中日(☆3対2★)広島 =リーグ戦9回戦(2025.06.27)・バンテリンドーム=
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広島
01100000021210
中日
10200000X3800
勝利投手:大野 雄大(3勝3敗0S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗28S))
敗戦投手:森下 暢仁(5勝7敗0S)
  DAZN
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◆中日は1-2で迎えた3回裏、2死一二塁からボスラーの安打に相手失策が絡み同点とする。なおも続く好機で佐藤が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・大野が5回2失点で今季3勝目。敗れた広島は、打線が相手を上回る12安打を放つも、つながりを欠いた。

◆5位中日は3ゲーム差の2位広島と本拠地3連戦でリーグ戦を再開する。1番上林誠知外野手(29)2番村松開人内野手(24)3番岡林勇希外野手(23)と左3人を並べてきた。先発は大野雄大投手(36)。前日26日には「みんな打っているイメージ。1番から8番から気が抜けない打線。モンテロ選手とは(公式戦では)初めて。勝負強いバッティングのイメージ」とモンテロを警戒した。

◆西武からトレードで加入した佐藤龍世内野手(28)が3回に移籍後初適時打を放った。同点に追いついた直後の3回2死一、二塁。フルカウントから広島森下の149キロ直球を右前に運ぶ勝ち越し適時打。一塁ベース上で両手をバンバンとたたき喜びを爆発させた。「(緊張して)記憶にないです」とコメントした。打点は移籍初戦の17日オリックス戦、第1打席での犠飛以来。7試合連続で三塁のスタメンで出場中。2回の第1打席でも中前安打を放ち今季初マルチ安打。5回には四球を選び井上一樹監督(53)も評価する選球眼のよさを見せた。勝負強い打撃で三塁の定位置を奪う勢いだ。

◆中日が広島に競り勝ち、借金4とした。先発大野雄大投手(36)は2回以降毎回走者許す苦しい投球も5回8安打2失点で踏ん張り今季3勝目を挙げた。「重いゲームにしてしまったが、野手がよく守ってくれた」と野手陣に感謝した。リリーフ陣が1点差を守り、最後は守護神松山晋也投手(24)が締め両リーグトップの28セーブ目を挙げた。打線は1回無死一塁から2番村松開人内野手(24)がバスターエンドランを決め無死一、三塁。3番岡林勇希外野手(23)の二ゴロの間に先制点を奪った。1点追う3回は敵失で同点に追いつき、なおも2死一、二塁から佐藤龍世内野手(28)が右前へ勝ち越しとなる移籍後初適時打を放った。リーグ戦再開前日の26日、井上一樹監督(53)が球宴までの7カード20試合でカード勝ち越しすれば臨時ボーナスを出すとナインに伝えていたが、初戦からさっそく効果を発揮し、1本目のニンジンに王手をかけた。

◆広島森下暢仁投手(27)が今季最短の5回で降板した。初回からつかまった。上林と村松に連打を許し、一、三塁とされた後、岡林の二ゴロの間に先制を許した。わずか6球での失点だった。2回2死二塁から菊池涼介内野手(35)が中前タイムリー。3回には1死満塁から、エレフリス・モンテロ内野手(26)が左犠飛を放ち、2-1と勝ち越しに成功した。しかし、森下は3回2死走者なしから、味方失策と佐藤のタイムリーで2点を失い、2-3とひっくり返された。中日戦は5月2日(マツダスタジアム)の登板以来。前回は6回4失点で黒星がついた。それだけに、練習日には「前回やられているので、やり返したい」とリベンジを誓っていた。毎回、走者を出しながらも粘りの投球を見せたが、5回109球を投げ、8安打1三振3失点(自責点2)で降板。今季6勝目を挙げられなかった。

◆広島先発の森下暢仁投手(27)が今季最短5回8安打3失点(自責2)で降板し、リーグワーストタイの7敗目を喫した。初回、上林と村松の連打で無死一、三塁とし、岡林の二ゴロの間に先制を許した。2回2死二塁から菊池涼介内野手(35)が中前タイムリー。3回1死満塁からエレフリス・モンテロ内野手(26)が左犠飛を放ち、2-1と勝ち越しに成功。しかし、3回裏、味方失策と佐藤の適時打で2点を失い、2-3と逆転された。

◆中日が1点差で広島を振り切り連勝。借金は4となった。先発大野雄大投手(36)は5回2失点で3勝目。6回からリリーフ陣が「0」を並べた。打っては3回に佐藤龍世内野手(28)が決勝打となる右前適時打を放った。

◆西武から移籍した中日佐藤龍世内野手(28)が西武からの移籍後初タイムリーとなる決勝打を放ち、リーグ再開初戦を白星に導いた。同点に追いついた直後の3回2死一、二塁。フルカウントから広島森下の149キロ直球を右前に運ぶ勝ち越し適時打。一塁ベース上で両手をバンバンとたたき喜びを爆発させた。「気持ちよかった。あそこで追加点がほしかったので」。打点は移籍初戦の17日オリックス戦、第1打席での犠飛以来21打席ぶりだった。初のお立ち台は「熱烈さに圧倒されて、ちょっと緊張した」と竜党の迫力に驚いた。移籍後7試合連続で三塁のスタメンで出場。ここから対戦経験がほぼないセ・リーグの投手が相手となる。「いろいろな人に聞いて頼っていきたい」と話した。交流戦終了後、"連休"を井上監督から与えられた。引っ越しもままならない状態で1軍の試合に出続け、疲労感もピークに達していた。休日翌日の24日は自主練習だった。「練習しますって言ったんですけど、『無理したら逆に怒るぞ』と言われて、ありがたいなと...」と体を休めた。井上監督は「これからもドラゴンズの一員として働いてくれると信じている」と期待する。寝坊のペナルティーで西武では出遅れたが、心機一転、三塁の定位置を奪う勢いだ。佐藤は「結果を出してこそ溶け込める。結果を出さないと『何しに来たん?』ってなる。結果にこだわって頑張りたい」。借金は4。2位まで混戦の中、その必死な姿勢がチームに大きなプラスをもたらしている。【石橋隆雄】

◆広島は中日に敗れ、リーグ戦再開初戦は黒星となった。先発した森下暢仁投手(27)は5回を投げ、3失点(自責2)で今季7敗目を喫した。森下は一回に無死一、三塁とピンチを招き、岡林の二ゴロの間に失点。2|1の三回にも2失点で逆転を許した。打線は1点を追う二回に2死二塁から菊池が中前へ同点打。三回には1死満塁からモンテロ(前ロッキーズ)の左犠飛で一時勝ち越したが、それ以上の追加点は奪えなかった。

◆中日が競り勝った。1―2の三回、内野安打に悪送球が絡んで追い付き、佐藤の適時打で勝ち越し。大野は5回8安打2失点と粘り、今季3勝目。救援4投手は無失点でつなぎ、松山が28セーブ目。広島は12安打2得点と拙攻が響いた。

◆広島は中日に敗れ、リーグ戦再開初戦は黒星となった。先発した森下暢仁投手(27)は5回を投げ、3失点(自責2)で今季7敗目。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
38312 0.551
(↓0.008)
-
(-)
72239
(+3)
165
(+4)
39
(-)
61
(-)
0.243
(-)
2.080
(↓0.02)
2
(2↑)
巨人
35352 0.500
(↑0.007)
3.5
(↑1)
71208
(+4)
220
(-)
44
(-)
31
(-)
0.240
(↑0.001)
2.730
(↑0.04)
3
(1↓)
DeNA
33333 0.500
(↓0.008)
3.5
(-)
74222
(-)
193
(+4)
38
(-)
37
(-)
0.229
(↓0.001)
2.590
(↓0.02)
3
(1↓)
広島
33332 0.500
(↓0.008)
3.5
(-)
75226
(+2)
212
(+3)
32
(-)
33
(+1)
0.247
(↑0.001
2.820
(-)
5
(-)
中日
32362 0.471
(↑0.008)
5.5
(↑1)
73168
(+3)
212
(+2)
31
(-)
47
(+2)
0.221
(-)
2.860
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
20433 0.317
(↑0.011)
15
(↑1)
77177
(+4)
275
(+3)
31
(+2)
27
(-)
0.223
(-)
3.700
(↑0.04)