ロッテ(☆6対4★)巨人 =交流戦3回戦(2025.06.24)・ZOZOマリンスタジアム=
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巨人
12000100041201
ロッテ
01203000X61110
勝利投手:サモンズ(3勝1敗0S)
(セーブ:中森 俊介(2勝2敗4S))
敗戦投手:西舘 勇陽(2勝1敗0S)

本塁打
【巨人】坂本 勇人(1号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは2点を追う3回裏、西川の適時三塁打で試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた5回には、池田と岡の連続適時打で3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・サモンズが5回3失点と試合をつくり今季3勝目。敗れた巨人は、先発・西舘が乱調だった。なお、この試合で巨人・坂本が交流戦歴代最多の通算338安打を記録した。

◆巨人のスタメンが発表され、2番DHに坂本勇人内野手(36)が座った。交流戦ではここまで通算335本の安打をマーク。最終戦を前に、歴代1位の西武栗山巧の最多337本にあと2本と迫っている。先発マウンドは西舘勇陽投手(23)。11日ソフトバンク戦で今季初先発&初勝利を挙げると、18日の日本ハム戦でも7回1失点の好投で2連勝中。交流戦負けなしの3連勝なるか。

◆2番DHに入った坂本勇人内野手(36)が先制の今季1号ソロを放った。1回1死でロッテ先発サモンズのストレートを捉え、センター席へ。今季89打席目での一発に「一振りで仕留めることができてよかったです」とコメントした。18年連続弾にもなった。交流戦では通算336本目の安打。今季の最終戦で飛び出した一発で、歴代1位の西武栗山巧の最多337本にあと1本と迫った。坂本は10日のソフトバンク戦で2軍再調整から約1カ月ぶりに1軍に復帰。試合前まで打率1割7分3厘、7打点だった。

◆巨人坂本勇人内野手(36)が、先制の今季1号ソロを放った。0-0の1回1死、ロッテ・サモンズの速球をセンター左へと運んだ。今季89打席目での1発に、X(旧ツイッター)では「坂本ホームラン」、「坂本さん」、「勇人さん」、「#坂本勇人」など、坂本関連のワードが次々とトレンド入りし、注目度の高さを示した。「まってたよー」、「待望の...」、「坂本が打つだけで感動するわ」、「最高や!」、「この瞬間がついに来た」など、ファンが歓喜する声が上がった。坂本にとって、交流戦では通算336本目の安打をマーク。歴代1位の西武栗山巧の最多337本にあと1本に迫った。

◆元女子バレーボール日本代表の狩野舞子さんが始球式で見事なノーバウンド投球を披露した。マウンドに立った狩野さんの投げた球はノーバウンドで捕手を務めたロッテ元監督伊東勤氏のミットに収まった。狩野さんは「始球式は何回かあるんですけど、ZOZOマリンでは今回が初めてで、独特の緊張感があって今日は思ったような球は投げられませんでした。点数を付けるとしたら、一応ノーバンでいけたので70点くらいですかね!」と振り返った。本来は3日の巨人戦で始球式をする予定だったが試合が雨天中止に。リベンジ登板となった。

◆巨人坂本勇人内野手(36)が今季初の猛打賞で、交流戦最多安打記録を樹立した。「日本生命セ・パ交流戦」ロッテ戦で、「2番DH」に座ると初回から気を吐いた。「練習も良かった。良い感じで入れた」と1回1死でロッテ先発サモンズから先制ソロ。甘く入ってきた146キロ直球を見逃さずに振り抜き、強い打球がぐんぐんと伸びて左中間スタンドへ。第1号アーチはプロ2年目の08年から続く18年連続弾となり、巨人では長嶋茂雄の17年を超える歴代単独4位となった。プロ19年目を迎えた今季は、開幕から11試合に出場して打率1割2分9厘と不調が続いた。2度の2軍降格と昇格を経験し、再昇格後の6月10日からは1軍で連続出場。試行錯誤しながら改善を続けた末、今季89打席目で生まれた初本塁打だった。「一振りで仕留めることができてよかった」と"長嶋超え"で好感触を得ると、5回には左二塁打、9回には右前打。交流戦通算安打を338本に伸ばし、西武栗山の337本を抜いて最多記録とした。「ずっと積み上げてきた。素直にうれしい」。通算猛打賞は191度目で、歴代2位の川上哲治(巨人)が記録した194にあと3に迫った。もがいてきた前半戦。チームが逆転負けで交流戦を終えた中、ついに出た一発。「シーズンは長い。貢献できてなかったので、できるようになっていければ」。プロ野球史を彩る偉業が、リーグ再開からの巻き返しへ向けた一筋の救いとなった。【阿部健吾】坂本が1回に今季初本塁打。今季89打席目での初アーチとなったが、シーズン1号としては15年125打席目、18年103打席目に次いで自身3番目に遅い1号だった。これで08年から18年続けて本塁打。巨人で18年以上連続本塁打は、59~80年王の22年、63~81年柴田、01~19年阿部の各19年に次ぎ4人目。58~74年長嶋の17年を上回った。この日は3安打。マルチ安打は今季4度目で通算671度となり、歴代9位の川上(巨人)に並んだ。また、交流戦では通算338安打で、栗山(西武)の337安打を抜く新記録。

◆ロッテが巨人に逆転勝ちし、同一カード3連勝を決めた。これで交流戦の全日程が終了し、交流戦の個人タイトルが確定した。■首位打者 ソフトバンク柳町達外野手(28) 打率3割9分7厘■最多安打 中日岡林勇希外野手(23) 28安打■本塁打 阪神佐藤輝明外野手(26) 6本■打点 広島サンドロ・ファビアン外野手(27) 15打点■盗塁 阪神近本光司外野手(30) 8盗塁■最優秀防御率 ソフトバンク大関友久投手(27)、ソフトバンク・リバン・モイネロ投手(29) ともに防御率0・78■最多勝 日本ハム加藤貴之投手(33) 3勝■最多奪三振 ソフトバンク・リバン・モイネロ投手(29) 37奪三振■セーブ王 オリックス・アンドレス・マチャド投手(32)、中日松山晋也投手(25) 7セーブ

◆巨人が逆転負けで交流戦最終戦に敗れ、節目で借金生活に突入した。交流戦は6勝11敗1分け、今季は34勝35敗2分けとなった。打線は初回に2番DHに入った坂本勇人内野手(36)が、先制の今季1号ソロを放った。18年連続弾となり、巨人では17年連続で並んでいた長嶋茂雄を抜いて単独で歴代4位となった。さらに5回には二塁打、9回にも右前打を放ち、今季初の猛打賞。交流戦通算安打を338本とし、西武栗山巧の337本を抜いて最多記録とした。チームは2回に4本の安打を集めて2点を追加したが、先発の西舘勇陽投手(23)が乱調。3回までに3-3の同点とされると、5回には3点を失って降板となった。交流戦最多タイの3勝目を狙ったが、ロッテ打線に打ち崩された。▽巨人西舘(5回途中6失点で交流戦3連勝ならず)「打たれてるのは構えている所より甘い所。投げきれなかった。(リーグ再開へ)課題をなくして万全の準備をしていきたい」坂本が1回に今季初本塁打。今季89打席目での初アーチとなったが、シーズン1号としては15年125打席目、18年103打席目に次いで自身3番目に遅い1号だった。これで08年から18年続けて本塁打。巨人で18年以上連続本塁打は、59~80年王の22年、63~81年柴田、01~19年阿部の各19年に次ぎ4人目。58~74年長嶋の17年を上回った。この日は3安打。マルチ安打は今季4度目で通算671度となり、歴代9位の川上(巨人)に並んだ。また、交流戦では通算338安打で、栗山(西武)の337安打を抜く新記録。

◆ロッテが巨人に勝利し、交流戦の勝ち越しを決めた。ドラフト1位ルーキー・西川は2回先頭で中前打を放つと、1-3の3回1死一、二塁の場面では右中間へ同点の2点適時三塁打を放った。西川は20日のDeNA戦から4試合連続マルチ安打と好調をキープしている。「毎打席切り替えてっていう風に思って。あんまり上を見すぎずに、常にその打席に集中してやっている結果」と冷静に分析した。先発のサモンズは初回、坂本に先制ソロ本塁打を浴び、2回にも四球や味方の失策が絡んで失点。「先頭打者のフォアボールが痛かった。3回からはしっかりゾーンにボールを集めて自分有利なカウントに持っていくような形で勝負ができた」と手応えを口にした。吉井監督も「2回だけがちょっとフォアボールで引いてしまってうまくいかなかったんですけど、その後はまた立ち上がりの時みたいな感じで、強い球をしっかりストライクゾーンに投げていて良かった」と評価した。9回は中森が登板し1死満塁のピンチを迎えるも最後は併殺に仕留めた。指揮官は「最後3-2からフォークちょっと甘かったっちゃ甘かったんですけども正面を飛ぶのは中森の何か持ってるものがあるのかなと思います」と話した。交流戦は10勝8敗で勝ち越した。吉井監督は「良いこともあったし、悪いこともあったし、でも若い選手達がみんなそれを自分のものにしてくれたので、次につながるんじゃないかと思ってます」とリーグ戦再開後の戦いに期待した。▽ロッテ吉井監督(交流戦を終え、若手選手たちの活躍に)「ようやくみんな自分の居場所みたいな感じでプレーできるようになってきたのかな。これも経験だと思う。またパ・リーグの強いピッチャーと当たるので、はね返すぐらいのプレーを見せてほしい」

◆ロッテが、巨人に逆転勝ちし、交流戦を10勝8敗の4位タイで終えた。3回にドラフト1位ルーキーの西川が同点の2点適時三塁打を放ち、5回に池田が決勝の適時二塁打を放った。今季の交流戦は、パ・リーグが上位6位までを占め、6球団ともに貯金で終了。その一方で、セ・リーグ6球団は貯金がなく、交流戦を終えた。通算ではパ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝、2分け。パ・リーグが20勝も上回って、パの強さを印象づけた。▽ロッテ吉井監督(交流戦を終え、若手選手たちの活躍に)「ようやくみんな自分の居場所みたいな感じでプレーできるようになってきたのかな。これも経験だと思う。またパ・リーグの強いピッチャーと当たるので、はね返すぐらいのプレーを見せてほしい」

◆巨人が、ロッテに逆転負けし、交流戦を6勝11敗1分けの11位で終えた。1回に坂本勇人内野手(36)の今季1号ソロで先制。2回にも丸の適時打などで2点を加えたが、3回にドラフト1位ルーキーの西川に同点の2点適時三塁打、5回には池田に決勝の適時二塁打を許した。交流戦は、17年以来となる球団ワーストタイの6勝で終了。球団ワーストタイの11位に沈み、首位阪神とのゲーム差は4・5ゲームに広がった。阿部監督は「悔しい交流戦になってしまったけど、いいところもたくさんあったんでね。またセ・リーグとの戦いが始まるんで、個々に反省するところはしてね。しっかり気分を入れ替えて、来てほしいなと思います」と話した。この日のロッテ-巨人戦で今季の交流戦が終了。通算ではパ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝、2分けだった。

◆巨人の交流戦最終戦はロッテに逆転負けを喫した。2回までに3点を先制するも先発西舘が4回2/3、6失点と崩れた。交流戦は6勝11敗1分けの11位。阿部慎之助監督(46)は「悔しい交流戦になってしまったけど、いいとこもたくさんあった。(27日から)またセ・リーグとの戦いが始まるので個々に反省するところはして、しっかり気分を入れ替えて、来てほしいなと思います」と話した。▽巨人西舘(5回途中6失点で交流戦3連勝ならず)「打たれてるのは構えている所より甘い所。投げきれなかった。(リーグ再開へ)課題をなくして万全の準備をしていきたい」

◆ロッテのドラフト1位ルーキーの西川史礁外野手が4試合連続マルチ安打を記録した。2回の第1打席で巨人西舘から中前打を放つと、1-3の3回1死一、二塁では右中間を深々と破った。快足を飛ばして、同点の2点適時三塁打とした。「自分のゾーンを作ったところにボールが来たので、それをうまく振り抜くことができた」と、逆転勝利に貢献して笑顔で振り返った。2軍調整中には、サブロー・ヘッドコーチ(当時は2軍監督)の助言でフォームを見直した。「インサイドを攻められる中で、完璧に打とうとしすぎて、逆に外の球が見えなくなっていた。肩が開いて、崩されてしまう」とボールを呼び込む意識を強めている。チームは交流戦を10勝8敗の4位タイで終えた。西川も20日DeNA戦からマルチ安打を続け、良いイメージを継続しているが「課題もありますし、それを毎日試合が終わった後にティー(打撃)でしっかり直して、反省して。そういう日々を毎日送っていきたい」と気を引き締めた。▽ロッテ吉井監督(交流戦を終え、若手選手たちの活躍に)「ようやくみんな自分の居場所みたいな感じでプレーできるようになってきたのかな。これも経験だと思う。またパ・リーグの強いピッチャーと当たるので、はね返すぐらいのプレーを見せてほしい」

◆巨人が、交流戦を球団ワーストの6勝11敗1分けで終え、球団ワーストタイの11位で終えた。本拠地東京ドームで行われた西武、楽天に2勝1敗で勝ち越したが、敵地でのオリックス、ロッテには3タテを喫した。現在、チームは34勝35敗2分けのリーグ4位。首位阪神と4・5ゲーム差で、27日のDeNA戦(東京ドーム)からリーグ戦再開を迎える。リーグ2位タイのDeNA3連戦の後は、7月1日から首位阪神との3連戦(甲子園)、同4日から2位タイの広島との3連戦(東京ドーム)を迎える。現状では、3カード連続で上位球団との対戦で、巨人にとってはリーグ連覇に向け、シーズン前半戦の勝負どころになりそうだ。

◆巨人・坂本勇人内野手(36)が一回、中越えへ先制の1号ソロを放った。「2番・DH」で先発した19年目のベテランは、ロッテの左腕、サモンズの直球を中堅左へ運んだ。中堅から本塁方向に風速2メートルの逆風を切り裂いた。交流戦通算安打数を336に伸ばし、歴代1位の栗山巧(西武)の337安打まで残り1本に迫った。今季89打席目で待望の初本塁打となった。坂本はまた、複数安打の通算回数でも球団歴代3位の川上哲治の671(NPB歴代9位)にあと「1」に迫っている。

◆セ・リーグ連覇、日本一を目指す巨人にとっては、苦しい3週間となった。2023年は優勝したDeNAと同じ11勝7敗、昨季も8勝9敗1分けで7位だった交流戦。今季は勝ち越しが2カードのみ(試合前の時点で6勝1分10敗)と厳しい結果に終わった。交流戦開幕1カ月前の5月6日の阪神戦(東京ドーム)で、主砲の岡本が一塁守備で走者と交錯し左肘の靱帯(じんたい)を損傷。長期離脱を余儀なくされ、4番不在のまま交流戦を迎えた。パワーピッチングを得意とする好投手が多いパ・リーグを相手に、岡本の穴は大きかった。主砲不在の打線を支える存在として期待された新外国人のキャベッジの不調も、交流戦期間と重なった。打順を落とし、先発メンバーから外れる機会が増えた。打順を試行錯誤しながらも得点力を欠く打線に、阿部監督が「みんな得点圏打率が良いわけではない中でも良い子を中軸に置いているけど、なかなかうまくいかない」とこぼしたときもあった。苦しい戦いの中で、光も射した。打撃不振のため2軍で調整していた坂本が10日から1軍に復帰。交流戦最終戦のこの日も第1打席で今季1号を放つなど、攻守で存在感を発揮した。泉口、増田陸ら若手も成長の跡を示し、昨季同様勝負の終盤戦へチームとしての前進を見せた。二回には丸の適時打などで2点を追加。27日からのリーグ戦再開に向けて弾みをつけたいところだ。

◆ロッテのドラフト1位、西川史礁外野手(22)=青学大=が1-3の三回1死一、二塁から試合をタイに戻す右中間2点三塁打を放った。西川は第1打席でも中前打を放っており、4試合連続のマルチ安打を記録した。22日のDeNA戦(横浜)で4安打をマークするなど、目下絶好調の西川。二回に先頭打者で打席に立つと2球目のスライダーを中前打。岡の左前打と暴投で三塁まで進み、友杉の二ゴロの間に1点を返すホームを踏んだ。三回には一、二塁の好機に甘く入った3球目のカットボールを右中間へ弾き返し2者を返した。「打ったのはカットボールです。大きくなりすぎず、次に繋ぐ気持ちと、低めのボール球の見極め、そこだけしっかり意識して浮いてきた球だけ行きました。追いつくことができて良かったです」とコメントした。これで20日のDeNA戦から4試合連続で複数安打をマークするなど好調モードだ。相手先発の西舘は東都大学リーグでも対戦経験があり、2023年秋には中大のエースだった西舘から本塁打を放っている。「大学時代は嫌な投手の一人でもありましたし、スライダーも真っすぐもいい。なかなか打ち崩すことは難しい」と謙遜していたが、ここまでは西川に軍配が上がっている。

◆巨人・坂本勇人内野手(36)が交流戦通算安打で歴代トップに並んだ。「2番・DH」で先発し、一回にサモンズから左中間へ先制の1号ソロ。五回の第3打席には左翼へ二塁打を放ち、歴代1位の栗山巧(西武)に並ぶ交流戦通算337本目の安打をマークした。また、複数安打の通算回数でも球団歴代3位の川上哲治の671(NPB歴代9位)に並んだ。

◆巨人・西舘勇陽投手(23)が先発。五回途中9安打6失点、98球で降板した。交流戦は1位ソフトバンク、2位日本ハム戦に先発し2連勝をマークした右腕だったが、加藤貴(日本ハム)に並ぶ最多3勝目を挙げることはできなかった。2試合の先発では岸田が先発マスクを被ったが、この日は甲斐とのバッテリー。直球の最速は153キロを計測したが、四回以外は毎回走者を背負う苦しい投球で、最後は同点の五回に3点を勝ち越されノックアウトされた。

◆巨人・坂本勇人内野手(36)が交流戦通算安打で歴代単独トップに浮上した。4-6で迎えた九回1死一塁での第5打席、中森から鮮やかな右前打を放ち、今季初の3安打をマーク。猛打賞は通算191度目となった。交流戦通算338安打とし、歴代1位で並んでいた栗山巧(西武)を抜き去った。交流戦最終戦となったこの日は「2番・DH」で先発し、一回にサモンズから左中間へ先制の1号ソロ。五回の第3打席には左翼へ二塁打を放っていた。複数安打の通算回数でも球団歴代3位の川上哲治の671(NPB歴代9位)に並んだ。

◆セ・リーグ4位の巨人は逆転負けを喫し、再び借金生活に突入した。交流戦はロッテに3戦全敗を喫し、2015年以来10年ぶり、球団ワーストタイの11位(6勝1分11敗)で全日程を終えた。二回までに3得点。しかし、先発の西舘が五回途中6失点ノックアウトされた。坂本が今季1号を含む3安打を放ち、交流戦通算338安打で歴代単独トップに浮上するなど奮闘したが...。2点を追う九回1死満塁で吉川が二ゴロ併殺打に終わり、あと一歩及ばなかった。

◆ロッテが逆転勝ちを飾った。ロッテは3点を追う二回、西川史礁外野手の安打を足掛かりに1点を返し、三回には西川の2点三塁打で同点追いついた。さらに五回に池田来翔内野手、岡大海外野手の連続適時二塁打で3点を勝ち越した。

◆巨人・丸佳浩外野手(36)が二回に右前適時打、六回は左前適時打を放ち2安打をマークした。いずれもファーストストライクを振り抜き「どちらも甘い球だったけど、それをしっかり一振りでヒットコースに飛ばせたことはよかった」とうなずいた。頼れるベテランは「きょうは負けてしまったけど、どんどん早い回からああいうふうに点を取れるように、またやっていきたい」と誓った。

◆初の中5日で先発した巨人・西舘勇陽投手(23)は最速153キロを計測したが、五回途中6失点で今季初黒星を喫した。加藤貴(日本ハム)に並ぶ交流戦最多の3勝目を挙げることはできず。「打たれているのは甘いところ。援護を守り救援陣に託したかったが、最少失点ではなく大量失点になってしまった」と反省した。

◆巨人・坂本勇人内野手(36)が24日、「日本生命セ・パ交流戦」の最終戦となったロッテ戦(ZOZOマリン)の一回に今季1号ソロ。入団2年目の2008年から18年連続本塁打とし、長嶋茂雄を抜いて球団歴代単独4位となった。今季初の3安打で交流戦通算338安打とし、西武・栗山巧を抜いて歴代1位。チームは4-6で敗れ、交流戦を6勝11敗1分けの11位で終えたが、頼れるベテランの調子が上向いてきた。今の坂本は逆風にも負けない。一回1死、直球を捉えた打球は左中間席に飛び込んだ。涼しい表情で走る姿が、復活の手応えを感じさせた。「この前の試合からいい感じだった。(この日も)練習、第1打席から。(打撃を)変えてよくなったり、明らかにいい感覚はあります。これを継続するのが難しい」中堅から本塁方向へ吹いた風速2メートルの逆風をものともせず、今季89打席目で待望の今季1号。プロ2年目の2008年から18年連続本塁打とし、球団では長嶋茂雄の17年を超えて単独4位に浮上した。この日は長嶋さんが逝去した今月3日に雨天中止となった一戦の振り替え。生前に「お前はいつまでもジャイアンツのリーダーでいなきゃいけない」と言ってくれた大先輩の数字を超えた。五回に左越え二塁打、九回に右前打を放ち、今季初の猛打賞。交流戦通算338安打は西武・栗山巧を超えて歴代単独トップとなり、通算671度目の複数安打は巨人・川上哲治に並ぶ歴代9位。同11位の広島・石井琢朗に並ぶ通算2432安打と記録ラッシュに「(交流戦の安打数は)積み上げてきたものだったので素直にうれしい」とうなずいた。不振で川崎市のジャイアンツ球場で個別調整していた5月14日には青森・光星学院高(現八戸学院光星高)時代の恩師で、現在は茨城・明秀学園日立高を率いる金沢成奉監督(58)の訪問を受けた。「打撃はやっぱり下半身。血へどを吐くぐらい練習するんや」と励まされ、ウエートトレーニングと打ち込みで肉体を改造。苦しんだ春とは、体も感覚も違う。坂本の奮闘も実らず、チームは6勝11敗1分けで2015年以来となる球団ワーストタイの11位で交流戦を終えた。27日からのリーグ戦再開に向け、阿部監督は「悔しい交流戦になっちゃった。個々に反省するところはして、気分を入れ替えてほしい」とナインに呼び掛けた。(谷川直之)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1251 0.706
(-)
-
(-)
079
(-)
42
(-)
10
(-)
10
(-)
0.256
(-)
2.200
(-)
2
(-)
日本ハム
1170 0.611
(-)
1.5
(-)
064
(-)
50
(-)
15
(-)
10
(-)
0.261
(-)
2.640
(-)
3
(1↓)
ORIX
1170 0.611
(-)
1.5
(-)
068
(-)
64
(-)
7
(-)
8
(-)
0.262
(-)
3.350
(-)
4
(-)
西武
1080 0.556
(-)
2.5
(-)
040
(-)
44
(-)
3
(-)
10
(-)
0.239
(-)
2.260
(-)
5
(-)
ロッテ
1080 0.556
(↑0.027)
2.5
(↑0.5)
061
(+6)
68
(+4)
11
(-)
12
(-)
0.243
(↑0.004
3.640
(↑0.1)
6
(1↓)
楽天
981 0.529
(-)
3
(-)
051
(-)
58
(-)
6
(-)
13
(-)
0.249
(-)
2.620
(-)
7
(-)
広島
990 0.500
(-)
3.5
(-)
074
(-)
75
(-)
11
(-)
17
(-)
0.265
(-)
3.940
(-)
8
(-)
阪神
8100 0.444
(-)
4.5
(-)
058
(-)
40
(-)
12
(-)
19
(-)
0.246
(-)
1.990
(-)
9
(1↓)
中日
8100 0.444
(-)
4.5
(-)
046
(-)
58
(-)
8
(-)
19
(-)
0.233
(-)
3.210
(-)
10
(-)
DeNA
7110 0.389
(-)
5.5
(-)
053
(-)
59
(-)
13
(-)
10
(-)
0.205
(-)
3.270
(-)
11
(-)
巨人
6111 0.353
(↓0.022)
6
(↓0.5)
042
(+4)
57
(+6)
7
(+1)
8
(-)
0.227
(↑0.007
2.940
(↓0.13)
12
(-)
ヤクルト
5121 0.294
(-)
7
(-)
053
(-)
74
(-)
10
(-)
12
(-)
0.229
(-)
3.910
(-)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
38302 0.559
(-)
-
(-)
73236
(-)
161
(-)
39
(-)
61
(-)
0.243
(-)
2.060
(-)
2
(-)
DeNA
33323 0.508
(-)
3.5
(-)
75222
(-)
189
(-)
38
(-)
37
(-)
0.230
(-)
2.570
(-)
2
(-)
広島
33322 0.508
(-)
3.5
(-)
76224
(-)
209
(-)
32
(-)
32
(-)
0.246
(-)
2.820
(-)
4
(-)
巨人
34352 0.493
(↓0.007)
4.5
(↓0.5)
72204
(+4)
220
(+6)
44
(+1)
31
(-)
0.239
(↑0.001
2.770
(↓0.04)
5
(-)
中日
31362 0.463
(-)
6.5
(-)
74165
(-)
210
(-)
31
(-)
45
(-)
0.221
(-)
2.870
(-)
6
(-)
ヤクルト
19433 0.306
(-)
16
(-)
78173
(-)
272
(-)
29
(-)
27
(-)
0.223
(-)
3.740
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
40272 0.597
(-)
-
(-)
74239
(-)
186
(-)
63
(-)
36
(-)
0.237
(-)
2.330
(-)
2
(-)
ORIX
36283 0.563
(-)
2.5
(-)
76238
(-)
239
(-)
42
(-)
32
(-)
0.262
(-)
3.280
(-)
3
(-)
ソフトバンク
36293 0.554
(-)
3
(-)
75255
(-)
201
(-)
40
(-)
44
(-)
0.247
(-)
2.620
(-)
4
(-)
西武
37310 0.544
(-)
3.5
(-)
75186
(-)
174
(-)
27
(-)
45
(-)
0.238
(-)
2.390
(-)
5
(-)
楽天
32342 0.485
(-)
7.5
(-)
75185
(-)
210
(-)
25
(-)
67
(-)
0.240
(-)
2.830
(-)
6
(-)
ロッテ
27390 0.409
(↑0.009)
12.5
(↑0.5)
77184
(+6)
240
(+4)
36
(-)
28
(-)
0.222
(↑0.002
3.430
(↑0.03)