代の判断を下した。12球を投げたところで無念の降板となった。大勢はこの日が救援で32試合目の出場。昨季の抑えから今季は中継ぎでフル回転し、22ホールドはセ・リーグトップだった。

◆DeNAが、またもや天敵の巨人山崎の前に無得点に抑え込まれた。無死からは1度も走者を出せず、7回1死から連続四球で好機をつくったが、梶原が空振り三振で山崎は降板し、2死満塁から3番手中川に代打戸柱が三邪飛に倒れた。今季3試合目の対戦で、この日も無得点に抑え込まれ、連続無得点は21回2/3まで更新された。

◆値千金の"甲斐キャノン"が発動した。1点リードの8回1死一塁、甲斐拓也捕手(32)がDeNA三森の盗塁を刺した。ソフトバンクで同僚だった快速自慢を、捕球から力強く鋭い送球で泉口のグラブに収めてみせた。チームは緊急事態に襲われていた。絶対的な信頼を置かれるセットアッパー大勢投手(25)が8回から登板したが、1死後の2番佐野の初球で右太もも裏を抑えるしぐさ。投球は続行したが四球を出した後に降板していた。勝利の方程式が崩れそうな状況で、緊急登板した場ルドナード投手(32)を甲斐キャノンが楽にさせた。

◆DeNAが、またもや天敵の巨人山崎を攻略できず、リーグ戦再開初戦で巨人に敗れた。山崎の前に得点圏に走者を進めたのは、7イニング中2度で、無死からは1度も走者を出せず。無得点に終わった。今季3試合目の対戦で、この日も無得点に抑え込まれ、連続無得点は21回2/3まで更新された。1点ビハインドの8回には、宮城が安打と四球でピンチを作ると、代わった堀岡はストレートの四球で1死満塁とし、吉川の2点適時打、増田陸の犠飛で3点を追加された。三浦大輔監督(51)は「見ての通りですね。結果として、今日も得点できてないですからね。でも、プロ野球ですから、また対戦をする機会もありますし、毎回、次こそはと思いながらやってますし、これで終わりじゃないですからね」と話した。チームは貯金が消滅し、勝率は5割に戻り、3位タイに転落した。

◆巨人がリーグ戦再開初戦を白星で飾り、勝率5割復帰となった。阿部慎之助監督(46)は「とにかく、岡本が不在ですけど、なんとかしがみついていきたいと思います」と話した。両チーム無得点で迎えた6回。1死からオコエ瑠偉外野手(27)が中越え三塁打を放つと、続く泉口友汰内野手(26)の左犠飛で先制に成功した。8回には1死満塁から吉川尚輝内野手(30)の中前2点適時打などで加点し、試合を決定づけた。投手陣もリードを守り切った。先発山崎伊織投手(26)は7回途中4安打無失点の好投で7勝目。指揮官は「あの回(7回)は投げ切って欲しかったんですけど。後からいった投手に助けられたんじゃないですか」と見解を示した。7回2死満塁の絶体絶命の場面では、3番手の中川皓太投手(31)が戸柱を三邪飛に仕留めてピンチ脱出。8回には大勢投手(25)が左太もも裏の違和感で緊急降板する中で、救援陣が勝利に導いた。

◆DeNAが、1点ビハインドの8回に重すぎる3点を失って、ダメ押しされた。1点ビハインドの8回、3番手の宮城が安打と四球でピンチを作ると、代わった4番手の堀岡は泉口へストレートの四球で1死満塁とし、吉川の2点適時打、増田陸の犠飛で3点を追加された。巨人は9回に守護神のマルティネスが君臨する。決定的な3点で、左翼スタンドのDeNAファンからため息が漏れた。4点を追いかける9回は船迫から1死一、二塁と好機をつくり、守護神マルティスを送りませたが、梶原、代打桑原が連続三振に倒れ、試合が終了した。打線は山崎の前に得点圏に走者を進めたのは、7イニング中2度で、無死からは1度も走者を出せず。無得点に終わった。今季3試合目の対戦で、この日も無得点に抑え込まれ、連続無得点は21回2/3まで更新された。

◆巨人大勢投手(25)が27日のDeNA8回戦(東京ドーム)で緊急降板した。8回から登板し先頭の度会を一ゴロに抑えたが、続く佐野を四球で歩かせたところで左太もも裏付近に違和感を訴えて降板。「任された以上はしっかりアウト3つ取って来ないといけないポジション。ほんとに情けない気持ち」と唇をかんだ。阿部監督は「ちょっと脚をつりかけちゃってたので。大丈夫だと思います」と大事には至っていないと説明した。

◆"魔の金曜日"を打ち破った。巨人山崎伊織投手(26)がDeNA打線に7回途中4安打無失点と好投した。プロ入り後未勝利だった金曜日の登板で今季7勝目をマーク。勝率、防御率とともにリーグ3冠に浮上した。8回にマウンドに上がったセットアッパーの大勢投手(25)の緊急降板も、中継ぎ陣と開幕から30試合連続無失点となった守護神ライデル・マルティネス投手(28)の完封リレーで封じた。チームはリーグ戦再開初戦を白星で発進。勝率を5割に戻し、2位に浮上した。山崎がローテの柱としての自覚をにじませた。各球団エース級の投手が投げることが多い金曜の登板は、過去5試合で0勝2敗。6度目の登板で初勝利をつかんだ。今後も金曜に投げることが予想されるが「そういうところはあまり気にせずに、まずは自分のピッチングをしっかりできるようにコンディションを整えて次もしっかりと頑張りたい」と早くも次を見据えた。尻上がりに調子を上げていった。「変化球が思ったより操れていなかった」と振り返ったように、序盤は捕手の甲斐が構えたところにいかないボールが目立った。杉内投手チーフコーチも「逆球が多い印象」とコメント。それでも崩れないところが今季の山崎の強みだ。「今日は真っすぐが思ったよりもしっかりコントロールできたことが、なんとか0でいけた要因じゃないかな」と味方の好守に助けられながらも、当たり前のように0を並べた。開幕からの無双ぶりとDeNAとの好相性を買われ、リーグ戦再開初戦の先発を託された。この日の勝利でリーグトップタイの7勝目。防御率も1・24まで良化し、勝率とあわせ投手リーグ3冠に浮上した。DeNA戦は23年10月4日からシーズンを挟み7連勝。抜群の相性を誇るが「そんなイメージは全くない。目の前の打者1人1人を抑えた結果がそうなったと思います」と淡々と振り返った。投手陣、チームの先頭に立つ。開幕から不振が続く戸郷が23日に今季2度目の登録抹消。井上も1カ月以上白星から遠ざかっている。そんな窮地でも、快投を見せた右腕は「(中山)礼都が守ってくれたり(吉川)尚輝さんがヒット性の当たりをアウトに取ってくれたり、甲斐さんが強くリードしてくれたり。本当にチーム全員で勝てた勝利」。この日はシーズン72試合目の折り返し地点。チーム思いの山崎が、後半戦も無双の予感を漂わせた。【水谷京裕】

◆1点リードの7回2死満塁で3番手で登板した巨人中川皓太投手(31)が3球直球を並べ、DeNA戸柱を三邪飛に打ち取った。「準備はできていた」と21ホールド目でピンチを救い、ベンチに戻ると満面の笑み。「あの時間が一番好き。役目を果たした後、次の登板が一番遠いので」とほほえんだ。救援陣の奮闘が続く。「今日みたいに全員で勝てるようにやっていく」と皆の気持ちを代弁した。

◆巨人ライデル・マルティネス投手(28)が開幕から30試合連続無失点の快記録で試合を締めた。4点リードの9回1死一、二塁から緊急登板し、打者2人を連続三振。「事前にしっかり準備できてたので、しっかり仕事できました」と振り返った。これでプロ野球歴代単独3位に浮上し、田島(中日)の持つセ・リーグ記録にも王手。「記録のことはあんまり考えたくないけど、日々の練習の成果が結果につながっている」と話した。マルティネスが今季初登板から30試合連続無失点。開幕から30試合以上無失点を続けたのは、21年平良(西武)39試合、16年田島(中日)31試合に次ぎ3人目。あと1試合で16年田島がマークしたセ・リーグ記録に並ぶ。

◆巨人オコエ瑠偉外野手(27)がトルピード(魚雷)バットで先制点の足掛かりをつくった。両チーム無得点で迎えた6回1死。DeNA先発ケイの143キロ高めカットボールを強振した。打球は中堅手の頭上を越えるフェンス直撃の三塁打となり、「1打席目のカットをちょっと(内に)入れすぎたなという反省があったので、もうちょっと真っすぐと同じように前で打とうと決めていた」と振り返った。試合後には「今日トルピード使っていました」と、この日の試合でトルピードバットを使用していたことを明かした。「やっぱりヘッドの感じ方が全然違いますね。今日はトルピードで(2打席目に)センター前打ったので。普通のバットだとちょっとさされちゃうかなって感じだった」と感想を口にした。今後については「ピッチャーのデータを見ながら使っていければ」と話した。魚雷型バットとは 元マサチューセッツ工科大(MTI)の物理学者で、昨季までヤンキースでアナリストを務めたアーロン・リーンハート氏(現マーリンズフィールドコーディネーター)が開発した。バットの先端が細く、魚雷やボウリングのピンのような形状。ヤ軍ではボルピ、ゴールドシュミット、ウェルズも魚雷型バットを使用。使用選手が本塁打量産したことでブームに火が付いた。

◆巨人の若手選手たちが汗を流す、東京ドームの早出練習で見慣れない光景があった。普段は打撃投手やコーチが投げる2カ所打撃のうち、1カ所には打撃用マシンが置かれ、通常より速い球を打者が打ち返していた。仕掛け人の亀井打撃コーチが、その意図を明かした。「やっぱり、パ・リーグとやった後に思うこともある。速い真っすぐを捉えられるかどうか。今は150キロを超えるのは当たり前。ホームのときはこういう練習も入れながらやっていかないと」6勝11敗1分けで球団ワーストタイの11位に終わった交流戦。主砲の岡本を負傷による長期離脱で欠き、キャベッジも不振に陥った打線はパワーピッチャーの多いパ・リーグ投手陣を打ちあぐね、チーム打率・227、総得点42はいずれも11位と苦戦を強いられた。若き選手たちは、「体感は球速150キロを超えていた」と振り返る打撃マシンの速球を、力強いスイングで捉えた。DeNA3連戦の先発が予想されるケイ、バウアー、ジャクソンのように常時150キロを超える速球対策は近代の野球では必須。亀井コーチは「まだまだ伸びしろある選手ばかりなので、そういう練習をしてどんどん引き出しを増やして、試合に生かしてもらえれば」と期待を込めた。(浜浦日向)

◆DeNA・バウアー投手が28日の中5日で巨人戦に先発する。前回登板のロッテ戦は1回7失点で6敗目(4勝)。「前回のことについてはあまり話したくない」と厳しい表情だった。中4日で立ち上がりに打ち込まれる場面が増えており、今後の方針について投手コーチとも意見を交換。「中4日で投げる話をした。自分はそれができると思っているし、やりたいと思っている」と言い切った。

◆巨人・山崎伊織投手(26)が先発し、七回途中散発4安打無失点の好投。試合前の時点でDeNA戦は通算12勝3敗、2023年から6連勝中だった好相性ぶりを発揮した。六回まで得点圏に走者を背負ったのは梶原の二塁打による一度だけ。球数が100球に迫った七回に連続四球で1死一、二塁とされたが、梶原を空振り三振斬り。104球で降板し、救援陣がピンチを無失点で切り抜けた。

◆巨人のセットアッパー、大勢投手(25)が1―0の八回に登板。1死無走者から佐野に2ボールを与えたところで、トレーナーとともに杉内投手チーフコーチがマウンドへ。投球を確認し続投した、四球を与えると再び杉内チーフコーチがトレーナーとともにマウンドへ行き、そのままベンチへ。12球で緊急降板となった。

◆巨人はセットアッパーの大勢投手(25)が1―0の八回に登板したが、左脚の違和感を訴え、わずか1死しか取れず12球で緊急降板。試合後、阿部慎之助監督(46)は「ちょっと脚がつりかけちゃったので。大丈夫だと思います」と大事を取っての降板と説明した。大勢は1死無走者から佐野に2ボールを与えたところで、トレーナーとともに杉内投手チーフコーチがマウンドへ。投球を確認し続投したが、四球を与えると再び杉内コーチがトレーナーとともにマウンドへ行き、ベンチへ下がり降板が告げられた。

◆巨人が7投手による無失点リレー。山崎は6回?を抑え、7勝目を挙げた。打線は六回に泉口の犠飛で先制し、八回は吉川の2点打と増田陸の犠飛でリードを広げた。DeNAは打線がつながらず、力投のケイを援護できなかった。

◆ビッグプレーでチームを救った。巨人は1-0の八回1死一塁で大勢が左脚の違和感を訴え緊急降板。嫌な空気が流れる中、続く代走・三森の二盗を甲斐拓也捕手(32)が見事な送球で阻止。流れを断ち切り、阿部慎之助監督(46)は「あれが大きいプレーだった。絶対走ってくるだろうというところで。もう、あれで勝ったようなものですよね」と絶賛した。

◆巨人が7投手による無失点リレー。山崎伊織投手は6回?を抑え、7勝目を挙げた。打線は六回に泉口の犠飛で先制し、八回は吉川の2点打と増田陸の犠飛でリードを広げた。DeNAは打線がつながらず、力投のケイを援護できなかった。巨人・山崎が今季7勝目(2敗)。対DeNAは今季3試合に登板し、3勝0敗、21回?を投げて無失点。2023年10月4日(東京ドーム)から7連勝で、カード別では最多の通算13勝(3敗、防御率1・76)を挙げている。対DeNA(前身を含む)で7連勝以上したのは、08-14年の山口鉄也(8連勝)以来11年ぶり。山口は全て救援勝利で、全て先発勝利だったのは、11-13年の沢村拓一(7連勝)以来12年ぶり。

◆DeNAは巨人先発の山崎に七回途中まで4安打無得点に抑えられ、零封負けを喫した。最大7あった貯金をはき出し、3位タイに後退。三浦監督は「粘って取った四球もあった。得点に結びつけられなかった」と淡々と振り返った。1点を追う七回は1死から2四球で好機をつかんだが、梶原が空振り三振。代打攻勢で出た松尾が四球を選んで2死満塁としたが、戸柱が三邪飛に倒れた。六回には左翼線に安打を放った佐野が二塁を狙って憤死し、八回には代走の三森が二盗を阻まれた。山崎には今季3戦3敗。2023年から7連敗を喫し、通算3勝13敗となった。三浦監督は「まだ対戦する機会がある。これで終わりじゃない」と巻き返しを誓った。

◆巨人の守護神・マルティネス投手が4-0の九回1死一、二塁から登板し、2者連続三振で25セーブを挙げた。イニング途中からの投球にも「ブルペンでしっかり準備はできていた」と胸を張った。NPB歴代単独3位となる開幕から30試合連続無失点とし、田島(中日)がマークした31のセ・リーグ記録に王手。「オフシーズンのキューバでもそうですし、春季キャンプでもシーズンを戦い抜けるトレーニングをできたことが、今につながっている」とうなずいた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
38312 0.551
(↓0.008)
-
(-)
72239
(+3)
165
(+4)
39
(-)
61
(-)
0.243
(-)
2.080
(↓0.02)
2
(2↑)
巨人
35352 0.500
(↑0.007)
3.5
(↑1)
71208
(+4)
220
(-)
44
(-)
31
(-)
0.240
(↑0.001
2.730
(↑0.04)
3
(1↓)
DeNA
33333 0.500
(↓0.008)
3.5
(-)
74222
(-)
193
(+4)
38
(-)
37
(-)
0.229
(↓0.001)
2.590
(↓0.02)
3
(1↓)
広島
33332 0.500
(↓0.008)
3.5
(-)
75226
(+2)
212
(+3)
32
(-)
33
(+1)
0.247
(↑0.001)
2.820
(-)
5
(-)
中日
32362 0.471
(↑0.008)
5.5
(↑1)
73168
(+3)
212
(+2)
31
(-)
47
(+2)
0.221
(-)
2.860
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
20433 0.317
(↑0.011)
15
(↑1)
77177
(+4)
275
(+3)
31
(+2)
27
(-)
0.223
(-)
3.700
(↑0.04)