巨人(★0対5☆)西武 =交流戦3回戦(2025.06.22)・東京ドーム=
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西武
02100100151400
巨人
0000000000720
勝利投手:武内 夏暉(3勝2敗0S)
敗戦投手:戸郷 翔征(2勝6敗0S)
  DAZN
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◆投打のかみ合った西武が快勝。西武は2回表、武内と西川の犠飛で先制する。続く3回に源田の適時打、6回に滝澤の適時打が飛び出すなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・武内が6回無失点の好投で今季3勝目。敗れた巨人は、打線が7安打で無得点とつながりを欠いた。

◆西武は近年巨人と相性が悪く、特に東京ドームの巨人戦は18年○●●、21年△●△、23年●●●、25年●●。最後の白星は菊池雄星が白星を挙げた18年6月8日が最後で、同9日から2分けを挟んで8連敗中だ。西武が交流戦期間中にセ・リーグ本拠地で9連敗すれば、12~18年に9連敗のマツダスタジアム以来の記録となるが、巨人最終戦で白星を挙げて連敗から抜け出せるか。

◆巨人が今季の交流戦初となる同一カード3連勝をかけて、西武との第3戦に臨む。前日21日の同戦はヤングGが躍動した。2点ビハインドの7回1死一、二塁のチャンスで岡田悠希外野手(25)が左中間を破る2点適時打を放ち同点。なお2死一、三塁で代打・増田陸内野手(25)が値千金の勝ち越し3ランを左翼席にたたき込み、逆転勝利を飾った。試合後、阿部慎之助監督(46)は継投の難しさを再認識した。西武は7回にそれまで6回無失点と好投していた与座から甲斐野にスイッチ。西武にとってはこの継投が裏目となり、阿部監督は「やっぱりピッチャーの交代ってうちは逆転できましたけど。それまで与座投手を全然打てなかったので、改めて継投の難しさっていうのは改めて敵ですけど、勉強になりましたね」と話した。勝負の第3戦に向けては「もう全員で総力戦で、なんとか勝ちたいと思います」と意気込んだ。

◆巨人戸郷翔征投手(25)が交流戦ラスト登板を白星で締める。22日西武戦(東京ドーム)に先発。「前回あまりいいピッチングができなかったので、最後の締めぐらいはいいピッチングをして良かったなという思いで終わりたいなと思います」と気を引き締めた。悔しさをバネに調整を進めてきた。前回登板の15日オリックス戦(京セラドーム大阪)は5回5失点で今季5敗目。「カウント別の球種、打たれた球種だったり、コースだったりを見直してストライクカウントで先行している場面で打たれることが多かった。そこの修正と、精度のアップを意識して取り組んできました」と修正を図った。西武とは23、24年に過去2度対戦し、いずれも白星を挙げている。昨季のパ・リーグ新人王西武武内との投げ合いとなり、ロースコアの展開も予想されるが「粘りながらやってくるチームなので、ピンチになってもなるべく粘って僕らはやっていかないといけないですし。1点の重要性を大事にしたい」と力を込めた。

◆巨人大城卓三捕手(32)が「6番捕手」でスタメンマスクをかぶる。今季はここまで30試合に出場し、打率1割5分3厘、3本塁打、7打点。19日の日本ハム戦(東京ドーム)では9回に右翼への今季3号ソロを放っていた。また、前日はスタメンを外れていた坂本勇人内野手(36)、増田陸内野手(25)、トレイ・キャベッジ外野手(28)もそろってスタメンに名を連ねた。先発マウンドには戸郷翔征投手(25)が上がる。今季は10試合に登板して2勝5敗、防御率5・22。前回登板の15日オリックス戦(京セラドーム大阪)は5回5失点で今季5敗目を喫しただけに「(交流戦の)最後の締めくらいは、いいピッチングをして良かったなという思いで終わりたいなと思います」と話していた。

◆西武の先発武内夏暉投手(23)が渾身(こんしん)のフルスイングで右犠飛を放ち、プロ初打点を挙げて貴重な先制点をもたらした。0-0の2回、先頭の源田が右翼線へ二塁打、炭谷が四球、仲田が中前打で無死満塁と好機を拡大すると、投手の武内に打席が回ってきた。初球から巨人先発戸郷の直球をフルスイングで空振り。打つ気持ちを前面に出した武内のたたずまいに場内からはどよめきが起こった。続く2球目148キロ直球もフルスイング。捉えた打球は右方向へ高々と上がり、もう少しで本塁打かという当たりに。犠飛には十分な深さの右犠飛となり、三走源田が生還。プロ通算5打席目でプロ初打点をマークし、自らのバットで先制点を生み出した。Xでは「スイングめちゃ良い」「強打者のスイング」「フォロースルーが大谷翔平」「十分すぎる」といった声が寄せられた。

◆交流戦最後のすしレースが行われた。巨人の公式マスコットガール「ヴィーナス」と西武の公式パフォーマンスチーム「BLUE LEGENDS」からエントリーされた5人がレースに臨んだ。レースはアナゴの完勝だった。2位のマグロに約2貫差をつけるロケットスタート。レース終盤になってもペースを落とすことなく、ぶっちぎりの1位でゴールテープをきった。2着は7貫差でタマゴ、3着エビ、4着マグロ、5着コハダの順で入線した。アナゴは今カード2勝目で、通算でも14勝目。他の4貫を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っている。通算成績はアナゴが14勝、エビ7勝(白エビ1勝を含む)、マグロ6勝、タマゴ4勝、コハダ3勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。

◆巨人戸郷翔征投手(25)が5回6安打3失点で無念の降板となった。初回から不安定な投球が続いた。先頭西川にいきなり死球を与えると、続く滝沢の犠打を処理した大城卓三捕手(32)が悪送球。無死一、二塁のピンチを招くも、後続を打ち取りなんとか無失点で切り抜けた。だが、2回に無死満塁から武内、西川の連続犠飛で2点を失うと、続く3回には1死二、三塁から源田に投手強襲の適時内野安打を浴びて、追加点を許した。登板最終回の5回も、無失点だったものの、安打と四球で無死一、二塁のピンチをつくった。杉内俊哉投手チーフコーチ(44)は「立ち上がりから制球がアバウト。狙った所に投げ切れていない印象」とコメントした。戸郷は、前回登板の15日オリックス戦(京セラドーム大阪)で5回5失点で今季5敗目を喫していた。この日の登板前日には「前回あまりいいピッチングができなかったので、最後の締めぐらいはいいピッチングをして良かったなという思いで終わりたいなと思います」と話していたが、悔しい結果に終わった。

◆西武が18年6月8日以来7年ぶりに敵地東京ドームでの巨人戦に勝利し、同一カード3連敗を阻止した。交流戦は10勝8敗と勝ち越しで終えた。先発武内夏暉投手(23)が投打で活躍した。0-0の2回無死満塁、巨人戸郷の2球目148キロ直球を捉えて右犠飛を放ち、プロ初打点となる先制点をもたらした。後続も続いて2回に2得点。3回には源田、6回には滝沢に適時打が飛び出し、6回までに4点リード。最終回にも1点を追加し、5月28日楽天戦(ベルーナドーム)以来となる5得点目を挙げた。武内は序盤は制球に苦しむも、4回以降に出した走者は死球による1人のみと尻上がりの投球。ツーシームなど多彩な変化球を武器に打たせて取る投球で、6回4安打無失点で3勝目をつかんだ。7回には、2番手エマニュエル・ラミレス投手(30)が2死一塁から連続四球で1発出れば同点の2死満塁を招いたが、泉口を2球目スプリットで投ゴロに仕留めた。この日は先発と中継ぎ陣の無失点リレーでリードを守り抜いた。

◆巨人が今季7度目の完封負けで3連戦最終戦を落とし、貯金を失って4位に転落した。カード2連勝で交流戦4カードぶりの勝ち越しを決めていたが、3連勝はならなかった。先発戸郷翔征投手(25)が初回の初球で西武1番西川にいきなり死球を与える展開。無死一、二塁のピンチは無失点で切り抜けたが、2回に無死満塁から連続犠打で2点を奪われた。3回にも3連打で追加点を許し、5回6安打3失点で無念の降板。エースが2試合続けて試合をつくれずに、チームも黒星となった。打線は西武先発武内から初回に1番丸佳浩外野手(36)の右前打、2番坂本勇人内野手(36)の左前打で無死一、二塁をつくったが、続く泉口友汰内野手(26)の右飛でタッチアップを試みた丸が三塁でタッチアウト。好機を逃すと、その後はテンポ良い投球に打開点を見いだせずに本塁が遠かった。巨人阿部慎之助監督(46)は試合後の会見に姿を見せず。広報担当者から「『今日はお話できることはありません』とのことです」と集まった報道陣にアナウンスした。阿部監督が試合後の会見を回避したのは今季3度目となった。

◆巨人戸郷翔征投手(25)が5回6安打3失点で今季6敗目を喫した。初回から不安定な投球が続いた。先頭西川にいきなり死球を与えると、続く滝沢の犠打を処理した大城卓三捕手(32)が悪送球。無死一、二塁のピンチを招くも、後続を打ち取りなんとか無失点で切り抜けた。だが、2回に無死満塁から武内、西川の連続犠飛で2点を失うと、続く3回には1死二、三塁から源田に投手強襲の適時内野安打を浴びて、追加点を許した。杉内俊哉投手チーフコーチ(44)は試合後「(戸郷と降板後に)話はしました。まあ1回抹消を考えてますので、抹消してって感じですね」と戸郷の2軍再調整を明言した。続けて「元々(7月1日~3日の)甲子園で投げる予定だったんですけど、そこは違うピッチャーでやりくりしていこうかなと思ってます」と話した。戸郷は開幕からの成績不振で4月12日に登録抹消となった。2軍で調整を図り、5月5日に1軍登録。その後は1軍で登板を重ねていたが、今季2度目の2軍調整となった。

◆巨人が今季7度目の完封負けを喫し、交流戦初の同一カード3連勝とはならなかった。先発戸郷が5回3失点。打線も初回無死一、二塁で無得点に終わるなど、好機であと1本が出なかった。リーグ戦4位転落となり、阿部監督は今季3度目となる試合後の会見を回避。広報担当者から「『今日はお話できることはありません』とのことです」と、集まった報道陣にアナウンスがあった。

◆西武が18年6月8日以来7年ぶりに敵地東京ドームでの巨人戦に勝利し、同一カード3連敗を阻止した。交流戦は10勝8敗と勝ち越しで終えた。先発武内夏暉投手(23)が投打で活躍した。0-0の2回無死満塁、巨人戸郷の2球目148キロ直球を捉えて右犠飛を放ち、プロ初打点となる先制点をもたらした。西武武内が2回に犠飛でプロ初打点を挙げ、これが勝利打点となった。交流戦でパ・リーグ投手のV打点は05年西口文也(西武)、馬原孝浩(ソフトバンク)、13年大谷翔平(日本ハム)、22年千賀滉大(ソフトバンク)、23、24年山崎福也(23年オリックス、24年日本ハム)に次いで6人目(7度目)。西武では西口以来20年ぶり2人目。

◆西武武内夏暉投手(23)が"主砲"ばりのフルスイングで勝利打点を挙げ、投げては6回4安打無失点で3勝目を挙げた。両チーム無得点の2回無死満塁で「9番投手」の武内に打席が回ってきた。「テレビで見ていた」球界屈指の右腕、巨人戸郷と対戦。豊田投手チーフコーチから好機では積極的に行くよう指示を受け、初球から強振。高校通算0本塁打で打撃に自信はないという187センチ左腕だが、同じ身長でパワフルな打撃で2度の首位打者とMVPに輝いたソフトバンク柳田をほうふつとさせるフルスイングに、場内がどよめいた。狙い球は絞らず、148キロの高め直球を反応で捉えた。もう少しで本塁打という決勝の右犠飛でプロ初打点を挙げ「めっちゃうれしいです」と喜んだ。マウンドでは、4回以降に許した走者は死球による1人のみと尻上がりに調子を上げた。西口監督は「ボールがまとまらずにある程度、散らばったっていうのも良かったんじゃないかな」と笑顔でたたえた。左肘故障で開幕に出遅れた昨季新人王は、この日で3勝目。武内は「コンディション自体は右肩上がり。修正できたことをつなげていきたい」と明るい表情で後半戦を見据えた。【佐瀬百合子】西武武内が2回に犠飛でプロ初打点を挙げ、これが勝利打点となった。交流戦でパ・リーグ投手のV打点は05年西口文也(西武)、馬原孝浩(ソフトバンク)、13年大谷翔平(日本ハム)、22年千賀滉大(ソフトバンク)、23、24年山崎福也(23年オリックス、24年日本ハム)に次いで6人目(7度目)。西武では西口以来20年ぶり2人目。

◆西武・武内夏暉投手(23)が先制犠飛を放った。0-0の二回無死満塁で迎えた第1打席で、戸郷の真っすぐを強振して左打席から右翼まで飛ばした。福岡・八幡南高を経て国学院大を出た23歳は「豊田コーチから『チャンスの場面は積極的にいけ』と言われていたので思いきりいきました。先制点になって良かったです」と振り返った。続く四回先頭の打席では四球で出塁した。

◆巨人・戸郷翔征投手(25)が先発し、5回6安打3失点で降板した。この日は5月13日の広島戦(マツダ)以来、6登板ぶりに大城卓とバッテリーを組んだ。一回、先頭打者にいきなり死球を与えたが、後続を打ち取り無失点。二回無死満塁から2者連続犠飛で先制点を許した。続く三回は3連打で追加点を許した。4四死球を与え、毎回走者を背負う投球となった。今季は2年連続で開幕投手を務めたものの、プロ入り後初の不調による2軍再調整も経験。試合前時点で2勝5敗、防御率5.22だった。

◆巨人・坂本勇人内野手(36)が「2番・三塁」で出場し、第1打席から2打席連続安打を放って通算670度目の1試合複数安打をマーク。複数安打の通算回数で、球団歴代3位の川上哲治の671(NPB歴代9位)にあと「1」に迫った。巨人の複数安打の通算回数1位は王貞治の736(同3位)、2位が長嶋茂雄の694(同6位)。NPBの歴代1位は張本勲(ロッテなど)の855。

◆巨人は今季7度目の零封負けを喫し、連勝が2で止まった。先発の戸郷翔征投手(25)が5回3失点で6敗(2勝)目。阿部慎之助監督(46)は試合後、会見場には姿を見せず、広報を通じて「きょうはお話できることはありません」とコメントした。

◆西武が4投手による無失点リレー。武内は要所を締め、6回を無失点で3勝目を挙げた。打っては、三回までに二つの犠飛と源田の適時打で3点を先行し、その後も滝沢の適時打などで加点した。巨人は投打に精彩を欠いた。

◆先発した巨人・戸郷翔征投手(25)が5回6安打3失点で6敗目を喫し、今季2度目の2軍再調整が決まった。「結果が出ない選手は1軍では投げられない。また一から見つめ直して、やるべきことをしっかりできたら」今季は2年連続で開幕投手を務めたものの、4月にプロ入り後初めての不調による2軍調整を経験した。2度目の再調整へ課題は「おおまかに言えばメンタル」とし、「攻めきれない、何か怖がりながら投げてるようじゃ1軍では勝ちはつかない。もっと自分のボールに自信を持った中で行けたら、結果が変わったと思う」と話した。右腕について、杉内投手チーフコーチは「出力上げた状態で制球よく曲がり球、スライダー、カーブをしっかりゾーン内に投げる精度と、真っすぐはある程度コースにきちきちじゃなくていいので投げられるようにすること。その辺だと思う」と語った。リーグ戦再開後の先発投手の代役については、「誰か考えます。まだちょっと日にちがあるので」と話すにとどめた。

◆巨人は22日、長嶋茂雄終身名誉監督の逝去にあたり東京ドームに設置された追悼記帳所について、6月7日から22日までの巨人主催試合8日間で計6万5295人の記帳があったと発表した。記帳所は今後、巨人の公式戦が開催される山形(7月8日)、福島(7月9日)の球場にも設置される予定となっている。

◆西武の武内は6回を無失点と粘り、3勝目。連続安打を浴びた一回は右翼手の長谷川の正確な送球もあって無失点とすると、二回も2死二、三塁を切り抜けた。以降はテンポに乗り「中盤はいいリズムで投げられた」とうなずいた。バットでは二回に右犠飛で先制点をもたらした。昨季新人王の投打の活躍でチームは6年ぶりに交流戦で勝ち越し、東京ドームでの巨人戦の連敗を8で止めた。

◆パ・リーグ4位の西武は昨季の新人王、武内夏暉(なつき)投手(23)が6回4安打無失点と要所を締め、3勝目を挙げた。打っても二回に先制犠飛でプロ初打点をマークし、投打で勝利に貢献した。チームは交流戦を10勝8敗で終え、6年ぶりに勝ち越し。27日に再開するリーグ戦では、3・5ゲーム差で追う首位日本ハムを本拠地に迎えて3連戦に臨む。ベンチに戻ると、ハイタッチで祝福された。0-0の二回無死満塁、先発左腕の9番・武内にチャンスで打席が回る。戸郷が投じた初球、高めの直球を豪快に空振り。しかし2球目、ほぼ同じコースに来た真っすぐをジャストミートで引っ張り、右犠飛で先制点をたたき出した。「意外と飛んでビックリしました。いやもう(打球を)見失ってどこに行ったのかなと」右翼手のキャベッジはフェンス近くまで後退。犠飛には十分な距離を稼いで、プロ初打点をマークした。福岡・八幡南高時代は本塁打ゼロ。交流戦は昨季から通算3打数0安打で迎えた第1打席。豊田投手コーチから「チャンスが来たら積極的に行け」とハッパを掛けられ、「吹っ切れました。やったるぞ、くらいの気持ちでマン振りでいきました」。無心で振ったバットに当たった。四回先頭では四球を選び、六回無死一塁では犠打を決めて追加点につなげ「出来すぎて怖いくらいです」。もっとも本職のピッチングでは「バックの皆さんにも助けてもらった」と振り返った。連続安打を浴びた一回は右翼手の長谷川の正確な送球もあって無失点とすると、二回も2死二、三塁を切り抜けた。四回以降は無安打とし、6回4安打無失点。「中盤はいいリズムで投げられた」と修正した。昨季新人王の投打の活躍でチームは6年ぶりに交流戦で勝ち越し、2018年6月8日の白星を最後に続いていた東京ドームでの巨人戦の連敗を8で止めた。「武内が打点を挙げて、そこから投球リズムも良くなったんじゃないですかね」と西口監督はご満悦だ。歴史的大敗を喫した昨季は交流戦を終えて借金25。今年はここまで37勝31敗で貯金6だ。27日から再開するリーグ戦では3・5ゲーム差で追う首位日本ハムを本拠地に迎える。「いきなり日本ハムさんと当たるので、しっかり気を引き締めて戦っていきたい」。混パの真夏の戦いを西口レオが熱くする。(石井孝尚)

◆エースの苦難は続く。巨人・戸郷翔征投手(25)が先発し、5回3失点で6敗目。今季2度目の2軍再調整が決まり、「結果が出ない選手は1軍で投げられない。(課題は)おおまかに言えばメンタル。攻め切れない、何か怖がりながら投げてるようじゃ、1軍では勝ちはつかない。一から見つめ直してやっていきたい」と語った。今季は2年連続の開幕投手を務めたが、4月11日の広島戦で四回途中10失点など打ち込まれ、プロ7年目で初めて不振による2軍降格を経験。5月に1軍復帰し2勝を挙げたが、直近2登板続けて5回で降板するなど、防御率5・24は昨季まで3年連続12勝を挙げた右腕の姿とは程遠かった。杉内投手チーフコーチは「スライダー、カーブでカウントが整えられない。直球に絞られる」と課題を指摘。7月1日からの阪神3連戦で予定していた次回登板を白紙にし、2軍戦で変化球の精度向上を求めた。チームは今季7度目の零封負けで4位に転落。阿部監督は試合後、今季3度目の取材対応なしで広報を通じて「きょうはお話しできることはありません」とコメントした。(浜浦日向)

◆巨人・戸郷の状態が上向いてこない。コントロールが不安定で、逆球が多い。とにかく、狙った所に投げられていない印象だ。加えて、真っすぐではなかなか空振りを奪えない。フォークボールの切れも悪いので、追い込んでも打ち取れない。原因は下半身にあると見る。いいときと比べて、力強さが伝わってこない。これは投手にも野手にもいえることだが、調子を取り戻そうと思ったら、まずは走り込むこと。ペナントレースの後半戦、勝負どころを見据えて、思い切ってもう一度、下半身を作り直したらどうだろう。下半身が定まれば、自然と真っすぐの球威も戻り、フォークも生きるはずだ。さて、この試合でもう1つ感じたのは西武の充実度。かつての黄金時代の野球に近づいている。打線は昨年と違って、点が取れるようになったし、守備力も高い。これなら投手陣も、より投げがいがあるというもの。リーグ戦の再開後も楽しみなチームだ。(サンケイスポーツ専属評論家)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1251 0.706
(↑0.018)
-
(-)
079
(+3)
42
(+1)
10
(-)
10
(-)
0.256
(↓0.005)
2.200
(↑0.13)
2
(1↑)
ORIX
1170 0.611
(↑0.023)
1.5
(-)
068
(+4)
64
(+2)
7
(-)
8
(-)
0.262
(-)
3.350
(↑0.08)
2
(-)
日本ハム
1170 0.611
(↓0.036)
1.5
(↓1)
064
(+1)
50
(+4)
15
(-)
10
(-)
0.261
(↓0.005)
2.640
(↓0.1)
4
(1↑)
西武
1080 0.556
(↑0.027)
2.5
(-)
040
(+5)
44
(-)
3
(-)
10
(+1)
0.239
(↑0.01
2.260
(↑0.14)
5
(1↓)
楽天
981 0.529
(↓0.034)
3
(↓1)
051
(+2)
58
(+5)
6
(-)
13
(+3)
0.249
(↓0.003)
2.620
(↓0.16)
5
(1↑)
ロッテ
980 0.529
(↑0.029)
3
(-)
155
(+10)
64
(+9)
11
(+2)
12
(-)
0.239
(↑0.015)
3.740
(↓0.27)
7
(-)
広島
990 0.500
(↑0.029)
3.5
(-)
074
(+5)
75
(+2)
11
(-)
17
(+1)
0.265
(↓0.001)
3.940
(↑0.17)
8
(1↓)
阪神
8100 0.444
(↓0.027)
4.5
(↓1)
058
(+1)
40
(+3)
12
(-)
19
(+1)
0.246
(↓0.004)
1.990
(↑0.06)
8
(1↑)
中日
8100 0.444
(↑0.032)
4.5
(-)
046
(+4)
58
(+1)
8
(-)
19
(+1)
0.233
(↑0.001)
3.210
(↑0.13)
10
(1↓)
DeNA
7110 0.389
(↓0.023)
5.5
(↓1)
053
(+9)
59
(+10)
13
(+1)
10
(+1)
0.205
(↑0.008)
3.270
(↓0.41)
11
(-)
巨人
6101 0.375
(↓0.025)
5.5
(↓1)
138
(-)
51
(+5)
6
(-)
8
(-)
0.220
(↑0.001
2.810
(↓0.14)
12
(-)
ヤクルト
5121 0.294
(↓0.019)
7
(↓1)
053
(+2)
74
(+4)
10
(+1)
12
(+2)
0.229
(↓0.002)
3.910
(-)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
38302 0.559
(↓0.008)
-
(-)
73236
(+1)
161
(+3)
39
(-)
61
(+1)
0.243
(↓0.001)
2.060
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
33323 0.508
(↓0.008)
3.5
(-)
75222
(+9)
189
(+10)
38
(+1)
37
(+1)
0.230
(↑0.002)
2.570
(↓0.11)
2
(2↑)
広島
33322 0.508
(↑0.008)
3.5
(↑1)
76224
(+5)
209
(+2)
32
(-)
32
(+1)
0.246
(-)
2.820
(↑0.03)
4
(1↓)
巨人
34342 0.500
(↓0.007)
4
(-)
73200
(-)
214
(+5)
43
(-)
31
(-)
0.238
(-)
2.730
(↓0.03)
5
(-)
中日
31362 0.463
(↑0.008)
6.5
(↑1)
74165
(+4)
210
(+1)
31
(-)
45
(+1)
0.221
(-)
2.870
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
19433 0.306
(↓0.005)
16
(-)
78173
(+2)
272
(+4)
29
(+1)
27
(+2)
0.223
(-)
3.740
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
40272 0.597
(↓0.009)
-
(-)
74239
(+1)
186
(+4)
63
(-)
36
(-)
0.237
(↓0.001)
2.330
(↓0.03)
2
(-)
ORIX
36283 0.563
(↑0.007)
2.5
(↑1)
76238
(+4)
239
(+2)
42
(-)
32
(-)
0.262
(-)
3.280
(↑0.02)
3
(-)
ソフトバンク
36293 0.554
(↑0.007)
3
(↑1)
75255
(+3)
201
(+1)
40
(-)
44
(-)
0.247
(↓0.001)
2.620
(↑0.04)
4
(-)
西武
37310 0.544
(↑0.007)
3.5
(↑1)
75186
(+5)
174
(-)
27
(-)
45
(+1)
0.238
(↑0.002
2.390
(↑0.04)
5
(-)
楽天
32342 0.485
(↓0.007)
7.5
(-)
75185
(+2)
210
(+5)
25
(-)
67
(+3)
0.240
(-)
2.830
(↓0.04)
6
(-)
ロッテ
26390 0.400
(↑0.009)
13
(↑1)
78178
(+10)
236
(+9)
36
(+2)
28
(-)
0.220
(↑0.004)
3.460
(↓0.08)